JPH05294138A - 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置 - Google Patents

車両用ヒートポンプ式冷暖房装置

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JPH05294138A
JPH05294138A JP4099681A JP9968192A JPH05294138A JP H05294138 A JPH05294138 A JP H05294138A JP 4099681 A JP4099681 A JP 4099681A JP 9968192 A JP9968192 A JP 9968192A JP H05294138 A JPH05294138 A JP H05294138A
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heat
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気象条件に左右されず安定した制御で冷暖房
能力を向上することができ、しかも消費電力を節約しな
がら窓曇りを確実に防止することのできる車両用ヒート
ポンプ式冷暖房装置の提供を目的とする。 【構成】 コンプレッサと、車室外熱交換器と、放熱用
車室内熱交換器と、膨張手段と、吸熱用車室内熱交換器
と、コンプレッサの冷媒吐出側と前記車室外熱交換器お
よび前記放熱用車室内熱交換器の冷媒流入側との間に設
けられ、コンプレッサから吐出される冷媒を、冷房運転
時に少なくとも前記車室外熱交換器に導入し、暖房運転
時に前記車室外熱交換器を回避させて前記放熱用車室内
熱交換器に導入する冷媒流路切換手段とを備えた車両用
ヒートポンプ式冷暖房装置であって、前記冷媒流路切換
手段を、車室内気温度及び外気温度の関係での窓曇りを
生じない境界の温度と、熱環境情報に応じた目標空調風
温度とが略一致する点で切換え作動させる手段を設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンプレッサの駆動
により冷媒を車室外熱交換器及び車室内熱交換器に循環
させる蒸気圧縮サイクルを備えた車両用ヒートポンプ式
冷暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ヒートポンプ式冷暖房装置
としては、特開平2−290475号公報や実開平2−
130808号公報などに開示されているように、四方
弁で冷媒の流れを暖房運転時と冷媒運転時とで逆転さ
せ、暖房運転時には、車室外熱交換器を吸熱器として使
用すると共に、車室内熱交換器を放熱器として使用し、
冷房運転時には、車室外熱交換器を放熱器として使用す
ると共に、車室内熱交換器を吸熱器として使用するよう
にしたものが知られている。
【0003】具体的には、上記特開平2−290475
号公報に開示された冷暖房装置を、図12に図示して説
明する。つまり、暖房運転時には、四方弁2が実線示の
ように切り換えられ、冷媒がコンプレッサ1→四方弁2
→第1車室内熱交換器3→加熱用熱交換器4→第2車室
内熱交換器5→膨張弁6→車室外熱交換器7→四方弁2
→レシーバ8→コンプレッサ1と循環し、第1車室内熱
交換器3がコンプレッサ1から吐出された高温なる冷媒
の熱をブロワファン9で導入された空気に放熱して車室
内暖房用の温風を作り、加熱用熱交換器4がエンジン1
0からの廃熱を冷媒に吸熱し、この冷媒の熱を第2車室
内熱交換器5がブロワファン11で導入された空気に放
熱して車室内暖房用の温風を作り、車室外熱交換器7が
ファン12で導入された外気の熱を冷媒に吸熱する。冷
房運転時には、四方弁2が点線示のように切り換えら
れ、冷媒がコンプレッサ1→車室外熱交換器7→膨張弁
6→第2車室内熱交換器5→第1車室内熱交換器3→四
方弁2→レシーバ8→コンプレッサ1と循環し、車室外
熱交換器7がコンプレッサ1から吐出さたれ高温なる冷
媒の熱を外気に放熱し、第1,第2車室内熱交換器3,
5がブロワファン9,11で導入された空気の熱を冷媒
に放熱して車室内冷房用の冷風を作る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例にあって
は、四方弁2で冷媒の流れを暖房運転時と冷媒運転時と
で逆転させ、暖房運転時には、車室外熱交換器7を吸熱
器として使用すると共に、車室内熱交換器3,5を放熱
器として使用して車室内暖房用の温風を作り、冷房運転
時には、車室外熱交換器7を放熱器として使用すると共
に、車室内熱交換器3,5を吸熱器として使用して車室
内冷房用の冷風を作るようになっているので、外気温が
低い時や走行時あるいは降雨時、さらに降雪時などのよ
うな気候条件において、暖房運転を行うと、車室外熱交
換器7での吸熱量が減少する。そして、コンプレッサ1
の仕事量が一定であると仮定すると、車室外熱交換器7
からの吸熱量とコンプレッサ1の仕事量との合計熱量を
放熱する車室内熱交換器3,5での放熱量が減少し、暖
房能力が低下する。しかも、上記気候条件では、着霜現
象が生じ易く、デフロスト運転の回数が増加して安定し
た暖房運転が得られなくなる恐れがある。
【0005】また、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の
流れ方向が変わるため、車室外熱交換器7側、車室内熱
交換器3,5側のいずれの配管も高温、高圧に耐えられ
るよう管径等を変更する必要があった。
【0006】また、暖房運転時には、エンジン10から
の廃熱を吸熱して車室内暖房用の温風を作るため、ソー
ラカーや電気自動車のように大きな熱源を持たない車両
には不向きであった。
【0007】さらに、上記従来のヒートポンプ式冷暖房
装置では、冷房運転と暖房運転との選択を、目標とする
吹き出し温度と、車室内熱交換器3,5の吹い込み空気
温度との温度差を基準にして行ない、しかも冷房運転か
暖房運転かのいずれか一方のみの運転となっていたた
め、車両暖房に必要とされる除湿運転ができなかった。
【0008】加えて、除湿暖房運転を行なうとしても外
気と車室内気との関係で窓曇りを生じないように正確に
行なう必要がある。
【0009】そこで発明は、車室外の気候条件に左右さ
れず安定した制御で冷暖房能力を向上することができ、
大幅な設計変更を必要とせず、電気自動車等にも適し、
しかも窓曇りを正確に防止することのできる車両用ヒー
トポンプ式冷暖房装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、冷媒に仕事量を加えるコンプレ
ッサと、このコンプレッサの冷媒吐出側に接続され、冷
媒の熱を外気に放熱する車室外熱交換器と、前記コンプ
レッサの冷媒吐出側に接続され、冷媒の熱を送風手段に
よって導入された空気に放熱して温風を作る放熱用車室
内熱交換器と、この放熱用車室内熱交換器の冷媒流出側
に接続された膨張手段と、この膨張手段の冷媒流出側と
前記コンプレッサの冷媒吸入側とに接続され、送風手段
によって導入された空気の熱を前記車室外熱交換器およ
び前記放熱用車室内熱交換器の少なくとも一方から前記
膨張手段を通して供給された冷媒に吸熱して冷風を作る
吸熱用車室内熱交換器と、前記コンプレッサの冷媒吐出
側と前記車室外熱交換器および前記放熱用車室内熱交換
器の冷媒流入側との間に設けられ、コンプレッサから吐
出される冷媒を、冷房運転時に少なくとも前記車室外熱
交換器に導入し、暖房運転時に前記車室外熱交換器を回
避させて前記放熱用車室内熱交換器に導入する冷媒流路
切換手段とを備えた車両用ヒートポンプ式冷暖房装置で
あって、前記冷媒流路切換手段を、車室内気温度及び外
気温度の関係での窓曇りを生じない境界の温度と、熱環
境情報に応じた目標空調風温度とが略一致する点で切換
え作動させる手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、冷媒に仕事量を加える
コンプレッサと、このコンプレッサの冷媒吐出側に接続
され、冷媒の熱を外気に放熱する車室外熱交換器と、前
記コンプレッサの冷媒吐出側に接続され、冷媒の熱を送
風手段によって導入された空気に放熱して温風を作る放
熱用車室内熱交換器と、この放熱用車室内熱交換器の冷
媒流出側に接続された膨張手段と、この膨張手段の冷媒
流出側と前記コンプレッサの冷媒吸入側とに接続され、
送風手段によって導入された空気の熱を前記車室外熱交
換器および前記放熱用車室内熱交換器の少なくとも一方
から前記膨張手段を通して供給された冷媒に吸熱して冷
風を作る吸熱用車室内熱交換器と、前記コンプレッサの
冷媒吐出側と前記車室外熱交換器および前記放熱用車室
内熱交換器の冷媒流入側との間に設けられ、コンプレッ
サから吐出される冷媒を、冷房運転時に少なくとも前記
車室外熱交換器に導入し、暖房運転時に前記車室外熱交
換器を回避させて前記放熱用車室内熱交換器に導入する
冷媒流路切換手段とを備えた車両用ヒートポンプ式冷暖
房装置であって、暖房運転時に、前記吸熱用車室内熱交
換器の吹き出し温度が車室内気温度及び外気温度の関係
での窓曇りを生じない温度を下回り、且つ前記吸熱用車
室内熱交換器の凍結限界温度を上回る範囲となることを
優先させる手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、暖房運転時に、コンプレ
ッサの駆動により冷媒がコンプレッサから流路切換手
段、放熱用車室内熱交換器、膨張手段、吸熱用車室内熱
交換器を順に経由してコンプレッサに循環し、放熱用車
室内熱交換器がコンプレッサから吐出された高温な冷媒
の熱を送風手段で導入された空気に放熱して温風を作
り、吸熱用車室内熱交換器が送風手段で導入された空気
の熱を冷媒に吸熱して冷風を作る。
【0013】冷房運転時には、コンプレッサの駆動によ
り冷媒がコンプレッサから流路切換手段、放熱用車室内
熱交換器のみ、または車室外熱交換器と放熱用車室内熱
交換器との両方、膨張手段吸熱用車室内熱交換器を順に
経由してコンプレッサに循環し、車室外熱交換器がコン
プレッサから吐出された高温な冷媒の熱を外気に放熱
し、吸熱用車室内熱交換器が送風手段で導入された空気
の熱を冷媒に吸熱して冷風を作る。
【0014】冷暖房運転の切り換えは、冷媒流路切換手
段を車室内気温度及び外気温度の関係での窓曇りを生じ
ない境界の温度と、熱環境情報に応じた目標空調風温度
とが略一致する点で行なう。
【0015】請求項2の発明では、暖房運転時に、吸熱
用車室内熱交換器の吹き出し温度を車室内気温度及び外
気温度の関係での窓曇りを生じない温度を下回り、且つ
吸熱用車室内熱交換器の凍結限界温度を上回る範囲とな
ることを優先する。
【0016】
【実施例】図1は、一実施例の車両用ヒートポンプ式冷
暖房装置を示している。
【0017】図1において、コンプレッサ31は、エン
ジンルームのような車室外に設けられ、電動式コンプレ
ッサや油圧駆動式コンプレッサのように、入力値が直接
可変可能になっている。このコンプレッサ31の吐出側
には、車室外熱交換器38と放熱用車室内熱交換器33
とが流路切換手段としての三方弁32を介して接続され
ている。車室外熱交換器38は、車室外に設けられ、コ
ンプレッサ31から吐出される冷媒の熱を外気に放熱す
る車室外コンデンサになっている。放熱用車室内熱交換
器33は、インストルメントパネルの裏側のような車室
内前部に配置された装置本体としてのダクト39内に設
けられ、コンプレッサ31から吐出される冷媒の熱を送
風手段としてのブロワファン37によって導入された空
気に放熱する放熱タイプの車室内コンデンサになってい
る。三方弁32は、暖房運転時には、実線示のような流
路切り換え状態となり、コンプレッサ31の吐出側を放
熱用車室内熱交換器33の冷媒流入側に接続する一方、
冷房運転時には、点線示のような流路切り換え状態とな
り、コンプレッサ31の吐出側を車室外熱交換器38及
び逆止弁70を介して放熱用車室内熱交換器33の冷媒
流入側に接続している。逆止弁70は、車室外熱交換器
38側から放熱用車室内熱交換器33側への冷媒の流れ
を許容し、放熱用車室内熱交換器33側から車室外熱交
換器38への冷媒の流れを阻止するようになっている。
放熱用車室内熱交換器33の冷媒流出側には、ダクト3
9内の上流側に設けられた吸熱用車室内熱交換器35の
冷媒流入側が、液タンク36及び車室外に設けられた膨
張手段として液体冷媒を断熱膨張して霧状にする膨張弁
34を介して接続されている。吸熱用車室内熱交換器3
5は、ブロワファン37によって導入された空気の熱
を、車室外熱交換器38および放熱用車室内熱交換器3
3の少なくとも一方から膨張弁34を通して供給された
冷媒に吸熱して冷風を作る吸熱タイプのエバポレータに
なっている。吸熱用車室内熱交換器35の冷媒流出側に
は、コンプレッサ31の冷媒吸入側が接続されている。
【0018】ダクト39の吸熱用車室内熱交換器35よ
りも上流側には、車室内空気を導入する内気導入口40
と、走行風圧を受けて外気を導入する外気導入口41と
が設けられている。この内気導入口40と外気導入口4
1とが分岐する部分には、内気導入口40と外気導入口
41とを任意の比率で開閉するインテークドア42が設
けられている。内気導入口40と外気導入口41との空
気導出側(空気流の下流側)と吸熱用車室内熱交換器3
5との間には、前記ブロワファン37が配置され、制御
装置43で駆動されるブロワファンモータ44で回転駆
動されるようになっている。
【0019】放熱用車室内熱交換器33の上流側には、
エアミックスドア46が設けられている。このエアミッ
クスドア46は、制御装置43で駆動される図外のエア
ミックスドアアクチュエータにより、吸熱用車室内熱交
換器35を通過して冷えている空気が放熱用車室内熱交
換器33を迂回して冷えたままの冷風と、吸熱用車室内
熱交換器35を通過して冷えている空気が吸熱用車室内
熱交換器33を通過して暖められた温風との割合(冷風
と温風との風量配分)を調整するように開閉する。エア
ミックスドア46の開度たるエアミックスドア開度Xd
scは、エアミックスドア46が一点鎖線示の位置とな
り、冷風と温風との風量配分が冷風100%となるとき
を、エアミックスドア開度Xdsc=0%(全閉)と設
定し、エアミックスドア46が実線示の位置となり、冷
風と温風との風量配分が温風100%となるときを、エ
アミックスドア開度Xdsc=100%(全開)と設定
してある。
【0020】ダクト39の放熱車室内熱交換器33より
も下流側には、上記冷風と温風との混合を良くすること
により、温度調整された空調風を作る部屋としてのエア
ミックスチャンバ47が設けられている。エアミックス
チャンバ47には、図外の対象乗員の上半身に向けて空
調風を吹き出すベンチレータ吹出口51と、対象乗員の
足元に向けて空調風を吹き出すフット吹出口52と、図
外のフロントウインドウガラスに向けて空調風を吹き出
すデフロスタ吹出口53とが連設されている。エアミッ
クスチャンバ47内には、ベンチレータドア55とフッ
トドア56とデフロスタドア57とが設けられている。
ベンチレータドア55は、制御装置43で駆動される図
外のベンチレータドアアクチュエータにより、ベンチレ
ータ吹出口51を開閉する。フットドア56は、制御装
置43で駆動される図外のフットドアアクチュエータに
より、フット吹出口52を開閉する。デフロスタドア5
7は、制御装置43で駆動される図外のデフロスタドア
アクチュエータにより、デフロスタ吹出口53を開閉す
る。
【0021】制御装置43は、吸熱用車室内熱交換器吸
込風温センサ58と吸熱用車室内熱交換器吹出風温セン
サ59とベンチレータ吹出口風温センサ60と日射量セ
ンサ61と外気温センサ62と室温センサ63と室温設
定器64と吹出口モードスイッチ65とブロワファンス
イッチ66と放熱用車室内熱交換器吹出風温センサ67
などの熱環境情報入力手段からの吸熱用車室内熱交換器
35の吸い込み空気温度Tsucと吸熱用車室内熱交換
器35の吹き出し空気温度Toutと放熱用車室内熱交
換器33の吹き出し空気温度Tvとベンチレータ吹出口
51の吹き出し空気温度Tventと車両の日射量Qs
unと車室外の外気温度Tambと車室内の検出室温
(車室内気温度)Troomと車室内の設定温度Tpt
cなどの熱環境情報により、エアミックスドア開度Xd
scとコンプレッサ31の入力値Wcompと吸熱用車
室内熱交換器35を通過する通過風量Vevaと目標空
調風温度Tofなどの目標冷暖房条件を演算し、車室内
の冷暖房条件が上記演算された目標冷暖房条件を維持す
るように、コンプレッサ31とブロワファンモータ44
とエアミックスドアアクチュエータとベンチレータドア
アクチュエータとフットドアアクチュエータとデフロス
タドアアクチュエータなどを駆動する。
【0022】一方、この車両用ヒートポンプ式冷暖房装
置の冷暖房の切換えは、前記三方弁32を制御装置43
によって設定温度で切換制御することにより行なってい
る。すなわち、制御装置43は、この実施例において、
流路切換手段を切り換え作動させる手段を構成してい
る。そして、前記設定温度は車室内気温度としての検出
室温Troom及び外部温度Tamb の関係での窓曇りを生じ
ない境界の温度と熱環境情報に応じた目標空調風温度と
が略一致するものとして定めている。また暖房運転時に
は、前記吸熱用車室内熱交換器35の吹き出し温度を検
出室温Troom及び外気温度Tamb の関係での窓曇りを生
じない温度Tfineを下回り、且つ前記吸熱用内熱交換器
35の凍結限界温度Tsetoを上回る範囲となることを優
先して空調風制御を行なう。従って、制御装置43は、
この実施例において前記範囲を優先させる手段を構成し
ている。
【0023】図2は、冷房運転と、暖房運転との選択条
件を示している。横軸には外気温、縦軸には一般的な温
度をとっている。
【0024】図中右下りの一点鎖線は日射がない場合に
おける車両の熱環境情報に応じた目標空調風温度Tof
あり、ある熱環境情報において演算された目標空調風温
度の温調風を車室内に吹き出せば車室内を設定温度に維
持することができる。右下りの二点鎖線は、日射がある
場合の目標空調風温度Tofである。右上りの実線は、車
両の窓晴れに関する温度Tfineで、暖房運転時には吸熱
用車室内熱交換器35での上限冷却温度となり、この実
施例では外気温を基にして設定している。すなわち、あ
る外気温に対して一度実線で示される温度を下回るまで
空気を冷却すれば、その温調風による窓曇りを防ぐこと
ができる温度である。右上りの破線は日射がある場合や
ガラスを加熱する場合の窓晴れ温度Tfineである。水平
な一点鎖線は吸熱用車室内熱交換器35の吸い込み空気
温度Tsuc を示し、右下りの一点鎖線と右上りの実線と
が交差する付近の環境条件では、外気温度と車室内気温
度とが殆ど差がなくなっている。水平な二点鎖線は、吸
熱用車室内熱交換器35の凍結に基づく下限冷却温度T
setoで吸熱用車室内熱交換器35がこの下限冷却温度T
setoで長時間連続運転されると、吸熱用車室内熱交換器
35が凍結して冷暖房運転を続けることができなくなる
恐れのある温度である。
【0025】ここで、従来のヒートポンプ式冷暖房装置
での冷暖房の切換は吸熱用車室内熱交換器35の吸込み
空気温度Tsuc と目標空調風温度Tofとを比較してT
suc <Tofであれば暖房運転を行なう。これに対し、こ
の発明の実施例では、日射なし(日射あり)の場合、右
下りの一点鎖線(二点鎖線)と右上りの実線(破線)と
の交点(図中の○又は□)を境にして窓晴れ温度Tfine
が目標空調風温度Tofよりも低温となる時に暖房運転を
行ない、窓晴れ性を優先させることができる。
【0026】すなわち、冷暖房運転の切換えを図中の△
にした場合、冷房運転の大部分の範囲で、窓晴れ温度T
fineが目標空調風温度Tofを上回っているため、空調風
温度を目標空調風温度Tofまで単に冷却するだけで窓晴
れ性を確保することはできる。しかし、図中の○〜△近
傍の条件で冷房運転を行なうと、目標空調風温度Tof
窓晴れ温度Tfineを上回るため、目標空調風温度Tof
で冷却するだけでは窓曇りの恐れがあり、この範囲では
上記のように暖房運転を選択する。これにより一度窓晴
れ温強度Tfineを下回るまで冷却して除湿を行い、再び
目標空調風温度Tofまで加熱するという制御を可能と
し、窓晴れ性を確保可能とするのである。従って図中の
○又は□を境に冷暖房運転の切換えを行なうことによ
り、窓曇りを確実に防止する切換制御が可能となるので
ある。
【0027】このように、日射なしの場合で言えば、図
中の○近傍の条件で、吸熱用車室内熱交換器35の吸込
み空気温度Tsuc と目標空調風温度Tofとを比べた場合
に、通常ではTsuc >Tofであるため冷房運転となる条
件であっても、この発明実施例では暖房運転が選択され
るのである。そして図中の○〜△近傍の条件での除湿暖
房運転では吸熱用車室内熱交換器35での空気の冷却度
は小さく、コンプレッサ31の入力も小さいので、吸熱
用車室内熱交換器35での空気の温度変化は殆どなく、
除湿のみ行なわれた空気が車室内に吹出される。また、
バイレベルモードの状態であれば必要とされる上下の吹
き出し温度差をつけることができ、乗員の快適感を損ね
ることがない。
【0028】図3は冷房運転と暖房運転との選択のフロ
ーチャートを示している。
【0029】冷暖房装置のスイッチがONされて制御装
置が起動することとにより処理が始まる(ステップ30
1)。
【0030】ステップ302では、各センサの出力を検
出する。Tptc は室温設定器64の出力で車室内の設定
温度、Troomは室温センサ63の出力で車室内温度、T
ambは外気温センサ62の出力で外気温、Tout は風温
センサ59の出力で吸熱用車室内熱交換器35吹き出し
空気温度、Tsuc は風温センサ58の出力で吸熱用車室
内熱交換器吸い込み空気温度、Tv は風温センサ67の
出力で放熱用車室内熱交換器33吹き出し空気温、V
fan はファンモータの電圧、Qsun は日射量センサ61
の出力で日射量、Vcompはコンプレッサ仕事量を表わす
物理量で、Vcompに比例してコンプレッサ吐出量が増加
し、コンプレッサ仕事量も増える(電動コンプレッサを
使用する場合には、周波数に相当する)。
【0031】ステップ303では、ステップ302で検
出した熱環境情報である車室内熱負荷情報を用いて目標
空調風温度Tofを演算する。
【0032】ステップ304で、デフロスタスイッチが
ONされているか否かを判断し、デフロスタスイッチが
ONされている場合には、ステップ305に進み、デフ
ロスタスイッチがOFFされている場合には、ステップ
306に進む。
【0033】ステップ305では、吸熱用車室内熱交換
器35の目標冷却状態に対して、デフロスタスイッチが
ONされている場合の補正項を与える。δTc は冷房運
転時の目標とする吸熱用車室内熱交換器吹き出し空気温
の補正項で、δTH は暖房運転時の上限冷却温度(窓晴
れ温度Tfine)の補正項で、デフロスタスイッチがON
されている場合には、吸熱用車室内熱交換器35での目
標冷却状態をより低く設定して除湿量を増やし、放熱用
の車室内熱交換器33でのリヒート量を多くして、最終
的に目標とする吹き出し温度で車室内に空調風を吹き出
す。同様に、ステップ306では、デフロスタスイッチ
がONされていない場合の吸熱用の車室内熱交換器35
の目標冷却状態に対する補正項を与える。
【0034】ステップ307では、ステップ305やス
テップ306で与えられた補正項を使って、冷房運転し
た場合と暖房運転した場合の吸熱用の車室内熱交換器3
5での冷却状態を比較し、冷房運転した場合の冷却状態
の方が暖房運転した場合よりも低くなる時、ステップ3
08に進んで冷房運転を行ない、逆に、暖房運転した場
合の冷却状態の方が冷房運転した場合よりも低くなる場
合には、ステップ309に進んで暖房運転を実行する。
【0035】図4は暖房温調時のコンプレッサ制御のフ
ローチャートを示している。暖房運転が実行される(ス
テップ401)と、ステップ402でデフロスタスイッ
チがONされているか否かを判断する。
【0036】ステップ402でデフロスタスイッチがO
Nの場合には、ステップ403において、逆に、デフロ
スタスイッチがOFFの場合には、ステップ404にお
いて、暖房運転時の吸熱用車室内熱交換器35の上限冷
却温度Tfineに対する補正温度δTH を与える。ここで
は、デフロスタスイッチのON/OFFに対してのみ補
正しているが、車両の熱負荷条件、例えば、日射や車室
内温度や外気温や吹出温度に対して補正してもよい。
【0037】ステップ405では、低外気温時の設定上
限冷却温度T5 と外気温Tamb を基にした上限冷却温度
fineとを比較して、大きい方を暖房運転時の上限冷却
温度(上限T′int )として設定する。ここでは、上限
冷却温度を決める要素の一つとして、外気温度で代表さ
せているが、外気温以外にも車両の熱環境条件や窓曇り
センサ出力等を用いてもよい。
【0038】ステップ406では、吸熱用車室内熱交換
器35の凍結に基づく温度Tseto(T6 ) を下限冷却温
度(下限T´int )として設定する。
【0039】ステップ407では、吸熱用の車室内熱交
換器吹き出し空気温Tout がステップ406で設定した
下限冷却温度(下限T´int )よりも低いか否かを判断
する。Tout <下限T´int の場合、このままでは、吸
熱用車室内熱交換器35が凍結する恐れがあり、ステッ
プ413に進んで、コンプレッサ1の仕事量を△Vc
け減少させ、吸熱用車室内熱交換器吹き出し温度を上
げ、上下冷却温度内に入るようにする。この時、図に示
していないが、同時に吸熱用車室内熱交換器吸い込み空
気温を上昇させる制御を行なって、コンプレッサ1の仕
事量減少に伴なう吹き出し温低下を防ぐ。
【0040】ステップ407において、Tout >下限´
Tint の場合には、ステップ408に進み、吸熱用車室
内熱交換器吹き出し空気温Tout が、ステップ405で
設定した上限冷却温度(上限T´int )よりも大きいか
否かを判断する。
【0041】ステップ408において、Tout >上限T
´int の場合には、ステップ411に進み、コンプレッ
サ1の仕事量を△Vc だけ増加させ、空調風の除湿量を
確保するために吸熱用車室内熱交換器吹き出し温度を下
げる。逆に、T´out <上限T´int の場合には、ステ
ップ409に進み、目標空調風温度Tofと放熱用車室内
熱交換器吹き出し空調温Tv の偏差△θを算出する。
【0042】ステップ410において、△θ>Sの場合
には、吹出温が目標空調風温度Tofに達していないの
で、ステップ411に進んで、コンプレッサ1の仕事量
を△Vc だけ増加させて吹出温を上昇させる。△θ<−
Sの場合には、吸熱用車室内熱交換器吹き出し空気温が
目標吹出温よりも高いので、ステップ413に進んでコ
ンプレッサ1の仕事量を△Vc だげ減少させて吹出温を
低下させる。これら以外の条件では、ステップ412に
進み、現状のコンプレッサ仕事量を維持する。
【0043】従来の車両用ヒートポンプ冷暖房装置にお
いても、コンプレッサの仕事量を可変して吹き出し温度
を制御することができるが、一定量の仕事量の変化に対
して、外気温度や走行条件によって吹き出し温の温度変
化量が大きく異なってしまい、安定した車室内温度制御
は困難であった。
【0044】ところが、本発明実施例の車両用冷暖房装
置の暖房運転においては、外気温の影響を受けずに連続
した暖房運転が可能で、一定量のコンプレッサ1の仕事
量の増減が、外気温度や走行条件に依らず、つねに所定
量の吹出温度変化量(車室内への放熱量変化)となって
現われ、しかも、暖房運転時には吸熱用車室内熱交換器
35において必ず除湿(冷却)を伴なうといった特徴を
持つために、図4に示すようなコンプレッサ制御によっ
て、不安定現象がない車室内除湿温度制御を行なうこと
ができる。
【0045】図5は、冷房運転時のコンプレッサ制御の
フローチャートを示している。冷房運転が実行される
(ステップ501)と、ステップ502において、ベン
ト吹き出しか否かを判断する。
【0046】ベント吹き出しの場合には、吸熱用の車室
内熱交換器35に流入する空気温度を目標吹出温にまで
冷却した後に車室内に吹き出すのが最も省エネとなるの
で、ステップ503に進み、目標吹出温XM (Tof) を
吸熱用車室内熱交換器吹き出し空気温の目標温度T´in
t に設定する。
【0047】ステップ502において、ベント吹き出し
以外の場合には、ステップ504に進み、バイレベルモ
ードか否かを判断する。
【0048】バイレベルモードの場合には、ステップ5
06に進み、それ以外の場合には、ステップ505に進
み、吸熱用車室内熱交換器吹き出し空気温の補正温度δ
cを与える。この補正温度は、放熱用車室内熱交換器
33でのリヒート量が多くなるほど大きな値に設定す
る。
【0049】ステップ507では、吸熱用車室内熱交換
器吹き出し空気温の目標温度T´in t を、ステップ40
5で使用した温度T5 と、目標吹出温Tofをステップ5
05またはステップ506で与えた補正項で補正した温
度の大きい方の温度に設定する。
【0050】ステップ508では、ステップ503また
はステップ507で算出した目標温度T´int と吸熱用
車室内熱交換器吹き出し空気温Tout の差θを計算す
る。
【0051】ステップ509では、ステップ508で算
出したθの値がθ<−So の場合には、ステップ510
に進み、コンプレッサ1の仕事量を△Vc だけ増やして
吸熱用車室内熱交換器吹き出し空気温を下げ、θ>So
の場合には必要以上にコンプレッサ1の仕事量が大きく
なっていると判断して、ステップ512に進み、コンプ
レッサ1の仕事量を△Vc だけ減少させ、それら以外の
場合には、現状のコンプレッサ仕事量を維持する。
【0052】この一実施例によれば、暖房運転時には、
三方弁32が図1の実線示のように切り換えられ、冷媒
がコンプレッサ31→三方弁32→放熱用車室内熱交換
器33→液タンク36→膨張弁34→吸熱用車室内熱交
換器35→コンプレッサ31と循環し、放熱用車室内熱
交換器33がコンプレッサ31から吐出された高温なる
冷媒の熱をブロワファン37で導入された空気または車
両走行時のラム圧によって導入された空気に放熱して温
風を作り、吸熱用車室内熱交換器35がプロワファン3
7で導入された空気または車両走行時のラム圧によって
導入された空気の熱を冷媒に放熱して冷風を作る。ま
た、冷房運転時には、三方弁32が図1の点線示のよう
に切り換えられ、冷媒がコンプレッサ31→三方弁32
→車室外熱交換器38→逆止弁70→放熱用車室内熱交
換器33→液タンク36→膨張弁34→吸熱用車室内熱
交換器35→コンプレッサ31と循環し、車室外熱交換
器38がコンプレッサ31から吐出された高温なる冷媒
の熱を外気に放熱し、残りの熱を放熱用車室内熱交換器
33がブロワファン37で導入された空気または車両走
行時のラム圧によって導入された空気に放熱して温風を
作り、吸熱用車室内熱交換器35がブロワファン37で
導入された空気または車両走行時のラム圧によって導入
された空気の熱を冷媒に放熱して冷風を作る。
【0053】すなわち、暖房運転時には、コンプレッサ
31が始動すると、吸熱用車室内熱交換器35の吸熱量
と、コンプレッサ31の実入力値Wcompに相当する仕事
量とを、放熱用車室内熱交換器33において放熱するの
で、車室内には吸熱用車室内熱交換器35の吸い込み空
気温度Tsuc よりも高温の空気が吹き出され、運転時間
の経過とともに、車室内温度、すなわち、吸熱用車室内
熱交換器35の吸い込み空気温度Tsuc は上昇し、それ
に伴って、コンプレッサ31の実入力値Wcompも大きく
できるので、車室内は加速的に暖められる。また、吸熱
用車室内熱交換器35に流入した空気が、放熱用車室内
熱交換器33に流入するので吸熱用車室内熱交換器35
に流入する空気の熱負荷に対して、吸熱用車室内熱交換
器35で凍結が生じない範囲で、コンプレッサ31の実
入力値Wcompを決めておくことにより、コンプレッサ3
1の効率が最適となる。
【0054】図6は、図2の冷暖房切換え点近傍の拡大
図であり、この図6を用いて○〜△近傍における条件で
の暖房運転を更に説明する。
【0055】車室内を設定温度に維持し、且つ窓晴れ性
を確保するためには図中の0の状態で吸熱用車室内熱交
換器35に流入した空気を状態1まで冷却した後、状態
2までリヒートとして車室内へ吹出す必要がある。この
場合、この発明の実施例ではリヒートを放熱用車室内熱
交換器33によって行なうため、経済的なものとなって
いる。すなわち同じ条件で冷房除湿運転を選択すると、
図1において三方弁32は点線のように切換えられ、冷
媒は車室外熱交換器38へ流れる。しかも、エアミック
スドア46は全閉状態となり、図6の状態0で吸熱用車
室内熱交換器35に流入した空気は状態1まで冷却され
るが、そのまま車室内へ吹出すと車室内が冷え過ぎてし
まうため状態2になるまで電気ヒータなどを用いてリヒ
ートしなければならなくなる。これに対し、この発明の
実施例では電気ヒータなどを用いることなくコンプレッ
サ31で加えたエネルギーと車室外熱交換器38で放熱
しようとするエネルギーとを放熱用車室内熱交換器33
で回収することによりリヒートを行なうため、著しく経
済的なものとなっている。
【0056】なお、実際には上記条件下ではバイレベル
モードが選択されるため、すべての空調風が状態2まで
リヒートされるのではなく、吸熱用車室内熱交換器35
で冷却された空調風の一部が放熱用車室内熱交換器33
を通過するときに暖められて温風となり、フット吹出口
52から足元に吹出され、放熱用車室内熱交換器33を
通過しない空気はベント吹き出し口51から乗員の顔付
近に吹出される。従って、乗員の快適感を損ねることが
ない。また、実際には図6の0の状態であれば暖房運転
が選択され、吸熱用車室内熱交換器35に流入した空気
は状態1よりも低い温度に冷却され後、放熱用車室内熱
交換器33によってほぼ状態0までリヒートされ、車室
内に吹出される。このため、図3のQb に相当する熱量
分が余分に車室内に放熱されるが、実際の吹出温では1
℃程度の吹き出し上昇であり、不都合はない。
【0057】更に、こうした条件ではインテークドア4
2の制御によって外気導入量を増やし、吸熱用車室内熱
交換器35に流入する空気温度を低下させ、状態0の吸
熱用車室内熱交換器吹込温度を状態2に近づけ、余分な
熱量Qb を小さくすることができる。従って、経済的に
も問題はない。
【0058】このように、この発明実施例の車両用ヒー
トポンプ式冷暖房装置では、冷房運転が必要とされる条
件では窓晴れ温度Tfine(上限冷却温度)よりも目標空
調風温度Tofの方が低温となるので、吸熱用車室内熱交
換器35に流入する空気を目標空調風温度Tofまで冷却
した後、車室内に吹き出す。一方、暖房運転が必要とさ
れる条件では窓晴れ温度Tfineの方が目標空調風温度T
ofよりも低温となるので、吸熱用車室内熱交換器35に
流入する空気を窓曇りを防ぐのに充分な温度まで冷却し
た後、放熱用車室内熱交換器33にて目標空調風温度T
ofまで暖め、車室内に吹き出す。このとき吸熱用車室内
熱交換器35で冷却される空気温度が窓曇りを防ぐこと
のできる上限Tfineと吸熱用車室内熱交換器35の凍結
を防止する温度である下限冷却温度Tsetoとの間(図2
の斜線部分)に入ることを優先しながらコンプレッサ仕
事量を上下させて吹出温制御を行なうことにより窓曇り
を確実に防止することができるのである。
【0059】図7,図8はこの発明の実施例の除湿暖房
を一般的なヒートポンプ式冷暖房装置における除湿暖房
とを比較したもので、横軸は乾球温度(℃)、縦軸は絶
対湿度(kg/kg )を表わしている。図7は、外気温があ
まり低くはない通常の暖房運転時の比較を示しており、
図8は低外気温時の暖房運転の比較を示している。図7
(a) ,図8(a) がこの発明実施例の除湿暖房の空気線図
であり、図7(b) ,図8(b) が一般的なヒートポンプ式
冷暖房装置の空気線図である。
【0060】まず通常の暖房運転の時、図7(b) のよう
に一般的なヒートポンプ式では除湿のために吸熱用車室
内熱交換器の吸い込み空気温度Tsuc 、すなわち外気温
am b を窓曇りを生じない温度まで冷却して除湿する。
この時の仕事はコンプレッサ入力Wcompによるものであ
る。そして除湿した後、吹出温Tv が目標の空調風温度
になるようリヒートしなければならない。これを電気ヒ
ータ入力Wheaterで行なっている。これに対し、この発
明実施例の除湿暖房では図7(a)のように吸い込み温度
suc の空気を吸熱用車室内熱交換器35によって窓曇
りを生じない温度に冷却して除湿する。次いで、吹出温
v が目標空調風温度Tofとなるように加熱するのであ
るが、電気ヒータ入力によって加熱するのではなく、放
熱用車室内熱交換器33での熱交換によって加熱するた
め吸熱用車室内熱交換器35での吸熱量Qeva 分がキャ
ンセルされ、コンプレッサ入力Wcompに相当する熱量分
だけ高温の空気が吹き出されることとなる。
【0061】低外気温時の暖房運転の時外気温Tamb
0乃至2℃を下回っている。このため、図8(b) のヒー
トポンプ式では、窓晴れを確保すべく外気を電気ヒータ
入力Wheaterによって加熱し、吹出温Tv としている。
これに対しこの発明実施例の除湿暖房では図8(a) のよ
うに吹込空気温度Tsuc の空気を吸熱用車室内熱交換器
35によって凍結に基づく温度まで冷却し、次いで放熱
用車室内熱交換器33によって吹出温Tv まで加熱して
いる。この加熱は図7(a) と同様に吸熱用車室内熱交換
器35の吸熱量とコンプレッサ入力Wcompとを回収する
ことによって行なっている。
【0062】このように、この発明実施例の除湿暖房を
一般的なヒートポンプ式の除湿暖房と比較すると、電気
ヒータ入力等を必要とせず、吸熱用車室内熱交換器35
の吸熱量とコンプレッサ入力Wcompとを回収することに
よって除湿暖房を行なうことができ、消費電力を著しく
減少させることができる。また、図7,図8の比較で分
るように、一般的なヒートポンプ式の冷暖房装置では外
気温の相違によって運転状態が異なるのに対し、この発
明実施例の除湿暖房運転では外気温の変化に拘わらず同
じ運転状態となっている。従って、極めて安定した運転
を行なうことができる。
【0063】図9は、除湿暖房時の同一吹出温に対する
消費電力の比較を示している。図の●は熱量回収を行な
わずに、電気ヒータを設けることによってリヒートを行
なった場合の結果を示し、○は熱量回収を行なったこの
発明実施例の実験結果を示している。条件は、風量4m
3 /min、設定室温Tptc は25℃とした。図中カッ
コ内の数値は目標吹出温度である。この結果からも明ら
かなように、電気ヒータを用いる場合に比べてこの発明
実施例では消費電力が約50%低減することができた。
【0064】図10は、この発明実施例の冷房運転時の
空気線図を示している。まず、ベント時の入力では吸熱
用車室内熱交換器35の吸込空気を温度Tsuc から状態
1まで冷却してそのまま車室内に吹き出している。バイ
レベルモード時は吸熱用車室内熱交換器35によって状
態2まで冷却し、バイレベルモード時の上吹出温度と
し、一部は放熱用車室内熱交換器33によって状態3ま
で加熱し、バイレベルモード時の下吹出温度としてフッ
ト吹出口52から乗員の足元付近に吹き出す。更に、デ
フロスタモードの時は吸熱用車室内熱交換器35によっ
て状態4まで冷却し、放熱用車室内熱交換器33によっ
て状態5まで加熱し、デフロスタ吹出口53から吹き出
すものとなる。このように、冷房運転時にはエアミック
スドア46を開いて冷熱回収を行なうことによりコンプ
レッサ入力の低減効果を図ることができる。
【0065】図11は冷房運転時のコンプレッサ入力の
低減効果に関する実験結果を示している。
【0066】縦軸には吹出温度とコンプレッサ31の入
力値Wcompとを示し、横軸には車室外熱交換器38の風
速Vac(m/s)(車速に相当)を示している。コンプ
レッサ31は可変容量タイプでコントロールバルブによ
って吸熱用車室内熱交換器35からの吹出空気温度T
out がほぼ4℃になるように容量制御されているので、
コンプレッサ31の入力値Wcompは吸熱用車室内熱交換
器35の熱負荷に応じて変化する。そして、コンプレッ
サ31の回転数は1100rpm(固定)、外気温T
amb は35℃、吸熱用車室内熱交換器35の通過風量V
eva は1分間当り5m3 で25℃(40%)である。そ
して、エアミックスドア46の開度Xdsc を10%(ベ
ントモード)、60%(バイレベルモード)、100%
(デフモード)とし、ベントモードを○、バイレベルモ
ードを□、デフモードを△で表している。この結果によ
れば、エアミックスドア46を開いて冷熱回収すること
によるコンプレッサ入力の低減と、走行によるコンプレ
ッサ入力の低減とが得られていることが明らかである。
【0067】
【発明の効果】以上より明らかなように、この請求項1
の発明によれば、流路を切換手段の流路切換動作により
冷媒が逆流することなく暖房運転時には放熱用車室内熱
交換器で放熱すると共に、吸熱用車室内熱交換器で吸熱
し、冷房運転時には車室外熱交換器のみまたは車室外熱
交換器と放熱用車室内熱交換器の双方で放熱すると共
に、吸熱用車室内熱交換器で吸熱しているので、暖房運
転時には吸熱用車室内熱交換器の吸熱量とコンプレッサ
の仕事熱量とを放熱用車室内熱交換器で放熱し、暖房能
力が向上すると共に、外部の気象条件に左右されず低外
気温でも運転が可能となり、安定した制御とが可能とな
る。
【0068】吸熱用車室内熱交換器で除湿した後、放熱
用車室内熱交換器で加熱するので除湿暖房が可能とな
る。しかも、冷暖房の切換を、車室内気温度及び気温度
の関係での窓曇りを生じない境界温度と熱環境情報に応
じた目標空調風温度とがほぼ一致する設定温度で行なう
ため除湿を確実に行なう切換えができる。
【0069】空調風の除湿をした後のリヒートは電気ヒ
ータ等を使う必要がなく、消費電力を削減することがで
きる。
【0070】電気ヒータやエンジンの廃熱を用いること
なく、効率良く暖房ができるため、エンジンを持った車
に限らずソーラーカーや電気自動車のように大きな熱源
を持たない場合でも適用することができる。
【0071】冷房と暖房で冷媒の流れ方向が同じである
ため、現在車両に用いられているヒートポンプ式冷暖房
装置をあまり変更せずに適用することができ、設計上有
利である。
【0072】また、請求項2の発明によれば、吸熱用車
室内交換器の吹き出し温度を車室内気温度及び外気温度
の関係の窓曇りを生じない温度を下回り、吸熱用室内熱
交換器の凍結限界温度を上回る範囲となることを優先し
て制御するため確実な除湿暖房と凍結のない安定した制
御とを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るブロック図である。
【図2】この発明の一実施例に係る冷暖房切換選択の概
念図である。
【図3】この発明の一実施例に係る冷暖房切換のフロー
チャートである。
【図4】この発明の一実施例に係る暖房温調時のフロー
チャートである。
【図5】この発明の一実施例に係る冷房温調時のフロー
チャートである。
【図6】図2の冷暖房切換条件近傍の拡大図である。
【図7】通常の暖房運転に係るこの発明実施例と一般的
なヒートポンプ式冷暖房装置とを比較した空気線図であ
る。
【図8】低外気温時の暖房運転に係るこの発明実施例と
をヒートポンプ式冷暖房装置との比較を示す空気線図で
ある。
【図9】電気ヒータを用いた一般的なヒートポンプ式冷
暖房装置とこの発明実施例の冷暖房装置との同一吹出温
に対する消費電力の比較を示すグラフである。
【図10】冷房運転時のこの発明実施例の空気線図であ
る。
【図11】冷房運転時のこの発明実施例に係るコンプレ
ッサ入力の低減の実験結果である。
【図12】従来例に係るブロック図である。
【符号の説明】
31 コンプレッサ 32 流路切換手段(三方弁) 33 放熱用車室内熱交換器 35 吸熱用車室内熱交換器 37 ブロワファン(送風手段) 38 車室外熱交換器 43 制御装置(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒に仕事量を加えるコンプレッサと、 このコンプレッサの冷媒吐出側に接続され、冷媒の熱を
    外気に放熱する車室外熱交換器と、 前記コンプレッサの冷媒吐出側に接続され、冷媒の熱を
    送風手段によって導入された空気に放熱して温風を作る
    放熱用車室内熱交換器と、 この放熱用車室内熱交換器の冷媒流出側に接続された膨
    張手段と、 この膨張手段の冷媒流出側と前記コンプレッサの冷媒吸
    入側とに接続され、送風手段によって導入された空気の
    熱を前記車室外熱交換器および前記放熱用車室内熱交換
    器の少なくとも一方から前記膨張手段を通して供給され
    た冷媒に吸熱して冷風を作る吸熱用車室内熱交換器と、 前記コンプレッサの冷媒吐出側と前記車室外熱交換器お
    よび前記放熱用車室内熱交換器の冷媒流入側との間に設
    けられ、コンプレッサから吐出される冷媒を、冷房運転
    時に少なくとも前記車室外熱交換器に導入し、暖房運転
    時に前記車室外熱交換器を回避させて前記放熱用車室内
    熱交換器に導入する冷媒流路切換手段とを備えた車両用
    ヒートポンプ式冷暖房装置であって、 前記冷媒流路切換手段を、車室内気温度及び外気温度の
    関係での窓曇りを生じない境界の温度と、熱環境情報に
    応じた目標空調風温度とが略一致する点で切換え作動さ
    せる手段を設けたことを特徴とする車両用ヒートポンプ
    式冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 冷媒に仕事量を加えるコンプレッサと、 このコンプレッサの冷媒吐出側に接続され、冷媒の熱を
    外気に放熱する車室外熱交換器と、 前記コンプレッサの冷媒吐出側に接続され、冷媒の熱を
    送風手段によって導入された空気に放熱して温風を作る
    放熱用車室内熱交換器と、 この放熱用車室内熱交換器の冷媒流出側に接続された膨
    張手段と、 この膨張手段の冷媒流出側と前記コンプレッサの冷媒吸
    入側とに接続され、送風手段によって導入された空気の
    熱を前記車室外熱交換器および前記放熱用車室内熱交換
    器の少なくとも一方から前記膨張手段を通して供給され
    た冷媒に吸熱して冷風を作る吸熱用車室内熱交換器と、 前記コンプレッサの冷媒吐出側と前記車室外熱交換器お
    よび前記放熱用車室内熱交換器の冷媒流入側との間に設
    けられ、コンプレッサから吐出される冷媒を、冷房運転
    時に少なくとも前記車室外熱交換器に導入し、暖房運転
    時に前記車室外熱交換器を回避させて前記放熱用車室内
    熱交換器に導入する冷媒流路切換手段とを備えた車両用
    ヒートポンプ式冷暖房装置であって、 暖房運転時に、前記吸熱用車室内熱交換器の吹き出し温
    度が車室内気温度及び外気温度の関係での窓曇りを生じ
    ない温度を下回り、且つ前記吸熱用車室内熱交換器の凍
    結限界温度を上回る範囲となることを優先させる手段を
    設けたことを特徴とする車両用ヒートポンプ式冷暖房装
    置。
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