JPH05293540A - スパイラルフィンチューブ製造装置 - Google Patents

スパイラルフィンチューブ製造装置

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Publication number
JPH05293540A
JPH05293540A JP8561292A JP8561292A JPH05293540A JP H05293540 A JPH05293540 A JP H05293540A JP 8561292 A JP8561292 A JP 8561292A JP 8561292 A JP8561292 A JP 8561292A JP H05293540 A JPH05293540 A JP H05293540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
guide roller
tension
tube
slit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8561292A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikushi Kuramoto
陸四 蔵本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP8561292A priority Critical patent/JPH05293540A/ja
Publication of JPH05293540A publication Critical patent/JPH05293540A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパイラルフィンの溶接性と、スパイラルフ
ィンの巻付けの生産性を向上させることにある。 【構成】 フィンスリット加工装置4は、フィンスリッ
ト加工用の一対のカッターホィール6、フィン張力調整
シリンダ7、ガイドローラ8、ガイドローラスライドレ
ール9とから構成される。フィン溶接点手前にガイドロ
ーラ8を配置し、このガイドローラ8はフィン送給方向
にスライド可能な構造とする。このガイドローラ8は、
エアーシリンダ7より支持されており、常に一定の張力
をフィンに与える。又、このガイドローラ8のブラケッ
トには、傾斜カム18が取り付けてあり、この傾斜カム
18に接するプランジャー式流量調整弁17により、フ
ィンスリット加工用カッターホィール6の油圧モーター
19の回転駆動をフィン巻付け速度と瞬時に同期させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィン材巻付けの高速化
に好適なスリットフィン付きスパイラルフィンチューブ
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は大きく分けて、図3に示す
ようなフィン巻付け開始時に発生するフィン材への張力
ショックを避けるため、フィン巻付け位置の間に距離を
保ち、その間にフィン張力調整装置20を設けて、フィ
ン材への張力設定を行うフィンスリット加工装置と、図
4に示すような管へのフィン材巻付け速度とフィンのス
リット加工を同期させる装置がある。公知例として、例
えば特開昭55−42150号公報が挙げられる。
【0003】前者が溶接タイプフィンチューブに適して
いるのは、溶接点手前のガイドローラが固定のため、フ
ィン材の送給パスラインが、溶接点に於いて変化しない
ので、溶接電極の接触性が安定し、溶接性が良いことか
ら多く採用されている。
【0004】後者は、管とフィン材の溶接を行なうため
の電極を必要としない、極薄肉圧パイプのフィンチュー
ブに用いられる例が多い、その理由は、この方式がチュ
ーブにフィン材を巻きつける手前で張力調整が行えるこ
とで、チューブおよび、フィン材の損傷を防ぐ意味から
有利な方式であることから極薄肉厚パイプのフィンチュ
ーブに多く採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には次のよう
な問題点がある。
【0006】前者の、フィンスリット加工装置と、フィ
ン巻付け位置の間に距離を設け、その間にフィン張力調
整装置を設ける方式では 1)スリット加工装置と、フィン巻付との距離があるた
め装置が大形となる。
【0007】2)張力調整を長い距離でフィンに行う必
要がある。
【0008】3)高速フィン巻付けに適さない。
【0009】後者のフィン巻付け手前で張力調整を行う
方式では、 1)ガイドローラがスイングタイプでフィン送給パスラ
インが変化する事から、溶接タイプフィンチューブでは
電極チップの接触性が悪い。
【0010】2)張力調整にねじりバネを用いる事か
ら、張力はスイングアーム角度で張力が変化し一定にな
らない。また材質、寸法等による張力調整はねじりバネ
交換等を必要とする。
【0011】本発明の目的は、スパイラルフィンの溶接
性と、スパイラルフィンの巻付けの生産性を向上させる
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、金属帯にス
リット加工する手段と、チューブを回転させる手段と、
前記スリット加工された金属帯を回転するチューブに巻
きつけて溶接する手段とを備えたスパイラルフィンチュ
ーブ製造装置において、前記スリット加工手段と前記溶
接手段との間に設けた前記金属帯に張力を与えるガイド
ローラと、該ガイドローラの位置を変えて前記金属帯に
一定の張力を与えるように支持するガイドローラ支持手
段と、該ガイドローラ支持手段の位置から前記金属帯に
かかる張力を検出して前記スリット加工手段の速度制御
を行うスリット加工速度制御手段とを設けたことにより
達成される。
【0013】
【作用】ガイドローラに位置を変えるガイドローラ支持
手段を連結し、常に一定の張力を金属帯に与えて振れの
発生を抑制することにより、溶接電極の金属帯への接触
度が増して溶接性が向上する。
【0014】ガイドローラ支持手段の位置から金属帯に
かかる張力を検出してスリット加工手段の速度をスリッ
ト加工速度制御手段により制御することにより、金属帯
のスリット加工速度と金属帯をチューブに巻きつける速
度を同期させ金属帯巻付け溶接の高速化が図れる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0016】先ず本実施例の構成を説明する。
【0017】図1は本発明の実施例の全体構成を示す斜
視図である。本実施例のスパイラルフィンチューブ製造
設備は、溶接ヘッド1、チューブ回転駆動台車2、ベッ
ド3、フィンスリット加工装置4により構成されてい
る。
【0018】図2はフィンスリット加工装置4の構成を
示す斜視図である。フィンスリット加工装置4は、フィ
ンスリット加工用の一対のカッターホィール6、フィン
張力調整シリンダ7、ガイドローラ8、ガイドローラス
ライドレール9が一体となった構成である。フィン溶接
点手前にガイドローラ8を配置し、このガイドローラ8
はフィン送給方向にスライド可能な構造とする。フィン
巻付開始の急激なフィン張力変化時にこのガイドローラ
は、フィン送給方向に移動する。このガイドローラ8
は、エアーシリンダ7より支持されており、常に一定の
張力をフィンに与える。又、このガイドローラ8のブラ
ケットには、傾斜カム18が取り付けてあり、この傾斜
カム18に接するプランジャー式流量調整弁17によ
り、フィンスリット加工用カッターホィール6の油圧モ
ーター19の回転駆動をフィン巻付け速度と瞬時に同期
させる。
【0019】次に本実施例の動作を説明する。
【0020】スリットフィン付スパイラルフィンチュー
ブはコイル状に巻かれた帯状のフィン素材が、フィンス
リット加工装置4に送られ、一対のカッターホィール6
によってフィンスリット加工を行いガイドローラ8によ
ってフィン送給方向を溶接部11に向けられる。溶接部
11では、チューブ回転駆動台車2によって、チューブ
12が回転し、同時に溶接部11の溶接電極13により
チューブ12とスリット加工済みフィン材14が通電加
熱され連続的に溶接されて、スリットフィン付スパイラ
ルフィンチューブが製造される。
【0021】素管のチューブ12に、スリット付フィン
材の巻付けに於けるフィン材の送給速度は、素管のチュ
ーブ12の回転の状況により大きく分けて、次の3パタ
ーンがある。
【0022】1)フィン巻付けスタート時の、素管のチ
ューブ12停止状態から、設定回転数までの回転立上
り。
【0023】2)回転設定速度での安定状態 3)終了時の回転停止までの減速状態 上記の状況において、送給フィン材には、一定の張力を
与えないと、フィン材の破断、又は、張力が弱いと、フ
ィン材の振れによる溶接性の低下、フィンピッチの乱れ
となる。このためフィンの張力を、圧力調整バルブ15
によって設定されたシリンダ7が、フィン送給方向に動
作するスライドレール9、ガイドローラブラケット16
を介して、ガイドローラ8を支持し、フィン巻付けスタ
ート時等、フィンに掛かる張力の変化を一定に保持して
いる。更に、ガイドローラブラケット16には傾斜カム
18が取付けてあり、ガイドローラブラケット16の動
作に連動する。更に、この傾斜カム18の傾斜部に接す
るプランジャー式流量調整弁17はフィン張力保持のた
めに動作し、ガイドローラ8、ガイドローラブラッケッ
ト16、傾斜板カム18によりフィンに掛かる張力を検
出すると同時にスリット加工用カッタホィール6の駆動
用油圧モータ19の回転を同期させる。
【0024】同期後は、各々が自動的にバランスを保つ
ようにしたものである。この方法により、溶接性の向上
および、フィン巻付けの高速化が可能となる。
【0025】これらの各機器を一体とすることにより、
フィンスリット加工装置4をフィン巻付け溶接部に近接
させる事が可能となり、溶接位置でのフィン張力を直接
コントロールできるので、スリットフィン巻付けの高速
化及び、品質の向上が図れる。 以上述べたように本実
施例によれば、スリットフィン付きスパイラルファンチ
ューブ製造における、ファンスリット加工スリットフィ
ン送給、フィン張力調整が、フィン巻付けと同期連動さ
せることが出来、高速での巻付けも可能となり、増産効
果がある。また、装置を小型一体化したことで、わずか
なスペースで、従来からあるスパイラルフィンチューブ
製造設備に付加することも容易である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ガイドローラにより一
定の張力を金属帯に与えて振れの発生を抑制することに
より、溶接電極の金属帯への接触度が増して溶接性が向
上する。 また、金属帯のスリット加工速度と金属帯を
チューブに巻きつける速度を同期させることにより、金
属帯巻付け溶接の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例のフィンスリット加工装置の構
成を示す斜視図である。
【図3】従来技術の構成を示す斜視図である。
【図4】従来技術の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 溶接ヘッド 2 チューブ回転駆動台車 4 フィンスリット加工装置 6 カッターホィール 7 フィン張力調整シリンダ 8 ガイドローラ 9 スライドレール 11 溶接部 12 チューブ 13 溶接電極 14 スリット加工済みフィン材 15 圧力調整バルブ 16 ガイドローラブラケット 17 プランジャー式流量調整弁 18 傾斜カム 19 油圧モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯にスリット加工する手段と、チュ
    ーブを回転させる手段と、前記スリット加工された金属
    帯を回転するチューブに巻きつけて溶接する手段とを備
    えたスパイラルフィンチューブ製造装置において、前記
    スリット加工手段と前記溶接手段との間に設けた前記金
    属帯に張力を与えるガイドローラと、該ガイドローラの
    位置を変えて前記金属帯に一定の張力を与えるように支
    持するガイドローラ支持手段と、該ガイドローラ支持手
    段の位置から前記金属帯にかかる張力を検出して前記ス
    リット加工手段の速度制御を行うスリット加工速度制御
    手段とを設けたことを特徴とするスパイラルフィンチュ
    ーブ製造装置。
JP8561292A 1992-04-07 1992-04-07 スパイラルフィンチューブ製造装置 Pending JPH05293540A (ja)

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JP8561292A JPH05293540A (ja) 1992-04-07 1992-04-07 スパイラルフィンチューブ製造装置

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JP8561292A JPH05293540A (ja) 1992-04-07 1992-04-07 スパイラルフィンチューブ製造装置

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205135A (ja) * 2001-01-09 2002-07-23 Daikure Co Ltd セレーテッドフィンチューブ用フィン材と、その製造法
KR101016697B1 (ko) * 2009-04-03 2011-02-25 주식회사 한국번디 턴핀튜브 제조장치 및 이에 의하여 제조되는 턴핀튜브
CN103071698A (zh) * 2012-12-26 2013-05-01 伦慧东 增强的螺旋筋增强钢塑复合管的加工工艺
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CN110421209A (zh) * 2019-08-23 2019-11-08 浙江祥博散热系统有限公司 一种电池冷板部件加工设备
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