JPH05293415A - シール材塗布装置 - Google Patents

シール材塗布装置

Info

Publication number
JPH05293415A
JPH05293415A JP9954292A JP9954292A JPH05293415A JP H05293415 A JPH05293415 A JP H05293415A JP 9954292 A JP9954292 A JP 9954292A JP 9954292 A JP9954292 A JP 9954292A JP H05293415 A JPH05293415 A JP H05293415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
sealing material
panel
gun
seal material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9954292A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Oyama
浩治 大山
Sukehito Edamatsu
祐人 枝松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP9954292A priority Critical patent/JPH05293415A/ja
Publication of JPH05293415A publication Critical patent/JPH05293415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル部品等に対するシール材の塗布を、塗
布部位やその部位の形状等が異なっても、1台のロボッ
トで良好な品質で行うこと。 【構成】 パネル合わせ部26に対するシール材12の
塗布幅がシール材12の吐出量によって可変自在なノズ
ル17を、ガン16の先端部に取り付ける。また、パネ
ル合わせ部26に沿ってノズル17を案内するガイド部
材20をエアーシリンダ21によりパネル部品に対して
進退移動自在に設け、このガイド部材20によりノズル
17を案内したときの押し付け力を吸収するスプリング
23をガン16とノズル17との間に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル部品等における
所定の塗布部位に対して、ロボットアームに取り付けら
れたガンによりシール材を塗布するシール材塗布装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディは複数のパネル部品より構
成されており、これらパネル部品を相互に合わせるパネ
ル合わせ部には、水漏れ防止等を目的として、シール材
が塗布されている。パネル合わせ部に対してシール材を
塗布するに際しては、生産効率を高める必要があること
から、ロボットアームに取り付けたガンによりシール材
を塗布するのが一般的である。
【0003】ロボットシーリング工法では、シール材を
噴出するノズルがガンの先端部に取り付けられている。
図5はこのノズル10の一例を示すものであり、ノズル
10の先端部分には0.6〜0.8mm程度の噴出孔1
1が形成されている。そして、図示しないシール材供給
装置からノズル10に供給されたシール材12は、噴出
孔11を通って円柱状に高圧状態で噴出され、パネル合
わせ部等の所定の塗布部位に対して塗布される。図6に
は、シール材が品質良く塗布された状態が示されてお
り、塗布品質がOKの場合には、パネル部品13、14
相互のパネル合わせ部26をほぼ中心としてシール材1
2が均一に塗布されている。
【0004】また、シール材12の塗布幅は、パネル部
品のどの部位に塗布するかによっても異なり、例えば、
ボディ内板等では比較的大きな塗布幅でシール材12を
塗布することが必要であり、パネル部品の端末部のよう
に外観形状に影響を及ぼす部位では比較的小さな塗布幅
でシール材12を塗布することが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロボットシーリング工法にあっては、シール材12を高
圧で噴出してパネル合わせ部に塗布するようになってい
るため、パネル合わせ部分の形状が違ったり、噴出され
たシール材12の当たる位置が違ったりすると、塗布後
のシール形状が異なって外観品質が所定の品質を満足せ
ず、また、シール材がパネル合わせ部から外れる的外れ
等の原因にもなっていた。
【0006】図7(A)〜(C)には、従来のロボット
シーリング工法で塗布されたシール材12の塗布不具合
例が示されている。同図(A)に示されるものは外観不
良、的外れにより、同図(B)に示されるものは水密不
良により、同図(C)に示されるものは外観不良、的外
れにより、それぞれ塗布品質がNGとなったものであ
る。
【0007】このように塗布状態が不良なものに対して
は、塗布工程の後工程において、作業者が手作業で所定
の修正作業や仕上げ作業を施して品質を良好なものとし
なければならない。これに伴い、修正作業等に比較的時
間がかかり、作業効率が好ましいものではなかった。
【0008】また、ガンによる塗布状態を良好なものと
するために、シール材12を塗布する部位や、その部位
のパネル合わせ部26の形状等に合わせて複数台のロボ
ットを配置しておき、塗布部位に応じてロボットを選択
して、その塗布部位にシール材を塗布するようにしたも
のもある。しかしながら、このように、複数台のロボッ
トを配置したのでは、ロボットの稼働効率が低下するた
め、好ましいものではない。
【0009】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、パネル部品等に対する
シール材の塗布を、塗布部位やその部位の形状等が異な
っても1台のロボットで行うことができ、しかも、良好
な品質で行うことができるシール材塗布装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、パネル部品等における所定の塗布部位に対
して、ロボットアームに取り付けられたガンによりシー
ル材を塗布するための装置であって、前記塗布部位に対
する前記シール材の塗布幅がシール材の吐出量によって
可変自在なノズルを、前記ガンの先端部に取り付け、前
記塗布部位に沿って前記ノズルを案内するガイド部材を
前記パネル部品等に対して進退移動自在に設け、このガ
イド部材により前記ノズルを案内したときの押し付け力
を吸収する吸収手段を前記ガンと前記ノズルとの間に設
けたことを特徴とするシール材塗布装置である。
【0011】
【作用】シール材の吐出量を変化させることにより、シ
ール材の塗布幅が変化し、塗布部位の形状等に適した幅
でシール材が塗布される。また、ガイド部材でノズルを
塗布部位に沿って案内することができ、シール材を塗布
するに当たり的外れが生じることがない。また、ガイド
部材でノズルを案内したときの押し付け力は、吸収手段
により吸収されるため、ガンの移動に支障を来たすこと
はない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るシール材塗布
装置の要部を示す概略構成図である。図示するように、
シール材塗布装置15は、移動自在なロボットアームに
手首部を介して取り付けられたガン16を有し、このガ
ン16の先端部には、パネル合わせ部等の所定の塗布部
位に対してシール材(シーリング材)を噴出するノズル
17が取り付けられている。ノズル17とガン16と
は、可撓性を有する柔軟なホース18を介して連通さ
れ、図示しないシール材供給装置からのシール材12
は、このホース18を通ってノズル17まで供給され
る。
【0013】ノズル17が取り付けられたブラケット1
9には、塗布部位に沿ってノズル17を案内するガイド
部材20が設けられている。このガイド部材20は、エ
アーシリンダ21の作動ロッドが接続されて、パネル部
品等に対してノズル17の軸方向に沿って進退移動自在
となっている。エアーシリンダ21には、これに作動用
エアーを供給するためのエアーホース22が接続されて
いる。そして、パネル部品の端末部にシール材12を塗
布する場合には、ガイド部材20がパネル部品に対して
前進移動し、端末部等に接触ないし当接することによ
り、ノズル17が塗布部位に沿って案内される。一方、
ボディ内板等にシール材12を塗布する場合には、ガイ
ド部材20はパネル部品から後退移動される。
【0014】ガイド部材20によりノズル17を案内す
るときには、このガイド部材20にはパネル部品と当接
することにより押し付け力が作用しているが、この押し
付け力を吸収するために、ノズル17を取り付けたブラ
ケット19とガン16との間には、吸収手段としてのス
プリング23が設けられている。
【0015】前記ノズル17は、塗布部位に対するシー
ル材12の塗布幅がシール材12の吐出量によって可変
自在となっている。更に詳述すると、ノズル17は、図
2(A)(B)に示すように、先端にスリット24が形
成され、このスリット24の中心部分に噴出孔25が形
成されている。このノズル17の特徴は、図中W、L、
D、Tの寸法で特定されるが、この値は、以下の表1に
示されるノズル寸法に基づいて決定されている。
【0016】
【表1】
【0017】この表の上3欄は、シール材12をそれぞ
れ示される塗布幅に塗布する場合に最適なシール材の吐
出量、ノズル寸法に関するデータである。これらデータ
に基づいて、本実施例の特殊ノズル17は、表中最下欄
に示されるように、6〜20mmの全ての塗布幅に対応
すべく、スリット高さ(D)を2.5mmに、スリット
幅(W)を6.0mmに、噴出孔径(L)を3.0mm
に、スリット間隔(T)を0.3mmに設定されてい
る。そして、この特殊ノズル17は、シール材の吐出量
を0.4〜1 l/minの範囲で変化させることによ
り、静粘度50,000〜70,000cpsのシール
材を、6〜20mmの塗布幅で塗布することができるよ
うになっている。
【0018】次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0019】図3(A)(B)に示すように、ボディ内
板27のパネル合わせ部26にシール材12を塗布する
場合を説明する。このボディ内板27にあっては、比較
的大きな塗布幅でシール材12を塗布することが必要で
あるので、シール材12の吐出量は比較的大きく(例え
ば、1 l/min)設定されている。更に、同図
(B)に示すように、ガイド部材20はボディ内板27
から後退移動されている。この状態で、ノズル17から
シール材12を噴出すると共にガン16をパネル合わせ
部26に沿って移動させると、表1から明らかなよう
に、15〜20mmの範囲でシール材12がパネル合わ
せ部26に塗布される。このときには、ガイド部材20
が後退移動しているため、ガン16の移動に伴うボディ
内板27とガイド部材とが干渉することはない。
【0020】次ぎに、図4(A)(B)に示すように、
パネル部品の端末部28におけるパネル合わせ部26に
シール材12を塗布する場合を説明する。この端末部2
8にあっては、外観形状に影響を及ぼすことがないよう
に、比較的小さな塗布幅でシール材12を塗布すること
が必要であるので、シール材12の吐出量は比較的小さ
く(例えば、0.6 l/min)設定されている。更
に、同図(B)に示すように、エアーシリンダ21が作
動されて、ガイド部材20は端末部28に対して前進移
動し、この端末部28等に接触ないし当接している。こ
の状態で、ノズル17からシール材12を噴出すると共
にガン16を移動させると、ガイド部材20によって、
ノズル17はパネル合わせ部26に沿って確実に案内さ
れ、更に、表1から明らかなように、8〜12mmの範
囲でシール材12がパネル合わせ部26に塗布される。
このように、ノズル17をパネル合わせ部26に沿って
案内しつつ、しかも、比較的小さな塗布幅でシール材1
2を塗布しているため、的外れがなくなり、外観不良が
発生することもない。また、ガイド部材20でノズル1
7を案内するのに伴って生じる押し付け力は、スプリン
グ23が収縮することにより吸収されているため、ガン
16の移動に支障を来たすことはない。
【0021】このように、本実施例では、特殊形状を有
するノズル17を使用し、シール材12の吐出量を変化
させることにより、シール材12の塗布幅を任意の大き
さに設定できるため、ボディのいかなるパネル合わせ部
26の形状にも対応して最適な幅でシール材12を塗布
することができる。更に、ガイド部材20でノズル17
を案内することにより、パネル部品の端末部28におけ
るシーリングを、良好な品質で行うことができる。従っ
て、いかなるパネル合わせ部26に対しても、1台のロ
ボットで塗布作業を行うことができ、ロボットの稼働効
率を向上することができる。しかも、いかなるパネル合
わせ部26に対しても、良好かつ均一な品質で塗布作業
を行うことができるため、後工程における修正作業や仕
上げ作業が削減ないし不要となり、顕著な省人効果を得
ることができる。
【0022】尚、上述した実施例では、自動車ボディを
構成するパネル部品のパネル合わせ部26にシール材1
2を塗布する装置に本発明を適用した場合を図示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、シール材
12が塗布されるものであれば、いかなるものにも適用
することができることは言うまでもない。また、吸収手
段もスプリング23に限定されず、ゴム等の弾性体をガ
ン16とノズル17の間に設けても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシール材
塗布装置によれば、シール材の吐出量を変化させること
によりシール材の塗布幅を任意の大きさに設定できるた
め、塗布部位がいかなる形状であってもこれに対応して
最適な幅でシール材を塗布することができ、また、ガイ
ド部材でノズルを案内することによりパネル部品の端末
部における塗布を、外観不良や的外れ等を招くことなく
良好な品質で行うことができる。従って、パネル部品等
のいかなる塗布部位に対しても、1台のロボットで塗布
作業を行うことができ、ロボットの稼働効率を向上する
ことができる。しかも、いかなる塗布部位に対しても、
良好かつ均一な品質で塗布作業を行うことができるた
め、後工程における修正作業や仕上げ作業が削減ないし
不要となり、顕著な省人効果を得ることができるという
実用上多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るシール材塗布装置の
要部を示す概略構成図
【図2】 図2(A)(B)は図1に示されるノズルを
示す断面図及び外観側面図
【図3】 図3(A)(B)はボディ内板のパネル合わ
せ部にシール材を塗布する場合の説明図
【図4】 図4(A)(B)はパネル部品端末部のパネ
ル合わせ部にシール材を塗布する場合の説明図
【図5】 従来のロボットシーリング工法で使用される
ノズルを示す部分断面図
【図6】 シール材が良好な品質で塗布された状態を示
す断面図
【図7】 図7(A)〜(C)は従来のロボットシーリ
ング工法で塗布されたシール材の不良状態を示す断面図
【符号の説明】
12…シール材 16…ガン
17…ノズル 20…ガイド部材 26…パネル合わせ部(塗布
部位) 23…スプリング(吸収手段) 24…スリット
25…噴出孔 27…ボディ内板(パネル部品) 28…パネル部品の端末部(パネル部品)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル部品等における所定の塗布部位に対
    して、ロボットアームに取り付けられたガンによりシー
    ル材を塗布するための装置であって、 前記塗布部位に対する前記シール材の塗布幅がシール材
    の吐出量によって可変自在なノズルを、前記ガンの先端
    部に取り付け、 前記塗布部位に沿って前記ノズルを案内するガイド部材
    を前記パネル部品等に対して進退移動自在に設け、 このガイド部材により前記ノズルを案内したときの押し
    付け力を吸収する吸収手段を前記ガンと前記ノズルとの
    間に設けたことを特徴とするシール材塗布装置。
JP9954292A 1992-04-20 1992-04-20 シール材塗布装置 Pending JPH05293415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9954292A JPH05293415A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 シール材塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9954292A JPH05293415A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 シール材塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05293415A true JPH05293415A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14250078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9954292A Pending JPH05293415A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 シール材塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05293415A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016165463A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 アディダス アーゲー ボール、特にサッカーボール、およびボールを製造する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016165463A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 アディダス アーゲー ボール、特にサッカーボール、およびボールを製造する方法
US10376750B2 (en) 2015-03-09 2019-08-13 Adidas Ag Ball, in particular a soccer ball, and method of manufacturing a ball
US11110324B2 (en) 2015-03-09 2021-09-07 Adidas Ag Ball, in particular a soccer ball, and method of manufacturing a ball

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4857367A (en) Method of and apparatus for spraying
US1901908A (en) Body striping
EP0235263B1 (en) Process and apparatus for high pressure impact coating
US5288027A (en) Dispensing method and apparatus including a ribbon nozzle for coating printed circuit boards
JPH05293415A (ja) シール材塗布装置
US3321607A (en) Automatic feed resistance welding gun
JP2007203245A (ja) シーラ塗布装置
JP4872430B2 (ja) 塗布剤の塗布方法とその塗布装置
US6045875A (en) Process and apparatus for applying a primer
JPS594254B2 (ja) ワイヤカット放電加工装置用のノズル装置
JP3904668B2 (ja) 接着剤の塗布方法および装置
US3527502A (en) Powder dispensing
US11712704B2 (en) Paint discharging nozzle and method of controlling paint discharging nozzle
US4779559A (en) Apparatus for high pressure impact coating
JPH11154577A (ja) 端子圧着機における潤滑油供給装置
JP3564491B2 (ja) 液晶セルのクリーニング装置及びクリーニング方法
JPS5944907B2 (ja) 液体塗布装置
JPH05293412A (ja) シール材の修正装置
CN220310753U (zh) 一种涂覆设备喷头结构
JPH04145221A (ja) 多孔質静圧気体軸受の流量測定装置
JP2001046937A (ja) 粘性液体塗布装置および方法
JP3784621B2 (ja) シーラ塗布装置
US4920911A (en) Apparatus for high pressure impact coating
DE2536007C2 (de) Leimsprühdüse
JPH06320091A (ja) 接着剤塗布装置