JPH05293257A - 往復式電気かみそりの内刃の製法 - Google Patents

往復式電気かみそりの内刃の製法

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JPH05293257A
JPH05293257A JP10332792A JP10332792A JPH05293257A JP H05293257 A JPH05293257 A JP H05293257A JP 10332792 A JP10332792 A JP 10332792A JP 10332792 A JP10332792 A JP 10332792A JP H05293257 A JPH05293257 A JP H05293257A
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JP
Japan
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blade
metal plate
arch
resin
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Withdrawn
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JP10332792A
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English (en)
Inventor
Takeshi Furuichi
武 古市
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持部材に上端が扇状となるようにブレード
が配設されて外刃の湾曲に沿った往復動を行う内刃を容
易に且つ材料取りに無駄を生じることなく形成すること
ができる。 【構成】 金属板に所要のピッチで円弧状の切り込みを
施すとともに、これら切り込みに挟まれる部分を夫々切
り起こすことで、金属板の切り込みが施されていない両
側端部で互いにつながっている複数枚のアーチ状ブレー
ド1を整列させて形成し、ついでブレード1の整列方向
において湾曲させた状態で各アーチ状ブレードの上記両
側端部寄りの部分を樹脂モールド化して、各アーチ状ブ
レードを樹脂製の支持部材2で支持し、その後、上記金
属板の両側端部を切り離して、各アーチ状ブレードを独
立させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復式電気かみそりの内
刃の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりとしては、従来より往復式
のものと回転式のものとが知られている。前者は断面U
字形に形成された外刃の内面に往復直線運動を行う内刃
が接するものであり、後者は外刃の内面に回転駆動され
る内刃が接するものである。ところで、図20に示すよ
うに、腋の下のようなくぼんだ部分の毛を剃るにあたっ
ては、従来の回転式電気かみそりでは径が大きいために
剃りにくく、径を小さくすると剃るのに時間がかかると
いう問題があり、また従来の往復式電気かみそりではそ
の刃が直線状であるために、やはり剃りにくいという問
題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このために、断面U字
形であり且つ往復方向において湾曲しているネット状外
刃と、支持部材に上端が扇状となるようにブレードが配
設されて外刃の湾曲に沿った往復動を行う内刃とを備え
て、腋の下のようなくぼんだ部分にフィットする往復式
電気かみそりが考えられるが、この場合、内刃の製造が
きわめて困難となる。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは支持部材に上端が扇状
となるようにブレードが配設されて外刃の湾曲に沿った
往復動を行う内刃を容易に且つ材料取りに無駄を生じる
ことなく形成することができる往復式電気かみそりの内
刃の製法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、金属
板に所要のピッチで円弧状の切り込みを施すとともに、
これら切り込みに挟まれる部分を夫々切り起こすこと
で、金属板の切り込みが施されていない両側端部で互い
につながっている複数枚のアーチ状ブレードを整列させ
て形成し、ついでブレードの整列方向において湾曲させ
た状態で各アーチ状ブレードの上記両側端部寄りの部分
を樹脂モールド化して、各アーチ状ブレードを樹脂製の
支持部材で支持し、その後、上記金属板の両側端部を切
り離して、各アーチ状ブレードを独立させることに特徴
を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、各ブレードが両側端部でつな
がっている状態で湾曲させて樹脂モールドするために、
支持部材に対するブレードの配設を容易に行えるもので
ある。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、まず本発明によって得られる内刃を図1に示す。
この内刃は、複数枚のアーチ状ブレード1と、合成樹脂
製の支持部材2とからなり、互いに独立しているととも
に各先端縁をつなぐ線が湾曲線を描くように配設された
アーチ状ブレード1は、支持部材2によってその両側端
部及び中央部が互いに連結されている。図中20は往復
式電気かみそりにおける往復駆動機構との連結に使用さ
れる継手部であり、支持部材2に一体に形成されてい
る。
【0008】上記内刃は、図2に示す帯状の金属板10
から次のようにして製造される。すなわち、上記金属板
10に対し、図3に示すように、その両側に金属板10
の長手方向に沿ったV溝12,12をプレス型30で形
成して、両側端部の連結部10b,10bと中央部のブ
レード形成区域10aとを区画し、この後、図4に示す
ように、パンチ31,32及びダイ33によって、金属
板10の連結部10b,10bにパイロット孔13,1
3を所定ピッチで穿孔するとともに、金属板10のブレ
ード形成区域10aの中央部に所定ピッチで小孔14を
穿孔し、続いて図5に示すように、上記V溝12,12
を横切る角孔15をパンチ35及びダイ36によって所
定ピッチで両側端部に穿孔する。小孔14は支持部材2
と各ブレード1中央部との固着強度を高めるためのもの
である。
【0009】しかる後に、図6に示すように、金属板1
0におけるブレード形成区域10aに円弧状の切り込み
16を所定ピッチで金属板10の長手方向に沿って並ぶ
ように形成する。尚、各切り込み16は同一形状で平行
に並ぶものとなっている。そして、ここでは切り込み1
6を形成するパンチ37及びダイ38として、4つの切
り込み16を同時に形成するとともに、切り込み16で
はさまれるアーチ状の部分11が少し起き上がるように
したものを用いている。尚、円弧状の切り込み16は単
一の曲率を持つものでなくともよく、途中で曲率が変化
するものであってもよいのはもちろんである。
【0010】こうして、切り込み16を施した金属板1
0に対し、続いて図7に示すように、ブレード1の外周
縁を鋭角な切断エッジとするための「ツカシ」と称され
る溝17をプレス型39,40で各切り込み16に沿っ
て上下両面に形成し、その後、図8に示すように、切り
込み16ではさまれたアーチ状部分11をプレス型4
1,42ではさむことで起こし量を揃える修正を行い、
次いで図9及び図10に示すように、上記アーチ状部分
11の90°曲げを型43,44と型45とで二段階に
分けて行って、平行並列にならぶアーチ状ブレード1を
形成し、更に図11に示すように、パンチ46及びダイ
47により、ブレード1の両側の根元部で且つブレード
形成区域10a内で90°曲げがなされなかったところ
を下方に切り起こしてアンカー18を形成し、その後、
図12に示すように、カッター48で上記金属板10を
定尺に切断する。なお、アンカー18はブレード1の側
端部と支持部材2との固着強度を高めるために形成され
るものである。
【0011】この後は、切断された金属板10に対して
樹脂モールドを行って支持部材2を形成するわけである
が、この樹脂モールドに際しては、図13及び図14に
示す成形型を用いる。図中50は下型であり、その上面
はブレード1の整列方向において凸曲面となるように湾
曲している。図中51は成形樹脂が充填されるキャビテ
ィ部である。各ブレード10間に押し込まれるサイドコ
ア53を備えた上型52はその下面が凹曲面状に湾曲し
たものとなっており、上下型52,50で挟み込まれる
金属板10は、湾曲状態で樹脂モールドされる。
【0012】ここにおいて、樹脂モールドで形成される
支持部材2は、図15及び図16に示すように、一対の
V溝12,12間のブレード形成区域10aに対して設
けられ、金属板10におけるパイロット孔13が形成さ
れているV溝12より外側の連結部10b,10bは、
支持部材2の両側に突出した状態とされ、図17に示す
ように、次工程において、この両連結部10b,10b
がV溝12部分から切り離される。
【0013】この切り離しを行った時点では、切り込み
16の両端がV溝12にまで至っていないことから、各
アーチ状ブレード1同士は、角孔15間の複数個が両側
端部において依然としてわずかにつながっているが、続
いて図18に示すように、この部分に対する砥石による
成形研削で各アーチ状ブレード1をつないでいた部分を
削るために、各アーチ状ブレード1は互いに独立したも
のとなる。このように独立させるのは、樹脂と金属板1
0との収縮率の差による樹脂割れ等の問題を招かないよ
うにするためである。角孔15は、樹脂モールドを行っ
てから各アーチ状ブレード1を完全に切り離してしまう
までの間の樹脂収縮の影響を緩和するために設けたもの
である。
【0014】このようにして形成された内刃Bを備えた
電気かみそりを図19に示す。かみそり本体Aの上端に
は断面U字形であり且つ往復方向において湾曲している
外刃7が配設されており、かみそり本体A内には内刃B
とこの内刃Bが上端にばね8を介して連結されている駆
動子4、駆動子4に揺動運動を行わせるモータ5、電池
6等が納められている。ここにおける内刃Bは、駆動子
4の揺動によって外刃1の湾曲に沿った往復動を行う。
この場合、駆動子4への内刃Bの取付は、ばね8の付勢
方向である駆動子4の長手方向においてのみ動き得る状
態でなされる。モータ5による駆動子4の駆動は、モー
タ5の出力軸に取り付けたカム9に設けている偏心した
環状のカム溝に、軸40で軸支された駆動子4の下端係
合部を係合させることで行っている。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明においては、一枚の
金属板に円弧状の切り込みを施して切り込み間のアーチ
状部分を切り起こすことでブレードを形成するために、
材料取りの無駄がないものであり、しかも樹脂モールド
化による支持部材を設けていることから、各ブレードの
保持強度を高くすることができて、良好な切れ味を発揮
させることができるものであり、そして各ブレードが両
側端部でつながっている状態で湾曲させて樹脂モールド
するために、支持部材に上端が扇状となるようにブレー
ドを配設して外刃の湾曲に沿った往復動を行わせること
ができる内刃、つまりは腋の下のようなくぼんだ部分に
フィットするものを容易に得ることができるものであ
り、加えるに最終的には各ブレードが完全に切り離され
て独立したものとなるために、樹脂と金属板との収縮率
の差による樹脂割れ等の問題を招くこともないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例によって製造された内刃の斜視
図である。
【図2】(a)(b)(c) は金属板の平面図と横断面図と縦断
面図である。
【図3】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図4】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図5】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図6】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図7】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図8】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図9】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は平
面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工部
材の斜視図である。
【図10】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は
平面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工
部材の斜視図である。
【図11】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は
平面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工
部材の斜視図である。
【図12】金属板の加工工程を示す図であって、(a) は
平面図、(b) は横断面図、(c) は縦断面図、(d) は加工
部材の斜視図である。
【図13】樹脂モールド用成形型の破断斜視図である。
【図14】樹脂モールド用成形型の断面図である。
【図15】樹脂モールド直後の破断斜視図である。
【図16】(a)(b)(c) は樹脂モールド直後の状態の平面
図と側面図と正面図である。
【図17】(a)(b)は金属板の両側端部の切り離し時の平
面図と側面図である。
【図18】(a)(b)(c) は成形研削後の平面図と側面図と
正面図である。
【図19】本発明一実施例によって製造された内刃を使
用した電気かみそりを示しており、(a) は正面図、(b)
は側面図、(c) は断面図である。
【図20】同上の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ブレード 2 支持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板に所要のピッチで円弧状の切り込
    みを施すとともに、これら切り込みに挟まれる部分を夫
    々切り起こすことで、金属板の切り込みが施されていな
    い両側端部で互いにつながっている複数枚のアーチ状ブ
    レードを整列させて形成し、ついでブレードの整列方向
    において湾曲させた状態で各アーチ状ブレードの上記両
    側端部寄りの部分を樹脂モールド化して、各アーチ状ブ
    レードを樹脂製の支持部材で支持し、その後、上記金属
    板の両側端部を切り離して、各アーチ状ブレードを独立
    させることを特徴とする往復式電気かみそりの内刃の製
    法。
JP10332792A 1992-04-23 1992-04-23 往復式電気かみそりの内刃の製法 Withdrawn JPH05293257A (ja)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19990706