JPH0529286A - ウエーハ貼付方法 - Google Patents
ウエーハ貼付方法Info
- Publication number
- JPH0529286A JPH0529286A JP20364091A JP20364091A JPH0529286A JP H0529286 A JPH0529286 A JP H0529286A JP 20364091 A JP20364091 A JP 20364091A JP 20364091 A JP20364091 A JP 20364091A JP H0529286 A JPH0529286 A JP H0529286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- cooling plate
- plate
- lower cooling
- sticking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貼付板に溶融状態の接着剤で仮接着したウエ
−ハを、プレスしないで確実に貼付板に貼り付けるよう
にする。 【構成】 上部冷却プレ−トと下部冷却プレ−トを設
け、ウエ−ハを仮接着した貼付板を下部冷却プレ−ト上
に載置する。その後、上記下部冷却プレ−トと上部冷却
プレ−トを近づけ、上記ウエ−ハを上部冷却プレ−トの
下面に、極くわずかな空間を存して対峙させる。この状
態を所定時間保持することにより、溶融状態の接着剤を
固化し、ウエ−ハを貼付板に確実に貼り付ける。
−ハを、プレスしないで確実に貼付板に貼り付けるよう
にする。 【構成】 上部冷却プレ−トと下部冷却プレ−トを設
け、ウエ−ハを仮接着した貼付板を下部冷却プレ−ト上
に載置する。その後、上記下部冷却プレ−トと上部冷却
プレ−トを近づけ、上記ウエ−ハを上部冷却プレ−トの
下面に、極くわずかな空間を存して対峙させる。この状
態を所定時間保持することにより、溶融状態の接着剤を
固化し、ウエ−ハを貼付板に確実に貼り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエ−ハの製造工程に
おいて、ウエ−ハを貼付板に貼り付けるウエ−ハ貼付方
法に関する。
おいて、ウエ−ハを貼付板に貼り付けるウエ−ハ貼付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造において、ウエ−ハの表面を
平滑に仕上げるためウエ−ハを貼付板に貼り付けて研磨
加工することが行われている。ウエ−ハは厚さが薄いも
のであり、貼付状態の良否がそのまま研磨結果に表われ
るため、ウエ−ハを貼り付ける接着剤層は薄く均一な厚
さに形成され、ウエ−ハを貼付板に確実に貼り付けでき
るものでなければならない。
平滑に仕上げるためウエ−ハを貼付板に貼り付けて研磨
加工することが行われている。ウエ−ハは厚さが薄いも
のであり、貼付状態の良否がそのまま研磨結果に表われ
るため、ウエ−ハを貼り付ける接着剤層は薄く均一な厚
さに形成され、ウエ−ハを貼付板に確実に貼り付けでき
るものでなければならない。
【0003】上記接着剤としては、種々の接着剤が知ら
れているが、ウエ−ハ若しくは貼付板に薄く均一に形成
できるよう接着剤は溶融状態で塗布され、数枚のウエ−
ハを貼付板に仮接着したのち、全体をプレスして冷却
し、接着剤を固化するようにしている。
れているが、ウエ−ハ若しくは貼付板に薄く均一に形成
できるよう接着剤は溶融状態で塗布され、数枚のウエ−
ハを貼付板に仮接着したのち、全体をプレスして冷却
し、接着剤を固化するようにしている。
【0004】
【発明の解決課題】上記のように、貼付板にウエ−ハを
仮接着している溶融状態の接着剤層は、未だ流動性を有
しているため、ウエ−ハを上面からプレスすると該プレ
スの表面形状の影響を受けて変形し、全体が均一な厚さ
に形成されなくなることがあった。そして、このような
影響が表われると、研磨機でウエ−ハを研磨した際に、
ウエ−ハは平滑に加工されない。
仮接着している溶融状態の接着剤層は、未だ流動性を有
しているため、ウエ−ハを上面からプレスすると該プレ
スの表面形状の影響を受けて変形し、全体が均一な厚さ
に形成されなくなることがあった。そして、このような
影響が表われると、研磨機でウエ−ハを研磨した際に、
ウエ−ハは平滑に加工されない。
【0005】そこで、本発明の目的は、溶融接着剤によ
りウエ−ハを仮接着した貼付板を、プレスせずに接着剤
を固化させてウエ−ハを確実に貼付板に貼り付けできる
ようにしたウエ−ハ貼付方法を提供することである。
りウエ−ハを仮接着した貼付板を、プレスせずに接着剤
を固化させてウエ−ハを確実に貼付板に貼り付けできる
ようにしたウエ−ハ貼付方法を提供することである。
【0006】
【課題解決の手段】本発明によれば、上部冷却プレ−ト
と下部冷却プレ−トを接離可能に対設し、溶融状態の接
着剤によりウエ−ハを仮接着した貼付板を上記下部冷却
プレ−トに載置し、上記上部冷却プレ−トと下部冷却プ
レ−トを近接して上記ウエ−ハを極少空間を存して上記
上部冷却プレ−トに対峙させ、該状態にウエ−ハを保持
することにより上記接着剤を固化することを特徴とする
ウエ−ハ貼付方法が提供され、上記目的が達成される。
と下部冷却プレ−トを接離可能に対設し、溶融状態の接
着剤によりウエ−ハを仮接着した貼付板を上記下部冷却
プレ−トに載置し、上記上部冷却プレ−トと下部冷却プ
レ−トを近接して上記ウエ−ハを極少空間を存して上記
上部冷却プレ−トに対峙させ、該状態にウエ−ハを保持
することにより上記接着剤を固化することを特徴とする
ウエ−ハ貼付方法が提供され、上記目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下実施例と共に説明する。図において、上
部冷却プレ−ト(1)と下部冷却プレ−ト(2)は、接
離可能に対設しており、それぞれ冷却水を入口(3),
(4)から各プレ−トに導入し、各プレ−トの全面に形
成した流路(5),(6)を通り、出口(7),(8)
から流出させることにより、溶融した接着剤を固化させ
るに充分な温度に冷却されている。
部冷却プレ−ト(1)と下部冷却プレ−ト(2)は、接
離可能に対設しており、それぞれ冷却水を入口(3),
(4)から各プレ−トに導入し、各プレ−トの全面に形
成した流路(5),(6)を通り、出口(7),(8)
から流出させることにより、溶融した接着剤を固化させ
るに充分な温度に冷却されている。
【0008】上記上部冷却プレ−ト(1)の下面は、冷
却効果を増加させるために、表面に多数の溝、微少突起
等(図示略)を設けて表面積を広げるようにするとよ
く、また好ましくは周辺に、上部冷却プレ−トと下部冷
却プレ−トを近接させた際上記下部冷却プレ−ト(2)
を囲むようフランジ(9)を形成してある。
却効果を増加させるために、表面に多数の溝、微少突起
等(図示略)を設けて表面積を広げるようにするとよ
く、また好ましくは周辺に、上部冷却プレ−トと下部冷
却プレ−トを近接させた際上記下部冷却プレ−ト(2)
を囲むようフランジ(9)を形成してある。
【0009】上記上部冷却プレ−ト(1)と下部冷却プ
レ−ト(2)を接離させるには、上部冷却プレ−トを移
動可能に設けたり、上部及び下部冷却プレ−トをそれぞ
れ移動可能に設けたり適宜にすることができるが、図に
おいては、上部冷却プレ−ト(1)をフレ−ム(10)に固
定し、下部冷却プレ−ト(2)を移動するようにしてあ
る。
レ−ト(2)を接離させるには、上部冷却プレ−トを移
動可能に設けたり、上部及び下部冷却プレ−トをそれぞ
れ移動可能に設けたり適宜にすることができるが、図に
おいては、上部冷却プレ−ト(1)をフレ−ム(10)に固
定し、下部冷却プレ−ト(2)を移動するようにしてあ
る。
【0010】図において、下部冷却プレ−ト(2)は、
下方に延びる昇降軸(11)を有し、該昇降軸(11)を軸受(1
2)に挿通し、油圧、空気圧等のシリンダ−装置(13)によ
り水平状態で昇降するようにしてあるが、ラックピニオ
ン機構、カム機構その他の適宜の機構により昇降させる
こともできる。
下方に延びる昇降軸(11)を有し、該昇降軸(11)を軸受(1
2)に挿通し、油圧、空気圧等のシリンダ−装置(13)によ
り水平状態で昇降するようにしてあるが、ラックピニオ
ン機構、カム機構その他の適宜の機構により昇降させる
こともできる。
【0011】上記上部冷却プレ−ト(1)と下部冷却プ
レ−ト(2)の間には、好ましくは窒素ガス等の気体が
流れるようにしてある。図においては、上部冷却プレ−
ト(1)の中央に窒素ガス等の気体の供給管(14)を開口
し、該開口部(15)の前面にバッフル板(16)を設け、窒素
ガスが上部冷却プレ−ト(1)の表面に沿って上部冷却
プレ−ト側から下部冷却プレ−ト側へ向けて流下するよ
うにしてある。このように窒素ガス等の気体を流すこと
により冷却効果を上げることができ、かつウエ−ハの剥
離を抑制することもできる。
レ−ト(2)の間には、好ましくは窒素ガス等の気体が
流れるようにしてある。図においては、上部冷却プレ−
ト(1)の中央に窒素ガス等の気体の供給管(14)を開口
し、該開口部(15)の前面にバッフル板(16)を設け、窒素
ガスが上部冷却プレ−ト(1)の表面に沿って上部冷却
プレ−ト側から下部冷却プレ−ト側へ向けて流下するよ
うにしてある。このように窒素ガス等の気体を流すこと
により冷却効果を上げることができ、かつウエ−ハの剥
離を抑制することもできる。
【0012】セラミックス、ガラス板等で作られた貼付
板(17)にウエ−ハ(18)を接着する接着剤は、溶融状態で
ウエ−ハ(18)に塗布したり、若しくは貼付板(17)に塗布
され、好ましくは特開昭63−316451号公報に示
すように、自動的にウエ−ハ(18)は貼付板(17)に仮接着
される。
板(17)にウエ−ハ(18)を接着する接着剤は、溶融状態で
ウエ−ハ(18)に塗布したり、若しくは貼付板(17)に塗布
され、好ましくは特開昭63−316451号公報に示
すように、自動的にウエ−ハ(18)は貼付板(17)に仮接着
される。
【0013】上記のようにしてウエ−ハ(18)を仮接着し
た貼付板(17)は、上記下部冷却プレ−ト(2)上に載置
される。その後、該下部冷却プレ−ト(2)は上記シリ
ンダ−装置(13)により上昇し、上記ウエ−ハ(18)と上部
冷却プレ−ト(1)の下面との間に極少空間を存した位
置まで上昇したらその位置で停止する。この空間は、ウ
エ−ハに非接触の状態で上部冷却プレ−ト(1)からの
冷却作用を充分に下部冷却プレ−ト(2)上のウエ−ハ
に及ぼすことができる程度の距離、例えば、1mm〜10
mm、好ましくは数mm程度とするとよい。また、下部冷却
プレ−ト(2)を、上昇位置に停止させる時間は、ウエ
−ハと貼付板間の接着剤が確実に固化する時間とする。
た貼付板(17)は、上記下部冷却プレ−ト(2)上に載置
される。その後、該下部冷却プレ−ト(2)は上記シリ
ンダ−装置(13)により上昇し、上記ウエ−ハ(18)と上部
冷却プレ−ト(1)の下面との間に極少空間を存した位
置まで上昇したらその位置で停止する。この空間は、ウ
エ−ハに非接触の状態で上部冷却プレ−ト(1)からの
冷却作用を充分に下部冷却プレ−ト(2)上のウエ−ハ
に及ぼすことができる程度の距離、例えば、1mm〜10
mm、好ましくは数mm程度とするとよい。また、下部冷却
プレ−ト(2)を、上昇位置に停止させる時間は、ウエ
−ハと貼付板間の接着剤が確実に固化する時間とする。
【0014】上記のようにしてウエ−ハの接着剤が固化
し貼付板(17)に完全に貼り付いたら、上記シリンダ−装
置(13)により下部冷却プレ−ト(2)を降下し、該貼付
板(17)を該プレ−ト(2)上から取り出し次工程へ送
り、新たにウエ−ハを仮接着した貼付板を下部冷却プレ
−ト上に載置すればよい。
し貼付板(17)に完全に貼り付いたら、上記シリンダ−装
置(13)により下部冷却プレ−ト(2)を降下し、該貼付
板(17)を該プレ−ト(2)上から取り出し次工程へ送
り、新たにウエ−ハを仮接着した貼付板を下部冷却プレ
−ト上に載置すればよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、ウエ−
ハをプレスしないで確実に貼付板に貼り付けでき、プレ
スによる悪影響を解消することができる。
ハをプレスしないで確実に貼付板に貼り付けでき、プレ
スによる悪影響を解消することができる。
【図1】本発明の一実施例を示し、本発明を実施する装
置の一部を断面した正面図である。
置の一部を断面した正面図である。
1 上部冷却プレ−ト
2 下部冷却プレ−ト
17 貼付板
18 ウエ−ハ
Claims (3)
- 【請求項1】 上部冷却プレ−トと下部冷却プレ−トを
接離可能に対設し、溶融接着剤によりウエ−ハを上面に
仮接着した貼付板を上記下部冷却プレ−ト上に載置し、
上記上部冷却プレ−トと下部冷却プレ−トを近接し、上
記ウエ−ハを上部冷却プレ−トに極少空間を存して対峙
させ、その状態に保持することにより上記ウエ−ハと貼
付板間の接着剤を固化しウエ−ハを貼付板に貼り付ける
ことを特徴とするウエ−ハ貼付方法。 - 【請求項2】 上記上部冷却プレ−トと下部冷却プレ−
トの間には、上部冷却プレ−トに沿って気体が流されて
いる請求項1に記載のウエ−ハ貼付方法。 - 【請求項3】 上記気体は、上記上部冷却プレ−ト側か
ら下部冷却プレ−ト側に向けて流下している請求項2に
記載のウエ−ハ貼付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20364091A JPH0529286A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | ウエーハ貼付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20364091A JPH0529286A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | ウエーハ貼付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529286A true JPH0529286A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16477397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20364091A Pending JPH0529286A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | ウエーハ貼付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529286A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62252945A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 被加工材の仮止め着脱方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP20364091A patent/JPH0529286A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62252945A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 被加工材の仮止め着脱方法 |
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