JPH0529275A - プラズマエツチング方法及び装置 - Google Patents

プラズマエツチング方法及び装置

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JPH0529275A
JPH0529275A JP20743291A JP20743291A JPH0529275A JP H0529275 A JPH0529275 A JP H0529275A JP 20743291 A JP20743291 A JP 20743291A JP 20743291 A JP20743291 A JP 20743291A JP H0529275 A JPH0529275 A JP H0529275A
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JP
Japan
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wafer
electrode
etching
counter electrode
plasma
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JP20743291A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Abe
雅敏 阿部
Sadayuki Okudaira
定之 奥平
Hideo Komatsu
英雄 小松
Takeshige Ishida
丈繁 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェーハ面内のエッチングレートの均一性を
向上させる。 【構成】 一方の電極面に環状部9を設けてウェーハ4
周辺部の電極間隔10を狭く、ウェーハ4部分の電極間
隔11を広くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造プロセスにお
けるプラズマエッチング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来装置の1例の構成を示す簡略
断面図である。この従来装置は、エッチングチャンバ1
内にウェーハ載置電極3とこれに対向する対向電極2を
設け、これらの電極2,3にそれぞれ個別に対向電極
用,ウェーハ載置電極用交流電源7,8を接続してな
る。図5中5,6はそれぞれ電極2,3をエッチングチ
ャンバ1内面に絶縁して取付けるための絶縁体である。
【0003】従来装置の電極2,3の構造は、それぞれ
平行な平板である。このようなウェーハ載置電極3の面
上にウェーハ4を載置すると、ウェーハ4の被エッチン
グ面はウェーハ載置電極3の面より凸の状態となる。こ
のような状態でプラズマエッチングのチャンバ1にフッ
素原子を含む単独ガス(例えばC2 6 ガスなど)を9
SCCM導入し、エッチングチャンバ1内のガス圧力を2
〜18Paの範囲の例えば9Paに制御する。
【0004】そして交流電源7および8により電極2お
よび3に500Wの電力を印加してプラズマを発生せし
め、電極3に載置してある酸化膜厚1μm,直径150
mmのシリコン酸化膜付きシリコンウェーハ4をエッチン
グした。図6は従来装置を用いてシリコン酸化膜をエッ
チングした時のウェーハ面内エッチングレート分布の測
定結果例を示した図である。ウェーハ中心部のエッチン
グレートが早く、周辺部のエッチングレートが遅い分布
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
あっては、ウェーハ周辺部分と中心部分のエッチングレ
ートを揃えることは難しく、そのためウェーハ面内のエ
ッチングレートの均一性を±8%以下にするのは困難で
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法は上記の課題
を解決するため図1に示すように、エッチングチャンバ
1内に設けたウェーハ載置電極3とこれに対向する対向
電極2にそれぞれ個別に交流電力を供給し、エッチング
ガスを供給してウェーハ4をプラズマエッチングする方
法において、前記一方の電極面に環状部9を設けてウェ
ーハ4周辺部の電極間隔10を狭く、ウェーハ4部分の
電極間隔11を広くするようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明装置は同じ課題を解決するため、図
1に示すように、エッチングチャンバ1内にウェーハ載
置電極3とこれに対向する対向電極2を設け、これらの
電極2,3にそれぞれ個別に対向電極用,ウェーハ載置
電極用交流電源7,8を接続してなるプラズマエッチン
グ装置において、前記一方の電極面に、ウェーハ4周辺
部の電極間隔10を狭く、ウェーハ4部分の電極間隔1
1を広くする環状部9を設けてなる。
【0008】
【作用】対向電極2及びウェーハ載置電極3にそれぞれ
交流電源7,8により交流電力を供給し、エッチングチ
ャンバ1内にエッチングガスを供給すると共にエッチン
グチャンバ1内のガス圧を所望値に保持し、エッチング
ガスのプラズマを発生させてウェーハ載置電極3上に載
置したウェーハ4をプラズマエッチングすることにな
る。
【0009】この場合、一方の電極面に環状部9を設け
てあるので、ウェーハ4周辺部の電極間隔10が狭く、
ウェーハ4部分の電極間隔11が広くなり、ウェーハ面
内のエッチングレートの均一性を高めることができるこ
とになる。
【0010】
【実施例】図1は本発明方法及び装置の第1実施例の構
成を示す簡略断面図である。図1において図5の従来例
と同様の機能を有する部品には同一符号を付してある。
この第1実施例は、図5の従来装置において、一方の対
向電極2面に、ウェーハ4周辺部の電極間隔10を狭
く、ウェーハ4部分の電極間隔11を広くする環状部9
を取付けてなる。
【0011】上記第1実施例において上記従来装置と同
様のプロセス条件、即ち、電極間隔20mmに保ち、エッ
チングチャンバ1内にC2 6 ガス,90SCCMを導入
し、エッチングチャンバ1内のガス圧力を9Paに設定
し、交流電源7および8に13.56MHzの高周波電源
を使用し、電極2,3にそれぞれ500Wの電力を供給
し、C2 6 ガスのプラズマを発生せしめ、電極3に載
置してある酸化膜厚1μmの直径150mmのシリコン酸
化膜付きウェーハ4をエッチングした。
【0012】この場合、電極2に取付けた環状部9につ
いては、その外径を200mm〜235mm,内径を130
mm〜170mm,厚さを4mm〜12mmの範囲で寸法を変え
たものについて実験した。図2は外径235mm,内径1
70mm,厚さ8mmの環状部9を用い、以上に述べた方法
でシリコン酸化膜をエッチングした時のウェーハ面内エ
ッチングレート分布を光学的に測定して得られた結果を
示したものである。縦軸にエッチングレート,横軸にウ
ェーハ面内直径方向の測定点をプロットしてある。エッ
チングレートは横軸に対して平行となり、従来に比べて
エッチングレートの均一性が良いことを示している。こ
の時のエッチングレートは480nm/min,エッチングレ
ートの均一性は±3%以下を得ている。
【0013】図3は第2実施例の構成を示す簡略断面図
である。この第2実施例では一方の対向電極2に環状部
9を一体に形成してなる例であり、上記図1の第1実施
例と同様の作用をなすばかりでなく、取扱性及び冷却性
が向上することになる。
【0014】図4は第3実施例の構成を示す簡略断面図
である。この第3実施例は他方のウェーハ載置電極3
に、ウェーハ4を保持固定するクランパを兼ねた環状部
9を取付けてなる例であり、上記図1の第1実施例と同
様の作用をなすばかりでなく、環状部9にウェーハ4の
保持とエッチングプレートの均一性の改善の両方を兼ね
させることができることになる。
【0015】上記第2,第3実施例においてエッチング
チャンバ1内にエッチングガスC2 6 ,20SCCM〜1
80SCCMを導入し,エッチングチャンバ1内のガス圧力
を2Pa〜18Pa,電極間隔を15mm〜50mm,環状
部9を対向電極2に一体に形成した場合にあっては環状
部相当部分およびクランパを兼ねた場合については外径
を200mm〜235mm,内径を130mm〜170mm,厚
さを4mm〜12mm,電極2,3への印加高周波電力を2
50W〜1000W,電極2,3間の高周波位相差を−
180度〜+180度とするプロセス条件の範囲で、直
径150mmのシリコン酸化膜付きウェーハ4をエッチン
グした。最適条件はプロセス条件により変わるが、第1
実施例で述べたように第2,第3実施例においても同様
な結果が得られている。
【0016】以上の説明より理解されるように、電極の
周辺部分を環状部9により突出することは、ガス流量,
ガス圧力,高周波電力,高周波位相差等のプロセス条件
の適正化と相まってエッチング特性を良くする作用があ
る。
【0017】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、エッチン
グチャンバ1内に設けたウェーハ載置電極3とこれに対
向する対向電極2にそれぞれ個別に交流電力を供給し、
エッチングガスを供給してウェーハ4をプラズマエッチ
ングする方法及び装置において、一方の電極面に環状部
9を設けてウェーハ4周辺部の電極間隔10を狭く、ウ
ェーハ4部分の電極間隔11を広くするようにしたの
で、電極間隔に相違を持たせることはガス圧力,ガス流
量,高周波電力,高周波位相差などの諸プロセス条件と
相まってウェーハ面内のエッチングレートの均一性を良
くする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法及び装置の第1実施例の構成を示す
簡略断面図である
【図2】本発明におけるウェーハ面内エッチングレート
分布の1例を示す図である。
【図3】第2実施例の構成を示す簡略断面図である。
【図4】第3実施例の構成を示す簡略断面図である。
【図5】従来装置の1例の構成を示す簡略断面図であ
る。
【図6】従来におけるウェーハ面内エッチングレート分
布の1例を示す図である。
【符号の説明】
1 エッチングチャンバ 2 対向電極 3 ウェーハ載置電極 4 ウェーハ 7 対向電極用交流電源 8 ウェーハ載置電極用交流電源 9 環状部 10 電極間隔 11 電極間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 丈繁 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチングチャンバ(1)内に設けたウ
    ェーハ載置電極(3)とこれに対向する対向電極(2)
    にそれぞれ個別に交流電力を供給し、エッチングガスを
    供給してウェーハ(4)をプラズマエッチングする方法
    において、前記一方の電極面に環状部(9)を設けてウ
    ェーハ(4)周辺部の電極間隔(10)を狭く、ウェー
    ハ(4)部分の電極間隔(11)を広くするようにした
    ことを特徴とするプラズマエッチング方法。
  2. 【請求項2】 エッチングガスとしてフッ素原子を含む
    単独ガス若しくは該ガスと2種類以上の他のガスとの混
    合ガスを供給して放電せしめ、ウェーハ4をプラズマエ
    ッチングすることを特徴とする請求項1のプラズマエッ
    チング方法。
  3. 【請求項3】 エッチングチャンバ(1)内にウェーハ
    載置電極(3)とこれに対向する対向電極(2)を設
    け、これらの電極(2,3)にそれぞれ個別に対向電極
    用,ウェーハ載置電極用交流電源(7,8)を接続して
    なるプラズマエッチング装置において、前記一方の電極
    面に、ウェーハ(4)周辺部の電極間隔(10)を狭
    く、ウェーハ(4)部分の電極間隔(11)を広くする
    環状部(9)を設けてなるプラズマエッチング装置。
  4. 【請求項4】 対向電極(2)に環状部(9)を取付け
    又は一体に形成してなることを特徴とする請求項3のプ
    ラズマエッチング装置。
  5. 【請求項5】 ウェーハ載置電極(3)に、ウェーハ
    (4)を保持固定するクランパを兼ねた環状部(9)を
    取付けてなる請求項3のプラズマエッチング装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR101118003B1 (ko) * 2000-10-13 2012-02-24 램 리써치 코포레이션 플라즈마 공정의 균일성 향상을 위한 단차부가 있는 상부 전극
WO2013076791A1 (ja) 2011-11-21 2013-05-30 トヨタ自動車株式会社 回転電機

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