JPH05292693A - 電動機の相間絶縁紙 - Google Patents
電動機の相間絶縁紙Info
- Publication number
- JPH05292693A JPH05292693A JP8529992A JP8529992A JPH05292693A JP H05292693 A JPH05292693 A JP H05292693A JP 8529992 A JP8529992 A JP 8529992A JP 8529992 A JP8529992 A JP 8529992A JP H05292693 A JPH05292693 A JP H05292693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot
- insulating paper
- layer insulating
- stator
- insulating papers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】相間絶縁紙の各繋ぎ部をステータスロットに挿
入した際、飛び出びだす問題を解決し、コイルエンド間
の絶縁をより確実にすると共に組込作業を容易にする相
間絶縁紙を提供する。 【構成】紐状の繋ぎ部をもつ相間絶縁紙には各繋ぎ部を
複数の帯状を設け、手挿入用相間絶縁紙には各繋ぎ部に
折り曲げをいれ、帯状の幅方向に複数の面を設けた。 【効果】ステータ製作時におけるスロット開口部からの
挿入性がよく又、挿入後の抜け出しのない実用上、有益
な効果がある。
入した際、飛び出びだす問題を解決し、コイルエンド間
の絶縁をより確実にすると共に組込作業を容易にする相
間絶縁紙を提供する。 【構成】紐状の繋ぎ部をもつ相間絶縁紙には各繋ぎ部を
複数の帯状を設け、手挿入用相間絶縁紙には各繋ぎ部に
折り曲げをいれ、帯状の幅方向に複数の面を設けた。 【効果】ステータ製作時におけるスロット開口部からの
挿入性がよく又、挿入後の抜け出しのない実用上、有益
な効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機における絶縁構成
に係りコイルエンド相間の絶縁に用いられる絶縁紙の改
良に関するものである。
に係りコイルエンド相間の絶縁に用いられる絶縁紙の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紐状の繋ぎ部を持つ相間絶縁紙は
昭59−4937に示されているように連結する繋ぎ部
は、大きめの間隔をおいて単数の繋ぎ部からなってい
た。又、手挿入用相間絶縁紙は昭60−31408に示
されているように各繋ぎ部に折り曲げがなかった。上記
に示す繋ぎ部の場合、スロット内に挿入するときの挿入
性と一坦挿入してから次の工程へ移送されるうちに飛び
出す恐れが考えられた。
昭59−4937に示されているように連結する繋ぎ部
は、大きめの間隔をおいて単数の繋ぎ部からなってい
た。又、手挿入用相間絶縁紙は昭60−31408に示
されているように各繋ぎ部に折り曲げがなかった。上記
に示す繋ぎ部の場合、スロット内に挿入するときの挿入
性と一坦挿入してから次の工程へ移送されるうちに飛び
出す恐れが考えられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような各
繋ぎ部の飛びだし防止を目的とした相間絶縁紙を提供す
ることにある。
繋ぎ部の飛びだし防止を目的とした相間絶縁紙を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、紐状の繋ぎ部を持つ相間絶縁紙には各繋ぎ部を複数
の紐状としたものである。
に、紐状の繋ぎ部を持つ相間絶縁紙には各繋ぎ部を複数
の紐状としたものである。
【0005】さらに手挿入用相間絶縁紙には各繋ぎ部に
折り曲げをいれ、帯状の幅方向に複数の面を設けたもの
である。
折り曲げをいれ、帯状の幅方向に複数の面を設けたもの
である。
【0006】
【作用】第一の絶縁部と、第二の絶縁部と、これら両絶
縁部を接続するために、間隔をおいて設けられた繋ぎ部
分が、ステータ製作過程でしばしば、スロットの開口部
から飛び出すことがあり、納まりが良くないという問題
があった、。これに対し、繋ぎ部分を複数の近接した紐
状として設けるか、又は帯状としている場合はその帯状
の幅方向に複数の面を有するように折り曲げることによ
り、これを防止することができ更には挿入作業性が向上
する作用をも、得ることができる。
縁部を接続するために、間隔をおいて設けられた繋ぎ部
分が、ステータ製作過程でしばしば、スロットの開口部
から飛び出すことがあり、納まりが良くないという問題
があった、。これに対し、繋ぎ部分を複数の近接した紐
状として設けるか、又は帯状としている場合はその帯状
の幅方向に複数の面を有するように折り曲げることによ
り、これを防止することができ更には挿入作業性が向上
する作用をも、得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図4により
説明する。図5と図6は従来の例を説明する図である。
説明する。図5と図6は従来の例を説明する図である。
【0008】図1は、電動機において本発明の相間絶縁
紙を用いた場合の主コイルと補コイル間を絶縁した状態
を表した断面図であり、1は鉄心、2aおよび2bは主
コイルで2aはコイルエンド高さが高い部分、2bはコ
イルエンド高さが低い部分3aおよび3bは補コイルで
3aはコイルエンドの高さが高い部分、3bはコイルエ
ンドの高さが低い部分をしめしている。4は2a、3
a,両者の間に装着された大相間絶縁紙、5は2b,3
b間に装置されている小相間絶縁紙で繋ぎ部6および6
aによって連結されている。この相間絶縁紙が装着され
ている様子を展開したのが図3で4はコイルエンド高さ
が高い側の大絶縁紙、5はコイルエンド高さが低い側の
小絶縁紙、6および6aはそれらを繋ぐ繋ぎ部である。
本例では、電機固定子が単相2極の場合で、その内周を
ほぼ2分割した寸法の相間絶縁紙である。このように図
1、図2で示されてように大相間絶縁紙4と小相間絶縁
紙5は繋ぎ部6および6aによって連結されており、両
者は長手方向に円をなしつつコイルエンドに添ったやや
ラッパ状の形状となる。このため反発力によって繋ぎ部
6および6aが浮き上がる事があり収納されたスロット
からはみ出してしまうことがあった。このような不具合
を無くすため次のような解決方法をとる。そのひとつ
は、両方の絶縁紙5、6の間に大きめの間隔をおいて設
けた複数の近接した繋ぎ部6と6aを併設したことであ
る。この近接の程度は、となりのスロットに入り込まな
い寸法であり、これによりスロット開口部から挿入する
ときは、6および6aはスロットの内壁面にほぼ平行に
添って入り、挿入後はそれぞれが内壁面にほぼ直角に落
ち着くので、スロット開口部から抜け出しにくくなる。
主としてこの形状は、相間絶縁紙を自動挿入機で挿入す
る場合に適しておりその理由は、細やかな感覚で挿入し
得ない機械の欠点をカバーする必要があるので、紐状の
硬質ポリエステル樹脂等弾力に富む材質を用い2本以上
で構成することにより、僅かな位置のずれや挿入力の変
化に対応できるからである。これに対し手挿入用相間絶
縁紙の場合は、前記形状である事は勿論問題ないが紐状
繋ぎ部を溶着して製作するよりは単純な形状であるプレ
スによる一体打ち抜きで製作される帯状の6を有した場
合が多い。この場合は、帯状の繋ぎ部6は山折りに折曲
げて帯状の幅方向に複数の面を有するようにすることに
よりスロットに挿入後、幅方向に広がるように作用する
ためスロットから抜け出しにくくなる。
紙を用いた場合の主コイルと補コイル間を絶縁した状態
を表した断面図であり、1は鉄心、2aおよび2bは主
コイルで2aはコイルエンド高さが高い部分、2bはコ
イルエンド高さが低い部分3aおよび3bは補コイルで
3aはコイルエンドの高さが高い部分、3bはコイルエ
ンドの高さが低い部分をしめしている。4は2a、3
a,両者の間に装着された大相間絶縁紙、5は2b,3
b間に装置されている小相間絶縁紙で繋ぎ部6および6
aによって連結されている。この相間絶縁紙が装着され
ている様子を展開したのが図3で4はコイルエンド高さ
が高い側の大絶縁紙、5はコイルエンド高さが低い側の
小絶縁紙、6および6aはそれらを繋ぐ繋ぎ部である。
本例では、電機固定子が単相2極の場合で、その内周を
ほぼ2分割した寸法の相間絶縁紙である。このように図
1、図2で示されてように大相間絶縁紙4と小相間絶縁
紙5は繋ぎ部6および6aによって連結されており、両
者は長手方向に円をなしつつコイルエンドに添ったやや
ラッパ状の形状となる。このため反発力によって繋ぎ部
6および6aが浮き上がる事があり収納されたスロット
からはみ出してしまうことがあった。このような不具合
を無くすため次のような解決方法をとる。そのひとつ
は、両方の絶縁紙5、6の間に大きめの間隔をおいて設
けた複数の近接した繋ぎ部6と6aを併設したことであ
る。この近接の程度は、となりのスロットに入り込まな
い寸法であり、これによりスロット開口部から挿入する
ときは、6および6aはスロットの内壁面にほぼ平行に
添って入り、挿入後はそれぞれが内壁面にほぼ直角に落
ち着くので、スロット開口部から抜け出しにくくなる。
主としてこの形状は、相間絶縁紙を自動挿入機で挿入す
る場合に適しておりその理由は、細やかな感覚で挿入し
得ない機械の欠点をカバーする必要があるので、紐状の
硬質ポリエステル樹脂等弾力に富む材質を用い2本以上
で構成することにより、僅かな位置のずれや挿入力の変
化に対応できるからである。これに対し手挿入用相間絶
縁紙の場合は、前記形状である事は勿論問題ないが紐状
繋ぎ部を溶着して製作するよりは単純な形状であるプレ
スによる一体打ち抜きで製作される帯状の6を有した場
合が多い。この場合は、帯状の繋ぎ部6は山折りに折曲
げて帯状の幅方向に複数の面を有するようにすることに
よりスロットに挿入後、幅方向に広がるように作用する
ためスロットから抜け出しにくくなる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏する。
ているので以下に記載されるような効果を奏する。
【0010】1)繋ぎ部が紐状であり幅方向に弾性を有
する2本以上の構成であるためステータ製作時にスロッ
ト開口部からの挿入性がよく又、挿入後の抜け出しがな
い。
する2本以上の構成であるためステータ製作時にスロッ
ト開口部からの挿入性がよく又、挿入後の抜け出しがな
い。
【0011】2)繋ぎ部が折り曲げられて帯状の幅方向
に複数の面を有するために前期同様の効果を奏する。
に複数の面を有するために前期同様の効果を奏する。
【0012】3)以上のような効果が総合的に働くた
め、作業者の習熟の度合いに左右されることなく常に安
定した絶縁が出来、高い信頼性を有する。
め、作業者の習熟の度合いに左右されることなく常に安
定した絶縁が出来、高い信頼性を有する。
【図1】本発明の相間絶縁紙の一実施例を示す電動機の
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】紐状の繋ぎ部をもつ相間絶縁紙の展開図であ
る。
る。
【図4】手挿入用相間絶の展開図である。
【図5】従来の紐状の繋ぎ部をもつ相間絶縁紙の展開図
である。
である。
【図6】従来の手挿入用相間絶の展開図である。
1…鉄心、 2…主コイル、 3…補コイル、 4…相間絶縁紙、 5…相間絶縁紙、 6…繋ぎ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水戸部 政雄 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 大内 好男 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内
Claims (2)
- 【請求項1】第一の絶縁部と、第二の絶縁部と、これら
両絶縁部を接続し、大きめの間隔をおいて設けられた2
本以上の繋ぎ部とからなり、上記各繋ぎ部は近接した紐
状であるとともに幅方向に弾性を有することを特徴とす
る電動機の相間絶縁紙。 - 【請求項2】上記弾性を有する各繋ぎ部は、折り曲げら
れて帯状の幅方向に複数の面を有することを特徴とする
請求項1記載の電動機の相間絶縁紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8529992A JPH05292693A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 電動機の相間絶縁紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8529992A JPH05292693A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 電動機の相間絶縁紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292693A true JPH05292693A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13854716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8529992A Pending JPH05292693A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 電動機の相間絶縁紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05292693A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6995491B2 (en) | 2003-03-20 | 2006-02-07 | Aisin Aw Co., Ltd. | Insulating paper piece for electric motors and electric motor |
CN1328840C (zh) * | 2004-01-30 | 2007-07-25 | 丰田自动车株式会社 | 相间绝缘纸和设置有相间绝缘纸的电动机 |
JP2008253037A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Toyota Industries Corp | 相間絶縁体 |
JP2008263726A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機の相間絶縁紙及び固定子 |
JP2013121297A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Honda Motor Co Ltd | 相間絶縁紙の取付け方法及び相間絶縁紙 |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP8529992A patent/JPH05292693A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6995491B2 (en) | 2003-03-20 | 2006-02-07 | Aisin Aw Co., Ltd. | Insulating paper piece for electric motors and electric motor |
CN1328840C (zh) * | 2004-01-30 | 2007-07-25 | 丰田自动车株式会社 | 相间绝缘纸和设置有相间绝缘纸的电动机 |
JP2008253037A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Toyota Industries Corp | 相間絶縁体 |
JP2008263726A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機の相間絶縁紙及び固定子 |
JP2013121297A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Honda Motor Co Ltd | 相間絶縁紙の取付け方法及び相間絶縁紙 |
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