JPH05292650A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPH05292650A
JPH05292650A JP8547192A JP8547192A JPH05292650A JP H05292650 A JPH05292650 A JP H05292650A JP 8547192 A JP8547192 A JP 8547192A JP 8547192 A JP8547192 A JP 8547192A JP H05292650 A JPH05292650 A JP H05292650A
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Ichiro Kasama
一郎 笠間
Koji Watanabe
康二 渡辺
Tetsuro Iwakiri
哲朗 岩切
Yasuyuki Okuda
泰行 奥田
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Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速度で、しかも、高い信頼度で停電の検出を
行えるとともに、遠地点事故も検出できるようにした保
護継電器を提供する。 【構成】電源周波数および電源電圧が、共に各設定値
(49.5Hz、95V)以下になったときに第1検出
出力を出力する第1検出手段10と、第1検出出力が出
力された後、引き続いて電源電圧が前記設定値(95
V)よりも低い設定値(80V)以下となって所定期間
(20〜100ms)継続したときに第2検出出力を出
力する第2検出手段11とを備えている。 【効果】電源電圧のみで停電を判別する従来例に比べて
高速に、しかも、高い信頼度で停電を検出することが可
能となる。さらに、電源周波数の低下が一瞬しか起こら
ないような遠地点事故も検出できることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保護継電器に関し、さ
らに詳しくは、停電を判別検出して負荷の解列や電源系
統の切換えなどの保護継電動作を行う保護継電器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図4に示されるように、
需要家3の配電線4で事故が生じ、その配電線4の送り
出し点6が開になったとき、すなわち、商用電源2が停
電したときには、一般に、不足電圧継電器(UVR)3
0によって電源電圧が設定値以下になったことを検出す
ることにより、例えば、予備電源への切換えや負荷の解
列などを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
不足電圧継電器30による方式では、負荷に、力率改善
用コンデンサ(進相用コンデンサ)や大型電動機がある
場合には、その残存電圧の影響によって停電が生じても
直ちに検出することができず、数100msec程度の
遅れが生じ、予備電源への切換えが遅れ、このため、切
換完了後や1〜2secの瞬時停電復旧時に、大型電動
機等の全負荷の同時起動と同様に過大な受電電流を必要
とすることがあり、過電流によって受電点トリップが発
生するといった難点があった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、高信頼度で、しかも、高速度で停電の判別を
行えるようにした保護継電器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0006】すなわち、本発明は、電源の停電を検出す
る保護継電器であって、電源周波数が周波数設定値以下
となって、かつ、電源電圧が第1電圧設定値以下となっ
たときに、第1検出出力を出力する第1検出手段と、前
記第1検出出力が出力された後に、電源電圧が引き続い
て前記第1電圧設定値よりも低い第2電圧設定値以下と
なって該第2電圧設定値以下の状態が所定期間継続した
ときに、第2検出出力を出力する第2検出手段とを備え
ている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、電源電圧および電源周波数
の両者の低下を検出して停電を検出するので、電源電圧
のみで検出する従来例に比べて、より高速で、信頼性高
く停電を検出することが可能となる。
【0008】さらに、第1,第2の2つの検出手段を有
しているので、後述するように、本発明の保護継電器が
装備されている需要家の配電線の事故による停電を検出
できるのみならず、他の需要家の配電線などの遠地点事
故による瞬時の電源電圧、電源周波数の低下も検出する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0010】この実施例の保護継電器1は、商用電源2
と需要家3との間の配電線4の受電点5に設置されてい
る。この保護継電器1は、需要家3の配電線4の事故で
商用電源2の送り出し点6が開となる停電を高速で、し
かも、信頼性高く検出して予備電源への切換え、あるい
は、大型電動機といった負荷の解列などを行うととも
に、さらに、他の需要家の配電線7の事故によって商用
電源の送り出し点8が開となる場合にも検出できるよう
に次のように構成している。
【0011】すなわち、図2は、図1の保護継電器1の
要部のブロック図であり、なお、この図2においては、
1相分の構成を示している。
【0012】この実施例の保護継電器1は、商用電源2
の受電点5に計器用変圧器PTを介して接続されてい
る。
【0013】すなわち、この実施例の保護継電器1は、
過入力保護回路9を介して与えられる商用電源の電源周
波数が設定値以下、例えば、49.5Hz以下となっ
て、かつ、電源電圧が第1設定値以下、例えば、通常値
の95%以下となったときに、第1検出出力を出力する
第1検出手段10と、この第1検出出力が出力された後
に、電源電圧が引き続いて95%よりも低い第2設定値
以下、例えば、通常値の80%以下となってこの80%
以下の状態が、20〜100msの所定期間、例えば、
100msの期間継続したときに、第2検出出力を出力
する第2検出手段11と、第1検出出力に応答して進相
用コンデンサの解列や事故時点を示す波形記録用トリガ
とするための第1出力回路12と、第2検出出力に応答
して電源の切換えや負荷の解列を行うための第2出力回
路13とを備えている。
【0014】第1検出手段10は、他の需要家の配電線
7の事故などの遠地点の事故を検出するものであり、こ
の第1検出手段10は、電源周波数を半サイクル毎に検
知してその周波数が49.5Hz以下になるとハイレベ
ルの出力を与える周波数検出部14と、電源電圧を半サ
イクル毎に検出してその電圧が通常値の95%以下にな
るとハイレベルの出力を与える第1電圧検出部15と、
両検出部14,15の出力が与えられる第1アンドゲー
ト16とを備えている。
【0015】第2検出手段11は、この保護継電器1が
装備されている需要家3の配電線4の事故による停電を
検出し、あるいは、他の需要家の配電線7の事故などの
遠地点の事故が継続しているような場合にそれを検出す
るためのものである。この第2検出手段11は、電源電
圧を半サイクル毎に検知してその電圧が通常値の80%
以下になるとハイレベルの出力を与える第2電圧検出部
17と、この第2電圧検出部17のハイレベルの出力
が、100ms継続したときに、ハイレベルの出力を与
えるタイマ回路18と、第1アンドゲート16の出力を
反転するインバータ19と、このインバータ19の出力
に応答して100ms以上経過した後にハイレベルの出
力を与えるディレータイマ20と、第1アンドゲート1
6の出力でセットされ、ディレータイマ20の出力でリ
セットされるフリップフロップ21と、このフリップフ
ロップ21のQ出力およびタイマ回路18の出力が与え
られる第2アンドゲート22とを備えている。タイマ回
路18は、第2電圧検出部17のハイレベルの出力が、
100ms未満でローレベルに復帰したときにはクリア
されるようになっており、第2電圧検出部17のハイレ
ベルの出力が、100ms継続したときにのみハイレベ
ルの出力を与えるようになっている。
【0016】第1検出手段10の出力が与えられる第1
出力回路12は、遠地点事故に応じて進相用コンデンサ
の解列を行ったり、遠地点事故を示す波形記録用トリガ
とするものである。
【0017】第2検出手段11の出力が与えられる第2
出力回路13は、この保護継電器1が装備されている需
要家3の配電線4の事故による停電、あるいは、遠地点
の事故の継続によって電源の切換えや負荷の解列を行う
ものである。
【0018】次に、上記構成を有する保護継電器1の動
作を、他の需要家の配電線7に事故が生じた場合につい
て説明する。
【0019】図3は、他の需要家の配電線7で事故が生
じてその送り出し点8を完全に開くまでの保護継電器1
の入力波形図である。
【0020】今、時刻T1において、他の需要家の配電
線7に事故が生じたとすると、電源周波数は一瞬低下す
るものの、すぐに50Hzに復帰し、一方、電源電圧
は、送り出し点8が完全に開く時刻T2までの期間低下
したままである。
【0021】この実施例では、半サイクル毎に電源周波
数および電源電圧を検知しているので、時刻T1の後の
半サイクルで、電源周波数が49.5Hz以下になると
ともに、電源電圧が95%以下になるのが検出されるこ
とになり、時刻T3において、第1検出手段10から検
出出力が第1出力回路12に与えられ、これによって、
進相コンデンサの解列などが行われる。
【0022】さらに、電源周波数が50Hzに復帰して
も、電源電圧は、100ms以上の期間継続して80%
以下になっているので、時刻T4において、第2検出手
段11から検出出力が第2出力回路13に与えられ、こ
れによって、電源の切換えや負荷の解列などが行われ
る。
【0023】また、この保護継電器1が設置されている
需要家3の配電線4に事故が生じてその送り出し点6が
開く場合には、電源周波数も電源電圧も共に低下したま
まであるので、上述と同様に検出できることになる。
【0024】このように電源周波数の低下および電源電
圧の低下に基づいて、商用電源の停電を検出するので、
電源電圧の低下のみで検出する従来例に比べて設定値を
通常値の近くに設定でき、高速で停電を検出することが
可能であり、さらに、他の需要家の配電線などの遠地点
の事故も検出できることになる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源周波
数および電源電圧の低下に基づいて停電を検出するよう
にしているので、電源電圧のみで検出する従来例に比べ
て高速で、しかも、高い信頼度で停電の検出を行うこと
が可能となる。さらに、電源周波数が瞬時で復帰するよ
うな遠地点の事故も検出できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受電設備の構成を示す図である。
【図2】図1の保護継電器の要部のブロック図である。
【図3】動作説明に供する波形図である。
【図4】従来例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 保護継電器 2 商用電源 10 第1検出手段 11 第2検出手段
フロントページの続き (72)発明者 岩切 哲朗 熊本県阿蘇郡一宮町大字宮地字南油町4429 番地 オムロン阿蘇株式会社内 (72)発明者 奥田 泰行 熊本県阿蘇郡一宮町大字宮地字南油町4429 番地 オムロン阿蘇株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の停電を検出するとともに、その検
    出に応答して保護継電動作を行う保護継電器であって、 電源周波数が周波数設定値以下となって、かつ、電源電
    圧が第1電圧設定値以下となったときに、第1検出出力
    を出力する第1検出手段と、 前記第1検出出力が出力された後に、電源電圧が引き続
    いて前記第1電圧設定値よりも低い第2電圧設定値以下
    となって該第2電圧設定値以下の状態が所定期間継続し
    たときに、第2検出出力を出力する第2検出手段と、 を備えることを特徴とする保護継電器。
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