JPH0529236U - 架空送電線のジヤンパ装置 - Google Patents

架空送電線のジヤンパ装置

Info

Publication number
JPH0529236U
JPH0529236U JP5104091U JP5104091U JPH0529236U JP H0529236 U JPH0529236 U JP H0529236U JP 5104091 U JP5104091 U JP 5104091U JP 5104091 U JP5104091 U JP 5104091U JP H0529236 U JPH0529236 U JP H0529236U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring body
metal
connecting piece
rigid support
rigid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5104091U
Other languages
English (en)
Inventor
忠史 井上
敏樹 榊原
健二 能村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP5104091U priority Critical patent/JPH0529236U/ja
Publication of JPH0529236U publication Critical patent/JPH0529236U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 架空送電線のジャンパ装置の金属製剛性支持
体が吊り材から簡単に脱落しないようにした吊持構造を
提供する。 【構成】 環体91とこの環体91の外面から一体的構
造に突出している連結片体92とからなる連結具9にお
ける前記環体91を金属製剛性支持体2の両端付近の外
周にはめ込み、前記環体91の周縁と金属製剛性支持体
2の外周とを溶接10によって固着し、吊り材6の下端
と連結金具9の連結片体92とを回動自在に連結する。
前記溶接10の個所が損傷したとしても金属製剛性支持
体2が環体91から脱落することはないから、吊り材6
による金属製剛性支持体2の吊持状態を維持することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は架空送電線のジャンパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、架空送電線のジャンパ装置として図3に示されるように、耐張鉄塔1に 対して耐張碍子連3を介して耐張支持される左右両側の送電線本線4をジャンパ 線7によって互いに電気的に接続するとともに、そのジャンパ線7の長手方向の 中間部を水平方向に延長する金属製剛性支持体2にスペーサ8を介して添設保持 させ、かつその金属製剛性支持体2の両端付近を耐張碍子連3と送電線本線4と の間にあるヨーク等の金具5に吊り材6を介して吊持させてなる型式のものが知 られている。
【0003】 しかして、上記ジャンパ装置において、金属製剛性支持体2を吊り材6によっ て吊下げ支持する吊持構造は、図4に拡大して示すように、中空または中実の金 属製剛性支持体2の外周部に、板状の連結片101を溶接102などの手段によ って直接固着し、この連結片101と吊り材6の下端とをボルトとナットの組み 合わせ等の適宜の回動連結ピン11によって回動自在に連結してなるものである 。なおこの吊持構造は、一端側でジャンパ装置の全重量のほぼ半分を負担するも のとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述の吊持構造においては、金属製剛性支持体2に固着される連 結片101は図5にさらに明白に示すように連結片101の基端部周囲がこれと 接する金属製剛性支持体2の表面部分に単に溶接102されるだけであるため、 両者の固着信頼性に劣り、万一溶接の剥離や異常荷重等による溶接個所の破損が 生じた場合には、金属製剛性支持体2が吊り材6から切り離されてこれが落下す る事態を招くと共に、これが要因となってさらに重大な事故を引き起こす懸念が あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上述の課題を解決するためになされたものであって、鉄塔アームの 下方に配置されている金属製剛性支持体の両端部付近が、耐張碍子連および本線 の間にある金具に吊り材を介して連結され、かつ両端部が前記本線に接続されて いるジャンパ線の中間部が前記金属製剛性支持体に平行に添わされているジャン パ装置において、環体と該環体の外面から一体的構造に突出している連結片体と からなる連結金具における前記環体が、前記金属製剛性支持体の両端部付近の外 周にはめ込まれると共に、互いに接する環体の周縁と金属製剛性支持体の外周と が溶接固着され、前記吊り材の下端部が前記連結片体に回動可能に連結されてい る架空送電線のジャンパ装置である。
【0006】
【作用】
連結金具を構成する環体と連結片体とは一体的構造のものであるので、両者が 切断分離する恐れがない。そして金属製剛性支持体の両端部付近は連結金具の環 体内に嵌挿されて支持されているから、金属製剛性支持体と連結金具における上 記環体との溶接に剥離が生じたとしても、また該溶接部に破損が生じたとしても 、金属製剛性支持体が連結金具から離脱することはなく、吊り材による吊持状態 がそのまま保持される。
【0007】
【実施例】
図1および図2についてこの考案の一実施例を説明する。この考案では図1に 示すように、環体91と、この環体91の外面から一体的構造に突出している連 結片体92とからなる連結金具9の、前記環体部91が金属製剛性支持体2の両 端部付近の外周にはめ込まれると共に、互いに接する環体91の周縁と金属製剛 性支持体2の外周とが溶接10され固着される。
【0008】 連結金具9の連結片体92には適宜のピン孔が穿設され、吊り材6の下端に穿 設されているピン孔との間に、たとえばボルトのような適宜の回動連結ピン11 を共通に挿通させることによってこの連結金具9と吊り材6とが回動自在に連結 される。
【0009】 連結金具9としては、連結片体92が図2(a)に示すように単一板状をなす ものと、同(b)に示すように二股に別れたものとがあり、この場合相手側の吊 り材6の連結端部の形状はそれぞれ対応した二股、または単一板状となることは 当然である。
【0010】
【考案の効果】
この考案によれば、連結金具9を構成する環体91と連結片体92とが一体的 構造のものとされているので両者が切断分離する恐れがなく、また上記環体91 が金属製剛性支持体2の両端部付近の外周にはめ込まれると共に、互いに接する 環体91の周縁と金属製剛性支持体2の外周とが溶接10により固着されている ので、両者の固着信頼性が従来に比べて遙かに高く、万一溶接10の剥離や溶接 10個所の破損が生じたとしても、環体91から金属製剛性支持体2が脱落する ことがなく、したがって金属製剛性支持体2の連結金具9による支持、すなわち 吊り材6による吊持状態が損われることがない。換言すれば上記溶接10の損傷 等が、即、金属製剛性支持体2の落下事故とはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るジャンパ装置の要部である金属
製剛性支持体と吊り材との連結部の一実施例を示す側面
図である。
【図2】図1のII−II線における横断面図である。
【図3】この考案の対象となるジャンパ装置を示す側面
図である。
【図4】従来の金属製剛性支持体の吊持構造を示す図2
と対比される横断面図である。
【図5】従来の金属製剛性支持体の吊持構造を示す斜視
図である。
【符号の説明】
2 金属製剛性支持体 6 吊り材 9 連結金具 91 環体 92 連結片体 10 溶接 11 回動連結ピン
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔アーム(1)の下方に配置されてい
    る金属製剛性支持体(2)の両端部付近が、耐張碍子連
    (3)および本線(4)の間にある金具(5)に吊り材
    (6)を介して連結され、かつ両端部が前記本線(4)
    に接続されているジャンパ線(7)の中間部が前記金属
    製剛性支持体(2)に平行に添わされているジャンパ装
    置において、環体(91)と該環体(91)の外面から
    一体的構造に突出している連結片体(92)とからなる
    連結金具(9)における前記環体(91)が、前記金属
    製剛性支持体(2)の両端部付近の外周にはめ込まれる
    と共に、互いに接する環体(91)の周縁と金属製剛性
    支持体(2)の外周とが溶接(10)によって固着さ
    れ、前記吊り材(6)の下端部が前記連結片体(92)
    に回動可能に連結されていることを特徴とする架空送電
    線のジャンパ装置。
JP5104091U 1991-06-06 1991-06-06 架空送電線のジヤンパ装置 Pending JPH0529236U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104091U JPH0529236U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 架空送電線のジヤンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104091U JPH0529236U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 架空送電線のジヤンパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529236U true JPH0529236U (ja) 1993-04-16

Family

ID=12875691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5104091U Pending JPH0529236U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 架空送電線のジヤンパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529236U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7690624B2 (en) 2005-06-06 2010-04-06 The Japan Atomic Power Company Valve drive device
CN113241699A (zh) * 2021-05-28 2021-08-10 贵州电网有限责任公司 输电线路耐张塔跳线绝缘子防风偏装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7690624B2 (en) 2005-06-06 2010-04-06 The Japan Atomic Power Company Valve drive device
CN113241699A (zh) * 2021-05-28 2021-08-10 贵州电网有限责任公司 输电线路耐张塔跳线绝缘子防风偏装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0529236U (ja) 架空送電線のジヤンパ装置
JP4482274B2 (ja) 空中電力線用頂部ポール支持体
US5855354A (en) Motor bracket weldment
JP3816939B2 (ja) 耐張がいし装置
JP6768538B2 (ja) 連結部材
JP3212763B2 (ja) 送電柱の腕金
JP3342208B2 (ja) 楔形引留クランプおよび既設クランプの取替方法
JPH038024Y2 (ja)
JPS6332969Y2 (ja)
CN213383740U (zh) 驱动桥壳总成装置
JP5797698B2 (ja) 支持碍子装着部用アダプタ
JP3090900B2 (ja) 電柱支持装置
EP2687398B1 (fr) Dispositif de suspension d'un câble porteur de caténaire
JP4417598B2 (ja) 架空ケーブル保持装置
JP2599623Y2 (ja) 架空送電線のパイプ式ジャンパ装置
JP2002051442A (ja) 架空送電線用のパイプ式ジャンパ装置
JPS6010164Y2 (ja) 車軸クランプの構造
JPH04128033U (ja) 架空送電線のジヤンパ装置
JPS5833621Y2 (ja) 三導体用ヨ−ク
JPH0312169Y2 (ja)
JPH026577Y2 (ja)
JPS6041614Y2 (ja) 多導体用懸垂装置のヨ−ク体
JP3999488B2 (ja) ウエイト付懸垂クランプ
CN205455688U (zh) 斩拌机刀轴固定机构
JP3564867B2 (ja) 自動二輪車のフレーム構造