JPH05292098A - アドレス設定方法 - Google Patents
アドレス設定方法Info
- Publication number
- JPH05292098A JPH05292098A JP8570992A JP8570992A JPH05292098A JP H05292098 A JPH05292098 A JP H05292098A JP 8570992 A JP8570992 A JP 8570992A JP 8570992 A JP8570992 A JP 8570992A JP H05292098 A JPH05292098 A JP H05292098A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- node
- address
- nth
- bus
- slave nodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バス型シリアル通信システムにおいて、各ス
レーブ・ノードに固有のアドレスを容易に変更可能なア
ドレス設定方法を提供する。 【構成】 制御マスタ・ノードには主シリアル・バスを
介して第1乃至第Nのスレーブ・ノードが、この順番に
接続されている。主シリアル・バスは、それぞれ、第1
乃至第Nのスレーブ・ノードが接続された第1乃至第N
の主シリアル・バスから成り、これらは第1乃至第(N
−1)のノード制御回路によって隔てられている。初期
電源投入時に第1乃至第(N−1)のノード制御回路に
よって制御マスタ・ノードと第2乃至第Nのスレーブ・
ノードとを電気的に遮断し、パワー・オン・リセット解
除後、制御マスタ・ノードからのシリアル信号により、
第1乃至第(N−1)のノード制御回路によって、第2
乃至第Nのスレーブ・ノードと制御マスタ・ノードとの
接続をこの順番に行いながら、順次、第1乃至第Nのス
レーブ・ノードのアドレス設定を行う。
レーブ・ノードに固有のアドレスを容易に変更可能なア
ドレス設定方法を提供する。 【構成】 制御マスタ・ノードには主シリアル・バスを
介して第1乃至第Nのスレーブ・ノードが、この順番に
接続されている。主シリアル・バスは、それぞれ、第1
乃至第Nのスレーブ・ノードが接続された第1乃至第N
の主シリアル・バスから成り、これらは第1乃至第(N
−1)のノード制御回路によって隔てられている。初期
電源投入時に第1乃至第(N−1)のノード制御回路に
よって制御マスタ・ノードと第2乃至第Nのスレーブ・
ノードとを電気的に遮断し、パワー・オン・リセット解
除後、制御マスタ・ノードからのシリアル信号により、
第1乃至第(N−1)のノード制御回路によって、第2
乃至第Nのスレーブ・ノードと制御マスタ・ノードとの
接続をこの順番に行いながら、順次、第1乃至第Nのス
レーブ・ノードのアドレス設定を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス型のトポロジを用
い、マスタ・スレーブ型の通信制御手段を採用したシリ
アル通信システムに関し、特にバス型シリアル通信シス
テムを構成する複数のスレーブ・ノードの各々にアドレ
スを設定するアドレス設定方法に関する。
い、マスタ・スレーブ型の通信制御手段を採用したシリ
アル通信システムに関し、特にバス型シリアル通信シス
テムを構成する複数のスレーブ・ノードの各々にアドレ
スを設定するアドレス設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアル通信システムの1つとして、バ
ス型のトポロジを用い、マスタ・スレーブ型の通信制御
手段を採用したシステムがある。このようなバス型シリ
アル通信システムは、主シリアル・バスと、この主シリ
アル・バスにブランチ接続された複数のスレーブ・ノー
ドと、これら複数のスレーブ・ノードの各々と主シリア
ル・バスを介して通信を行う制御マスタ・ノードとを有
する。制御マスタ・ノードは、通信制御を一手に引き受
けるセンタとして動作する。換言すれば、通信は制御マ
スタ・ノードの制御下で行われる。
ス型のトポロジを用い、マスタ・スレーブ型の通信制御
手段を採用したシステムがある。このようなバス型シリ
アル通信システムは、主シリアル・バスと、この主シリ
アル・バスにブランチ接続された複数のスレーブ・ノー
ドと、これら複数のスレーブ・ノードの各々と主シリア
ル・バスを介して通信を行う制御マスタ・ノードとを有
する。制御マスタ・ノードは、通信制御を一手に引き受
けるセンタとして動作する。換言すれば、通信は制御マ
スタ・ノードの制御下で行われる。
【0003】制御マスタ・ノードは、複数のスレーブ・
ノードのうちのどれか1つと通信を行うため、まず、複
数のスレーブ・ノードの1つを指定する。そして、制御
マスタ・ノードはこの指定したスレーブ・ノードとの間
で通信を行う。このようなスレーブ・ノードの指定は、
このスレーブ・ノードに割り当てられたアドレスを指定
することによって行う。したがって、主シリアル・バス
にブランチ接続された複数のスレーブ・ノードには、そ
れぞれ、異なるアドレスが割り当てられていなければな
らない。このような状況において、複数のスレーブ・ノ
ードの各々は、制御マスタ・ノードから主シリアル・バ
ス上に送出されたアドレス情報を常に監視しており、こ
のアドレス情報が自スレーブ・ノードに予め設定してあ
るアドレスを示すアドレス情報に一致するか否かを判断
し、これらアドレス情報が一致した場合に、制御マスタ
・ノードとの間で通信を行うことができる。したがっ
て、このようなバス型シリアル通信システムを構築する
ためには、実際にデータ通信を行う前に、主シリアル・
バスにブランチ接続された複数のスレーブ・ノードに、
それぞれ、別々のアドレスを設定しておく必要がある。
換言すれば、各スレーブ・ノードは、自ノードにアドレ
スを設定するためのアドレス設定回路を備えていなけれ
ばならない。
ノードのうちのどれか1つと通信を行うため、まず、複
数のスレーブ・ノードの1つを指定する。そして、制御
マスタ・ノードはこの指定したスレーブ・ノードとの間
で通信を行う。このようなスレーブ・ノードの指定は、
このスレーブ・ノードに割り当てられたアドレスを指定
することによって行う。したがって、主シリアル・バス
にブランチ接続された複数のスレーブ・ノードには、そ
れぞれ、異なるアドレスが割り当てられていなければな
らない。このような状況において、複数のスレーブ・ノ
ードの各々は、制御マスタ・ノードから主シリアル・バ
ス上に送出されたアドレス情報を常に監視しており、こ
のアドレス情報が自スレーブ・ノードに予め設定してあ
るアドレスを示すアドレス情報に一致するか否かを判断
し、これらアドレス情報が一致した場合に、制御マスタ
・ノードとの間で通信を行うことができる。したがっ
て、このようなバス型シリアル通信システムを構築する
ためには、実際にデータ通信を行う前に、主シリアル・
バスにブランチ接続された複数のスレーブ・ノードに、
それぞれ、別々のアドレスを設定しておく必要がある。
換言すれば、各スレーブ・ノードは、自ノードにアドレ
スを設定するためのアドレス設定回路を備えていなけれ
ばならない。
【0004】従来、このようなアドレス設定を、次に説
明するような、大きく分けて2種類の方法のいずれかで
行っている。
明するような、大きく分けて2種類の方法のいずれかで
行っている。
【0005】図4にそのうちの1つの従来のアドレス設
定方法が適用されるバス型シリアル通信システムを示
す。
定方法が適用されるバス型シリアル通信システムを示
す。
【0006】バス型シリアル通信システムは、制御マス
タ・ノード1と、この制御マスタ・ノード1のシリアル
通信用入出力端子TX/RXに接続された主シリアル・
バス2と、この主シリアル・バス2にブランチ接続され
た複数のスレーブ・ノード(図4には1つのスレーブ・
ノード3−1のみを図示する)とを有する。複数のスレ
ーブ・ノードは同一の構成を有するので、ここでは、ス
レーブ・ノード3−1の構成についてのみ説明する。ま
た、複数のスレーブ・ノードに設定されるアドレスを表
すアドレス情報は8ビットで表されるとする。さらに、
図4中では、スレーブ・ノード3−1のアドレス制御回
路の構成についてのみ図示してあるが、、スレーブ・ノ
ード3−1内のその他の構成については、アドレス設定
の説明に必要がないので、省略する。
タ・ノード1と、この制御マスタ・ノード1のシリアル
通信用入出力端子TX/RXに接続された主シリアル・
バス2と、この主シリアル・バス2にブランチ接続され
た複数のスレーブ・ノード(図4には1つのスレーブ・
ノード3−1のみを図示する)とを有する。複数のスレ
ーブ・ノードは同一の構成を有するので、ここでは、ス
レーブ・ノード3−1の構成についてのみ説明する。ま
た、複数のスレーブ・ノードに設定されるアドレスを表
すアドレス情報は8ビットで表されるとする。さらに、
図4中では、スレーブ・ノード3−1のアドレス制御回
路の構成についてのみ図示してあるが、、スレーブ・ノ
ード3−1内のその他の構成については、アドレス設定
の説明に必要がないので、省略する。
【0007】スレーブ・ノード3−1のアドレス制御回
路は、自ノードにアドレス情報を設定するための8本の
アドレス設定端子40と、シリアル/パラレル変換回路
10と、内部バス11と、アドレス・レジスタ13と、
比較器14とを有する。
路は、自ノードにアドレス情報を設定するための8本の
アドレス設定端子40と、シリアル/パラレル変換回路
10と、内部バス11と、アドレス・レジスタ13と、
比較器14とを有する。
【0008】シリアル/パラレル変換回路10は、主シ
リアル・バス2と内部バス11との間に接続されてい
る。シリアル/パラレル変換回路10は、主シリアル・
バス2上のシリアル情報を8ビットのパラレル情報に変
換して内部バス11に送出し、逆に、内部バス11上の
8ビットのパラレル情報をシリアル情報に変換して主シ
リアル・バス2へ送出する。ここで、制御マスタ・ノー
ド1から主シリアル・バス2上に送出されるシリアル情
報の中には複数のスレーブ・ノードの1つを指定するた
めのアドレス情報がある。
リアル・バス2と内部バス11との間に接続されてい
る。シリアル/パラレル変換回路10は、主シリアル・
バス2上のシリアル情報を8ビットのパラレル情報に変
換して内部バス11に送出し、逆に、内部バス11上の
8ビットのパラレル情報をシリアル情報に変換して主シ
リアル・バス2へ送出する。ここで、制御マスタ・ノー
ド1から主シリアル・バス2上に送出されるシリアル情
報の中には複数のスレーブ・ノードの1つを指定するた
めのアドレス情報がある。
【0009】アドレス・レジスタ13は内部バス11を
介してシリアル/パラレル変換回路10に接続さてい
る。アドレス・レジスタ13は制御マスタ・ノード1か
ら送出された上記シリアルのアドレス情報をシリアル/
パラレル変換回路10を介して8ビットパラレルのアド
レス情報として受信して保持する。
介してシリアル/パラレル変換回路10に接続さてい
る。アドレス・レジスタ13は制御マスタ・ノード1か
ら送出された上記シリアルのアドレス情報をシリアル/
パラレル変換回路10を介して8ビットパラレルのアド
レス情報として受信して保持する。
【0010】比較器14は、アドレス・レジスタ13と
アドレス設定端子40との間に接続されている。比較器
14は、アドレス設定端子40で設定された自ノードの
アドレスを表す設定アドレス情報とアドレス・レジスタ
13に保持された8ビットの受信アドレス情報とを比較
し、これら両者のアドレス情報が一致したときに動作イ
ネーブル信号を出力する。この動作イネーブル信号は、
本スレーブ・ノード3−1全体の動作を制御する制御ユ
ニット(図示せず)に供給される。この動作イネーブル
信号に応答して、制御ユニットは主シリアル・バス2を
介して制御マスタ・ノード1との間でデータ通信を行
う。
アドレス設定端子40との間に接続されている。比較器
14は、アドレス設定端子40で設定された自ノードの
アドレスを表す設定アドレス情報とアドレス・レジスタ
13に保持された8ビットの受信アドレス情報とを比較
し、これら両者のアドレス情報が一致したときに動作イ
ネーブル信号を出力する。この動作イネーブル信号は、
本スレーブ・ノード3−1全体の動作を制御する制御ユ
ニット(図示せず)に供給される。この動作イネーブル
信号に応答して、制御ユニットは主シリアル・バス2を
介して制御マスタ・ノード1との間でデータ通信を行
う。
【0011】このように、図4に示す従来例では、受信
した情報が自己のノードに対する情報であるか否かの認
識を、アドレス設定端子40で設定された設定アドレス
情報と、アドレス・レジスタ13に格納される送信され
てきた受信アドレス情報とを、比較器14によって比較
することによって行っている。
した情報が自己のノードに対する情報であるか否かの認
識を、アドレス設定端子40で設定された設定アドレス
情報と、アドレス・レジスタ13に格納される送信され
てきた受信アドレス情報とを、比較器14によって比較
することによって行っている。
【0012】上述したように、図4に示す従来例では、
アドレス設定回路として8本のアドレス設定端子40を
備えている。各アドレス設定端子40は、抵抗等により
にプルアップまたはプルダウンする必要がある。
アドレス設定回路として8本のアドレス設定端子40を
備えている。各アドレス設定端子40は、抵抗等により
にプルアップまたはプルダウンする必要がある。
【0013】図5に他の従来のアドレス設定方法が適用
されるバス型シリアル通信システムを示す。
されるバス型シリアル通信システムを示す。
【0014】図5に示す従来のバス型シリアル通信シス
テムは、スレーブ・ノード3−1がアドレス設定端子4
0の代りに内蔵ROM41を有している点を除いて、図
4に示したものと同様の構成を有する。従って、図4に
示すものと同様の機能を有するものには同一の参照符号
を付し、それらについては説明を簡単にするためにその
説明は省略する。すなわち、この従来例では、アドレス
設定回路として内蔵ROM41を備えている。この内蔵
ROM41には、スレーブ・ノード3−1自身の持つ固
有のアドレス情報が記憶される。
テムは、スレーブ・ノード3−1がアドレス設定端子4
0の代りに内蔵ROM41を有している点を除いて、図
4に示したものと同様の構成を有する。従って、図4に
示すものと同様の機能を有するものには同一の参照符号
を付し、それらについては説明を簡単にするためにその
説明は省略する。すなわち、この従来例では、アドレス
設定回路として内蔵ROM41を備えている。この内蔵
ROM41には、スレーブ・ノード3−1自身の持つ固
有のアドレス情報が記憶される。
【0015】図5に示す従来例では、受信した情報が自
己のノードに対する情報であるか否かの認識を、内蔵R
OM41に記憶されている自ノード固有のアドレス情報
と、アドレス・レジスタ13に入力される受信アドレス
情報とを、比較器14によって比較することによって行
っている。
己のノードに対する情報であるか否かの認識を、内蔵R
OM41に記憶されている自ノード固有のアドレス情報
と、アドレス・レジスタ13に入力される受信アドレス
情報とを、比較器14によって比較することによって行
っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来のアド
レス設定方法では、各スレーブ・ノードのアドレス設定
をアドレス設定端子40によって行っているため、シリ
アル通信用の入出力端子の他にアドレス設定端子が数多
く必要であり、部品点数の増加、パッケージの大型化に
つながり、コストの上昇を招くという欠点がある。さら
に、アドレス設定端子は、抵抗等によりにプルアップま
たはプルダウンする必要があるので、基板の大型化、実
装点数の増加による信頼性の低下を引き起こすといった
欠点があった。
レス設定方法では、各スレーブ・ノードのアドレス設定
をアドレス設定端子40によって行っているため、シリ
アル通信用の入出力端子の他にアドレス設定端子が数多
く必要であり、部品点数の増加、パッケージの大型化に
つながり、コストの上昇を招くという欠点がある。さら
に、アドレス設定端子は、抵抗等によりにプルアップま
たはプルダウンする必要があるので、基板の大型化、実
装点数の増加による信頼性の低下を引き起こすといった
欠点があった。
【0017】また、図5に示す従来のアドレス設定方法
では、スレーブ・ノードのアドレスが内蔵ROM41に
よって固定されるため、システム変更があった場合でも
スレーブ・ノードのアドレスを容易に変更することがで
きず、システムの柔軟性にかけるという欠点があった。
さらに、モノリシックICでアドレス制御回路を製造し
た場合、内蔵ROM41がマスクROMであればスレー
ブ・ノードの数だけICの品種を持つ必要があるため、
コストの増加と管理工数の増大を招くという欠点があ
る。また、内蔵ROM41がプログラマブルROMであ
れば、個々のアドレス制御用ICに対してすべてアドレ
ス情報を書き込むという書込み処理を行う作業工数が必
要であり、やはりコストが増大するという欠点があっ
た。
では、スレーブ・ノードのアドレスが内蔵ROM41に
よって固定されるため、システム変更があった場合でも
スレーブ・ノードのアドレスを容易に変更することがで
きず、システムの柔軟性にかけるという欠点があった。
さらに、モノリシックICでアドレス制御回路を製造し
た場合、内蔵ROM41がマスクROMであればスレー
ブ・ノードの数だけICの品種を持つ必要があるため、
コストの増加と管理工数の増大を招くという欠点があ
る。また、内蔵ROM41がプログラマブルROMであ
れば、個々のアドレス制御用ICに対してすべてアドレ
ス情報を書き込むという書込み処理を行う作業工数が必
要であり、やはりコストが増大するという欠点があっ
た。
【0018】したがって、本発明の目的は、部品点数の
低減、基板の小型化、実装点数の低減を行え、信頼性を
向上できるアドレス設定方法を提供することにある。
低減、基板の小型化、実装点数の低減を行え、信頼性を
向上できるアドレス設定方法を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、各スレーブ・ノード
のアドレスを容易に変更でき、システムとして高い柔軟
性をもつアドレス設定方法を提供することにある。
のアドレスを容易に変更でき、システムとして高い柔軟
性をもつアドレス設定方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
るアドレス設定方法は、制御マスタ・ノードにシリアル
・データ送受信用の主シリアル・バスを介して第1乃至
第Nのスレーブ・ノードがこの順番に接続されているバ
ス型シリアル通信システムにおける、前記第1乃至第N
のスレーブ・ノードにアドレスを設定する方法であっ
て、前記主シリアル・バスは、第1乃至第(N−1)の
ノード制御回路によって隔てられ、それぞれ、第1乃至
第Nのスレーブ・ノードが接続された第1乃至第Nの主
シリアル・バスから成り、前記アドレス設定方法は、前
記バス型シリアル通信システムを初期電源投入すること
によって、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードと前記
第1乃至第(N−1)のノード制御回路とをパワー・オ
ン・リセットすると共に、前記第1のスレーブ・ノード
と前記第1のノード制御回路のみを前記第1の主シリア
ル・バスを介して前記制御マスタ・ノードに電気的に接
続し;前記制御マスタ・ノードが前記第1乃至前記第N
のスレーブ・ノード用の第1乃至第Nのアドレス情報
を、順次、前記第1の主シリアル・バス上に送出し、そ
れによって、前記第1乃至前記第(N−1)のノード制
御回路は、それぞれ、前記第1乃至前記第(N−1)の
アドレス情報を受けたときに、各自の入力と出力とを電
気的に接続して、前記第2乃至前記第Nのスレーブ・ノ
ードを、順次、前記制御マスタ・ノードに接続させ、そ
れと共に、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノード
は、前記パワー・オン・リセット後に、最初に受信した
アドレス情報を自己のアドレスとして設定することによ
って、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノードに、そ
れぞれ、前記第1乃至前記第Nのアドレス情報が自己の
アドレスとして設定されるステップを含むことを特徴と
する。
るアドレス設定方法は、制御マスタ・ノードにシリアル
・データ送受信用の主シリアル・バスを介して第1乃至
第Nのスレーブ・ノードがこの順番に接続されているバ
ス型シリアル通信システムにおける、前記第1乃至第N
のスレーブ・ノードにアドレスを設定する方法であっ
て、前記主シリアル・バスは、第1乃至第(N−1)の
ノード制御回路によって隔てられ、それぞれ、第1乃至
第Nのスレーブ・ノードが接続された第1乃至第Nの主
シリアル・バスから成り、前記アドレス設定方法は、前
記バス型シリアル通信システムを初期電源投入すること
によって、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードと前記
第1乃至第(N−1)のノード制御回路とをパワー・オ
ン・リセットすると共に、前記第1のスレーブ・ノード
と前記第1のノード制御回路のみを前記第1の主シリア
ル・バスを介して前記制御マスタ・ノードに電気的に接
続し;前記制御マスタ・ノードが前記第1乃至前記第N
のスレーブ・ノード用の第1乃至第Nのアドレス情報
を、順次、前記第1の主シリアル・バス上に送出し、そ
れによって、前記第1乃至前記第(N−1)のノード制
御回路は、それぞれ、前記第1乃至前記第(N−1)の
アドレス情報を受けたときに、各自の入力と出力とを電
気的に接続して、前記第2乃至前記第Nのスレーブ・ノ
ードを、順次、前記制御マスタ・ノードに接続させ、そ
れと共に、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノード
は、前記パワー・オン・リセット後に、最初に受信した
アドレス情報を自己のアドレスとして設定することによ
って、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノードに、そ
れぞれ、前記第1乃至前記第Nのアドレス情報が自己の
アドレスとして設定されるステップを含むことを特徴と
する。
【0021】本発明の第2の態様によるアドレス設定方
法は、制御マスタ・ノードにシリアル・データ送受信用
の主シリアル・バスとクロック信号送出用のクロック信
号線とを介して第1乃至第Nのスレーブ・ノードがこの
順番に接続されているバス型シリアル通信システムにお
ける、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードにアドレス
を設定する方法であって、前記クロック信号線は、第1
乃至第(N−1)のノード制御回路によって隔てられ、
それぞれ、第1乃至第Nのスレーブ・ノードが接続され
た第1乃至第Nのクロック信号線から成り、前記アドレ
ス設定方法は、前記バス型シリアル通信システムを初期
電源投入することによって、前記第1乃至第Nのスレー
ブ・ノードと前記第1乃至第(N−1)のノード制御回
路とをパワー・オン・リセットすると共に、前記第1の
スレーブ・ノードと前記第1のノード制御回路のみを前
記第1のクロック信号によって前記制御マスタ・ノード
からのシリアル・データを受信可能状態にし;前記制御
マスタ・ノードが前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノ
ード用の第1乃至第Nのアドレス情報をクロック信号に
同期して、順次、前記主シリアル・バス上に送出し、そ
れによって、前記第1乃至前記第(N−1)のノード制
御回路は、それぞれ、前記第1乃至前記第(N−1)の
アドレス情報に同期したクロック信号を受けたときに、
各自の入力と出力とを電気的に接続して、前記第2乃至
前記第Nのスレーブ・ノードを、順次、前記制御マスタ
・ノードからのシリアル・データを受信可能状態にし、
それと共に、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノード
は、前記パワー・オン・リセット後に、最初に受信した
アドレス情報を自己のアドレスとして設定することによ
って、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノードに、そ
れぞれ、前記第1乃至前記第Nのアドレス情報が自己の
アドレスとして設定されるステップを含むことを特徴と
する。
法は、制御マスタ・ノードにシリアル・データ送受信用
の主シリアル・バスとクロック信号送出用のクロック信
号線とを介して第1乃至第Nのスレーブ・ノードがこの
順番に接続されているバス型シリアル通信システムにお
ける、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードにアドレス
を設定する方法であって、前記クロック信号線は、第1
乃至第(N−1)のノード制御回路によって隔てられ、
それぞれ、第1乃至第Nのスレーブ・ノードが接続され
た第1乃至第Nのクロック信号線から成り、前記アドレ
ス設定方法は、前記バス型シリアル通信システムを初期
電源投入することによって、前記第1乃至第Nのスレー
ブ・ノードと前記第1乃至第(N−1)のノード制御回
路とをパワー・オン・リセットすると共に、前記第1の
スレーブ・ノードと前記第1のノード制御回路のみを前
記第1のクロック信号によって前記制御マスタ・ノード
からのシリアル・データを受信可能状態にし;前記制御
マスタ・ノードが前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノ
ード用の第1乃至第Nのアドレス情報をクロック信号に
同期して、順次、前記主シリアル・バス上に送出し、そ
れによって、前記第1乃至前記第(N−1)のノード制
御回路は、それぞれ、前記第1乃至前記第(N−1)の
アドレス情報に同期したクロック信号を受けたときに、
各自の入力と出力とを電気的に接続して、前記第2乃至
前記第Nのスレーブ・ノードを、順次、前記制御マスタ
・ノードからのシリアル・データを受信可能状態にし、
それと共に、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノード
は、前記パワー・オン・リセット後に、最初に受信した
アドレス情報を自己のアドレスとして設定することによ
って、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノードに、そ
れぞれ、前記第1乃至前記第Nのアドレス情報が自己の
アドレスとして設定されるステップを含むことを特徴と
する。
【0022】
【作用】本発明によるアドレス設定方法では、初期電源
投入時のパワー・オン・リセットにより、各スレーブ・
ノード内のアドレス記憶回路が初期化されるとともに、
各ノード制御回路も初期化される。そのため、各ノード
制御回路は入力信号を遮断し出力を行わない。この結
果、制御マスタ・ノードのシリアル信号入出力端子に接
続される主シリアル・バスには、第1のスレーブ・ノー
ドと第1のノード制御回路のみが電気的に接続され、他
のスレーブ・ノードおよびノード制御回路は電気的に遮
断された状態となっている。
投入時のパワー・オン・リセットにより、各スレーブ・
ノード内のアドレス記憶回路が初期化されるとともに、
各ノード制御回路も初期化される。そのため、各ノード
制御回路は入力信号を遮断し出力を行わない。この結
果、制御マスタ・ノードのシリアル信号入出力端子に接
続される主シリアル・バスには、第1のスレーブ・ノー
ドと第1のノード制御回路のみが電気的に接続され、他
のスレーブ・ノードおよびノード制御回路は電気的に遮
断された状態となっている。
【0023】前述した初期状態において、制御マスタ・
ノードはまず、第1のスレーブ・ノードに対しアドレス
情報となるシリアル信号、たとえば8発のシリアル・パ
ルス信号を送信する。第1のスレーブ・ノードは、受信
したシリアル信号を自己のアドレス情報としてアドレス
記憶回路に記憶する。このとき、第1のノード制御回路
にも同一の信号が入力され、第1のノード制御回路は第
1のスレーブ・ノードがアドレス設定されるのに必要な
パルス数、例えば8発のシリアル・パルス信号が入力さ
れたことを検知して、入力側の主シリアル・バスを次段
の主シリアル・バスと電気的に接続する。
ノードはまず、第1のスレーブ・ノードに対しアドレス
情報となるシリアル信号、たとえば8発のシリアル・パ
ルス信号を送信する。第1のスレーブ・ノードは、受信
したシリアル信号を自己のアドレス情報としてアドレス
記憶回路に記憶する。このとき、第1のノード制御回路
にも同一の信号が入力され、第1のノード制御回路は第
1のスレーブ・ノードがアドレス設定されるのに必要な
パルス数、例えば8発のシリアル・パルス信号が入力さ
れたことを検知して、入力側の主シリアル・バスを次段
の主シリアル・バスと電気的に接続する。
【0024】制御マスタ・ノードより順次各スレーブ・
ノードのアドレス情報となるシリアル・パルス信号を出
力すれば、各ノード制御回路は順次入力側の主シリアル
・バスと出力側の主シリアル・バスとを電気的に接続す
るため、各スレーブ・ノードのアドレス情報の設定が行
われる。
ノードのアドレス情報となるシリアル・パルス信号を出
力すれば、各ノード制御回路は順次入力側の主シリアル
・バスと出力側の主シリアル・バスとを電気的に接続す
るため、各スレーブ・ノードのアドレス情報の設定が行
われる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 [実施例1]図1(A)は本発明の第1の実施例による
アドレス設定方法が適用されるバス型シリアル通信シス
テムの全体を示すブロック図である。
て説明する。 [実施例1]図1(A)は本発明の第1の実施例による
アドレス設定方法が適用されるバス型シリアル通信シス
テムの全体を示すブロック図である。
【0026】図示のバス型シリアル通信システムは、制
御マスタ・ノード1と、第1乃至第Nの主シリアル・バ
ス2−1,2−2,2−3,…,2−(N−1),2−
Nと、第1乃至第Nのスレーブ・ノード3−1,3−
2,…,3−Nと、第1乃至第(N−1)のノード制御
回路4−1,4−2,…,4−(N−1)とを有する。
御マスタ・ノード1と、第1乃至第Nの主シリアル・バ
ス2−1,2−2,2−3,…,2−(N−1),2−
Nと、第1乃至第Nのスレーブ・ノード3−1,3−
2,…,3−Nと、第1乃至第(N−1)のノード制御
回路4−1,4−2,…,4−(N−1)とを有する。
【0027】制御マスタ・ノード1は、シリアル通信の
制御と、後述するような各スレーブ・ノードのアドレス
設定とを行う。制御マスタ・ノード1のシリアル通信用
入出力端子TX/RXには、第1の主シリアル・バス2
−1を介して、第1のスレーブ・ノード3−1のシリア
ル通信用入出力端子TX/RXと第1のノード制御回路
4−1の入力端子とが接続されている。第1のノード制
御回路4−1の出力端子には、第2の主シリアル・バス
2−2を介して、第2のスレーブ・ノード3−2のシリ
アル通信用入出力端子TX/RXと第2のノード制御回
路4−2の入力端子とが接続されている。同様に、第2
のノード制御回路4−2の出力端子には、第2の主シリ
アル・バス2−2を介して、第3のスレーブ・ノード
(図示せず)のシリアル通信用入出力端子TX/RXと
第3のノード制御回路(図示せず)の入力端子とが接続
されている。最後に、入力端子に第(N−1)の主シリ
アル・バス2−(N−1)が接続された第(N−1)の
ノード制御回路4−(N−1)には、第Nの主シリアル
・バス2−Nを介して第Nのスレーブ・ノード3−Nが
接続されている。
制御と、後述するような各スレーブ・ノードのアドレス
設定とを行う。制御マスタ・ノード1のシリアル通信用
入出力端子TX/RXには、第1の主シリアル・バス2
−1を介して、第1のスレーブ・ノード3−1のシリア
ル通信用入出力端子TX/RXと第1のノード制御回路
4−1の入力端子とが接続されている。第1のノード制
御回路4−1の出力端子には、第2の主シリアル・バス
2−2を介して、第2のスレーブ・ノード3−2のシリ
アル通信用入出力端子TX/RXと第2のノード制御回
路4−2の入力端子とが接続されている。同様に、第2
のノード制御回路4−2の出力端子には、第2の主シリ
アル・バス2−2を介して、第3のスレーブ・ノード
(図示せず)のシリアル通信用入出力端子TX/RXと
第3のノード制御回路(図示せず)の入力端子とが接続
されている。最後に、入力端子に第(N−1)の主シリ
アル・バス2−(N−1)が接続された第(N−1)の
ノード制御回路4−(N−1)には、第Nの主シリアル
・バス2−Nを介して第Nのスレーブ・ノード3−Nが
接続されている。
【0028】このように、主シリアル・バスは、第1乃
至第(N−1)のノード制御回路4−1〜4−(N−
1)によって隔てられ、それぞれ、第1乃至第Nのスレ
ーブ・ノード3−1〜3−Nが接続された、第1乃至第
Nの主シリアル・バス2−1〜2−Nから成る。第1乃
至第(N−1)のノード制御回路4−1〜4−(N−
1)の各々は、初期電源投入時のパワー・オン・リセッ
ト後、後述するような所定の条件を満足したときに、制
御マスタ・ノード1からのシリアル信号を次段へ伝達す
るのを許可する。
至第(N−1)のノード制御回路4−1〜4−(N−
1)によって隔てられ、それぞれ、第1乃至第Nのスレ
ーブ・ノード3−1〜3−Nが接続された、第1乃至第
Nの主シリアル・バス2−1〜2−Nから成る。第1乃
至第(N−1)のノード制御回路4−1〜4−(N−
1)の各々は、初期電源投入時のパワー・オン・リセッ
ト後、後述するような所定の条件を満足したときに、制
御マスタ・ノード1からのシリアル信号を次段へ伝達す
るのを許可する。
【0029】図1(B)は、図1(A)中の第1のスレ
ーブ・ノード3−1内のアドレス制御回路の内部構成
と、第1のノード制御回路4−1の内部構成とを詳細に
示すブロック図である。
ーブ・ノード3−1内のアドレス制御回路の内部構成
と、第1のノード制御回路4−1の内部構成とを詳細に
示すブロック図である。
【0030】第1のスレーブ・ノード3−1内のアドレ
ス制御回路は、アドレス設定端子40(図4)或いは内
蔵ROM41(図5)の代わりに、アドレス記憶回路1
2を有している点を除いて、図4或いは図5に示すもの
と同様の構成を有する。従って、図4或いは図5に示す
ものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付
し、それらについては説明を簡単にするためにその説明
は省略する。
ス制御回路は、アドレス設定端子40(図4)或いは内
蔵ROM41(図5)の代わりに、アドレス記憶回路1
2を有している点を除いて、図4或いは図5に示すもの
と同様の構成を有する。従って、図4或いは図5に示す
ものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付
し、それらについては説明を簡単にするためにその説明
は省略する。
【0031】アドレス記憶回路12は、パワー・オン・
リセット後、最初に入力されたアドレス情報を自スレー
ブ・ノード3−1のアドレス情報として記憶する。本実
施例では、アドレス・レジスタ13は、パワー・オン・
リセット後、2回目以降に受信したアドレス情報を記憶
する。
リセット後、最初に入力されたアドレス情報を自スレー
ブ・ノード3−1のアドレス情報として記憶する。本実
施例では、アドレス・レジスタ13は、パワー・オン・
リセット後、2回目以降に受信したアドレス情報を記憶
する。
【0032】尚、第2乃至第Nのスレーブ・ノード3−
2〜3−Nも、図示はしないが、図1(B)に示した第
1のスレーブ・ノード3−1内のアドレス制御回路と同
様の構成のアドレス制御回路を有している。
2〜3−Nも、図示はしないが、図1(B)に示した第
1のスレーブ・ノード3−1内のアドレス制御回路と同
様の構成のアドレス制御回路を有している。
【0033】第1のノード制御回路4−1は、エッジ検
出回路15と、カウンタ16と、パワー・オン・リセッ
ト回路17と、SRフリップ・フロップ回路18と、ア
ナログ・スイッチ19とを有する。
出回路15と、カウンタ16と、パワー・オン・リセッ
ト回路17と、SRフリップ・フロップ回路18と、ア
ナログ・スイッチ19とを有する。
【0034】エッジ検出回路15は、第1の主シリアル
・バス2−1上のシリアル・データの立ち上がりエッジ
を検出し、エッジ検出信号を出力する。カウンタ16
は、エッジ検出回路15からのエッジ検出信号の回数を
計数し、この回数が所定の計数値(本実施例では8回)
に達すればキャリー信号を出力する。パワー・オン・リ
セット回路17は、電源投入時の内部回路初期化の為の
回路であって、電源投入時にパワー・オン・リセット信
号を出力する。SRフリップ・フロップ回路18は、キ
ャリー信号をセット入力端子Sで受け、パワー・オン・
リセット信号をリセット入力端子Rで受ける。したがっ
て、SRフリップ・フロップ回路18は、パワー・オン
・リセット信号に応答して論理“0”レベルにリセット
され、キャリー信号に応答して論理“1”レベルにセッ
トされる。SRフリップ・フロップ回路18はその出力
端子Qから制御信号を出力する。
・バス2−1上のシリアル・データの立ち上がりエッジ
を検出し、エッジ検出信号を出力する。カウンタ16
は、エッジ検出回路15からのエッジ検出信号の回数を
計数し、この回数が所定の計数値(本実施例では8回)
に達すればキャリー信号を出力する。パワー・オン・リ
セット回路17は、電源投入時の内部回路初期化の為の
回路であって、電源投入時にパワー・オン・リセット信
号を出力する。SRフリップ・フロップ回路18は、キ
ャリー信号をセット入力端子Sで受け、パワー・オン・
リセット信号をリセット入力端子Rで受ける。したがっ
て、SRフリップ・フロップ回路18は、パワー・オン
・リセット信号に応答して論理“0”レベルにリセット
され、キャリー信号に応答して論理“1”レベルにセッ
トされる。SRフリップ・フロップ回路18はその出力
端子Qから制御信号を出力する。
【0035】この制御信号はアナログ・スイッチ19の
制御入力端子CONTに供給される。アナログ・スイッ
チ19の信号入力端子INは第1の主シリアル・バス2
−1に接続され、信号出力端子OUTは第2の主シリア
ル・バス2−2に接続されている。すなわち、アナログ
・スイッチ19は、第1のノード制御回路4−1の入力
INと出力OUTとを電気的に断続させるためのスイッ
チである。制御信号としてSRフリップ・フロップ回路
18から論理“1”レベルのセット信号を受けとったと
き、アナログ・スイッチ19は第1のノード制御回路4
−1の入力INと出力OUTとを電気的に接続する。逆
に、制御信号としてSRフリップ・フロップ回路18か
ら論理“0”レベルのリセット信号を受けとったとき、
アナログ・スイッチ19は第1のノード制御回路4−1
の入力INと出力OUTとを電気的に切断する。
制御入力端子CONTに供給される。アナログ・スイッ
チ19の信号入力端子INは第1の主シリアル・バス2
−1に接続され、信号出力端子OUTは第2の主シリア
ル・バス2−2に接続されている。すなわち、アナログ
・スイッチ19は、第1のノード制御回路4−1の入力
INと出力OUTとを電気的に断続させるためのスイッ
チである。制御信号としてSRフリップ・フロップ回路
18から論理“1”レベルのセット信号を受けとったと
き、アナログ・スイッチ19は第1のノード制御回路4
−1の入力INと出力OUTとを電気的に接続する。逆
に、制御信号としてSRフリップ・フロップ回路18か
ら論理“0”レベルのリセット信号を受けとったとき、
アナログ・スイッチ19は第1のノード制御回路4−1
の入力INと出力OUTとを電気的に切断する。
【0036】尚、図示はしていないが、第2乃至第(N
−1)のノード制御回路4−2〜4−(N−1)も、図
1(B)に示した第1のノード制御回路4−1と同様の
構成を有している。
−1)のノード制御回路4−2〜4−(N−1)も、図
1(B)に示した第1のノード制御回路4−1と同様の
構成を有している。
【0037】図2は図1に示したバス型シリアル通信シ
ステムのアドレス設定方法の動作を説明するためのタイ
ミング図である。図2において、TA は制御マスタ・ノ
ード1からの送信信号を示す。TB は第1の主シリアル
・バス2−1上の信号を示す。TC は第1のノード制御
回路4−1内の制御信号を示す。TD は第2の主シリア
ル・バス2−2上の信号を示す。TE は第2のノード制
御回路4−2内の制御信号を示す。TF は第(N−1)
(最終段)のノード制御回路4−(N−1)内の制御信
号を示す。TG は第Nの主シリアル・バス2−N上の信
号を示す。THは本システムの電源信号を示す。
ステムのアドレス設定方法の動作を説明するためのタイ
ミング図である。図2において、TA は制御マスタ・ノ
ード1からの送信信号を示す。TB は第1の主シリアル
・バス2−1上の信号を示す。TC は第1のノード制御
回路4−1内の制御信号を示す。TD は第2の主シリア
ル・バス2−2上の信号を示す。TE は第2のノード制
御回路4−2内の制御信号を示す。TF は第(N−1)
(最終段)のノード制御回路4−(N−1)内の制御信
号を示す。TG は第Nの主シリアル・バス2−N上の信
号を示す。THは本システムの電源信号を示す。
【0038】以下、図1および図2を参照して、本発明
の第1の実施例によるバス型シリアル通信システムのア
ドレス設定方法について説明する。
の第1の実施例によるバス型シリアル通信システムのア
ドレス設定方法について説明する。
【0039】本実施例において、シリアル信号の変調方
式はPWM変調方式であるとし、調歩同期方式のシリア
ル通信とする。例えば、シリアル・データの論理“1”
レベルの信号はデューティ比が60%のPWM変調と
し、シリアル・データの論理“0”レベルの信号はデュ
ーティ比が30%のPWM変調とする。つまり、1ビッ
トのシリアル・データに必ず1回の立ち上がりエッジを
持つことになる。
式はPWM変調方式であるとし、調歩同期方式のシリア
ル通信とする。例えば、シリアル・データの論理“1”
レベルの信号はデューティ比が60%のPWM変調と
し、シリアル・データの論理“0”レベルの信号はデュ
ーティ比が30%のPWM変調とする。つまり、1ビッ
トのシリアル・データに必ず1回の立ち上がりエッジを
持つことになる。
【0040】また、接続されるスレーブ・ノードの数N
は(28 −1)個とし、アドレス・データ長は8ビット
と定義する。つまり、1つのスレーブ・ノードのアドレ
ス設定に必要なパルス数は“8”となり、各ノード制御
回路4−1,4−2,…,4−(N−1)内のカウンタ
16は8進カウンタとなる。
は(28 −1)個とし、アドレス・データ長は8ビット
と定義する。つまり、1つのスレーブ・ノードのアドレ
ス設定に必要なパルス数は“8”となり、各ノード制御
回路4−1,4−2,…,4−(N−1)内のカウンタ
16は8進カウンタとなる。
【0041】まず、図1(A)に示すバス型シリアル通
信システム全体に電源が投入され、バス型シリアル通信
システムが動作を開始した時点について説明する。
信システム全体に電源が投入され、バス型シリアル通信
システムが動作を開始した時点について説明する。
【0042】電源投入直後よりパワー・オン・リセット
が動作する。このため、ノード制御回路4−1,4−
2,…,4−(N−1)内のSRフリップ・フロップ回
路18は、各ノード制御回路のパワー・オン・リセット
回路17によりリセットされ、制御信号によりアナログ
・スイッチ19をオフ(入力と出力を電気的に切断)す
る。つまり、図1(A)において、制御マスタ・ノード
1と第1のスレーブ・ノード3−1と第1のノード制御
回路4−1の入力とは第1の主シリアル・バス2−1を
介して電気的に接続されているが、第1のノード制御回
路4−1によって第1の主シリアル・バス2−1と第2
の主シリアル・バス2−2とは電気的に切断されている
ので、第1のノード制御回路4−1より後段にある第2
乃至第Nのスレーブ・ノード3−2〜3−Nは制御マス
タ・ノード1とは電気的に切断された状態にある。ま
た、パワー・オン・リセットにより、第1乃至第Nのス
レーブ・ノード3−1,3−2,…,3−N内のアドレ
ス記憶回路12も初期化されている。
が動作する。このため、ノード制御回路4−1,4−
2,…,4−(N−1)内のSRフリップ・フロップ回
路18は、各ノード制御回路のパワー・オン・リセット
回路17によりリセットされ、制御信号によりアナログ
・スイッチ19をオフ(入力と出力を電気的に切断)す
る。つまり、図1(A)において、制御マスタ・ノード
1と第1のスレーブ・ノード3−1と第1のノード制御
回路4−1の入力とは第1の主シリアル・バス2−1を
介して電気的に接続されているが、第1のノード制御回
路4−1によって第1の主シリアル・バス2−1と第2
の主シリアル・バス2−2とは電気的に切断されている
ので、第1のノード制御回路4−1より後段にある第2
乃至第Nのスレーブ・ノード3−2〜3−Nは制御マス
タ・ノード1とは電気的に切断された状態にある。ま
た、パワー・オン・リセットにより、第1乃至第Nのス
レーブ・ノード3−1,3−2,…,3−N内のアドレ
ス記憶回路12も初期化されている。
【0043】次に、電源投入時のパワー・オン・リセッ
トが解除された時点以後の動作について説明する。
トが解除された時点以後の動作について説明する。
【0044】この時点より、制御マスタ・ノード1は各
スレーブ・ノード3−1〜3−Nに対してアドレス設定
動作を行う。具体的には、制御マスタ・ノード1は図2
のTA に示すように、各スレーブ・ノード3−1〜3−
Nの固有のアドレスとなるアドレス・データ1,アドレ
ス・データ2,…,アドレス・データN−1,アドレス
・データNを、順次シリアル送信する。このときの各ア
ドレス・データは、前述したように、8ビットである。
スレーブ・ノード3−1〜3−Nに対してアドレス設定
動作を行う。具体的には、制御マスタ・ノード1は図2
のTA に示すように、各スレーブ・ノード3−1〜3−
Nの固有のアドレスとなるアドレス・データ1,アドレ
ス・データ2,…,アドレス・データN−1,アドレス
・データNを、順次シリアル送信する。このときの各ア
ドレス・データは、前述したように、8ビットである。
【0045】図2のTB に示されるように、制御マスタ
・ノード1から出力されたシリアル信号は、そのまま、
第1の主シリアル・バス2−1を介して第1のスレーブ
・ノード3−1と第1のノード制御回路4−1とに供給
される。
・ノード1から出力されたシリアル信号は、そのまま、
第1の主シリアル・バス2−1を介して第1のスレーブ
・ノード3−1と第1のノード制御回路4−1とに供給
される。
【0046】第1のスレーブ・ノード3−1では、供給
されたシリアル信号(アドレス・データ1)をシリアル
・パラレル変換回路10でパラレル信号とし、内部バス
11に伝送する。この供給されたシリアル信号はパワー
・オン・リセット後に最初に第1のスレーブ・ノード3
−1に入力されたシリアル信号であるので、アドレス記
憶回路12は、パラレル変換されたアドレス・データ
(1)を自己のアドレス情報として記憶する。この時、
アドレス・レジスタ13は初期状態のままなので、比較
器14でアドレス記憶回路12の内容とアドレス・レジ
スタ13の内容とを比較しても両者は一致せず、比較器
14からは動作イネーブル信号は出力されない。
されたシリアル信号(アドレス・データ1)をシリアル
・パラレル変換回路10でパラレル信号とし、内部バス
11に伝送する。この供給されたシリアル信号はパワー
・オン・リセット後に最初に第1のスレーブ・ノード3
−1に入力されたシリアル信号であるので、アドレス記
憶回路12は、パラレル変換されたアドレス・データ
(1)を自己のアドレス情報として記憶する。この時、
アドレス・レジスタ13は初期状態のままなので、比較
器14でアドレス記憶回路12の内容とアドレス・レジ
スタ13の内容とを比較しても両者は一致せず、比較器
14からは動作イネーブル信号は出力されない。
【0047】一方、第1のノード制御回路4−1では、
供給されたシリアル信号の立ち上がりエッジをエッジ検
出回路15で検出し、エッジ検出信号をカウンタ16へ
供給する。カウンタ16は、供給されたエッジ検出信号
を計数し、この計数値が“8”となった時点でキャリー
信号をSRフリップ・フロップ回路18へ供給する。キ
ャリー信号に応答して、SRフリップ・フロップ回路1
8はセットされ、制御信号をアクティブとし、すなわ
ち、制御信号として論理“1”レベルのセット信号を出
力する(図2のTC 参照)。制御信号がアクティブにな
ると、アナログ・スイッチ19はオン状態となり、第1
のノード制御回路4−1の入力INと出力OUTとを電
気的に接続する。これにより、第2の主シリアル・バス
2−2に制御マスタ・ノード1からの出力信号が伝えら
れることになる(図2のTD 参照)。
供給されたシリアル信号の立ち上がりエッジをエッジ検
出回路15で検出し、エッジ検出信号をカウンタ16へ
供給する。カウンタ16は、供給されたエッジ検出信号
を計数し、この計数値が“8”となった時点でキャリー
信号をSRフリップ・フロップ回路18へ供給する。キ
ャリー信号に応答して、SRフリップ・フロップ回路1
8はセットされ、制御信号をアクティブとし、すなわ
ち、制御信号として論理“1”レベルのセット信号を出
力する(図2のTC 参照)。制御信号がアクティブにな
ると、アナログ・スイッチ19はオン状態となり、第1
のノード制御回路4−1の入力INと出力OUTとを電
気的に接続する。これにより、第2の主シリアル・バス
2−2に制御マスタ・ノード1からの出力信号が伝えら
れることになる(図2のTD 参照)。
【0048】この時点で、制御マスタ・ノード1からの
出力信号である、アドレス・データ2は、第1のスレー
ブ・ノード3−1、第1のノード制御回路4−1、第2
のスレーブ・ノード3−2、及び第2のノード制御回路
4−2にのみ入力され、それ以外の第3乃至第Nのスレ
ーブ・ノード3−3〜3−N及び第3乃至第(N−1)
のノード制御回路4−3〜4−(N−1)にはまだ入力
されない。
出力信号である、アドレス・データ2は、第1のスレー
ブ・ノード3−1、第1のノード制御回路4−1、第2
のスレーブ・ノード3−2、及び第2のノード制御回路
4−2にのみ入力され、それ以外の第3乃至第Nのスレ
ーブ・ノード3−3〜3−N及び第3乃至第(N−1)
のノード制御回路4−3〜4−(N−1)にはまだ入力
されない。
【0049】第2のスレーブ・ノード3−2では、アド
レス・データ2がパワー・オン・リセット後最初に入力
されたシリアル信号であるので、前述した第1のスレー
ブ・ノード3−1の動作と同様の手順でアドレス・デー
タ2を自己のアドレス情報として記憶する。
レス・データ2がパワー・オン・リセット後最初に入力
されたシリアル信号であるので、前述した第1のスレー
ブ・ノード3−1の動作と同様の手順でアドレス・デー
タ2を自己のアドレス情報として記憶する。
【0050】また、第2のノード制御回路4−2も入力
されたシリアル信号の立ち上がりエッジを検出し、第1
のノード制御回路4−1と同様に、“8”を計数した時
点で、第2のノード制御回路4−2の入力と出力とを電
気的に接続する。
されたシリアル信号の立ち上がりエッジを検出し、第1
のノード制御回路4−1と同様に、“8”を計数した時
点で、第2のノード制御回路4−2の入力と出力とを電
気的に接続する。
【0051】この時、第1のスレーブ・ノード3−1に
もアドレス・データ2が入力されるが、第1のスレーブ
・ノード3−1内のアドレス記憶回路12にはすでにア
ドレス・データ(1)が記憶されているため、入力され
たアドレス・データ(1)はアドレス・レジスタ13に
保存される。第1のスレーブ・ノード3−1では、アド
レス・レジスタ13の内容とアドレス記憶回路12の内
容とを比較器14にて比較する。それらが一致しないた
め、比較器14は動作イネーブル信号を出力せず、第1
のスレーブ・ノード3−1は動作を開始しない。
もアドレス・データ2が入力されるが、第1のスレーブ
・ノード3−1内のアドレス記憶回路12にはすでにア
ドレス・データ(1)が記憶されているため、入力され
たアドレス・データ(1)はアドレス・レジスタ13に
保存される。第1のスレーブ・ノード3−1では、アド
レス・レジスタ13の内容とアドレス記憶回路12の内
容とを比較器14にて比較する。それらが一致しないた
め、比較器14は動作イネーブル信号を出力せず、第1
のスレーブ・ノード3−1は動作を開始しない。
【0052】また、第1のノード制御回路4−1にも順
次シリアル信号が入力されるが、制御信号はアクティブ
のままなので、動作に変化はない。
次シリアル信号が入力されるが、制御信号はアクティブ
のままなので、動作に変化はない。
【0053】このようにして、順次、制御マスタ・ノー
ド1からのシリアル信号により、各スレーブ・ノードの
アドレス設定とスレーブ・ノードの接続を行っていき、
最終段の、すなわち、第Nのスレーブ・ノード3−Nの
アドレス設定が終了した時点で、本実施例のシリアル通
信システムはすべてのスレーブ・ノードが制御マスタ・
ノード1に接続されたことになり、完全なバス型シリア
ル通信システムとなる。
ド1からのシリアル信号により、各スレーブ・ノードの
アドレス設定とスレーブ・ノードの接続を行っていき、
最終段の、すなわち、第Nのスレーブ・ノード3−Nの
アドレス設定が終了した時点で、本実施例のシリアル通
信システムはすべてのスレーブ・ノードが制御マスタ・
ノード1に接続されたことになり、完全なバス型シリア
ル通信システムとなる。
【0054】この様に、初期電源投入後に、一度、制御
マスタ・ノード1からのアドレス・データ送信により、
順次、主シリアル・バスの接続が行われると共に、各ス
レーブ・ノードのアドレス設定が行われる。全スレーブ
・ノードのアドレス設定が終了した後は、各スレーブ・
ノードが別々な自己のアドレスを持つことになるので、
制御マスタ・ノード1より自由に任意のスレーブ・ノー
ドをアクセスすることが可能となる。
マスタ・ノード1からのアドレス・データ送信により、
順次、主シリアル・バスの接続が行われると共に、各ス
レーブ・ノードのアドレス設定が行われる。全スレーブ
・ノードのアドレス設定が終了した後は、各スレーブ・
ノードが別々な自己のアドレスを持つことになるので、
制御マスタ・ノード1より自由に任意のスレーブ・ノー
ドをアクセスすることが可能となる。
【0055】本実施例においては、ノード制御回路内の
エッジ検出回路15はシリアル・データ中の立ち上がり
エッジを検出しているが、立ち下がりエッジを検出する
ことにしても良い。また、本実施例において、シリアル
信号の変調方式は1ビットのシリアル・データに対して
必ず1回の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジが
発生するPWM変調方式としたが、他の変調方式でも良
い。例えば、1つのスレーブ・ノードのアドレス設定に
必要なシリアル・データ中の立ち上がりエッジまたは立
ち下がりエッジの数が固定で有れば、変調方式はNRZ
変調方式やRZ変調方式であっても、各ノード制御回路
内のカウンタ16の計数値を変えるだけで対応可能であ
る。
エッジ検出回路15はシリアル・データ中の立ち上がり
エッジを検出しているが、立ち下がりエッジを検出する
ことにしても良い。また、本実施例において、シリアル
信号の変調方式は1ビットのシリアル・データに対して
必ず1回の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジが
発生するPWM変調方式としたが、他の変調方式でも良
い。例えば、1つのスレーブ・ノードのアドレス設定に
必要なシリアル・データ中の立ち上がりエッジまたは立
ち下がりエッジの数が固定で有れば、変調方式はNRZ
変調方式やRZ変調方式であっても、各ノード制御回路
内のカウンタ16の計数値を変えるだけで対応可能であ
る。
【0056】上述した実施例は調歩同期方式のバス型シ
リアル通信システムの例であるが、本発明は、次に述べ
るような、クロック同期方式のバス型シリアル通信シス
テムにも適用可能である。 [実施例2]図3(A)は本発明の第2の実施例による
アドレス設定方法が適用されるバス型シリアル通信シス
テムの全体を示すブロック図である。
リアル通信システムの例であるが、本発明は、次に述べ
るような、クロック同期方式のバス型シリアル通信シス
テムにも適用可能である。 [実施例2]図3(A)は本発明の第2の実施例による
アドレス設定方法が適用されるバス型シリアル通信シス
テムの全体を示すブロック図である。
【0057】本実施例のバス型シリアル通信システム
は、主シリアル・バス2が常時すべてのスレーブ・ノー
ド3−1〜3−Nに接続され、その代わりに、後述する
ようなクロック信号線を有している点を除いて、図1
(A)に示すものと同様の構成を有する。したがって、
図1に示すものと同様の機能を有するものには同一の参
照符号を付し、それらについては説明を簡単にするため
に、その説明を省略する。
は、主シリアル・バス2が常時すべてのスレーブ・ノー
ド3−1〜3−Nに接続され、その代わりに、後述する
ようなクロック信号線を有している点を除いて、図1
(A)に示すものと同様の構成を有する。したがって、
図1に示すものと同様の機能を有するものには同一の参
照符号を付し、それらについては説明を簡単にするため
に、その説明を省略する。
【0058】クロック信号線は、制御マスタ・ノード1
aがそのクロック出力端子CLKからシリアル通信用の
同期クロックを供給するための信号線である。本実施例
におけるクロック信号線は、図1(A)に示す主シリア
ル・バスと同様の構成を有している。すなわち、クロッ
ク信号線は、第1乃至第(N−1)のノード制御回路4
−1〜4−(N−1)によって隔てられ、それぞれ、第
1乃至第Nのスレーブ・ノード3−1〜3−Nが接続さ
れた、第1乃至第Nのクロック信号線31−1,31−
2,31−3,…,31−(N−1),31−Nから成
る。
aがそのクロック出力端子CLKからシリアル通信用の
同期クロックを供給するための信号線である。本実施例
におけるクロック信号線は、図1(A)に示す主シリア
ル・バスと同様の構成を有している。すなわち、クロッ
ク信号線は、第1乃至第(N−1)のノード制御回路4
−1〜4−(N−1)によって隔てられ、それぞれ、第
1乃至第Nのスレーブ・ノード3−1〜3−Nが接続さ
れた、第1乃至第Nのクロック信号線31−1,31−
2,31−3,…,31−(N−1),31−Nから成
る。
【0059】図3(B)は、図3(A)中の第1のスレ
ーブ・ノード3−1内のアドレス制御回路の内部構成
と、第1のノード制御回路4−1の内部構成とを詳細に
示すブロック図である。
ーブ・ノード3−1内のアドレス制御回路の内部構成
と、第1のノード制御回路4−1の内部構成とを詳細に
示すブロック図である。
【0060】図3(B)に示す第1のスレーブ・ノード
3−1と図1(B)に示す第1のスレーブ・ノード3−
1とは次の点で相違する。すなわち、図1(B)では、
第1のスレーブ・ノード3−1が非同期式のシリアル・
パラレル変換回路10を有しているのに対して、図3
(B)では、第1のスレーブ・ノード3−1がクロック
同期式のシリアル・パラレル変換回路10aを有してい
ることである。したがって、シリアル・パラレル変換回
路10aは、主シリアル・バス2ばかりでなく、第1の
クロック信号線31−1にも接続されている。
3−1と図1(B)に示す第1のスレーブ・ノード3−
1とは次の点で相違する。すなわち、図1(B)では、
第1のスレーブ・ノード3−1が非同期式のシリアル・
パラレル変換回路10を有しているのに対して、図3
(B)では、第1のスレーブ・ノード3−1がクロック
同期式のシリアル・パラレル変換回路10aを有してい
ることである。したがって、シリアル・パラレル変換回
路10aは、主シリアル・バス2ばかりでなく、第1の
クロック信号線31−1にも接続されている。
【0061】また、図1(B)に示す第1のノード制御
回路4−1には制御マスタ・ノード1から第1の主シリ
アル・バス2−1を介してシリアル信号が供給されてい
るのに対して、図3(B)に示す第1のノード制御回路
4−1には制御マスタ・ノード1aから第1のクロック
信号線31−1を介してクロック信号が供給される。
回路4−1には制御マスタ・ノード1から第1の主シリ
アル・バス2−1を介してシリアル信号が供給されてい
るのに対して、図3(B)に示す第1のノード制御回路
4−1には制御マスタ・ノード1aから第1のクロック
信号線31−1を介してクロック信号が供給される。
【0062】図2は図3に示したバス型シリアル通信シ
ステムのアドレス設定方法の動作を説明するためにも使
用される。但し、この場合、TB は第1のクロック信号
線31−1上のクロック信号を示し、TD は第2のクロ
ック信号線31−2のクロック信号を示し、TG は第N
のクロック信号線31−N上のクロック信号を示すもの
とする。
ステムのアドレス設定方法の動作を説明するためにも使
用される。但し、この場合、TB は第1のクロック信号
線31−1上のクロック信号を示し、TD は第2のクロ
ック信号線31−2のクロック信号を示し、TG は第N
のクロック信号線31−N上のクロック信号を示すもの
とする。
【0063】以下、図3および図2を参照して、本発明
の第2の実施例によるバス型シリアル通信システムのア
ドレス設定方法について説明する。
の第2の実施例によるバス型シリアル通信システムのア
ドレス設定方法について説明する。
【0064】本実施例において、シリアル信号の変調方
式はNRZ変調方式またはRZ変調方式であるとし、ク
ロック同期方式のシリアル通信とする。また、クロック
信号の立ち上がりエッジにおいて、シリアル・データが
確定する方式とする。つまり、シリアル・データ1ビッ
トにつき、クロック信号が1回の立ち上がりエッジを持
つことになる。
式はNRZ変調方式またはRZ変調方式であるとし、ク
ロック同期方式のシリアル通信とする。また、クロック
信号の立ち上がりエッジにおいて、シリアル・データが
確定する方式とする。つまり、シリアル・データ1ビッ
トにつき、クロック信号が1回の立ち上がりエッジを持
つことになる。
【0065】また、接続されるスレーブ・ノードの数N
は(28 −1)個とし、アドレス・データ長は8ビット
と定義する。つまり、1つのスレーブ・ノードのアドレ
ス設定に必要なクロック・パルス数は“8”となり、各
ノード制御回路4−1,4−2,…,4−(N−1)内
のカウンタ16はすべて進カウンタとなる。
は(28 −1)個とし、アドレス・データ長は8ビット
と定義する。つまり、1つのスレーブ・ノードのアドレ
ス設定に必要なクロック・パルス数は“8”となり、各
ノード制御回路4−1,4−2,…,4−(N−1)内
のカウンタ16はすべて進カウンタとなる。
【0066】まず、図3(A)に示すバス型シリアル通
信システム全体に電源が投入され、バス型シリアル通信
システムが動作を開始した時点について説明する。
信システム全体に電源が投入され、バス型シリアル通信
システムが動作を開始した時点について説明する。
【0067】電源投入直後よりパワー・オン・リセット
が動作する。このため、ノード制御回路4−1,4−
2,…,4−(N−1)内のSRフリップ・フロップ回
路18は、各ノード制御回路のパワー・オン・リセット
回路17によりリセットされ、制御信号によりアナログ
・スイッチ19をオフ(入力INと出力OUTを電気的
に切断)する。つまり、図3(A)において、制御マス
タ・ノード1aと各スレーブ・ノードは主シリアル・バ
ス2によって接続され、シリアル・データの伝送路は確
保されている。しかし、クロック信号線に関しては、制
御マスタ・ノード1aと第1のスレーブ・ノード3−1
と第1のノード制御回路4−1のクロック信号入力のみ
が第1のクロック信号線31−1によって電気的に接続
されているが、第1のノード制御回路4−1によって第
1のクロック信号線31−1と第2のクロック信号線3
1−2とは電気的に切断されているので、第1のノード
制御回路4−1より後段にある第2乃至第Nのスレーブ
・ノード3−2〜3−Nは制御マスタ・ノード1aとは
電気的に遮断された状態にある。また、パワー・オン・
リセットにより、第1乃至第Nのスレーブ・ノード3−
1,3−2,…,3−N内のアドレス記憶回路12も初
期化されている。
が動作する。このため、ノード制御回路4−1,4−
2,…,4−(N−1)内のSRフリップ・フロップ回
路18は、各ノード制御回路のパワー・オン・リセット
回路17によりリセットされ、制御信号によりアナログ
・スイッチ19をオフ(入力INと出力OUTを電気的
に切断)する。つまり、図3(A)において、制御マス
タ・ノード1aと各スレーブ・ノードは主シリアル・バ
ス2によって接続され、シリアル・データの伝送路は確
保されている。しかし、クロック信号線に関しては、制
御マスタ・ノード1aと第1のスレーブ・ノード3−1
と第1のノード制御回路4−1のクロック信号入力のみ
が第1のクロック信号線31−1によって電気的に接続
されているが、第1のノード制御回路4−1によって第
1のクロック信号線31−1と第2のクロック信号線3
1−2とは電気的に切断されているので、第1のノード
制御回路4−1より後段にある第2乃至第Nのスレーブ
・ノード3−2〜3−Nは制御マスタ・ノード1aとは
電気的に遮断された状態にある。また、パワー・オン・
リセットにより、第1乃至第Nのスレーブ・ノード3−
1,3−2,…,3−N内のアドレス記憶回路12も初
期化されている。
【0068】次に、電源投入時のパワー・オン・リセッ
トが解除された時点以後の動作について説明する。
トが解除された時点以後の動作について説明する。
【0069】この時点より、制御マスタ・ノード1aは
各スレーブ・ノード3−1〜3−Nに対してアドレス設
定動作を行う。具体的には、制御マスタ・ノード1aは
図2のTA に示すように、各スレーブ・ノード3−1〜
3−Nの固有のアドレスとなるアドレス・データ1,ア
ドレス・データ2,…,アドレス・データN−1,アド
レス・データNを、順次シリアル送信する。このときの
各アドレス・データは、前述したように、8ビットのデ
ータである。
各スレーブ・ノード3−1〜3−Nに対してアドレス設
定動作を行う。具体的には、制御マスタ・ノード1aは
図2のTA に示すように、各スレーブ・ノード3−1〜
3−Nの固有のアドレスとなるアドレス・データ1,ア
ドレス・データ2,…,アドレス・データN−1,アド
レス・データNを、順次シリアル送信する。このときの
各アドレス・データは、前述したように、8ビットのデ
ータである。
【0070】図2のTB に示されるように、制御マスタ
・ノード1aからは、シリアル・データに同期してクロ
ック信号も出力される。制御マスタ・ノード1aから出
力されたシリアル・データは、そのまま、主シリアル・
バス2を介してすべてのスレーブ・ノード3−1〜3−
Nに伝送されることになる。しかし、第1のスレーブ・
ノード3−1以外のスレーブ・ノード3−2〜3−Nで
は、クロック信号が供給されないため、シリアル・デー
タは無効となる。
・ノード1aからは、シリアル・データに同期してクロ
ック信号も出力される。制御マスタ・ノード1aから出
力されたシリアル・データは、そのまま、主シリアル・
バス2を介してすべてのスレーブ・ノード3−1〜3−
Nに伝送されることになる。しかし、第1のスレーブ・
ノード3−1以外のスレーブ・ノード3−2〜3−Nで
は、クロック信号が供給されないため、シリアル・デー
タは無効となる。
【0071】第1のスレーブ・ノード3−1では、供給
されたシリアル信号(アドレス・データ1)を、第1の
クロック信号線31−1を介して入力したクロック信号
に同期して、シリアル・パラレル変換回路10aにより
パラレル信号とし、内部バス11に伝送する。この供給
されたシリアル信号はパワー・オン・リセット後に最初
に第1のスレーブ・ノード3−1に入力されたシリアル
信号であるので、アドレス記憶回路12は、パラレル変
換されたアドレス・データ(1)を自己のアドレス情報
として記憶する。この時、アドレス・レジスタ13は初
期状態のままなので、比較器14でアドレス記憶回路1
2の内容とアドレス・レジスタ13の内容とを比較して
も両者は一致せず、比較器14からは動作イネーブル信
号は出力されない。
されたシリアル信号(アドレス・データ1)を、第1の
クロック信号線31−1を介して入力したクロック信号
に同期して、シリアル・パラレル変換回路10aにより
パラレル信号とし、内部バス11に伝送する。この供給
されたシリアル信号はパワー・オン・リセット後に最初
に第1のスレーブ・ノード3−1に入力されたシリアル
信号であるので、アドレス記憶回路12は、パラレル変
換されたアドレス・データ(1)を自己のアドレス情報
として記憶する。この時、アドレス・レジスタ13は初
期状態のままなので、比較器14でアドレス記憶回路1
2の内容とアドレス・レジスタ13の内容とを比較して
も両者は一致せず、比較器14からは動作イネーブル信
号は出力されない。
【0072】一方、第1のノード制御回路4−1では、
供給されたクロック信号の立ち上がりエッジをエッジ検
出回路15で検出し、エッジ検出信号をカウンタ16へ
供給する。カウンタ16では、供給されたエッジ検出信
号を計数し、この計数値が“8”となった時点でキャリ
ー信号をSRフリップ・フロップ回路18へ供給する。
キャリー信号に応答して、SRフリップ・フロップ回路
18はセットされ、制御信号をアクティブとし、すなわ
ち、制御信号として論理“1”レベルのセット信号を出
力する(図2のTC 参照)。制御信号がアクティブにな
ると、アナログ・スイッチ19はオン状態となり、第1
のノード制御回路4−1の入力INと出力OUTとを電
気的に接続する。これにより、第2のクロック信号線3
1−2に制御マスタ・ノード1aからのクロック信号が
伝えられることになる(図2のTD 参照)。
供給されたクロック信号の立ち上がりエッジをエッジ検
出回路15で検出し、エッジ検出信号をカウンタ16へ
供給する。カウンタ16では、供給されたエッジ検出信
号を計数し、この計数値が“8”となった時点でキャリ
ー信号をSRフリップ・フロップ回路18へ供給する。
キャリー信号に応答して、SRフリップ・フロップ回路
18はセットされ、制御信号をアクティブとし、すなわ
ち、制御信号として論理“1”レベルのセット信号を出
力する(図2のTC 参照)。制御信号がアクティブにな
ると、アナログ・スイッチ19はオン状態となり、第1
のノード制御回路4−1の入力INと出力OUTとを電
気的に接続する。これにより、第2のクロック信号線3
1−2に制御マスタ・ノード1aからのクロック信号が
伝えられることになる(図2のTD 参照)。
【0073】この時点で、制御マスタ・ノード1aから
のクロック信号は、第1のスレーブ・ノード3−1、第
1のノード制御回路4−1、第2のスレーブ・ノード3
−2、及び第2のノード制御回路4−2にのみ入力さ
れ、それ以外の第3乃至第Nのスレーブ・ノード3−3
〜3−N及び第3乃至第(N−1)のノード制御回路4
−3〜4−(N−1)にはまだ入力されない。
のクロック信号は、第1のスレーブ・ノード3−1、第
1のノード制御回路4−1、第2のスレーブ・ノード3
−2、及び第2のノード制御回路4−2にのみ入力さ
れ、それ以外の第3乃至第Nのスレーブ・ノード3−3
〜3−N及び第3乃至第(N−1)のノード制御回路4
−3〜4−(N−1)にはまだ入力されない。
【0074】第2のスレーブ・ノード3−2では、アド
レス・データ2がパワー・オン・リセット後最初に入力
されたシリアル信号であるので、前述した第1のスレー
ブ・ノード3−1の動作と同様の手順でアドレス・デー
タ2を自己のアドレス情報として記憶する。
レス・データ2がパワー・オン・リセット後最初に入力
されたシリアル信号であるので、前述した第1のスレー
ブ・ノード3−1の動作と同様の手順でアドレス・デー
タ2を自己のアドレス情報として記憶する。
【0075】また、第2のノード制御回路4−2も入力
されたクロック信号の立ち上がりエッジを検出し、第1
のノード制御回路4−1と同様に、“8”を計数した時
点で、第2のノード制御回路4−2の入力と出力とを電
気的に接続する。
されたクロック信号の立ち上がりエッジを検出し、第1
のノード制御回路4−1と同様に、“8”を計数した時
点で、第2のノード制御回路4−2の入力と出力とを電
気的に接続する。
【0076】この時、第1のスレーブ・ノード3−1に
もクロック信号に同期してアドレス・データ2が入力さ
れるが、第1のスレーブ・ノード3−1内のアドレス記
憶回路12にはすでにアドレス・データ(1)が記憶さ
れているため、入力されたアドレス・データ(2)はア
ドレス・レジスタ13に保存される。第1のスレーブ・
ノード3−1では、アドレス・レジスタ13の内容とア
ドレス記憶回路12の内容とを比較器14にて比較す
る。それらが一致しないため、比較器14は動作イネー
ブル信号を出力せず、第1のスレーブ・ノード3−1は
動作を開始しない。
もクロック信号に同期してアドレス・データ2が入力さ
れるが、第1のスレーブ・ノード3−1内のアドレス記
憶回路12にはすでにアドレス・データ(1)が記憶さ
れているため、入力されたアドレス・データ(2)はア
ドレス・レジスタ13に保存される。第1のスレーブ・
ノード3−1では、アドレス・レジスタ13の内容とア
ドレス記憶回路12の内容とを比較器14にて比較す
る。それらが一致しないため、比較器14は動作イネー
ブル信号を出力せず、第1のスレーブ・ノード3−1は
動作を開始しない。
【0077】また、第1のノード制御回路4−1にも順
次クロック信号が入力されるが、制御信号はアクティブ
のままなので、動作に変化はない。
次クロック信号が入力されるが、制御信号はアクティブ
のままなので、動作に変化はない。
【0078】このようにして、順次、制御マスタ・ノー
ド1からのクロック信号とシリアル信号とにより、各ス
レーブ・ノードのアドレス設定とスレーブ・ノードの接
続を行っていき、最終段の、すなわち、第Nのスレーブ
・ノード3−Nのアドレス設定が終了した時点で、本実
施例のシリアル通信システムはすべてのスレーブ・ノー
ドが制御マスタ・ノード1aに接続されたことになり、
完全なバス型シリアル通信システムとなる。
ド1からのクロック信号とシリアル信号とにより、各ス
レーブ・ノードのアドレス設定とスレーブ・ノードの接
続を行っていき、最終段の、すなわち、第Nのスレーブ
・ノード3−Nのアドレス設定が終了した時点で、本実
施例のシリアル通信システムはすべてのスレーブ・ノー
ドが制御マスタ・ノード1aに接続されたことになり、
完全なバス型シリアル通信システムとなる。
【0079】この様に、初期電源投入後に、一度、制御
マスタ・ノード1aからのアドレス・データ送信によ
り、順次、主シリアル・バスの接続が行われると共に、
各スレーブ・ノードのアドレス設定が行われる。全スレ
ーブ・ノードのアドレス設定が終了した後は、各スレー
ブ・ノードが別々な自己のアドレスを持つことになるの
で、制御マスタ・ノード1aより自由に任意のスレーブ
・ノードをアクセスすることが可能となる。
マスタ・ノード1aからのアドレス・データ送信によ
り、順次、主シリアル・バスの接続が行われると共に、
各スレーブ・ノードのアドレス設定が行われる。全スレ
ーブ・ノードのアドレス設定が終了した後は、各スレー
ブ・ノードが別々な自己のアドレスを持つことになるの
で、制御マスタ・ノード1aより自由に任意のスレーブ
・ノードをアクセスすることが可能となる。
【0080】本実施例においては、クロック信号の立ち
上がりエッジにてシリアル・データを確定しているが、
立ち下がりエッジ同期であっても、ノード制御回路内の
エッジ検出回路15の構成を変えるだけで対応可能であ
る。
上がりエッジにてシリアル・データを確定しているが、
立ち下がりエッジ同期であっても、ノード制御回路内の
エッジ検出回路15の構成を変えるだけで対応可能であ
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電源投
入時の初期化により各スレーブ・ノードの固有のアドレ
スを初期化すると共に、主シリアル・バス(クロック信
号線)を各スレーブ・ノード毎に分断しているので、制
御マスタ・ノードからのアドレス設定用シリアル信号
(それに同期したクロック信号)で順次、主シリアル・
バス(クロック信号線)のノード接続(電気的接続)を
行うと共に、各スレーブ・ノードのアドレス設定を行う
ことができる。
入時の初期化により各スレーブ・ノードの固有のアドレ
スを初期化すると共に、主シリアル・バス(クロック信
号線)を各スレーブ・ノード毎に分断しているので、制
御マスタ・ノードからのアドレス設定用シリアル信号
(それに同期したクロック信号)で順次、主シリアル・
バス(クロック信号線)のノード接続(電気的接続)を
行うと共に、各スレーブ・ノードのアドレス設定を行う
ことができる。
【0082】つまり、各スレーブ・ノード固有のアドレ
スは、制御マスタ・ノードによって決められるため、各
スレーブ・ノードに備えられていたアドレス設定用端子
を削除することができ、部品点数の削減、基板の小型
化、実装点数の削減が行え、信頼性の向上をもたらすこ
とができる。
スは、制御マスタ・ノードによって決められるため、各
スレーブ・ノードに備えられていたアドレス設定用端子
を削除することができ、部品点数の削減、基板の小型
化、実装点数の削減が行え、信頼性の向上をもたらすこ
とができる。
【0083】さらに、各スレーブ・ノード固有のアドレ
ス情報は、システムの初期電源投入後、制御マスタ・ノ
ードによって決定されるため、各スレーブ・ノードのア
ドレス変更を容易に行え、システムとして高い柔軟性を
持つ。
ス情報は、システムの初期電源投入後、制御マスタ・ノ
ードによって決定されるため、各スレーブ・ノードのア
ドレス変更を容易に行え、システムとして高い柔軟性を
持つ。
【図1】本発明の第1の実施例によるアドレス設定方法
が適用されるバス型シリアル通信システムの構成を示す
図で、(A)はシステム全体のブロック図、(B)はシ
ステムを構成するスレーブ・ノード内のアドレス制御回
路とノード制御回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
が適用されるバス型シリアル通信システムの構成を示す
図で、(A)はシステム全体のブロック図、(B)はシ
ステムを構成するスレーブ・ノード内のアドレス制御回
路とノード制御回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例によるバス型シリアル通信シス
テムのアドレス設定方法の動作を説明するためのタイミ
ング図である。
テムのアドレス設定方法の動作を説明するためのタイミ
ング図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるアドレス設定方法
が適用されるバス型シリアル通信システムの構成を示す
図で、(A)はシステム全体のブロック図、(B)はシ
ステムを構成するスレーブ・ノード内のアドレス制御回
路とノード制御回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
が適用されるバス型シリアル通信システムの構成を示す
図で、(A)はシステム全体のブロック図、(B)はシ
ステムを構成するスレーブ・ノード内のアドレス制御回
路とノード制御回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】各スレーブ・ノードがアドレス設定用端子を有
する第1の従来例のバス型シリアル通信システムの構成
を示すブロック図である。
する第1の従来例のバス型シリアル通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図5】各スレーブ・ノードがアドレス設定用端子を有
しない第2の従来例のバス型シリアル通信システムの構
成を示すブロック図である。
しない第2の従来例のバス型シリアル通信システムの構
成を示すブロック図である。
1,1a 制御マスタ・ノード 2,2−1〜2−N 主シリアル・バス 3−1〜3−N スレーブ・ノード 4−1〜4−(N−1) ノード制御回路 10,10a シリアル/パラレル変換回路 11 内部バス 12 アドレス記憶回路 13 アドレス・レジスタ 14 比較器 15 エッジ検出回路 16 カウンタ 17 パワー・オン・リセット回路 18 RSフリップ・フロップ回路 19 アナログ・スイッチ 31−1〜31−N クロック信号線 40 アドレス設定端子 41 内蔵ROM
Claims (2)
- 【請求項1】 制御マスタ・ノードにシリアル・データ
送受信用の主シリアル・バスを介して第1乃至第Nのス
レーブ・ノードがこの順番に接続されているバス型シリ
アル通信システムにおける、前記第1乃至第Nのスレー
ブ・ノードにアドレスを設定する方法であって、前記主
シリアル・バスは、第1乃至第(N−1)のノード制御
回路によって隔てられ、それぞれ、第1乃至第Nのスレ
ーブ・ノードが接続された第1乃至第Nの主シリアル・
バスから成り、前記アドレス設定方法は、 前記バス型シリアル通信システムを初期電源投入するこ
とによって、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードと前
記第1乃至第(N−1)のノード制御回路とをパワー・
オン・リセットすると共に、前記第1のスレーブ・ノー
ドと前記第1のノード制御回路のみを前記第1の主シリ
アル・バスを介して前記制御マスタ・ノードに電気的に
接続し、 前記制御マスタ・ノードが前記第1乃至前記第Nのスレ
ーブ・ノード用の第1乃至第Nのアドレス情報を、順
次、前記第1の主シリアル・バス上に送出し、それによ
って、前記第1乃至前記第(N−1)のノード制御回路
は、それぞれ、前記第1乃至前記第(N−1)のアドレ
ス情報を受けたときに、各自の入力と出力とを電気的に
接続して、前記第2乃至前記第Nのスレーブ・ノード
を、順次、前記制御マスタ・ノードに接続させ、それと
共に、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノードは、前
記パワー・オン・リセット後に、最初に受信したアドレ
ス情報を自己のアドレスとして設定することによって、
前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノードに、それぞ
れ、前記第1乃至前記第Nのアドレス情報が自己のアド
レスとして設定されるステップを含むことを特徴とする
アドレス設定方法。 - 【請求項2】 制御マスタ・ノードにシリアル・データ
送受信用の主シリアル・バスとクロック信号送出用のク
ロック信号線とを介して第1乃至第Nのスレーブ・ノー
ドがこの順番に接続されているバス型シリアル通信シス
テムにおける、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードに
アドレスを設定する方法であって、前記クロック信号線
は、第1乃至第(N−1)のノード制御回路によって隔
てられ、それぞれ、第1乃至第Nのスレーブ・ノードが
接続された第1乃至第Nのクロック信号線から成り、前
記アドレス設定方法は、 前記バス型シリアル通信システムを初期電源投入するこ
とによって、前記第1乃至第Nのスレーブ・ノードと前
記第1乃至第(N−1)のノード制御回路とをパワー・
オン・リセットすると共に、前記第1のスレーブ・ノー
ドと前記第1のノード制御回路のみを前記第1のクロッ
ク信号によって前記制御マスタ・ノードからのシリアル
・データを受信可能状態にし、 前記制御マスタ・ノードが前記第1乃至前記第Nのスレ
ーブ・ノード用の第1乃至第Nのアドレス情報をクロッ
ク信号に同期して、順次、前記主シリアル・バス上に送
出し、それによって、前記第1乃至前記第(N−1)の
ノード制御回路は、それぞれ、前記第1乃至前記第(N
−1)のアドレス情報に同期したクロック信号を受けた
ときに、各自の入力と出力とを電気的に接続して、前記
第2乃至前記第Nのスレーブ・ノードを、順次、前記制
御マスタ・ノードからのシリアル・データを受信可能状
態にし、それと共に、前記第1乃至前記第Nのスレーブ
・ノードは、前記パワー・オン・リセット後に、最初に
受信したアドレス情報を自己のアドレスとして設定する
ことによって、前記第1乃至前記第Nのスレーブ・ノー
ドに、それぞれ、前記第1乃至前記第Nのアドレス情報
が自己のアドレスとして設定されるステップを含むこと
を特徴とするアドレス設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8570992A JPH05292098A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | アドレス設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8570992A JPH05292098A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | アドレス設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292098A true JPH05292098A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13866359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8570992A Withdrawn JPH05292098A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | アドレス設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05292098A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8497642B2 (en) | 2008-04-15 | 2013-07-30 | Panasonic Corporation | Motor devices, and motor driving system and integrated circuit device comprising the same |
JP2018046413A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 矢崎総業株式会社 | 通信システム |
WO2019239648A1 (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | オリンパス株式会社 | 撮像装置及び内視鏡 |
US11700144B2 (en) | 2020-03-17 | 2023-07-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Master slave communication system and control method for master slave communication system |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP8570992A patent/JPH05292098A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8497642B2 (en) | 2008-04-15 | 2013-07-30 | Panasonic Corporation | Motor devices, and motor driving system and integrated circuit device comprising the same |
JP2018046413A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 矢崎総業株式会社 | 通信システム |
WO2019239648A1 (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | オリンパス株式会社 | 撮像装置及び内視鏡 |
US11700144B2 (en) | 2020-03-17 | 2023-07-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Master slave communication system and control method for master slave communication system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100196091B1 (ko) | 주변장치 선택 시스템 | |
US7673084B2 (en) | Bus system and methods of operation using a combined data and synchronization line to communicate between bus master and slaves | |
JPH1196090A (ja) | I2cバス回路及びバス制御方法 | |
US6477605B1 (en) | Apparatus and method for controlling device connection | |
JPH04274637A (ja) | フレキシブルな単一配線バスを備えたマスタースレーブデータ送信システム | |
US20060123168A1 (en) | System and method for dynamically allocating addresses to devices coupled to an integrated circuit bus | |
US6756881B2 (en) | Multiplex bus interface system and method for transmitting and receiving power and data | |
US9684619B2 (en) | I2C router system | |
CN101310231A (zh) | 串行总线系统、节点设备以及可连接在节点设备上的输入/输出卡 | |
JPH05292098A (ja) | アドレス設定方法 | |
US5878281A (en) | Synchronous serial data transfer device | |
KR102227841B1 (ko) | 차량용 센서 시스템 및 이를 이용한 센서 id 할당 방법 | |
CN113596189B (zh) | 一种并联编址方法、电池包及并联编址系统 | |
CN216561773U (zh) | 自动跳线装置及通信设备 | |
CN114780476A (zh) | 一种支持多主多从的spi分时复用电路 | |
CN112292673B (zh) | I3c从机接口、具有i3c从机接口的集成电路及用于运行i3c从机接口的方法 | |
US5481753A (en) | I/O device having identification register and data register where identification register indicates output from the data register to be an identifier or normal data | |
US4254401A (en) | Local device in a control information transfer system | |
JP3534937B2 (ja) | データ通信方法及び制御データ通信装置 | |
JPH0738605A (ja) | デジタルデ−タパケットスイッチングモジュール | |
JPH0537535A (ja) | アドレス制御回路 | |
CN112765061B (zh) | 一种数据传输接口电路及其数据传输方法 | |
US20210297283A1 (en) | Master slave communication system capable of reducing manufacturing cost, electronic device, control method for master slave communication system, and control method for electronic device | |
US20060200604A1 (en) | Method for dynamically identifying addresses of devices coupled to an integrated circuit bus | |
JP2661305B2 (ja) | 集積回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |