JPH0529207A - 流体滴下供給装置 - Google Patents
流体滴下供給装置Info
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- JPH0529207A JPH0529207A JP20626691A JP20626691A JPH0529207A JP H0529207 A JPH0529207 A JP H0529207A JP 20626691 A JP20626691 A JP 20626691A JP 20626691 A JP20626691 A JP 20626691A JP H0529207 A JPH0529207 A JP H0529207A
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- pump chamber
- pump
- photoresist
- actuator mechanism
- fluid
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ポンプ室内の流体の滞留を解消するとともに、
定量吐出の精度を大幅に向上させることができるように
したことを主要な特徴とする。 【構成】ポンプ機構1のポンプ室11を区画する周側部
に可撓性膜17を張設し、これを非圧縮流体Wを介して
アクチュエータ機構2の駆動によりポンピング作動させ
る。フォトレジスト液Rをポンプ室の最下部11aに設
けた流入口12を介して流入させて最上部11bに設け
た流出口13から流出させる。
定量吐出の精度を大幅に向上させることができるように
したことを主要な特徴とする。 【構成】ポンプ機構1のポンプ室11を区画する周側部
に可撓性膜17を張設し、これを非圧縮流体Wを介して
アクチュエータ機構2の駆動によりポンピング作動させ
る。フォトレジスト液Rをポンプ室の最下部11aに設
けた流入口12を介して流入させて最上部11bに設け
た流出口13から流出させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハの表面
にフォトレジスト液を滴下供給して薄膜形成を行なうた
めに用いられる流体滴下供給装置に関する。
にフォトレジスト液を滴下供給して薄膜形成を行なうた
めに用いられる流体滴下供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この半導体ウエハの表面にフォ
トレジスト液の薄膜を形成する場合、回転体上に半導体
ウエハを載置し、この回転する半導体ウエハ上にフォト
レジスト液を滴下供給することにより行なわれている。
トレジスト液の薄膜を形成する場合、回転体上に半導体
ウエハを載置し、この回転する半導体ウエハ上にフォト
レジスト液を滴下供給することにより行なわれている。
【0003】従来、この種のフォトレジスト液の流体滴
下供給装置、所謂、フォトレジスト・ディスペンサにお
いては、圧送方式のものと、ポンプ方式のものとに大別
されている。
下供給装置、所謂、フォトレジスト・ディスペンサにお
いては、圧送方式のものと、ポンプ方式のものとに大別
されている。
【0004】圧送方式のディスペンサは、例えばフォト
レジスト液が収容されたレジストボトル内にチッ素ガス
(N2ガス)を加えて圧力を高め、フィルタを介して配
管系に送り出されるフォトレジスト液の流量をバルブの
開閉により調整することにより定量吐出させ、滴下供給
が行なわれている。
レジスト液が収容されたレジストボトル内にチッ素ガス
(N2ガス)を加えて圧力を高め、フィルタを介して配
管系に送り出されるフォトレジスト液の流量をバルブの
開閉により調整することにより定量吐出させ、滴下供給
が行なわれている。
【0005】一方、ポンプ方式のディスペンサには、ダ
イヤフラムを用いてなるものと、ベローズを用いてなる
ものがあり、レジストボトル内に収容されたフォトレジ
スト液を定量ポンプで吸い上げ、フィルタを通して滴下
供給している。
イヤフラムを用いてなるものと、ベローズを用いてなる
ものがあり、レジストボトル内に収容されたフォトレジ
スト液を定量ポンプで吸い上げ、フィルタを通して滴下
供給している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなディスペンス・システムにあっては、フォトレジス
ト液の液性によって気泡が分離・発生することがあり、
運転時に、気泡がポンプ室に混入すると、吐出量が不安
定となるばかりでなく、半導体ウエハ上の薄膜内に気泡
が形成され、断線の原因となるために、製品の品質低下
を招き、不良品となってしまう。
うなディスペンス・システムにあっては、フォトレジス
ト液の液性によって気泡が分離・発生することがあり、
運転時に、気泡がポンプ室に混入すると、吐出量が不安
定となるばかりでなく、半導体ウエハ上の薄膜内に気泡
が形成され、断線の原因となるために、製品の品質低下
を招き、不良品となってしまう。
【0007】また、上記した加圧方式のディスペンサで
は、N2ガスがフォトレジスト液中に混入し易いため
に、吐出量の経時安定性(再現精度)が悪いばかりでな
く、フォトレジスト液の粘度が高くなったり、フィルタ
に目詰まり等が発生した際の吐出量の低下を防止するた
めに、加圧力を上げるにも、レジストボトルの耐久性の
問題から限度がある。
は、N2ガスがフォトレジスト液中に混入し易いため
に、吐出量の経時安定性(再現精度)が悪いばかりでな
く、フォトレジスト液の粘度が高くなったり、フィルタ
に目詰まり等が発生した際の吐出量の低下を防止するた
めに、加圧力を上げるにも、レジストボトルの耐久性の
問題から限度がある。
【0008】特に、ポンプ室にフィルタのエレメントを
カートリッジ式に交換可能に一体に内蔵したポンプ方式
のディスペンサでは、システム上、初期運転の際やゴミ
等により目詰まりしたフィルタのエレメントの交換後に
おいて、フィルタ内部の網目(メディア部)に付着した
気泡のエア抜きが極めて悪く、エア抜き作業に約4〜5
時間も要し、このエア抜きの間中、フォトレジスト液を
放出し続けるために、これに使用されるフォトレジスト
液の無駄が極めて多く、稼働準備作業における手間や作
業コストの点で問題があった。
カートリッジ式に交換可能に一体に内蔵したポンプ方式
のディスペンサでは、システム上、初期運転の際やゴミ
等により目詰まりしたフィルタのエレメントの交換後に
おいて、フィルタ内部の網目(メディア部)に付着した
気泡のエア抜きが極めて悪く、エア抜き作業に約4〜5
時間も要し、このエア抜きの間中、フォトレジスト液を
放出し続けるために、これに使用されるフォトレジスト
液の無駄が極めて多く、稼働準備作業における手間や作
業コストの点で問題があった。
【0009】しかも、このようなポンプ方式のディスペ
ンサでは、一般に、フォトレジスト液をポンプ室の上側
から流入させて、フィルタのエレメントを通して再び上
側から流出させてなるUターン型の経路構成を有すると
ともに、各サイクルで吐出される量は、約10cc程度と
極めて僅かであることも関連して、フィルタのエレメン
トを構成するフィルタハウジングの下部にあるフォトレ
ジスト液が流出することなくそのまま滞留し、このよう
に滞留したフォトレジスト液が変質したりして、新鮮な
フォトレジスト液を混濁させ、品質を低下させる問題が
あった。
ンサでは、一般に、フォトレジスト液をポンプ室の上側
から流入させて、フィルタのエレメントを通して再び上
側から流出させてなるUターン型の経路構成を有すると
ともに、各サイクルで吐出される量は、約10cc程度と
極めて僅かであることも関連して、フィルタのエレメン
トを構成するフィルタハウジングの下部にあるフォトレ
ジスト液が流出することなくそのまま滞留し、このよう
に滞留したフォトレジスト液が変質したりして、新鮮な
フォトレジスト液を混濁させ、品質を低下させる問題が
あった。
【0010】また、従来装置では、フィルタの交換時期
を示すモニタリング機能も装備されていない問題があっ
た。
を示すモニタリング機能も装備されていない問題があっ
た。
【0011】さらに、ポンピング作動を行なう駆動流体
としては、通常、エア圧が使われ、このエア圧により、
ダイヤフラム等を介してポンプ量の容積を変化させてい
るのが現状であることから、フィルタの目詰まり等が発
生した場合、エア圧の弾性のために、ポンプ量の容積変
化、すなわち、吐出量が不均一になり、これによって、
定量吐出の精度の向上が期待し得ない問題があった。
としては、通常、エア圧が使われ、このエア圧により、
ダイヤフラム等を介してポンプ量の容積を変化させてい
るのが現状であることから、フィルタの目詰まり等が発
生した場合、エア圧の弾性のために、ポンプ量の容積変
化、すなわち、吐出量が不均一になり、これによって、
定量吐出の精度の向上が期待し得ない問題があった。
【0012】また、ダイヤフラムを用いたポンプ方式の
ディスペンサでは、ダイヤフラムの寿命が短いといった
問題があった。
ディスペンサでは、ダイヤフラムの寿命が短いといった
問題があった。
【0013】この発明の目的は、ポンプ室内の流体の滞
留を解消するとともに、定量吐出の精度を大幅に向上さ
せることができるようにした流体滴下供給装置を提供す
ることにある。
留を解消するとともに、定量吐出の精度を大幅に向上さ
せることができるようにした流体滴下供給装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、フォトレジスト液を滴下供給する
ポンプ機構と、このポンプ機構を駆動するアクチュエー
タ機構と、このアクチュエータ機構の駆動による前記ポ
ンプ機構のポンピング作動でフォトレジスト液をポンプ
室に供給するレジスト液供給手段とを備え、前記ポンプ
機構において、ポンプ室にフィルタのエレメントを一体
に内蔵し、かつそのポンプ室を区画する周側部に可撓性
膜を張設し、この可撓性膜を非圧縮流体を介して前記ア
クチュエータ機構の駆動によりポンピング作動させて、
前記ポンプ室の最下部に設けた流入口を介して流入させ
たレジスト液供給手段からのフォトレジスト液を最上部
に設けた流出口を介して流出させることにより定量吐出
を行なうように構成してなるものである。
ために、この発明は、フォトレジスト液を滴下供給する
ポンプ機構と、このポンプ機構を駆動するアクチュエー
タ機構と、このアクチュエータ機構の駆動による前記ポ
ンプ機構のポンピング作動でフォトレジスト液をポンプ
室に供給するレジスト液供給手段とを備え、前記ポンプ
機構において、ポンプ室にフィルタのエレメントを一体
に内蔵し、かつそのポンプ室を区画する周側部に可撓性
膜を張設し、この可撓性膜を非圧縮流体を介して前記ア
クチュエータ機構の駆動によりポンピング作動させて、
前記ポンプ室の最下部に設けた流入口を介して流入させ
たレジスト液供給手段からのフォトレジスト液を最上部
に設けた流出口を介して流出させることにより定量吐出
を行なうように構成してなるものである。
【0015】
【作用】すなわち、この発明は、ポンプ室を区画する周
側部に可撓性膜を張設し、これを作動させる作動圧流体
としての非圧縮流体を介してアクチュエータ機構の駆動
によりポンピング作動させるようになっているために、
確実な容積変化が行なわれ、これによって、高精度の定
量吐出が可能になり、径時安定性にすぐれる。
側部に可撓性膜を張設し、これを作動させる作動圧流体
としての非圧縮流体を介してアクチュエータ機構の駆動
によりポンピング作動させるようになっているために、
確実な容積変化が行なわれ、これによって、高精度の定
量吐出が可能になり、径時安定性にすぐれる。
【0016】また、フォトレジスト液をポンプ室の最下
部に設けた流入口を介して流入させて、最上部に設けた
流出口を介して流出させるようになっているために、常
に新鮮なフォトレジスト液が最下部に設けた流入口から
流入して最上部に設けた流出口から強制的に流出し、こ
れによって、フィルタハウジングの下部へのフォトレジ
スト液の滞留が防止されるとともに、フィルタ内部の気
泡あるいはフォトレジスト液中から分散・発生する気泡
も必ず外部に確実にトラック(搬送)させることが可能
になる。
部に設けた流入口を介して流入させて、最上部に設けた
流出口を介して流出させるようになっているために、常
に新鮮なフォトレジスト液が最下部に設けた流入口から
流入して最上部に設けた流出口から強制的に流出し、こ
れによって、フィルタハウジングの下部へのフォトレジ
スト液の滞留が防止されるとともに、フィルタ内部の気
泡あるいはフォトレジスト液中から分散・発生する気泡
も必ず外部に確実にトラック(搬送)させることが可能
になる。
【0017】さらに、ポンプ機構を駆動するアクチュエ
ータ機構に掛かるフィルタの目詰まりによる負荷の大き
さの検知で、フィルタの交換時期が容易にモニタリング
することが可能になる。
ータ機構に掛かるフィルタの目詰まりによる負荷の大き
さの検知で、フィルタの交換時期が容易にモニタリング
することが可能になる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照しな
がら詳細に説明すると、図1はこの発明に係る流体滴下
供給装置の全体システム構成を概略的に示すもので、図
中1は定量のフォトレジスト液を回転体100上に載置
された半導体ウエハ200上に滴下供給するポンプ機
構、2はこのポンプ機構を駆動するアクチュエータ機
構、3は前記ポンプ機構1のポンプ室11に供給するフ
ォトレジスト液Rが収容されたレジスト供給手段として
のレジストボトルである。
がら詳細に説明すると、図1はこの発明に係る流体滴下
供給装置の全体システム構成を概略的に示すもので、図
中1は定量のフォトレジスト液を回転体100上に載置
された半導体ウエハ200上に滴下供給するポンプ機
構、2はこのポンプ機構を駆動するアクチュエータ機
構、3は前記ポンプ機構1のポンプ室11に供給するフ
ォトレジスト液Rが収容されたレジスト供給手段として
のレジストボトルである。
【0019】前記レジストボトル3内に収容されたフォ
トレジスト液Rは、第1の配管31及び第1の一方向電
磁弁32を介して前記ポンプ機構1のポンプ室11の最
下部11aに設けた流入口となる第1のポート12から
流入供給されて、その最上部11bに設けた流出口とな
る第2のポート13から流出させ、第2の配管14及び
第2の一方向電磁弁15を介して所定量のフォトレジス
ト液Rを、前記回転体100上に載置された半導体ウエ
ハ200上に吐出させることにより滴下供給するように
なっている。
トレジスト液Rは、第1の配管31及び第1の一方向電
磁弁32を介して前記ポンプ機構1のポンプ室11の最
下部11aに設けた流入口となる第1のポート12から
流入供給されて、その最上部11bに設けた流出口とな
る第2のポート13から流出させ、第2の配管14及び
第2の一方向電磁弁15を介して所定量のフォトレジス
ト液Rを、前記回転体100上に載置された半導体ウエ
ハ200上に吐出させることにより滴下供給するように
なっている。
【0020】前記ポンプ機構1のポンプ室11には、カ
ートリッジ式に交換可能にフィルタ16が一体に内蔵さ
れ、このフィルタ16は、ハウジング16aと、このハ
ウジング16a内に組み込まれたフィルタエレメント1
6bからなっている。
ートリッジ式に交換可能にフィルタ16が一体に内蔵さ
れ、このフィルタ16は、ハウジング16aと、このハ
ウジング16a内に組み込まれたフィルタエレメント1
6bからなっている。
【0021】また、図中17は前記ポンプ機構1のポン
プ室11の内周側壁面11cとの間に所定の密封間隙1
8を存して張設されて、ポンプ室11の周側部を区画す
るテフロンまたはゴム等からなる円筒状の可撓性膜で、
この可撓性膜17とポンプ室内周側壁面11cとの間の
密封間隙18は、前記アクチュエータ機構2に第3のポ
ート19を介して連通するとともに、この密封間隙18
には、可撓性膜17を往復動させる作動圧流体として非
圧縮流体である純水Wが封入されている。
プ室11の内周側壁面11cとの間に所定の密封間隙1
8を存して張設されて、ポンプ室11の周側部を区画す
るテフロンまたはゴム等からなる円筒状の可撓性膜で、
この可撓性膜17とポンプ室内周側壁面11cとの間の
密封間隙18は、前記アクチュエータ機構2に第3のポ
ート19を介して連通するとともに、この密封間隙18
には、可撓性膜17を往復動させる作動圧流体として非
圧縮流体である純水Wが封入されている。
【0022】前記アクチュエータ機構2は、防爆仕様の
点からエア駆動ベローズ型で構成され、シリンダ部21
内のベローズ22を圧縮スプリング23により付勢され
たピストンロッド24により伸縮作動させるようになっ
ているとともに、このピストンロッド24の駆動制御
は、そのストローク量が測定可能に一体に組み込まれた
差動トランス25と、この差動トランス25で測定され
たストローク量に基づいて電圧信号の変化により供給エ
ア圧力を自動的に変化する電空レギュレータ26とによ
るエア駆動により行なわれるようになっている。なお、
図中27は電空レギュレータ26へのエア源である。
点からエア駆動ベローズ型で構成され、シリンダ部21
内のベローズ22を圧縮スプリング23により付勢され
たピストンロッド24により伸縮作動させるようになっ
ているとともに、このピストンロッド24の駆動制御
は、そのストローク量が測定可能に一体に組み込まれた
差動トランス25と、この差動トランス25で測定され
たストローク量に基づいて電圧信号の変化により供給エ
ア圧力を自動的に変化する電空レギュレータ26とによ
るエア駆動により行なわれるようになっている。なお、
図中27は電空レギュレータ26へのエア源である。
【0023】さらに、図中4は前記した流体滴下供給装
置のシステムを制御するコントローラで、このコントロ
ーラ4は、前記ポンプ機構1を駆動するアクチュエータ
機構2、第1の電磁弁32及び第2の電磁弁15をそれ
ぞれ自動的に制御し得るようになっている。
置のシステムを制御するコントローラで、このコントロ
ーラ4は、前記ポンプ機構1を駆動するアクチュエータ
機構2、第1の電磁弁32及び第2の電磁弁15をそれ
ぞれ自動的に制御し得るようになっている。
【0024】次に、この発明に係る流体滴下供給装置に
おけるディスペンス動作について説明する。アクチュエ
ータ機構2のベローズ22が電空レギュレータ26から
の供給エアによる圧力により圧縮スプリング23のスプ
リング力に抗する方向に前進すると、その容積変化量だ
けシリンダ部21内の純水Wは、第3のポート19を介
してポンプ室11の密封間隙18に流入し、可撓性膜1
7を径方向に縮少させる。
おけるディスペンス動作について説明する。アクチュエ
ータ機構2のベローズ22が電空レギュレータ26から
の供給エアによる圧力により圧縮スプリング23のスプ
リング力に抗する方向に前進すると、その容積変化量だ
けシリンダ部21内の純水Wは、第3のポート19を介
してポンプ室11の密封間隙18に流入し、可撓性膜1
7を径方向に縮少させる。
【0025】このとき、前記ポンプ室11の最下部11
aに設けた流入口となる第1のポート12側の第1の電
磁弁32は閉弁状態を維持する一方、ポンプ室11の最
上部11bに設けた流出口となる第2のポート13側の
第2の電磁弁15は開弁状態を維持する。
aに設けた流入口となる第1のポート12側の第1の電
磁弁32は閉弁状態を維持する一方、ポンプ室11の最
上部11bに設けた流出口となる第2のポート13側の
第2の電磁弁15は開弁状態を維持する。
【0026】そして、このような容積変化により、ポン
プ室11のフォトレジスト液Rは図に矢印で示すように
フィルタ16を通り第2のポート13側から吐出し、第
2の配管14を介して回転体100上に載置された半導
体ウエハ200の表面に所定量のフォトレジスト液Rを
滴下供給する。
プ室11のフォトレジスト液Rは図に矢印で示すように
フィルタ16を通り第2のポート13側から吐出し、第
2の配管14を介して回転体100上に載置された半導
体ウエハ200の表面に所定量のフォトレジスト液Rを
滴下供給する。
【0027】この状態で、アクチュエータ機構2のベロ
ーズ22が、ピストンロッド24を介してコントローラ
4にて設定された吐出量に応じたストローク量まで前進
移動して行くと、その位置が差動トランス25により検
出され、差動トランス25からの出力信号により電空レ
ギュレータ26からのエアの供給を停止し、排気状態に
切り替える。
ーズ22が、ピストンロッド24を介してコントローラ
4にて設定された吐出量に応じたストローク量まで前進
移動して行くと、その位置が差動トランス25により検
出され、差動トランス25からの出力信号により電空レ
ギュレータ26からのエアの供給を停止し、排気状態に
切り替える。
【0028】これにより、アクチュエータ機構2のベロ
ーズ22は、圧縮スプリング23の圧縮力によって後退
し、その直前に、第1の電磁弁32を開弁する一方、第
2の電磁弁15を閉弁するように切り替えておくことに
より、ポンプ室11の密封間隙18内の純水Wは、第3
のポート19を介してシリンダ部21内に流入し、可撓
性膜17を径方向に膨張させると同時に、その容積変化
量によりレジストボトル3内のフォトレジスト液Rは第
1の配管31を介してポンプ室11に吸引供給され、こ
のようなポンピング作動により、フォトレジスト液Rの
吐出・吸引が行なわれる。
ーズ22は、圧縮スプリング23の圧縮力によって後退
し、その直前に、第1の電磁弁32を開弁する一方、第
2の電磁弁15を閉弁するように切り替えておくことに
より、ポンプ室11の密封間隙18内の純水Wは、第3
のポート19を介してシリンダ部21内に流入し、可撓
性膜17を径方向に膨張させると同時に、その容積変化
量によりレジストボトル3内のフォトレジスト液Rは第
1の配管31を介してポンプ室11に吸引供給され、こ
のようなポンピング作動により、フォトレジスト液Rの
吐出・吸引が行なわれる。
【0029】また、フィルタ16の交換時期は、フィル
タエレメント16bのゴミ等による目詰まりで、ポンプ
機構1を駆動するアクチュエータ機構2に設定値よりも
大きな負荷が掛かった際の状態をコントローラ4にて検
知することにより、容易にモニタリングすることが可能
になる。
タエレメント16bのゴミ等による目詰まりで、ポンプ
機構1を駆動するアクチュエータ機構2に設定値よりも
大きな負荷が掛かった際の状態をコントローラ4にて検
知することにより、容易にモニタリングすることが可能
になる。
【0030】ところで、使用するフォトレジスト液Rの
液性により、回転体100上に載置された半導体ウエハ
200の表面に滴下させるフォトレジスト液Rの吐出量
及び同じ吐出量でも吐出時間(滴下時間)をコントロー
ルする必要がある。
液性により、回転体100上に載置された半導体ウエハ
200の表面に滴下させるフォトレジスト液Rの吐出量
及び同じ吐出量でも吐出時間(滴下時間)をコントロー
ルする必要がある。
【0031】この発明による吐出量の設定は、アクチュ
エータ機構2のベローズ22を伸縮動作させるピストン
ロッド24のストローク位置を差動トランス25により
任意の位置で検出することにより自動的に行なわれ、コ
ントローラ4により所定の吐出量が設定されると、コン
トローラ4からの外部信号により、差動トランス25に
よる検出位置が設定され、この検出信号で電空シギュレ
ータ26を制御することにより行なわれる。
エータ機構2のベローズ22を伸縮動作させるピストン
ロッド24のストローク位置を差動トランス25により
任意の位置で検出することにより自動的に行なわれ、コ
ントローラ4により所定の吐出量が設定されると、コン
トローラ4からの外部信号により、差動トランス25に
よる検出位置が設定され、この検出信号で電空シギュレ
ータ26を制御することにより行なわれる。
【0032】また、吐出時間の設定は、シリンダ部21
内の純水Wの負荷と圧縮スプリング23の力とに対する
供給エアの圧縮力の差をコントローラ4からの外部信号
によってバランス調整することにより任意にオートコン
トロール可能になっている。
内の純水Wの負荷と圧縮スプリング23の力とに対する
供給エアの圧縮力の差をコントローラ4からの外部信号
によってバランス調整することにより任意にオートコン
トロール可能になっている。
【0033】なお、以上の説明においては、この発明を
フォトレジスト液の流体の滴下供給についてのみ開示し
たが、請求項の記載を含めて、この発明で扱い得る流体
は、これら限らず、同様の問題点を生じる流体、並び
に、技術分野においても適用し得るものであるから、上
記記載の用語に限定されるものではない。
フォトレジスト液の流体の滴下供給についてのみ開示し
たが、請求項の記載を含めて、この発明で扱い得る流体
は、これら限らず、同様の問題点を生じる流体、並び
に、技術分野においても適用し得るものであるから、上
記記載の用語に限定されるものではない。
【0034】また、ポンプ室を区画する可撓性膜は、実
施例では周囲全体を囲むチューブ状としたが、ポンプ室
の周囲に部分的に配置し、他の部分を通常の仕切壁で構
成するようにしても良い。
施例では周囲全体を囲むチューブ状としたが、ポンプ室
の周囲に部分的に配置し、他の部分を通常の仕切壁で構
成するようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、ポンプ室を区画する周側部に可撓性膜を張設し、
これを作動させる作動圧流体としての非圧縮流体を介し
てアクチュエータ機構の駆動によりポンピング作動させ
るようになっているために、確実な容積変化が行なわ
れ、これによって、高精度の定量吐出が行なえるととも
に、径時安定性にすぐれる。
明は、ポンプ室を区画する周側部に可撓性膜を張設し、
これを作動させる作動圧流体としての非圧縮流体を介し
てアクチュエータ機構の駆動によりポンピング作動させ
るようになっているために、確実な容積変化が行なわ
れ、これによって、高精度の定量吐出が行なえるととも
に、径時安定性にすぐれる。
【0036】また、フォトレジスト液をポンプ室の最下
部に設けた流入口を介して流入させて、最上部に設けた
流出口を介して流出させるようになっているために、常
に新鮮なフォトレジスト液が最下部から流入して最上部
から強制的に流出し、これによって、フィルタハウジン
グの下部へのフォトレジスト液の滞留を防止することが
できるとともに、フィルタ内部の気泡あるいはフォトレ
ジスト液中から分散・発生する気泡も必ず外部に確実に
トラック(搬送)させることができる。
部に設けた流入口を介して流入させて、最上部に設けた
流出口を介して流出させるようになっているために、常
に新鮮なフォトレジスト液が最下部から流入して最上部
から強制的に流出し、これによって、フィルタハウジン
グの下部へのフォトレジスト液の滞留を防止することが
できるとともに、フィルタ内部の気泡あるいはフォトレ
ジスト液中から分散・発生する気泡も必ず外部に確実に
トラック(搬送)させることができる。
【図1】この発明に係る流体滴下供給装置の一実施例を
示す全体システム構成の概略的説明図である。
示す全体システム構成の概略的説明図である。
1・・・ポンプ機構、 11・・・ポンプ室、 11a・・・最下部、 11b・・・最上部、 11c・・・側壁、 12・・・第1のポート(流入口)、 13・・・第2のポート(流出口)、 14・・・第2の配管、 15・・・第2の電磁弁、 16・・・フィルタ、 16b・・・フィルタエレメント、 17・・・可撓性膜、 18・・・密封間隙、 W・・・非圧縮性流体(純水)、 2・・・アクチュエータ機構、 3・・・レジスト供給手段(レジストボトル)、 31・・・第1の配管、 32・・・第1の電磁弁、 4・・・コントローラ、 R・・・フォトレジスト液。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】フォトレジスト液を滴下供給するポンプ機
構と、このポンプ機構を駆動するアクチュエータ機構
と、このアクチュエータ機構の駆動による前記ポンプ機
構のポンピング作動でフォトレジスト液をポンプ室に供
給するレジスト液供給手段とを備え、 前記ポンプ機構において、ポンプ室にフィルタのエレメ
ントを一体に内蔵し、かつそのポンプ室を区画する周側
部に可撓性膜を張設し、この可撓性膜を非圧縮流体を介
して前記アクチュエータ機構の駆動によりポンピング作
動させて、前記ポンプ室の最下部に設けた流入口を介し
て流入させたレジスト液供給手段からのフォトレジスト
液を最上部に設けた流出口を介して流出させることによ
り定量吐出を行なうように構成したことを特徴とする流
体滴下供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3206266A JPH07123107B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 流体滴下供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3206266A JPH07123107B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 流体滴下供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529207A true JPH0529207A (ja) | 1993-02-05 |
JPH07123107B2 JPH07123107B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=16520486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3206266A Expired - Fee Related JPH07123107B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 流体滴下供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123107B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0778488A1 (en) | 1995-12-08 | 1997-06-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Optical wavelength conversion element, method of manufacturing the same and optical wavelength conversion module |
JP2003515699A (ja) * | 1999-11-30 | 2003-05-07 | マイクロリス・コーポレイション | 高粘度の流体をポンピングするための装置および方法 |
JP2004056131A (ja) * | 2003-07-03 | 2004-02-19 | Miyazaki Oki Electric Co Ltd | レジスト塗布装置 |
US7381269B2 (en) | 2004-02-16 | 2008-06-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System and method to supply chemical during semiconductor device fabrication |
CN100459038C (zh) * | 2004-04-26 | 2009-02-04 | 株式会社小金井 | 弹性罐及使用该弹性罐的化学液体供应装置 |
JP2009060129A (ja) * | 2008-10-30 | 2009-03-19 | Oki Semiconductor Miyazaki Co Ltd | レジスト塗布方法 |
KR20170129760A (ko) * | 2015-03-26 | 2017-11-27 | 호야 가부시키가이샤 | 레지스트액 보관 용기, 레지스트액 공급 장치, 레지스트액 도포 장치, 레지스트액 보존 장치 및 마스크 블랭크의 제조 방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109270A (en) * | 1977-02-28 | 1978-09-22 | Ultrafilter Gmbh | Filter housing |
JPS5779279A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-18 | Sumio Ando | Pump |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP3206266A patent/JPH07123107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07123107B2 (ja) | 1995-12-25 |
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