JPH052919B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052919B2
JPH052919B2 JP63335208A JP33520888A JPH052919B2 JP H052919 B2 JPH052919 B2 JP H052919B2 JP 63335208 A JP63335208 A JP 63335208A JP 33520888 A JP33520888 A JP 33520888A JP H052919 B2 JPH052919 B2 JP H052919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
baton
cross handle
support shaft
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63335208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0250091A (ja
Inventor
Hideyuki Ashihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP33520888A priority Critical patent/JPH0250091A/ja
Priority to CA000590734A priority patent/CA1313204C/en
Priority to AU30111/89A priority patent/AU601319B2/en
Priority to EP19890103265 priority patent/EP0331035B1/en
Priority to DE1989603288 priority patent/DE68903288T2/de
Priority to ES89103265T priority patent/ES2035391T3/es
Priority to DK92589A priority patent/DK92589A/da
Publication of JPH0250091A publication Critical patent/JPH0250091A/ja
Priority to US07/820,016 priority patent/US5192074A/en
Publication of JPH052919B2 publication Critical patent/JPH052919B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B15/00Weapons not otherwise provided for, e.g. nunchakus, throwing knives
    • F41B15/02Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クロスハンドル付きバトンに関する
ものであり、さらに詳しく述べると、向かつてく
る賊を棒の部分で打ち据え、又賊の凶器を受け止
めたり、受け流したり、或いはその棒の部分で賊
を突いたりして用いることのできるクロスハンド
ル付きバトンであり、刺激性等を有するガスを賊
に噴射して賊を弱らせることもできる護身用具で
ある。
〔従来の技術〕
従来、この種のクロスハンドル付きバトンにお
いては、棒の後方に棒の上面と垂直になるよう
に、棒の内部から上方に螺棒を設け、該螺棒に基
台を固定し、次に回転体の中心にその螺棒を挿通
して基台と重ね合わせ、更にその回転体に重ねる
ように配置して前記螺棒に握体を固着したクロス
ハンドル付きバトンで、回転体のみが回転するよ
うになつているものが具体的に教示されている
(米国特許第4132409号明細書参照)。
この従来例には、クロスハンドルの把持面の少
なくとも一部が回転するようにしてあり、具体的
には、クロスハンドル上で棒に近い部分に回転体
を配置したものが教示されているだけである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のクロスハンドル付きバトンにお
いては、握体と回転体とを握つて棒を回転する操
作の場合に、握体の部分の握持を緩め主として小
指で回転体を保持したままの状態で回転するもの
である。そのため、筋力が他の指に比較して弱い
小指に負担がかかり、長時間の回転操作が困難と
なるという問題点があつた。
また、このクロスハンドル付きバトンは、棒の
回転操作中にその重さにより垂下しようとするた
め、クロスハンドルを握つている手は握体の上方
に徐々に移動しようとし、小指で回転体を支持す
るためには、回転操作途中で何度もクロスハンド
ルの握り直しをしなければならないという問題点
があつた。
更に、このような回転体を有するクロスハンド
ルでは、棒の回転操作中は、手の主として小指の
部分に力が入り、他の殆どの部分の力は緩む傾向
を生じ、そのとき棒の部分が前腕と平行でなくな
る。このような状態で棒の回転操作をすると、そ
の棒の先端部分等で使用者自らの肘を打つて怪我
をしたりして甚だ危険であつたり、あるいは棒の
前腕側に位置する部分がその回転中に前腕に当た
り回転操作が思うように行かないことがあるとい
う問題点があつた。
本発明は、筋力が他の指に比べて弱い小指に負
担が掛からず、棒の回転操作中にその重さにより
垂下することなく、したがつてクロスハンドルを
持ち直すことなく、そのままの状態で円滑に回転
操作を継続できて、しかも使用者自ら打撃する危
険のないクロスハンドル付きバトンを提供する。
因みに、この種クロスハンドル付き警棒は、沖
縄古流空手で使用するトンフアという武器にその
原典があるとされている。したがつて、その操作
は、その空手道で教える使い方によることが多い
のであり、その道の経験者でないと十分に使いこ
なせないものである。前述した問題点は、トンフ
アを使用するときの手の力の配分に対する研究に
よつて解決された。そこでこの発明者は、手の構
造上、クロスハンドルの回転部分を、その自由端
部分に配置しなければならないことを発見した。
この発見は、長年にわたる空手師範としてのこの
発明者の独自の経験と知見とによるものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、棒の後
端部に偏寄した部位に、基台とこの基台に突設し
た支軸に取付けられた回転体と握体とでなるクロ
スハンドルを具備したクロスハンドル付きバトン
において、該基台上には、軸方向に接合分離自在
な2部材でなり且つ自由端部分に頭部を有する支
軸を突設固定し、該支軸には、棒の側から順次、
握体と回転体とを、前記握体が支軸に固設され、
前記回転体が支軸に回転自在となり且つ前記クロ
スハンドルの自由端部分に前記頭部で軸方向に制
止された状態で配置されて回転自在となるように
取付けてあることを特徴とするクロスハンドル付
きバトンを提供することで前記目的を達成した。
上記クロスハンドル付きバトンで、基台上に第
1の回転体と握体と第2の回転体とを順次重ね合
わせた構造にすることもできる。又、支軸を螺子
によつて接合分離自在とすることや、回転体と支
軸との間にボールベアリングを設けることも本発
明の実施態様に含まれる。
又、握体の略中央周辺の横断面を略楕円形状と
し、その長径が棒の長手方向と一致するようにし
たクロスハンドル付きバトンも本発明の実施態様
に含まれる。
更に、支軸自由端の位置の回転体には、その任
意の位置に引つ掛かり部を設けたクロスハンドル
付きバトンも本発明の実施態様に含まれる。
又、小物を入れて携帯に便利なように、棒の長
手方向に沿つて少なくとも一以上の中空部を設
け、前記中空部の少なくとも一端に開口部を設
け、この開口部を栓で密閉したり、この中空部内
に重錘を入れることにより、先端部の重さを増大
して先端部の遠心力を増大させることも本発明の
実施態様に含まれる。
更に、棒の長手方向に沿つて設けた中空部内に
前記中空部の長手方向の外方に向かつてガスを噴
射するように、ガス噴射装置を内装させたり、前
記中空部の長手方向の外方に向かつて照明出来る
ように、照明装置を内装させることや、又、棒に
二箇所の中空部を設け、前記中空部の長手方向の
外方を照明出来るように照明装置を、他方の中空
部にはガス噴射装置を別々に収納して、別々のス
イツチで操作するようにした実施態様も本発明実
施態様に含まれる。
〔作用〕
本発明では、棒の後方に設けた基台上に固設し
た軸方向に接合分離自在な支軸によつて、クロス
ハンドルの自由端部分に回転体を配置できる。
このように、クロスハンドルの自由端部分に回
転体が回転自在に取付けられているので、小指に
比べて筋力の強い親指と人差指で回転体を握れる
から、クロスハンドル付きバトンは、その回転操
作中にしつかりと保持できる。このとき、小指に
は親指と人差指の握りをすることによつてそれな
りに自然に力が入り、クロスハンドルの握りは上
下2点支持となつて、棒は前腕に対して傾かない
で平行に保持される。
そして、支軸に固設された握体を力を入れて握
れば、棒をその向いた位置で固定制御することが
できる。
更に、第1の回転体と握体と第2の回転体とを
順次重ね合わせた構造にすると、親指と人差指の
部分と小指の部分とで回転体を保持することがで
きるので、クロスハンドルの上下2点支持が確実
となり、棒の傾き防止が確実となり、回転操作も
円滑となる。
特に、支軸を螺子によつて接合分離自在の構造
とすることにより、クロスハンドルの部分の分解
や回転体の交換が容易になる。
又、上部回転体、下部回転体と支軸との間にボ
ールベアリングを設けることにより、一体な棒と
握体とを円滑に回転操作することができる。
又、握体の略中央周辺の横断面を略楕円状と
し、その長径が棒の長手方向と一致するようにし
てあるので、棒の停止位置の制御が容易である。
更に、回転体の任意の位置に引つ掛かり部を設
けると、棒の回転操作中にクロスハンドル付きバ
トンが手からずれることを確実に防止することが
できる。
又、棒の長手方向に沿つて少なくとも一以上の
中空部を設け、この中空部の少なくとも一端に開
口部を設け栓で密閉できるようにしてあるので、
小物を入れることが出来る。
更に、この中空部内に重錘を入れると、棒を回
転させるときに先端部に重心が移動して、遠心力
が増大し、賊に大きな打撃を与えることができ
る。
又、棒の長手方向に沿つて設けた中空部内、少
なくともガス噴射装置か照明装置を内装している
ので、ガスを噴射させて賊を弱らせたり、照明装
置を点ければ、犯人の人相等を確認することがで
き、その確認後直ちに棒を回転させて攻撃に転じ
ることができる。
更に、棒の一端は両端に滑り止め部材を設ける
と、賊を突いた場合には棒が滑らない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について、図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図から第3図までに、本発明のクロスハン
ドル付きバトンの一例を示した。ここでクロスハ
ンドルは全体を7で示してある。このクロスハン
ドル7の部分の取付け構造とその全体の構造を説
明すると、次の通りである。すなわち、棒1の後
部側周に、上端に平坦面を有する基台3を設け、
この基台3には、支軸13aの基部を、棒1の基
台3とは反対側周面から挿通した螺棒14に螺設
して固定する。次いで、下部に位置する第1の回
転体(以下、下部回転体という。)4を基台3上
に重ね、且つこの支軸13aに対して、ボールベ
アリング16を介して回転自在に取り付ける。こ
の下部回転体4は、上面及び下面を水平面とし、
その外周面を内方湾曲させてボビン形に構成す
る。
次に、この下部回転体4に重ねるようにして支
軸13aに握体6を固設する。この握体6は上面
及び下面を水平面とし、長手方向縦断面を中脹ら
み形状にして、握つた場合に手が滑らないよう
に、握体6の外周面に水平な複数の滑り止め用凹
部7aを設けてある。なお、この握体6の中央横
断面は第2図に示すように略楕円形状とし、この
楕円形の長径が棒1の長手方向と一致するように
してある。このようにすると、握体6を握つて棒
1を回転させた場合、その手で棒1の停止位置を
容易に感知することができる。
次に、支軸13aの上端部に継ぎ足し支軸13
bを螺設し、この継ぎ足し支軸13bに、上下2
点で配置したボールベアリング16を介して、上
部の支軸13aの自由端に位置する第2の回転体
(以下、上部回転体という。)8aを取り付ける。
継ぎ足し支軸13bの上端部には、頭付き螺子ピ
ン15を螺着して、上部のボールベアリング16
をスラスト方向に止め、以て上部回転体8aが脱
出しないようにしてある。この上部回転体8a
は、その上面及び下面を平面とし、上面中央に帽
体8bを取付ける雄螺子9を突設し、また、その
周面は、下端部から上方になるに従い漸次径を大
きくすることにより、引つ掛かり部10が形成し
てある。更に、前記雄螺子9には、下面に雌螺子
を有する帽体8bを螺着して、帽体8bを上部回
転体8aに対して一体化する。
このように構成した本発明のクロスハンドル付
きバトンは、上下の回転体4,8aと握体6と
は、対偶部11,12で相対回転するようになつ
ている。
棒1、基台3、握体6、上部回転体4、下部回
転体4a及び帽体8bの素材としては、硬質性部
材、例えば硬質木材、金属、合成樹脂が選択で
き、特に合成樹脂の場合、アラミド繊維、ケブラ
ー繊維が好ましい。この場合には、棒1の長手方
向と一致するように、アラミド繊維、ケブラー繊
維等を設けるとよい。又、基台、回転体、握体、
帽体等にアラミド繊維、ケブラー繊維等を設ける
場合には、棒と直交方向に一致するように設ける
とよい。
又、棒は複数の棒を螺着することにより、一本
の棒とすることができる。この場合、棒の長さを
調整することができるし、一本の棒を短い複数の
棒に分けて持ち運びが出来るので、携帯に便利で
ある。
そして、本実施例では、支軸に固定された握体
6に対して、下部回転体4と上部回転体8aと帽
体8bのみが回転自在となる。又、螺棒14と螺
子ピン15を外すことにより、握体6より上部回
転体8a、下部回転体4及び基台3を着脱自在に
することができる。
次に、第4図に示す本発明のクロスハンドル付
きバトンは、棒と基台と握体とを一体に成型した
ものであり、下部回転体は取付けられていない。
この場合には、握体6の上面に継ぎ足し支軸13
bを螺着して固定する。次に、上部回転体8aを
挿入して、ボールベアリング16を介して、頭付
き螺子ピン15で上部回転体8aを回転自在に止
着する。次いで、上部回転体8aの上面に設けた
螺子に帽体8bを螺着して、固定する。この場合
は、上部回転体8aと帽体8bのみが回転自在と
なる。
又、第5図乃至第7図に示される本発明のクロ
スハンドル付きバトンでは、第6図に示すように
棒1の長手方向に中空部17を設け、開口部を栓
19,26で密閉する。このようにすると、中空
部に小物を入れることができ、便利である。更
に、基台3と下部回転体4との間に紐掛け具20
を固着して、第5図に示すようにこの紐掛け具2
0に長さが約20〜25センチメートルの掛け紐21
を取付ける。第7図は支軸の分解図であるが、こ
の図と第5図,第6図とに従つて紐掛け具と支軸
との関係を詳細に説明すると、紐掛け具20に基
台3と一体となつた支軸13aを挿入するように
なつており、紐掛け具20を挿入し、次に、下部
回転体4を取付ける。その後、握体6を固着し、
継ぎ足し支軸13bを螺着し、上部回転体8aを
配置し、継ぎ足し支軸13bの上端部を頭付き螺
子ピン15を螺着して上部回転体8が脱出しない
ようにしてある。
なお、本実施例では、紐掛け具20を基台3と
下部回転体4との間に固着したが、この紐掛け具
20は握体6と上部回転体8aとの間に設けても
よいし、上部回転体8aと帽体8bとの間に設け
てもよい。この掛け紐21があると、棒を回転さ
せたとき、手が握体6等から離れてもクロスハン
ドル付きバトンが手から離れることはない。
第8図に示される本発明の実施例は、棒の外周
面の殆どを滑り止め用弾性部材23で覆つたもの
である。このようにすることにより、クロスハン
ドル付きバトンで賊を突いたときに、棒が滑るこ
とがなくなる。
第9図乃至第12図に示される本発明のクロス
ハンドル付きバトンでは、棒1の長手方向に沿つ
て、少なくとも一以上の中空部17,24を設
け、この中空部の少なくとも一端方に開口部1
8,25を設けて、栓19,26で密閉する。第
9図,第10図,第11図に示すように、この中
空部内に多数の粒状の重錘27を入れることが好
ましいが、重錘は粒状でなく、棒状の重錘を入れ
てもよい。又、第11図に示すように、長手方向
に沿つて中空部24を設けて、先端内方に雄螺子
28を取付けた棒1aと、長手方向に沿つて中空
部17を設けて、後端を開口して螺孔29を設け
た棒とを螺着することにより、一本の棒1にする
こともできる。この場合、螺孔29より重錘27
の出し入れが可能となる。
又、棒に中空部を設ける場合も、棒1が合成樹
脂により作られている場合は第12図に示すよう
に、棒1の長手方向外周に沿つて棒の内部に繊
維、合成繊維の一種であるアラミド繊維若しくは
ケブラー繊維を設ければ、棒1の補強となつて、
棒1の強度が増大する。なお、棒1の長手方向に
沿つて設けた中空部17の開口部18,25に
は、栓19,26を取付け密閉する。
第13図に示す本発明の実施例では、棒1の把
持部31の長手方向に設けた中空部17内に、ガ
ス容器32を内装させ、このガス容器32に連通
したガス噴射管33の先端を栓26の外方に向く
ように設ける。ガスの噴射は、ガス噴射用スイツ
チ34の上下移動操作により、栓26に設けた噴
射口35より、例えば催涙ガス若しくは煙幕等を
噴射させる。このようにすると、賊が手向かつて
きた場合に、クロスハンドル付きバトンが護身用
具としての機能を果たす。
第14図に示される本発明の実施例では、棒1
の把持部31の長手方向に設けられた中空部17
内に電源36、例えば電池を収納して、棒の把持
部31の端部より、外方を照明できるように発光
体37、例えば電球を着脱自在に取付ける。発光
体37は、スイツチ38の操作により接点の切換
を行う。なお、39は、発光体37の保護のため
に取付けた透明体である。
このようにすると、夜間や暗い所でも、賊の人
相等を容易に確認することができるし、賊の確認
後直ちに棒を振つて攻撃に転じることができる。
第15図と第16図に示される本発明の実施例
では、棒1の短い部分の長手方向に中空部17を
設け、この中空部17内に電源36、例えば電池
を着脱自在に取付けて、棒1の把持部31の端部
より外方を照明できるようにする。一方、棒1の
長い部分の中空部17内にガス容器を収納して、
このガス容器32に連通したガス噴射管33の先
端を発光体37の側方に開口するようにする。そ
して、発光体37で照明する必要がないときに
は、第15図に示すように栓26を取付けてお
く。
このようにすると、夜間等暗い所でも容易に賊
の人相等を確認できると共に賊が手向かつて来た
場合にも、ガスを噴射させて容易に賊を弱らせる
ことができる。
第17図に示される本発明の実施例では、棒1
の一端の中空部17内に螺合させた栓26に、貫
通孔40を設け、この貫通孔40内にピン41を
挿入する。そして、ピン41の基端部を棒1の内
部において螺着すると共に支持栓42により支持
する。このようにすると、栓26より突出するピ
ン41の長さを調節することができる。一方、棒
1の他方の中空部17は栓26で密封しておく。
なお、43は、衝撃吸収材である。
このように構成すると、栓から突出したピンの
部分が滑り止めの役目を果たして、賊を突いた場
合にその衝撃力が大きくなり、また、棒が滑らな
くなる。
第18図に示される本発明の実施例では、棒1
の長い方の中空部17の先端に突起44の付いた
栓26を着脱自在に取付ける。一方、棒1の短い
方の中空部17は、栓26で密閉しておく。
このように構成すると、突起が滑り止めの役目
を果たし、賊を突いた場合に棒が滑らなくなる。
第19図に示される本発明の実施例では、把持
部31と棒1の両端面に網目状の凹凸部45を設
けてある。又、栓26の外周面にも凹凸部45を
設けることにより、賊を突いた場合に棒1が滑ら
ないようになる。又、把持部45に凹凸部45を
設けた場合、凹凸が滑り止めとなりクロスハンド
ル付きバトンが手から離れにくくなる。
第20図に示される本発明の実施例では、棒1
の一端又は両端に滑り止め用キヤツプを取付け
る。滑り止め用キヤツプは、例えばスポンジ薄片
をキヤツプ状に形成したものが良い。
このようにすると、賊を突いた場合に棒が滑り
難くなる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
棒の後部に固設した軸方向に接続分離自在な支軸
によつて、クロスハンドルの自由端部に回転体を
回転自在に取付けてあるので、小指に比べて筋力
の強い親指と人差指が使えるので、親指と人差指
で握つたまま、棒を回せばクロスハンドル付きバ
トンは手から離れずに棒が回転する。又、クロス
ハンドルは、自然に2点支持で保持され、棒が前
腕に対して傾くことがなく、使用者の肘を打撃し
たり、棒の部分が使用者の前腕に当たつて回転の
障害になつたりすることはなくなる。
この回転体のクロスハンドル自由端部への配置
は、支軸を軸方向に接合分離自在としたことによ
る。
そして、上下両回転体を設けることにより、こ
のクロスハンドルの2点支持は確実になり、棒の
回転操作は更に安全で円滑になる。
又、上部回転体と下部回転体と支軸との間にボ
ールベアリングを介しているので、棒の回転が円
滑になる。又、握体の略中央部付近の横断面を略
楕円形状とし、その長径を棒の長手方向と一致さ
せているので、棒の停止位置等の確認が容易に行
える。更に、回転体の任意の位置に引つ掛かり部
を設けてあるので、クロスハンドルが操作中に手
からずれてクロスハンドル付きバトンを落下する
ことはない。
又、棒の外周面を滑り止め用弾性部材で覆つて
いるので、賊を突いた場合に棒が賊の身体から滑
らない。更に、棒の長手方向に沿つて少なくとも
一以上の中空部が設けてあるので、この中空部内
に小物を入れることができるという利点がある。
又、前記中空部内に重錘を入れると、棒を回転さ
せた場合に、棒の先端部の質量が増大して賊に与
える衝撃力が増す。
更に、棒の中空部内に電源を入れた場合には、
発光体を利用することができるので、夜間や暗い
所でも賊の人相を容易に確認することができる。
又、棒の中空部内にガス容器を内装した場合に
は、催涙ガス等を噴射させて賊を弱らせることが
できる。又、棒の一端又は両端に滑り止め用の突
起や滑り止め用キヤツプを付けているので、賊を
突いた場合に棒が滑らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクロスハンドル付きバトンの
斜視図、第2図は第1図のX−Xにおける横断平
面図、第3図は握体の上部と下部に回転体を設け
ているクロスハンドル付きバトンの縦断面図、第
4図は回転体を握体の上部にのみ設けたクロスハ
ンドル付きバトンの縦断面図、第5図は下部回転
体に引つ掛かり具を取付けたクロスハンドル付き
バトンの斜視図、第6図は第5図の中央縦断面
図、第7図は第6図に示すクロスハンドル付きバ
トンの支軸の分解図、第8図は棒の外周面に滑り
止め用弾性部材取付けたクロスハンドル付きバト
ンの一部切り欠き要部中央断面図、第9図乃至第
12図は棒の長手方向に中空部を設けたクロスハ
ンドル付きバトンの一部切り欠き要部中央縦断面
図、第13図は中空部内にガス噴射装置を内装し
たクロスハンドル付きバトンの一部切り欠き縦断
面図、第14図は中空部内に照明装置を内装した
クロスハンドル付きバトンの一部切り欠き縦断面
図、第15図は各中空部内に照明装置とガス噴射
装置を別々に内装したクロスハンドル付きバトン
の斜視図、第16図は第15図の一部切り欠き縦
断面図、第17図及び第18図は着脱自在の突起
を取付けたクロスハンドル付きバトンの一部切り
欠き縦断面図、第19図は滑り止め用凹凸を設け
たクロスハンドル付きバトンの側面図、第20図
は棒の両端に滑り止め用キヤツプを取付けた一部
切り欠き縦断面図である。 1,22は棒、3は基台、4は下部回転体(第
1の回転体)、6は握体、7はクロスハンドル、
8aは上部回転体(第2の回転体)、8bは帽体、
10は引つ掛かり部、13a,13bは支軸、1
5は螺子ピン、17,24は中空部、18,25
は開口部、19,26は栓、23は滑り止め用部
材、27は重錘、31は把持部、34,38はス
イツチ、46は滑り止め用キヤツプである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 棒の後端部に偏寄した部位に、基台とこの基
    台に突設した支軸とこの支軸に取付けられた回転
    体と握体とでなるクロスハンドルを具備したクロ
    スハンドル付きバトンにおいて、 該基台上には、軸方向に接合分離自在な2部材
    でなり且つ自由端部分に頭部を有する支軸を突設
    固定し、該支軸には、棒の側から順次、握体と回
    転体とを、前記握体が支軸に固設され、前記回転
    体が支軸に回転自在となり且つ前記クロスハンド
    ルの自由端部分に前記頭部で軸方向に制止された
    状態で配置されて回転自在となるように取付けて
    いることを特徴とするクロスハンドル付きバト
    ン。 2 基台上に、第1の回転体と握体と第2の回転
    体とを順次重ね合わせた構造にしたことを特徴と
    する請求項1に記載のクロスハンドル付きバト
    ン。 3 支軸が螺子によつて接合分離できる請求項1
    又は請求項2に記載のクロスハンドル付きバト
    ン。 4 握体の略中央の横断面を略楕円形状とし、そ
    の長径が棒の長手方向と一致するようにした請求
    項1から請求項3までのいずれか一に記載のクロ
    スハンドル付きのバトン。 5 支軸自由端側の回転体の任意の位置に引つ掛
    かり部を取りつけた請求項1から請求項4までの
    いずれか一に記載のクロスハンドル付きバトン。 6 棒の長手方向に沿つて少なくとも一以上の中
    空部を設け、前記中空部の少なくとも一端に開口
    部を設け、該開口部を栓で密閉した請求項1又は
    請求項2に記載のクロスハンドル付きバトン。 7 中空部内に重錘を入れた請求項6に記載のク
    ロスハンドル付きバトン。 8 棒の長手方向に沿つて設けた中空部内に、前
    記中空部の長手方向の外方に向かつてガスを噴射
    するようにガス噴射装置を設けた請求項6に記載
    のクロスハンドル付きバトン。 9 棒の長手方向に沿つて設けた中空部内に照明
    装置を設け、前記中空部の長手方向の外方を照明
    し得るようにした請求項6に記載のクロスハンド
    ル付きバトン。 10 棒に二箇所の中空部を設け、前記一つの中
    空部の長手方向の外方を照明し得るように照明装
    置を、他方の中空部にはガス噴射装置を収納し
    て、それぞれを別々に操作するためのスイツチを
    設けた請求項6に記載のクロスハンドル付きバト
    ン。
JP33520888A 1988-02-27 1988-12-29 クロスハンドル付きバトン Granted JPH0250091A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33520888A JPH0250091A (ja) 1988-02-27 1988-12-29 クロスハンドル付きバトン
CA000590734A CA1313204C (en) 1988-02-27 1989-02-10 Crosshandled guard baton
AU30111/89A AU601319B2 (en) 1988-02-27 1989-02-20 Crosshandled guard baton
EP19890103265 EP0331035B1 (en) 1988-02-27 1989-02-24 Crosshandled guard baton
DE1989603288 DE68903288T2 (de) 1988-02-27 1989-02-24 Schlagstock mit kreuzgriff.
ES89103265T ES2035391T3 (es) 1988-02-27 1989-02-24 Baston de guarda de mango transversal.
DK92589A DK92589A (da) 1988-02-27 1989-02-27 Politistav
US07/820,016 US5192074A (en) 1988-02-27 1992-01-13 Guard baton with rotating crosshandle

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-45512 1988-02-27
JP4551288 1988-02-27
JP63-66803 1988-03-19
JP63-124713 1988-05-20
JP33520888A JPH0250091A (ja) 1988-02-27 1988-12-29 クロスハンドル付きバトン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0250091A JPH0250091A (ja) 1990-02-20
JPH052919B2 true JPH052919B2 (ja) 1993-01-13

Family

ID=26385517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33520888A Granted JPH0250091A (ja) 1988-02-27 1988-12-29 クロスハンドル付きバトン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0250091A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0452500A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Hideyuki Ashihara クロスハンドル付警棒
US5108098A (en) * 1990-07-30 1992-04-28 Hideyuki Ashihara Police baton with crosshandle having rotatably mounted device
US5108097A (en) * 1990-09-05 1992-04-28 Hideyuki Ashihara Multi-functional police baton

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114432A (ja) * 1974-07-26 1976-02-04 Sakai Chemical Industry Co Kobudoyogu
JPS6160976B2 (ja) * 1980-01-29 1986-12-23 Aisan Ind

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160976U (ja) * 1984-09-25 1986-04-24

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114432A (ja) * 1974-07-26 1976-02-04 Sakai Chemical Industry Co Kobudoyogu
JPS6160976B2 (ja) * 1980-01-29 1986-12-23 Aisan Ind

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0250091A (ja) 1990-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950003449B1 (ko) 크로스 핸들(cross-handle) 부착 경봉(警捧)
US6076829A (en) Ball throwing apparatus and method
US5192074A (en) Guard baton with rotating crosshandle
JPH04177096A (ja) 握り型護身具
KR20090020535A (ko) 돌기부가 구비된 쉐이크 핸드형 탁구 라켓
WO1993010868A1 (en) Improved golf club grip
US5197734A (en) Crosshanded guard baton (A)
JP2005514079A (ja) ゴルフグリップ訓練補助具
US4793087A (en) Fishing rod handle adapted for bait casting
US3608899A (en) Hand weapon
EP0360005B1 (en) Crosshandled guard baton (b)
JPH052919B2 (ja)
US4034982A (en) Hand held defensive weapon
US4347828A (en) Launcher for flying discs
EP0331035B1 (en) Crosshandled guard baton
US20040185968A1 (en) Batting T adapter
US5192075A (en) Telescoping guard baton with rotatable cross handle
EP0378750A1 (en) Crosshandled guard baton (A)
CN212491302U (zh) 一种长度可调的发光绳
US5295687A (en) Impact weapon
US7346958B2 (en) Leveraged baton cap
JPH0250092A (ja) クロスハンドル付き警棒
KR102688191B1 (ko) 음경 단련 봉
JP6587275B1 (ja) 手持ち式護身具
JP2020096709A (ja) 打撃練習用具