JPH0452500A - クロスハンドル付警棒 - Google Patents

クロスハンドル付警棒

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JPH0452500A
JPH0452500A JP2161848A JP16184890A JPH0452500A JP H0452500 A JPH0452500 A JP H0452500A JP 2161848 A JP2161848 A JP 2161848A JP 16184890 A JP16184890 A JP 16184890A JP H0452500 A JPH0452500 A JP H0452500A
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JP
Japan
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cross handle
baton
rod body
hand guard
support shaft
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JP2161848A
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Hideyuki Ashihara
芦原 英幸
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B15/00Weapons not otherwise provided for, e.g. nunchakus, throwing knives
    • F41B15/02Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B15/00Weapons not otherwise provided for, e.g. nunchakus, throwing knives
    • F41B15/02Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs
    • F41B15/022Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs of telescopic type
    • F41B15/025Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs of telescopic type the telescoping sections being locked by coacting conical end surfaces, i.e. by friction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クロスハンドル付警棒に関する。ここにいう
警棒とは、警察官やガードマンが携帯する護身用の棒の
みでなく、空手などの武道の分野で使われているいわゆ
るトンファのような類似の棒状の武具を含む。
〔従来の技術〕
棒本体の長手方向の中央より一端側に寄せた位置に、棒
本体から直交方向に分岐したクロスハンドルを備えてい
るクロスハンドル付警棒が知られている。この警棒の使
用者は、通常、小指側が棒本体に近くなるようにクロス
ハンドルを片手で把持し、その把持力を強弱に調節して
操作する。そして、棒本体を振り出しつつクロスハンド
ル軸を中心に回転させたり、その回転を急停止させたり
、或いは棒本体をその軸方向に突き出したりすることに
より、相手を打突して攻防を行う。この操作に習熟すれ
ば、迅速な作動、高速回転、急スタート、急停止、視野
外からの予測し難い打突などが可能であり、単純に真直
な警棒より有効とされている。
従来のこの種のクロスハンドル付警棒としては、例えば
操作性改善を意図してクロスハンドルの一部、とりわけ
下部(棒本体との付は根部分)のみを部分的に棒本体に
対して相対回転可能としたものが提案されている(米国
特許第4,132,409号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に相手と接近して打ち合う棒状の武器の場合には、
それを保持している手゛自体の保護が重要なポイントで
あり、例えば刀剣であれば鍔、サーベルのようなもので
はハンドガードが設けられる。
しかして、警棒のような比較的短い棒体では、保持する
手が損傷を受ける可能性が更に大きい。
殊に、クロスハンドル付警棒の場合は、クロスハンドル
が刀剣やサーベルの柄とは違って棒本体に対して直角に
なっているから、そのクロスハンドルを把持した手はナ
ックルが相手に向かって直接に大きく露出され無防備と
なり易い。このことは注目に値する重要な意味を持つ。
すなわち、通常、攻撃動作中の防御動作は至難とされて
おり、したがって攻撃時は相手の反撃を避けにくい。特
にクロスハンドル付警棒で相手を打突する場合、棒本体
を極めて高速で回転操作することが可能であり、強大な
攻撃力を有する所以でもあるが、一方、クロスハンドル
を把持した手は回転中心に位置するために比較的動きが
遅い。
しかも、その手は大きく露出したままで相手に接近する
これは、相手側からみると最も攻撃し易い弱点が接近し
てくることになる。
また、クロスハンドル付警棒の技として、棒本体の端部
で相手を打突する、或いはクロスハンドルを持り手を相
手の方に振出しつつ棒本体を高速回転させて相手が打ち
下ろしてきた武器を打ち払うなどの動作が行われること
がある。そのような攻防波では、瞬時のタイミングや狙
いの狂いなどからクロスハンドルを握った手の方が目標
物に当たって損傷を受ける危険性がある。
このように武器としては比較的短く、且つ攻防動作にお
いてナックルが相手に対して露出したまま接近すること
が多いクロスハンドル付警棒の場合は、特に手の保護が
重要である。しかるに、従来、ハンドガードを有するク
ロスハンドル付警棒は未だ提供されていない。
その第1の理由は、この種クロスハンドル付警棒が、サ
ーベル等と異なり回転するようにして用いることが多く
、その場合のハンドガードの方向性の特定に考察がなさ
れていなかったため、(ハンドガードは握り部分に固定
して取付けられるものとの固定観念のままに)、ハンド
ガードの存在でクロスハンドル付警棒を回転操作するこ
とが不可能となり、クロスハンドル付警棒として機能し
なくなると考えられていたからである。又、第2の理由
は、この警棒を例えばホルスタ−で腰に吊った状態で、
いわゆるクイックドロウをするときに、ハンドガードが
邪魔になるものと考えられていたからである。
因みにサーベルの場合、ハンドガードを握り柄に対して
回転自在とすると、サーベルの振りゃ相手の打撃に応じ
て変動してしまい、手の保護ができない。それゆえ、ハ
ンドガードは握り柄に固定されなければならない。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、クロスハンドル
を把持した手が損傷を受は易いという従来のクロスハン
ドル付警棒の最大の弱点を克服すると共に、操作が容易
で従来より一層強力なりロスハンドル付警棒を提供する
ことにある。
上記目的を達成するべく、本発明者は、ハンドガードの
方向性に注目して種々の試作と実験を重ね、その結果、
ハンドガードが棒本体の運動に対して独立していること
、及び警棒を腰に吊り下げた状態ではハンドガードが下
向きにあることが、最も目的達成に効果的であることを
見出した。本発明は、この新規な発見に基づいてなされ
たちのである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、棒本体の長平方向の中央より一端側に寄せた
位置に、棒本体から直交方向に分岐したクロスハンドル
を備えてなるクロスハンドル付警棒において、前記棒本
体に対して前記クロスハンドルを中心に相対回転自在な
ハンドガードを前記クロスハンドルに設けたものである
上記クロスハンドルは、棒本体へ固定する取付は基部と
、この取付は基部から棒本体に対し直交させて分岐した
支軸と、この支軸の基端部に遊嵌した下部相対回転子と
、支軸の先端部に遊嵌した上部相対回転子と、支軸の中
間部に配置され上下の相対回転子に挟まれた状態で支軸
に固定してある固定子とでなり、前記上部相対回転子に
前記ハンドガードの上取付は部を、前記下部相対回転子
に前記ハンドガードの上取付は部を、それぞれ係合せし
めた構成とすることができる。
その場合、ハンドガードは、ほぼC字形状をなすと共に
、上取付は部はクロスハンドルの上部相対回転子に嵌合
する円環状または止め輪状をなし、上取付け部はクロス
ハンドルの下部相対回転子に嵌合する円筒状または止め
輪状をなすものとするこができる。
或いはまた、ハンドガードは、ベルト体からなり、その
ベルト体の基端を下部相対回転子に一体回転可能に設け
た上取付け部に係止せしめると共に、ベルト体の自由端
側は上部相対回転子に一体回転可能に設けた上取付け部
に着脱自在に係止可能としたものとするこができる。
また、上記クロスハンドルは、棒本体へ固定する取付は
基部と、この取付は基部から棒本体に対し直交させて分
岐した支軸と、この支軸を挿通して取付は基部に隣接し
た位置で支軸に固定した固定子と、この固定子の上位で
支軸の先端部に遊嵌した上部相対回転子とでなり、該上
部相対回転子に前記ハンドガードの上取付け部を係合せ
しめ、前記固定子に前記ハンドガードの上取付け部を回
転自在に遊嵌せしめた構成とすることができる。
更に、上記クロスハンドルは、上面に突出した支軸を有
して棒本体と一体成型で形成した固定子と、前記支軸に
遊嵌した上部相対回転子とからなり、該上部相対回転子
に前記ハンドガードの上取付け部を係合せしめ、前記固
定子に前記ハンドガードの上取付け部を回転自在に遊嵌
せしめた構成とすることもできる。
その場合、ハンドガードは、ほぼC字形状をなすと共に
、上取付け部はクロスハンドルの上部相対回転子に嵌合
する円環状または止め輪状をなし、上取付け部はクロス
ハンドルの固定子に回転自在に遊嵌する円環状をなすも
のとするこができる。
そして、上記棒本体は、クロスハンドルの位置から先端
部にかけてほぼ同径に形成した中実または中空部を有す
る棒体からなるものとすることができる。
また、上記棒本体は、クロスハンドルの位置から先端部
にかけて連続的に先細に傾斜せしめてなる中実または中
空部を有する棒体からなるものとすることもできる。
或いはまた、上記棒本体は、径の異なる複数の筒体から
なり、これらの筒体を順次入れ子式に収納可能となし、
かつ棒本体に加えた遠心力で外部の筒体から内部の筒体
が飛び出して伸長するとともに、内側の筒体の後端部が
そのすぐ外側の筒体の先端部に係止可能に形成した伸縮
自在の棒体からなるものとすることもできる。
そして、上記クロスハンドルにおける固定子は、その横
断面形状を楕円または類似の形状にすると共に、その長
径方向を棒本体の軸方向に合致せしめることが、使用上
極めて効果的である。
上記ハンドガードの上下の取付は部とクロスハンドルと
の係合は、着脱自在にすることができる。
〔作用〕
上記のように構成されたクロスハンドル付警棒にあって
は、クロスハンドルを握って棒本体を高速回転させたり
、急停止させたり、あるいは真っ直ぐに突き出したりし
て自由に繰作した場合に、クロスハンドルに取付けられ
たハンドガードは棒本体に対して自在に相対回転する。
換言すれば、ハンドガードは棒本体をどのように回動さ
せても常に握り手に対して不動である。そのため、握り
手のナックル部を常時ハンドガードで覆って保護するこ
とが可能であり、従来の最大の弱点が解決されて一段と
強力なりロスハンドル付警棒が得られる。
また、クイックドロウできるように、棒本体をホルスタ
−に収納すると共に、クロスハンドルを横向きにして腰
に吊った場合、ハンドガードは自重で自然に下向きにな
る。そのため、ハンドガードに邪魔されずに、いつでも
瞬時に、クロスハンドルを把持してホルスタ−から引き
抜くことが可能である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第1
図ないし第6図は、本発明の第1の実施例を示すもので
ある。図において、1は棒本体である。この実施例の棒
本体1は後述するように伸縮式で、伸長時は第1図に鎖
線で示すように長さしになる。この棒本体1の長手方向
の中央より一端側に寄せた位置、すなわち棒本体の一端
に設けた握り柄Aに近い位置に、棒本体1から直交方向
に分岐した片手で握り得る長さのクロスハンドル2を備
えている。上記握り柄Aは、合成樹脂、木。
または軽金属型の筒体A1を棒本体1に挿通したもので
ある。クロスハンドル2には、棒本体1に対してクロス
ハンドル2を中心に相対回転自在なハンドガード3が取
付けられる。
クロスハンドル2は、第2図に示すように、棒本体1へ
固定するための取付は基部5から棒本体1に対して垂直
に延設した支軸6を有し、この支軸6の基端部6aに遊
嵌した下部相対回転子7と、支軸6の先端部6bに遊嵌
した上部相対回転子8と、支軸6の中間部6cに挿通し
て上下の相対回転子7,8に挟まれた位置にて支軸6に
固定した固定子9とを備えている。
ハンドガード3は、第3図に示すように、例えば金属材
又はプラスチック材をほぼC字形状に形成してなり、上
端は上部相対回転子8に固定するために円環状の上取付
け部11になっている。−方、下端3aには下部相対回
転子7に固定するための円筒状の上取付け部12を有し
ており、これら上下の取付は部11.12を介し着脱自
在にクロスハンドル2に取付けられる。
第4図及び第5図の分解斜視図を参照して更にクロスハ
ンドル2の詳細を説明する。
この実施例の支軸6にあっては、第4図に示すように、
取付は基部5は筒体5aの外周面に鞘状金具5bを固着
して形成されている。その装着は、第1.第2図に示す
棒本体1の、握り柄Aが嵌着される一端側から行う。す
なわち、筒体5aを棒本体1の一端から挿通し、棒本体
1の外径をやや大きく形成してある段部(図示せず)ま
で押し込む。その際、取付は基部5を加熱して焼き嵌め
することもできる。その後握り柄Aを棒本体1に挿通し
て取り付ける。こうして棒本体1に固く嵌着される取付
は基部5は、その上面が平坦面5cとされていて、その
中心部に支軸6の軸径が最も大きくなっている基端部6
aが立設されている。基端部6aの上部は側面が面取り
され、固定子9の回転を阻止するための平面13が設け
られている。
また、上端面から上方には、基端部6aよりも軸径がや
や小さく且つ上端部に雌ねじ14を有する中間部6cが
一体に延設されている。支軸6の先端部6bは、中間部
6cの雌ねじ14に螺合する雄ねじ15と円板状に張出
したフランジ16を下部に有すると共に、上端にはボル
ト17が螺合する雌ねじ18を有している。I9はスパ
ナ掛は用の面取り平面、20は平ワツシヤ、21はスプ
リングワッシャである。
第5図は握り部材の分解斜視図で、下部相対回転子7は
、上面7aと下面7bとが平坦面、外周面7cは内方に
窪む凹曲面とされ、軸心部に支軸6の基端部6aが遊嵌
される貫通孔7dが設けられている。その貫通孔7dの
下方は、ハンドガード3の上取付け部12の円筒状の外
径が嵌合するように内径が拡大されたハンドガード取付
は孔7eが形成されている。更に、下面7bにはハンド
ガード3の下端3aが嵌まる凹溝7fとその凹溝7fの
側面間ロアgとが設けられている。
固定子9は、上面9aと下面9bとが平坦面、外周面9
Cば外方に膨らんだ凸曲面とされ、軸心部に支軸6の中
間部6cが挿通される貫通孔9dが設けられると共に、
その貫通孔9dの上部には支軸の中間部6Cのフランジ
16が嵌合する凹部9eが、下部には支軸の基端部6a
の上端の平面13が嵌合する平面を有する長孔9f(第
2図参照)が設けられている。また、外周面9cには握
った手の滑り止め用凹溝9gが複数本設けられている。
更に、外周面9cの中央部は、第6図に示すように、横
断面がほぼ楕円形とされ、その楕円形の短径と凸曲面で
ある外周面9cとの交わり部9h分が外方に向かって僅
かにく字状に突出するように面取りされた握り面91が
形成されている。
そして、この固定子9を支軸6に取付けたとき、固定子
の下面9bに設けられた長孔9fの平面部に支軸基端部
6aの平面13が嵌合して、固定子9の楕円形断面の長
径りが棒本体1の軸方向と一致するようにされている。
上部相対回転子8は、上面8aと下面8bとが平面、外
周面8cは下端から上方にかけて次第に径が小さくなり
上部で径が急拡大されて抜は止め用の引掛り部8dが設
けられている。この引掛り部8dの直径は、親指と人差
し指とを外周面8Cに巻いて握ったとき十分な引っ掛り
が確保できる大きさである。その引掛り部8dの直上に
ある上面8aの中央部には、上キャップ8eを螺着する
ための雄ねじ8fが突設され、軸心部に支軸6の先端部
6bが遊嵌される貫通孔8gが設けられている。更に、
上面8aには、ハンドガード3の上取付け部11が嵌合
する凹溝8hとその開口部81とが雄ねじ8fの基部に
形成されている。
クロスハンドル2とハンドガード3の組立は、次の順序
で行われる。■ 支軸6の基端部6aにハンドガード3
の上取付け部12を挿入する。■下部相対回転子7を基
端部6aに挿入して、ハンドガード3の上取付け部12
をハンドガード取付は孔7eに嵌合させると共に、下端
3aを凹溝7fと側面間ロアgとに嵌合させる。■ 固
定子9を支軸6の中間部6Cに挿入すると共に、長孔9
fに基端部6aの上部に形成された平面13を嵌合せし
めて固定子9の自転を阻止する。これにより固定子9は
支軸6の基端部6aに一体的に固定される。■ 次に、
支軸6の先端部6bの雄ねじ15を中間部6Cの雌ねじ
14に螺合する。■その取付けた支軸の先端部6bに上
部相対回転子8を挿入する。■ 上部相対回転子8の上
面の凹溝8hと開口部81とにハンドガード3の上取付
け部11を嵌める。■ 平ワッシャ20.スプリングワ
ッシャ21を取付け、ボルト17を雌ねじ18に螺合し
て上部相対回転子8を支軸の先端部6bに自転可能に取
付ける。最後に上キャップ8eを上部相対回転子8の雄
ねじ8fに螺合する。
この実施例の棒本体1について説明すると、径の異なる
複数(3本)の筒体25,26.27からなる伸縮式に
構成されている。径の最も大きい外筒25は、後端側の
内径面に開口から奥に向かって雌ねじ28が形成され、
外径ねじを有するプラグ29が奥部に螺着されるととも
に、後端開口部にはキャップ30が螺着されている。外
筒25の先端部は少なくとも内面が傾斜面32とされ、
先端の開口に向かって僅かに内径が縮小している。
上記外筒25の内部に収納される中間筒26は、後端部
の少なくとも外面が傾斜面33とされ、後端の開口に向
かって僅かに外径が拡大している。
この傾斜面33は外筒25の先端開口内面の傾斜面32
に係合するようになっている。また、中間筒26の先端
部は少なくとも内面が傾斜面34とされ、先端の開口に
向かって僅かに内径が縮小している。上記中間筒26の
内部に収納される内筒27は、後端部の少なくとも外面
が傾斜面35とされ、後端の開口に向かって僅かに外径
が拡大している。この傾斜面35は中間筒26の先端開
口内面の傾斜面34に係合するようになっている。
内筒27の先端開口の内面には雌ねじが形成されてキャ
ップ36が螺着されている。又、内筒27は後端におい
て、プラグ29にねし止めされた2叉ばね38に係合し
ている。
各筒体25,26.27は、第2図に示すように順次収
納されている状態において、例えばクロスハンドル2を
把持して棒本体1に回転力を(わえることにより、遠心
力で中間筒26と内筒27とが振り出されて第1図に鎖
線で示す状態に伸長される。このとき、外筒25から振
り出された中間筒26の後端の傾斜面33が外筒25の
先端の傾斜面32にしっかり係止し、また中間筒26か
ら振り出された内筒27の後端の傾斜面35が中間筒2
6の先端の傾斜面34にしっかり係止して抜は止めされ
る。且つ、伸長状態にある棒本体1の先端部に所定以上
の大きさの反対方向の外力を加えることにより、各傾斜
面における係止が開放されて第2図の状態に縮み得るよ
うに各傾斜面32.33,34.35の傾斜角度が設定
されている。内筒27の先端のキャップ36の基部の太
さは中間筒26の先端が係止できる大きさとされ、2叉
ばね38の弾性力は中間筒26と内筒27とが小さな力
で(例えば両筒26.27の自重を幾らか上回る力で)
不如意に滑り出すことを防止する強さとされている。も
っとも、この滑り出し防止の機構は2叉ばね38に限定
されるものではなく、他の形状のばね、又は磁石等を用
いてもよい。
次に作用を説明する。
本クロスハンドル付警棒は、第1図に実線で示すような
短縮した状態にすればコンパクトで携帯に便利である。
使用方法を訓練することにより、自在に操作することが
可能になり、強力な護身用具となる。使用者は棒本体1
の端部の握り柄Aを把持して刀剣のように使うことも可
能であるが、クロスハンドル2を把持して棒本体1を回
動させる用法が一層強力である。その場合、片手の親指
と人差し指をクロスハンドルの上部相対回転子8の外周
面8cに巻き付けるようにして把持する(第8図参照)
。また、小指をクロスハンドル2の下部相対回転子7に
巻き付は把持する。その親指と人差し指と小指以外の握
りをゆるめ、腕と手首の操作で棒本体1をクロスハンド
ル2の支軸6を中心として回動させる。その際、クロス
ハンドルの上部相対回転子8をしっかり保持している親
指と人差し指は、引掛り部8dに係止して抜は落ちが防
止される。一方、クロスハンドルの固定子9は、握りを
緩めた手の中で棒本体工と共に回転する。因みに、下部
回転のみの従来例のクロスハンドルの場合は、棒本体を
回転させるとき下部の回転可能部分を小指で支持しては
いても、他の指より力の弱い小指での支持のため警棒が
重さで下に抜は易く、クロスハンドルの握り手が徐々に
ハンドル上方へ移動して小指が下部の回転可能部から外
れてしまう。常時、小指で下部の回転可能部を支持して
いるためには、棒本体の回転操作を1〜2回行う毎に、
小脇に挟んでクロスハンドルを握り直し、再び回転操作
しなければならず、間髪をいれない攻防動作を必要とす
る緊迫した状況下では、極めて不利になる。
これに対して本実施例の場合は、上部相対回転子8の引
掛り部8dが抜は落ちを防止すると共に、更にクロスハ
ンドル2を把持した手のナックル部はハンドガード3の
内側になり、万−手が滑ってもハンドガード3により二
重に抜は落ちが防止できるから、棒本体1を思い切って
自由自在に振出したり回動させることが可能になる。ハ
ンドガード3はクロスハンドル2の下部相対回転子7及
び上部相対回転子8とに係止されており、両相対回転子
と共に棒本体1の回動運動とは常に独立している。すな
わち、クロスハンドル2を把持して如何ように棒本体1
を回動操作しても、手のナックル部分は必ずハンドガー
ド3で保護される。
本警棒の使用の一例を述べると、例えば第7図(a)〜
(C)に示すように相手Xから棒S等で攻撃されたとき
゛、使用者Yはクロスハンドル付警棒Tのクロスハンド
ル2を把持した方の腕を反対側の脇から前方に急激に振
り出して棒本体1を回動させる。
この回動の遠心力で棒本体1の中間筒26及び内筒27
が第8図(a)のように急伸長して、相手Xが振り下ろ
した棒Sを打ち払う。このときハンドガード3は相手の
方に向くから、たとえ棒Sを払い損なってもクロスハン
ドル2を把持した使用者Yの手に棒Sが当たることは防
止できる。同時に、使用者Yは一歩踏み出して相手Xを
左手で崩しつつ、クロスハンドル2の固定子9を強く把
持している手の把持力を緩めて、クロスハンドル2の固
定子9を開放する。上部相対回転子8.下部相対回転子
7は握られたままで手の中に固定され、固定子9と棒本
体1と支軸6とが支軸6を軸に一体的に回転し続ける。
棒本体1の先端側が右脇にきたとき固定子9を強く把持
し直して、棒本体1の回転を制動する。これにより、第
8図(b)に示すように、棒本体1の握り柄Aの後端側
のキャップ30が正面に向いて相手Xに正対するから、
クロスハンドル2全体を強く把持したまま棒本体1を突
き出せば、棒端で相手Yを突き伏せることができる。ハ
ンドガード3は、手中に固定されている上部相対回転子
8.下部相対回転子7と共に相手Xに向いて固定された
ままであり、突き出した手のナックルを効果的に防護す
ることができる。
上記操作において、クロスハンドル2の断面ほぼ楕円形
の固定子9の長径が常時棒本体1の軸方向に一致してい
る。したがって、棒本体1と共に回転している固定子9
を把持する手の感覚によって棒本体1の姿勢が分かり、
その指向方向の制御が極めて容易に行える。また固定子
9の外周面9Cに設けである「<」字状に面取りされた
握り面91を握り締めることにより、固定子9の回転ひ
いては棒本体1の回転にブレーキをかけて急停止させる
ことも容易であり、初心者でも簡単に操作できる。
又、この第1の実施例の棒本体1は伸縮式であるから、
普段は中間筒26.内筒27を外筒25内部に収納した
第2図の状態にして、例えば拳銃のようにホルスタ−に
入れて使用者の腰に差し、外部から判らない状態で携帯
するに便である。
更に、第9図(a)に示すように、ホルスタ−Hにクロ
スハンドル付警棒の棒本体1を差し込んで収納すると共
に、クロスハンドル2を横向きにして右腹に吊った場合
、ハンドガード3は自重で自然に下向きになる。そのた
め、使用者は、ハンドガード3に邪魔されずに、いつで
も瞬時に、クロスハンドル2を右手で掴み、棒本体1を
ホルスタ−Hから抜きながら、第9図(b)に示すよう
に手首を返して中間筒26.内筒27を一瞬に突出させ
るという独特な操作法(クイックドロウ)も可能である
。なお、ホルスタ−Hを左膝に吊った場合は、第9図(
C)のようにクロスハンドル2をほぼ水平後ろ向きにし
てホルスタ−Hに収納する。抜く時には、第9図(d)
のように、左手で棒本体lを水平方向に誘導しつつ、右
手でクロスハンドル2を掴んでホルスタ−Hから引き抜
き、第8図(a)のように振り出せばよい。これらの操
作法に習熟すれば、相手が例えば拳銃等の武器を構えて
近づいてきたとき咄嗟に相手の武器を打ち落とすことも
可能であって、本発明の伸縮式のクロスハンドル付警棒
特有の大きな利点である。
以下に、他の実施例を説明する。なお、各実施例におい
て、同一または相当する部分には同一の符号を付して、
重複する説明は省略する。
第10図に示すのは第2の実施例である。
この実施例の棒本体1は、上記第1の実施例とは異なり
非伸縮式であって、木又は金属或いは合成樹脂を材料と
して形成されている。木の場合は合成樹脂注入等の手段
を用いて強度を高めてもよい。また、合成樹脂の場合は
、例えばアラミド。
ナイロン、ポリエステル等の合成繊維や硝子繊維。
炭素繊維等で強化されたいわゆる強化プラスチックを用
いた成型品とすることもできる。この棒本体1は少なく
ともクロスハンドル2の位置から先端部にかけてほぼ同
径に形成された、中実または中空部を有する棒体である
。携帯や運搬の便のため、分割して形成したものをねじ
で一体に連結する構成としてもよい。棒本体1を上記の
ように構成することにより、棒本体Iの製造が容易で量
産可能且つ低コストであるという製造上の利点が得られ
る。
クロスハンドル2は、棒本体lへの取付は構造が上記第
1の実施例とは異なっている。すなわち、支軸6の取付
は基部が鞘状金具5bだけで構成されており、この鞘状
金具5bを棒本体lの外周面に密着させて、棒本体1を
径方向に貫通する取付はポル)40で棒本体lにねじ止
めする構造になっている。これにより、クロスハンドル
2の脱着が簡単であるという取扱上の利点が得られる。
また、クロスハンドル2の下部相対回転子7と上部相対
回転子8に転がり軸受またはフッ素樹脂やポリアミド樹
脂の如き低摩擦係数の樹脂を用いた滑り軸受41が介装
されている。これにより、下部相対回転子7.上部相対
回転子8の相対回転がより円滑で高速運動し易いという
機能上の利点が得られる。このような軸受は、特に図示
はされていない他の実施例においても使用できることは
勿論である。
その他、ハンドガード30作用・効果等については上記
第1の実施例と同様である。
第1f図ないし第14図に示すのは第3の実施例である
この実施例のクロスハンドル2は、上記第1゜第2の実
施例とは異なり、上部回転式であって下部相対回転子7
は設けられていない。すなわち、クロスハンドル2を構
成する固定子9は、第12図に示すように、下端側に上
記第1.第2の実施例における下部相対回転子7に相当
する分延長されており、且つその下端の側面が円筒側面
44とされると共に下端面が鞘状凹面45とされている
また、第13図に示すように、クロスハンドル2の支軸
6は、その取付は基部5が筒体5aと、その外周面に溶
接して直立に立設された雌ねじ46を有する小円筒から
なる基端部5dとで構成されている。この基部5を棒本
体1に装着する方法は、第1の実施例の場合と同様であ
る。支軸6の中間部6Cの下端部には雄ねじ47が形成
されており、この雄ねじ47を取付は基部5に固着した
基端部5dの雌ねじ46に螺合して取付ける。支軸6の
先端部6bは、円板状に張出したフランジ16と共に、
中間部6Cに続けて一体に形成されている。
ハンドガード3は、第14図に示すように、上取付け部
12が固定子9の下端の円筒側面44に遊嵌する大きさ
の円環48として形成されている。
組立は、次の順序で行われる。■ 支軸の基端部5dに
ハンドガード3の上取付け部12を挿入する。■ 固定
子9を基端部5dに挿入して下端の鞘状凹面45を筒体
5aの円筒面に密着させる。
これにより、固定子9の楕円径断面の長径が棒本体1の
軸方向と一致する。ハンドガード3の上取付け部12の
円環48は固定子9の下端の円筒側面44に遊嵌する。
■ 固定子9の上面から貫通孔9dに支軸6の中間部6
Cを挿入し、その先端の雄ねじ47を基端部5dの雌ね
じ46に螺合せしめて固定子9を取付は基部5に固定す
る。■次に、支軸6の先端部6bに上部相対回転子8を
挿入する。■ 以下、第1の実施例の場合と同様に行う
この第3の実施例は、クロスハンドル2が下部相対回転
子7を有していないから、その分クロスハンドル2の構
造が簡単にできる。また、ハンドガード3の取付は構造
も単純化できる。そのため、クロスハンドル2の製造容
易でコストダウンできる利点がある。
第15図に示すのは第4の実施例である。
この実施例は、第10図に示す非伸縮式の棒本体1に、
第12図に示すような上部相対回転子8と固定子9から
なる(下部相対回転子7を有しない)上部回転式のクロ
スハンドル2を組合せて、第14図に示すようなハンド
ガード3を取付けたものである。棒本体1及びクロスハ
ンドル2の構造が簡単で、製造容易で量産可能且つ低コ
ストであるという製造上の利点がある。
第16図、第17図に示すのは第5の実施例である。
この実施例は、棒本体1が非伸縮式で且つクロスハンド
ル2が下部相対回転子7と上部相対回転子8どを有する
第2の実施例(第10図)のものに似たタイプであるが
、棒本体1がクロスハンドル2の位置から先端部にかけ
て連続的に次第に先細りに形成されている点が異なって
いる。これにより、初心者がクロスハンドル2を把持し
て棒本体1を回動させたとき、しばしば使用者自身の肘
に当たってしまう不都合を防止できる利点があり、初心
者がクロスハンドル付警棒の操作法を習得するのに好適
なものである。
また、ハンドガード3については、その取付は構造の点
で上記各実施例とは異なっている。この場合のハンドガ
ード3は、上取付は部11も上取付け部12も、共に第
17図に示すような止め輪形状に形成されている。取付
けは、クロスハンドル2の下部相対回転子7に設けられ
た円環状のハンドガード装着溝50に上取付け部12を
差し込み、上部相対回転子8に設けられた円環状のハン
ドガード装着溝51に上取付は部11を差し込むことで
行われる。したがってハンドガード3の装着と脱着が殆
どワンタッチで行える利点がある。
このような差し込み式のハンドガード3の場合、その材
質は、金属、プラスチック、強化プラスチック又はそれ
らの組合せからなる特に弾性に冨むものが好ましい。
第18図、第19図に第6の実施例を示す。
この実施例は、上記第5の実施例におけるクロスハンド
ル2を、上部回転式であって下部相対回転子7は有しな
いものにしている。したがってハンドガード3の取付は
構造は上記第5の実施例と差異があり、上取付け部12
に第14図に示すものと同じくクロスハンドル2の基部
に遊嵌される円環48が設けられている。
第20図に示すのは第7の実施例である。
この実施例は、第2の実施例(第10図)におけるハン
ドガード3を、環状のベルト体53からなるハンドガー
ドにかえたものである。
すなわち、棒本体1は非伸縮式の中実または中空体であ
り、この棒本体lの外周面に密着させた鞘状金具5bを
介して、クロスハンドル2が取付はボルト40で棒本体
1にねし止めされている。
クロスハンドル2は下部相対回転子7.上部相対回転子
8.固定子9よりなるタイプである。下部相対回転子7
は、第5図に示すものと同じく、支軸6の基端部6aが
遊嵌される貫通孔7dと、その下方の内径が拡大された
ハンドガード取付は孔7eと凹溝7fが設けられている
。そして、ハンドガード取付は孔7e、凹溝7fに、上
取付け部としてのハンドガード取付は具54が嵌め込ま
れて一体回転可能に固定されている。ハンドガード取付
は具54は、円筒体55の下端に舌片56を有し、その
舌片56の一端が外部に突出している。
舌片56の突出端にある図示されないベルト挿通孔に、
例えば皮革、プラスチック、織布等からなるベルト体5
3を挿通し、折り返して環状にすると共に端部を重ねて
、止め具57で止めである。
一方、上部相対回転子8に螺着する上キャップ8eの軸
心には貫通孔58が設けてあり、これに上取付け部とし
てのハンドガード固定ピン59が挿通されている。この
ハンドガード固定ピン59は、ピン下端の平板部59A
を上キャップ8e内に嵌めて、上キャップ8eを雄ねじ
8fに締め付けることにより固定されている。ハンドガ
ード固定ピン59は、上端部が突出していて、そこに止
め輪その他の丸ツバ60を有する。環状のベルト体53
の自由端側には、図示されない孔または切り込み等から
なる固定部が設けである。この固定部をハンドガード固
定ピン59の上端に通して着脱自在に固定することによ
り、環状のベルト体53はハンドガードとして機能する
。また、環状のベルト体53の自由端をハンドガード固
定ピン59から外し、手首に通して用いれば、万一、ク
ロスハンドル2が手から外れても取り落とすことは防止
できる。
第21図に示すのは第8の実施例である。
この実施例は、上記第7の実施例(第20図)における
環状のベルト体53を非環状のベルト体62にかえたも
のであり、ハンドガードの構造がより簡単である。
第7.第8の各実施例におけるベルト体53゜62の自
由端側の固定手段は、ハンドガード固定ピン59に限定
されず、ホック式その他の固定手段でもよい。また、必
ずしも上キャップ8eの上端に固定するものでもなく、
上キャップ8eの途中或いは上部相対回転子8の引掛り
部8dの直下など、要は上部相対回転子8のどこかに着
脱可能に固定するものであればよい。
第22図に示すのは第9の実施例である。
この実施例のクロスハンドル2は、固定子9が上面9a
に突出した支軸6と共に、棒本体1と一体にプラスチッ
クで成型されている。この支軸6に、第5図に示すもの
とほぼ同様の上部相対回転子8を挿通して回転自在に遊
嵌し、止め輪6′5で抜は止めしている。この上部相対
回転子8に、第14図に示すものとほぼ同様のハンドガ
ード3の上取付け部11を係合させである。ハンドガー
ド3の円環状の上取付け部12は、固定子9の基部に回
転自在に遊嵌させである。この実施例は各実施例のうち
最も構造が簡単であり、量産に好適なタイプである。
なお、上記各実施例において、上部相対回転子8を支軸
6の先端部6bに取付けるのに、ボルト17でねし止め
する構成としたものは、これに限らず、例えば第22図
に示すような止め輪や、その他の公知の取付は手段を適
用することができる。
また、既出願で本出願人が提示しているように、本出願
のクロスハンドル付警棒においても、棒本体1が伸縮式
の場合は勿論、非伸縮式であっても、棒本体1先端部を
中空とし、棒本体先端部に粒状。
棒状等の重錘を充填して、回動する棒本体1の衝撃力を
増大せしめることができる。
また、棒本体lの中空部分に、照明設備や防衛用ガス発
射設備等を内設することもできる。或いはまた、音、樹
脂玉9着色剤その他の発射設備を設けて、相手をたじろ
がせたり、虚をついたり、−瞬驚かす手段を講じること
も可能である。
〔発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
棒本体に対して相対回転自在なハンドガードを取付ける
ことにより、クロスハンドル付警棒をどのように自在に
操作しても、握り手を常に有効に保護することができ、
従来の弱点を無くした一層強力な警棒が提供できる。
クロスハンドルの少なくとも上部に相対回転子を設けて
ハンドガードを装着することにより、ハンドガードの相
対回転が軽く円滑にでき、クロスハンドル付警棒の操作
がスムーズに行える。
また、ハンドガードの取付は構造が簡単であり、必要に
応じて容易に着脱できて運搬・携帯や使用に便である。
また、棒本体を伸縮式にすると非使用時はコンパクトに
なり、運搬・携帯が一層容易になると共に、使用に際し
ては例えばクイックドロウの如き意表をつく独特な用法
がハンドガードに妨げられることなく可能となり、ハン
ドガードとの相乗効果で極めて有効な武器が得られる。
一方、棒本体を非伸縮式にすると、製造容易であり、低
コストで量産できる。且つ、棒本体を先細にすることに
より、初心者でも肘に当てる心配がなく、操作性を向上
させることができる。
また、クロスハンドルの握りの断面の長径方向を棒本体
の軸方向と一致させることにより、棒本体の指向方向を
容易に制御することができて、操作性を一層向上させた
強力な警棒を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の外形斜視図、第2図は
第1図の要部縦断側面図、第3図は第2図のハンドガー
ド単体の斜視図、第4図は第2図の支軸の分解斜視図、
第5図は第2図のクロスハンドルの握り部分の分解斜視
図、第6図は第5図のVl−VI線断面図、第7図(a
)〜(C)及び第8図(a)。 (b)はそれぞれ第1図のクロスハンドル付警棒の使用
態様を示す図、第9図(a)〜(d)は同じく第1図の
クロスハンドル付警棒の他の使用態様を説明する図、第
10図は本発明の第2の実施例の要部縦断側面図、第1
1図は発明の第3の実施例の要部縦断側面図、第12図
は第11図のクロスハンドルの握り部分の分解斜視図、
第13図は第11図の支軸の分解斜視図、第14図は第
11図のハンドガード単体の斜視図、第15図は本発明
の第4の実施例の要部縦断側面図、第16図は本発明の
第5の実施例の要部縦断側面図、第17図は第16図の
ハンドガード単体の斜視図、第18図は本発明の第6の
実施例の要部縦断側面図、第19図は第18図のハンド
ガード単体の斜視図、第20図は第7の実施例の要部縦
断側面図、第21図は第8の実施例の要部縦断側面図、
第22図は第9の実施例である。 1−棒本体、2−クロスハンドル、3,53゜62−ハ
ンドガード、5−取付は基部、6−支軸、6a−基端部
、6b−先端部、6C−中間部、7下部相対回転子、8
−上部相対回転子、9−固定子、11−上取付け部、1
2−上取付け部、25.26.27−・筒体。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)棒本体の長手方向の中央より一端側に寄せた位置
    に、棒本体から直交方向に分岐したクロスハンドルを備
    えてなるクロスハンドル付警棒において、前記棒本体に
    対して前記クロスハンドルを中心に相対回転自在なハン
    ドガードを前記クロスハンドルに設けたことを特徴とす
    るクロスハンドル付警棒。
  2. (2)クロスハンドルは、棒本体へ固定する取付け基部
    と、この取付け基部から棒本体に対し直交させて分岐し
    た支軸と、この支軸の基端部に遊嵌した下部相対回転子
    と、支軸の先端部に遊嵌した上部相対回転子と、支軸の
    中間部に配置され上下の相対回転子に挟まれた状態で支
    軸に固定してある固定子とでなり、前記上部相対回転子
    に前記ハンドガードの上取付け部を、前記下部相対回転
    子に前記ハンドガードの下取付け部を、それぞれ係合せ
    しめたことを特徴とする請求項(1)記載のクロスハン
    ドル付警棒。
  3. (3)ハンドガードは、ほぼC字形状をなすと共に、上
    取付け部はクロスハンドルの上部相対回転子に嵌合する
    円環状または止め輪状をなし、下取付け部はクロスハン
    ドルの下部相対回転子に嵌合する円筒状または止め輪状
    をなす請求項(2)記載のクロスハンドル付警棒。
  4. (4)ハンドガードは、ベルト体からなり、そのベルト
    体の基端を下部相対回転子に一体回転可能に設けた下取
    付け部に係止せしめると共に、ベルト体の自由端側は上
    部相対回転子に一体回転可能に設けた下取付け部に着脱
    自在に係止可能とした請求項(2)記載のクロスハンド
    ル付警棒。
  5. (5)クロスハンドルは、棒本体へ固定する取付け基部
    と、この取付け基部から棒本体に対し直交させて分岐し
    た支軸と、この支軸に挿通して取付け基部に隣接した位
    置で支軸に固定した固定子と、この固定子の上位で支軸
    の先端部に遊嵌した上部相対回転子とでなり、該上部相
    対回転子に前記ハンドガードの上取付け部を係合せしめ
    、前記固定子に前記ハンドガードの下取付け部を回転自
    在に遊嵌せしめたことを特徴とする請求項(1)記載の
    クロスハンドル付警棒。
  6. (6)クロスハンドルは、上面に突出した支軸を有して
    棒本体と一体成型で形成した固定子と、前記支軸に遊嵌
    した上部相対回転子とからなり、該上部相対回転子に前
    記ハンドガードの上取付け部を係合せしめ、前記固定子
    に前記ハンドガードの下取付け部を回転自在に遊嵌せし
    めたことを特徴とする請求項(1)記載のクロスハンド
    ル付警棒。
  7. (7)ハンドガードは、ほぼC字形状をなすと共に、上
    取付け部はクロスハンドルの上部相対回転子に嵌合する
    円環状または止め輪状をなし、下取付け部はクロスハン
    ドルの固定子に回転自在に遊嵌する円環状をなす請求項
    (5)又は(6)記載のクロスハンドル付警棒。
  8. (8)棒本体は、クロスハンドルの位置から先端部にか
    けてほぼ同径に形成した中実または中空部を有する棒体
    からなることを特徴とする請求項(1)ないし(7)の
    いずれかに記載のクロスハンドル付警棒。
  9. (9)棒本体は、クロスハンドルの位置から先端部にか
    けて連続的に先細に傾斜せしめてなる中実または中空部
    を有する棒体からなることを特徴とする請求項(1)な
    いし(7)のいずれかに記載のクロスハンドル付警棒。
  10. (10)棒本体は、径の異なる複数の筒体からなり、こ
    れらの筒体を順次入れ子式に収納可能となし、かつ棒本
    体に加えた遠心力で外部の筒体から内部の筒体が飛び出
    して伸長するとともに、内側の筒体の後端部がそのすぐ
    外側の筒体の先端部に係止可能に形成した伸縮自在の棒
    体からなることを特徴とする請求項(1)ないし(7)
    のいずれかに記載のクロスハンドル付警棒。
  11. (11)クロスハンドルの固定子は、楕円または類似の
    横断面形状を有すると共に、その長径方向を棒本体の軸
    方向に合致せしめたことを特徴とする請求項(1)ない
    し(10)のいずれかに記載のクロスハンドル付警棒。
  12. (12)ハンドガードの上下の取付け部とクロスハンド
    ルとの係合は、着脱自在としたことを特徴とする請求項
    (2)、(5)又は(6)のいずれかに記載のクロスハ
    ンドル付警棒。
JP2161848A 1990-06-20 1990-06-20 クロスハンドル付警棒 Pending JPH0452500A (ja)

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