JP2017120166A - 警棒 - Google Patents

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JP2017120166A
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英明 入澤
Hideaki Irisawa
英明 入澤
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Sanriki Corp
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Abstract

【課題】警棒としての強度を満たすと共に、軽量化により取り扱いを容易とした警棒を提供する。【解決手段】元筒2と、元筒2内に摺動自在に収納される先端筒4と、先端筒4と元筒2を伸長状態で固定するための解除自在のロック機構とを備え、元筒2と先端筒4は、炭素繊維強化合成樹脂複合材料の中筒23、43と中筒23、43の外側にアルミニウム合金の外筒22、42を備えて構成されていることを特徴とする警棒1である。先端筒4の先端にはトップボール41がネジ式等により装着され、元筒2の後端にはエンドキャップ21がネジ式等により装着されている。【選択図】図3

Description

本発明は、護身用或いは制圧用として用いる伸縮可能な警棒に関する。
従来から保管や携帯時にはその長さを短縮しておいて、使用時に伸長させる伸縮可能な警棒が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。この警棒は、中筒内に先端筒を摺動自在に収納すると共に、元筒内に先端筒を収納した中筒を摺動自在に収納する構成である。そして、伸長時には先端筒と中筒、中筒と元筒に夫々設けられたロック機構により先端筒と中筒、中筒と元筒はロックされて夫々伸長状態で固定される一方、収縮させる際にはロック機構のロックを解除して先端筒と中筒を摺動させて収納する構成である。
又、元筒の所定位置には鍔が取り付けられ、鍔には携帯用バンドが取り付けられ、元筒の鍔よりも先端部、即ち伸長時の元筒の一部、中筒及び先端筒を護身部とし、鍔よりも後端部を使用者が把持するグリップ部として構成している。
そして、元筒の、中筒及び先端筒は一定の強度が求められることから、金属が用いられていた。しかし、強度の要求に加えて、取り扱いが容易であることの要求もあり、軽量化が求められていたことから、金属の中では軽い方であるアルミニウム合金が使用されていた。
特許第2970900号公報 特許第3087954号公報
しかし、アルミニウム合金では、他の金属性の警棒と比較すれば軽くはなったものの、未だ軽量化が充分とはいえず、誰もが容易に取り扱うことか出来るものではなかった。
そこで、本発明は、警棒としての強度を満たすと共に、軽量化により取り扱いを容易とした警棒を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための手段としての本発明は、少なくとも元筒、前記元筒内に摺動自在に収納される先端筒と、前記先端筒と前記元筒を伸長状態で固定する解除自在のロック機構を備え、前記元筒と前記先端筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側にアルミニウム合金の外筒を備えて構成されていることを特徴とする警棒である。
又、上記警棒において、前記元筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側には先端側にアルミニウム合金の外筒、後端側には合成樹脂の外筒を備えて構成されていることを特徴とする警棒である。
又、上記警棒において、前記合成樹脂の外筒の合成樹脂はポリアセタールであることを特徴とする警棒である。
又、上記警棒において、前記元筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側には先端側にアルミニウム合金の外筒、後端側には炭素繊維強化プラスチック複合材料の外筒を備えて構成されていることを特徴とする警棒である。
以上のような本発明によれば、警棒としての強度を満たすと共に、軽量化により取り扱いを容易とした警棒を提供することが可能となった。
本発明一実施例伸長状態斜視図 本発明一実施例伸長状態側面図 本発明一実施例伸長状態一部断面図
以下本発明の実施の形態を図に従って説明する。本発明は、少なくとも元筒、前記元筒内に摺動自在に収納される先端筒と、前記先端筒と前記元筒を伸長状態で固定する解除自在のロック機構を備え、前記元筒と前記先端筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側にアルミニウム合金の外筒を備えて構成されている警棒である。
図1に示すように、警棒1は元筒2、先端筒4及び鍔5を備えて構成され、鍔5は元筒2に設置され、鍔5より先端部(図1では左側)、即ち伸長時の元筒2の一部及び先端筒4を護身部10とし、鍔5よりも後端部(図1では右側)を使用者が把持するグリップ部11として構成している。警棒1は元筒2及び先端筒4の2本で構成しているが、元筒と先端筒間に中間筒を設けて3本で構成してもよい。
元筒2及び先端筒4は夫々中空状に形成され、元筒2内に先端筒4を摺動自在に収納することが出来る。そして、伸長時には先端筒4と元筒2に設けられた解除自在のロック機構により先端筒4と元筒2はロックされて伸長状態で固定される一方、収縮させる際にはロック機構のロックを解除して先端筒4を摺動させて収納している。解除自在のロック機構の構成は特に限定されず、公知のロック機構を用いることが出来る。
先端筒4の先端にはトップボール41がネジ式等により装着され、元筒2の後端にはエンドキャップ21がネジ式等により装着されている。又、先端筒4の後端の外側面には外周に亘って凸状のストッパー49が、元筒2の先端の内側面には内周に亘ってストッパー49を係止する凸状の係止部29が設けられている。このような構成により、警棒1の伸長時に、ストッパー49が係止部29に係止され、元筒2からの先端筒4の抜けを防止している。
元筒2は炭素繊維強化プラスチック複合材料で成形した円筒状の中筒23と中筒23の外側にはアルミニウム合金で成形した円筒状の外筒22を備え、中筒23と外筒22とは嵌め合って構成されている。
元筒2の外筒はアルミニウム合金のみで形成することとしてもよいが、護身部10及びグリップ部11のうち鍔5付近に比べて強度を要求されないグリップ部11の後端側、外筒後端部24は合成樹脂で構成してもよい。外筒後端部24に用いる合成樹脂は特に限定されないが、強度を維持するために、ポリアセタール等の高強度のエンジニアプラスチックが好ましい。
又、外筒後端部24は中筒23と一体成型された又は別体の炭素繊維強化プラスチック複合材料で構成することとしてもよい。このような構成とすることで、警棒のより軽量化を図ることが出来る。
グリップ部11は、外筒22或いは更に外筒後端部24の外表面に弾性を有するグリップ24を設置している。
先端筒4は炭素繊維強化プラスチック複合材料で成形した円筒状の中筒43と中筒43の外側にはアルミニウム合金で成形した円筒状の外筒42を備え、中筒43と外筒42とは嵌め合って構成されている。
鍔5は、台座部51、固定鍔部52及び回転鍔部53を備えて構成され、夫々に元筒2が貫通し、エンドキャップ21側から台座部51、回転鍔部53、固定鍔部52の順に同軸で積層され、台座部51と固定鍔部52は元筒2に固定される一方、回転鍔部53は元筒2の軸を中心に回転自在に設置されている。又、台座部51にはピン515を備えたバンド取付け部513が設けられ、バンド取付け部513に携帯用バンド519が挿通されて取り付けられている。
固定鍔部52及び回転鍔部53は、夫々両端には護身部10の先端方向に突出する係止突起523、533が形成されている。この構成は回転防止機構であり、鍔5を閉じた際に、固定鍔部52及び回転鍔部53は係止突起523、533同士が衝突して、それ以上の回転鍔部の回転を防止している。
以上のような本発明によれば、警棒は軽量化されることによって、警棒の使い勝手が良くなり、警棒の新たな需要が喚起され、製造の増加を期待できる。又、警備産業においても本発明の便利な警棒の使用がなされる。
1 警棒
10 護身部
11 グリップ部
2 元筒
21 エンドキャップ
22 外筒
23 中筒
24 外筒後端部
4 先端筒
42 外筒
43 中筒
5 鍔
51 台座部
519 携帯用バンド
52 固定鍔部
523 係止突起
53 回転鍔部
533 係止突起

Claims (4)

  1. 少なくとも元筒、前記元筒内に摺動自在に収納される先端筒と、前記先端筒と前記元筒を伸長状態で固定する解除自在のロック機構を備え、前記元筒と前記先端筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側にアルミニウム合金の外筒を備えて構成されていることを特徴とする警棒。
  2. 前記元筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側には先端側にアルミニウム合金の外筒、後端側には合成樹脂の外筒を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の警棒。
  3. 前記合成樹脂の外筒の合成樹脂はポリアセタールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の警棒。
  4. 前記元筒は、炭素繊維強化プラスチック複合材料の中筒と該中筒の外側には先端側にアルミニウム合金の外筒、後端側には炭素繊維強化プラスチック複合材料の外筒を備えて構成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の警棒。
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