JPH05291883A - 適応型フィルタ - Google Patents

適応型フィルタ

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Publication number
JPH05291883A
JPH05291883A JP9278192A JP9278192A JPH05291883A JP H05291883 A JPH05291883 A JP H05291883A JP 9278192 A JP9278192 A JP 9278192A JP 9278192 A JP9278192 A JP 9278192A JP H05291883 A JPH05291883 A JP H05291883A
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JP
Japan
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level
input signal
filter
signal
increased
Prior art date
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Pending
Application number
JP9278192A
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English (en)
Inventor
Hideki Inomata
英樹 猪股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05291883A publication Critical patent/JPH05291883A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像もしくは音声信号で信号帯域内で振幅に
よるS/Nの変化に応じて最もよい特性を持つフィルタ
を得ることを目的とする。 【構成】 入力信号の振幅を検出する検出手段を設け、
また検出した振幅値に応じてフィルタの時定数を変化さ
せる手段を設け、入力信号のレベルによってフィルタの
伝達関数を変化させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像、音声信号に対し
て帯域制限を設け、雑音を除去するフィルタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下に本発明に関する従来技術の説明を
する。従来、周波数軸上での帯域制限フィルタは一般的
に広く用いられており、ここでは一般的な構成を説明す
る。図6は、従来の基本的なアナログフィルタ(アクテ
ィブ型)の構成を示したものである。図において、11
は入力信号、12は抵抗、13はオペレーションアン
プ、14はコンデンサ、15は抵抗、16は抵抗、17
はコンデンサ、18は出力信号である。また、図7は、
従来の基本的なディジタルフィルタの構成を示したもの
である。図において、21は入力信号、22は遅延器、
23は係数制御部、24は演算部、25は出力信号であ
る。
【0003】次に従来技術の詳細動作について説明す
る。図6は従来のアナログフィルタの構成を表したもの
であるが、11のアナログの映像または音声信号を入力
し、13のオペアンプで構成するアクティブフィルタに
よって帯域を制限している。このときのフィルタの伝達
関数は、12〜17の抵抗やコンデンサの値によって決
定していた。
【0004】また、ディジタルの場合は図7に示すよう
にディジタルサンプリング化された映像または音声信号
を入力し、22の遅延器によって必要な次数を決定し、
それぞれのタップの信号に23の係数制御で任意の係数
を乗じ、それぞれを加算することにより帯域制限を掛け
るものである。上記アナログまたはディジタル型のフィ
ルタの伝達関数は、例えば、代表的な特性としては、一
次遅れと呼ばれるもので、図6の形のものでは、帰還抵
抗16と帰還コンデンサ17の積で定まる時定数T=R
Cに対応する周波数で出力振幅は半減する。以後、周波
数に比例して出力は減少していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルタの構成
は、ディジタル、アナログ方式共に入力信号に対し、時
定数は固定であった。つまり出力信号が減衰しはじめる
値は入力信号の周波数によってのみ定まる。このため入
力信号のS/N比が振幅によって変化している場合、例
えば小さな振幅の場合はS/Nが良く、大きな振幅の場
合はS/Nが悪くなるような場合、一様にフィルタリン
グをしてしまうことになるので、正確に雑音除去の役目
を果たしていなかった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、入力信号の振幅によるS/Nの変
化に応じた適性なフィルタ特性の設定変更を行い、より
良い画質もしくは音質を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる適応型
フィルタは、入力信号の振幅を検出する手段を設け、ま
た、検出した振幅値に応じてフィルタの時定数を変化さ
せる手段を設け、入力信号のレベルによってフィルタの
伝達関数を変化させるようにした。
【0008】
【作用】この発明における適応型フィルタは、入力信号
の振幅が変化すると伝達関数の特性が変化する。
【0009】
【実施例】実施例1.次にこの発明の実施例を図につい
て説明する。図1は請求項1の一実施例を示すもので、
図中11はアナログ入力信号、12は抵抗、13はオペ
レーションアンプ、15は可変抵抗、16は可変抵抗、
18は出力信号である。新規な部分として、19の入力
信号の振幅を判定するレベル検出部、20の抵抗やコン
デンサの値を制御する定数制御部がある。また、34は
容量が数種用意されていて、定数制御部出力によりどれ
かの数値の容量が選択されている多段階コンデンサであ
り、36も同様の多段階コンデンサである。
【0010】図2は図1の構成による適応型フィルタの
周波数特性の例を示した特性図である。図2は、図1の
構成で入力コンデンサ34の容量が小さく、かつ帰還コ
ンデンサ37の容量が大きくて、いわゆる一次遅れと称
される伝達関数を持つ場合の例である。利得が低下しは
じめる周波数は帰還抵抗16と帰還コンデンサ37の積
の時定数で定まり、したがって帰還コンデンサ37が入
力信号11の振幅が大きくなると容量が大容量のものに
切り換わるように設定されている。
【0011】この動作は次のようになる。例えば画像信
号のような入力信号11の振幅レベルが大きくなると、
何段階かに設定されているレベル検出部19が振幅を検
出し、それに対応して定数制御部では予め設定してある
コンデンサの容量表を選択する。そして帰還コンデンサ
37の数値スイッチを選ぶ。図2の例では、振幅が大き
くなると容量が大きくなり、つまり時定数が大きくな
り、低い周波数から利得が低下しはじめる。すなわち点
線表示の特性に変化する。こうした容量可変型のフィル
タの望ましい用途としては、画像信号で輝度レベルが高
くなるとノイズが目立つ、画像伝送のノイズ除去があ
る。
【0012】実施例2.図3は他の実施例を示す構成図
で、図中21はディジタル入力信号、22は遅延器、2
3は係数制御部、24は演算部、25は出力信号であ
る。新規な部分は、26入力信号のレベルを検出するレ
ベル検出部と、33の係数制御部である。従来例と比
べ、入力信号21の振幅レベルを検出し、検出した振幅
レベルに対応し、係数設定が可変になっているところが
異なる。
【0013】図4は係数を変化させる具体回路側を示し
た構成図である。図4において、図3の置延器22はフ
リップフロップFFであり、レベル検出部26は振幅判
定のROMであり、係数の設定は、レベル検出を受けた
乗算器ROM23の数値を変えることである。また、演
算部24は各置延器22の出力信号を係数倍して加算す
る加算器と除算器とになる。
【0014】次に動作を図3、図4に基づいて説明す
る。まずディジタルサンプリングされた信号21は22
の遅延器および26のレベル検出部に入力される。22
の遅延器の数は構成するディジタルフィルタの次数によ
って決定され、それぞれの遅延器からタップ信号として
出力し、24の演算部で23の係数制御部からそれぞれ
のタップ信号に係数が乗じられ、すべてのタップ信号を
加算することにより、帯域制限された出力信号25を得
る。一方26のレベル検出部では入力信号の振幅を判定
し、例えば振幅が小さいときはS/Nが良く、大きい時
はS/Nが悪くなる信号の場合、23の係数制御部から
入力信号のレベルが小さいときは高域まで通過する係数
を掛け、入力信号のレベルが大きいときは高域をカット
するような係数を掛ける。
【0015】例えば図4のディジタルフィルタが次式で
表される伝達関数を持つとする。 H(Z-1)=Z-9/128(−1Z-4+4Z-3 -10Z-2+39Z-1+64Z+39Z+1 −10Z+2+4Z+3−1Z+4) ただし、Z-1=exp(-jω/fs)である。上記で各係数
の数値がレベル検出部の結果によって、つまり入力信号
の振幅レベルによって変化する。こうして入力信号に対
する出力信号の周波数特性が、例えば図5に示すように
変化する。
【0016】また、図5は上記作用の1例を3次元グラ
フで表したものであるが、この図は入力信号の特性が振
幅が小さいときはS/Nが良く、大きい時はS/Nが悪
くなる場合を表しており、入力信号のレベルが高くかつ
周波数が高い場合はフィルタの利得を低く、入力信号の
レベルが低くかつ周波数が低い場合はフィルタの利得を
高くするようにしたものである。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、画像も
しくは音声信号の入力レベルによってフィルタの伝達関
数を可変にする構成としたので、入力信号のレベルに応
じて必要な周波数成分のみを摘出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である適応型フィルタの構
成図である。
【図2】図1のフィルタの周波数特性を示した特性図で
ある。
【図3】この発明の他の実施例であるディジタル形適応
フィルタの構成図である。
【図4】図3の係数変化の具体回路図である。
【図5】図4の実施例による制御特性を3次元グラフで
表した特性図である。
【図6】従来のアナログフィルタの一例を表した構成図
である。
【図7】従来のディジタルフィルタの一例を表した構成
図である。
【符号の説明】
11 アナログ入力信号 13 オペレーションアンプ 16 帰還抵抗 18 アナログ出力信号 19 レベル検出部 20 定数制御部 21 ディジタル入力信号 22 ディジタル遅延器 23 係数制御部 24 演算部 25 ディジタル出力信号 26 レベル検出部 33 係数制御部 37 帰還コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力対出力比で定義される伝達関数の、
    時定数を可変設定とし、 入力信号のレベルを検出する手段と、 上記検出レベルで定まる時定数に上記伝達関数の時定数
    を設定する制御手段を備えた適応型フィルタ。
JP9278192A 1992-04-13 1992-04-13 適応型フィルタ Pending JPH05291883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9278192A JPH05291883A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 適応型フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9278192A JPH05291883A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 適応型フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05291883A true JPH05291883A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14063963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9278192A Pending JPH05291883A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 適応型フィルタ

Country Status (1)

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JP (1) JPH05291883A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6525519B2 (en) 2000-06-30 2003-02-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Amplitude detecting circuit
JP2015073254A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 日本電信電話株式会社 濾波器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6525519B2 (en) 2000-06-30 2003-02-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Amplitude detecting circuit
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