JPH05291807A - 誘電体多層基板集積回路 - Google Patents

誘電体多層基板集積回路

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JPH05291807A
JPH05291807A JP11424192A JP11424192A JPH05291807A JP H05291807 A JPH05291807 A JP H05291807A JP 11424192 A JP11424192 A JP 11424192A JP 11424192 A JP11424192 A JP 11424192A JP H05291807 A JPH05291807 A JP H05291807A
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JP
Japan
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conductor
integrated circuit
substrate
ground
exposed
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Withdrawn
Application number
JP11424192A
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English (en)
Inventor
Taro Miura
太郎 三浦
Makoto Furubayashi
真 古林
Keizo Kawamura
敬三 川村
Tadao Fujii
忠雄 藤井
Shinya Nakai
信也 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板の有効面積がほとんど低減されない誘電
体多層基板集積回路を提供する。 【構成】 一部の回路が閉塞焼成されて形成されたブロ
ック形状の誘電体多層基板集積回路13であって、閉塞
された回路の導体10が基板のコーナー部に設けられた
研削面13aにおいて露出せしめられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波、ミリ波帯
域等で用いられる誘電体多層基板集積回路に関する。
【従来の技術】この種の誘電体多層基板集積回路に共振
器やフィルタを組み込む場合、共振素子のQ値をできる
だけ高くするように構成することが要求される。図4は
このような要求に応える共振器内蔵型誘電体多層基板集
積回路を形成するための従来の製造工程の一部を示して
いる。まず、同図(A)に示すように、共振素子を構成
する導体40を誘電体のグリーンシート41上に純銀ペ
ーストで印刷する。次いで、同図(B)に示すように、
その上に誘電体のグリーンシート42を重ね、熱スタッ
クによりブロック化する。その後、同図(C)に示すよ
うにブロックを焼成し、同図(D)に示すように焼成さ
れた各ブロック43をスナップ線44に沿って切断分割
する。このように、導体部分をシート内に閉塞し外部に
露出しないようにスタックしてから焼成して形成された
集積回路をブロック切断後に外部回路と接続するための
従来技術として、(a)図5に示すように、ブロック4
3の1つの面43aを45に示す厚さ(基板ブロックが
10mm×10mmの平面を有する場合に約1mmの厚
さ)だけ研削除去して内部の導体40を露出させてから
接続線路を形成する方法、(b)図6に示すように、ス
タック段階でブロック43にスルーホール46を形成し
ておき、そのスルーホール46の内部に導体を充填して
接続線路とする方法、が存在する。
【発明が解決しようとする課題】上述した(a)の従来
方法によると、ブロックの一面全面を研削するため、基
板全体の面積が削減されてしまい、回路を構成するため
の面積が減少してしまうという不都合が生じる。さら
に、共振回路が外部の信号、雑音の影響を受けないよう
にすべくブロックにシールドケースを被せる場合には、
シールドケース及び接続線路間の浮遊容量を増加させな
いために接続線路とケースとの間をある程度大きく取ら
ねばならず、この点からも基板の有効面積の減少を余儀
なくされこれが設計上の大きな問題点となっている。ま
た、(b)の従来方法によると、スタックしている層間
にスルーホールを形成するため、製造工程が複雑となる
という問題点がある。従って本発明は、上述の問題点を
解決するものであり、基板の有効面積がほとんど低減さ
れない誘電体多層基板集積回路を提供するものである。
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一部の
回路が閉塞焼成されて形成されたブロック形状の誘電体
多層基板集積回路であって、閉塞された回路の導体が基
板のコーナー部に設けられた研削面において露出せしめ
られている誘電体多層基板集積回路が提供される。研削
面に露出されている上述の導体が外部回路と又は他の層
の導体と接続するための接続導体に接続されていること
が望ましい。コーナー部とは異なるコーナー部に設けら
れた研削面に接地導体が露出せしめられていることも好
ましい。
【作用】基板のコーナー部を研削してその基板内のある
層に内蔵されている回路の入出力導体を研削面に露出さ
せ、その研削面上に接続用導体を設けることにより他の
層又は外部回路との接続を行う。
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。図2は本発明の一実施例として共振器内蔵型誘
電体多層基板集積回路を形成するための製造工程の一部
を示している。まず、同図(A)に示すように、共振素
子を構成する導体10を誘電体のグリーンシート11上
に純銀ペーストで印刷する。この場合、導体10の他の
層の導体又は外部回路との接続端が各基板ブロックの1
つのコーナー部に位置するように配置する。次いで、同
図(B)に示すように、その上に誘電体のグリーンシー
ト12を重ね、熱スタックによりブロック化する。この
ように導体部分をシート内に閉塞して外部に露出しない
ようにスタックした状態で銀の融点以上の温度で焼成す
る。同図(C)がこの焼成過程を示しており、焼成条件
として焼成温度が1000℃、保持時間が10分であ
る。次いで、同図(D)に示すように焼成された各ブロ
ック13をスナップ線14に沿って切断分割する。この
ように銀を溶融することにより、導体が完全な金属とし
て析出するので比抵抗が金属銀の値まで低下し共振器の
Qを理論限界まで高めることができる。この場合、焼成
過程で導体が溶解するので流出しないように閉塞焼成し
ている。従って、共振素子を他の回路と接続するための
線路はブロック切断後に形成することとなる。図1はこ
のようにブロック切断後に接続導体を形成した本実施例
の共振器内蔵型誘電体多層基板集積回路を示している。
上述したように導体(共振素子)10はその接続端が基
板ブロック13の1つのコーナー部に位置するように配
置されており、ブロック切断後にこのコーナー部を研削
して研削面13aに共振素子10の接続端を露出させ
る。露出された接続端に電気的に接続されるように接続
導体15を少なくとも研削面13a上に設けることによ
り他の層の導体又は外部回路との接続を行う。このよう
に、ブロック13のコーナー部を研削除去して研削面1
3aを形成し、この研削面13aに導体10の一部を露
出させるようにしているので、研削除去される面積が少
なく基板の有効面積をほとんど変化させることなしに接
続電極を構成することができる。特に、図示されてない
がブロック13にシールドケースを被着させるような構
造では、少ない面積削減で接続線路とシールドケースと
の間の距離を十分確保できるので高周波的にホットな線
路を設ける場合には非常に利便が大きい。即ち、シール
ドケースと接続線路との間は1mm程度必要であるが、
本実施例では集積回路ブロックの平面の大きさを一辺が
10mmの正方形であるとすると、図示のようにコーナ
ー部を1.4mm削ればよい。これは削減される面積が
1%であることを意味する。因に、図5に示した従来技
術によると、一辺の部分をそのまま1mm削ることにな
り、これは10%のスペース削減となってしまう。図3
は接続導体を形成した本発明の他の実施例における共振
器内蔵型誘電体多層基板集積回路を示している。この実
施例においては、基板ブロック23の1つのコーナー部
に研削面23aが形成されこの研削面23aに共振素子
の接続端が図1及び図2の実施例のごとく露出されて接
続導体25が設けられており、これとは異なるコーナー
部に他の研削面23bが形成されている。この研削面2
3bにはブロック23内の地導体26の一端が露出せし
められており、この地導体26を接地させるための導体
27が研削面23b上等に設けられている。このように
基板ブロックの各コーナー部(直方体形状のブロックで
は最大4つのコーナー部)を用いて他の層の導体又は外
部回路等に接続する線路を構成することができる。な
お、上述した実施例では、共振素子、地導体の接続端を
コーナー部に設けた研削面に露出させるようにしている
が、集積回路ブロック内に設けられた他の回路の接続端
をコーナー部に設けた研削面に露出させるようにしても
よいことは明らかである。
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、閉塞焼成された回路の導体が基板のコーナー部に設
けられた研削面において露出せしめられているので、外
部回路又は他の層との接続を行う場合に基板の有効面積
がほとんど低減されないから設計上非常に有利である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である共振器内蔵型誘電体多
層基板集積回路を示す斜視図である。
【図2】図1の集積回路を形成するための製造工程図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例である共振器内蔵型誘電体
多層基板集積回路を示す斜視図である。
【図4】共振器内蔵型誘電体多層基板集積回路を形成す
るための従来の製造工程図である。
【図5】図4の集積回路をブロック切断後に外部回路と
接続するための従来技術を説明する斜視図である。
【図6】図4の集積回路をブロック切断後に外部回路と
接続するための従来技術を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10 導体 11、12 グリーンシート 13、23 基板ブロック 13a、23a、23b 研削面 15、25、27 接続導体 26 地導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 忠雄 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 中井 信也 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部の回路が閉塞焼成されて形成された
    ブロック形状の誘電体多層基板集積回路であって、該閉
    塞された回路の導体が基板のコーナー部に設けられた研
    削面において露出せしめられていることを特徴とする誘
    電体多層基板集積回路。
  2. 【請求項2】 研削面に露出されている前記導体が外部
    回路と又は他の層の導体と接続するための接続導体に接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載の誘電体
    多層基板集積回路。
  3. 【請求項3】 前記コーナー部とは異なるコーナー部に
    設けられた研削面に接地導体が露出せしめられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の誘電体多層基板
    集積回路。
JP11424192A 1992-04-08 1992-04-08 誘電体多層基板集積回路 Withdrawn JPH05291807A (ja)

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JP11424192A JPH05291807A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 誘電体多層基板集積回路

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JPH05291807A true JPH05291807A (ja) 1993-11-05

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Effective date: 19990608