JPH05291549A - 積層型固体撮像デバイス - Google Patents

積層型固体撮像デバイス

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JPH05291549A
JPH05291549A JP4113130A JP11313092A JPH05291549A JP H05291549 A JPH05291549 A JP H05291549A JP 4113130 A JP4113130 A JP 4113130A JP 11313092 A JP11313092 A JP 11313092A JP H05291549 A JPH05291549 A JP H05291549A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
pixel
film
solid
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JP4113130A
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Inventor
Kenji Yamamoto
健司 山本
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Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各画素間補正メモリの数を少なくし、低コス
ト化,高性能化,高精細化を図る。 【構成】 半導体基板28上に回路部12〜15が設け
られ、該回路部12〜15の上部には光電変換部21が
設けられている。前記回路部12〜15に印加される信
号転送用パルスや信号電高読出しパルス等により、前記
光電変換部21へのインパルス的ノイズの飛込みが生ず
る。この飛込みを静電シールド層16で防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、積層型固体撮像デバイスに関
し、より詳細には、1次元あるいは2次元的な画像情報
をアナログ電気情報に変換し、自己走査機能により時系
列的な電気信号として出力する積層型固体撮像デバイス
に関する。例えば、ファクシミリやディジタル複写機、
カメラ等の画像入力装置に適用されるものである。
【0002】
【従来技術】画像入力装置として、近年、ファクシミリ
やディジタル複写機においてフルカラー化が進んでい
る。ディジタルカラー複写機において使用されている1
次元固体撮像デバイスは、現在、マルチチップ型密着セ
ンサが主流となっているが、マルチチップであるために
発生するチップ間の感度差やチップ継ぎ目におけるbit
位置の誤差等、技術問題が残されている。これに対し
て、上記問題のない1次元固体撮像デバイスとして、縮
小光学系の3ライン型カラーCCDセンサの開発が活発
になってきている。例えば、「6ライン間隔カラー5K
bitリニアイメージセンサ」(テレビジョン学会技術報
告 1991年2月28日発表)に報告されたものがある。
【0003】図4は、従来の固体撮像デバイスの構造を
示す図で、図中、61〜66はCCD(Charge Coupled
Device)レジスタ、67はB画素列、68はG画素
列、69はR画素列、70,71はB画素出力、72,
73はG画素出力、74,75はR画素出力である。各
CCDレジスタが61から66まであり、B画素列6
7,G画素列68,R画素列69の3ライン型カラーC
CDセンサの構成となっている。RGBの出力はB画素
出力70,71,G画素出力72,73,R画素出力7
4,75から得られる。このような縮小光学系用の3ラ
イン型カラーCCDセンサは、マルチチップ型で発生す
る問題に対しては有効な効果を得ているが、改善すべき
項目がいくつかあげられる。
【0004】最も改善要求が強いものとしては、RGB
各画素間隔を狭める必要性が求められている。各画素間
隔を狭める必要性は、画像信号処理時に各画素間隔に比
例したライン間補正メモリが必要であり、現在使用され
ている3ライン型カラーCCDセンサは各画素間隔が1
2〜18ライン程度はなれているものであり、これらを
用いて画像信号処理には数個〜数10個のライン間補正
メモリを必要としており、使用する際のコスト高が問題
となっている。この例では、この画素間隔を6ラインに
狭めることに成功しているが、それでもライン間補正メ
モリは数個〜数10個程度は必要となる。
【0005】これに対して、エリアセンサの中に半導体
基板にCCDを設け、その上部に光電変換層を形成する
ものが提案されている。例えば、特開平2−14356
0号公報の例を図5に示す。図中、76はn型半導体基
板、77はP型ウェル、78は分離層、79はn+型チ
ャンネル、80はn++型蓄積ダイオード、81,82は
転送ゲート、83は第1の絶縁膜、84は第2の絶縁
膜、85は画素電極配線、86は画素電極、87(87
a〜87c)は光電変換膜、88は透明電極である。
【0006】n型半導体基板76にP型ウェル77を形
成し、その表面に素子分離層78,n+型チャンネル
(垂直CCDチャンネル)79,n++型蓄積ダイオード
80を形成したのち、その上に転送ゲート81,82を
形成する。ここで、転送ゲート76の一部は信号読出し
ゲートとなる。次いで、SiO2等の第1の絶縁膜83を
形成した後、この絶縁膜83にコンタクトホールを開け
て画素電極配線85を形成する。さらに、平坦化用のB
PSG膜(ボロンリンシリケートガラス)からなる第2
の絶縁膜84を堆積し、この絶縁膜84にコンタクトホ
ールを開けて画素電極86を形成する。この上に光電変
換膜87を堆積し、さらに光電変換膜87上にITO
(インジウム・スズ酸化物)等の透明電極88を形成す
る。ここで、光電変換膜87は、a−Si:H系であ
り、87a,87b,87cの3層構造としてある。
【0007】このように、電荷転送用のCCDの直上に
光電変換膜の受光部を形成すれば、図4の例に示すよう
な各画素の横の広がりを縮小することが可能となる。こ
の例はエリアセンサではあるが、これを図4の3ライン
型カラーCCDセンサに応用することで各画素間隔をさ
らに狭めることが可能となって、これを用いた場合のラ
イン間補正メモリが数個程度のみとなり、コスト的に有
効なものとなり得る。
【0008】しかし、図5のように、画素読出しのため
のCCD等の駆動回路の直上に光電変換膜87を形成す
ることは、信号読出しゲート81に信号読出しパルスが
印加されると、第1の絶縁膜83,通常〜1μm程度を
介して画素領域数10μm2に対向したゲート電極と画素
電極間の容量結合によって、画素電極配線85に信号読
出しパルスの立ち上り時および立ち下り時にインパルス
的なノイズの飛込みがおこり、ノイズ成分の増大となる
問題が発生し、S/Nの低下,ダイナミックレンジの低
下等、性能に問題が生じる。又、高精細化に伴って、各
画素寸法等は微細化の方向により信号電荷の低下問題を
生じており、高性能化を図る意味でノイズ成分の増大は
重要な問題となる。前記のような構成で微細化を図るこ
とは、前記のように容量結合等によるノイズの飛込みに
よるノイズ成分が増大することが考えられ、高精度,高
性能な固体撮像デバイスを作る上で重要な問題となって
いる。
【0009】このように、従来型の画像入力装置として
使用される固体撮像デバイスのカラーリニアイメージセ
ンサにおいては、RGB各画素間隔を狭くする必要があ
り、この対策の手法として、電荷転送部上に光電変換膜
を形成する積層型固体撮像デバイスがあるが、高精細,
高性能化を図る上で信号読出しのためのパルスが各ゲー
トに印加されるために、インパルス的なノイズが絶縁膜
を介して容量結合された各画素電極に飛込み、各画素の
信号電荷にノイズ成分が増大する等問題がある。
【0010】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、画像入力装置として固体撮像デバイスのカラー
リニアイメージセンサならびにエリアセンサにおいて、
電荷転送部上に光電変換膜を形成する積層型固体撮像デ
バイスの高精細,高性能化を図るために、信号読出しパ
ルスによる画素電極へのインパルスノイズの飛込みを防
止し、各画素の信号電荷のノイズ成分を低減し、安定し
た高精細,高性能の積層型固体撮像デバイスを提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0011】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、半導体
基板表面に各画素情報を増幅および転送もしくは読出す
等の回路部を形成し、該回路部の上部の光電変換部が形
成された積層型固体撮像デバイスにおいて、前記半導体
基板表面の回路部と前記光電変換部との接続部以外で、
前記半導体基板表面の回路部と前記光電変換部との間の
一部もしくは全部に静電シールド層を設けたことを特徴
としたものである。以下、本発明の実施例に基づいて説
明する。
【0012】図1は、本発明による積層型固体撮像デバ
イスの一実施例を説明するための構成図で、3ライン型
カラーCCDセンサの積層型固体撮像デバイスの構成図
で、図中、10はP型ウェル、11は分離層、12はC
CD(Charge Coupled Device)チャンネル、13は蓄
積ダイオード、14,15は転送ゲート、16はシール
ド層、17は第1の絶縁膜、18はBPSG膜、19は
画素電極配線、20は画素電極、21は光電変換層、2
2は透明電極、23は引出し電極、24はパッシベージ
ョン膜、25はRフィルタ、26はGフィルタ、27は
Bフィルタ、28は半導体基板である。
【0013】半導体基板28の上にP型ウェル10が形
成されている。このP型ウェル内にCCDチャンネル1
2及び蓄積ダイオード13が形成される。その上に転送
ゲート14,15が形成され、蓄積ダイオード13の上
部のコンタクトホールを介して画素電極配線19,画素
電極20が形成されたのち、光電変換層21が堆積さ
れ、さらにITO等の透明電極22,引出し電極23が
形成される。その後、全前をパッシベージョン膜24で
被覆したのち、各画素ライン上部にRGBのフィルタ2
5,26,27を形成され、3ライン型カラーCCDセ
ンサの積層型固体撮像デバイスとなる。ここまでは、従
来の積層型固体撮像デバイスと同様であるが、本発明は
次の点で従来デバイスと構成を異にしている。
【0014】すなわち、蓄積ダイオード13と画素電極
配線19の接続のためのコンタクトホール部外を、半導
体基板28上に設けられたCCDチャンネル12,転送
ゲート14,15とその上部に形成してある画素電極2
0,光電変換層21との間のコンタクトホールの接続部
以外に静電シールド層16が形成されている。
【0015】次に、上記構成の積層型固体撮像デバイス
の製造方法について説明する。まず、n型半導体基板2
8にP型ウェル10を形成する。次に、素子分離技術の
LOCOS等の方法により分離層31を形成したのち、
該分離層11内にn+型チャンネル(CCDチャンネ
ル)及びn++蓄積ダイオード13を形成する。この上に
ポリシリコンからなる転送ゲート14,15を形成す
る。ここで、転送ゲート14の一部は信号読出しゲート
となる。次に、転送ゲート上部をCVD等の方法により
SiO2等の絶縁膜で被覆し、MoポリサイドあるいはW
ポリサイド等の高融点金属系の膜を用いて、静電シール
ド層16を蓄積ダイオード13上部に設けられるコンタ
クトホール外に形成する。
【0016】次に、CVD等の方法によりSiO2等の第
1の絶縁膜17を形成した後、該絶縁膜17に蓄積ダイ
オード13上部に合わせてコンタクトホールを形成す
る。次に、Moポリサイド等の高融点金属系の膜を用い
て画素電極配線19を形成する。さらに、CVD等の方
法によりBPSG膜18を堆積したのち、リフロおよび
バックエッチ等の処理により平坦化する。このBPSG
膜に画素電極配線19と接続するため、コンタクトホー
ルを形成する。続いて、スパッタ法によりCr膜を用い
て画素電極20を形成し、その上にPCVD法によりa
−Si:H膜,スパッタ法によりITO膜,Cr膜を順次
堆積したのち、上部よりドライあるいはウェットエッチ
ング等の手法で画素引出電極23,透明電極22,光電
変換膜21を形成する。ここで、光電変換膜21は3層
構造であり、暗電流低減を図るため、次のような層構成
とした。
【0017】21aはi型のa−Si:H膜で厚さは800
0Å、21bはi型のa−Si:O:H膜で厚さは400
Å、21cはP型のa−Si:O:H膜で厚さは200Åで
ある。又、a−SiH膜の光学的バンドギャップは1.7
5ev,a−Si:O:H膜は2.01evである。次に、光
電変換部及び半導体基板28の全面をSiO2系あるいは
有機材料系のパッシベージョン膜24で被覆し、その上
に各画素ラインに対応してRGBの色フィルタ25,2
6,27を形成し、積層型固体撮像デバイスが作成され
る。
【0018】図1の構成において入射した光は、色フィ
ルタ25,26,27により色分解され、各画素の透明
電極22を透して光電変換膜21で光電変換され、これ
により電子−正孔対ができる。蓄積ダイオード13にコ
ンタクトホールを介して接続されている画素電極20の
電位は透明電極22よりも高くなっているため、電子は
画素電極20に向って、正孔は透明電極22に向って移
動する。正孔は画素引出電極23を介して外部回路へ流
出し、電子は画素電極20に接続されている蓄積ダイオ
ード13に信号電荷として蓄積され、蓄積ダイオード1
3の電位を低下させる。一定期間蓄積された信号電荷
は、信号読出しゲート14に信号読出しパルスが印加さ
れると、蓄積ダイオード13からCCDチャンネル12
に読み出される。このとき、本発明のような構成である
と、転送ゲート,信号用出ゲート14,15と信号読出
しパルスが印加されても、その上部に静電シールド層1
6が設けられているため、インパルス的ノイズが上部の
画素電極20を含めた光電変換層への飛込みが防止され
る。静電シールド層は接地あるいは固定電位に保持して
おけばよい。
【0019】このように形成された積層型固体撮像素子
は、RGB各画素間の距離を非常に狭くすることができ
るため、各ラインのズレは1〜3ライン程度におさめる
ことができるため、画像入力装置としてこの積層型固体
撮像素子を用いれば、各画素間補正メモリが数個でまに
合うためコスト低がはかれ、非常に大きな効果をもたら
す。又、高精細化を図るために、微細化の方向へ進んで
も基本的に半導体基板側へ形成された駆動回路等と光電
変換部が、静電シールドによって直接の容量結合が無く
なるため、ノイズの飛込み等の性能劣化を防ぐことがで
きるため、高精細化積層型固体撮像デバイスが実現でき
る。
【0020】図2は、本発明による他の積層型固体撮像
デバイスの増幅型固体撮像デバイスの基本回路の一例を
示す図で、図中、30蓄積容量、31は読出し用MOS
トランジスタ、32はゲートリセットMOSトランジス
タ、33は遮蔽用MOSトランジスタ、34はMOSト
ランジスタ、35は電源ライン、36は信号ライン、3
7はアースライン、38は光電変換素子、39はジャン
クションFETである。
【0021】光電変換素子38の信号電荷をJFET3
9を介して蓄積容量CT30に蓄積する。JFETをソ
ースフロアで使用することにより、増幅率は入力容量C
inに対してCT/Cinで表わされる。蓄積容量CT30
に蓄積された電荷は読出し用MOSTr31により信号
ライン36へ出力される。JFET39のゲートリセッ
トはゲートリセットMOSTr32によりなされ、その
際の遮断のための遮断用MOSTr33を設けてある。
蓄積容量CT30のリセットはCTリセット用MOST
r31で行う。その他、電源ライン35及びアースライ
ン37である。
【0022】図3は、図2に示した増幅型固体撮像デバ
イスの断面図で、一画素の一部を図示してある。図中、
40はP型Epi層、41は分離層、42はN型ウェル、
43はn+ゲート、44はn+型ゲート、45は電極配
線、46は第1の絶縁層、47は静電シールド層、48
は第2の絶縁層、49は画素電極配線、50はBPSG
膜、51は画素電極、52は光電変換膜、53は透明電
極、54は引出し電極、55は半導体基板、56はn+
型埋込み層である。
【0023】半導体基板55の上にP型Epi40及びN
型ウェル42が形成されている。前記P型Epi層41に
は図2に示してあるJFET39が形成され、n型ウェ
ル42には図4に示してある遮断用MOSTr33,蓄
積容量CT30及び読出し用MOSTr31が形成され
ている。図2に示してあるJFET39のn+ゲート4
3の上部のコンタクトホールを介して画素電極配線4
9,画素電極51が形成されたのち、光電変換膜52が
堆積され、さらにITO等の透明電極53,引出し電極
54が形成されている。この後のパッシベージョン等は
図示していない。これで、積層型固体撮像デバイスの増
幅型固体撮像デバイスとなる。ここまでは従来の積層型
固体撮像デバイスと同様であるが、本発明は次の点で従
来デバイスと構成を異にしている。
【0024】すなわち、JFETn+型ゲート44と画
素電極配線49の接続のためのコンタクトホール部以外
を、半導体基板55上に設けられた、図2に示してある
JFET39,遮断MOSTr33,読出し用MOSTr
31等の駆動用回路部と、その上部に形成してある画素
電極51,光電変換膜52との間に静電シールド層47
が形成されている。
【0025】次に、上記構成の積層型固体撮像デバイス
の製造方法について、図3を用いて説明する。まず、P
型半導体基板55にn+型埋込み層56を形成する。そ
の後、P型半導体基板55全面にP型Epi層40を形成
する。次に、素子分離技術のLOCOS等を用いて素子
分離層41を形成し、nウェル42を形成する。次に、
MOSTrのゲート,酸化膜,ポリシリコンゲートを形
成したのち、JFETのソース,ドレイン及びMOST
rのソース,ドレイン、さらに蓄積容量部電極としてP+
領域43を形成する。次に、JFETのゲートとしてn
+領域44を形成し、SiO2等の絶縁膜により全面被覆
したのち、各JFET及びMOSTrのソース,ドレイ
ンにコンタクトホールを形成し、Moポリサイド等の高
融点金属系の膜を用いて電極配線45を形成する。
【0026】次に、CVD法によりSiO2系の第1の絶
縁膜46を堆積し、静電シールド層47をJFETのゲ
ートのn+領域44のコンタクトホール部外に形成す
る。次に、CVD法によりSiO2系の第2の絶縁膜48
を形成した後、この絶縁膜48にJFETのゲートのn
+領域44にコンタクトホールを形成する。次に、Moポ
リサイド等の高融点金属系の膜を用いて画素電極配線4
9を形成する。さらに、CVD等の方法によりBPSG
膜50を堆積したのち、リフロおよびバックエッチ等の
処理により平坦化する。このBPSG膜50に画素電極
配線49と接続するため、コンタクトホールを形成す
る。続いて、スパッタ法によりCr膜を用いて画素電極
51を形成し、その上にPCVD法によりa−Si:H
膜,スパッタ法によりITO膜,Cr膜を順次堆積した
のち、上部よりドライあるいはウェットエッチング等の
手法で画素引出電極54,透明電極53,光電変換膜5
2を形成する。ここで、光電変換層52は3層構造であ
り、暗電流低減を図るため、次のような層構造とした。
【0027】52aはi型のa−Si:H膜で厚さは800
0Å,52bはi型のa−Si:O:H膜で厚さは400
Å,52cはP型のa−Si:O:H膜で厚さは200Åで
ある。又、a−SiH膜の光学的バンドギャップは1.7
5ev、a−Si:O:H膜は2.01evである。次に、図
示はしていないが、全面にパッシベージョン膜を形成
し、各画素に対応してRGBの色フィルタを形成し、3
ラインを組み合わせることで積層型固体撮像デバイスが
作成される。
【0028】本実施例の積層型固体撮像デバイスは、従
来の固体撮像デバイスに比して以下の特徴をあげること
ができる。第1に、光電変換部からの信号電荷を増幅す
るので、高精細化にともなう微細化によるS/N,ダイ
ナミックレンジの悪化がさけられ、さらに静電シールド
層による光電変換部へのノイズ飛込みを防止できるた
め、高S/N,高ダイナミックレンジが可能となる。次
に、光電変換膜にa−Si:O:H層の光学的バンドギ
ャップの広い光電変換層を用いているために、短波長の
光の光電変換効力を高めることができるため、従来のS
i単結晶によるホトダイオードと比して青感度が良好と
なり、カラー化に適する。さらに、光電変換部からの信
号電荷を増幅するため、蓄積時間を短くすることが可能
となり、高速読み出しが可能となり、従来のCCD等よ
り高速駆動が可能となる等、すぐれた特徴を有するもの
である。
【0029】本実施例の積層型固体撮像デバイスを3ラ
イン型カラー固体撮像デバイスとして応用すれば、増幅
及び駆動部上へ光電変換部を形成することができるた
め、各画素間隔を狭くすることが可能となるため、各画
素間補メモリの数を実施例1と同様に少なくすることが
可能となり、低コスト化が図れるとともに、高S/N,
高ダイナミックレンジを得ることができる。本発明にお
いては、増幅用トランジスタとしてJFETを使用した
が、このトランジスタはMOS型トランジスタ,SIT
でもよいことはいうまでもない。
【0030】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)半導体基板上に形成される駆動又は増幅等の回路
部に印加される信号転送用パルスあるいは信号電荷読出
しパルス等により、上部に形成された光電変換部へのイ
ンパルス的ノイズの飛込みが前記静電シールド層を設け
ることにより防止でき、光電変換部からの信号電荷のノ
イズ成分の増大をおさえることで、画像入力装置として
高精細や高性能の積層型固体撮像デバイスを提供でき
る。 (2)本発明を3ライン型カラー固体撮像デバイスとし
て応用することで、各画素間補正メモリの数が少なくて
すむことで低コスト化がはかれるとともに、固体撮像デ
バイスの高性能化や高精細化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による積層型固体撮像デバイスの一実
施例を説明するための構成図である。
【図2】 本発明による他の積層型固体撮像デバイスの
基本回路を示す図である。
【図3】 図2に示した積層型固体撮像デバイスの断面
図である。
【図4】 従来の固体撮像デバイスを示す図である。
【図5】 従来の他の固体撮像デバイスを示す図であ
る。
【符号の説明】
10…P型ウェル、11…分離層、12…CCD(Char
ge Coupled Device)チャンネル、13…蓄積ダイオー
ド、14,15…転送ゲート、16…シールド層、17
…第1の絶縁膜、18…BPSG膜、19…画素電極配
線、20…画素電極、21…光電変換層、22…透明電
極、23…引出し電極、24…パッシベージョン膜、2
5…Rフィルタ、26…Gフィルタ、27…Bフィル
タ、28…半導体基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面に各画素情報を増幅およ
    び転送もしくは読出す等の回路部を形成し、該回路部の
    上部の光電変換部が形成された積層型固体撮像デバイス
    において、前記半導体基板表面の回路部と前記光電変換
    部との接続部以外で、前記半導体基板表面の回路部と前
    記光電変換部との間の一部もしくは全部に静電シールド
    層を設けたことを特徴とする積層型固体撮像デバイス。
JP4113130A 1992-04-06 1992-04-06 積層型固体撮像デバイス Pending JPH05291549A (ja)

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