JPH05291213A - 半導体製造装置の清浄方法 - Google Patents

半導体製造装置の清浄方法

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JPH05291213A
JPH05291213A JP8859992A JP8859992A JPH05291213A JP H05291213 A JPH05291213 A JP H05291213A JP 8859992 A JP8859992 A JP 8859992A JP 8859992 A JP8859992 A JP 8859992A JP H05291213 A JPH05291213 A JP H05291213A
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gas
cleaning
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manufacturing apparatus
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JP8859992A
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Katsuhiko Iizuka
勝彦 飯塚
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、RIE法やECR法によるドライエ
ッチング装置等の処理室に堆積した不要な堆積物を処理
ガスにより除去する半導体製造装置の清浄方法に関し、
不要な堆積物を短時間で除去し、処理室内を清浄にする
ことが可能な半導体製造装置の清浄方法の提供を目的と
する。 【構成】載置台4上に置いた被加工体をエッチングする
処理室1内に堆積した堆積物を処理ガスにより除去する
半導体製造装置の清浄方法において、処理ガスから載置
台4を保護するために載置台4上に保護体21を置き、
かつ保護体21の温度を0℃以下に保持した状態で、処
理室1内に導入し、活性化した処理ガスにより堆積物を
除去することを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術 ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例(図1〜図4) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置の清浄
方法に関し、更に詳しく言えば、RIE法やECR法に
よるドライエッチング装置等の処理室に堆積した不要な
堆積物を処理ガスにより除去する半導体製造装置の清浄
方法に関する。
【0003】
【従来の技術】近年の微細加工技術においては、寸法制
御性の高い異方性加工ができる反応性イオンエッチング
(RIE)法や電子サイクロトロン共鳴(ECR)法に
よるドライエッチングが主流となっている。
【0004】しかし、これらの方法は反応性ガスに堆積
性のガスを混合させたり、反応性ガスが被エッチング体
と反応して生成した反応生成物を再付着させたりするこ
とによって異方性形状を得ているために、基体上だけで
なく、処理室内の至るところに堆積物が生じる。該堆積
物は剥離して被加工体を再現性良く加工することを妨げ
たり、プラズマ発光モニタ用の窓を曇らせたりする。
【0005】そこで、不必要な部分に堆積した堆積物を
除去することが必要となっている。従来試みられている
堆積物の除去には、O2 ガスやフッ素を含むガスを用い
たドライクリーニング法がある。しかし、O2 ガスだけ
ではSiO2 などの無機物は除去できず、また有機物の
除去速度も遅い。一方、フッ素を含むガスだけでは有機
物やSiO2 などの無機物の除去速度が遅い。そこで、
2 ガスとフッ素を含むガスの混合ガスが用いられ、更
に、除去速度を上げることが試みられている。その方法
としては以下の方法がある。即ち、 清浄にすべき処理室とは別にCF4 ガスとO2 ガスと
の混合ガスのプラズマを発生させる活性化室を設け、そ
こで生成された中性活性種を圧力差によって清浄にすべ
き処理室に導入して、該処理室に堆積した不要な堆積物
を除去する方法(特公昭60-238474 ,特公昭62-40728) 清浄にすべき処理室内で、40%以下の混合率を有す
るO2 ガスとSF6 ガスの混合ガスをプラズマ放電によ
って励起させ、該処理室に堆積した不要な堆積物を除去
する方法(特公昭64-64326,特公平1-136970,特公平1-
171227,特公平2-129371,特公平2-156634) 清浄にすべき処理室内で、NF3 ガス又はその他のフ
ッ素を含むガスと水蒸気との混合ガスをプラズマ放電に
よって励起させ、該処理室に堆積した不要な堆積物を除
去する方法(特公平2-94522 ) がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法はそれぞれ次のような問題点を有している。即ち、 プラズマで生成されたイオンと中性活性種のうち圧力
差によって中性活性種のみを引き出して反応生成物を除
去する速度が非常に遅いため、堆積物の除去に長時間を
要する。また、中性活性種のみで反応生成物を速やかに
除去するには、内壁を300℃以上に高める必要があ
る。しかし、真空を保つために使われているOリングの
耐熱性が150℃であるため、300℃の加熱は実施可
能である。
【0007】処理ガスの活性化を行うための電極面及
びウエハが置かれるステージ面に垂直な方向に対しては
除去速度は速くなるものの、電極面及びステージ面に平
行な方向(例えば処理室の内壁面に垂直な方向)に対し
ては除去速度の遅いままなので、処理室の内壁面に多く
付着する堆積物の除去には長時間を要する。
【0008】水蒸気中の水素がNF3 ガスやフッ素を
含むガスのフッ素と反応してHFを形成して排気される
ため、堆積物を除去すべきフッ素の量が減ってしまい、
かえって水蒸気を混合しない場合よりも除去速度が低下
する。
【0009】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、RIE法やECR法によるド
ライエッチングの行われた処理室内壁に堆積した不要な
堆積物を短時間で除去し、処理室内を清浄にすることが
可能な半導体製造装置の清浄方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、処
理室内の載置台上に置いた保護体、例えばシリコンウエ
ハの温度を0℃以下に保持した状態で、処理室内に導入
し、プラズマ放電によって活性化された処理ガス、例え
ばCF4 ガス,SF6 ガス,NF3 ガス及びCl2 ガス
のうち少なくとも1つを含むハロゲン系ガスを用いて堆
積物を除去することによって達成され、第2に、第1の
発明の処理ガスに酸素を含むガス,窒素を含むガス及び
希ガスのうち少なくとも1つを含むガスを添加したガス
を用いて堆積物を除去することによって達成され、ま
た、シリコンウエハを冷却しない場合は、第3に、処理
ガスとして希ガスとフッ素を含むガスとの混合ガス,窒
素を含むガスとフッ素を含むガスとの混合ガスを用いて
堆積物を除去することによって達成され、第4に、処理
室内に導入し、活性化した処理ガスとして、40%以
上,60%未満の混合比率の酸素を含むガスとフッ素を
含むガスとの混合ガスを用いて堆積物を除去することに
よって達成され、更に、第5に、載置台保護のためのシ
リコンウエハの有無に係わらず処理ガスとして希ガスと
フッ素を含むガスとの混合ガスを用いて堆積物を除去す
ることによって達成される。
【0011】なお、上記の希ガスはHeガス及びArガ
スのうち少なくとも1つを含むガスであり、酸素を含む
ガスは例えばO2 ガス及びO3 ガスのうち少なくとも1
つを含むガスであり、フッ素を含むガスは例えばCF4
ガス,SF6 ガス及びNF3ガスのうち少なくとも1つ
を含むガスである。
【0012】
【作 用】本願発明者の調査によれば、処理室の内壁面
に垂直な方向に対して除去速度が遅くなる原因は、生成
されたフッ素イオンやフッ素ラジカルが載置台を保護す
るために載置台上に置かれたシリコンウエハのエッチン
グに消費され、堆積物の除去に有効に消費されなかった
ためである。従って、保護のためのシリコンウエハのエ
ッチングに消費されるフッ素イオンやフッ素ラジカルを
低減することが必要である。
【0013】本願発明者は、シリコンウエハとの反応を
制御する第1の方法として、シリコンウエハの温度を下
げる方法を考え、載置台上に載置された保護のためのシ
リコンウエハの温度に対する、処理室の内壁及び載置台
上の堆積物の除去速度(エッチレート)の関係を調査し
た。なお、処理ガスとしてCF4 ガスとO2 ガスとの混
合ガスを用い、堆積物のうち無機物の代表としてSiO
2 膜を、有機物の代表としてレジスト膜を用いて実験を
行った。堆積物としての試料は、4か所、即ち、図4の
RIE装置の処理室内壁に3つ(A,B,C),載置台
上のシリコンウエハの上に1つ(D)設置した。処理室
内壁の3つは載置台の方に近いところからA,B,Cと
している。
【0014】結果は、SiO2 膜の場合、図1(a)に
示すように、シリコンウエハの温度が低くなるほど処理
室の内壁での除去速度は大きくなり、一方載置台上での
除去速度は小さくなった。そして、0℃付近で除去速度
が逆転した。また、レジスト膜の場合、図1(b)に示
すように、SiO2 膜の場合のように逆転するまでには
至らなかったが、同じ様な傾向を示した。そして、0℃
付近で載置台上でのSiO2 膜の除去速度と同程度にな
った。
【0015】更に、シリコンウエハとの反応を制御する
第2の方法として、フッ素イオンやフッ素ラジカルに対
してシリコンよりもエッチングされにくいシリコン窒化
膜やシリコン酸化膜でシリコンウエハの表面を被覆する
方法が考えられる。即ち、 処理ガスに窒素ガスを含ませ、プラズマ放電により活
性化してシリコンウエハの表面を曝してシリコンウエハ
を窒化し、シリコン窒化膜を形成することにより、フッ
素イオンやフッ素ラジカルの消費を低減して、処理室の
内壁の堆積物の除去速度を高め得ることが実験により確
かめられた。
【0016】酸素を含ませた処理ガス、O2 ガスの混
合比率が40%以上60%以下となるO2 ガスとCF4
ガスとの混合ガス、又はO2 ガスの混合比率が40%以
上60%未満のO2 ガスとSF6 ガスとの混合ガスをプ
ラズマ放電により活性化し、シリコンウエハの表面を曝
して酸化し、シリコン酸化膜を形成することにより、フ
ッ素イオンやフッ素ラジカルの消費を低減して、処理室
の内壁の堆積物の除去速度を高め得ることが、図2
(a),(b)、又は図3に示すように、実験により確
かめられた。このとき、O2 の混合比率は40%を下回
ると、シリコンウエハの酸化が不十分となり、処理室の
内壁の堆積物(SiO2 膜又はレジスト膜)の除去速度
が遅いままとなる。また、O2 ガスの混合比率が60%
以上であると、フッ素の量が相対的に減少することから
フッ素イオンやフッ素ラジカルの生成が低下し、処理室
の内壁の堆積物の除去速度が遅くなってしまう。更に、
2 ガスの混合比率が60%以上であると、反応生成物
までも酸化してしまい、除去しにくくなる。そして、反
応生成物の酸化物は塵になるので、好ましくない。な
お、O2 ガスの混合比率が40%以上60%未満となる
2 ガスとNF3 ガスとの混合ガスの場合にも同様な結
果が得られた。
【0017】また、フッ素イオンやフッ素ラジカルの消
費を防ぐだけでなく逆にフッ素イオンやフッ素ラジカル
の量を積極的に増やすことも考えられる。即ち、反応ガ
スに希ガスを加えてプラズマの発生効率を高め、フッ素
イオンやフッ素ラジカルを増やすことにより、シリコン
ウエハの有無に係わらず、処理室の内壁の堆積物の除去
速度を高め得ることが実験により確かめられた。希ガス
としてはHeガスが好ましい。これは、Heガスはプラ
ズマ放電によって励起されやすいためである。
【0018】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図5は実施例の半導体装置の製造方法
に用いられる平行平板型RIE装置の構成図である。
【0019】図4において、1は処理ガスを導入し、プ
ラズマ放電により活性化することにより被加工体のエッ
チングを行う減圧可能なチャンバ(処理室)、2は処理
室1内に処理ガスを導入するためのガス導入口、3は処
理室1内を減圧するため、及び処理済のガス等を排気す
るため、不図示の排気装置と接続されている排気口であ
る。
【0020】また、4はエッチングのとき被加工体を載
置し、かつ堆積物を除去する際シリコンウエハ21によ
り保護される、処理室1内に設けられた載置台で、ウエ
ハ保持手段として静電チャック5が内蔵されている。シ
リコンウエハ21の温度は、シリコンウエハ21と載置
台4との間に流したHeガスの圧力と載置台4内部に循
環する冷却水(この場合、フロリナート(商品名)を用
いている)の温度とにより制御する。これにより、シリ
コンウエハ21の温度は載置台4の温度とほぼ同じにな
る。また、載置台4はプラズマ放電を行うための上部電
極7bと接続され、上部電極7bは高周波電源8と接続
されている。 6は静電チャック5と接続された直流電
源、7aは上部電極7bと接続された載置台4と対向す
る下部電極で、接地されている。9はプラズマ発光を観
察する石英窓、10は石英窓9に接続された終点検出
器、11はレコーダーである。
【0021】A〜Dは処理室1内の堆積物の除去速度を
知るモニタとして、処理室1内に設置した堆積物として
の試料で、処理室1内の4か所、即ち、載置台4面に平
行な方向(例えば処理室1の内壁面に垂直な方向)に面
する処理室1の内壁に3つ(A,B,C),載置台4上
のシリコンウエハ21の上に1つ(D)設置されてい
る。なお、処理室1内壁の3つは載置台4の方に近い方
からA,B,Cとしている。また、試料A〜D上には堆
積物としてのSiO2 膜及びレジスト膜が形成されてい
る。
【0022】このようなRIE装置を用いて、本発明の
実施例の種々の処理ガスを用いて堆積物の除去を行う方
法について説明する。そして、堆積物としての試料A〜
D上のSiO2 膜或いはレジスト膜のエッチレートを調
査することにより、結果を評価した。
【0023】 (A)シリコンウエハの温度を0℃とする場合 (1)第1の実施例 載置台4上のシリコンウエハ21を温度0℃に保持した
状態で、処理ガスとしてCF4 ガス(流量は80SCC
M)を導入し、処理室1内の圧力を0.13Torrに
保持する。次いで、高周波パワー(以下RFパワーとい
う)500W(RFパワー密度1.1W/cm2 )を上
部電極7b及び下部電極7a間に印加してプラズマを発
生させ、所定の時間保持して、処理室1内壁及びシリコ
ンウエハ21上に設置された試料A〜Dに形成された堆
積物を除去する。
【0024】4箇所に置いた試料A〜D上のSiO2
及びレジスト膜のエッチレートを図1(a),(b)及
び図2に示す。更に、載置台4の温度を任意に変えて同
様にエッチングを行った結果についても図1(a),
(b)及び図2にまとめた。
【0025】その結果、SiO2 膜の場合、図1(a)
に示すように、シリコンウエハ21の温度が低くなるほ
ど処理室1の内壁での除去速度は大きくなり、一方載置
台4上での除去速度は小さくなった。そして、0℃付近
で除去速度が逆転した。また、レジスト膜の場合、図1
(b)に示すように、SiO2 膜の場合のように逆転す
るまでには到らなかったが、同じ様な傾向を示した。そ
して、0℃付近で載置台4上でのSiO2 膜の除去速度
と同程度になった。
【0026】次に、載置台4の温度を0℃とした前記の
条件と載置台4の温度を80℃とした前記の条件で、実
際に処理室1内に付着した堆積物の除去を行い、堆積物
の除去に要する時間をそれぞれ求めた。なお、堆積物を
付着させた条件は同じで、膜厚は1.5μmである。
【0027】その結果、載置台4の温度を0℃とした場
合は約50分であるのに対して、載置台4の温度を80
℃とした場合は10時間以上を要し、載置台4の温度を
低温にした効果が大きい。
【0028】(2)第2の実施例 処理ガスとしてSF6 ガス(流量は80SCCM)を用
い、実施例1と同様にして4箇所に置いた試料A〜Dの
SiO2 膜及びレジスト膜のエッチレートを求めた。
【0029】その結果、各エッチレートの値は、CF4
ガスのときよりも遅くなったが、載置台4温度に対する
傾向は同様になり、載置台4の温度を0℃以下にするこ
とによって処理室1内壁のエッチング速度は速くなるこ
とが確認された。
【0030】次に、載置台4の温度を0℃とした前記の
条件と載置台4の温度を80℃とした前記の条件で、実
際に処理室1内に付着した堆積物の除去を行い、堆積物
の除去に要する時間をそれぞれ求めた。なお、堆積物を
付着させた条件は同じで、膜厚は1.5μmである。
【0031】その結果、載置台4の温度を0℃とした場
合は約25分であるのに対し、載置台4の温度を80℃
とした場合は約7.5時間を要し、載置台4の温度を低
温にした効果が大きい。
【0032】こうした結果は、反応ガスにNF3 ガスや
Cl2 ガスを用いた場合にも得られた。例えば、NF3
ガスを用いた場合であって、載置台4の温度を0℃とし
た場合は約18分であるのに対し、載置台4の温度を8
0℃とした場合は約5.3時間を要した。更に、Cl2
ガスを用いた場合、載置台4の温度を0℃とした場合は
約50分であるのに対し、載置台4の温度を80℃とし
た場合は、10時間以上を要した。いずれの場合も、載
置台4の温度を低温にした効果が大きい。
【0033】(3)第3の実施例 反応ガスとしてCF4 ガス(流量は70SCCM)とO
2 ガス(流量は10SCCM)との混合ガスを用い、他
の条件は実施例1の場合と同様とした。
【0034】その結果、各エッチレートの値は実施例1
のときよりも速くなったが、載置台4の温度に対する傾
向は同様となり、載置台4の温度を0℃以下にすること
により処理室1内壁のエッチング速度は速くなることが
確認された。
【0035】次に、載置台4の温度を0℃とした前記の
条件と載置台4の温度を80℃とした前記の条件で、実
際に処理室1内に付着した堆積物の除去を行い、堆積物
の除去に要する時間をそれぞれ求めた。
【0036】その結果、載置台4の温度を0℃とした場
合は約40分であるのに対し、載置台4の温度を80℃
とした場合は10時間以上を要し、載置台4の温度を低
温にした効果が大きい。
【0037】(4)第4の実施例 処理ガスとしてSF6 ガス(流量は70SCCM)とO
2 ガス(流量は10SCCM)との混合ガスを用い、他
の条件は実施例1の場合と同様とした。
【0038】その結果、各エッチレートの値は実施例2
のときよりも、速くなったが、該載置台4の温度に対す
る傾向は同様となり、該載置台4の温度を0℃以下にす
ることによって処理室1内壁のエッチング速度は速くな
ることが確認された。
【0039】次に、載置台4の温度を0℃とした前記の
条件と載置台4の温度を80℃とした前記の条件で、実
際に処理室1内に付着した堆積物の除去を行い、堆積物
の除去に要する時間をそれぞれ求めた。
【0040】その結果、載置台4の温度を0℃とした場
合は約37分であるのに対し、載置台4の温度を80℃
とした場合は10時間以上を要し、載置台4の温度を低
温にした効果が大きい。
【0041】こうした結果は、フッ素を含むガスとして
NF3 ガス又はCl2 ガスを用いた場合にも得られた。
また、NF3 ガスとO2 ガスの混合ガスを用いた場合、
載置台4の温度を0℃としたときは約26分であったの
に対し、載置台4の温度を80℃としたときは約7.6
時間を要した。更に、Cl2 ガスとO2 ガスの混合ガス
を用いた場合、載置台4の温度を0℃としたときは約
1.2時間であるのに対し、載置台4の温度を80℃と
したときは10時間以上を要した。いずれの場合も、載
置台4の温度を低温にした効果が大きい。
【0042】また、O2 ガスの代わりにO3 ガスを用い
た場合の結果もO2 ガスを用いた場合とほとんど変わら
なかった。 (5)第5の実施例 処理ガスとしてCF4 ガス(流量は70SCCM)とN
2 ガス(流量は10SCCM)との混合ガスを用い、他
の条件は実施例1の場合と同様とした。
【0043】その結果、各エッチレートの値は実施例1
のときよりも、速くなったが、載置台4の温度に対する
傾向は同様となり、載置台4の温度を0℃以下にするこ
とによって処理室1内壁のエッチング速度は速くなるこ
とが確認された。
【0044】次に、載置台4の温度を0℃とした前記の
条件と載置台4の温度を80℃とした前記の条件で、実
際に処理室1内に付着した堆積物の除去を行い、堆積物
の除去に要する時間をそれぞれ求めた。その結果、載置
台4の温度を0℃とした場合は約45分を要したのに対
し、載置台4の温度を80℃とした場合は約6.8時間
を要し、載置台4の温度を低温にした効果が大きい。ま
た、載置台4の温度を80℃とした場合でも、N2 ガス
を添加しない第1の実施例の場合と比較して短縮され
た。これは、フッ素イオンやフッ素ラジカルに対してシ
リコンよりもエッチングされにくいシリコン窒化膜でシ
リコンウエハの表面が被覆されたためだと考えられる。
【0045】こうした結果は、処理ガスとしてSF6
スやNF3 ガスやCl2 ガスにN2ガスを混合したガス
を用いた場合にも得られた。例えば、SF6 ガスとN2
ガスとの混合ガスを用いた場合であって、載置台4の温
度を0℃としたときは約45分であるのに対し、載置台
4の温度を80℃としたときは約9時間を要した。ま
た、NF3 ガスとN2 ガスとの混合ガスを用いた場合、
載置台4の温度を0℃としたときは約29分を要したの
に対し、載置台4の温度を80℃としたときは約4.8
時間を要した。更に、Cl2 ガスとN2 ガスとの混合ガ
スを用いた場合であって、載置台4の温度を0℃とした
ときは約1.4時間を要したのに対し、載置台4の温度
を80℃とした場合は約9.9時間を要した。いずれの
場合も、載置台4の温度を低温にした効果が大きく、か
つ載置台4の温度を80℃とした場合でも、N2 ガスを
添加しない第2の実施例の場合と比較して除去速度が短
縮された。
【0046】また、N2 ガスの代わりにN2 Oガスを用
いた場合も、N2 ガスを用いた場合とほとんど変わらな
かった。更に、これらの処理ガスにO2 ガス(流量は1
0SCCM)を混合した場合はそれぞれの結果と同等或
いは若干短い時間となった。
【0047】(6)第6の実施例 処理ガスとしてCF4 ガス(流量は70SCCM)とH
eガス(流量は10SCCM)との混合ガスを用い、他
の条件は実施例1の場合と同様とした。
【0048】その結果、各エッチレートの値は実施例1
のときよりも、速くなったが、載置台4の温度に対する
傾向は同様となり、載置台4の温度を0℃以下にするこ
とによって処理室1内壁のエッチング速度は速くなるこ
とが確認された。
【0049】次に、載置台4の温度を0℃とした前記の
条件と載置台4の温度を80℃とした前記の条件で、実
際に処理室1内に付着した堆積物の除去を行い、堆積物
の除去に要する時間をそれぞれ求めた。
【0050】その結果、載置台4の温度を0℃とした場
合は約45分であるのに対し、載置台4の温度を80℃
とした場合は約6.8時間を要し、載置台4の温度を低
温にした効果が大きい。これは、シリコンウエハ21の
温度の低下に伴い、シリコンウエハ21との反応が抑制
され、フッ素イオンやフッ素ラジカルの消費が低減した
ためだと考えられる。また、載置台4の温度を80℃と
した場合でも、Heガスを添加しない第1の実施例の場
合と比較して短縮された。
【0051】こうした結果は、処理ガスとしてSF6
ス,NF3 ガス又はCl2 ガスにHeガスを混合したガ
スを用いた場合にも得られた。例えば、SF6 ガスとH
eガスとの混合ガスを用いた場合であって、載置台4の
温度を0℃としたときは45分を要したのに対し、載置
台4の温度を80℃としたときは約9時間を要した。ま
た、NF3 ガスとHeガスとの混合ガスを用いた場合、
載置台4の温度を0℃としたときは約29分であるのに
対し、載置台4の温度を80℃としたときは約4.8時
間を要した。更に、Cl2 ガスとHeガスとの混合ガス
を用いた場合であって、載置台4の温度を0℃としたと
きは約1.4時間を要したのに対し、載置台4の温度を
80℃としたときは約9.9時間を要した。いずれの場
合も、載置台4の温度を低温にした効果が大きく、かつ
載置台4の温度を80℃とした場合でも、Heガスを添
加しない第2の実施例の場合と比較して除去速度が短縮
された。
【0052】また、Heガスの代わりにArガスを用い
てもHeガスの場合の結果より若干処理時間は長くなっ
たが、その傾向は殆ど変わらなかった。更に、これらの
処理ガスにO2 ガス(流量は10SCCM)又はN2
ス(流量は10SCCM)を混合した場合にはそれぞれ
の結果と同等或いは若干短い時間となった。
【0053】 (B)シリコンウエハの温度を80℃とする場合 (7)第7の実施例 載置台4上のシリコンウエハ21を温度80℃に保持し
た状態で、処理ガスとしてCF4 ガスとO2 ガスとの混
合ガスを導入し、処理室1内の圧力を0.13Torr
に保持する。次いで、高周波パワー(以下RFパワーと
いう)500W(RFパワー密度1.1W/cm2 )を
上部電極7b及び下部電極7a間に印加してプラズマを
発生させて、所定の時間保持し、処理室1内壁及びシリ
コンウエハ21上に設置された試料A〜Dに形成された
堆積物を除去する。なお、O2 ガスの混合比率を任意に
変える。
【0054】結果として、混合比率に対するそれぞれの
試料A〜Dに形成された堆積物のエッチレートを図2
(a),(b)にまとめた。この結果、O2 ガスの混合
比率を40%以上にすることによって、処理室1内壁に
対向する方向のSiO2 膜のエッチレートの値は実施例
1や実施例3のときよりも速くなった。一方、載置台4
上のSiO2 膜のエッチレートの値は実施例1や実施例
3のときと比べて低下したが、処理室1内壁に対向する
方向のSiO2 のエッチレートよりは速いことから、こ
の点が堆積物の除去に律速となることはない。なお、上
記の実験において、O2 ガスの混合比率が60%以上で
は塵が生じ易くなり、好ましくない。
【0055】次に、処理ガスとしてCF4 ガス(流量は
40SCCM)とO2 ガス(流量は40SCCM)の混
合ガスを用いた前記の条件で、実際に処理室1内に付着
した堆積物の除去を行った。
【0056】その結果、堆積物の除去に13分を要し、
40%以上の混合比率でO2 ガスを添加することにより
第1の実施例と比較して大幅に短縮された。これは、フ
ッ素イオンやフッ素ラジカルに対してシリコンよりもエ
ッチングされにくいシリコン酸化膜でシリコンウエハの
表面が被覆され、フッ素イオンやフッ素ラジカルの消費
が抑制されたためだと考えられる。
【0057】なお、O2 ガスの混合比率は40%以上6
0%未満であることが好ましい。なぜなら、O2 ガスの
混合比率が40%を下回ると処理室1内壁に付着した堆
積物の除去速度の向上が見られなかったからである。一
方、O2 ガスの混合比率が60%以上では塵が生じ易く
なり、製品を処理した場合の歩留りを低下させる原因に
なるからである。
【0058】(8)第8の実施例 処理ガスとしてSF6 ガスとO2 ガスとの混合ガスを用
い、他の条件は実施例7の場合と同様とした。更に、O
2 ガスの混合比率を任意に変えて同様にエッチングを行
い、それぞれのエッチレートを図3にまとめた。
【0059】その結果、O2 ガスの混合比率をほぼ40
%以上にすることによって、処理室1内壁に対向する方
向のSiO2 膜のエッチレートの値は実施例2や実施例
4のようなSF6 ガス(流量は70SCCM)とO2
ス(流量は10SCCM)との混合ガスの場合よりも速
くなった。また、載置台4上のSiO2 膜のエッチレー
トの値は実施例2や実施例4の場合と比べて低下した
が、処理室1内壁に対向する方向のSiO2 膜のエッチ
レートよりは速いことから、この点が堆積物の除去に律
速となることはない。
【0060】次に、処理ガスとしてSF6 ガス(流量は
40SCCM)とO2 ガス(流量は40SCCM)の混
合ガスを用いた前記の条件で、実際に処理室1内に付着
した堆積物の除去を行った。その結果、堆積物の除去に
10分を要し、40%以上の混合比率でO2 ガスを添加
することにより第2の実施例と比較して大幅に短縮され
た。これは、フッ素イオンやフッ素ラジカルに対してシ
リコンよりもエッチングされにくいシリコン酸化膜でシ
リコンウエハの表面が被覆され、フッ素イオンやフッ素
ラジカルの消費が抑制されたためだと考えられる。
【0061】なお、O2 ガスの混合比率は40%以上6
0%未満が好ましい。なぜなら、O 2 ガスの混合比率が
40%を下回ると処理室1内壁に付着した堆積物の除去
速度の向上が見られなかったからである。一方、O2
スの混合比率が60%以上では塵が生じ易くなり、製品
を処理した場合の歩留りを低下させる原因になるからで
ある。
【0062】上記の結果は、処理ガスとしてNF3 ガス
又はCl2 ガスとO2 ガスとの混合ガスを用い、O2
スの混合比率を40%以上60%未満にした場合にも得
られた。例えば、NF3 ガスとO2 ガスとの混合ガスを
用いた場合で約9分であった。このときも上記と同じ理
由でO2 ガスの混合比率は40%以上60%未満が好ま
しい。また、Cl2 ガス(流量は40SCCM)とO2
ガス(流量は40SCCM)との混合ガスを用いた場合
で約1時間を要した。このときも上記と同様な理由でO
2 ガスの混合比率は40%以上60%未満が好ましい。
いずれの場合も、40%以上60%未満の混合比率でO
2 ガスを添加することにより第2の実施例と比較して除
去速度が大幅に短縮された。しかも、塵が生じないの
で、清浄さが一層増した。
【0063】また、O2 ガスの代わりにO3 ガスを用い
た場合の歩留りも、O2 ガスを用いた場合の歩留りと殆
ど変わらなかった。以上のように、本発明の第1〜第8
の実施例によれば、大気開放しないで処理室の清浄化を
行えるので、清浄化の作業を行う人の安全を確保できる
効果を有し、しかも清浄化に要する時間も大幅に短縮で
きるので、このような製造装置を半導体装置の製造にお
いて用いる場合、製造装置の稼働率向上に寄与するとこ
ろが大きい。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体製造装置
の清浄方法によれば、載置台の保護のためのシリコンウ
エハの温度を0℃以下に保持することにより、又は処理
ガスに酸素や窒素を含むガスを混入して該シリコンウエ
ハ表面にシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜を形成する
ことにより、シリコンウエハ表面でのフッ素イオン等の
消費を低減して処理室の内壁へのフッ素イオン等の供給
を促進し、堆積物の除去速度を上げることができる。又
は、処理ガスに希ガスを混入することによりフッ素を含
むガスのイオン化効率を高めてフッ素イオン等の供給を
促進し、堆積物の除去速度を上げることができる。
【0065】これにより、大気開放しないで処理室の清
浄化を行えるので、清浄化の作業を行う人の安全を確保
できる効果を有し、しかも清浄化に要する時間も大幅に
短縮できるので、このような製造装置を半導体装置の製
造において用いる場合、製造装置の稼働率向上に寄与す
るところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシリコンウエハ温度に対する
SiO2 膜及びレジスト膜のエッチレートについての比
較説明図である。
【図2】本発明の実施例のCF4 ガスを含む処理ガスの
2 ガスの混合比率に対するSiO2 膜及びレジスト膜
のエッチレートについての比較説明図である。
【図3】本発明の実施例のSF6 ガスを含む処理ガスの
2 ガスの混合比率に対するSiO2 膜及びレジスト膜
のエッチングレートについての比較説明図である。
【図4】本発明の実施例に係る平行平板型RIE装置に
ついて説明する構成図である。
【符号の説明】
1 チャンバ(処理室)、 2 ガス導入口、 3 排気口、 4 載置台、 5 静電チャック、 6 直流電源、 7a 上部電極、 7b 下部電極、 8 高周波電源、 9 石英窓、 10 終点検出器、 11 レコーダー、 21 シリコンウエハ(保護体)。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台上に置いた被加工体をエッチング
    する処理室内に堆積した堆積物を処理ガスにより除去す
    る半導体製造装置の清浄方法において、 前記処理ガスから前記載置台を保護するために該載置台
    上に保護体を置き、かつ該保護体の温度を0℃以下に保
    持した状態で、該処理室内に導入し、活性化した処理ガ
    スにより前記堆積物を除去することを特徴とする半導体
    製造装置の清浄方法。
  2. 【請求項2】 前記保護体はシリコンウエハであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体製造装置の清浄方
    法。
  3. 【請求項3】 前記処理ガスはハロゲン系ガスを含むガ
    スであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    半導体製造装置の清浄方法。
  4. 【請求項4】 前記ハロゲン系ガスはCF4 ガス,SF
    6 ガス,NF3 ガス及びCl2 ガスのうち少なくとも1
    つを含むガスであることを特徴とする請求項3記載の半
    導体製造装置の清浄方法。
  5. 【請求項5】 前記処理ガスは酸素を含むガス,窒素を
    含むガス及び希ガスのうち少なくとも1つを含むガスで
    あることを特徴とする請求項2〜請求項4のうちいずれ
    かに記載の半導体製造装置の清浄方法。
  6. 【請求項6】 前記酸素を含むガスはO2 ガス及びO3
    ガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを特徴
    とする請求項5記載の半導体製造装置の清浄方法。
  7. 【請求項7】 前記窒素を含むガスはN2 ガス及びN2
    Oガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを特
    徴とする請求項5又は請求項6記載の半導体製造装置の
    清浄方法。
  8. 【請求項8】 前記希ガスはHeガス及びArガスのう
    ち少なくとも1つを含むガスであることを特徴とする請
    求項5〜請求項7のうちいずれかに記載の半導体製造装
    置の清浄方法。
  9. 【請求項9】 載置台上に置いた被加工体をエッチング
    する処理室内に堆積した堆積物を処理ガスにより除去す
    る半導体製造装置の清浄方法において、 前記処理室内に導入し、活性化した希ガスとフッ素を含
    むガスとの混合ガスからなる処理ガスにより前記堆積物
    を除去することを特徴とする半導体製造装置の清浄方
    法。
  10. 【請求項10】 前記処理ガスから前記載置台を保護す
    るために前記載置台上にシリコンウエハからなる保護体
    を置くことを特徴とする請求項9記載の半導体製造装置
    の清浄方法。
  11. 【請求項11】 前記希ガスはHeガス及びArガスの
    うち少なくとも1つを含むガスであることを特徴とする
    請求項9又は請求項10記載の半導体製造装置の清浄方
    法。
  12. 【請求項12】 前記フッ素を含むガスはCF4 ガス,
    SF6 ガス及びNF 3 ガスのうち少なくとも1つを含む
    ガスであることを特徴とする請求項9〜請求項11のい
    ずれかに記載の半導体製造装置の清浄方法。
  13. 【請求項13】 前記処理ガスに、酸素を含むガス及び
    窒素を含むガスのうち少なくとも1つを含むガスを添加
    することを特徴とする請求項9〜請求項12記載の半導
    体製造装置の清浄方法。
  14. 【請求項14】 前記酸素を含むガスはO2 ガス及びO
    3 ガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを特
    徴とする請求項13に記載の半導体製造装置の清浄方
    法。
  15. 【請求項15】 前記窒素を含むガスはN2 ガス及びN
    2 Oガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを
    特徴とする請求項13又は請求項14のいずれかに記載
    の半導体製造装置の清浄方法。
  16. 【請求項16】 載置台上に置いた被加工体をエッチン
    グする処理室内に堆積した堆積物を処理ガスにより除去
    する半導体製造装置の清浄方法において、 前記処理ガスから前記載置台を保護するために該載置台
    上に保護体を置き、該処理室内に導入し、活性化した、
    窒素を含むガスとフッ素を含むガスとの混合ガスからな
    る処理ガスにより前記堆積物を除去することを特徴とす
    る半導体製造装置の清浄方法。
  17. 【請求項17】 前記保護体はシリコンウエハであるこ
    とを特徴とする請求項16記載の半導体製造装置の清浄
    方法。
  18. 【請求項18】 前記窒素を含むガスはN2 ガス及びN
    2 Oガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを
    特徴とする請求項16又は請求項17記載の半導体製造
    装置の清浄方法。
  19. 【請求項19】 前記フッ素を含むガスはCF4 ガス,
    SF6 ガス及びNF 3 ガスのうち少なくとも1つを含む
    ガスであることを特徴とする請求項16〜請求項18の
    いずれかに記載の半導体製造装置の清浄方法。
  20. 【請求項20】 前記処理ガスに酸素を含むガスを添加
    することを特徴とする請求項16〜請求項19記載の半
    導体製造装置の清浄方法。
  21. 【請求項21】 前記酸素を含むガスはO2 ガス及びO
    3 ガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを特
    徴とする請求項20に記載の半導体製造装置の清浄方
    法。
  22. 【請求項22】 載置台上に置いた被加工体をエッチン
    グする処理室内に付着した付着物を処理ガスにより除去
    する半導体製造装置の清浄方法において、 前記処理ガスから前記載置台を保護するために該載置台
    上に保護体を置き、該処理室内に導入し、活性化した、
    40%以上,60%未満の混合比率の酸素を含むガスと
    フッ素を含むガスとの混合ガスにより前記堆積物を除去
    することを特徴とする半導体製造装置の清浄方法。
  23. 【請求項23】 前記酸素を含むガスはO2 ガス及びO
    3 ガスのうち少なくとも1つを含むガスであることを特
    徴とする請求項22に記載の半導体製造装置の清浄方
    法。
  24. 【請求項24】 前記フッ素を含むガスはCF4 ガス,
    SF6 ガス及びNF 3 ガスのうちいずれか1つを含むガ
    スであることを特徴とする請求項22又は請求項23記
    載の半導体製造装置の清浄方法。
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