JPH05291161A - 縦型拡散装置 - Google Patents

縦型拡散装置

Info

Publication number
JPH05291161A
JPH05291161A JP9052592A JP9052592A JPH05291161A JP H05291161 A JPH05291161 A JP H05291161A JP 9052592 A JP9052592 A JP 9052592A JP 9052592 A JP9052592 A JP 9052592A JP H05291161 A JPH05291161 A JP H05291161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
inner tube
opening
main body
semiconductor wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9052592A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Hirota
実津男 広田
Katsuyuki Soeda
勝之 添田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9052592A priority Critical patent/JPH05291161A/ja
Publication of JPH05291161A publication Critical patent/JPH05291161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、半導体ウエハに酸化膜を均一な厚
さで形成することができるようにした縦型拡散装置を提
供することを目的とする。 【構成】中空状の本体11内に多数の半導体ウエハUを
軸方向に沿って所定間隔で離間させて収納し、上記本体
11の軸方向一端側からガスを導入し、他端側から排出
することで上記半導体ウエハに膜Uを形成する縦型拡散
装置において、上記本体11の軸方向他端側の外周面に
周方向に所定間隔で接続された複数の排気管17a〜1
7dと、各排気管に設けられた開閉制御弁18a〜18
dと、これら開閉制御弁を制御する開閉装置19とを具
備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体ウエハの表面に
たとえば酸化膜を形成するために用いられる縦型拡散装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造工程においては、半導体ウ
エハの表面に不純物を拡散し、たとえば酸化膜などの膜
を形成する工程があり、そのような成膜工程は縦型拡散
装置によって行われている。
【0003】図4に従来の縦型拡散装置を示す。同図中
1は装置本体としての石英などの耐熱性の材料によって
下端面が開放した円筒状のインナチュ−ブである。この
インナチュ−ブ1の上端面にはガス導入管2の一端が接
続されている。このガス導入管2は上記インナチュ−ブ
1の外周面に一体形成されていて、その他端はガス供給
源3に接続されている。このガス供給源3からは、後述
する半導体ウエハUの表面に酸化膜を形成するためのガ
スが供給されるようになっている。ガスの種類として
は、通常、酸素と窒素の混合ガスや酸素と水素の混合ガ
スなどが用いられる。
【0004】上記インナチュ−ブ1の下端開口から内部
へは、ボ−ト4が図示しないロボットなどによって挿入
される。このボ−ト4には保持部5が形成され、この保
持部5には多数枚の半導体ウエハUが上記インナチュ−
ブ1の軸方向に沿って所定間隔で離間した状態で保持さ
れている。また、インナチュ−ブ1の外周面下端部には
1本の排気管6の一端が接続されている。この排気管6
の他端は排気ポンプ7に接続されている。なお、図示し
ないがインナチュ−ブ1の外側はヒ−タを介してアウタ
チュ−ブによって覆われている。
【0005】したがって、インナチュ−ブ1内を上記ヒ
−タによって所定温度に加熱した状態でガス供給源3か
らのガスをインナチュ−ブ1内へ供給するとともに、排
気ポンプ7を作動させて上記ガスをインナチュ−ブ1の
上部から下部へ流せば、そのガスが半導体ウエハUの表
面で反応し、その表面に酸化膜を形成することができ
る。
【0006】ところで、このような従来の構成の縦型拡
散装置によると、インナチュ−ブ1の上端から供給され
たガスは、その下端部の外周面一側に設けられた排気管
6へと向かって流れる。つまり、ガスの流れは、矢印で
示すようにインナチュ−ブ1の径方向において排気管6
の設けられていない他側から排気管6が設けられた一側
へ向かう一方向の流れになってしまう。そして、上記ガ
スは各半導体ウエハUの表面で反応しながらその径方向
に沿って流れる。
【0007】そのため、半導体ウエハUの表面におい
て、反応の終りとなるインナチュ−ブ1の一側に対応す
る径方向一端側よりも、反応の始めとなる他側に対応す
る他端側の方が、半導体ウエハUの表面に酸化膜を形成
するためのガスの濃度(とくに酸素濃度)が高いため、
半導体ウエハUに形成される酸化膜の厚さも、ガスの濃
度に応じて不均一になるということがあった。とくに、
近年は半導体装置の集積度が高くなり、酸化膜の厚さも
薄くなってきているので、半導体ウエハUに形成される
酸化膜のばらつきをできるだけ小さくすることが要求さ
れるようになってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の縦
型拡散装置においては、半導体ウエハを収容した本体内
におけるガスの流れが一方向になってしまい、半導体ウ
エハの表面の径方向において作用するガスの濃度が均一
とらないから、半導体ウエハの表面に形成される酸化膜
の厚さにばらつきができるということがあった。
【0009】この発明は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、半導体ウエハの表面全
体にガスをの均一に作用させることができるようにし
て、上記半導体ウエハに形成される膜の厚さにばらつき
が生じることがないようにした縦型拡散装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、中空状の本体内に多数の半導体ウエハを
軸方向に沿って所定間隔で離間させて収納し、上記本体
の軸方向一端側からガスを導入し、他端側から排出する
ことで上記半導体ウエハに膜を形成する縦型拡散装置に
おいて、上記本体の軸方向他端側の外周面に周方向に所
定間隔で接続された複数の排気管と、各排気管に設けら
れた開閉制御弁と、これら開閉制御弁を開閉制御する制
御手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、開閉制御弁を開閉制御して
本体内に供給されたガスの流れ方向を制御することで、
半導体ウエハの表面においてガスを均一に反応させるこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図3を
参照して説明する。
【0013】図1において、同図中11は装置本体とし
ての石英などの耐熱性の材料によって下端面が開放した
円筒状に形成されたインナチュ−ブである。このインナ
チュ−ブ11の上端面の中央部分には所定の長さ寸法L
のガス導入口体12がほぼ垂直に接続されている。この
ガス導入口体12にはガス導入管13の一端が接続され
ている。このガス導入管13は上記インナチュ−ブ1の
外周面に下端方向に沿って接合され、その他端はガス供
給源14に接続されている。このガス供給源14から
は、後述する半導体ウエハUの表面に酸化膜を形成する
ためのガスが供給されるようになっている。ガスの種類
としては、通常、酸素と窒素の混合ガスや酸素と水素の
混合ガスなどが用いられる。
【0014】なお、上記ガス導入口体12の寸法Lは、
上記ガス導入管14の直径Dの5倍以上に設定されてい
る。それによって、上記ガス供給源14からインナチュ
−ブ11内に供給されるガスを、このインナチュ−ブ1
1内へほぼ垂直に流出させ、周方向に均一に分散させる
ことができるようになっている。
【0015】上記インナチュ−ブ1の下端開口から内部
へは、ボ−ト15が挿入される。このボ−ト15には保
持部16が形成され、この保持部16には多数枚の半導
体ウエハUが上記インナチュ−ブ11の軸方向に沿って
所定間隔で離間した状態で保持されている。また、イン
ナチュ−ブ11の外周面下端部には第1乃至第4の排気
管17a〜17dが周方向に90度間隔で接続されてい
る。これら排気管17a〜17dの中途部にはそれぞれ
第1乃至第4の開閉制御弁18a〜18dが設けられて
いる。これら開閉制御弁18a〜18dは制御装置19
によって後述するごとく開閉制御される。
【0016】上記第1乃至第4の排気管17a〜17d
の他端は集合管21に接続されている。この集合管21
には排気ポンプ22が接続されている。したがって、上
記ガス導入管13からインナチュ−ブ11内に供給され
たガスは、その下端部に接続された上記排気管17a〜
17dおよび集合管21を介して上記排気ポンプ22に
よって後述するごとく排気されるようになっている。な
お、図示しないがインナチュ−ブ11の外側はヒ−タを
介してアウタチュ−ブによって覆われている。
【0017】上記構成の縦型拡散装置において、半導体
ウエハUに酸化膜を形成する場合には、インナチュ−ブ
11内をヒ−タによって所定温度に加熱した状態で、制
御装置19を作動させる。それによって、第1乃至第4
の開閉制御弁18a〜18dは図3に示すように開閉制
御される。つまり、成膜時間をTとすると、第1乃至第
4の開閉制御弁18a〜18dは(T/4)の時間づ
つ、順次開放される。
【0018】上記制御装置19を作動させると同時に、
ガス供給源14からガス導入管13を通じてガスをイン
ナチュ−ブ11内へ供給し、また排気ポンプ22を作動
させる。ガス供給源14からのガスは、インナチュ−ブ
11の上端面に垂直に接続され、かつ所定の長さ寸法L
を有するガス導入口体12から上記インナチュ−ブ11
内へ流出する。そのため、ガスはボ−ト15の上部で乱
流を生じるものの、周方向において偏ることなくほぼ均
一に流入する。
【0019】このように、インナチュ−ブ11内へ流入
したガスは、まず、第1の開閉制御弁18aが開放して
いるときには、この第1の開閉弁18aが接続された第
1の排気管17aだけに吸引力が生じるから、図2に矢
印Aで示すように、インナチュ−ブ11(半導体ウエハ
U)の径方向において上記第1の排気管17aに向かっ
て流れる。(T/4)時間経過後、第1の開閉弁18a
が閉じ、第2の開閉弁18bが開放されると、第2の排
気管17bだけに吸引力が生じるから、ガスの流れは矢
印Aと直交する矢印B方向へと変わる。つぎに、第3の
開閉制御弁18cが開放されれば、ガスは矢印C方向に
沿って流れ、第4の開閉制御弁18dが開放されれば、
矢印D方向に沿って流れる。つまり、ガスは、その流れ
方向を順次90度づつ変えることになる。
【0020】このように、インナチュ−ブ11内に供給
されたガスの流れを経時的に変化させれば、半導体ウエ
ハUの表面において反応するガスの濃度を均一化するこ
とができるから、ガスとの反応によって形成される酸化
膜の厚さも半導体ウエハUの表面においてばらつきが生
じることなく、均一にできる。
【0021】なお、上記一実施例では半導体ウエハの表
面に酸化膜を形成する場合について説明したが、金属膜
など他の膜を形成する場合にもこの発明を適用できる。
また、インナチュ−ブには排気管を周方向に90度間隔
で4本接続したが、4本に限られず、2本以上であれ
ば、従来に比べて半導体ウエハの表面におけるガスの流
れを均一化することができる。さらに、ガス導入管をイ
ンナチュ−ブの上端に接続し、排気管を下部に接続した
が、下部からガスを供給し、上部から排出させる構成で
あってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、内部に半
導体ウエハが収納保持される中空状の本体の一端側から
ガスを供給し、他端側から排出することで、上記半導体
ウエハの表面に膜を形成する場合、上記本体の他端側
に、それぞれ開閉制御弁が設けられた複数の排気管を接
続し、上記開閉制御弁を開閉制御するようにした。
【0023】そのため、上記本体内におけるガスの流れ
方向を上記開閉制御弁の開閉制御によって変えること
で、半導体ウエハの表面全体にガスを均一に流すことが
できるから、上記半導体ウエハへの膜の形成を厚さにば
らつきが生じることなく均一に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す縦断面
図。
【図2】同じく横断面図図。
【図3】同じく各開閉制御弁の開閉制御のタイミングチ
ャ−ト。
【図4】従来の装置の縦断面図。
【符号の説明】 11…インナチュ−ブ(本体)、17a〜17d…排気
管、18d〜18d…開閉制御弁、19…制御装置、U
…半導体ウエハ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の本体内に多数の半導体ウエハを
    軸方向に沿って所定間隔で離間させて収納し、上記本体
    の軸方向一端側からガスを導入し、他端側から排出する
    ことで上記半導体ウエハに膜を形成する縦型拡散装置に
    おいて、上記本体の軸方向他端側の外周面に周方向に所
    定間隔で接続された複数の排気管と、各排気管に設けら
    れた開閉制御弁と、これら開閉制御弁を開閉制御する制
    御手段とを具備したことを特徴とする縦型拡散装置。
JP9052592A 1992-04-10 1992-04-10 縦型拡散装置 Pending JPH05291161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9052592A JPH05291161A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 縦型拡散装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9052592A JPH05291161A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 縦型拡散装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05291161A true JPH05291161A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14000852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9052592A Pending JPH05291161A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 縦型拡散装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05291161A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339846B1 (ko) * 1999-05-13 2002-06-07 윤종용 반도체소자 제조용 공정튜브

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339846B1 (ko) * 1999-05-13 2002-06-07 윤종용 반도체소자 제조용 공정튜브

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0336720A (ja) 熱加工炉及びその作動方法
JPH05291161A (ja) 縦型拡散装置
JPH0766130A (ja) 化学的気相成長(cvd)装置
JPS61290713A (ja) 処理装置
JP2502692B2 (ja) 拡散炉装置
US5860805A (en) Effluent-gas-scavenger system for process tube, minimizing back diffusion and atmospheric contamination
JPH09260363A (ja) 半導体製造装置
JPS60200531A (ja) 処理装置
JPH02174224A (ja) 熱処理装置
JP2635019B2 (ja) 半導体デバイスの製造装置
JPH03194924A (ja) 縦型処理装置
JPH0232531A (ja) 半導体製造装置
JPS5922114Y2 (ja) 熱処理装置
JPH02139919A (ja) 半導体装置の製造装置
JPH0783000B2 (ja) 処理装置
JPS60223115A (ja) 反応処理装置
JPH03169008A (ja) 気相成長装置
JPH0336721A (ja) 熱加工炉及びその作動方法
JPS62249423A (ja) 処理装置
JPH07193012A (ja) 気相成長用炉芯管
JPS635517A (ja) 拡散酸化炉
JPH06349760A (ja) 流体安定供給装置
JPS61241915A (ja) 処理装置
JPH03185719A (ja) 拡散炉
JPH0368770A (ja) 減圧化学気相成長装置