JPH0529104Y2 - - Google Patents

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JPH0529104Y2
JPH0529104Y2 JP4230887U JP4230887U JPH0529104Y2 JP H0529104 Y2 JPH0529104 Y2 JP H0529104Y2 JP 4230887 U JP4230887 U JP 4230887U JP 4230887 U JP4230887 U JP 4230887U JP H0529104 Y2 JPH0529104 Y2 JP H0529104Y2
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paint flow
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は表面に塗料が付いた塗付ローラにより
物体に塗料を塗付する塗付装置に関し、特に、溶
接棒のホルダ部先端(元端)に、該溶接棒の銘柄
表示のためのカラー塗料を塗付する塗付装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来は、例えば第3図に示すように、円周側面
をフエルト3で被覆した塗付ローラ2を、その回
転軸を垂直にして配置し、チエーン5で溶接棒6
を送つて、溶接棒6のホルダ部先端をフエルト3
の表面に当接させることにより、フエルト3表面
の塗料を該ホルダ部先端に塗付する。フエルト3
には傘ローラ1が当接しており、この傘ローラ1
が、塗付ローラ2の下方にある塗料容器4の塗料
をその表面に担持してフエルト3の表面に塗る。
この種の塗付を行なう塗付装置は、例えば実開
昭56−137771号公報に開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
周知の通り塗料は溶媒(例えばシンナ)に塗料
(例えばラツカエナメル)を混合したものであり、
従来の塗付装置(例えば第3図)では、フエルト
3表面のみならず、傘ローラ1の表面、および、
容器4の塗料液面より溶媒が蒸発する。溶媒の蒸
発は、塗料装置周りの作業環境を悪くし、かつ容
器4中の塗料の濃度変化をもたらす。塗料の濃度
変化は、溶接棒の塗りむらや色濃度のばらつきを
もたらす。したがつて従来は、作業環境を良好に
維持するために空気浄化容量が大きい設備を要
し、また、容器4中の塗料の濃度を一定に維持す
るための溶媒の補給、手作業による攪拌等が必要
で、塗付現場における作業が大変である。
本考案は、溶媒の蒸発が極く少く、しかも手作
業による攪拌を要しない塗付装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の塗付装置は、中空密閉の塗料容器;該
塗料容器の内部に延び該内部に連通する第1塗料
流路を有する回転軸と、該回転軸よりも径が大き
い円周側面、この円周側面に開いた塗料出口およ
び該塗料出口と第1塗料流路に連通した第2塗料
流路を有する塗付ローラと、この塗付ローラの前
記円周側面に当接した、塗料が浸透する可撓性部
材と、を含む回転体;および、前記塗料容器の中
の塗料を攪拌する攪拌手段;を備える。
〔作用〕
中空密閉の塗料容器中の塗料は、回転軸の第1
塗料流路に入り、そこから塗付ローラの第2塗料
流路に進みそして塗料出口、すなわち塗付ローラ
の円周側面に出る。該円周側面には可撓性部材が
ありそれに塗料が浸透し、可撓性部材の表面に塗
料が至り、ここで例えば溶接棒のホルダ先端に付
着する。塗料容器が密閉であるので、該容器より
外部への溶媒の蒸発は実質上なく、溶媒が蒸発す
るのは可撓性部材の表面からのみであり、したが
つて、塗付装置周りでの溶媒の蒸発が極く低減す
る。塗料は塗料容器中で攪拌手段で攪拌するの
で、手作業の攪拌は省略となり、また前述のよう
に塗料容器中の塗料よりの溶媒の蒸発が実質上な
いので、可撓性部材には定濃度の塗料が供給さ
れ、したがつて塗りむらや色濃度のばらつきを生
じない。
本考案の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。
〔実施例〕
第1図に本考案の一実施例の外観を示す。内部
の塗料量の目視確認を可能とするために透光材で
作られた蓋10で密閉された、同じく塗料量の目
視確認を可能とするために透光材で作られたカツ
プ状の塗料容器7中の塗料は、後述する如く、容
器外部に出ることなく塗付ローラ8の内部に供給
され、そしてフエルト9の表面まで浸透する。フ
エルト9の表面に溶接棒6のホルダ先端が接触す
ることにより、フエルト9の表面の塗料が該ホル
ダ先端に付着する。
第2図に塗料容器7等の縦断面拡大図を示す。
カツプ状の容器7の中心と蓋10の中央を回転軸
14aが貫通し、容器7の底板と回転軸14aと
の間はOリング17bで、また蓋10と回転軸1
4aとの間はOリング17aで、シールされてい
る。回転軸14aの下端部には塗付ローラ8が一
体に形成されており、この塗付ローラ8の円周側
面にリング状のフエルト9が固着されている。
回転軸14aは、その上端において外部に開
き、塗付ローラ8部で逆円錐状の底となつた内空
間を有する。該逆円錐状の底には、塗付ローラ1
9の中心から円周側面に貫通する複数個の第2塗
料流路19の一端が開いており、これらの第2塗
料流路19が、塗付ローラ8の円周側面にリング
状に形成された塗料出口20に連通している。
回転軸14aの上端部には、調整ねじ12の首
部の雄ねじ12bが螺合する雌ねじが形成されて
いる。調整ねじ12は、雄ねじ12bに連続す
る、回転軸14aの内空間の径よりも小さい径の
ニードルロツド12cを有する。このロツド12
cの円錐状の下端は、回転軸14a内の逆円錐状
の底に対向する。
回転軸14aの内空間は、容器7内部の下方
で、塗料取り入れ口18を介して、容器7の内空
間と連通している。塗料取り入れ口18の少し上
方において、回転軸14aとロツド12cの間に
介挿されたOリング17cが、回転軸14aの内
空間を上下に区分している。Oリング17cで区
分された下方の内空間が、塗料取り入れ口18と
第2塗料流路19とを連通とする第1塗料流路2
7である。
容器7内の塗料は、その内空間から、塗料取り
入れ口18を通つて第1塗料流路27に進み、次
に第2塗料流路19に進んで出口20に至り、そ
こでフエルト9に浸透してフエルト9の表面に浸
出する。
調整ねじ12の、容器蓋10の上部にあるつま
み12aをある方向に回転させると、調整ねじ1
2が下方に移動し、ロツド12cの下端が、第1
塗料流路27と第2塗料流路19が連続する空間
を小さくし、第1塗料流路27から第2塗料流路
19に供給される塗料流量が少くなる。ロツド1
2cが最下部に降下したとき、第2塗料流路19
と第1塗料流路27の間が遮断となる。すなわち
第1塗料流路27から第2塗料流路19に塗料が
供給されなくなる。
調整ねじ12を逆方向に回転させると、第2塗
料流路19と第1塗料流路27が連続する空間が
広がり、第1塗料流路27から第2塗料流路19
に供給される塗料流量が多くなる。
したがつて、調整ねじ12により、フエルト9
に供給する塗料量を調整し得るし、また、フエル
ト9への塗料の供給を遮断し得る。
塗料容器7の下底は、スラストベアリング21
と高さ調整座金22を介して、塗付ローラ8で支
持されている。
回転軸14aには、容器7の内部において、複
数個の攪拌羽根15が固着されている。
蓋10には、塗料注入口があり、この注入口を
シヤツタ蓋13が閉じている。蓋10にはまた、
溶媒を注入するパイプが、開閉弁を介して接続さ
れている。
塗付ローラ8の下部には、ねじ結合で軸体14
bが結合されており、この軸体14bにボールベ
アリング23を介して、裁頭円錐状のベアリング
治具24が結合されている。ベアリング23が介
挿されているので、軸体14bは治具24に対し
て回転し得る。軸体14の下端には、凹状の比較
的に深い溝が形成されており、チエーン5駆動系
に連結された駆動軸26の上端に、軸体14の下
端を収容しかつ軸体13の凹状の溝に進入する凸
状の突起が形成されている。
塗料容器7を第1図に示す態様で配置する塗付
現場には、治具24を受ける裁頭円錐状の穴と軸
体14bが貫通する穴を開けた固定軸受25、前
述の駆動軸26および容器7に固着された固定具
を受ける支持枠28が配設されている。
以上に説明した実施例においては、ボールベア
リング23および治具24を一体に固着した脚
部、これに結合した塗付ローラ8、これに一体の
回転軸14aおよび塗付ローラ8に乗つた塗料容
器7で、塗付装置が構成されている。
この塗付装置は、塗付現場においては第1図に
示すように駆動軸26、固定軸受25および支持
枠28に結合される。この結合状態で、駆動軸2
6がチエーン5の駆動系に連動してチエーン5の
移動速度と比例した回転速度で回転駆動され、軸
体14bを反時計方向(第1図)に回転駆動す
る。これにより塗付ローラ8(のフエルト9)
が、チエーン5の移動速度と実質上同じ周速度で
反時計方向に回転する。この回転により、容器7
内で攪拌羽根15が塗料を攪拌する。容器7の下
部の塗料が、塗料取り入れ口18から第1塗料流
路27に入り、次いで第2塗料流路19を経て出
口20に進み、そこでフエルト9に浸透する。フ
エルト9の表面には溶接棒6のホルダ先端が接触
して、フエルト9表面の塗料を持ち去る。フエル
ト9の表面の、塗料が少くなつた部位には、フエ
ルト9に浸透している塗料が補充される。調整ね
じ12による調整により、フエルト9の表面に、
次々に到来する溶接棒のホルダ先端に塗料を接触
塗付するには十分であるが、フエルト9表面から
滴下するには不十分な量の塗料が、容器7から塗
付ローラ8に供給される。このような塗付運転中
において、攪拌羽根15が連続して回転している
ので、容器7内の塗料は常時均一である。容器7
より外部へ溶媒が蒸発しないので塗料濃度は実質
上変化しない。
溶接棒の種類を変えるのでこれに対応して塗付
色も変えるときには、第1図に示すように塗付現
場に設置している塗付装置を持ち上げて、駆動軸
26、固定軸受25および支持枠28より外し、
予め所要色の塗料を収容している、別の塗付装置
を、駆動軸26、固定軸受25および支持枠28
の上方から降ろしてそれらに係合させる。すなわ
ち、塗付設備よりの塗付装置の取り外しはそれを
持ち上げるだけで行なわれ、塗付設備えの塗付装
置の装着は、これを塗付設備に乗せることにより
行なわれる。このように塗付装置の着脱は極く簡
単である。したがつて塗付色を迅速に変更し得
る。
塗付装置を不使用とするときには、調整ねじ1
2を締め込んで、ロツド12cで第2塗料流路1
9を閉じる。その後使用予定があるときには、容
器7の塗料を排出する必要はない。調整ねじ12
を締めておくだけで、容器7内の塗料は長期に渡
つて固化しない。
目詰りなどを除去するために塗付ローラ8をク
リーニングするときには、第2塗料流路19を調
整ねじ12で閉じて、軸体14bを塗付ローラ8
より外し、それからフエルト9を外して、フエル
ト9および第2塗料流路19を清掃する。
塗付ローラ8および容器7の塗料をすべて完全
に除去するときには、調整ねじ12を回転軸14
aから外して取り出し、ローラ8、フエルト9、
回転軸14a、攪拌羽根15および容器7を溶媒
で洗浄する。塗付装置の分解および組立は容易で
あるので、軸体14bを塗付ローラ8から外し、
調整ねじ12を回転軸14aから外し、蓋10を
容器7から外し、次いで攪拌羽根15を回転軸1
4aから外して、回転軸14aを容器7から抜き
出してもよい。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案の塗付装置は、塗料容器が密
閉であるので、該容器より外部への溶媒の蒸発は
実質上なく、溶媒が蒸発するのは可撓性部材の表
面からのみであり、したがつて、塗付装置周りで
の溶媒の蒸発が極く低減する。塗料は容器中で攪
拌するので、手作業の攪拌は省略となり、また容
器中で溶媒の蒸発が実質上ないので、可撓性部材
には定濃度の塗料が供給され、したがつて塗りむ
らや色濃度のばらつきを生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の外観を示す斜視図
である。第2図は第1図に示す塗料容器7等の縦
断面拡大図である。第3図は従来の塗付装置の1
つの概要を示す斜視図である。 1……傘ローラ、2……塗付ローラ、3……フ
エルト、4……塗料容器、5……チエーン、6…
…溶接棒、7……塗料容器(中空密閉の塗料容
器)、8……塗付ローラ(塗付ローラ)、9……フ
エルト(可撓性部材)、10……蓋、11……パ
イプ、12……調整ねじ(絞り手段)、13……
シヤツタ蓋、14a……回転軸(回転軸)、14
b……軸体、15……攪拌羽根(攪拌手段)、1
6……容器固定具、17a,17b,17c……
Oリング、18……塗料取り入れ口、19……第
2塗料流路(第2塗料流路)、20……出口(塗
料出口)、21……スラストベアリング、22…
…高さ調整座金、23……ボールベアリング、2
4……ベアリング治具、25……固定軸受、26
……駆動軸、27……第2塗料流路(第2塗料流
路)、28……支持枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中空密閉の塗料容器; 該塗料容器の内部に延び、該内部に連通する
    第1塗料流路を有する回転軸と、該回転軸より
    も径が大きい円周側面、この円周側面に開いた
    塗料出口および該塗料出口と第1塗料流路に連
    通した第2塗料流路を有する塗付ローラと、こ
    の塗付ローラの前記円周側面に当接した、塗料
    が浸透する可撓性部材と、を含む回転体;およ
    び、 前記塗料容器の中の塗料を攪拌する攪拌手
    段; を備える塗付装置。 (2) 攪拌手段は、回転軸に固着された攪拌羽根で
    ある前記実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    塗付装置。 (3) 回転体は、第1塗料流路と第2塗料流路の間
    の流路を絞る絞り手段を含む前記実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の塗付装置。 (4) 塗料容器は、蓋付きカツプ状の中空体であ
    り;回転軸は、塗料容器の底および蓋を貫通し
    た中空体であつてその中空空間が第1塗料流路
    であり、該中空空間に下方で第2塗料流路が連
    通し;絞り手段は、回転軸の上端において回転
    軸に螺合するねじと第1塗料流路と第2塗料流
    路の交鎖部を絞り開閉するロツドを有する絞り
    調整ねじである;前記実用新案登録請求の範囲
    第(3)項記載の塗付装置。 (5) 攪拌手段は、回転軸に固着された攪拌羽根で
    ある前記実用新案登録請求の範囲第(4)項記載の
    塗付装置。
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JPS63149274U JPS63149274U (ja) 1988-09-30
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