JPH05291043A - チップ型コイル - Google Patents

チップ型コイル

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Publication number
JPH05291043A
JPH05291043A JP12129992A JP12129992A JPH05291043A JP H05291043 A JPH05291043 A JP H05291043A JP 12129992 A JP12129992 A JP 12129992A JP 12129992 A JP12129992 A JP 12129992A JP H05291043 A JPH05291043 A JP H05291043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
coil
wire
sides
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP12129992A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Sawazaki
成一 澤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP12129992A priority Critical patent/JPH05291043A/ja
Publication of JPH05291043A publication Critical patent/JPH05291043A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップ型コイルにおけるコイルの巻き方向を
電気的に検出することができる。 【構成】 両端にフランジ12,13を設けたコア11
の外周にワイヤー14を多重巻きし、一方フランジ12
の端面に設けた両側の電極にワイヤー14の両端が接続
されている。両側の電極は途中に電極のない部分を設け
て二分割された分割電極17a,17bと18a,18
bに形成され、ワイヤー14のリード端末14a,14
bが一方の分割電極17a,18aに接続されている。
分割電極17a,17bと18a,18bは、リード端
末14a,14bを接続した一方分割電極17a,18
aが有効電極となり、他方分割電極17b,18bが方
向検出電極となり、従って両側の分割電極17a,18
a又は17b,18b間を測定することにより、コイル
の方向を電気的に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電源、チョーク回
路、信号回路等に組込み使用する高インダクタンスのチ
ップ型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】チップ型コイルは、図3(A),(B)
に示すように、フェライトコア1の外周で両端に設けた
フランジ2と3の間にワイヤー4を巻回してコイル5を
形成し、ワイヤー4の両端リード端末4a,4bを一方
フランジ2の端面で両側に設けた電極6,7に接続し、
コイル5の外周を絶縁テープ8で覆った構造になってい
る。図4は図3(A),(B)に示すチップ型コイルの
等価回路図を示す。
【0003】上記のようなチップ型コイルは、開磁路構
造になっているため、図3(A)の如く磁束aがコア1
の外部に出てしまう。
【0004】このため、回路基板への実装時において、
部品の方向が合ったり、コイル相互の間隔が狭い場合は
磁気結合を起こすおそれがあり、これを防ぐためコイル
の巻き方向を指定してユーザで実装配置規制することに
なっており、これを受けてコイル製造メーカでは、予め
テーピングキャリア方向とチップコイルの巻き方向を統
一して納入することが前提となっている。
【0005】しかし、チップ型コイルの現状製造下にお
いては、巻線加工時マシン側で方向性を決めて搬送して
も、その後の外装コーティング等の持ち換え加工のフロ
ーの中でごくまれに方向逆を生じたままテーピングされ
ることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、コイルの
方向性逆不良の製品が混在すると、実装時においてその
方向性を改めて判別しなければならないことになる。
【0007】しかし、チップ型コイルは外表面がコーテ
ィング被膜で覆われているため、数10μmφのワイヤ
ーの巻き方向や引出し口を顕微鏡で容易に判別すること
は現状下の構造では困難である。
【0008】また、コイルの方向性逆不良を検出するた
め、コアに方向性切り欠けや表示を付加したり、直流電
圧を印加してプラス,マイナス方向を検出する方法によ
る改善も考えられるが、フェライトコアは弱く欠けたり
電圧印加の検出感度の問題で誤判別を生じ、いまだ目的
レベルに至っていないのが現状である。
【0009】そこでこの発明は、コアに設ける電極の構
造を改善し、コイルの方向性逆不良を電気的に検出する
ことができ、方向性逆不良製品の混在を確実に防止する
ことができるチップ型コイルを提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、コアに設けた一方フランジの端
面で両側の位置に電極を設け、コアに巻回したワイヤー
の両端を対応する電極に接続したチップ型コイルにおい
て、前記フランジの端面に設けた両電極の各々を、途中
に電極のない部分を設けて分割電極に形成し、ワイヤー
の両端を各分割電極の一方電極に接続した構成を採用し
たものである。
【0011】
【作用】コアにおける一方フランジの両側に設けた電極
を各々分割電極に形成し、ワイヤーの両端を各分割電極
の一方電極に接続したので、両分割電極はワイヤーを接
続した一方電極が有効電極となり、ワイヤーを接続しな
い他方の電極が方向検出電極となり、両側の有効電極間
又は方向検出電極間を電気的に測定することにより、コ
イル巻き方向を検出することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1と
図2に基づいて説明する。
【0013】図1(A)と(B)のように、フェライト
コア11の外周で両端に設けたフランジ12と13の間
にワイヤー14を巻回してコイル15を形成し、ワイヤ
ー14の両端は一方フランジ12の端面で両側の位置に
設けた電極に各々接続されていると共に、コイル15の
外周は絶縁テープ16によって覆われている。
【0014】一方フランジ12の端面に設けた両側の電
極は、途中に電極のない部分を設けて二分割とし、各々
が分割電極17a,17bと18a,18bに形成さ
れ、ワイヤー14の両リード端末14a,14bは一方
の分割電極17a,18aに接続され、他方の分割電極
17b,18bに接触しない位置でカットされている。
なおこの実施例では分割電極を二分割のものとしている
が、三分割以上でもよい。
【0015】従って両側の分割電極17a,17bと1
8a,18bはリード端末14a,14bを接続する一
方の分割電極17a,18aが有効電極となり、またリ
ード端末14a,14bを接続しない他方の分割電極1
7b,18bは方向検出電極となる。
【0016】この発明のチップ型コイルは上記のような
構成であり、図2の等価回路で示すように、コイル15
の両リード端末14a,14bは一方の分割電極17
a,17bに接続されている。
【0017】上記のチップ型コイルにおいて、コイルの
巻き方向を判別するには、両側の分割電極17aと18
a間又は17bと18b間に測定器の測定端子を接触さ
せる。
【0018】有効電極となる一方分割電極17a,18
aに測定端子を接触させた場合は、図2に矢印(A)で
示すコイルの方向が検出でき、また方向検出電極となる
他方分割電極17b,18bに測定端子を接触させた場
合は同図矢印(B)で示すコイルの方向が検出できる。
【0019】これによってコイルの巻き方向を電気的に
検出でき、外装コーティング等の持ち換え加工フローの
中で生じた方向逆を生じたままテーピングされることが
ないようにすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、上記
のような構成であるので、以下に示す効果がある。
【0021】(I)コアに設ける両側の電極を各々二分
割して分割電極に形成し、ワイヤーの両端をそれぞれの
一方分割電極に接続したのでワイヤーを接続した一方分
割電極は有効電極となり、他方分割電極は方向検出電極
となり、これらの分割電極によってコイルの巻き方向を
電気的に検出することができ、巻き方向逆不良製品を事
前に除去できる。
【0022】(II)コイル巻き方向の顕微鏡外選が不要
となることで、顕微鏡の大量購入投資や外選労働費用を
削減できると共に測定が簡単に能率よく行え、チップ型
コイルの生産性向上に大幅に寄与することができる。
【0023】(III) 両側電極の分割電極化は、スパッタ
リングマスクの変更のみでよく、しかも他のコアやワイ
ヤーカット機、測定設備等は既存品がそのまま使用でき
るので、新たな設備投資は不要である。
【0024】(IV) 両側の電極を分割電極にしても、ユ
ーザでの実装半田付け後には、従来の電極と最終的に同
一となり、ユーザでの実装パターンランドの変更は不要
となり、従来水準の半田付けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明に係るチップ型コイルの一部
切欠正面図、(B)は同上における電極形状を示す底面
図。
【図2】同上の等価回路図。
【図3】(A)は従来のチップ型コイルの一部切欠正面
図、(B)は同上における電極形状を示す底面図。
【図4】同上の等価回路図。
【符号の説明】
11 コア 12,13 フランジ 14 ワイヤー 15 コア 17a,17b,18a,18b 分割電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに設けた一方フランジの端面で両側
    の位置に電極を設け、コアに巻回したワイヤーの両端を
    対応する電極に接続したチップ型コイルにおいて、前記
    フランジの端面に設けた両電極の各々を、途中に電極の
    ない部分を設けて分割電極に形成し、ワイヤーの両端を
    各分割電極の一方電極に接続したことを特徴とするチッ
    プ型コイル。
JP12129992A 1992-04-14 1992-04-14 チップ型コイル Pending JPH05291043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12129992A JPH05291043A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 チップ型コイル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12129992A JPH05291043A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 チップ型コイル

Publications (1)

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JPH05291043A true JPH05291043A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14807823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12129992A Pending JPH05291043A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 チップ型コイル

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