JPH05290765A - 平板型画像表示装置 - Google Patents
平板型画像表示装置Info
- Publication number
- JPH05290765A JPH05290765A JP8851892A JP8851892A JPH05290765A JP H05290765 A JPH05290765 A JP H05290765A JP 8851892 A JP8851892 A JP 8851892A JP 8851892 A JP8851892 A JP 8851892A JP H05290765 A JPH05290765 A JP H05290765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- layer
- electron beam
- glass
- moisture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はガラス内を流れるリ−ク電流が減少
し、エミッション、真空度等の低下の防止と共に、容器
割れの発生を防止する。 【構成】 平板型画像表示装置に於いて、前記蛍光面を
構成する表ガラス容器の表面に接着層、水分子透過抑制
層、機械的保護層を順次形成する。他の方法として一体
化した多層積層フィルム構造からなる耐湿保護膜を接着
する方法がある。この耐湿保護膜は接着層が変成ポリプ
ロピレン、又は変成ポリエチレン、水分子透過抑制層が
塩化ビニリデン、機械的保護層がポリエチレンテレタレ
−トの三層構造からなる。
し、エミッション、真空度等の低下の防止と共に、容器
割れの発生を防止する。 【構成】 平板型画像表示装置に於いて、前記蛍光面を
構成する表ガラス容器の表面に接着層、水分子透過抑制
層、機械的保護層を順次形成する。他の方法として一体
化した多層積層フィルム構造からなる耐湿保護膜を接着
する方法がある。この耐湿保護膜は接着層が変成ポリプ
ロピレン、又は変成ポリエチレン、水分子透過抑制層が
塩化ビニリデン、機械的保護層がポリエチレンテレタレ
−トの三層構造からなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は文字、画像等を表示する
平板型画像表示装置に関し、特に画像表示装置の性能改
善について述べたものである。
平板型画像表示装置に関し、特に画像表示装置の性能改
善について述べたものである。
【０００２】
【従来の技術】我々は、数年来、複数本の線状熱陰極か
ら電子ビ−ムを取り出し、電子ビ−ム制御電極により制
御された電子ビ−ムを蛍光体に衝突させて、文字、画像
等を表示できる平板型画像表示装置を提案してきた。以
下に従来の平板型画像表示装置について説明する。図３
は従来の平板型画像表示装置の構成を示すものである。
図３に於いて、３２イ〜３２ニは表示装置の電子源とな
る複数本の線状熱陰極である。３１は電子ビ−ムＢを前
面方向に向ける役目をする背面電極である。３３は前記
線状熱陰極３２イ〜３２ニより電子を取り出す為の電子
ビ−ム取り出し電極である。電極３３には電子ビ−ムＢ
が通過する為の貫通孔３３ａが設けてある。３４はビデ
オ信号を印加する為の信号電極である。それは複数本の
制御電極３４イから構成され、電子ビ−ムＢが通過する
為の貫通孔３４ａが設けてある。３５及び３６は電子ビ
−ムＢを水平及び垂直方向に集束する為の第１集束電極
及び第２集束電極である。これらの電極３５、３６には
電子ビ−ムＢを通過させる為の貫通孔３５ａ及び３６ａ
が設けてある。３７は電子ビ−ムを画面の左右方向に偏
向する為の水平偏向電極である。それは１組の櫛形電極
３７イ及び３７ロより構成される。これらの櫛形電極３
７イ及び３７ロの電極は相互の電極によって電子ビ−ム
Ｂが通過する為のスロット３７ａを構成している。３８
は電子ビ−ムを画面の上下方向に偏向する為の垂直偏向
電極である。それは１組の櫛形電極３８イ及び３８ロよ
り構成される。この櫛形電極３８イ及び３８ロは相互の
電極によって電子ビ−ムＢが通過する為のスロット３８
ａを構成している。３０は表ガラス容器である。その容
器の内面には、赤、緑、青の三色蛍光体層と、その間に
設けたブラックストライプ層とそれらの後方に設けたメ
タルバック層からなるスクリ−ンが構成されている。３
９は裏容器となる金属板である。それは前記表ガラス容
器３０とにより真空容器を構成している。
ら電子ビ−ムを取り出し、電子ビ−ム制御電極により制
御された電子ビ−ムを蛍光体に衝突させて、文字、画像
等を表示できる平板型画像表示装置を提案してきた。以
下に従来の平板型画像表示装置について説明する。図３
は従来の平板型画像表示装置の構成を示すものである。
図３に於いて、３２イ〜３２ニは表示装置の電子源とな
る複数本の線状熱陰極である。３１は電子ビ−ムＢを前
面方向に向ける役目をする背面電極である。３３は前記
線状熱陰極３２イ〜３２ニより電子を取り出す為の電子
ビ−ム取り出し電極である。電極３３には電子ビ−ムＢ
が通過する為の貫通孔３３ａが設けてある。３４はビデ
オ信号を印加する為の信号電極である。それは複数本の
制御電極３４イから構成され、電子ビ−ムＢが通過する
為の貫通孔３４ａが設けてある。３５及び３６は電子ビ
−ムＢを水平及び垂直方向に集束する為の第１集束電極
及び第２集束電極である。これらの電極３５、３６には
電子ビ−ムＢを通過させる為の貫通孔３５ａ及び３６ａ
が設けてある。３７は電子ビ−ムを画面の左右方向に偏
向する為の水平偏向電極である。それは１組の櫛形電極
３７イ及び３７ロより構成される。これらの櫛形電極３
７イ及び３７ロの電極は相互の電極によって電子ビ−ム
Ｂが通過する為のスロット３７ａを構成している。３８
は電子ビ−ムを画面の上下方向に偏向する為の垂直偏向
電極である。それは１組の櫛形電極３８イ及び３８ロよ
り構成される。この櫛形電極３８イ及び３８ロは相互の
電極によって電子ビ−ムＢが通過する為のスロット３８
ａを構成している。３０は表ガラス容器である。その容
器の内面には、赤、緑、青の三色蛍光体層と、その間に
設けたブラックストライプ層とそれらの後方に設けたメ
タルバック層からなるスクリ−ンが構成されている。３
９は裏容器となる金属板である。それは前記表ガラス容
器３０とにより真空容器を構成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記構成に於い
て、表ガラス容器に使用されるガラスは、アルカリの成
分が多く、他のガラス材料に比べて体積抵抗値は小さ
い。その上、高温中で使用すると、ガラスの体積抵抗値
は低下する。また、高湿度中で使用すると、湿度が高い
為に、ガラスの表面抵抗値は小さくなり、背面金属板の
電位（ア−ス電位）と等しくなる。これにより、ガラス
容器の内面に設けた高電圧との電位差が大きくなる。こ
の結果、ガラスの体積抵抗値と印加電圧の大きさに応じ
て、ガラス内を電流が流れ、それがガラスの表面を伝わ
ってリ−ク電流として、背面金属板に流れ、エミッショ
ン、真空度等の低下と共に、容器割れを起こし、品質を
著しく低下させる原因にもなっている。
て、表ガラス容器に使用されるガラスは、アルカリの成
分が多く、他のガラス材料に比べて体積抵抗値は小さ
い。その上、高温中で使用すると、ガラスの体積抵抗値
は低下する。また、高湿度中で使用すると、湿度が高い
為に、ガラスの表面抵抗値は小さくなり、背面金属板の
電位（ア−ス電位）と等しくなる。これにより、ガラス
容器の内面に設けた高電圧との電位差が大きくなる。こ
の結果、ガラスの体積抵抗値と印加電圧の大きさに応じ
て、ガラス内を電流が流れ、それがガラスの表面を伝わ
ってリ−ク電流として、背面金属板に流れ、エミッショ
ン、真空度等の低下と共に、容器割れを起こし、品質を
著しく低下させる原因にもなっている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題に鑑
み、表ガラス容器の表面に、ガラスと水分子透過抑制層
とを接着する為の熱変成接着層、ガラスと湿気を遮断す
る為の前記水分子透過抑制層、前記水分子透過抑制層の
保護の為の機械的保護層を積層し設ける。
み、表ガラス容器の表面に、ガラスと水分子透過抑制層
とを接着する為の熱変成接着層、ガラスと湿気を遮断す
る為の前記水分子透過抑制層、前記水分子透過抑制層の
保護の為の機械的保護層を積層し設ける。
【０００５】
【作用】従来の平板型画像表示装置の表ガラス容器は高
温度中では、ガラス表面抵抗値は温度に比例して低下
し、しかも高湿度中では、結露等により表ガラス容器の
表面は背面金属板と同電位（ア−ス電位）になる。それ
によって、表ガラス容器の内外で約９ｋｖの電位差がで
きる。本発明は表ガラス容器の表面に耐湿性の高い材料
を設けることによりガラス容器の表面が湿度の影響から
遮断され、表ガラス容器の表面が背面金属板と同一の電
位になるのを防止し、容器の内外の電位差を小さくでき
る。
温度中では、ガラス表面抵抗値は温度に比例して低下
し、しかも高湿度中では、結露等により表ガラス容器の
表面は背面金属板と同電位（ア−ス電位）になる。それ
によって、表ガラス容器の内外で約９ｋｖの電位差がで
きる。本発明は表ガラス容器の表面に耐湿性の高い材料
を設けることによりガラス容器の表面が湿度の影響から
遮断され、表ガラス容器の表面が背面金属板と同一の電
位になるのを防止し、容器の内外の電位差を小さくでき
る。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて詳しく説明す
る。第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。図
に於いて、１１は表ガラス容器であり、内面には蛍光体
層及びブラックストライプ層、高圧印加の為のメタルバ
ック層及び高圧端子１５が施されている。１２は裏面金
属板であり、裏面には復数本のハ−メ端子１３が施され
第３図の３１〜３８で示され様な電極郡１６とそれぞれ
内部で接続されている。表ガラス容器と裏面金属板の接
着は容器の底面と金属板の平面部でフリットガラス１４
を挟んでサンドイッチ状になされ、それによってシ−ル
性は保たれる。表ガラス容器１１の表面には、ガラスと
下記水分子透過抑制層とを接着する為の熱変成接着層
（図示せず）、ガラスを湿気から遮断する為の前記水分
子透過抑制層（図示せず）及び前記水分子透過抑制層の
保護の為の機械的保護層（図示せず）からなる耐湿保護
膜１７を設けた。第２図に一体化した多層積層フィルム
構造からなる耐湿保護膜を示す。図に於いて、耐湿保護
膜１７は第１層として、変成ポリプロピレンからなる熱
変成接着層１８、第２層として、塩化ビニリデンからな
る水分子透過抑制層１９、第３層として、ポリエチレン
テレフタレ−トからなる機械的保護層２０から構成され
る。それぞれの厚みは、３０〜１００ミクロン程度であ
り、ト−タル厚みとして最大５００ミクロンとした。ま
た、接着層１７としては変成ポリエチレン等も可能であ
る。
る。第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。図
に於いて、１１は表ガラス容器であり、内面には蛍光体
層及びブラックストライプ層、高圧印加の為のメタルバ
ック層及び高圧端子１５が施されている。１２は裏面金
属板であり、裏面には復数本のハ−メ端子１３が施され
第３図の３１〜３８で示され様な電極郡１６とそれぞれ
内部で接続されている。表ガラス容器と裏面金属板の接
着は容器の底面と金属板の平面部でフリットガラス１４
を挟んでサンドイッチ状になされ、それによってシ−ル
性は保たれる。表ガラス容器１１の表面には、ガラスと
下記水分子透過抑制層とを接着する為の熱変成接着層
（図示せず）、ガラスを湿気から遮断する為の前記水分
子透過抑制層（図示せず）及び前記水分子透過抑制層の
保護の為の機械的保護層（図示せず）からなる耐湿保護
膜１７を設けた。第２図に一体化した多層積層フィルム
構造からなる耐湿保護膜を示す。図に於いて、耐湿保護
膜１７は第１層として、変成ポリプロピレンからなる熱
変成接着層１８、第２層として、塩化ビニリデンからな
る水分子透過抑制層１９、第３層として、ポリエチレン
テレフタレ−トからなる機械的保護層２０から構成され
る。それぞれの厚みは、３０〜１００ミクロン程度であ
り、ト−タル厚みとして最大５００ミクロンとした。ま
た、接着層１７としては変成ポリエチレン等も可能であ
る。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば、表ガラス容器の表面に
耐湿性の高い材料を設けることによりガラス容器の表面
が湿度の影響から遮断され、表ガラス容器の表面が背面
金属板と同一の電位になるのを防止する。それによっ
て、ガラス内を流れるリ−ク電流が減少し、エミッショ
ン、真空度等の低下の防止と共に、容器割れの発生を防
止できる。
耐湿性の高い材料を設けることによりガラス容器の表面
が湿度の影響から遮断され、表ガラス容器の表面が背面
金属板と同一の電位になるのを防止する。それによっ
て、ガラス内を流れるリ−ク電流が減少し、エミッショ
ン、真空度等の低下の防止と共に、容器割れの発生を防
止できる。
【図１】本発明の一実施例における平板型画像表示装置
の断面図
の断面図
【図２】本発明の一実施例における耐湿保護膜の断面図
【図３】従来の画像表示装置の構造を示す分解斜視図
１１ 表ガラス容器 １２ 背面金属板 １３ ハ−メ端子 １４ フリットガラス １５ 高圧端子 １６ 電極群 １７ 耐湿保護膜 １８ 接着層 １９ 水分子透過抑制層 ２０ 機械的保護層
Claims (2)
- 【請求項１】 複数本の線状熱陰極と前記線状熱陰極よ
り電子を取り出す為の電子ビ−ム取り出し電極と、前記
線状熱陰極を挟んで前記電子ビ−ム取り出し電極と対向
して設けた背面電極と、電子ビ−ムの通過量を制御する
電子ビ−ム制御電極と、電子ビ−ムを水平及び垂直に偏
向する偏向電極と、電子ビ−ムの衝突により発光する蛍
光面とから成る平板型画像表示装置に於いて、前記蛍光
面を構成する表ガラス容器の表面に接着層、水分子透過
抑制層、機械的保護層を順次形成ことを特徴とする平板
型画像表示装置。 - 【請求項２】 接着層が変成ポリプロピレン、又は変成
ポリエチレン、水分子透過抑制層が塩化ビニリデン、機
械的保護層がポリエチレンテレタレ−トの三層構造から
なることを特徴とする請求項１記載の平板型画像表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8851892A JPH05290765A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 平板型画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8851892A JPH05290765A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 平板型画像表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05290765A true JPH05290765A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13945055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8851892A Pending JPH05290765A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 平板型画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05290765A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100777349B1 (ko) * | 1999-11-22 | 2007-11-20 | 아반트 이뮤노테라퓨틱스 인코포레이티드 | 민감한 생물학적 물질의 보존방법 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP8851892A patent/JPH05290765A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100777349B1 (ko) * | 1999-11-22 | 2007-11-20 | 아반트 이뮤노테라퓨틱스 인코포레이티드 | 민감한 생물학적 물질의 보존방법 |
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