JPH05289502A - トナーカートリッジ - Google Patents
トナーカートリッジInfo
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- JPH05289502A JPH05289502A JP4115194A JP11519492A JPH05289502A JP H05289502 A JPH05289502 A JP H05289502A JP 4115194 A JP4115194 A JP 4115194A JP 11519492 A JP11519492 A JP 11519492A JP H05289502 A JPH05289502 A JP H05289502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- cartridge
- casing
- cartridge casing
- sealing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トナー補給後、カートリッジケーシングを外
しても、現像ユニットのホッパケーシングから外部へト
ナー溢れの起らないトナーカートリッジを提供する。 【構成】 トナーカートリッジ18内に、それぞれ独立
したトナー貯蔵室18a,18bを設ける。各トナー室
18a,18bの下端に、それぞれ独立した開口周縁部
を形成する。各開口周縁部に、2つ折りにしたシール材
19a,19bを、その折り返し側がカートリッジケー
シング18の長手方向端部に位置するようにして貼着す
る。シール材19a,19bの非貼着側部分を、シール
材の剥ぎ取り側とする。
しても、現像ユニットのホッパケーシングから外部へト
ナー溢れの起らないトナーカートリッジを提供する。 【構成】 トナーカートリッジ18内に、それぞれ独立
したトナー貯蔵室18a,18bを設ける。各トナー室
18a,18bの下端に、それぞれ独立した開口周縁部
を形成する。各開口周縁部に、2つ折りにしたシール材
19a,19bを、その折り返し側がカートリッジケー
シング18の長手方向端部に位置するようにして貼着す
る。シール材19a,19bの非貼着側部分を、シール
材の剥ぎ取り側とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセスを用い
た転写式記録装置における現像ユニットへのトナー補給
のために用いるトナーカートリッジに関するものであ
る。
た転写式記録装置における現像ユニットへのトナー補給
のために用いるトナーカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】転写式記録装置であるレーザープリンタ
は、その一例を図11に示す如く、帯電チャージャー1
により一様に帯電させられた感光体ドラム2に、レーザ
ー書き込み系3からのレーザー光を照射して静電潜像を
形成し、該静電潜像に現像ユニット4によりトナーを接
触させて顕像化されたトナー像を作り、該トナー像上
に、給紙器5,6等から給紙ローラ7によって送られた
転写紙8を、レジストローラ9によりタイミングをとっ
て重ね合わせ、転写チャージャー10によりトナー像を
転写し、トナー像転写後の転写紙8を、分離チャージャ
ー11によって感光体ドラム2から分離させた後、搬送
部12を介し定着装置13へ送って定着させて、排紙ト
レイ14又は15上へ排出させるようにし、一方、転写
紙8を分離した後の感光体ドラム2上の残留トナーを、
クリーニングユニット16でクリーニングして回収する
ようにしてある。
は、その一例を図11に示す如く、帯電チャージャー1
により一様に帯電させられた感光体ドラム2に、レーザ
ー書き込み系3からのレーザー光を照射して静電潜像を
形成し、該静電潜像に現像ユニット4によりトナーを接
触させて顕像化されたトナー像を作り、該トナー像上
に、給紙器5,6等から給紙ローラ7によって送られた
転写紙8を、レジストローラ9によりタイミングをとっ
て重ね合わせ、転写チャージャー10によりトナー像を
転写し、トナー像転写後の転写紙8を、分離チャージャ
ー11によって感光体ドラム2から分離させた後、搬送
部12を介し定着装置13へ送って定着させて、排紙ト
レイ14又は15上へ排出させるようにし、一方、転写
紙8を分離した後の感光体ドラム2上の残留トナーを、
クリーニングユニット16でクリーニングして回収する
ようにしてある。
【0003】上記レーザープリンタでは、運転によりト
ナー濃度が次第に低下して行くので、トナー濃度の低下
が検知されたときには、現像ユニット4に対しトナーを
補給することが必要となる。上記現像ユニット4へのト
ナー補給方式の一つとして、カートリッジ方式がある。
ナー濃度が次第に低下して行くので、トナー濃度の低下
が検知されたときには、現像ユニット4に対しトナーを
補給することが必要となる。上記現像ユニット4へのト
ナー補給方式の一つとして、カートリッジ方式がある。
【0004】従来のトナーカートリッジとしては、図1
2に一例を示す如く、トナー17を収納させた細長箱形
状のカートリッジケーシング18の底部を開口すると共
に、該底部開口をシール材19によって封印した構成と
してある。
2に一例を示す如く、トナー17を収納させた細長箱形
状のカートリッジケーシング18の底部を開口すると共
に、該底部開口をシール材19によって封印した構成と
してある。
【0005】しかしながら、かかるトナーカートリッジ
の場合、トナーを補給するためには、図12の(イ)
(ロ)に示す如く、現像ユニットのホッパケーシング2
0の上部開口にカートリッジケーシング18の底部開口
を合わせた後、図12の(ハ)に示す如く、底部開口を
封印しているシール部材19を引き剥がすことにより、
トナー17をホッパケーシング20内へ落下させるよう
にするが、この際、カートリッジケーシング18内のト
ナー17が片寄った状態であると、トナー17はホッパ
ケーシング20内へも片寄って落下することになり、カ
ートリッジケーシング18を取り外すと、図12の
(ニ)に示す如く、トナー17がホッパケーシング20
外へ溢れる事態が生じてしまう。なお、一般に、トナー
カートリッジを現像ユニットのホッパケーシング20の
蓋として機械にセットできるタイプの機械は、トナー補
給後にカートリッジケーシング18を外すということ
は、実使用上、特別な場合であるが、スペースの余裕の
ない機械で、トナーカートリッジを補給専用として、ト
ナー補給後に、別の薄い蓋に付け代えるタイプの機械で
は、トナー補給後にカートリッジケーシング18を外す
ことは、通常の動作となる。
の場合、トナーを補給するためには、図12の(イ)
(ロ)に示す如く、現像ユニットのホッパケーシング2
0の上部開口にカートリッジケーシング18の底部開口
を合わせた後、図12の(ハ)に示す如く、底部開口を
封印しているシール部材19を引き剥がすことにより、
トナー17をホッパケーシング20内へ落下させるよう
にするが、この際、カートリッジケーシング18内のト
ナー17が片寄った状態であると、トナー17はホッパ
ケーシング20内へも片寄って落下することになり、カ
ートリッジケーシング18を取り外すと、図12の
(ニ)に示す如く、トナー17がホッパケーシング20
外へ溢れる事態が生じてしまう。なお、一般に、トナー
カートリッジを現像ユニットのホッパケーシング20の
蓋として機械にセットできるタイプの機械は、トナー補
給後にカートリッジケーシング18を外すということ
は、実使用上、特別な場合であるが、スペースの余裕の
ない機械で、トナーカートリッジを補給専用として、ト
ナー補給後に、別の薄い蓋に付け代えるタイプの機械で
は、トナー補給後にカートリッジケーシング18を外す
ことは、通常の動作となる。
【0006】この問題を解決するために、図13に一例
を示す如く、カートリッジケーシング18内の中央部に
隔壁21を設けて長手方向に2分割したトナー貯蔵室1
8a,18bを形成し、トナー17が全体的に片寄らな
いようにしたトナーカートリッジが開発された。
を示す如く、カートリッジケーシング18内の中央部に
隔壁21を設けて長手方向に2分割したトナー貯蔵室1
8a,18bを形成し、トナー17が全体的に片寄らな
いようにしたトナーカートリッジが開発された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カートリッ
ジケーシング18内を長手方向に2分割した上記従来の
トナーカートリッジの場合には、各トナー貯蔵室18
a,18b内のトナー17がシール材19の引き剥がし
側に片寄っていると、やはり、カートリッジケーシング
18を外すと、トナー17がホッパケーシング20外へ
溢れる事態が生じることがある。すなわち、図13の
(イ)(ロ)に示す如く、トナー貯蔵室18a,18b
内のトナー17がシール材19の引き剥がし側に片寄っ
た状態でホッパケーシング20上にカートリッジケーシ
ング18を合わせて、シール材19を引き剥がすと、ト
ナー貯蔵室18a,18b内のトナー17は時間差をも
って順番に落下するので、図13の(ハ)に示す如く、
トナー貯蔵室18aからホッパケーシング20内に落下
したトナー17は対称的な末広がり状の山17aになる
が、トナー貯蔵室18bから落下したトナー17は斜線
の部分で末広がり状が阻止されることになって、その
分、シール材引き剥がし側に片寄った山17bが形成さ
れることになり、その結果、図13の(ニ)に示す如
く、カートリッジケーシング18を外すと、トナー17
がホッパケーシング20外へ溢れてしまう。
ジケーシング18内を長手方向に2分割した上記従来の
トナーカートリッジの場合には、各トナー貯蔵室18
a,18b内のトナー17がシール材19の引き剥がし
側に片寄っていると、やはり、カートリッジケーシング
18を外すと、トナー17がホッパケーシング20外へ
溢れる事態が生じることがある。すなわち、図13の
(イ)(ロ)に示す如く、トナー貯蔵室18a,18b
内のトナー17がシール材19の引き剥がし側に片寄っ
た状態でホッパケーシング20上にカートリッジケーシ
ング18を合わせて、シール材19を引き剥がすと、ト
ナー貯蔵室18a,18b内のトナー17は時間差をも
って順番に落下するので、図13の(ハ)に示す如く、
トナー貯蔵室18aからホッパケーシング20内に落下
したトナー17は対称的な末広がり状の山17aになる
が、トナー貯蔵室18bから落下したトナー17は斜線
の部分で末広がり状が阻止されることになって、その
分、シール材引き剥がし側に片寄った山17bが形成さ
れることになり、その結果、図13の(ニ)に示す如
く、カートリッジケーシング18を外すと、トナー17
がホッパケーシング20外へ溢れてしまう。
【0008】ところで、上記図12、13に示したトナ
ーカートリッジの場合、シール材19を2つ折りにし
て、一方の片半部をカートリッジケーシング18の底部
開口縁に貼着し、他方の片半部の端を引っ張って剥ぎ取
る型式としてあるが、この場合、シール材19の端を直
接手でもって引き剥がすと、図14の(イ)(ロ)に示
す如く、シール材19の剥ぎ取り距離はLである。一
方、図15の(イ)(ロ)に示す如く、巻き取り機構2
2を設けたものもあるが、この場合、シール材19の剥
ぎ取り距離(巻き取り距離)は2×Lとなる。このよう
に、手でもって剥ぎ取るようにすると、手を移動させな
がら剥ぎ取ることができるので、剥ぎ取り時間を短くす
ることができる。シール材19の剥ぎ取り距離は、トナ
ー補給に関する作業時間に直接影響し、剥ぎ取り距離が
長ければ長いほど作業時間が長くなるという問題があ
る。
ーカートリッジの場合、シール材19を2つ折りにし
て、一方の片半部をカートリッジケーシング18の底部
開口縁に貼着し、他方の片半部の端を引っ張って剥ぎ取
る型式としてあるが、この場合、シール材19の端を直
接手でもって引き剥がすと、図14の(イ)(ロ)に示
す如く、シール材19の剥ぎ取り距離はLである。一
方、図15の(イ)(ロ)に示す如く、巻き取り機構2
2を設けたものもあるが、この場合、シール材19の剥
ぎ取り距離(巻き取り距離)は2×Lとなる。このよう
に、手でもって剥ぎ取るようにすると、手を移動させな
がら剥ぎ取ることができるので、剥ぎ取り時間を短くす
ることができる。シール材19の剥ぎ取り距離は、トナ
ー補給に関する作業時間に直接影響し、剥ぎ取り距離が
長ければ長いほど作業時間が長くなるという問題があ
る。
【0009】又、上記において、トナーカートリッジ
は、運搬時や作業時に、不用意にトナーカートリッジ内
からトナーが噴き出さないようにすることが必要であ
り、そのため、上記の如き開口縁部に貼着したシール材
を剥がすことにより、トナーを補給する方式のトナーカ
ートリッジでは、上記シール材の貼着の密閉性、貼着の
強度が重要となる。特に、航空便による輸送の際は、気
圧管理されていない貨物室に置かれる場合があり、その
場合、貨物室とトナーカートリッジ内部の気圧差が大き
くなり、上記密閉性やシール材の貼着強度が悪いと、ト
ナーが噴き出してしまうおそれがある。
は、運搬時や作業時に、不用意にトナーカートリッジ内
からトナーが噴き出さないようにすることが必要であ
り、そのため、上記の如き開口縁部に貼着したシール材
を剥がすことにより、トナーを補給する方式のトナーカ
ートリッジでは、上記シール材の貼着の密閉性、貼着の
強度が重要となる。特に、航空便による輸送の際は、気
圧管理されていない貨物室に置かれる場合があり、その
場合、貨物室とトナーカートリッジ内部の気圧差が大き
くなり、上記密閉性やシール材の貼着強度が悪いと、ト
ナーが噴き出してしまうおそれがある。
【0010】そこで、本発明は、現像ユニットのホッパ
ケーシングへトナーを補給した後にカートリッジケーシ
ングを外しても、トナーがホッパケーシング外へ溢れ出
ることがないようにし、又、トナー補給時の作業時間を
短くできるようにし、更に、輸送時、作業時等にトナー
の噴き出しが起らないようなトナーカートリッジを提供
しようとするものである。
ケーシングへトナーを補給した後にカートリッジケーシ
ングを外しても、トナーがホッパケーシング外へ溢れ出
ることがないようにし、又、トナー補給時の作業時間を
短くできるようにし、更に、輸送時、作業時等にトナー
の噴き出しが起らないようなトナーカートリッジを提供
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、底部を開口した箱型のカートリッジケー
シング内に、それぞれ独立した開口周縁部を有するトナ
ー貯蔵室を長手方向に直列して形成し、該各トナー貯蔵
室の開口周縁部に、2つ折りにしたシール材を、その折
り返し側がカートリッジケーシングの長手方向の端側と
なるようにしてそれぞれ貼着し、且つ上記各シール材の
非貼着側の片半部を、シール材の剥ぎ取り側に設定した
構成とする。
決するために、底部を開口した箱型のカートリッジケー
シング内に、それぞれ独立した開口周縁部を有するトナ
ー貯蔵室を長手方向に直列して形成し、該各トナー貯蔵
室の開口周縁部に、2つ折りにしたシール材を、その折
り返し側がカートリッジケーシングの長手方向の端側と
なるようにしてそれぞれ貼着し、且つ上記各シール材の
非貼着側の片半部を、シール材の剥ぎ取り側に設定した
構成とする。
【0012】又、シール材の剥ぎ取り側の先端部を接合
した構成としてもよい。
した構成としてもよい。
【0013】更に、カートリッジケーシングの外壁部に
通気孔を穿設し、且つ該通気孔部の内面にフィルターを
具備した構成とすることができる。
通気孔を穿設し、且つ該通気孔部の内面にフィルターを
具備した構成とすることができる。
【0014】
【作用】各トナー貯蔵室のシール材を引き剥がすと、カ
ートリッジケーシングの長手方向端部から中央部に向け
てトナーが落下させられて山となる。したがって、現像
ユニットのホッパケーシングの端からトナーが溢れ出る
ことがなくなる。
ートリッジケーシングの長手方向端部から中央部に向け
てトナーが落下させられて山となる。したがって、現像
ユニットのホッパケーシングの端からトナーが溢れ出る
ことがなくなる。
【0015】又、シール材の接合部を引くと、2枚のシ
ール材が同時に剥がされることになる。
ール材が同時に剥がされることになる。
【0016】更に、カートリッジケーシングに通気孔及
びフィルターを設けると、カートリッジ内外の圧力がバ
ランスすることになり、トナーの噴き出しを防止できる
ことになる。
びフィルターを設けると、カートリッジ内外の圧力がバ
ランスすることになり、トナーの噴き出しを防止できる
ことになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2は本発明の一実施例を示すもので、
底部(下端)を開口させた箱型のカートリッジケーシン
グ18内の中央部に2枚の隔壁21a,21bを設け
て、上記カートリッジケーシング18内に、それぞれ独
立した底部開口縁を有するトナー貯蔵室18aと18b
を、長手方向に直列させて区画形成すると共に、上記各
トナー貯蔵室18a,18bの底部開口縁に、それぞれ
2つ折りにしたシール材19a,19bの一方の片半部
を、その折り返し側がカートリッジケーシング18の長
手方向の各端側となるようにして貼着し、且つ該各シー
ル材19a,19bの他方の片半部を、剥ぎ取り側とし
て、カートリッジケーシング18の上部の各壁21a,
21b間位置に穿設したスリット23を通してカートリ
ッジケーシング18の上面側へ導出位置させるように
し、更に、上記各トナー貯蔵室18a,18b内に、そ
れぞれトナー17を充填した構成とする。
する。図1及び図2は本発明の一実施例を示すもので、
底部(下端)を開口させた箱型のカートリッジケーシン
グ18内の中央部に2枚の隔壁21a,21bを設け
て、上記カートリッジケーシング18内に、それぞれ独
立した底部開口縁を有するトナー貯蔵室18aと18b
を、長手方向に直列させて区画形成すると共に、上記各
トナー貯蔵室18a,18bの底部開口縁に、それぞれ
2つ折りにしたシール材19a,19bの一方の片半部
を、その折り返し側がカートリッジケーシング18の長
手方向の各端側となるようにして貼着し、且つ該各シー
ル材19a,19bの他方の片半部を、剥ぎ取り側とし
て、カートリッジケーシング18の上部の各壁21a,
21b間位置に穿設したスリット23を通してカートリ
ッジケーシング18の上面側へ導出位置させるように
し、更に、上記各トナー貯蔵室18a,18b内に、そ
れぞれトナー17を充填した構成とする。
【0018】現像ユニットのホッパケーシング20内へ
トナー17を補給する場合には、図3に示す如く、従来
と同様に、カートリッジケーシング18をホッパケーシ
ング20上にセットし、しかる後、カートリッジケーシ
ング18の上面に位置している各シール材19a,19
bを上方へ引き抜くようにする。これにより、シール材
19a,19bはカートリッジケーシング18の長手方
向の両端側から剥がされるため、トナー貯蔵室18a,
18b内のトナー17はホッパケーシング20内の両端
から中央部に向かって順次落下することになる。したが
って、図4に示す如く、ホッパケーシング20内には、
長手方向の両端部は低く、中央部が高くなるようなトナ
ー17の山17a,17bが形成されることになり、カ
ートリッジケーシング18を外しても、トナー17がホ
ッパケーシング20外へ溢れ出ることがなくなる。
トナー17を補給する場合には、図3に示す如く、従来
と同様に、カートリッジケーシング18をホッパケーシ
ング20上にセットし、しかる後、カートリッジケーシ
ング18の上面に位置している各シール材19a,19
bを上方へ引き抜くようにする。これにより、シール材
19a,19bはカートリッジケーシング18の長手方
向の両端側から剥がされるため、トナー貯蔵室18a,
18b内のトナー17はホッパケーシング20内の両端
から中央部に向かって順次落下することになる。したが
って、図4に示す如く、ホッパケーシング20内には、
長手方向の両端部は低く、中央部が高くなるようなトナ
ー17の山17a,17bが形成されることになり、カ
ートリッジケーシング18を外しても、トナー17がホ
ッパケーシング20外へ溢れ出ることがなくなる。
【0019】次に、図5及び図6は本発明の他の実施例
を示すもので、上記図1及び図2に示したものと同様な
構成において、スリット23を通してカートリッジケー
シング18の上面側に導出位置する各シール材19a,
19bの剥ぎ取り側の先端部を接合して取手部24を設
けたものである。
を示すもので、上記図1及び図2に示したものと同様な
構成において、スリット23を通してカートリッジケー
シング18の上面側に導出位置する各シール材19a,
19bの剥ぎ取り側の先端部を接合して取手部24を設
けたものである。
【0020】図5及び図6の実施例の場合には、取手部
24をもってシール材19a,19bを上方へ引き抜く
ようにすると、シール材19a,19bを同時に引き剥
がすことができて、トナー17を同時に落下させること
ができる。又、この場合、シール材19a,19bを同
時に確実に引き剥がすことができることから、トナー補
給時間を短くすることができる。
24をもってシール材19a,19bを上方へ引き抜く
ようにすると、シール材19a,19bを同時に引き剥
がすことができて、トナー17を同時に落下させること
ができる。又、この場合、シール材19a,19bを同
時に確実に引き剥がすことができることから、トナー補
給時間を短くすることができる。
【0021】図7及び図8は本発明の更に他の実施例を
示すもので、上記図5及び図6に示した実施例における
シール材19a,19bの接合部を、トナー貯蔵室18
a,18b間の位置に配したシール材巻取装置25に固
設し、巻取装置25を、カートリッジケーシング18の
外側部に設けた回転レバー25aの操作で回転させるこ
とによって、上記シール材19a,19bを同時に巻き
取って引き剥がすことができるようにしたものである。
示すもので、上記図5及び図6に示した実施例における
シール材19a,19bの接合部を、トナー貯蔵室18
a,18b間の位置に配したシール材巻取装置25に固
設し、巻取装置25を、カートリッジケーシング18の
外側部に設けた回転レバー25aの操作で回転させるこ
とによって、上記シール材19a,19bを同時に巻き
取って引き剥がすことができるようにしたものである。
【0022】かかる図7及び図8の実施例の場合も、ト
ナー17を同時に落下させることができる。
ナー17を同時に落下させることができる。
【0023】次いで、図9及び図10は本発明の更に別
の実施例を示すもので、2つ折りにしたシール材19
を、カートリッジケーシング18の長手方向一端部に配
した巻取装置25で巻き取ることにより引き剥がすこと
ができるようにしてある構成において、カートリッジケ
ーシング18の上面部に通気孔26を適宜設け、且つそ
の内面部にフィルター27を取り付け、カートリッジケ
ーシング18の内部と外部との圧力差をなくすようにし
たものである。
の実施例を示すもので、2つ折りにしたシール材19
を、カートリッジケーシング18の長手方向一端部に配
した巻取装置25で巻き取ることにより引き剥がすこと
ができるようにしてある構成において、カートリッジケ
ーシング18の上面部に通気孔26を適宜設け、且つそ
の内面部にフィルター27を取り付け、カートリッジケ
ーシング18の内部と外部との圧力差をなくすようにし
たものである。
【0024】図9及び図10の実施例を採用した場合に
は、たとえば、航空便で輸送したとしても、通気孔26
とフィルター27の作用により、カートリッジケーシン
グ18内外の気圧差がなくなるため、シール材19に無
理な力が加わることはなく、したがって、シール材19
が剥がれることがなくて外部へのトナー17の噴き出し
を未然に防ぐことができる。又、一般に、トナーカート
リッジを現像ユニットにセットしてシール材19を引き
剥がすと、トナー17の落下に伴って現像ユニット内の
空気が圧縮され、気流が乱れるが、通気孔26とフィル
ター27を設けておくと、この気流の乱れを緩和するこ
とができ、トナー補給後にカートリッジケーシング18
を外した際のトナー17の舞い上がりを防止できる利点
もある。一方、トナー補給後に、カートリッジを現像ユ
ニットの蓋として使用する型式の現像ユニットでは、上
記通気孔26及びフィルター27により内圧を下げるこ
とが可能で、現像ユニットからのトナー17の噴き出し
によるトナー飛散を防止することができる。
は、たとえば、航空便で輸送したとしても、通気孔26
とフィルター27の作用により、カートリッジケーシン
グ18内外の気圧差がなくなるため、シール材19に無
理な力が加わることはなく、したがって、シール材19
が剥がれることがなくて外部へのトナー17の噴き出し
を未然に防ぐことができる。又、一般に、トナーカート
リッジを現像ユニットにセットしてシール材19を引き
剥がすと、トナー17の落下に伴って現像ユニット内の
空気が圧縮され、気流が乱れるが、通気孔26とフィル
ター27を設けておくと、この気流の乱れを緩和するこ
とができ、トナー補給後にカートリッジケーシング18
を外した際のトナー17の舞い上がりを防止できる利点
もある。一方、トナー補給後に、カートリッジを現像ユ
ニットの蓋として使用する型式の現像ユニットでは、上
記通気孔26及びフィルター27により内圧を下げるこ
とが可能で、現像ユニットからのトナー17の噴き出し
によるトナー飛散を防止することができる。
【0025】なお、図9及び図10の実施例では、カー
トリッジケーシング18内を分割していないが、トナー
貯蔵室18a,18bを形成するように分割した構成で
あってもよく、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
トリッジケーシング18内を分割していないが、トナー
貯蔵室18a,18bを形成するように分割した構成で
あってもよく、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のトナーカート
リッジによれば、次の如き優れた効果を発揮する。 (1) カートリッジケーシング内に独立形成した2つのト
ナー貯蔵室の開口周縁部に、カートリッジケーシングの
長手方向の端側が折り返し側となるようにして、2つ折
りにしたシール材をそれぞれ貼着し、且つ非貼着側を剥
ぎ取り側としたので、シール材を剥がすと、トナーを端
から中央部へ向けて落下させることができ、これによ
り、トナー補給後にカートリッジケーシングを外して
も、現像ユニット外へトナーが溢れ出ることを防止する
ことができる。 (2) 2枚のシール材の剥ぎ取り側と先端部を接合する
と、2枚のシール材を同時に引き剥がすことができて、
1枚方式に比して引き剥がし距離を半分にでき、作業時
間を短くすることができる。 (3) カートリッジケーシングに通気孔及びフィルターを
設けることにより、内外の圧力差をなくすことができ
て、シール材の剥がれなどによる外部へのトナーの噴き
出しを防ぐことができる。
リッジによれば、次の如き優れた効果を発揮する。 (1) カートリッジケーシング内に独立形成した2つのト
ナー貯蔵室の開口周縁部に、カートリッジケーシングの
長手方向の端側が折り返し側となるようにして、2つ折
りにしたシール材をそれぞれ貼着し、且つ非貼着側を剥
ぎ取り側としたので、シール材を剥がすと、トナーを端
から中央部へ向けて落下させることができ、これによ
り、トナー補給後にカートリッジケーシングを外して
も、現像ユニット外へトナーが溢れ出ることを防止する
ことができる。 (2) 2枚のシール材の剥ぎ取り側と先端部を接合する
と、2枚のシール材を同時に引き剥がすことができて、
1枚方式に比して引き剥がし距離を半分にでき、作業時
間を短くすることができる。 (3) カートリッジケーシングに通気孔及びフィルターを
設けることにより、内外の圧力差をなくすことができ
て、シール材の剥がれなどによる外部へのトナーの噴き
出しを防ぐことができる。
【図1】本発明のトナーカートリッジの一実施例を示す
外観図である。
外観図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】トナー補給状態を示す概要図である。
【図4】トナー補給後の状態を示す概要図である。
【図5】本発明の他の実施例の外観図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例の外観図である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】本発明の更に別の実施例の外観図である。
【図10】図9の断面図である。
【図11】転写式記録装置の一例を示すレーザープリン
タの概要図である。
タの概要図である。
【図12】従来のトナーカートリッジの一例を示すもの
で、(イ)は外観図、(ロ)は断面図、(ハ)はトナー
補給時の状態を示す断面図、(ニ)はトナー補給後の状
態を示す断面図である。
で、(イ)は外観図、(ロ)は断面図、(ハ)はトナー
補給時の状態を示す断面図、(ニ)はトナー補給後の状
態を示す断面図である。
【図13】従来のトナーカートリッジの他の例を示すも
ので、(イ)は外観図、(ロ)は断面図、(ハ)はトナ
ー補給時の状態を示す断面図、(ニ)はトナー補給後の
状態を示す断面図である。
ので、(イ)は外観図、(ロ)は断面図、(ハ)はトナ
ー補給時の状態を示す断面図、(ニ)はトナー補給後の
状態を示す断面図である。
【図14】シール材を手で剥ぎ取る方式のトナーカート
リッジを示すもので、(イ)は剥ぎ取り前の状態を示す
概略図、(ロ)は剥ぎ取り後の状態を示す概略図であ
る。
リッジを示すもので、(イ)は剥ぎ取り前の状態を示す
概略図、(ロ)は剥ぎ取り後の状態を示す概略図であ
る。
【図15】シール材を巻き取り機構で巻き取って剥ぎ取
る方式のトナーカートリッジを示すもので、(イ)は剥
ぎ取り前の状態を示す概略図、(ロ)は剥ぎ取り後の状
態を示す概略図である。
る方式のトナーカートリッジを示すもので、(イ)は剥
ぎ取り前の状態を示す概略図、(ロ)は剥ぎ取り後の状
態を示す概略図である。
17 トナー 18 カートリッジケーシング 18a,18b トナー貯蔵室 19,19a,19b シール材 24 取手部 26 通気孔 27 フィルター
Claims (3)
- 【請求項1】 底部を開口した箱型のカートリッジケー
シング内に、それぞれ独立した開口周縁部を有するトナ
ー貯蔵室を長手方向に直列して形成し、該各トナー貯蔵
室の開口周縁部に、2つ折りにしたシール材を、その折
り返し側がカートリッジケーシングの長手方向の端側と
なるようにしてそれぞれ貼着し、且つ上記各シール材の
非貼着側の片半部を、シール材の剥ぎ取り側に設定した
構成を有することを特徴とするトナーカートリッジ。 - 【請求項2】 シール材の剥ぎ取り側の先端部を接合し
た請求項1記載のトナーカートリッジ。 - 【請求項3】 カートリッジケーシングの外壁部に通気
孔を穿設し、且つ該通気孔部の内面にフィルターを具備
したことを特徴とするトナーカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4115194A JPH05289502A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | トナーカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4115194A JPH05289502A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | トナーカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05289502A true JPH05289502A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14656687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4115194A Pending JPH05289502A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | トナーカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05289502A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007298871A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 収容物供給容器、画像形成ユニット |
JP2015014779A (ja) * | 2013-06-05 | 2015-01-22 | キヤノン株式会社 | 現像剤収納ユニット及び現像装置並びにプロセスカートリッジ、画像形成装置 |
JP2017134297A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | キヤノン株式会社 | 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP4115194A patent/JPH05289502A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007298871A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 収容物供給容器、画像形成ユニット |
US8023858B2 (en) | 2006-05-02 | 2011-09-20 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Material supplying container having sealing member, and image forming unit including same |
JP2015014779A (ja) * | 2013-06-05 | 2015-01-22 | キヤノン株式会社 | 現像剤収納ユニット及び現像装置並びにプロセスカートリッジ、画像形成装置 |
JP2017134297A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | キヤノン株式会社 | 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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