JPH05288966A - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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JPH05288966A
JPH05288966A JP4092786A JP9278692A JPH05288966A JP H05288966 A JPH05288966 A JP H05288966A JP 4092786 A JP4092786 A JP 4092786A JP 9278692 A JP9278692 A JP 9278692A JP H05288966 A JPH05288966 A JP H05288966A
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JP
Japan
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light
optical fiber
light emitting
emitting device
emitting element
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JP4092786A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Tato
伸好 田遠
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、発光素子チップの駆動電力を増加
させることなく出力光の強度を測定できる発光素子を提
供することを目的とする。 【構成】 光ファイバ(13)への入射角が臨界角より
大きいために入射できない光(18)を抽出手段(1
4)で選択的に抽出して測定手段(15)に与える。そ
して測定手段(15)ではこの光の光強度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信用モジュール等
に用いられる発光ダイオードやレーザダイオード等を用
いた発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の用途に用いられる発光素子
には、レーザダイオードから出射した光をモニタして、
光強度の調整を行うフィードバック制御機能を備えたも
のが考案されている。
【0003】図4は、レーザダイオードの後方光をモニ
タして、フィードバック制御を行う発光素子40の従来
例を示すものである。
【0004】この従来例は、レーザダイオード41の前
方光42をレンズ43で集光して光ファイバ44に導入
すると共に、後方光45をモニタ用ホトダイオード46
で測定する。そして、この測定値をレーザダイオード4
1にフィードバックさせることによって、レーザダイオ
ード41の出射光強度を調整して、前方光42を安定さ
せるものである。このため、最良の光強度の出射光を光
ファイバ44に導入することができる。
【0005】また、図5は、レーザダイオードの前方光
の一部をモニタして、フィードバック制御を行う発光素
子50の従来例を示すものである。
【0006】この従来例は、レーザダイオード51の前
方光52をレンズ53で集光して光ファイバ54に導入
すると共に、この前方光52の一部をレンズ53と光フ
ァイバ54の間に設けられたハーフミラー55で反射さ
せ、この反射光56をモニタ用ホトダイオード57で測
定する。そして、この測定値をレーザダイオード51に
フィードバックさせることによって、レーザダイオード
51の出射光強度を調整する。したがって、最良の光強
度の出射光を光ファイバ54に導入することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように前者の発光
素子40では、レーザダイオード41の出射光の光強度
をモニタするために後方光45の出射が必要となる。本
実施例では、前方光42と後方光45を同時に出射する
必要があるため、レーザダイオード41の駆動電力が大
きくなる。したがって、レーザダイオード41の発熱量
が多くなり発光素子40の特性が悪くなるとともに、レ
ーザダイオード41の劣化が急進する。
【0008】また後者の発光素子50についても、前例
と同様の問題がある。さらに、この発光素子50では、
前方光52の一部をハーフミラー55で反射させている
ため、光ファイバ54に導入される出力光は低下する。
この低下を補うために、レーザダイオード51の駆動電
力をさらに大きくしている。このため、上述した問題が
より顕著となる。
【0009】本発明は、このような問題を解決すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の発光素子は、光ファイバと正対する発光素
子チップの1端面からの出射光のうち前記光ファイバに
導入できない光を選択的に抽出する抽出手段と、この抽
出手段で抽出した光の強度を測定する測定手段とを備え
る。
【0011】
【作用】本発明の発光素子によれば、光ファイバと正対
する発光素子チップの1端面からの出射光は光軸に対し
て一定の広がりを有するが、光ファイバに入射できる光
は光軸に対して一定の臨界角以内のものに限られる。こ
のため、発光素子チップの出射光のうち光軸に対して臨
界角以上の角度を持った光は、光ファイバに入射できな
い。本発明は、光ファイバへの入射角が臨界角より大き
いために入射できない光が、抽出手段で選択的に抽出さ
れて測定手段に与えられる。測定手段ではこの光の強度
が測定される。
【0012】このように、従来は出射光の損失となって
いた光ファイバに入射できない光を有効に活用すること
によって、発光素子チップの駆動電力を増加させること
なく、出射光のモニタが可能となった。
【0013】
【実施例】以下、本発明の発光素子の一実施例につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本実施例の発光素子の構造を示す
斜視図である。本実施例の発光素子10は、発光素子チ
ップであるレーザダイオード11の出射光の光軸上にレ
ンズ12と光ファイバ13が配置され、レーザダイオー
ド11の出射光をレンズ12で集光して光ファイバ13
に導入している。また、レーザダイオード11とレンズ
12の間には、中央に円形の開口部14aを有する曲面
の反射鏡14が配置され、レーザダイオード11の出射
光の一部の光を反射している。反射鏡14の形状は、球
面あるいは楕円球面であってもよい。反射した光は、光
軸上に配置された測定手段であるホトダイオード15に
与えられ、光の強度が測定される。レーザダイオード1
1は、InP基板上に3回のOMVPE法によるエピ成
長技術で成長させた埋込み型レーザダイオードである。
活性層はInGaAsPを組成として持ち、その組成比
を変えて多重量子井戸(MQV)構造を形成している。
このレーザダイオード11の発振波長帯は、活性層のI
nGaAsPの組成比を変えることにより、1.3〜
1.55μmまで自由に選択できる。そのため、光ファ
イバ通信系のレーザダイオードとしての適用範囲が広
い。さらに、レーザダイオード11の出射面11aと反
対の端面には99.9%以上の高反射率のHR(High-R
eflective )コート16が金属蒸着等によって形成され
ている。このHRコート16によって、レーザダイオー
ド11内で発生した光の大部分を出射面11aから放出
させることができる。
【0015】本実施例の特徴は、ホトダイオード15に
与えられる測定用の光として、従来は無駄にしていた光
を用いた点である。つまり、光ファイバ13で受光でき
る光17は、光軸に対して固有の臨界角以内の角度で入
射された光だけである。そして、レーザダイオード11
の出射光のうち一部の光18は、レンズ12をどのよう
に調節しても光ファイバ13への入射角度が臨界角より
大きくなってしまい、光ファイバ13での受光が不可能
となる。従来は、このような光18は全て無駄になって
いた。本実施例では、光ファイバ13に導入できない光
18を反射鏡14で抽出してホトダイオード15に導く
ことによって、有効利用を図っているのである。ここ
で、反射鏡14の開口部14aは、光ファイバ13で受
光できる光17を選択的に通過させるために設けられて
いる。したがって、光ファイバ13で受光できない光1
8だけが反射鏡14で反射し、ホトダイオード15に導
かれるのである。同一の光源であるレーザダイオード1
1から出射された光17と光18の光強度は比例関係に
あるので、光18の光強度をホトダイオード15で測定
することによって、光17の光強度を知ることができ
る。したがって、光ファイバ13で受光できない光18
の光強度の測定値を用いることによって、正確に光ファ
イバ13で受光できる光17の光強度を測定できるので
ある。上述したように、従来は光ファイバへの入射光の
一部を分岐させて、その強度を測定していた。そのた
め、入射光の強度を保持する関係上、レーザダイオード
の駆動電力を大きくする必要があった。本実施例では、
従来は出射光の損失となっていた光18を測定用に用い
ることによって、レーザダイオードの駆動電力の増加を
押さえることができる。
【0016】さらに、本実施例の発光素子の構成に制御
回路19を設けてホトダイオード15での測定値をこの
制御回路19に与えれば、レーザダイオード11からの
出射光のフィードバック制御を行うことができる。この
フィードバック制御によって、レーザダイオード11か
らの出射光の強度が調整でき、最良の光強度の出射光が
光ファイバ13に導入される。
【0017】図2は、本発明の別の実施例である発光素
子の構造を示す断面図である。この例の発光素子20
は、反射鏡21をレンズ22と光ファイバ23との間に
配置したものである。そして、レーザダイオード24の
出射光のうち光ファイバ23に導入できない一部の光2
5を球面の反射鏡21で反射させて、ホトダイオード2
6に与えている。このようにホトダイオード26で入射
された光の強度が測定されるのである。ホトダイオード
26での光強度の測定値を制御回路27に与えれば、レ
ーザダイオード24のフィードバック制御ができる。こ
の場合の反射鏡21は球面でもよい。
【0018】図3は、本発明の具体例で、発光素子を3
本ピンのパッケージに納めた例である。この例のレーザ
ダイオード30もレンズ31と光ファイバ32の間に反
射鏡33を配置している。そして、この反射鏡33で抽
出した光34の強度をホトダイオード35で測定してい
るのである。この例でも、ホトダイオード35での光強
度の測定値を制御回路(図示せず)に与えれば、レーザ
ダイオード30のフィードバック制御ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の発光素子であれば、光ファイバ
に入射できない光を用いて、この光の光強度を測定する
ことができる。このように、従来は出射光の損失となっ
ていた光ファイバに入射できない光を有効に活用するこ
とによって、発光素子チップの消費電力の増加を押さえ
ることができ、発光素子の特性、信頼性を良好に保つこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の発光素子の構造を示す斜視図であ
る。
【図2】別の実施例である発光素子の構造を示す断面図
である。
【図3】本実施例の具体例を示す斜視図である。
【図4】従来例の発光素子の構造を示す断面図である。
【図5】従来例の発光素子の構造を示す断面図である。
【符号の説明】 10…発光素子、11…レーザダイオード、12…レン
ズ、13…光ファイバ、14…反射鏡、15…ホトダイ
オード、16…HRコート、19…制御回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子チップの出射光をレンズで集光
    して光ファイバに導入する発光素子において、 前記光ファイバと正対する前記発光素子チップの1端面
    からの出射光のうち前記光ファイバに導入できない光を
    選択的に抽出する抽出手段と、この抽出手段で抽出した
    光の強度を測定する測定手段とを備えることを特徴とす
    る発光素子。
  2. 【請求項2】 前記測定手段での測定結果に基づいて、
    前記発光素子チップの出射光をフィードバック制御する
    制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の発光
    素子。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記発光素子チップと
    前記光ファイバの間に設けられた前記発光素子チップの
    出射光のうち前記光ファイバに導入する光を通過させる
    開口部を有する反射鏡であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の発光素子。
  4. 【請求項4】 前記反射鏡が楕円球面形状であることを
    特徴とする請求項3記載の発光素子。
  5. 【請求項5】 前記反射鏡が球面形状であることを特徴
    とする請求項3記載の発光素子。
  6. 【請求項6】 前記発光素子チップの出射面と反対側の
    端面には、高反射率のコーティングが施されていること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    発光素子。
  7. 【請求項7】 前記発光素子チップは、半導体基板上に
    エピ成長により形成した多重量子井戸(MQW)構造の
    活性層を有するレーザダイオードであることを特徴とす
    る請求項1から請求項6のいずれかに記載の発光素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0980274A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Nec Corp 半導体レーザモジュール
JP2006301195A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Sony Corp レーザ装置およびファイバカップリングモジュール

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