JPH03105985A - 半導体受光素子及びこの半導体受光素子を用いた光半導体装置 - Google Patents

半導体受光素子及びこの半導体受光素子を用いた光半導体装置

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JPH03105985A
JPH03105985A JP1241685A JP24168589A JPH03105985A JP H03105985 A JPH03105985 A JP H03105985A JP 1241685 A JP1241685 A JP 1241685A JP 24168589 A JP24168589 A JP 24168589A JP H03105985 A JPH03105985 A JP H03105985A
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永孝 石黒
Soji Kimura
木村 壮二
Toshio Matsuda
俊夫 松田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,半導体受光素子及び光半導体装置に係り、特
に半導体レーザなどの後方に設けられる光出力モニタ用
の半導体受光素子及びこの半導体受光素子を用いる光半
導体装置に関する。
(従来の技術〉 光ファイバ伝送方法は、損失の非常に少ない光ファイバ
を伝送路とし、発光源に半導体レーザや発光ダイオード
などの半導体発光素子を用い、また受光部にはPINフ
ォトダイオード(P I N−PD)やアバランシェフ
オトダイオード(A P D)などの半導体受光素子を
用い、大容量で高品質の通信方法として開発され、現在
では既トこ実用化されている。
半導体レーザは、出射ビームが非常に小さく点光源に近
いため光ファイバとの結合効率が高く、上記の光ファイ
バ伝送方法の光源として最適である。
しかしながら、半導体レーザは、発振しきい電流や,そ
の他の特性が周囲温度などの環境により敏感に変化して
しまうことから、内部に光出力七二夕用の半導体受光素
子を有し、この半導体受光素子の検知作動により光出力
が一定になるように制御しながら動作させるのが一般的
である。
第4図はInGaAs/InPを材料とした、いわゆる
長波長帯の半導体受光素子の従来例の構造を示す断面図
であって、llaはInP基板、llbはI n G 
a A s層、12は拡散領域. 13. 14は電極
、15は#!!縁膜マスクである。
同図において、InP基板11a上に低不純物濃度のI
nGaAsJi91lbをエビタキシャル成長して光吸
収層とし、絶縁膜マスク15を用いて表面から選択的に
亜鉛(Zn)の拡散領域12を設けてPiN型PD構造
としている。
そして電極13. 14に逆バイアスになるように電圧
を印加した状態で表面から入射光Aを照射させると、光
量に対応した電流が検知できる。
第5図は上記の半導体受光素子を半導体レーザの光出力
モニタとして用いた従来の光半導体装置を示す構成図で
あって、16は半導体受光素子、l7は半導体レーザ、
18aはヒートシンク、18bはシリコンサブマウント
である。
同図において、銅製のヒートシンク18aの上にシリコ
ンサブマウントL3bを介して半導体レーザ17が設置
され、半導体レーザ17の後方に半導体受光素子l6を
、受光面が半導体レーザ17の後出射部17aに対向す
るように設置されている。従って,前出射部17bの光
出力に比例した後出射部].7aからの光が、半導体受
光素子16に入射して光出力が検知される。そして検知
信号に基づいて半導体レーザ17の動作電流を制御して
、出射光出力を一定値に制御することができる. この時、後出射部17aから出射されて,半導体受光素
子16を照射する入射光Aが表面で反射されるが、この
反射光Bの一部が半導体レーザ17に帰還して発振動作
を不安定にすることがないように、半導体受光素子16
は半導体レーザ17の後出射部1.7aの端面に対して
所定の角度だけ傾斜して配置されることが必要である。
(発明が解決しようとするXIWA) 上記の従来の半導体受光素子16では,半導体受光素子
16の表面を照射する入射光Aを電流に変換して検知す
るのであるから、半導体レーザ17の後出射部17aか
らの出射光を半導体レーザエ7に影響がないように受光
するには、第5図に示すように,半導体レーザ17の設
置面と半導体受光素子16の設置面とに所定の角度を付
けなければならず.組立工程を複雑にするという問題が
ある, また、複雑な組立工程を行うため、半導体レーザ17と
受光索子16との間に所定の間隙を保たねばならず、半
導体レーザ17の後出射部17aからの出射光が半導体
受光素子16に到達するまでに光ビームが広がってしま
うため、半導体受光素子16の前出射部1.7bの出射
光Dの出力に対する光電変換効率は低いものとなり、充
分なモニタ電流を得るためには半導体受光素子16のチ
ップサイズを大きくしなくてはならず、コストアップと
なるという問題もある。
本発明の目的は、組立工程を簡略化し、かつコスト面で
も有利な半導体受光素子及びこの半導体受光素子を用い
た光半導体装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は5半導体受光素子
として、少なくとも一側面の全面もしくは一部を傾斜さ
せて傾斜側面を形成し、この傾斜側面を光入射面とした
ことを特徴とし,また前記傾斜側面から入射した光の屈
折方向に受光部を形成したことを持徴とし、さらに、光
半導体装置として,前記半導体受光素子の傾斜面と、発
光素子の光出射部とを対向して配置したことを特徴とす
る。
(作 用) 上記の手段を採用したため、半導体受光素子には所定の
角度傾斜した傾斜側面が形威されているため,半導体受
光素子を設置する組立工程がWji}tになり,従って
、組立のためのスペースを狭くでき、発光素子と半導体
受光素子とを近接させて設置できるために、半導体受光
素子のサイズが小さくても受光できるのでコストダウン
が図れる。
(実施例) 以下,本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第↓図は本発明の半導体受光素子の第1実施例を示す断
面図であって+ laはN型InP基板、lbは受光部
である低不純物濃度のアンドープーInGaAs受光層
、2は拡散領域、3.4は電極、5は絶縁膜マスク、6
は傾斜側面である、同図において、N型InP基板1a
の上に液相エピタキシャル或長により形成したアンドー
プ−I n G a A s受光層1bを形威し、この
受光層1bに絶縁膜マスク(例えば窒化シリコン膜)5
をマスクとしてZnの拡散により高濃度の拡散領域2を
形成する。
側面のうち少なくとも一面の全面もしくは一部には所定
の角度傾斜した傾斜側面6が設けられている。この傾斜
側面6は、例えば臭素メタノール溶液により順メサ面が
露出するようにエッチングすることで得られる。この場
合は、傾斜側面6の傾斜角度φ1は35.3度とする。
このようにして形成された半導体受光素子は,素子面に
平行な方向からの入射光Aを,矢印Bで示すように上方
に反射することになる。
第2図は本発明の半導体受光素子の第2実施例を示す断
面図であって、第1図で説明した部材に対応する部材に
は同一符号を付した。
第2図の第2実施例は第1図の第工実施例の構或と上下
反対に構或したものであって、N型InP基板工aの上
にInGaAs受光層1bを成長させた後、選択拡散に
よりZnの拡散領域2を形成し、電極3,4を設けた後
,N型InP基板la側より順メサ面が露出するように
エッチングを行い、傾斜側面6を形成した。
この場合、傾斜側面6への入射光Aは、矢印r3の方向
へ反射されるが、半導体受光素子の内部での光CはI 
n G a A s受光層1bの方向に屈折されるため
,受光層1bへの集光効率を高められる。
第3図は第2実施例の半導体受光素子を半導体レーザの
光出力モニタとして組込んだ光半導体装置を示す構或図
であって、7は半導体受光素子,8は発光素子である半
導体レーザ、9aはヒートシンク、9bはシリコンサブ
マウントである。
同図において、半導体レーザ8の後方出射光は、半導体
受光素子7に入射光Aとして入射する際、傾斜側面6に
より上方に反射されることになり,反射光Bを半導体レ
ーザ8の方向に向けさせることがなく、反射光Bの影響
で半導体レーザ8の動作を不安定にすることが防げる。
前記半導体受光素子7には、上記のように所定の傾斜角
度の傾斜側面6が形成されているため、従来装置と比べ
ると、半導体レーザ8の出射面に対して傾斜するように
半導体受光素子7を設置する複雑な工程が必要でなくな
り,また設置作業のためのスペースが少なくなって、具
体的には,半導体受光素子7と半導体レーザ8とを数十
一程度まだ近づけられ、数鵬の間隔を必要とした従来装
置と比べて、入射光Aを効率よく半導体受光素子7に照
射させることができた。
なお,半導体受光素子7において、第1実施例では、I
nGaAs/InPのPINフォトダイオードを例とし
たが、G a A 4 A s , G a A s 
, S jなどその他の材料が使用でき、また第2実施
例では、基板1aの禁止帯幅が受光層1bよりも大きい
材料の組合せであれば使用できる。
さらに上記の実施例では,発光素子として半導体レーザ
を用いたが,端面より主たる発光を行う発光素子であれ
ば、同様の効果が得られる。
(発明の効果) 本発明によれば、光入射面を傾斜側面とすることにより
、光入射面を発光素子に対して傾斜させて設置する半導
体受光素子の設置のための工程が不要で、組立工程を簡
嘆化でき、しかもコスト的に有利な半導体受光素子が用
いられるなど、実用上の効果が大きい半導体受光素子及
びこの半導体受光素子を用いた光半導体装置を提0(で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体受光素子の第1実施例を示す断
面図、第2図は本発明の半導体受光素子の第2実施例を
示す断面図、第3図は本発明の光半導体装置を示す構或
図、第4図は従来の半導体受光素子を示す断面図、第5
図は従来の光半導体装置を示す構或図である。 1a・・・N型InP基板、 1b・・・受光層,2・
・・拡散領域、 3,4 ・・・電極、 5・・・絶縁
マスク、 6・・・傾斜側面、 7・・・半導体受光素
子, 8・・・発光素子,9a・・・ヒートシンク、 
9b・・・シリコンサブマウント。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一側面の全面もしくは一部を所定の角
    度傾斜させて傾斜側面を形成し、この傾斜側面を光入射
    面としたことを特徴とする半導体受光素子。
  2. (2)前記傾斜側面から入射した光の屈折方向に受光部
    を形成したことを特徴とする請求項(1)記載の半導体
    受光素子。
  3. (3)請求項(1)又は(2)記載の半導体受光素子の
    傾斜側面と、発光素子の光出射部とを対向して配置した
    ことを特徴とする光半導体装置。
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