JPH05288438A - 冷凍装置の冷媒充填量検知装置 - Google Patents

冷凍装置の冷媒充填量検知装置

Info

Publication number
JPH05288438A
JPH05288438A JP4086924A JP8692492A JPH05288438A JP H05288438 A JPH05288438 A JP H05288438A JP 4086924 A JP4086924 A JP 4086924A JP 8692492 A JP8692492 A JP 8692492A JP H05288438 A JPH05288438 A JP H05288438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
expansion valve
electric expansion
temperature
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4086924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3291753B2 (ja
Inventor
Masaki Yamamoto
政樹 山本
Yukio Kitade
幸生 北出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP08692492A priority Critical patent/JP3291753B2/ja
Publication of JPH05288438A publication Critical patent/JPH05288438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3291753B2 publication Critical patent/JP3291753B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍装置の冷媒回路の冷媒充填量の不足状態
を検知し、冷媒充填量を適正にする。 【構成】 冷媒回路14の凝縮器6−電動膨張弁13間
の液管と圧縮機1の吸入側とを減圧機構41を介してバ
イパス路40により接続し、バイパス路40を開閉する
開閉機構42を設ける。チェック運転制御手段51Aに
より、電動膨張弁12を閉じ、バイパス路40の開閉機
構42を開いて運転し、バイパス路40の減圧機構41
下流側を流通する冷媒の温度が、冷媒回路14の蒸発圧
力相当飽和温度よりも所定値以上高くなると、信号出力
手段52Aにより、冷媒不足信号を出力する。これによ
り、液ラインに液冷媒が貯溜され、冷媒量を最も必要と
する状態で、冷媒充填量の不足を正確に検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置の冷媒回路に
充填される冷媒の充填量の不足を検知するようした冷凍
装置の冷媒充填量検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭63―1137
843号公報に開示される如く、冷媒回路の低圧側圧力
を検知する圧力センサを配設し、冷凍装置の運転中にこ
の低圧センサで検出される低圧側圧力が所定値以下にな
る状態が一定時間以上継続すると、冷媒の欠乏状態と判
定することにより、マルチ形空気調和装置における冷媒
配管の誤配線を検知するようにしたものは公知の技術で
ある。
【0003】また、冷凍装置の冷媒回路に充填される冷
媒量をチェックするための冷媒充填量検知装置として、
特開平2−208469号公報に開示されるごとく、圧
縮機、凝縮器、電動膨張弁及び蒸発器を順次接続してな
る冷媒回路を備えた冷凍装置において、電動膨張弁の開
度を過熱度一定制御により調節する一方、電動膨張弁の
開度が最大で、かつ冷媒の過熱度が制御目標値から高く
外れる状態が一定時間以上継続したときに、冷媒不足信
号を出力するか、複数の利用側熱交換器を配置したもの
では利用側熱交換器が蒸発器となるサイクルで各利用側
電動膨張弁の開度を過熱度一定制御し、いずれか一つの
電動膨張弁の開度が最大で、かつ過熱度が目標値よりも
所定値以上高い状態が一定時間以上継続したときに、冷
媒不足信号を出力することにより、圧力変動による誤検
知を招くことなく冷媒不足状態を検知するようにしたも
のも公知の技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記後者の公報の装置
は、前者の公報の装置を冷媒充填量のチェックのために
応用すると、冷媒回路の低圧側圧力は冷媒の脈動や応答
遅れによって変動するため、かかる低圧側圧力の一時的
な変動の影響を排除して、より正確に冷媒の不足状態を
検知するようにしたものである。
【0005】しかしながら、上記後者の公報の装置にお
いても、冷凍装置が運転されて、冷媒が最も必要な条件
下で冷媒欠乏信号が出力されるまで待たなければなら
ず、特に外気温度等の条件で冷媒の循環状態が異なるた
めに、そのまま冷凍装置の据付時における冷媒充填量の
チェックに使用するには問題があった。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、液ラインに液冷媒が満たされた状態
つまり最も冷媒量が必要となる状態を作り出し、その状
態で冷媒の欠乏を検知する手段を講ずることにより、冷
凍装置の据付時における冷媒の充填量の最適化を図るこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の解決手段は、リキッドインジェクシ
ョンバイパス路を利用し、冷媒回路をポンプダウン運転
状態として液ラインに液冷媒を集めた状態で、インジェ
クションされる冷媒の有無から、冷媒の充填量が不足し
ていることを検知することにある。
【0008】具体的に、請求項1の発明の講じた手段
は、図1に示すように、圧縮機(1)、凝縮器(6)、
電動膨張弁(13)及び蒸発器(12)を冷媒配管で順
次接続してなる冷媒回路(14)を備えた冷凍装置を前
提とする。
【0009】そして、上記凝縮器(6)−電動膨張弁
(12)間の液管と圧縮機(1)の吸入側とを減圧機構
(41)を介してバイパス接続するバイパス路(40)
と、該バイパス路(40)を開閉する開閉機構(42)
とを設ける。
【0010】さらに、冷凍装置の冷媒充填量検知装置と
して、上記バイパス路(40)の減圧機構(41)下流
側を流通する冷媒の温度を検出する注入温度検出手段
(Th8)と、冷媒の蒸発圧力相当飽和温度を検出する蒸
発温度検出手段(P2)と、上記電動膨張弁(13)を
閉じるとともに、バイパス路(40)の開閉機構(4
2)を開くよう制御するチェック運転制御手段(51
A)と、該チェック運転制御手段(51A)による運転
中に、上記注入温度検出手段(Th8)の検出値が上記蒸
発温度検出手段(P2)の検出値よりも所定値以上高く
なると、冷媒不足信号を出力する信号出力手段(52
A)とを設ける構成としたものである。
【0011】請求項2の発明の講じた手段は、図1の破
線部分に示すように、上記請求項1の発明において、吐
出冷媒温度を検出する吐出温度検出手段(Th4)を設
け、信号出力手段(52A)を、注入温度検出手段(T
h8)の検出値が蒸発圧力相当飽和温度より所定値以上高
くないときでも、上記吐出温度検出手段(Th4)の検出
値が一定値を越えると、冷媒不足信号を出力するように
構成したものである。
【0012】また、第2の解決手段は、複数の利用側熱
交換器を有する冷凍装置の場合、熱源側熱交換器が蒸発
器となるサイクルで、一台の利用側熱交換器のみが能力
を出す状態として、液冷媒を液ラインに集め、熱源側電
動膨張弁と過熱度から冷媒の不足を検知することにあ
る。
【0013】具体的に、請求項3の発明の講じた手段
は、図5に示すように、圧縮機(1)、熱源側熱交換器
(6)及び熱源側電動膨張弁(8)に対して、利用側熱
交換器(12)及び利用側電動膨張弁(13)の複数組
を冷媒配管で並列に接続してなる冷凍装置を前提とす
る。
【0014】そして、冷凍装置の冷媒充填量検知装置と
して、吸入冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段(5
5)と、上記熱源側熱交換器(8)が蒸発器となるサイ
クルで、上記過熱度検出手段(55)で検出される過熱
度が一定値になるよう上記熱源側電動膨張弁(8)を制
御しながら、一の利用側電動膨張弁(13)のみを大開
度に開き他の利用側電動膨張弁(13)は微小開度以下
に閉じるとともに、バイパス路(40)の開閉弁(4
2)を開くよう制御するチェック運転制御手段(51
B)と、該チェック運転制御手段(51B)による運転
中に、熱源側電動膨張弁(8)の開度が最大で、かつ過
熱度検出手段(55)で検出される吸入冷媒の過熱度が
所定値を越える状態が一定時間以上継続すると、冷媒不
足信号を出力する信号出力手段(52B)とを設ける構
成としたものである。
【0015】請求項4の発明の講じた手段は、上記請求
項3の発明において、チェック運転制御手段(51B)
により開かれる利用側電動膨張弁(13)に対応する利
用側熱交換器(12)を最小容量のものとしたものであ
る。
【0016】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、チェ
ック運転制御手段(51A)により、電動膨張弁(1
3)を全閉にして運転されることにより、ポンプダウン
状態となり、冷媒回路(14)の液ラインに液冷媒が貯
溜された状態となる。そして、この状態でバイパス路
(40)の開閉機構(42)が開かれるので、液ライン
に液冷媒が十分あるときには、バイパス路(40)に冷
媒が流れ、減圧機構(41)における蒸発作用によって
冷却されて、注入温度検出手段(Th4)の検出値は冷媒
回路(14)の蒸発圧力相当飽和温度と同じ程度の温度
に維持されるが、液ラインに液冷媒が満たされていない
と、バイパス路(40)に流れる冷媒量はほとんどなく
なるので、注入温度検出手段(Th8)の検出値が上昇
し、蒸発圧力相当飽和温度よりも高くなる。
【0017】このように、液ラインに液冷媒を貯溜させ
ることで、冷媒量を最も必要とする状態が作り出され、
その状態で注入温度検出手段(Th8)の検出値が蒸発圧
力相当飽和温度よりも所定値以上高くなると、信号出力
手段(52A)により冷媒不足信号が出力されるので、
インジェクション冷媒の有無から冷媒充填量の不足が検
知される。したがって、冷媒回路(14)に冷媒を充填
する際、冷媒を目分量で多い目に充填する必要がなく、
しかも、冷媒充填量の不足で冷凍装置の運転に支障をき
たすような事態が未然に防止され、冷媒充填量を適正量
とすることが可能になる。
【0018】請求項2の発明では、バイパス路(40)
に少しでも冷媒が流れると減圧機構(41)の減圧作用
で冷媒が蒸発し、注入温度検出手段(Th8)の検出値が
蒸発圧力相当飽和温度より所定値以上高くならないこと
が起こりうるが、かかる場合でも、吐出温度検出手段
(Th4)の検出値が一定値を越えたときに、信号出力手
段(52A)により冷媒不足信号が出力されることで、
冷媒充填量の不足がより正確に検知されることになる。
【0019】請求項3の発明では、チェック運転制御手
段(51B)により、熱源側熱交換器(6)が蒸発器と
なるサイクルで熱源側電動膨張弁(8)の開度を過熱度
一定制御しながら、一の利用側電動膨張弁(13)のみ
が大開度に開かれ、他の利用側電動膨張弁(13)が微
小開度以下に閉じられる。このような運転条件では、冷
媒状態が運転可能な適正状態に保持されるとともに、閉
じられた利用側電動膨張弁(13)の分岐管から熱源側
電動膨張弁(8)手前の液ラインに液冷媒が貯溜した状
態となり、冷媒量が最も必要な条件となっている。そし
て、この状態で熱源側電動膨張弁(8)の開度が最大で
しかも冷媒の過熱度が大きい状態が一定時間以上継続し
たときに、信号出力手段(52B)から冷媒不足信号が
出力される。したがって、室外電動膨張弁(8)の開度
を過熱度一定制御する際に、最も冷媒が不足しやすい状
態が作り出され、この条件下で冷媒の不足状態が検知さ
れるので、複数の利用側熱交換器(12),…を備えた
マルチ形の冷凍装置についても、冷媒の充填量の適正な
調整が可能になる。
【0020】請求項4の発明では、上記請求項3の発明
において、開かれる利用側電動膨張弁(13)に対応す
る利用側熱交換器(12)は最小容量であるので、分岐
管及び液ラインに貯溜される液冷媒が最大となる条件下
で、冷媒充填量の不足がより正確に検知されることにな
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2以下の
図面に基づき説明する。
【0022】まず、請求項1及び2の発明に係る第1実
施例について説明する。図2は、セパレート形空気調和
装置の室外ユニット(A)の冷媒配管系統を示し、室外
ユニット(A)の内部には、出力周波数を30〜70H
z の範囲で10Hz 毎に可変に切換えられるインバ―タ
(2a )により容量が調整される第1圧縮機(1a )
と、パイロット圧の高低で差動するアンロ―ダ(2b )
により容量がフルロ―ド(100%)およびアンロ―ド
(50%)状態の2段階に調整される第2圧縮機(1b
)とを逆止弁(1e )を介して並列に接続して構成さ
れる容量可変な圧縮機(1)と、上記第1,第2圧縮機
(1a ),(1b )から吐出されるガス中の油を分離す
る油分離器(4)と、冷房運転時には図中実線の如く切
換わり暖房運転時には図中破線の如く切換わる四路切換
弁(5)と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発器
となる室外熱交換器(6)および該室外熱交換器(6)
に付設された2台の室外ファン(6a),(6b)と、
冷房運転時には冷媒流量を調節し、暖房運転時には冷媒
の絞り作用を行う熱源側電動膨張弁である室外電動膨張
弁(8)と、液化した冷媒を貯蔵するレシ―バ(9)
と、アキュムレ―タ(10)とが主要機器として内蔵さ
れていて、該各機器(1)〜(10)は各々冷媒配管
(11)で冷媒の流通可能に接続されている。
【0023】また、図3は室内ユニット(B)の冷媒配
管系統を示し、該室内ユニット(B)には、冷房運転時
には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱交換器
(12)及びそのファン(12a )が配設されていると
ともに、室内熱交換器(12)の液管側には、暖房運転
時に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を
行う利用側電動膨張弁である室内電動膨張弁(13)が
介設され、手動閉鎖弁(17a),(17b)を介し連
絡配管によって室外ユニット(A)との間を接続されて
いる。すなわち、以上の各機器は冷媒配管(11)によ
り、冷媒の流通可能に接続されていて、室外空気との熱
交換により得た熱を室内空気に放出するようにした主冷
媒回路(14)が構成されている。
【0024】次に、室外ユニット(A)において、(1
1e )は、吐出管と液管側とを吐出ガス(ホットガス)
のバイパス可能に接続する暖房過負荷制御用バイパス路
であって、該バイパス路(11e )には、室外熱交換器
(6)と共通の空気通路に設置された補助熱交換器(2
2)、キャピラリチュ―ブ(28)及び冷媒の高圧時に
開作動する過負荷制御開閉弁(24)が順次直列にかつ
室外熱交換器(6)とは並列に接続されており、冷房運
転時には常時、暖房運転時には高圧が過上昇時に、上記
過負荷制御開閉弁(24)がオンつまり開状態になっ
て、吐出ガスの一部を主冷媒回路(14)から暖房過負
荷制御用バイパス路(11e)にバイパスするようにし
ている。このとき、吐出ガスの一部を補助熱交換器(2
2)で凝縮させて室外熱交換器(6)の能力を補助する
とともに、キャピラリチュ―ブ(28)で室外熱交換器
(6)側の圧力損失とのバランスを取るようになされて
いる。
【0025】また、(31)は、吸入管(11)中の吸
入冷媒と液管(11)中の液冷媒との熱交換により吸入
冷媒を冷却させて、連絡配管(11b)における冷媒の
過熱度の上昇を補償するための吸入管熱交換器である。
【0026】さらに、(40a ),(40b )は上記主
冷媒回路(14)の室外電動膨張弁(42a)−レシー
バ(9)間の液管と各圧縮機(1a ),(1b )の吸入
側との間を接続し、冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を
調節するためのリキッドインジェクションバイパス路で
あって、該各バイパス路(40a ),(40b )には圧
縮機(1)のオン・オフと連動して開閉するインジェク
ション開閉弁(42a),(42b )と、キャピラリチ
ュ―ブ(41a ),(41b )とがそれぞれ介設されて
いる。
【0027】なお、上記各主要機器以外に補助用の諸機
器が設けられている。(1f )は第2圧縮機(1b )の
バイパス路(11c )に介設されて、第2圧縮機(1b
)の停止時およびアンロ―ド状態時に「開」となり、
フルロ―ド状態で「閉」となるアンロ―ダ用開閉弁、
(1g)は上記バイパス路(11c )に介設されたキャ
ピラリチュ―ブ、(21)は吐出管と吸入管とを接続す
る均圧ホットガスバイパス路(11d )に介設されて、
サ―モオフ状態等による圧縮機(1)の停止時、再起動
前に一定時間開作動する均圧用開閉弁、(33a),
(33b)はそれぞれキャピラリチュ―ブ(32a),
(32b)を介して上記第1,第2油分離器(4a),
(4b)から第1,第2圧縮機(1a ),(1b )に油
を戻すための油戻し管である。
【0028】ここで、装置には多くのセンサ類が配置さ
れていて、(Th1)は室内温度を検出する室温サ―モス
タット、(Th2)および(Th3)はそれぞれ室内熱交換
器(12)の液側およびガス側配管における冷媒の温度
を検出する室内液温センサ及び室内ガス温センサ、(T
h4a ),(Th4b )はそれぞれ各圧縮機(1a ),(1
b )の吐出管温度T4a,T4bを検出する吐出管センサ、
(Th5)は室外熱交換器(6)の液管温度を検出する外
熱交センサ、(Th6)は上記吸入管熱交換器(31)の
下流側の吸入管に配置され、吸入管温度を検出する吸入
管センサ、(Th7)は室外熱交換器(6)の空気吸込口
に配置され、吸込空気温度を検出する外気温センサ、
(Th8a ),(Th8b )はそれぞれ各リキッドインジェ
クションバイパス路(40a ),(40b )の圧縮機
(1a ),(1b )直上流側に配設され、インジェクシ
ョンされる冷媒の温度T8a,T8bを検出する注入温度検
出手段としての注入温センサ、(P1)は冷房運転時に
は冷媒回路(14)の高圧側圧力つまり凝縮圧力相当飽
和温度Tc を検出する高圧センサ、(P2)は冷媒回路
(14)の低圧側圧力つまり蒸発圧力相当飽和温度Te
を検出する低圧センサである。
【0029】また、図中、(HPS)は圧縮機保護用の高
圧圧力開閉器、(SP)はサ―ビスポ―ト、(GP)は
ゲ―ジポ―トである。
【0030】図2及び図3において、空気調和装置の冷
房運転時、四路切換弁(2)が図中実線側に切換わり、
圧縮機(1)で圧縮された冷媒が室外熱交換器(6)及
び補助熱交換器(22)で凝縮され、連絡配管を経て室
内ユニットに送られ、室内電動膨張弁(13)で減圧さ
れて、室内熱交換器(12)で蒸発した後、室外ユニッ
ト(A)にガス状態で戻り、圧縮機(1)に吸入される
ように循環する。
【0031】また、暖房運転時には、四路切換弁(5)
が図中破線側に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時
と逆となって、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が室内熱
交換器(12)で凝縮され、液状態で室外ユニット
(A)に流れて、室外電動膨張弁(8)により減圧さ
れ、室外熱交換器(6)で蒸発した後圧縮機(1)に戻
るように循環する。
【0032】次に、上記冷凍装置の冷媒充填量チェック
運転の制御内容について、図4のフロ―チャ―トに基づ
き説明する。
【0033】まず、ステップST1で、室内ユニット
(B)の室内電動膨張弁(13)を閉じ、室内ファン
(12a )を停止して、ステップST2で、室外ユニッ
ト(A)の室外電動膨張弁(8)を全開の2000パル
スに開き、室外ファン(6a ),(6b )の風量を標準
風量「H+ON」に、インジェクション用開閉弁(42
a),(42b )を開き、過負荷制御開閉弁(24)及び
均圧用開閉弁(21)を閉じて、第1圧縮機(1a )を
60Hzに第2圧縮機(1b )を停止させた状態でチェ
ック運転を開始し、ステップST3で、冷媒量チェック
タイマ(図示せず)をセットすると同時にカウントを開
始する。
【0034】そして、ステップST4で、上記リキッド
インジェクションバイパス路(40a ),(40b )の
注入温センサ(Th8a ),(Th8b )の検出値T8a,T
8bのいずれか(T8とする)が、上記低圧センサ(P
2)で検出される蒸発圧力相当飽和温度Te に所定値α
を加算した値(Te +α)以上か否かを判別し、T8≧
Te +αになるまでは、ステップST5以下の制御を行
う。すなわち、ステップST5で、湿り判断タイマがカ
ウント中か否かを判別し、カウント中であればそのまま
で、カウント中でなければステップST6で湿り判断タ
イマをリセットすると同時にカウントを開始した後、そ
れぞれステップST7に進んで、湿り判断タイマがカウ
ントアップするまで待ってから、ステップST8に進
み、冷媒量チェックタイマがカウントアップするまで
は、上記ステップST4〜ST7の制御を繰り返す。
【0035】そして、上記ステップST8の判別で、冷
媒量チェックタイマがカウントアップすると、ステップ
ST9に進み、さらに運転している第1圧縮機(1a )
の吐出管センサ(Th4a )の検出値T4aと一定値βとを
比較し、T4a>βでなければステップST10に進ん
で、冷媒充足信号を出力する一方、T4a>βであれば、
ステップST11に移行して、冷媒不足信号を出力す
る。
【0036】一方、上記ステップST4の判別で、T8
≧Te +αになると、リキッドインジェクションバイパ
ス路(40a,),(40b )の冷媒流通量が極めて少な
いつまり冷媒充填量が不足していると判断し、ステップ
ST12に移行して、冷媒量チェックタイマがカウント
アップするまで待ってから、ステップST13に進ん
で、冷媒不足信号を出力する。
【0037】上記フローにおいて、ステップST1及び
ST2の制御により、請求項1の発明にいうチェック運
転制御手段(51A)が構成され、ステップST4から
ST13に進む制御により、請求項1の発明にいう信号
出力手段(52A)が構成されている。
【0038】また、ステップST4からステップST9
を経てST11に至る制御により、請求項2の発明にお
ける信号出力手段(52A)の機能が構成されている。
【0039】したがって、上記第1実施例では、チェッ
ク運転制御手段(51A)により、室内電動膨張弁(1
3)を全閉にして運転されることにより、ポンプダウン
状態となり、冷媒回路(14)の液ラインに液冷媒が貯
溜された状態となる。そして、この状態でリキッドイン
ジェクションバイパス路(40a ),(40b )の各イ
ンジェクション開閉弁(42a ),(42b )が開かれ
るので、液ラインに液冷媒が十分あるときには、リキッ
ドインジェクションバイパス路(40a ),(40b )
に冷媒が流れ、各キャピラリチュ―ブ(41a ),(4
1b )における蒸発作用によって冷却されるので、注入
温センサ(Th4a ),(Th4b )の検出値T8a,T8bは
冷媒回路(14)の蒸発圧力相当飽和温度Te と同じ程
度の温度に維持される。
【0040】一方、液ラインに液冷媒が満たされていな
いと、リキッドインジェクションバイパス路(40a
),(40b )に流れる冷媒量はほとんどなくなるの
で、注入温センサ(Th8a ),(Th8b )の検出値T8
a,T8bが上昇し、蒸発圧力相当飽和温度Te よりも高
くなる。そして、その検出値T8a又はT8b(T8)が蒸
発圧力相当飽和温度Te よりも所定値α以上高くなる
と、信号出力手段(52A)により冷媒不足信号が出力
される。このように、液ラインに液冷媒を貯溜させるこ
とで、冷媒が最も必要な状態を作り出し、この状態でイ
ンジェクション冷媒の有無から冷媒充填量の不足を検知
するようにしているので、冷媒を目分量で多い目に充填
する必要がなく、しかも、冷媒充填量の不足で冷凍装置
の運転に支障をきたすような事態を未然に防止すること
ができ、よって、冷媒充填量の適正化を図ることができ
るのである。
【0041】また、リキッドインジェクションバイパス
路(40a ),(40b )に少しでも冷媒が流れるとキ
ャピラリチュ―ブ(41a ),(41b )の減圧作用で
冷媒が蒸発し、注入温センサ(Th8a ),(Th8b )の
検出値T8a,T8bが蒸発圧力相当飽和温度Te より所定
値α以上高くならないことが起こりうるが、かかる場合
でも、吐出管センサ(Th4a )の検出値T4aが一定値β
を越えたときに、信号出力手段(52A)により冷媒不
足信号を出力することで、冷媒充填量の不足をより正確
に検知することができる。
【0042】なお、上記第1実施例では、冷房サイクル
でチェック運転を行ったが、暖房サイクルで行ってもよ
い。そして、電動膨張弁は室内外にある必要はなく、い
ずれか一つだけでもよい。また、電動膨張弁の代わり
に、キャピラリチュ―ブと液管の開閉弁とを設け、開閉
弁を閉じてチェック運転を行うようにすることも可能で
ある。
【0043】次に、請求項3及び4の発明に係る第2実
施例について説明する。第2実施例では、室外ユニット
(A)の構成は上記第1実施例における図2に示すもの
と同様である。また、室内ユニット(B)の構成も上記
第1実施例における図3に示すものと同様であるが、一
台の室外ユニット(A)に対し、複数の室内ユニット
(B),…が接続されたマルチ形空気調和装置となって
いる。つまり、冷房運転時には、圧縮機(1)で圧縮さ
れた冷媒が室外熱交換器(6)及び補助熱交換器(2
2)で凝縮され、連絡配管(11b )を経て各室内ユニ
ット(B),…に分岐して送られ、各室内ユニット
(B),…の各室内電動膨張弁(13),…で減圧さ
れ、各室内熱交換器(12),…で蒸発した後合流し
て、室外ユニット(A)にガス状態で戻り、圧縮機
(1)に吸入されるように循環する。また、暖房運転時
には、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が各室内熱交換器
(12),…で凝縮され、合流して液状態で室外ユニッ
ト(A)に流れ、室外電動膨張弁(8)により減圧さ
れ、室外熱交換器(6)で蒸発した後圧縮機(1)に戻
るように循環する。
【0044】ここで、本第2実施例では、上記外熱交セ
ンサ(Th5)及び吸入管センサ(Th6)の検出値の差か
ら冷媒の過熱度Sh を検出するようにしており、該両セ
ンサ(Th5),(Th7)により請求項3の発明にいう過
熱度検出手段(55)が構成されている。
【0045】図6は、第2実施例における冷媒充填量の
チェック運転制御の内容を示し、まず、四路切換弁
(5)を暖房サイクル側に切換えた状態で、ステップS
S1で、各室内ユニット(B),…のうち一台のみ運転
状態とし、運転中の室内ユニット(B)では室内電動膨
張弁(8)を全開(2000パルス)にかつ室内ファン
(12a)の風量を標準風量「H」に、その他の室内ユ
ニット(B)の室内電動膨張弁(13)の開度を微小開
度(240パルス)に室内ファン(12a)の風量を微
風量「LL」に設定し、ステップSS2で、室外ユニッ
ト(A)の機器について、室外電動膨張弁(8)の開度
を過熱度一定制御に基づき制御しながら、室外ファン
(6a),(6b)の風量を「H+ON」に、インジェ
クション開閉弁(42a),(42b )を吐出管温度T8
a,T8bに応じて開閉し、過負荷制御開閉弁(24)及
び均圧用開閉弁(21)を閉じて、圧縮機(1)の容量
を高圧Tc一定制御により調節する。そして、ステップ
SS3で、冷媒量チェックタイマ(図示せず)をセット
すると同時にカウントを開始する。
【0046】次に、ステップSS4で、室外電動膨張弁
(8)が全開(2000パルス)でかつ過熱度検出手段
(55)で検出される冷媒の過熱度Sh が所定値γより
高いか否かを判別し、判別結果がNOであればステップ
SS5に進んで、冷媒充足信号を出力し、ステップSS
6で冷媒チェックタイマがカウントアップするまでは、
ステップSS4に戻って、ステップSS4以下の制御を
繰り返す。
【0047】一方、上記ステップSS4〜SS6の制御
を繰り返しているうちに、。ステップSS4における判
別結果がYESになると、冷媒の充填量が不足している
可能性があると判断し、ステップSS7及びSS8で冷
媒の乾き状態を判断するための乾き判断タイマがカウン
トしていなければカウントを開始して、ステップSS9
で、乾き判断タイマがタイムアップするまで待って、ス
テップSS10に進み、ステップSS10で冷媒不足信
号を出力する。
【0048】上記フローにおいて、ステップSS1及び
SS2の制御により、請求項3の発明にいうチェック運
転制御手段(51B)が構成され、ステップSS4から
SS10に進む制御により、請求項3の発明にいう信号
出力手段(52B)が構成されている。
【0049】したがって、上記第2実施例では、チェッ
ク運転制御手段(51B)により、複数の室内ユニット
(B),…のうち一台の室内ユニット(B)の室内電動
膨張弁(13)のみを大開度(全開)に開き、他の室内
ユニット(B)の室内電動膨張弁(13)は微小開度
(上記第2実施例では240パルス)に開いて暖房サイ
クルで運転が行われる。つまり、このような運転条件で
は、冷媒回路(14)の冷媒状態が運転可能な適正状態
に保持されるとともに、閉じられた室内電動膨張弁(1
3)の分岐管から室外電動膨張弁(8)手前の液ライン
に液冷媒が貯溜した状態となり、冷媒量が最も必要な条
件となっている。そして、この状態で室外電動膨張弁
(8)の開度が最大でしかも冷媒の過熱度Sh が大きい
状態が一定時間以上継続すると、信号出力手段(52
B)により、冷媒不足信号が出力される。つまり、室外
電動膨張弁(8)の開度を過熱度一定制御する際に、冷
媒が最も不足しやすい条件を作り出し、この条件下で、
冷媒の不足状態を検知することにより、マルチ形空気調
和装置における冷媒の充填量を適正に調整することが可
能になるのである。
【0050】特に、その場合、開かれる室外電動膨張弁
(13)に対応する室内熱交換器(12)を最小容量の
ものとすることで、分岐管及び液ラインに液冷媒が最大
限貯溜される状態を作り出すことができ、よって、充填
量の不足状態をより正確に検知することができるのであ
る。
【0051】なお、上記第2実施例では、一の室内電動
膨張弁(13)を全開としたが、前回でなくても大開度
であればよいのはいうまでもなく、他の室内電動膨張弁
(13)の条件によっては全開とすることも可能であ
る。
【0052】また、上記各実施例では、空気調和装置と
して使用される冷凍装置に本発明を適用した例について
説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はなく、例えばチラー,温湯供給装置、コンテナ冷凍機
等に使用される冷凍装置の据付時に冷媒充填量をチェッ
クするために適用することができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧縮機、凝縮
器、電動膨張弁及び蒸発器を順次接続してなる冷媒回路
を備えた冷凍装置の冷媒充填量検知装置として、電動膨
張弁−蒸発器間の液管と圧縮機の吸入側とをバイパス接
続するバイパス路を設け、バイパス路に開閉機構と減圧
機構とを介設するとともに、電動膨張弁を全閉にして液
ラインに液冷媒を貯溜した状態でバイパス路の開閉機構
を開き、バイパス路の減圧機構下流側における冷媒の温
度が冷媒回路の蒸発圧力相当飽和温度よりも所定値以上
高いときに冷媒充填量が不足していると判断するように
したので、冷媒量が最も要求される状態でインジェクシ
ョン冷媒の有無から冷媒充填量の不足を正確に検知する
ことができ、よって、冷媒回路への冷媒充填量の適正化
を図ることができる。
【0054】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明において、バイパス路を流通する冷媒の温度が蒸発
圧力相当飽和温度より所定値以上高くないときにも、圧
縮機からの吐出冷媒温度が一定値を越えたときに、冷媒
充填量が不足していると判断するようにしたので、冷媒
充填量の不足をより正確に検知することができる。
【0055】請求項3の発明によれば、圧縮機、熱源側
熱交換器及び熱源側電動膨張弁に対して、利用側熱交換
器及び利用側電動膨張弁の複数組を並列に接続してなる
冷媒回路を備えた冷凍装置において、熱源側熱交換器が
蒸発器となるサイクルで熱源側電動膨張弁の開度を過熱
度一定制御しながら運転を行い、一の利用側電動膨張弁
のみを大開度に開き、他の利用側電動膨張弁を微小開度
以下に閉じて、利用側電動膨張弁の開度が最大でしかも
冷媒の過熱度が大きいときに冷媒充填量が不足している
と判断するようにしたので、分岐管及び液ラインに液冷
媒が貯溜され、冷媒量が最も必要な条件下で冷媒の充填
量の不足を正確に検知することができ、よって、複数の
利用側熱交換器を備えたマルチ形の冷凍装置について
も、冷媒の充填量の適正化を図ることができる。
【0056】請求項4の発明によれば、上記請求項3の
発明において、開かれる利用側電動膨張弁に対応する利
用側熱交換器を最小容量の利用側熱交換器としたので、
分岐管及び液ラインに貯溜される液冷媒が最大となる条
件下で、充填量の不足状態をより正確に検知することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2の発明の構成を示す図である。
【図2】実施例に係る室外ユニットの冷媒配管系統図で
ある。
【図3】実施例に係る室内ユニットの冷媒配管系統図で
ある。
【図4】第1実施例のチェック運転の制御内容を示すフ
ロ―チャ―ト図である。
【図5】請求項3及び4の発明の構成を示す図である。
【図6】第2実施例のチェック運転の制御内容を示すフ
ロ―チャ―ト図である。
【符号の説明】
1a,1b 第1,第2圧縮機 6 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 8 室外電動膨張弁(熱源側電動膨張弁) 12 室内熱交換器(利用側熱交換器) 13 室内電動膨張弁(利用側電動膨張弁) 14 主冷媒回路 40 リキッドインジェクションバイパス路 41 キャピラリチュ―ブ(減圧機構) 42 インジェクション開閉弁(開閉機構) 51 チェック運転制御手段 52 信号出力手段 55 過熱度検出手段 P2 低圧センサ(蒸発温度検出手段) Th4a,Th4b 注入温センサ(注入温度検出手段) Th8a,Th8b 吐出管センサ(吐出温度検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)、凝縮器(6)、電動膨張
    弁(13)及び蒸発器(12)を冷媒配管で順次接続し
    てなる冷媒回路(14)を備えた冷凍装置において、 上記凝縮器(6)−電動膨張弁(12)間の液管と圧縮
    機(1)の吸入側とを減圧機構(41)を介してバイパ
    ス接続するバイパス路(40)と、該バイパス路(4
    0)を開閉する開閉機構(42)とを備えるとともに、 上記バイパス路(40)の減圧機構(41)下流側を流
    通する冷媒の温度を検出する注入温度検出手段(Th8)
    と、 冷媒の蒸発圧力相当飽和温度を検出する蒸発温度検出手
    段(P2)と、 上記電動膨張弁(13)を閉じるとともに、バイパス路
    (40)の開閉機構(42)を開くよう制御するチェッ
    ク運転制御手段(51A)と、 該チェック運転制御手段(51A)による運転中に、上
    記注入温度検出手段(Th8)の検出値が上記蒸発温度検
    出手段(P2)の検出値よりも所定値以上高くなると、
    冷媒不足信号を出力する信号出力手段(52A)とを備
    えたことを特徴とする冷凍装置の冷媒充填量検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷凍装置の冷媒充填量検
    知装置において、 吐出冷媒温度を検出する吐出温度検出手段(Th4)を備
    えるとともに、 信号出力手段(52A)は、注入温度検出手段(Th8)
    の検出値が蒸発圧力相当飽和温度より所定値以上高くな
    いときでも、上記吐出温度検出手段(Th4)の検出値が
    一定値を越えると、冷媒不足信号を出力するものである
    ことを特徴とする冷凍装置の冷媒充填量検知装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(6)及
    び熱源側電動膨張弁(8)に対して、利用側熱交換器
    (12)及び利用側電動膨張弁(13)の複数組を冷媒
    配管で並列に接続してなる冷凍装置において、 吸入冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段(55)
    と、 上記熱源側熱交換器(8)が蒸発器となるサイクルで、
    上記過熱度検出手段(55)で検出される過熱度が一定
    値になるよう上記熱源側電動膨張弁(8)を制御しなが
    ら、一の利用側電動膨張弁(13)のみを大開度に開き
    他の利用側電動膨張弁(13)を微小開度以下に閉じる
    とともに、バイパス路(40)の開閉弁(42)を開く
    よう制御するチェック運転制御手段(51B)と、 該チェック運転制御手段(51B)による運転中に、熱
    源側電動膨張弁(8)の開度が最大で、かつ過熱度検出
    手段(55)で検出される吸入冷媒の過熱度が所定値を
    越える状態が一定時間以上継続すると、冷媒不足信号を
    出力する信号出力手段(52B)とを備えたことを特徴
    とする冷凍装置の冷媒充填量検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の冷凍装置の冷媒充填量検
    知装置において、 チェック運転制御手段(51B)により開かれる利用側
    電動膨張弁(13)に対応する利用側熱交換器(12)
    は、最小容量のものであることを特徴とする冷凍装置の
    冷媒充填量検知装置。
JP08692492A 1992-04-08 1992-04-08 冷凍装置の冷媒充填量検知装置 Expired - Fee Related JP3291753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08692492A JP3291753B2 (ja) 1992-04-08 1992-04-08 冷凍装置の冷媒充填量検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08692492A JP3291753B2 (ja) 1992-04-08 1992-04-08 冷凍装置の冷媒充填量検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05288438A true JPH05288438A (ja) 1993-11-02
JP3291753B2 JP3291753B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=13900415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08692492A Expired - Fee Related JP3291753B2 (ja) 1992-04-08 1992-04-08 冷凍装置の冷媒充填量検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3291753B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100705232B1 (ko) * 2005-10-28 2007-04-09 엘지전자 주식회사 공기조화기의 운전장치 및 방법
JP2009192090A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2010169305A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
JP2011149565A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
CN103140726A (zh) * 2010-09-30 2013-06-05 三菱重工业株式会社 涡轮冷冻装置、其控制装置及其控制方法
CN103968588A (zh) * 2013-01-30 2014-08-06 三浦工业株式会社 制冷机及使用该制冷机的制冷设备
EP1998124A4 (en) * 2006-03-10 2016-11-02 Daikin Ind Ltd AIR CONDITIONING
WO2021048905A1 (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 三菱電機株式会社 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
WO2021084713A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 三菱電機株式会社 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
WO2021095115A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 三菱電機株式会社 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
WO2022014984A1 (ko) * 2020-07-14 2022-01-20 엘지전자 주식회사 히트펌프 및 그 제어방법
CN115289728A (zh) * 2022-08-08 2022-11-04 湖州弗德里希制冷设备有限公司 基于大型空调安装后的制冷剂加注系统

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100705232B1 (ko) * 2005-10-28 2007-04-09 엘지전자 주식회사 공기조화기의 운전장치 및 방법
EP1998124A4 (en) * 2006-03-10 2016-11-02 Daikin Ind Ltd AIR CONDITIONING
JP2009192090A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2010169305A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
JP2011149565A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
CN103140726B (zh) * 2010-09-30 2016-01-20 三菱重工业株式会社 涡轮冷冻装置、其控制装置及其控制方法
US9182161B2 (en) 2010-09-30 2015-11-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Turbo refrigeration unit, control device therefor, and control method therefor
CN103140726A (zh) * 2010-09-30 2013-06-05 三菱重工业株式会社 涡轮冷冻装置、其控制装置及其控制方法
JP2014145565A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Miura Co Ltd 冷凍機およびこれを用いたチラー
CN103968588A (zh) * 2013-01-30 2014-08-06 三浦工业株式会社 制冷机及使用该制冷机的制冷设备
CN103968588B (zh) * 2013-01-30 2017-08-04 三浦工业株式会社 制冷机及使用该制冷机的制冷设备
JPWO2021048905A1 (ja) * 2019-09-09 2021-03-18
WO2021048905A1 (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 三菱電機株式会社 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
WO2021084713A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 三菱電機株式会社 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
JPWO2021084713A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06
WO2021095115A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 三菱電機株式会社 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
JPWO2021095115A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20
WO2022014984A1 (ko) * 2020-07-14 2022-01-20 엘지전자 주식회사 히트펌프 및 그 제어방법
CN115289728A (zh) * 2022-08-08 2022-11-04 湖州弗德里希制冷设备有限公司 基于大型空调安装后的制冷剂加注系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3291753B2 (ja) 2002-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4462387B1 (ja) 冷凍装置
JP3861912B2 (ja) 冷凍装置
AU2005252958B2 (en) Subcooling apparatus
EP2320159A1 (en) Refrigerating device
EP1909047A1 (en) Refrigeration device
WO2010119705A1 (ja) 熱源ユニット
TW200928260A (en) Refrigeration device
JP2010175190A (ja) 空気調和機
US20220082308A1 (en) Refrigeration apparatus
JPH05288438A (ja) 冷凍装置の冷媒充填量検知装置
JP3467837B2 (ja) 空気調和装置
KR20140017865A (ko) 공기 조화기 및 그의 제어방법
JP4269476B2 (ja) 冷凍装置
JP3028008B2 (ja) 空気調和装置
JP3966345B2 (ja) 過冷却装置
JPH04208370A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH0217358A (ja) 冷凍装置の過熱度制御装置
JP3097468B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JP3550772B2 (ja) 冷凍装置
GB2541607A (en) Refrigeration cycle device
JPH06317360A (ja) 多室型空気調和機
JPH06341719A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
KR101513305B1 (ko) 냉난방 겸용 인젝션 타입 공기조화기 및 그 공기조화기의 인젝션 모드 절환방법
JP2976905B2 (ja) 空気調和装置
JPH06341695A (ja) 空気調和装置の運転制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080329

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees