JPH05288057A - キャブオーバー型車両用エンジンにおける冷却水循環管路装置 - Google Patents

キャブオーバー型車両用エンジンにおける冷却水循環管路装置

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Publication number
JPH05288057A
JPH05288057A JP9113392A JP9113392A JPH05288057A JP H05288057 A JPH05288057 A JP H05288057A JP 9113392 A JP9113392 A JP 9113392A JP 9113392 A JP9113392 A JP 9113392A JP H05288057 A JPH05288057 A JP H05288057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
engine
floor panel
radiator
pipe member
Prior art date
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Pending
Application number
JP9113392A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Ikoma
勝啓 生駒
Takashi Matsuzaki
孝士 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP9113392A priority Critical patent/JPH05288057A/ja
Publication of JPH05288057A publication Critical patent/JPH05288057A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャブオーバー型車両において、キャビン3
のフロワーパネル2におけるプレス成形の加工性を損な
うことなく、且つ、組立て手数の増大、及びキャビン内
への冷却水の流入を招来することなく、エンジン5にお
ける冷却水出口5aからラジエータ6におけるアッパタ
ンク6aに至る冷却水循環管路7の途中に空気が溜まる
ことを防止する。 【構成】 前記フロワーパネル2フロワートンネル2d
の上面に、パイプ部材9を、フロワーパネル2における
前板2b及び後板2cを貫通するように配設して、この
パイプ部材9の内部に、エンジン5の冷却水出口5aか
らラジエータ6のアッパタンク6aに至る冷却水循環管
路7を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体フレームに運転者
用のキャビンを形成するフロワーパネルを設け、該フロ
ワーパネルの後部に水冷式のエンジンを、前部に前記エ
ンジンに対するラジエータを各々配設して成るいわゆる
キャブオーバー型の車両において、前記エンジンに対す
る冷却水を、当該エンジンと前記ラジエータとの間を循
環するための管路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、運転者用のキャビンを形成するフ
ロワーパネルの前部にラジエータを配設する一方、前記
フロワーパネルの後部で、且つ、座席の下部の部位にエ
ンジンを配設して成るいわゆるキャブオーバー型の車両
においては、例えば、実公平3−16749号公報等に
記載されているように、前記フロワーパネルにおける底
板に、当該底板を上向きに凹ませて成るアーチ状のフロ
ワートンネルを前後方向に延びるよう形成することによ
って、前記ラジエータに当たった走行風が、前記フロワ
ートンネルを通ってエンジンの方向に吹き抜けるように
構成する一方、エンジンの冷却水出口からラジエータへ
のアッパタンクへの冷却水循環管路を、前記フロワート
ンネル内に配設すると言う構成にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記キャブ
オーバー型車両においてキャビンを構成するフロワーパ
ネルは、その全体を、一枚の金属からのプレス成形によ
って製造するものであるから、当該フロワーパネルにお
けるフロワートンネルの高さ寸法には、プレス成形に際
しての深絞り形成の関係より限界値が存在することによ
り、あまり高くすることができない。
【0004】一方、エンジンにおける冷却水出口は、エ
ンジンのうち最も高い部位に設けられているものであ
る。そこで、車両の高さを出来るだけ低くすることのた
めに、前記フロワーパネルの後端部における座席を、そ
の下部におけるエンジンに近付けるように低い部位に配
設した場合において、エンジンにおける冷却水出口から
ラジエータへの冷却水循環管路を、フロワーパネルにお
けるフロワートンネル内を通すように配設するには、当
該冷却水循環管路の途中を、エンジンにおける冷却水出
口とラジエータにおけるアッパータンクとを結ぶ斜め上
向きの直線よりも、一旦、低くするようにしなければな
らない。
【0005】従って、前記冷却水循環管路の途中のうち
エンジンにおける冷却水出口とラジエータにおけるアッ
パータンクとを結ぶ斜め上向きの直線よりも一旦低くし
た部分に空気が溜まることになるから、冷却水の正常な
循環が妨げられるばかりか、ラジエータからのエンジン
側への冷却水の注入も妨げられると言う問題があった。
【0006】本発明は、この問題を、キャビン内への冷
却水の流入、及び組立性の低下を招来することなく、解
消することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、車体フレームに運転者用のキャビンを
形成するフロワーパネルを設け、該フロワーパネルの後
部に水冷式のエンジンを、前部に前記エンジンに対する
ラジエータを各々配設する一方、前記フロワーパネルに
おける前板と後板との間における底板に、当該底板を上
向きに凹ませて成るアーチ状のフロワートンネルを前後
方向に延びるよう形成して成るキャブオーバー型車両に
おいて、フロワーパネルにおけるフロワートンネルの上
面に、パイプ部材を、フロワーパネルにおける前板及び
後板を貫通するように配設して、このパイプ部材の内部
に、前記エンジンにおける冷却水出口から前記ラジエー
タにおけるアッパタンクに至る冷却水循環管路を挿入す
る構成にした。
【0008】
【作 用】このように、フロワーパネルにおけるフロ
ワートンネルの上面に、パイプ部材を、フロワーパネル
における前板及び後板を貫通するように配設して、この
パイプ部材の内部に、前記エンジンにおける冷却水出口
から前記ラジエータにおけるアッパタンクに至る冷却水
循環管路を挿入すると、フロワーパネルの後端部におけ
る座席をその下部におけるエンジンに近付けるように低
い部位に設置した場合に、前記冷却水循環管路を、フロ
ワーパネルにおけるフロワートンネルの高さ寸法を低く
した状態のままで、エンジンにおける冷却水出口からラ
ジエータにおけるアッパタンクに向かって斜め上向きに
傾斜する略直線状にすることができる。
【0009】しかも、前記冷却水循環管路を、これを挿
入したパイプ部材によって支持することができるから、
当該冷却水循環管路を支持するための構造及び手数を簡
単化できると共に、部品点数を低減できるのであり、そ
の上、前記冷却水循環管路に冷却水の漏れが不測に発生
しても、この漏れた冷却水は、パイプ部材内を通って排
出されるから、キャビン内への冷却水の流入を確実に防
止できるのである。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明によると、キャブオーバ
ー型車両におけるキャビンを構成するフロワーパネルに
おけるプレス成形の加工性を損なうことなく、エンジン
における冷却性能の低下、及びエンジンに対する冷却水
の注水性の低下を確実に防止できると共に、車両の高さ
を低くすることができ、しかも、組立てに要する手数の
低減、構造の簡単化及び部品点数を低減できて、低コス
トを図ることができ、その上、キャビン内への冷却水の
流入がなく安全性を向上できる効果を有する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図において符号1は、車両の前後方向に延びる左右
一対のサイドフレーム1a,1bを備えた車体フレーム
を示し、この車体フレーム1における前部上面には、金
属板を側面視において底板2a、前板2b及び後板2c
を有するように略上向きコ字状に形成したフロワーパネ
ル2が取付けられている。
【0012】このフロワーパネル2の上面には、キャビ
ン3が設けられ、このキャビン3内で、且つ、前記フロ
ワーパネル2における後部の部位には座席4が設けられ
ている。また、前記車体フレーム1の上面には、前記フ
ロワーパネル2の後部で、且つ、座席4の下部の部位に
エンジン5が、フロワーパネル2の前部の部位には、前
記エンジン5に対する空冷式のラジエータ6が各々搭載
され、更に、前記フロワーパネル2における底板2aに
は、当該底板2aを上向きに凹ませて成るアーチ状のフ
ロワートンネル2dが、前後方向に延びるように形成さ
れている。
【0013】符号7は、前記エンジン5における冷却水
出口5aから前記ラジエータ6におけるアッパタンク6
aへの冷却水循環管路を、符号8は、前記ラジエータ6
におけるロワータンク6bからエンジン5における冷却
水入口5bへの冷却水戻り循環管路を各々示す。そし
て、前記フロワーパネル2におけるフロワートンネル2
dの上面側には、パイプ部材9を、当該パイプ部材9の
両端がフロワーパネル2における前板2b及び後板2c
を貫通するようにして配設して、このパイプ部材9内
に、前記冷却水循環管路7を挿入するのである。
【0014】なお、前記パイプ部材9が、フロワーパネ
ル2における前板2a及び後板2bを貫通する部分に
は、ゴム等の軟質弾性体製のグロメット10,11を挿
入することによって、このパイプ部材9をフロワーパネ
ル2に対して弾性的に支持する。また、このパイプ部材
9には、内向きに突出する複数個の突起9aを設けるこ
とによって、その内部に挿入した冷却水循環管路7を浮
かせた状態で支持するように構成する。
【0015】このように、フロワーパネル2におけるフ
ロワートンネル2dの上面に、パイプ部材9を、フロワ
ーパネル2における前板2b及び後板2cを貫通するよ
うに配設して、このパイプ部材9の内部に、前記エンジ
ン5における冷却水出口5aから前記ラジエータ6にお
けるアッパタンク6aに至る冷却水循環管路7を挿入す
ることにより、フロワーパネル2の後端部における座席
4をその下部におけるエンジン5に近付けるように低い
部位に設置した場合においても、前記冷却水循環管路7
を、フロワーパネル2におけるフロワートンネル2dの
高さ寸法Hを低くした状態のままで、エンジン5におけ
る冷却水出口5aからラジエータ6におけるアッパタン
ク6aに向かって斜め上向きに傾斜する略直線状にする
ことができる一方、前記冷却水循環管路7を、前記パイ
プ部材9によって支持することができると共に、この冷
却水循環管路7に冷却水の不測のもれが発生した場合
に、このもれた冷却水を、前記パイプ部材9を通して、
キャビン3の外に排出することができるのである。
【0016】その結果、キャブオーバー型車両における
キャビン3を構成するフロワーパネル2におけるプレス
成形の加工性を損なうことなく、エンジン5における冷
却水出口5aからラジエータ6におけるアッパタンク6
aに至る冷却水循環管路7の途中に空気が溜まることを
確実に防止できるのである。なお、前記パイプ部材9の
外側は、図3に二点鎖線で示すようにカバー体12にて
覆うように構成しても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブオーバー型車両の側面図である。
【図2】図1の要部を示す平面図である。
【図3】図2のIII −III 拡大視断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】図4のV−V視断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 フロワーパネル 2a フロワーパネルにおける底板 2b フロワーパネルにおける前板 2c フロワーパネルにおける後板 2d フロワーパネルにおけるフロワートン
ネル 3 キャビン 4 座席 5 エンジン 5a エンジンにおける冷却水出口 6 ラジエータ 6a ラジエータにおけるアッパタンク 7 冷却水循環管路 9 パイプ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームに運転者用のキャビンを形成
    するフロワーパネルを設け、該フロワーパネルの後部に
    水冷式のエンジンを、前部に前記エンジンに対するラジ
    エータを各々配設する一方、前記フロワーパネルにおけ
    る前板と後板との間における底板に、当該底板を上向き
    に凹ませて成るアーチ状のフロワートンネルを前後方向
    に延びるよう形成して成るキャブオーバー型車両におい
    て、フロワーパネルにおけるフロワートンネルの上面
    に、パイプ部材を、フロワーパネルにおける前板及び後
    板を貫通するように配設して、このパイプ部材の内部
    に、前記エンジンにおける冷却水出口から前記ラジエー
    タにおけるアッパタンクに至る冷却水循環管路を挿入し
    たことを特徴とするキャブオーバー車両用エンジンにお
    ける冷却水循環管路装置。
JP9113392A 1992-04-10 1992-04-10 キャブオーバー型車両用エンジンにおける冷却水循環管路装置 Pending JPH05288057A (ja)

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JPH05288057A true JPH05288057A (ja) 1993-11-02

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