JPH05287961A - 耐火鋼材を用いた防火ガラス戸 - Google Patents
耐火鋼材を用いた防火ガラス戸Info
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- JPH05287961A JPH05287961A JP4094437A JP9443792A JPH05287961A JP H05287961 A JPH05287961 A JP H05287961A JP 4094437 A JP4094437 A JP 4094437A JP 9443792 A JP9443792 A JP 9443792A JP H05287961 A JPH05287961 A JP H05287961A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱温度の高い耐火鋼材を使用することによ
って耐火性の向上された防火ガラス戸扉を提供する。 【構成】 防火ガラス戸１の外周支持構造材を２重構造
とし、防火ガラス戸１を支持する耐火鋼材２と同防火ガ
ラス戸１の表面に配設された表面化粧材３との間に空気
断熱層４を介在せしめた。
って耐火性の向上された防火ガラス戸扉を提供する。 【構成】 防火ガラス戸１の外周支持構造材を２重構造
とし、防火ガラス戸１を支持する耐火鋼材２と同防火ガ
ラス戸１の表面に配設された表面化粧材３との間に空気
断熱層４を介在せしめた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は防火ガラスを用いた防火
戸扉、防火間仕切に係るものである。
戸扉、防火間仕切に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼製建具を用いた防火ガラス戸は、同防
火ガラスを囲繞保持する鋼材自体の耐熱性能が低いため
に、火災時における鋼製建具の膨張が大となり、防火ガ
ラスの変形が鋼材の大変形に追従することができずにガ
ラスが破損してしまい、鋼製建具による防火ガラス戸を
造ることは技術的に困難であるとされていた。
火ガラスを囲繞保持する鋼材自体の耐熱性能が低いため
に、火災時における鋼製建具の膨張が大となり、防火ガ
ラスの変形が鋼材の大変形に追従することができずにガ
ラスが破損してしまい、鋼製建具による防火ガラス戸を
造ることは技術的に困難であるとされていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のアルミニウム製
の建具は、ＪＩＳの耐火標準加熱曲線により耐火試験を
行った場合、試験開始後３０分前後で溶融してしまう。
更に鋼材製の建具も前述のように熱による膨張が大きい
ため、その製作は技術的に困難である。
の建具は、ＪＩＳの耐火標準加熱曲線により耐火試験を
行った場合、試験開始後３０分前後で溶融してしまう。
更に鋼材製の建具も前述のように熱による膨張が大きい
ため、その製作は技術的に困難である。
【０００４】本発明はこのような実情に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は耐熱温度の高い耐火鋼材
を使用することによって、耐火性の向上された防火ガラ
ス戸扉を提供する点にある。
たもので、その目的とする処は耐熱温度の高い耐火鋼材
を使用することによって、耐火性の向上された防火ガラ
ス戸扉を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る防火ガラス戸扉は、防火ガラスの外周
支持構造材を２重構造とし、防火ガラスを支持する耐火
鋼材と、同防火ガラスの表面に配設された表面化粧材と
より構成するとともに、同化粧材と前記耐火鋼材との間
に空気断熱層を介在せしめて構成されている。
め、本発明に係る防火ガラス戸扉は、防火ガラスの外周
支持構造材を２重構造とし、防火ガラスを支持する耐火
鋼材と、同防火ガラスの表面に配設された表面化粧材と
より構成するとともに、同化粧材と前記耐火鋼材との間
に空気断熱層を介在せしめて構成されている。
【０００６】請求項２の発明は、前記防火ガラスの外周
支持構造材における耐火鋼材に耐火被覆を重層して構成
されている。請求項３の発明は、前記防火ガラスの外周
支持構造材における耐火鋼材に、耐火塗料を塗着して構
成されている。
支持構造材における耐火鋼材に耐火被覆を重層して構成
されている。請求項３の発明は、前記防火ガラスの外周
支持構造材における耐火鋼材に、耐火塗料を塗着して構
成されている。
【０００７】
【作用】本発明に係る耐火戸扉によれば、防火戸扉にお
ける防火ガラスの外周支持構造材を防火ガラスを支持す
る耐火鋼材と、同耐火ガラスの表面に配設された化粧材
とよりなり、且つ中間に空気断熱層が介装された二重構
造としたことによって、建具の耐火性能が大幅に向上さ
れる。従って表面の化粧材の材質を耐火性能に関係なく
自由に選択することが可能となる。
ける防火ガラスの外周支持構造材を防火ガラスを支持す
る耐火鋼材と、同耐火ガラスの表面に配設された化粧材
とよりなり、且つ中間に空気断熱層が介装された二重構
造としたことによって、建具の耐火性能が大幅に向上さ
れる。従って表面の化粧材の材質を耐火性能に関係なく
自由に選択することが可能となる。
【０００８】また前記化粧材と前記耐火鋼材との間に空
気断熱層を設けるとともに、前記防火ガラスの外周支持
構造材を構成する耐火鋼材に、請求項２の発明における
如く耐火被覆を施したり、請求項３の発明における如く
耐火塗料を塗着することによって、更に高い耐火性能を
保持することが可能となる。
気断熱層を設けるとともに、前記防火ガラスの外周支持
構造材を構成する耐火鋼材に、請求項２の発明における
如く耐火被覆を施したり、請求項３の発明における如く
耐火塗料を塗着することによって、更に高い耐火性能を
保持することが可能となる。
【０００９】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。図１は本発明を防火ガラス戸扉に適用した実施例を
示し、同防火ガラス戸扉の建具は２重構造とし、内部の
防火ガラス戸１の外周支持構造材を、耐火鋼材２（ＦＲ
鋼）と表面化粧材３との間に空気断熱層４が介在された
二重構造とすることによって、建具の耐火性能が向上さ
れるとともに、表面化粧材３は耐火性能に関係なく化粧
材３を自由に選択することによって建具の材質をアルミ
ニウム，木，ステンレス鋼，普通鋼等自由に選択できる
ようになっている。
る。図１は本発明を防火ガラス戸扉に適用した実施例を
示し、同防火ガラス戸扉の建具は２重構造とし、内部の
防火ガラス戸１の外周支持構造材を、耐火鋼材２（ＦＲ
鋼）と表面化粧材３との間に空気断熱層４が介在された
二重構造とすることによって、建具の耐火性能が向上さ
れるとともに、表面化粧材３は耐火性能に関係なく化粧
材３を自由に選択することによって建具の材質をアルミ
ニウム，木，ステンレス鋼，普通鋼等自由に選択できる
ようになっている。
【００１０】なお前記耐火鋼材２に耐火被覆または耐火
塗料５が被覆され、より高い耐火性能が発揮されるよう
になっている。図中６はセッティングブロック，７は断
熱材，８は耐火シール材及び焼結ガスケットゴムであ
る。図２は本発明を防火ガラス戸の間仕切に適用した実
施例で、９は耐火シール材である。その他、図中前記実
施例と均等部分には同一符号が附されている。
塗料５が被覆され、より高い耐火性能が発揮されるよう
になっている。図中６はセッティングブロック，７は断
熱材，８は耐火シール材及び焼結ガスケットゴムであ
る。図２は本発明を防火ガラス戸の間仕切に適用した実
施例で、９は耐火シール材である。その他、図中前記実
施例と均等部分には同一符号が附されている。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係る耐火鋼材を用いた防火ガラ
ス戸においては、防火ガラスの外周支持構造材を、防火
ガラスを支持する耐火鋼材と防火ガラスの表面に配設さ
れた化粧材とよりなる２重構造とし、同化粧材と前記耐
火鋼材との間に空気断熱層を介在せしめたことによっ
て、耐火性能が著しく向上し、ＪＩＳの耐火標準加熱曲
線に準じた耐火加熱試験による、耐火性能６０分の防火
ガラスを用いた防火ガラス戸の製造が可能となる。
ス戸においては、防火ガラスの外周支持構造材を、防火
ガラスを支持する耐火鋼材と防火ガラスの表面に配設さ
れた化粧材とよりなる２重構造とし、同化粧材と前記耐
火鋼材との間に空気断熱層を介在せしめたことによっ
て、耐火性能が著しく向上し、ＪＩＳの耐火標準加熱曲
線に準じた耐火加熱試験による、耐火性能６０分の防火
ガラスを用いた防火ガラス戸の製造が可能となる。
【００１２】更に化粧材を選択することによって従来不
可能とされていたアルミニウム製の甲種防火戸が構成さ
れる。請求項２の発明においては前記防火ガラスの支持
鋼材の耐火鋼材に耐火鋼材を用い、請求項３の発明にお
いては同耐火鋼材に耐火塗料を塗着したことによって防
火ガラス戸の耐火性能をより向上しうるものである。
可能とされていたアルミニウム製の甲種防火戸が構成さ
れる。請求項２の発明においては前記防火ガラスの支持
鋼材の耐火鋼材に耐火鋼材を用い、請求項３の発明にお
いては同耐火鋼材に耐火塗料を塗着したことによって防
火ガラス戸の耐火性能をより向上しうるものである。
【図１】本発明を防火ガラス戸扉に適用した実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図２】本発明を防火ガラス戸の間仕切に適用した実施
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
１ 防火ガラス戸 ２ 耐火鋼材 ３ 表面化粧材 ４ 空気断熱層 ５ 耐火被覆または耐火塗料 ６ セッティングブロック ７ 断熱材 ８ 耐火シール材及び焼結ガスケットゴム ９ 耐火シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清川 博 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 平澤 光春 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 嵯峨 達裕 東京都練馬区石神井３丁目18番５号 石神 井ＳＫコーポ402号 (72)発明者 武田 博史 千葉県流山市東深井970−６ (72)発明者 横谷 功 埼玉県浦和市根岸３−８−１
Claims (3)
- 【請求項１】 防火ガラスの外周支持構造材を２重構造
とし、防火ガラスを支持する耐火鋼材と、同防火ガラス
の表面に配設された表面化粧材とより構成するととも
に、同化粧材と前記耐火鋼材との間に空気断熱層を介在
せしめてなることを特徴とする耐火鋼材を用いた防火ガ
ラス戸。 - 【請求項２】 前記支持構造材の耐火鋼材に耐火被覆を
重層した請求項１記載の耐火鋼材を用いた防火ガラス
戸。 - 【請求項３】 前記支持構造材の耐火鋼材に耐火塗料を
塗着してなる請求項１記載の防火ガラス戸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4094437A JP2767170B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 耐火鋼材を用いた防火ガラス戸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4094437A JP2767170B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 耐火鋼材を用いた防火ガラス戸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05287961A true JPH05287961A (ja) | 1993-11-02 |
| JP2767170B2 JP2767170B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=14110236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4094437A Expired - Fee Related JP2767170B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 耐火鋼材を用いた防火ガラス戸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2767170B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013256855A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-12-26 | Fujita Corp | 耐火扉 |
| CN105421963A (zh) * | 2013-11-25 | 2016-03-23 | 四川九鼎智远知识产权运营有限公司 | 钢质隔热防火门 |
| CN105888489A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-08-24 | 安徽安旺门业股份有限公司 | 新型钢质隔热防火窗及其制作方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103216068A (zh) * | 2013-04-19 | 2013-07-24 | 无锡龙盈环保科技有限公司 | 一种环保消音建材 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58143084A (ja) * | 1981-10-14 | 1983-08-25 | サン−ゴバン・ビトラ−ジユ | 耐火窓及びその窓ガラス |
| JPH0249348U (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | ||
| JPH0423793U (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-26 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP4094437A patent/JP2767170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58143084A (ja) * | 1981-10-14 | 1983-08-25 | サン−ゴバン・ビトラ−ジユ | 耐火窓及びその窓ガラス |
| JPH0249348U (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | ||
| JPH0423793U (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-26 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013256855A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-12-26 | Fujita Corp | 耐火扉 |
| CN105421963A (zh) * | 2013-11-25 | 2016-03-23 | 四川九鼎智远知识产权运营有限公司 | 钢质隔热防火门 |
| CN103603584B (zh) * | 2013-11-25 | 2016-06-29 | 四川九鼎智远知识产权运营有限公司 | 钢质隔热防火门 |
| CN105888489A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-08-24 | 安徽安旺门业股份有限公司 | 新型钢质隔热防火窗及其制作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2767170B2 (ja) | 1998-06-18 |
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