JPH05286756A - 高アルミナ質煉瓦 - Google Patents
高アルミナ質煉瓦Info
- Publication number
- JPH05286756A JPH05286756A JP4112449A JP11244992A JPH05286756A JP H05286756 A JPH05286756 A JP H05286756A JP 4112449 A JP4112449 A JP 4112449A JP 11244992 A JP11244992 A JP 11244992A JP H05286756 A JPH05286756 A JP H05286756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brick
- alumina
- alumina brick
- alkoxide
- high alumina
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- Withdrawn
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/50—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
- C04B41/5025—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with ceramic materials
- C04B41/5033—Chromium oxide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/0087—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for metallurgical applications
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、溶融物と接触しない雰囲気炉の内
張りに使用する高アルミナ質煉瓦において、従来に比べ
て均一で、粒子間により強固な結合を持った高アルミナ
質煉瓦を提供することを目的とする。 【構成】 化学組成としてAl2O3を50.0〜99.
8重量%含み、残部としてSiO2、Fe2O3 等の酸化
物を一種以上含んだ煉瓦を金属クロム(Cr)アルコキ
シドで含浸処理し、1300℃以上で焼成したことを特
徴とする。 【効果】 粒子境界の結合が強化されるので熱間強度、
耐熱衝撃性が著しく向上する。
張りに使用する高アルミナ質煉瓦において、従来に比べ
て均一で、粒子間により強固な結合を持った高アルミナ
質煉瓦を提供することを目的とする。 【構成】 化学組成としてAl2O3を50.0〜99.
8重量%含み、残部としてSiO2、Fe2O3 等の酸化
物を一種以上含んだ煉瓦を金属クロム(Cr)アルコキ
シドで含浸処理し、1300℃以上で焼成したことを特
徴とする。 【効果】 粒子境界の結合が強化されるので熱間強度、
耐熱衝撃性が著しく向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窯炉の内張り用として
使用する高アルミナ質煉瓦に関するものである。
使用する高アルミナ質煉瓦に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に溶融物と接触しない雰囲気炉の内
張り用としては、化学的に安定であること、高温域での
強度が高いこと、耐熱衝撃性に優れる高アルミナ質煉瓦
が使用されている。煉瓦の耐熱衝撃性に影響する要因と
しては、主要な構成鉱物により決定される熱膨張係数、
伝熱係数等の物性の他に、原料粒子間の結合の強さによ
り決定される強度、破壊エネルギー等がある。従来の高
アルミナ質煉瓦は、原料粒子間の結合を強化する手段と
して、低融点の酸化物を焼結助材として添加する等の手
法が用いられている(「耐火物とその応用」、耐火物技
術協会、213頁、1979年)。
張り用としては、化学的に安定であること、高温域での
強度が高いこと、耐熱衝撃性に優れる高アルミナ質煉瓦
が使用されている。煉瓦の耐熱衝撃性に影響する要因と
しては、主要な構成鉱物により決定される熱膨張係数、
伝熱係数等の物性の他に、原料粒子間の結合の強さによ
り決定される強度、破壊エネルギー等がある。従来の高
アルミナ質煉瓦は、原料粒子間の結合を強化する手段と
して、低融点の酸化物を焼結助材として添加する等の手
法が用いられている(「耐火物とその応用」、耐火物技
術協会、213頁、1979年)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高アルミナ質煉
瓦は1400℃以上の温度で使用すると組織が劣化し易
く寿命が短いこと、或いは機械的衝撃により損傷し易い
ことなどの問題がある。また、より広い作業条件におい
て使用するためには、更に耐熱衝撃性を改善する必要が
ある。
瓦は1400℃以上の温度で使用すると組織が劣化し易
く寿命が短いこと、或いは機械的衝撃により損傷し易い
ことなどの問題がある。また、より広い作業条件におい
て使用するためには、更に耐熱衝撃性を改善する必要が
ある。
【0004】そこで、前述の焼結助剤を添加する方法が
あるが、焼結助材は粉末として添加するため完全に全て
の粒界に分布させることは難しく、必ずしも全ての粒子
境界を均一に強化することはできないという欠点があ
る。本発明は、従来の高アルミナ質煉瓦に比べて均一
で、粒子間により強固な結合を持った高アルミナ質煉瓦
を提供することを目的とする。
あるが、焼結助材は粉末として添加するため完全に全て
の粒界に分布させることは難しく、必ずしも全ての粒子
境界を均一に強化することはできないという欠点があ
る。本発明は、従来の高アルミナ質煉瓦に比べて均一
で、粒子間により強固な結合を持った高アルミナ質煉瓦
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、化学組成としてAl2O3を50.0〜9
9.8重量%含み、 残部としてSiO2、Fe2O3等の
低融点酸化物を含んだ煉瓦を金属クロム(Cr)アルコ
キシドで含浸処理した後に、1300℃以上で焼成して
なることを特徴とする高アルミナ質煉瓦を提供する。
成するために、化学組成としてAl2O3を50.0〜9
9.8重量%含み、 残部としてSiO2、Fe2O3等の
低融点酸化物を含んだ煉瓦を金属クロム(Cr)アルコ
キシドで含浸処理した後に、1300℃以上で焼成して
なることを特徴とする高アルミナ質煉瓦を提供する。
【0006】
【作用】高アルミナ質煉瓦の粒子境界により強固な結合
を生成させるために、本発明者らは、液体を煉瓦内部に
含浸させ、更にこの液体から生成した無機物が煉瓦の構
成鉱物と反応して緻密な組織を得ることを考え出した。
本発明はこの知見に基づいてなされたものである。本発
明に用いる含浸用液体としては、煉瓦構成物との濡れ性
に優れる金属アルコキシドが好適である。以下に、Cr
アルコキシドを含浸し、粒子境界にスピネルを生成させ
た煉瓦について説明する。
を生成させるために、本発明者らは、液体を煉瓦内部に
含浸させ、更にこの液体から生成した無機物が煉瓦の構
成鉱物と反応して緻密な組織を得ることを考え出した。
本発明はこの知見に基づいてなされたものである。本発
明に用いる含浸用液体としては、煉瓦構成物との濡れ性
に優れる金属アルコキシドが好適である。以下に、Cr
アルコキシドを含浸し、粒子境界にスピネルを生成させ
た煉瓦について説明する。
【0007】高アルミナ煉瓦としては、化学組成として
Al2O3を50.0〜99.8重量%含んだ煉瓦が耐火
度が高いため好適である。一方、Al2O3が50.0重
量%未満の煉瓦は耐火度が低く、使用可能な適用箇所が
極めて限定されるため、本発明の高アルミナ質煉瓦とし
て適さない。
Al2O3を50.0〜99.8重量%含んだ煉瓦が耐火
度が高いため好適である。一方、Al2O3が50.0重
量%未満の煉瓦は耐火度が低く、使用可能な適用箇所が
極めて限定されるため、本発明の高アルミナ質煉瓦とし
て適さない。
【0008】化学組成として含まれるSiO2、Fe2O
3 等の低融点酸化物はアルミナ原料の不純物であり、合
計した含有量が、50.0重量%未満であれば高アルミ
ナ煉瓦の耐火度は十分高いため好適であるが、一方、5
0.0重量%以上の煉瓦は耐火度が低く、使用可能な適
用箇所が極めて限定されるため、本発明の高アルミナ質
煉瓦として適さない。
3 等の低融点酸化物はアルミナ原料の不純物であり、合
計した含有量が、50.0重量%未満であれば高アルミ
ナ煉瓦の耐火度は十分高いため好適であるが、一方、5
0.0重量%以上の煉瓦は耐火度が低く、使用可能な適
用箇所が極めて限定されるため、本発明の高アルミナ質
煉瓦として適さない。
【0009】高アルミナ質煉瓦にCrアルコキシドを含
浸すると、アルミナ粒子との濡れ性がよいため粒子境界
に均一に分散する。含浸方法は室温、大気圧の基でアル
コキシド溶液に浸漬する方法で、浸漬する時間は煉瓦の
厚みにより異なるが、厚み40mmの場合で10分程度
浸漬することにより中心部まで含浸することができる。
浸すると、アルミナ粒子との濡れ性がよいため粒子境界
に均一に分散する。含浸方法は室温、大気圧の基でアル
コキシド溶液に浸漬する方法で、浸漬する時間は煉瓦の
厚みにより異なるが、厚み40mmの場合で10分程度
浸漬することにより中心部まで含浸することができる。
【0010】含浸したCrアルコキシド(Cr−O−
R,O;酸素,R;炭化水素基)は、1300℃以上で
熱処理を行うことによって、アルミナ粒子と(1式)に
示す反応により煉瓦を構成する粒子の表面にアルミナク
ロミア固溶体を生成する。 Al2O3+Cr−O−R → (AlxCr1-x)2O3+R(↑) (1式) 但し、0<X<1 熱処理する温度が1300℃未満の場合には、スピネル
結晶が十分に生成しないため本発明の目的は達成できな
い。
R,O;酸素,R;炭化水素基)は、1300℃以上で
熱処理を行うことによって、アルミナ粒子と(1式)に
示す反応により煉瓦を構成する粒子の表面にアルミナク
ロミア固溶体を生成する。 Al2O3+Cr−O−R → (AlxCr1-x)2O3+R(↑) (1式) 但し、0<X<1 熱処理する温度が1300℃未満の場合には、スピネル
結晶が十分に生成しないため本発明の目的は達成できな
い。
【0011】煉瓦を構成する粒子の表面に生成したアル
ミナクロミア固溶体は、Crアルコキシドが侵入した気
孔内部に均一に分散し、気孔を充填する。また、固溶体
であるためクロミアの割合が大きい粒界層からアルミナ
の割合が大きい粒子中心部まで徐々に組成が変化して明
確な境界がないため、アルミナ粒子は相互に強固に結合
され、より高強度で、機械的衝撃、熱的衝撃に強い煉瓦
を得ることが可能となる。本発明の高アルミナ質煉瓦
は、高炉シャフト部、焼成炉等の溶融物と接触しない雰
囲気炉の内張り用として使用することができる。
ミナクロミア固溶体は、Crアルコキシドが侵入した気
孔内部に均一に分散し、気孔を充填する。また、固溶体
であるためクロミアの割合が大きい粒界層からアルミナ
の割合が大きい粒子中心部まで徐々に組成が変化して明
確な境界がないため、アルミナ粒子は相互に強固に結合
され、より高強度で、機械的衝撃、熱的衝撃に強い煉瓦
を得ることが可能となる。本発明の高アルミナ質煉瓦
は、高炉シャフト部、焼成炉等の溶融物と接触しない雰
囲気炉の内張り用として使用することができる。
【0012】
【実施例】本発明実施例として、表1の1〜3に示す組
成を有する寸法65×114×230mmの高アルミナ
質煉瓦にCrアルコキシドを含浸した。含浸は室温、大
気圧の基でCrアルコキシド溶液に20分間浸漬する方
法で行った。アルコキシドを含浸したサンプルは、24
時間養生、150℃×24時間乾燥、1500℃×5時
間焼成後、強度、耐熱衝撃性を評価した。
成を有する寸法65×114×230mmの高アルミナ
質煉瓦にCrアルコキシドを含浸した。含浸は室温、大
気圧の基でCrアルコキシド溶液に20分間浸漬する方
法で行った。アルコキシドを含浸したサンプルは、24
時間養生、150℃×24時間乾燥、1500℃×5時
間焼成後、強度、耐熱衝撃性を評価した。
【0013】なお、本発明煉瓦と比較のため、アルコキ
シド含浸未含浸で同じ組成、同じ形状を有する煉瓦を1
500℃×5時間焼成後、強度、耐熱衝撃性を評価し
た。表1において、耐熱衝撃性は比較4を100とした
指数表示で示した。耐熱衝撃性指数R""の計算式はR""
=2Eγ/σ2 (E:弾性率、γ:破壊エネルギー、
σ:引っ張り強度)である。
シド含浸未含浸で同じ組成、同じ形状を有する煉瓦を1
500℃×5時間焼成後、強度、耐熱衝撃性を評価し
た。表1において、耐熱衝撃性は比較4を100とした
指数表示で示した。耐熱衝撃性指数R""の計算式はR""
=2Eγ/σ2 (E:弾性率、γ:破壊エネルギー、
σ:引っ張り強度)である。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示すように、本発明のアルコキシド
を含浸した高アルミナ質煉瓦は、同じ組成でアルコキシ
ドを含浸しない従来の高アルミナ質煉瓦に比べて熱間強
度、耐熱衝撃性が著しく向上していることが判る。
を含浸した高アルミナ質煉瓦は、同じ組成でアルコキシ
ドを含浸しない従来の高アルミナ質煉瓦に比べて熱間強
度、耐熱衝撃性が著しく向上していることが判る。
【0016】
【発明の効果】本発明によって、以下の効果を奏するこ
とができる。粒子境界の結合が強固であることにより、
本発明の高アルミナ質煉瓦は高強度で耐熱衝撃性に優れ
ており、従来の高アルミナ質煉瓦に比べてより高温にお
いて使用できること、より長期間使用できること等の効
果がある。
とができる。粒子境界の結合が強固であることにより、
本発明の高アルミナ質煉瓦は高強度で耐熱衝撃性に優れ
ており、従来の高アルミナ質煉瓦に比べてより高温にお
いて使用できること、より長期間使用できること等の効
果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 剛 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (1)
- 【請求項1】 化学組成としてAl2O3を50.0〜9
9.8重量%含み、残部としてSiO2、Fe2O3 等の
低融点酸化物を含んだ煉瓦を金属クロム(Cr)アルコ
キシドで含浸処理した後に、1300℃以上で焼成して
なることを特徴とする高アルミナ質煉瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112449A JPH05286756A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 高アルミナ質煉瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4112449A JPH05286756A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 高アルミナ質煉瓦 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286756A true JPH05286756A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14586914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4112449A Withdrawn JPH05286756A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 高アルミナ質煉瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05286756A (ja) |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4112449A patent/JPH05286756A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |