JPH05286416A - 自動霜付着防止装置 - Google Patents

自動霜付着防止装置

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JPH05286416A
JPH05286416A JP4090948A JP9094892A JPH05286416A JP H05286416 A JPH05286416 A JP H05286416A JP 4090948 A JP4090948 A JP 4090948A JP 9094892 A JP9094892 A JP 9094892A JP H05286416 A JPH05286416 A JP H05286416A
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JP
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washer
liquid
window glass
control device
frost
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JP4090948A
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Inventor
Seiichi Kamiu
清一 神生
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等のウィンドガラス面への着霜を小エ
ネルギで防止できる自動霜付着防止装置を得る。 【構成】 ウォッシャタンク1に規定値レベルの不凍液
を混入し、このウォッシャ液を車両の駐停車中に、規定
時間サイクルでウォッシャポンプ2を制御装置30によ
り間欠作動させて、ウォッシャ液を配送ホース3でノズ
ル4に圧送し、ウィンドガラス6面に噴霧し、不凍液の
薄い皮膜をウィンドガラス6の面に形成し続ける。 【構成】 ウィンドガラス面の着霜を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両等に使用する自
動霜付着防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば従来の霜除去のためのウ
ォッシャ液加熱装置を示す構成図であり、図において、
1はウォッシャタンク、2はこのウォッシャタンク1に
装着されたウォッシャポンプ、3はウォッシャポンプ2
から吐出されたウォッシャ液の配送ホース、4は配送ホ
ース3に接続され、ウィンドガラス6にウォッシャ液を
噴霧するノズル、5はワイパ装置である。
【0003】また、7はバッテリ、8はキースイッチで
あり、バッテリ7の正極はこのキースイッチ8、ウォッ
シャ液加熱装置作動用の手動スイッチ21、リレー25
の接点25a、ウォッシャ液加熱用のヒータ24を介し
て、バッテリ7の負極に接続され、かつアースされてい
る。9はウォッシャポンプ・ワイパ連動スイッチであ
り、キースイッチ8とウォッシャポンプ2との間に接続
されているとともに、キースイッチ8とワイパモータ5
aとの間に接続されている。
【0004】また、10はワイパスイッチであり、キー
スイッチ8とワイパモータ5aとの間に接続されてお
り、20はウォッシャ液加熱装置であり、上記ヒータ2
4とこのヒータ24を制御するためのリレー25と、圧
力スイッチ22,温度ヒューズ23とにより構成されて
おり、圧力スイッチ22はウォッシャポンプ2の作動を
検出するものである。また、温度ヒューズ23はヒータ
24で加熱されたウォッシャ液の温度を検出するもので
ある。
【0005】次に動作について説明する。運転者が運転
席でウィンドガラス6に付着した霜を除去するため、キ
ースイッチ8をオンし、ウォッシャ液加熱装置20のス
イッチ21をオンさせた後、ウォッシャポンプ2を作動
させると、ウォッシャタンク1内のウォッシャ液が配送
用ホース3内に加圧送水される。この時、この加圧力を
ウォッシャ液加熱装置20内の圧力スイッチ22が検出
すると、バッテリ7の正極−キースイッチ8−手動スイ
ッチ21−圧力スイッチ22−温度ヒューズ23−リレ
ー25のコイル25b−バッテリ7の負極に至る閉回路
が形成され、したがって、リレー25のコイル25bが
付勢され、リレー25の接点25aをオンさせる。
【0006】この結果、バッテリ7の正極−キースイッ
チ8−手動スイッチ21−リレー25の接点25a−ヒ
ータ24−バッテリ7の負極の閉回路が形成され、ウォ
ッシャ液を加熱するためのヒータ24にバッテリ7から
大電流を流し、ウォッシャ液加熱装置20内のウォッシ
ャ液を瞬間加熱する。ただし、ウォッシャ液の温度が規
定値、例えば80℃以上にならないように、ウォッシャ
液の送水量に合わせてヒータ24の抵抗は選定されてい
る。そこで、ノズルの詰まり等により送水量が減少し
て、この規定値80℃を超えた場合は温度ヒューズ23
で検出し、リレー25のコイル25bへの通電を断ち、
それによって、ヒータ電流を遮断するようになってい
る。
【0007】なお、加熱により温水となったウォッシャ
液は、噴霧ノズル4によりウィンドガラス6の面に噴霧
され、ウィンドガラス6の表面に付着した霜を融霜す
る。さらに、ワイパ5の作動により、ウィンドガラス6
面の融霜はウォッシャ液とともにワイパグレード5bに
より払拭され、着霜の除去は完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の霜除去のための
ウォッシャ液加熱装置は以上のように構成されているの
で、ウォッシャ液を瞬時に加熱しなければならず、加熱
用のヒータ24に大電流を流すことが必要で、また、圧
力スイッチ22のショートトラブルやノズルの詰まり等
が発生した場合、温度ヒューズの溶断による作動不能
や、温度ヒューズ不作動時には、過加熱による焼損事故
等、重大トラブルやバッテリ上りなどの問題点があっ
た。
【0009】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、従来のウォッシャ液噴霧
装置やワイパ装置を利用できるとともに、バッテリ上り
の原因となる大電流を必要とせず、ウィンドガラス面へ
の着霜を防止するための不凍液を着霜前にウィンドガラ
ス面に噴霧する装置と、この装置の作動を任意に制御で
きる自動霜付着防止装置を得ることを目的とする。
【0010】請求項2の発明は、ガラス面に形成された
不凍液の被膜を長時間維持でき、安定した着霜防止を図
ることができる自動霜付着防止装置を得ることを目的と
する。
【0011】請求項3の発明は、24時間タイマによる
オート作動でガラス面に形成された不凍液の被膜により
確実な着霜防止を図り得る自動霜付着防止装置を得るこ
とを目的とする。
【0012】請求項4の発明は、外気温センサによるオ
ート作動でガラス面に形成された不凍液の被膜により着
霜防止が図れる自動霜付着防止装置を得ることを目的と
する。
【0013】請求項5の発明は、外気センサによるオー
ト作動で、専用の不凍液の被膜をガラス面に形成し、着
霜防止を確実に図ることができる自動霜付着防止装置を
得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る自
動霜付着防止装置は、不凍液を混入したウォッシャ液を
ウィンドガラス表面に噴霧させるウォッシャ液噴霧装置
と、駐停車中にこのウォッシャ液噴霧装置を作動させ、
ウィンドガラス表面にこのウォッシャ液を噴霧させる制
御装置とを設けたものである。
【0015】請求項2の発明に係る自動霜付着防止装置
は、不凍液を混入したウォッシャ液をウィンドガラス表
面に噴霧させるウォッシャ液噴霧装置と、駐停車中にウ
ォッシャ液噴霧装置を所定間隔毎に作動させて、このウ
ォッシャ液を所定間隔毎にウィンドガラス表面に噴霧さ
せる制御装置とを設けたものである。
【0016】請求項3の発明に係る自動霜付着防止装置
は、不凍液を混入したウォッシャ液をウィンドガラス表
面に噴霧させるウィンドウォッシャ液噴霧装置と、駐停
車中にウォッシャ液噴霧装置を24時間タイマで毎日定
時間内に所定間隔毎に作動させて、このウォッシャ液を
所定間隔毎にウィンドガラス表面に噴霧させる制御装置
とを設けたものである。
【0017】請求項4の発明に係る自動霜付着防止装置
は、不凍液を混入したウォッシャ液をウィンドガラス表
面に噴射させるウィンドウォッシャ液噴霧装置と、外気
温センサと、駐停車中で外気温度が所定温度以下の時、
ウォッシャ液噴霧装置を所定間隔毎に作動させ、このウ
ォッシャ液を所定間隔毎にウィンドガラス表面に噴霧さ
せる制御装置とを設けたものである。
【0018】請求項5の発明に係る自動霜付着防止装置
は、不凍液を混入したウォッシャ液を第1ウォッシャ液
タンクに充填し、かつウィンドガラス表面に噴射させる
ウォッシャ液噴霧装置と、ワイパ装置と、第1ウォッシ
ャ液タンクとは別に不凍液を注入した第2ウォッシャ液
タンクと、第2のウォッシャ液を車両のウィンドガラス
表面に所定間隔毎に噴霧させるとともに、この作動が駐
停車中で24時間タイマにより毎日定時間内または外気
温センサによる所定温度以下の時に開始する制御装置と
を設けたものである。
【0019】
【作用】請求項1においては、車両の駐停車時に、制御
装置によりウォッシャ液噴霧装置を作動させ、不凍液を
混入したウォッシャ液をウィンドガラス表面に噴霧させ
るため、この不凍液の作用でガラス表面への着霜が防止
され、車両を再始動させた時、即、運転可能な状態を維
持できる。
【0020】また、請求項2の発明によれば、制御装置
によりウォッシャ液噴霧装置を作動させて、車両の駐停
車時に不凍液を混入したウォッシャ液を所定間隔毎にウ
ィンドガラス表面に噴霧して、ガラス表面の不凍液の被
膜が安定して維持され、この不凍液の作用でガラス表面
への着霜が確実に防止され、車両を再始動させた時、即
運転可能な状態を維持できる。
【0021】また、請求項3の発明においては、制御装
置によりウォッシャ液噴霧装置を作動させ、1日、24
時間内の着霜の可能性がある時間帯のみ、車両の駐停車
時に不凍液を混入したウォッシャ液を所定間隔毎にウィ
ンドガラス表面に噴霧して、着霜が発生しない時間帯の
電気エネルギやウォッシャ液の消費が防止され、必要時
のみこの不凍液の作用でガラス表面への着霜が防止さ
れ、車両を再始動させた時、即運転可能な状態を維持で
きる。
【0022】請求項4の発明においては、外気温センサ
で検出された外気温がウィンドガラス表面への着霜が起
きる可能性がある所定温度以下の時のみ、制御装置によ
りウォッシャ液噴霧装置を作動させて、車両の駐停車時
に不凍液を混入したウォッシャ液を所定間隔毎にウィン
ドガラス表面に噴霧させるため、着霜の発生がない温度
域での電気エネルギやウォッシャ液の消費が防止され、
必要時のみ、この不凍液の作用でガラス表面への着霜が
防止され、車両を再始動させた時、即運転可能な状態を
維持できる。
【0023】請求項5の発明によれば、24時間タイマ
や外気温センサ等によって、ウォッシャ液噴霧装置の通
常の第1ウォッシャ液タンクとは別の第2のウォッシャ
液タンク内の第2のウォッシャ液を車両の駐停車時の所
定条件成立時の所定時間ごとに制御装置の制御により自
動的にウィンドガラス面に噴霧するため、通常のウォッ
シャ液の消費がなくなるとともに、電気エネルギの消費
量減をも計りながら、車両再始動時、即、運転可能な状
態を維持できる。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図面について説
明する。図1はこの発明の一実施例による自動霜付着防
止装置を示す構成図である。同図において、1は不凍液
を混入したウォッシャ液が充填されたウォッシャタン
ク、2はこのウォッシャタンク1に装着されたウォッシ
ャポンプ、3はウォッシャポンプ2から吐出されたウォ
ッシャ液の配送ホース、4は配送ホース3に接続され、
ウィンドガラス6の表面にウォッシャ液を噴霧するノズ
ルである。
【0025】このノズル4からウィンドガラス6の表面
に噴射されたウォッシャ液をワイパ装置5のワイパブレ
ード5bで払拭するようになっている。ワイパ装置5は
ワイパモータ5aにより駆動されるようになっている。
このワイパモータ5aの一端はパワースイッチ10およ
びキースイッチ8を介してバッテリ7の正極に接続さ
れ、ワイパモータ5aの他端はパワースイッチ10とキ
ースイッチ8との接続点P1に接続されている。
【0026】この接続点P1はウォッシャポンプ・ワイ
パ連動スイッチを介してウォッシャポンプ2に接続され
ているとともに、接続点P1はこのウォッシャポンプ・
ワイパ連動スイッチ9を介して、パワースイッチ10と
ワイパモータ5aとの接続点P2に接続されている。
【0027】バッテリ7の正極は制御装置解除スイッチ
31を介して、自動霜付着防止用の制御装置30に電力
を供給するようになっている。この制御装置30は、C
PU中央処理装置32,メモリ33,入力回路34,出
力回路35を有している。キースイッチ8の信号は入力
回路34に与えられ、出力回路35はワイパ装置5のワ
イパモータ5aとウォッシャポンプ2に接続されてい
る。
【0028】次に動作について図6のタイミングチャー
トと図10のフローチャートを併用して説明する。ま
ず、キースイッチ8を図6(a)に示すようにオンし
て、スタートし、ウィンドガラス6の表面への着霜防止
を計りたい時、ウォッシャタンク1内に規定値レベルの
不凍液を混入させるとともに、自動霜付着防止用の制御
装置30を図6(b)に示すように、制御装置解除スイ
ッチ31により作動させることにより、図10のフロー
チャートで示すように、駐停車中であることをキースイ
ッチ8のオフ信号で判別し(ステップS1)、メモリ3
3で指示した時間経過後(ステップS2)、ウォッシャ
噴霧出力により(ステップS3)、ウォッシャポンプ2
を作動させ、その後、図6(c)に示すように、制御装
置30から出力され、ワイパ作動出力により(ステップ
S4)、ワイパ装置5を作動させ、制御装置の作動は停
止する。この一連の動作により、規定値の不凍液を混入
したウォッシャ液でウィンドガラス6の表面に薄い皮膜
を形成する。
【0029】実施例2.なお、上記実施例では、ウォッ
シャポンプ2の作動が1回限りの場合を示したが、図1
1のフローチャートに示すように、この一連の作動を所
定間隔毎に繰り返し実行させるようにしたものである。
この場合の構成は図1と同様であるため省略する。
【0030】次に動作について、図7のタイミングチャ
ートと図11のフローチャートを併用して述べる。ウィ
ンドガラス6の表面への着霜防止を計りたい時、まず、
図11のステップS11でキースイッチ8を図7(a)
に示すようにオンしてスタートし、ウォッシャタンク1
内に規定値レベルの不凍液を混入させるとともに、自動
霜付着防止用の制御装置30をスイッチ31をオンして
作動させることにより、図7(c)に示すように、制御
装置30が出力し、フローチャートで示すように、駐停
車中であることを図7(a)に示すように、キースイッ
チ8のオフ信号で判別し、メモリ33で指示した時間経
過後(ステップS12)、ウォッシャ噴霧出力によりウ
ォッシャポンプ2を作動させ(ステップS13)、その
後、ワイパ作動出力により(ステップS14)、ワイパ
装置5を作動させ、その後、最初のステップS11のキ
ースイッチ信号の判別へとこの一連の動作をキースイッ
チ8がオンされるか、制御装置30がオフされるまで繰
り返す。この一連の繰り返し動作により、規定値の不凍
液を混入したウォッシャ液でウィンドガラス6の表面に
薄い皮膜を確実に形成し続ける。
【0031】実施例3.なお、先の実施例では、手動ス
イッチにより自動霜付着防止装置を作動させる場合を示
したが、図2に示すように、24時間タイマ36による
自動作動も可能である。同図において、1〜10は図1
と同様であるため省略する。30aは24時間タイマを
内蔵した自動霜付着防止用の制御装置、31aは制御装
置30aの作動を解除するスイッチである。
【0032】また、この制御装置30aは、CPU3
2,メモリ33,入力回路34,出力回路35,24時
間タイマ36を有している。キースイッチ8の信号は入
力回路34に与えられ、出力回路35はワイパ装置5の
ワイパモータ5aとウォッシャポンプ2に接続されてい
る。
【0033】次に動作について図8のタイミングチャー
トと図12のフローチャートを併用して説明する。ウィ
ンドガラス6の表面への着霜防止を計りたい時、ウォッ
シャタンク1内に規定値レベルの不凍液を混入させると
ともに、自動霜付着防止用の制御装置30aをスイッチ
31aを図8(c)に示すようにオンさせることにより
作動させ、図12のフローチャートのステップS21で
示すように24時間タイマ36による所定時間内(図8
(b))であること、および次に駐停車中であることを
図8(a)に示すように、キースイッチ8のオフ信号で
判別し(ステップS22)、メモリ33で指示した時間
経過後(ステップS23)、図8(d)に示す制御装置
30aの出力回路35からのウォッシャ噴霧出力により
(ステップS24)、ウォッシャポンプ2を作動させ、
その後、ワイパ作動出力によりワイパ装置5が作動し
(ステップS25)、規定値の不凍液を混入したウォッ
シャ液でウィンドガラス6の表面に薄い皮膜をキースイ
ッチ8がオンまたは24時間タイマ36がオフするまで
確実に繰り返し形成し続ける。
【0034】実施例4.次に24時間タイマでなく、外
気温センサによる自動作動も可能であるので、その例を
図3に示す。同図において、1〜10は図1と同様であ
るため省略する。41は外気温センサ、30bは自動霜
付着防止用の制御装置でCPU32、メモリ33、入力
回路34、出力回路35および、外気温センサ41の信
号をディジタル信号に変換するA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換部37を有している。
【0035】さらに、この制御装置30bのオート作動
解除スイッチ40が設けられている。このオート作動解
除スイッチ40はバッテリ7の正極と制御装置30bの
電源端子間にも接続されている。キースイッチ8の信号
は入力回路34に与えられ、出力回路35はワイパ装置
5とウォッシャポンプ2に接続されている。
【0036】次に動作について、図9のタイムチャート
と図13のフローチャートを併用して説明する。ウィン
ドガラス6の表面への着霜防止を計りたい時、ウォッシ
ャタンク1内に規定値レベルの不凍液を混入させるとと
もに、自動霜付着防止用の制御装置30bを図9(b)
に示すように、オート作動解除スイッチ40のオン状態
でオート作動させておくことにより、図9(c)および
図13のフローチャートのステップS31で示すよう
に、外気温が設定値以下であること、および次に駐停車
中であることを図9(a)に示すように、キースイッチ
8のオフ信号で判別し(ステップS32)、メモリ33
で指示した時間経過後(ステップS33)、図9(d)
に示すように、制御装置30bの出力回路35から出力
されるウォッシャ噴霧出力により(ステップS34)ウ
ォッシャポンプ2を作動させる。
【0037】その後、制御装置30bの出力回路35か
らのワイパ作動出力により(ステップS35)、ワイパ
装置5が作動し、規定値の不凍液を混入したウォッシャ
液でウィンドガラス6の表面に薄い皮膜をキースイッチ
8がオンまたは外気温が設定値、例えば3℃以上に上昇
するまで確実に繰り返し形成し続ける。
【0038】実施例5.次に、通常の第1ウォッシャタ
ンクとは別に不凍液を注入した第2ウォッシャタンク等
を装着し、24時間タイマによる自動作動を可能とした
例を図4に示す。同図において、1〜10は図1と同様
であるため省略する。
【0039】1aは第2ウォッシャタンク、2aは第2
ウォッシャタンク1aに装着された第2ウォッシャポン
プ、30aは24時間タイマ36を内蔵した自動霜付着
防止用の制御装置31aはこの制御装置30aの作動を
解除する制御装置解除スイッチであり、バッテリ7の正
極と制御装置30aの電源端子間に接続されている。ま
た、この制御装置30aは、CPU32、メモリ33、
入力回路34、出力回路35、24時間タイマ36を有
している。キースイッチ8の信号は入力回路34に与え
られ、出力回路35はワイパ装置5のワイパモータ5a
とウォッシャポンプ2aに接続されている。
【0040】次に動作について、再び図8のタイムチャ
ートと図12のフローチャートを併用して述べる。ウィ
ンドガラス6の表面への着霜防止を計りたい時、ウォッ
シャタンク1a内に着霜防止専用の不凍液を満たすとと
もに自動霜付着防止用の制御装置30aを図8(c)に
示すように制御装置解除スイッチ31aにより作動させ
ることにより、図12のフローチャートのステップS2
1で示すように、24時間タイマ36による図8(b)
に示す所定時間内であること、および次に駐停車中であ
ることを図8(a)に示すように、キースイッチ8のオ
フ信号で判別し(ステップS22)、メモリ33で指示
した時間経過後(ステップS23)、図8(d)に示す
制御装置30bの出力回路35からのウォッシャ噴霧出
力により、ウォッシャポンプ2aを作動させる(ステッ
プS24)。その後、制御装置30aの出力回路35か
らのワイパ作動出力によりワイパ装置5のワイパモータ
5aが作動し(ステップS25)、この不凍液でウィン
ドガラス6の表面に薄い皮膜をキースイッチ8がオン、
または24時間タイマ36がオフするまで実施例3の場
合と同様に作動を繰り返し実行する。
【0041】実施例6.次に、通常の第1ウォッシャタ
ンクとは別に不凍液を注入した第2ウォッシャタンク等
を装置し、24時間タイマでなく、外気温センサによる
自動作動を可能とした例を図5に示す。同図において、
1〜10は図1と同様であるため省略する。
【0042】1aは第2ウォッシャタンク、2aは第2
ウォッシャタンク1aに装着された第2ウォッシャポン
プ、41は外気温センサ、30bは自動霜付着防止用の
制御装置であり、この制御装置30bはCPU32,メ
モリ33,入力回路34,出力回路35および、外気温
センサ41の信号を変換するA/D変換部37を有して
いる。
【0043】さらに、この制御装置30bのオート作動
解除スイッチ40が設けられている。このオート作動解
除スイッチ40はバッテリ7の正極と制御装置30bの
電源端子間に挿入されている。キースイッチ8の信号は
入力回路34に与えられ、出力回路35はワイパ装置5
のワイパモータ5aと第2ウォッシャポンプ2aに接続
されている。
【0044】次に動作について再び図9のタイムチャー
トと図13のフローチャートを併用して説明する。ウィ
ンドガラス6の表面への着霜防止を計りたい時、第2ウ
ォッシャタンク1a内に着霜防止専用の不凍液を満たす
とともに、自動霜付着防止用の制御装置30bをオート
作動解除スイッチ40を図8(b)に示すように、オン
状態にしてオート作動させておくことにより、図13の
フローチャートのステップS31で示すように図9
(c)に示すように、外気温が、設定値以下であるこ
と、および次に駐停車中であることを図8(a)に示す
ように、キースイッチ8のオフ信号で判別し(ステップ
S32)、メモリ33で指示した時間経過後(ステップ
S33)、図9(d)に示すように、制御装置30bの
出力回路35からのウォッシャ噴霧出力により(ステッ
プS34)ウォッシャポンプ2aを作動させる。
【0045】その後、制御装置30bの出力回路35か
らのワイパ作動出力によりワイパ装置5が作動し(ステ
ップS35)、第2ウォッシャタンク2a内の専用不凍
液でウィンドガラス6の表面に薄い皮膜をキースイッチ
8がオン、または外気温が設定値、例えば3℃以上に上
昇するまで、実施例4の場合と同様に作動を繰り返し実
行する。
【0046】以上、ウォッシャポンプ作動後、ワイパ装
置5のワイパブレード5bでウィンドガラス6の表面を
払拭し、ウィンドガラス6の表面にこのウォッシャ液の
薄い皮膜を作り続ける構成の場合でも、ワイパ装置5の
作動を停止させてウォッシャポンプの単独作動の場合で
も、ウォッシャノズル4が噴霧液をウィンドガラス6の
面に均一に噴霧する形状であれば同様な効果を奏する。
【0047】さらに、バッテリ電圧をモニタし、この電
圧が規定値以下の場合には作動を停止し、バッテリ上り
によるトラブルの防止機能をこれら制御装置に内蔵させ
ることも可能である。
【0048】なお、上記実施例では、自動車用の自動霜
付着防止装置に使用する場合について説明したが、その
他いかなる霜付着防止装置に適用しても上記実施例と同
様な効果を奏する。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、車両のウォッシャ液として規定値の不凍液の混入と
自動霜付着防止装置の作動により、駐停車中はウィンド
ガラス表面に薄く不凍液の皮膜を形成するため、外気温
低下によるウィンドガラス表面への水分の付着による氷
結を防止できる。すなわち、着霜を極めて簡単な構成
で、大きな電気エネルギを必要とせずに防止できる効果
を有する。
【0050】また、請求項2の発明によれば、不凍液を
混入したウォッシャ液を駐停車中に所定時間毎にウィン
ドガラスに噴霧する操作を繰り返し実行するようにした
ので、長時間の駐車においても、また、使用不凍液の蒸
発量が多少増しても、確実にウィンドガラス表面の不凍
液皮膜を長時間安定して維持できるため、確実に着霜防
止を計れる効果を有する。
【0051】また、請求項3の発明によれば、制御装置
に24時間タイマを追加することにより、駐停車中の着
霜の可能性を有する規定時間内のみ、この制御装置を作
動させて、不凍液を混入したウォッシャ液をウィンドガ
ラスの表面に噴霧させるようにしたので、ウォッシャ液
および電気エネルギの消費を少なくできる。さらに、こ
の制御装置の作動を規定する規定時間を状況により、運
転車が逐次変更することにより、さらに電気エネルギの
消費を少なくすることも可能となるとともに、ガラス面
に形成される不凍液の被膜で着霜防止が計れる効果があ
る。
【0052】請求項4によれば、制御装置に外気温セン
サを組み込むことにより、駐停車中の着霜の可能性があ
る外気温度所定値以下の場合のみ、この制御装置を作動
させることが可能となり、外気温によるオート作動でガ
ラス面に形成された不凍液の被膜により着霜を防止する
ことができ、ウォッシャ液および電気エネルギの消費を
より一層少なくできる効果がある。
【0053】請求項5の発明によれば、通常のウォッシ
ャタンクとは別の着霜防止専用の第2ウォッシャタンク
を追加するとともに、24時間タイマまたは、外気温セ
ンサにより、駐停車中の着霜の可能性を有する時に、制
御装置を作動させて専用のウォッシャ液を使用できるよ
うに構成したので、氷結防止皮膜の長寿命化などによ
り、噴霧装置の作動間隔の延長が可能となり、ウォッシ
ャ液および電気エネルギの消費をより一層少なくでき
る。
【0054】また、24時間タイマや外気温センサによ
る自動作動が解除可能なスイッチにより、車庫内建物の
軒下やウィンドウカバーの装着等、着霜の可能性がない
場合には、これら制御装置の作動を解除することで、要
求に応じて、ウォッシャ液および電気エネルギの消費を
無くすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による自動霜付着防止装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第3の実施例による自動霜付着防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第4の実施例による自動霜付着防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第5の実施例による自動霜付着防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第6の実施例による自動霜付着防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】同上第1の実施例の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図7】同上第2の実施例の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図8】同上第3および第5の実施例の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【図9】同上第4および第6の実施例での動作を説明す
るためのタイムチャートである。
【図10】同上第1の実施例での動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図11】同上第2の実施例の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図12】同上第3および第5の実施例の動作の流れを
示すフローチャートである。
【図13】同上第4および第6の実施例の動作の流れを
示すフローチャートである。
【図14】従来のウォッシャ液加熱装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ウォッシャタンク 1a 第2ウォッシャタンク 2 ウォッシャポンプ 2a 第2ウォッシャポンプ 3 配送ホース 4 噴霧ノズル 5 ワイパ装置 6 ウィンドガラス 7 バッテリ 8 キースイッチ 9 ウォッシャポンプ・ワイパ装置連動スイッチ 10 ワイパ装置スイッチ 20 ウォッシャ液加熱装置 22 圧力スイッチ 30 制御装置 30a 制御装置 30b 制御装置 31 制御装置解除スイッチ 31a 制御装置解除スイッチ 32 CPU 33 メモリ 34 入力回路 35 出力回路 36 24時間タイマ 37 A/D変換部 40 オート作動解除スイッチ 41 外気温センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不凍液を混入したウォッシャ液をウィン
    ドガラスの表面に噴霧させる噴霧装置と、この噴霧装置
    で上記ウォッシャ液が上記ウィンドガラスの表面に噴霧
    されると上記ウィンドガラスの表面を払拭するワイパ装
    置と、駐停車中に上記噴霧装置を作動させ上記ウィンド
    ガラス表面に上記ウォッシャ液を噴霧させる制御装置と
    を備えた自動霜付着防止装置。
  2. 【請求項2】 上記制御装置は上記噴霧装置を所定間隔
    毎に作動させて上記ウォッシャ液を所定間隔毎に上記ウ
    ィンドガラスの表面に噴霧させることを特徴とする請求
    項1に記載の自動霜付着防止装置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は上記噴霧装置を24時間
    タイマで毎日定時間内に作動させることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の自動霜付着防止装置。
  4. 【請求項4】 上記制御装置は外気温センサで検出した
    外気温が所定温度以下の時駐停車中に上記噴霧装置を作
    動させて上記不凍液を上記ウィンドガラスの表面に噴射
    させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の自動霜付着防止装置。
  5. 【請求項5】 上記噴霧装置は第1のウォッシャタンク
    に充填された通常のウォッシャ液と第1のウォッシャタ
    ンクとは別の第2のウォッシャタンクに充填された不凍
    液を上記ウィンドガラスに噴霧し、かつ上記制御装置は
    外気温センサで検出された外気温が所定温度以下のとき
    に駐停車中に上記ウィンドガラスに上記不凍液を上記噴
    霧装置に噴霧させることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4に記載の自動霜付着防止装置。
JP4090948A 1992-04-10 1992-04-10 自動霜付着防止装置 Pending JPH05286416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055562A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Fujitsu Ten Ltd 車両の窓ガラスの異物除去装置
US9333951B2 (en) 2013-09-17 2016-05-10 Kcw Corporation Anti-freezing apparatus and anti-freezing method using the same

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