JPH0528625A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JPH0528625A
JPH0528625A JP18229591A JP18229591A JPH0528625A JP H0528625 A JPH0528625 A JP H0528625A JP 18229591 A JP18229591 A JP 18229591A JP 18229591 A JP18229591 A JP 18229591A JP H0528625 A JPH0528625 A JP H0528625A
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JP
Japan
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recorded
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Pending
Application number
JP18229591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ikedo
勇二 池戸
Junichi Yoshio
淳一 由雄
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 追記型もしくは再書込み可能な光ディスクへ
のダビング速度を向上するとともに、確実にピット形成
を行うことを可能とする。 【構成】 予め書込位置制御情報が記録され書込み可能
な円盤状記録媒体と、前記円盤状記録媒体を駆動制御信
号に基づいて回転駆動する駆動手段と、前記書込位置制
御情報を読込んで基準同期信号を出力し、入力された記
録制御信号で示される前記円盤状記録媒体の記録位置に
前記基準同期信号に対応する記録速度でデータを記録す
る基準記録手段と、入力された記録制御信号で示される
前記円盤状記録媒体の記録位置における前記書込制御情
報を読込んで個別同期信号を生成し、当該個別同期信号
に対応する記録速度でデータを記録する複数の記録手段
と、前記基準記録手段および前記複数の記録手段の各々
に相異なる記録制御信号を出力し、前記基準同期信号に
基づいて駆動制御信号を出力する制御手段と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、R−CD(Recordable
Compact Disc )等の追記型光ディスク若しくはOMD
(Optical Magneto Disc)等の再書込み可能な光ディス
クに高速でダビングを行うための情報記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カセットテープなどを記録媒体と
して、他の音源、例えばCD(Compact Disc)の音楽情
報を再生し、再生された音楽情報をそのまま記録する
(以下、ダビングという。)ことが行われていた。しか
しながら、ダビングによる音質の劣化は避け難いという
問題点があった。
【0003】近年、追記可能なコンパクトディスク(R
−CD)や再書込み可能な光磁気ディスクが開発され、
これを記録媒体としてダビングを行うことが可能とな
り、デジタル記録を行うことにより、音質を劣化させる
ことなく、長時間の録音を行うことができるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、R−CD等の
追記型光ディスクや光磁気ディスク等の再書込み可能な
光ディスクにおいては、記録時間が長いためダビングに
時間がかかるという不具合が生じる。そこで、高速でダ
ビングを行うことが考えられるが、ディスクの回転速度
をあまり高速にすると記録ビームによるピット形成が十
分に行われない可能性があるため、せいぜい2倍程度の
回転速度、すなわち、倍速度でダビングを行うことしか
できなかった。
【0005】そこで、本発明は、ダビング速度を向上す
るとともに、確実にピット形成を行うことが可能な情報
記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録装置
は、予め書込位置制御情報が記録され書込み可能な円盤
状記録媒体と、前記円盤状記録媒体を駆動制御信号に基
づいて回転駆動する駆動手段と、前記書込位置制御情報
を読込んで基準同期信号を出力するとともに、入力され
た記録制御信号で示される前記円盤状記録媒体の記録位
置に前記基準同期信号に対応する記録速度でデータを記
録する基準記録手段と、入力された記録制御信号で示さ
れる前記円盤状記録媒体の記録位置における前記書込制
御情報を読込んで個別同期信号を生成し、当該個別同期
信号に対応する記録速度でデータを記録する複数の記録
手段と、前記基準記録手段および前記複数の記録手段の
各々に相異なる記録制御信号を出力するとともに、前記
基準同期信号に基づいて駆動制御信号を出力する制御手
段と、を備えて構成する。
【0007】
【作用】制御手段から駆動制御信号が入力されると駆動
手段は前記円盤状記録媒体を回転駆動する。これに伴い
基準記録手段は前記書込位置制御情報を読込んで基準同
期信号を出力するとともに、入力された記録制御信号で
示される前記円盤状記録媒体の記録位置に前記基準同期
信号に対応する記録速度でデータを記録する。これと同
時に複数の記録手段は、制御手段からそれぞれ入力され
た記録制御信号で示される前記円盤状記録媒体の記録位
置における前記書込制御情報を読込んで個別同期信号を
生成し、当該個別同期信号に対応する記録速度でデータ
を記録する。
【0008】したがって、一の円盤状記録媒体に複数の
データを同時に記録することができ、円盤状記録媒体へ
のデータ書込時間を短縮することができる。
【0009】
【実施例】次に、図1乃至図3を参照して本発明の実施
例を説明する。図1に本発明のR−CD記録装置の基本
構成ブロック図を示す。
【0010】R−CD記録装置100は、大別して、R
−CDに情報の記録を行う記録ブロック200と、第1
再生ブロック300と、第2再生ブロック400と、R
−CD記録装置全体を制御するシステムコントロール部
500と、を備えて構成されている。
【0011】記録ブロック200において、予め書込み
制御信号としての案内溝(プリグルーブ:Pregroove )
が刻まれたR−CD201がターンテーブル上に載置さ
れる。このR−CD201は、スピンドルサーボ制御信
号に基づいてスピンドルモータ202により回転駆動さ
れる。第1書込制御部204は、第1再生ブロック30
0からの記録データを一時的に格納する第1RAM20
3が接続され、記録データを第1ピックアップ205に
出力する。第1ピックアップ205は、第1書込制御部
204からの記録データをR−CD201に記録する。
これと同時に第1ピックアップ205は、R−CD20
1の案内溝を読みとって読取信号を第1クロック抽出部
206および第1フォーカストラッキングサーボ部20
8に出力する。第1クロック抽出部206は、第1ピッ
クアップ205によって読み取った読取信号からウォブ
リング周波数を検出して第1クロック信号CK1 を第1
記録パワーコントロール部207および速度比較切換部
215に出力する。第1記録パワーコントロール部20
7は、第1クロック信号CK1 に基づいて第1ピックア
ップ205の記録パワーを制御する。第1フォーカスト
ラッキングサーボ部208は、第1ピックアップ205
の読取信号からトラッキングエラー信号およびフォーカ
シングエラー信号を検出し、第1ピックアップ205の
トラッキングサーボおよびフォーカシングサーボを行
う。第2書込制御部210は、第2再生ブロック400
からの記録データを一時的に格納する第2RAM209
が接続され、記録データを第2ピックアップ211に出
力する。第2ピックアップ211は、第2書込制御部2
10からの記録データをR−CD201に記録する。こ
れと同時に第2ピックアップ211は、R−CD201
の案内溝を読みとって読取信号を第2クロック抽出部2
12および第2フォーカストラッキングサーボ部214
に出力する。第2クロック抽出部212は、第2ピック
アップ211によって読み取った読取信号からウォブリ
ング周波数を検出して第2クロック信号CK 2 を第2記
録パワーコントロール部213および速度比較切換部2
15に出力する。第2記録パワーコントロール部213
は、第2クロック信号CK2 に基づいて第2ピックアッ
プ211の記録パワーを制御する。第2フォーカストラ
ッキングサーボ部214は、第2ピックアップ211の
読取信号からトラッキングエラー信号およびフォーカシ
ングエラー信号を検出し、第2ピックアップ211のト
ラッキングサーボおよびフォーカシングサーボを行う。
速度比較切換部215は、第1クロック抽出部および第
2クロック抽出部から出力される第1クロック信号およ
び第2クロック信号に基づいてスピンドルコントロール
信号をスピンドルサーボ部216に出力する。スピンド
ルサーボ部216は、入力されたスピンドルコントロー
ル信号に基づいてスピンドルサーボ制御信号をスピンド
ルモータ202に出力する。
【0012】また、第1再生ブロック300において、
ダビングしたい記録データが記録されている第1CD3
01がターンテーブル上に載置されている。第1再生ス
ピンドルモータ302は、この第1CD301を第1ス
ピンドルサーボ制御信号に基づいて回転駆動する。第1
再生ピックアップ303は、第1CD301の記録デー
タを読取って第1読取信号を第1再生フォーカストラッ
キングサーボ部304、第1読取部305および第1読
取部305を介して第1再生クロック抽出部306に出
力する。第1再生フォーカストラッキングサーボ部30
4は、第1再生ピックアップ303の第1読取信号から
トラッキングエラー信号およびフォーカシングエラー信
号を検出し、第1再生ピックアップ303のトラッキン
グサーボおよびフォーカシングサーボを行う。第1読取
部305は、第1読取信号から記録データを再生し、記
録部の第1書込制御部204に出力する。第1再生クロ
ック抽出部306は、第1再生読取信号から第1再生ク
ロック信号CK10を抽出し第1再生スピンドルサーボ部
307に出力する。第1再生スピンドルサーボ部307
は、第1再生クロック信号CK10に基づいて第1スピン
ドルサーボ制御信号を第1再生スピンドルモータ302
に出力する。
【0013】第2再生ブロック400は、第1再生ブロ
ック300とほぼ同一の構成となっており、ダビングし
たい記録データが記録されている第2CD401がター
ンテーブル上に載置されている。第2再生スピンドルモ
ータ402は、この第2CD401を第2スピンドルサ
ーボ制御信号に基づいて回転駆動する。第2再生ピック
アップ403は、第2CD401の記録データを読取っ
て第2読取信号を第2再生フォーカストラッキングサー
ボ部404、第2読取部405および第2読取部405
を介して第2再生クロック抽出部406に出力する。第
2再生フォーカストラッキングサーボ部404は、第2
再生ピックアップ403の第2読取信号からトラッキン
グエラー信号およびフォーカシングエラー信号を検出
し、第2再生ピックアップ403のトラッキングサーボ
およびフォーカシングサーボを行う。第2読取部405
は、第2読取信号から記録データを再生し、記録部の第
2書込制御部210に出力する。第2再生クロック抽出
部406は、第2再生読取信号から第2再生クロック信
号CK20を抽出し第2再生スピンドルサーボ部407に
出力する。第2再生スピンドルサーボ部407は、第2
再生クロック信号CK 20に基づいて第2スピンドルサー
ボ制御信号を第2再生スピンドルモータ402に出力す
る。
【0014】システムコントロール部500は、予め記
録すべきデータの制御情報を記憶する図示しないメモリ
を有し、図2に示すように、R−CDにデータを記録す
べき順番に対応付けて、書き込むデータの格納されてい
るCDを特定するためのデータと、当該特定されたCD
における記録すべきデータの開始トラック番号と、当該
記録データの記録時間(データ間のポーズ時間を含む)
が格納されている。
【0015】次に、図3の動作フローチャートを参照し
てR−CD記録装置100の動作を説明する。システム
コントロール部500は、図示しないメモリから第1ピ
ックアップ205および第2ピックアップ211のそれ
ぞれがデータを記録すべきR−CD201上の記録トラ
ック番号と、当該記録トラック番号に対応する記録トラ
ックに記録する記録データが記録されている各CD30
1、401上の当該記録データの記録位置および記録時
間を読み出す(ステップS1)。
【0016】記録順番テーブルに図2に示すようなデー
タが記録されている場合、システムコントロール部50
0は、第1CD301からR−CD201に記録すべき
記録データについてのデータを読み出す。すなわち、記
録順番テーブルの記録順番が第1番目のデータである
「ディスク番号1(第1CD301を示すものとす
る。)、ディスクのトラック番号5、記録時間5分20
秒」を読出す。次に、記録順が第2〜第5番目までは、
ディスク番号1(第1CD301)からの情報を読み出
すものであるので、第2CD401からR−CD201
に記録すべき記録データについてのデータを読み出す。
すなわち記録順番テーブルの記録順番が第6番目のデー
タである「ディスク番号2(第2CD401を示すもの
とする。)、ディスクのトラック番号9、記録時間3分
40秒」を読み出す。さらに記録順1番目から第5番目
までの記録時間を加算することにより第1CD301か
ら連続して記録する記録データの合計記録時間を算出す
る。この場合、合計記録時間は21分40秒となる。
【0017】次に、システムコントロール部500は、
記録順番テーブルから読出したデータに基づいて、記録
データが記録されているトラックにそれぞれの再生ピッ
クアップ303、403を移動する(ステップS2)。
具体的には、通常のCDの再生と同様にして、第1再生
ブロック300において、第1再生スピンドルサーボ部
307によりサーボをかけながら第1再生スピンドルモ
ータ302を回転駆動し、第1再生フォーカストラッキ
ングサーボ部304によりサーボを行いながら第1再生
ピックアップ303をトラック番号5に移動させ、ポー
ズ状態とする。一方、第2再生ブロック400において
も、第2再生スピンドルサーボ部407によりサーボを
かけながら第2再生スピンドルモータ402を回転駆動
し、第2再生フォーカストラッキングサーボ部404に
よりサーボを行いながら第2再生ピックアップ403を
トラック番号9に移動させ、ポーズ状態とする。
【0018】続いて、システムコントロール部500
は、記録ブロック200を制御し、それぞれの記録用ピ
ックアップ205、211を記録位置に移動する(ステ
ップS3)。R−CD201のプリグルーブは、一定周
期で蛇行(ウォブリング)している。このウォブリング
(Wobbling)の周期(ウォブリング周波数)はフレーム
周波数や記録されているデータに影響を与えないように
22.05 kHzに設定され、通常のCDの標本化周波数4
4.1kHzの半分となっている。さらにこのウォブリン
グ周波数には絶対時間情報(ATIP:Absolute Time
In Pregroove)が重畳され、FM(Frequency Modulati
on)変調されて記録されている。このATIPは当該ト
ラックが記録可能なトラックのどの位置に存在するかを
表す値であり、その値は記録可能なトラックの開始位置
(ATIP=0分0秒)から終点位置まで単調増加して
いる。したがって、システムコントローラ部500は、
このATIPを参照することにより、両記録用ピックア
ップ205、211をそれぞれの記録位置に移動する。
【0019】具体的には、R−CD201にいまだ何等
の情報も書き込まれていないものとすると、通常のCD
の再生と同様に第1ピックアップ205によって読み取
ったATIPに基づいて、第1フォーカストラッキング
サーボ部208によりサーボを行いながら第1ピックア
ップ205を記録可能なトラックの開始地点(ATIP
=0分0秒)に移動し、ポーズ状態とする。一方、第2
ピックアップ211によって読み取ったATIPに基づ
いて、第2フォーカストラッキングサーボ部214によ
りサーボを行いながら第2ピックアップ211を記録可
能なトラックの開始地点(ATIP=0分0秒)から求
めた合計記録時間に相当する21分40秒経過地点(A
TIP=21分40秒)に移動し、ポーズ状態とする。
【0020】続いてシステムコントローラ部500は、
第1ピックアップ205および第2ピックアップ211
における次のデータの記録位置に相当するトラック先頭
位置を計算する(ステップS4)。
【0021】記録順番1のデータを記録した場合の第1
ピックアップの次記録開始位置ATIPNXT1は、記録開
始位置ATIP1S(ATIP=0分0秒)から5分20
秒経過した地点であるので、 ATIPNXT1=ATIP1S+5分20秒 =5分20秒 となる。一方、記録順6のデータを記録した場合の第2
ピックアップ211の次記録開始位置ATIPNXT2は、
記録開始位置ATIP2S(ATIP=21分40秒)か
ら3分40秒経過した地点であるので、 ATIPNXT2=ATIP2S+5分20秒 =21分40秒+5分20秒 =27分0秒 となる。
【0022】システムコントローラ部500は、ステッ
プS4で計算した記録開始位置ATIP1S、ATIP
NXT2を図示しないメモリに更新して記憶する(ステップ
S5)。
【0023】次に、システムコントローラ部500は、
記録データの複写を行う(ステップS6。)まず、シス
テムコントローラ部500は、記録ブロック200に対
し、ダビング速度を指定する。例えば、通常再生速度の
2倍の速度でダビングを行うとすると、速度比較切換部
215は、第1ピックアップ205から抽出される第1
クロック信号CK1 のクロック周波数が、通常再生速度
のクロック周波数と等しくなる(これにより、ピックア
ップ2個でおよそ2倍速度のダビングとなる。)よう
に、スピンドルサーボ部216にスピンドル制御信号を
出力させる。すなわち、第1クロック抽出部206で検
出されるウォブリング周波数が22.05 kHzとなるよう
にR−CD201をスピンドルモータ202により回転
駆動する。第1クロック抽出部206から出力された第
1クロック信号CK1 は、第1再生ブロック300の第
1再生スピンドルサーボ部307に出力され、第1再生
スピンドルサーボ部307は第1クロック信号CK1
対応する通常速度で第1再生スピンドルモータ302を
回転駆動するように制御する。一方、第2ピックアップ
211により読出した信号に基づいて、第2クロック信
号抽出部212は、R−CD201の当該読出し位置に
おけるウォブリング周波数を検出し、第2クロック信号
CK2 を第2再生スピンドルサーボ部407に出力す
る。第2再生スピンドルサーボ部407は第2クロック
信号CK2 に対応する速度(第1再生スピンドルモータ
の回転速度×N)で第2再生スピンドルモータ402を
回転駆動するように制御する。ここで、Nは正の実数で
あり、第1ピックアップ205と第2ピックアップ21
1の記録位置により決定される。例えば、第1ピックア
ップ205が第2ピックアップ211よりもR−CD2
01の外周側に位置する場合には、 0<N<1 となり、第1ピックアップ205が第2ピックアップ2
11よりもR−CD201の内周側に位置する場合に
は、 1<N となる。
【0024】システムコントローラ部500は、第1お
よび第2再生ブロック300、400並びに記録ブロッ
ク200のダビング準備が完了したならば、同時にポー
ズ状態を解除してダビングを開始する。これにより、第
1再生ピックアップ303からは通常速度で記録情報が
読み出され、第1読取部305により記録データとして
出力され、第1書込制御部204によりバッファとして
の第1RAM203に一時的に記憶される。第1書込制
御部204は、R−CD201の書込フォーマットに基
づいて、第1RAM203に記憶した記録データを読出
し、第1ピックアップ205に出力する。このとき、第
1ピックアップ205から出力されるレーザ光の出力レ
ベルは、第1記録パワーコントロール部207により制
御されているが、この場合は通常速度による記録である
ので、一定の出力レベルに保たれている。これによりR
−CD201には、ピット(Pit )が形成され、第1C
D301の情報がダビングされることとなる。さらに、
第1書込制御部204は必要に応じてユーザが記録した
領域のアドレス管理を行うためのディレクトリ領域であ
るUTOC(Users Table Of Contents )に当該ダビン
グした情報の番地管理を行うための情報を記録する。
【0025】一方、第2再生ピックアップ211から
は、通常速度×Nの速度で記録情報が読み出され、第2
読取部405により記録データとして出力され、第2書
込制御部210によりバッファとしての第2RAM20
9に一時的に記憶される。第2書込制御部210は、R
−CD201の書込フォーマットに基づいて、第2RA
M209に記憶した記録データを読出し、第2ピックア
ップ211に出力する。このとき、第2ピックアップ2
11から出力されるレーザ光の出力レベルは、第2記録
パワーコントロール部213により制御されているが、
この出力レベルは、当該第2ピックアップ211の記録
位置におけるR−CD201の回転速度および記録する
ピット長に応じて定められる。例えば、Nの値が1未満
である場合には、通常回転速度で記録する場合と同一ま
たはそれ以下のレベルとし、Nの値が1より大きい場合
には、記録パワーが不足するので通常回転速度で記録す
る場合以上のレベルとする。また、Nの値が1より大き
い場合には、記録するピット長を考慮し、ピット長(n
τ、n:3〜11)が短い場合、すなわちnが小さい場
合ほど出力レベルを上げるようにする。またピット長=
(n´−α)τとし、同様に(n´−α)が小さい場合
ほど出力レベルを上げるようにしてもよい。ここでαは
定数である。
【0026】これによりR−CD201には、最適なピ
ットが形成され、第2CD401の情報がダビングされ
ることとなる。さらに、第2書込制御部210は必要に
応じてUTOCに当該ダビングした情報の番地管理を行
うための情報を記録する。
【0027】このようにして、R−CD記録装置100
は、記録順番テーブルに記録されたデータに基づいて、
ダビングを行い、当該記録順番に相当する記録データの
記録が終了したか否かを判別する(ステップS7)。
【0028】これにより当該記録順番の記録データのダ
ビングが終了した場合には、新たに記録順番テーブルを
参照して、次の記録データをダビングする。なお、記録
順番テーブルに参照すべきデータが無くなった場合には
システムコントロール部500はループを抜け出し、待
機状態となる。
【0029】以上の説明のように、上述の例の場合、第
1再生ブロック300が通常速度(1倍速度)でダビン
グを行うとすると、第2再生ブロック400は1×N倍
速度でダビングを行うこととなり、システム全体として
はおよそ2倍速でダビングを行うこととなる。
【0030】以上の実施例においては、第1ピックアッ
プ205側(第1再生ブロック300を含む)を基準記
録手段として機能させていたが、第2ピック211側
(第2再生ブロック400を含む)を基準記録手段とし
て機能させることも可能である。このように、いずれを
基準記録手段として機能させるかの設定は自由である
が、記録位置がR−CD201の外周側に位置する記録
ピックアップを基準記録手段として機能させることによ
り、上述のNの値を1未満に設定することが可能、すな
わち、当該記録速度は基準記録手段の記録速度以下とな
り、制御を容易とすることができる。
【0031】また、以上の実施例においては、再生ブロ
ックおよび当該再生ブロックに対応する記録ピックアッ
プがそれぞれ2組の場合についてのみ説明したが、これ
らを3組以上設けることにより、より高速なダビングを
行うようにすることも可能である。この場合において、
基準記録手段としての記録ピックアップの記録速度をV
S とし、再生ブロックおよび当該再生ブロックに対応す
る記録ピックアップをm組設けた場合のダビング速度V
D は、およそ、 VD =m×VS となる。
【0032】さらに、以上の実施例においては、記録す
べきデータを随時読出していたが、予め記録ピックアッ
プの記録速度以上の読出し速度を有するメモリに記録す
べき全データを格納しておくように構成することも可能
である。
【0033】さらにまた、以上の実施例はR−CDの場
合についてのみ説明したが、他の追記型光ディスク、再
書込可能な光ディスク、磁気ディスク等の他の円盤状記
録媒体にも本発明の適用が可能である。
【0034】また、以上の実施例では、記録すべきデー
タが記録されている記録媒体としてCDの場合について
のみ説明したが、DAT(Didital Audio Tape)や、ビ
デオテープなど他の記録媒体でも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、一の円盤状記録媒体
に、基準記録手段および複数の記録手段により、同時に
データを記録するので、記録時間を短縮することができ
る。したがって、本情報記録装置をダビング装置に適用
すれば、ダビング時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図2】記録順番テーブルのデータ格納状態の説明図で
ある。
【図3】本発明の動作フローチャートである。
【符号の説明】
100…R−CD記録装置 200…記録ブロック 300…第1再生ブロック 400…第2再生ブロック 500…システムコントロール部 201…R−CD 202…スピンドルモータ 203…第1RAM 204…第1書込制御部 205…第1ピックアップ 206…第1クロック抽出部 207…第1記録パワーコントロール部 208…第1フォーカストラッキングサーボ部 209…第2RAM 210…第2書込制御部 211…第2ピックアップ 212…第2クロック抽出部 213…第2記録パワーコントロール部 214…第2フォーカストラッキングサーボ部 215…速度比較切換部 216…スピンドルサーボ部 301…第1CD 302…第1再生スピンドルモータ 303…第1再生ピックアップ 304…第1再生フォーカストラッキングサーボ部 305…第1読取部 306…第1再生クロック抽出部 307…第1再生スピンドルサーボ部 401…第2CD 402…第2再生スピンドルモータ 403…第2再生ピックアップ 404…第2再生フォーカストラッキングサーボ部 405…第2読取部 406…第2再生クロック抽出部 407…第2再生スピンドルサーボ部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 予め書込位置制御情報が記録され書込み
    可能な円盤状記録媒体と、 前記円盤状記録媒体を駆動制御信号に基づいて回転駆動
    する駆動手段と、 前記書込位置制御情報を読込んで基準同期信号を出力す
    るとともに、入力された記録制御信号で示される前記円
    盤状記録媒体の記録位置に前記基準同期信号に対応する
    記録速度でデータを記録する基準記録手段と 入力された記録制御信号で示される前記円盤状記録媒体
    の記録位置における前記書込制御情報を読込んで個別同
    期信号を生成し、当該個別同期信号に対応する記録速度
    でデータを記録する複数の記録手段と、 前記基準記録手段および前記複数の記録手段の各々に相
    異なる記録制御信号を出力するとともに、前記基準同期
    信号に基づいて駆動制御信号を出力する制御手段と、を
    備えたことを特徴とする情報記録装置。
JP18229591A 1991-07-23 1991-07-23 情報記録装置 Pending JPH0528625A (ja)

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JP18229591A JPH0528625A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 情報記録装置

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