JPH05286115A - 半田形成印刷装置 - Google Patents

半田形成印刷装置

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JPH05286115A
JPH05286115A JP4094514A JP9451492A JPH05286115A JP H05286115 A JPH05286115 A JP H05286115A JP 4094514 A JP4094514 A JP 4094514A JP 9451492 A JP9451492 A JP 9451492A JP H05286115 A JPH05286115 A JP H05286115A
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squeegee
screen mask
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squeegees
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Shoji Sato
章二 佐藤
Hiroaki Onishi
浩昭 大西
Kazumi Ishimoto
一美 石本
Tokuhito Hamane
徳人 浜根
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷不良等が生じることなく、導体部の上面
に均一な半田部を形成し得る半田形成印刷装置を提供す
る。 【構成】 回路基板8に設けた複数個の導体部8aに対
応する開孔部9aが形成されたスクリーンマスク9の上
面に摺接し、前記開孔部9aに半固形状の半田10cを
充填するスキージ4,5を相対向して一対配置し、この
スキージ4,5の両側部に下端縁がスキージ4,5の下
端縁と面一となる側板6を配設してスキージ本体1を形
成してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板の導体部にス
クリーンマスクを用いて半田を印刷形成する半田形成印
刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップ部品のリード部を回路基板に装着
する場合においては、近時、リード部の間隔が狭ピッチ
化しているために、回路基板の導体部に半田を印刷して
半田部を形成する方法が採用されている。
【0003】この半田形成印刷装置の一例として、図9
および図10に示すように、2本のスキージ37,38
を用いて半固形状のクリーム状半田10cをスクリーン
マスク9上に塗布するものが知られている。このスクリ
ーンマスク9は、図示しない電子部品のリード部に対応
する位置に複数の開孔部9aを形成している。
【0004】前記スキージ37,38は板状で、塗布作
業の効率化を図るためにスクリーンマスク9上に一対が
配置されている。これらのスキージ37,38は、図示
しない移動手段により交互に上下動するとともに一方の
スキージ37がスクリーンマスクの一端から他端側に、
他方のスキージ38が他端から一端側に移動するように
なっている。
【0005】しかして、このスキージ37,38により
半田部を形成する場合は、図9に示すように、回路基板
8に設けられた導体部8a上にスクリーンマスク9を配
置する。そして、このスクリーンマスク9の上面にクリ
ーム状半田10cを置き、一方のスキージ37を下降さ
せて上面に当接する。このとき、他方のスキージ38は
上昇した状態に保ち非接触状態にしておく。
【0006】そして、スクリーンマスク9の上面に沿っ
て一方のスキージ37を直線移動させると、クリーム状
半田10cがローリング(回転運動)しつつスキージ3
7の押し込み力によって開孔部9aに充填される。この
スキージ37が他端側に達すると、これを上昇させて他
方のスキージ38を下降させる。続いて、クリーム状半
田10cを補充してスキージ38を一端側に移動させる
と、クリーム状半田10cが開孔部9aに充填される。
このような作業を繰り返し、開孔部9aに半田10cが
印刷された時点でスクリーンマスク9を取り除くと、導
体部8aの上面に半田部が形成される。
【0007】この後、複数の半田部に電子部品のリード
部を接触させた状態で、回路基板8をリフロー炉に通し
て半田部を加熱溶融し、回路基板8に設けられた導体部
8aに電子部品のリード部を接続するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半田形成印刷装置は、一定の温度に加熱されたクリーム
状半田10cを必要に応じて供給するのであるが、この
クリーム状半田10cはスクリーンマスク9上に載せら
れると大気中に晒された状態となる。このため、半田1
0cが大気中の温度や湿度に影響されて、粘度が変化し
たり活性力が低下する。すると、半田印刷時に所謂印刷
にじみが生じたり、印刷量の減少や過剰による印刷不良
が発生していた。また、活性力が低下している場合は、
リフロー時に半田が粒状となって半田ボールが形成さ
れ、回路基板8の導体部8aと電子部品のリード部とが
不良接続になるといった問題があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半田形成印刷装
置は、回路基板に設けた複数個の導体部に対応する開孔
部が形成されたスクリーンマスクの上面に摺接し、前記
開孔部に半固形状の半田を充填するスキージを相対向し
て一対配置し、このスキージの両側部に下端縁がスキー
ジの下端縁と面一となる側板を配設してスキージ本体を
形成してなることを特徴とする。
【0011】また、スキージ本体の上部に半田を収容す
る容器を設けるとともに、この容器内の半田を所定の温
度に加熱して一定量の半田を供給する半田供給部を備え
ている。
【0012】また、スキージ本体と容器との間に配設さ
れスクリーンマスクの上面を前記スキージ本体の下端部
が摺接するときスクリーンマスク側に押圧力を付勢する
一方、前記スキージ本体側に作用する接触圧を吸収する
圧接調節機構とを設けている。
【0013】また、スクリーンマスクの寸法を入力する
入力部と、この入力部からの寸法データに基づいてスキ
ージによる印刷開始点および印刷終了点の位置データを
算出する演算部と、この演算結果を受けてスキージ本体
を移動させる駆動部に対し制御信号を送出する制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、スキージ本体の上部側等に
半固形状の半田を供給する開口のみ設けておく。そし
て、回路基板の上面にスクリーンマスクを配置し、この
スクリーンマスク上にスキージ本体を当接させる。この
とき、スクリーンマスクの上面に対しスキージ本体の下
端部が密接状態となるので、スクリーンマスクとスキー
ジ本体との間に密閉空間が形成される。
【0015】この状態で、半田供給部が半固形状の半田
をスクリーンマスク上に落下させ、対向するスキージの
方向に沿ってスキージ本体を移動させると、一方のスキ
ージにより半田が開孔部に順次充填される。この際、一
方のスキージの長さ方向に半田が拡がろうとするが、側
板によってスキージ本体の外方に漏れるのが防止され
る。よって、半田供給時のロスも大幅に軽減する。
【0016】また、スキージ本体の下端縁が面一となっ
ていることから、スクリーンマスクの上面に沿って平行
移動させるとき、このスクリーンマスクが浮き上がるこ
となく摺接するので、各開孔部に均質に半田を充填する
ことができる。
【0017】さらに、半固形状の半田は外気から遮断さ
れるので、急速に冷却したり塵埃が付着することなく、
その活性が保たれる。
【0018】そして、半固形状の半田を補充しつつ一方
向への充填作業が終了すると、他方のスキージにより反
対方向への充填作業を開始する。このような作業を繰り
返し、全開孔部に半田が印刷された後、硬化を待ってス
クリーンマスクを取り除くと、回路基板に設けた複数個
の導体部に半田部が形成される。
【0019】また、スキージ本体の上部に設けた容器に
半田を収容して、半田供給部により半田温度を設定して
おくと、スクリーンマスク上においては、安定した粘度
を保つことが可能となり、塗布に際してはスキージによ
るローリングが支障なく行われ、開孔部への充填むらが
生じることなく均質な印刷を行うことができる。
【0020】また、スキージ本体の下端部がスクリーン
マスクの上面を摺接するとき、スクリーンマスクに圧接
する一方のスキージに荷重がかかるため、進行方向の前
方側にあるスクリーンマスクや回路基板が反り返る状態
となるが、スキージ本体と容器との間に圧接調節機構を
設けているので、他方のスキージ側に押圧力を付勢し、
一方のスキージ側に作用する接触圧を吸収して圧接力の
バランスを保つ。このため、スクリーンマスクには均等
な荷重がかかり、スキージ本体とスクリーンマスクとの
間には間隙が発生しない状態となる。
【0021】また、印刷作業に際してスクリーンマスク
の寸法を入力すると、スキージによる印刷開始点および
印刷終了点が設定され、自動的にスキージを往復動させ
ることが可能となり、作業毎に印刷開始点を位置決めし
た後、印刷終了点をも決めねばならないといった煩瑣な
作業が不要となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0023】図1は半田形成印刷装置の断面図、図2は
同全体構成を示す斜視図である。
【0024】この半田形成印刷装置は、スキージ本体1
の上部に容器2を配置し、この容器2とスキージ本体1
との間に圧接調節機構3を介設して構成され、制御手段
である半田印刷位置制御装置11によりスクリーンマス
ク9の開孔部9aに半固形状の半田10cを自動充填す
るようになっている。
【0025】なお、スクリーンマスク9は、回路基板8
に設けた複数個の導体部8aに対応する箇所に開孔部9
aを形成している。
【0026】前記スキージ本体1は、一対のスキージ
4,5と図2に示す側板6,6とからなり、保持具7に
配設されている。前後部のスキージ4,5は板状で、各
上端4a,5aが保持具7の両側面に固着されている。
側板6は前後部のスキージ4,5による半田塗布時の流
出を防止するもので、この側板6の下端縁がスキージ
4,5の下端縁4b,5bと面一になるように装着され
る。4c、5cは、カバーである。これにより、スキー
ジ本体1は、スキージ4,5と側板6,6とで矩形状の
箱体に形成される。
【0027】前記保持具7は断面が台形状で、中央には
クリーム状半田10cをスクリーンマスク9の上面に落
下させる半田10の供給孔として貫通孔7aが形成され
ている。この保持具7は、後述の圧接調節機構3を介し
て容器2に取り付けられるようになっている。
【0028】なお、図3に示すように、下端40b,5
0bが鋭角の板状部材を平行に配設して前後部のスキー
ジ40,50を形成し、上端40a,50aを保持具7
0に装着する構成としてもよい。
【0029】前記容器2は矩形状で、図1に示す如く収
容部16や半田供給部17を備えている。容器2は上下
部が開口しており、蓋体20の施蓋される上部開口2a
から収容部16に固形状の半田10を複数本収容し、下
部開口2bより半田10の下端10bを突出させて前記
貫通孔7aに臨ませるようになっている。なお、半田1
0の上端10aが蓋体20により覆われることにより、
収容部16内と保持具7との間に介在する半田10は外
気から遮断される。
【0030】半田供給部17は、収容部16の外周部に
設けられて一定量の半田を供給するもので、恒温水循環
路18を側壁2cの上下方向に複数本配設している。こ
の恒温水循環路18には、半田供給部17を構成する図
示しない温水機から定温に設定された温水が送給され、
固形状の半田10を加温してクリーム状とし、所定の粘
度に保って安定した印刷を可能としている。
【0031】なお、容器2の下部開口2bに温度センサ
19を設けており、この下部開口2bから排出されるク
リーム状半田10cの温度を検出して温水機に温度検出
信号を送出するようになっている。本例では、前後部の
スキージ4,5によるローリング状態が常に良好となる
ように、下部開口2bから吐出される半田下端10bの
直径を20〜25mmとし、供給時間の調節によって供
給量が常に一定となるように設定している。
【0032】また、前記容器2の内側壁2dには、図4
に示すように、収容部16の半田10の上端10aを検
出する残量検出センサ21が設けられている。この残量
検出センサ21は、半田10が使用されて上端10aが
漸次降下すると、この上端10a側に対応する検出部か
ら検出信号が制御部に検出信号を送出して、半田10の
供給を促すようになっている。
【0033】圧接調節機構3は、スクリーンマスク9の
上面に摺接するスキージ本体1の圧接力を調節するもの
であって、図2に示すように、複数個のヘッドバランサ
22〜25、スライドブロック26〜27、枠体28お
よび回動部材29,30等を備えており、図1に示す容
器2の外周と保持具7との間に配設されている。
【0034】前後部のヘッドバランサ22,23は、図
2および図5(a)に示すように、容器2の前後側壁の
中央に固定され、左右のヘッドバランサ24,25は、
図5(b)に示す如く容器2の左右側壁の中央にそれぞ
れ固定されている。前後部のヘッドバランサ22,23
は、各シャフト22a,23aがプレート31の上面に
固定されている。このプレート31は、保持具7の上面
に固定され、水平方向に延出させている。また、左右の
ヘッドバランサ24,25は、各シャフト24a,25
aが枠体28の長さ方向中央にそれぞれ固定されてい
る。
【0035】スライドブロック26〜27は、シリンダ
により上下動するシャフト26a〜27aを備えたもの
で、各シャフト26a〜27aの付勢力を調節可能とな
っている。前部のスライドブロック26,26は、容器
2の前側壁において、両側部に2個が水平方向に突設さ
れ、後部のスライドブロック27,27も、後側壁にお
いて両側部に2個が水平方向に突設されている。
【0036】前部のスライドブロック26,26の各シ
ャフト26a,26aは、前部側の回動部材29の両端
部に固着され、後部のスライドブロック27,27の各
シャフト27a,27aも、それぞれ後部側の回動部材
30の両端部に固着されている。そして、各スライドブ
ロック26〜27の側部と回動部材29,30との間に
は、それぞれスプリング32が介設されている。
【0037】枠体28は容器2の外形より大きく形成さ
れ、左右の下面に支持部材33が固定されていて、前後
の側方には前記回動部材29,30が各一対配されるよ
うになっている。左右の支持部材33は、支軸34によ
り保持具7の左右側部にそれぞれ回動自在に軸支され、
前後の回動部材29,30も支軸35により枠体28の
前後部にそれぞれ回動自在に軸支されている。
【0038】これにより、上記圧接調節機構3は、回動
部材29,30、枠体28および保持具7を介してスキ
ージ本体1を懸吊し、このスキージ本体1をスクリーン
マスク9に当接するときに、予めスライドブロック26
〜27のシャフト26a〜27aの付勢力を調整してお
くとスクリーンマスク9の上面に対し均等な圧接状態に
することができる。
【0039】また、前部および後部のヘッドバランサ2
2,23は、図5(a)に示すように、スキージ本体1
の移動方向に応じて各シャフト22a,23aの付勢力
を可変することができ、前方に移動させるとき前部のス
キージ4を後部のスキージ5よりも強い押圧力とし、こ
の逆方向に移動させるときは後部のスキージ5の押圧力
が強くなるように調整可能となっている。
【0040】さらに、左右のヘッドバランサ24,25
については、図5(b)に示しており、スクリーンマス
ク9のセンターを移動させるとき同一の押圧力とする
が、スクリーンマスク9の左端縁側または右端縁側を移
動させるときには傾斜が生じるので、この傾きに応じて
何れか一方のバランサの押圧力が強くなるように調整可
能となっている。
【0041】しかして、圧接調節機構3は、スキージ本
体1の下端部がスクリーンマスク9上を摺接するとき、
各バランサ22〜25によりスクリーンマスク9側に適
当な押圧力を付勢し、スプリング32によってスキージ
本体1側に作用する接触圧を吸収できる。よって、スク
リーンマスク9の上面とスキージ本体1の下端部との間
に間隙が生じるのを防止して、外気の浸入により半田1
0cにダストが混入したり、冷却による硬化を回避する
ことが可能となるものである。
【0042】図6は半田印刷位置制御装置の電気的ブロ
ック線図である。この半田印刷位置制御装置11は、ス
クリーンマスク9の幅寸法等をキー入力する入力部12
の出力が演算部13に接続されている。この演算部13
は、入力部12からの寸法データに基づいてスキージに
よる印刷開始点および印刷終了点の位置データを算出
し、制御部14に与える。この制御部14は、演算部1
3の演算結果を受けてスキージ本体1を移動させる駆動
部15に対し制御信号を送出する構成になっている。
【0043】本例においては、図7に示すように、回路
基板8にスクリーンマスク9がセットされると、このス
クリーンマスク9の幅寸法Pxおよびスキージ本体1の
1/2寸法aを入力する。演算部13は、Pxからスク
リーンマスク9のセンターSを求め、このセンターSと
aとから印刷開始点D1 および印刷終了点D2 の位置デ
ータを下式により算出する。
【0044】D1 =S−(Px/2+a) D2 =S+(Px/2+a) これにより、D1 ,D2 が得られるので、前部および後
部スキージ4,5のストロークWxが決定される。制御
部14は、このストロークWxに基づいて駆動部15に
対し制御信号を送出するので、印刷を開始すれば終了す
るまでスキージ本体1が往復移動し、自動的に印刷が行
われる。このため、従来のように作業者が印刷開始点D
1 と印刷終了点D2 の間を往復させ、予めメモリに記憶
させておくことによってティーチングさせるといったよ
うな煩瑣な作業が不要となる。
【0045】次に、半田印刷作業の動作について説明す
る。
【0046】まず、容器2内に回路基板の1枚分に相当
する半田量および印刷枚数に応じた供給量を決定し、必
要な本数の半田10を収容部16に収容する。そして、
半田10を加温しておき、裏面等をクリーニングしてお
いたスクリーンマスク9を回路基板8の上面に配置す
る。
【0047】つぎに、スクリーンマスク9の幅寸法等を
入力し、クリーム状となった半田10cがスクリーンマ
スク9の上面に落下した時点で印刷を開始する。ここで
は、スキージ本体1を降下してスクリーンマスク9上に
当接させると、圧接調節機構3によって圧接力のバラン
スが保たれる。すると、スクリーンマスク9の上面に対
しスキージ本体1の下端部が密接状態となるので、スク
リーンマスク9とスキージ本体1との間に密閉空間が形
成される。
【0048】この状態で、図8に示すように、スキージ
本体1を実線位置から仮想線位置まで直線移動させる
と、後部のスキージ5によりクリーム半田10cがロー
リングしつつスキージ5の押し込み力によって開孔部9
aに順次充填される。続いて、この仮想線位置より実線
位置まで移動させる往復移動を何回か繰り返すと、前後
部のスキージ4,5により半田10cが開孔部9aに充
填される。
【0049】ここで、スキージ本体1の下端部が摺接す
るとき、スクリーンマスク9に圧接する一方のスキージ
に荷重がかかるため、進行方向の前方側にあるスクリー
ンマスク9や回路基板8が反って浮き上がることなく、
スキージ本体1内の気密が保たれる。
【0050】ところで、収容部16の半田10が不足す
ると自動的に供給されるが、スキージ本体1に側板6,
6が設けられているので、何れか一方のスキージが移動
するとき、その長さ方向に拡がろうとする半田10cが
スキージ本体1の外方に漏れるのが防止され、半田供給
時のロスが大幅に軽減される。
【0051】また、図10および図11において、粘度
Nと作業時間Tとの関係を従来との比較で示すように、
図10の本例では、図11の従来例に比して供給時間t
の間隔が短く、しかも半田10の一回の供給量を少くし
ているので、クリーム状半田10cの粘度変化が大幅に
低減する。よって、半田10cのローリングがスムース
に行われ、開孔部9aには半田10cが過不足なく充填
される。
【0052】このため、開孔部9aにクリーム状半田1
0cが印刷された時点でスクリーンマスク9を取り除く
と、印刷にじみ、印刷量不足および供給過剰による印刷
不良等が生じることなく、導体部8aの上面には均一な
半田部が形成される。
【0053】この後、半田部に電子部品のリード部を接
触して、リフロー炉等を通し加熱するが、クリーム状半
田10cに湿気やダストが触れず半田の活性が保たれる
ため、このリフロー時には半田ボールが発生することな
く、回路基板8の導体部8aに電子部品のリード部を適
正に接続することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スキージ
本体をスクリーンマスクの上面に当接させたとき、スク
リーンマスクとスキージ本体との間に密閉空間が形成さ
れ、スキージ本体を移動させるとき、粘度の安定した半
固形状の半田を適量供給しつつ開孔部に充填することが
できる。このとき、半田のローリングがスムースに行わ
れ、開孔部にはクリームが過不足なく充填されるため、
印刷にじみ、印刷量不足および供給過剰による印刷不良
等が生じることなく、導体部の上面に均一な半田部を形
成することができる。
【0055】また、側板によってスキージ本体の外方に
半田の漏れるのが防止されるため、半田供給時のロスが
大幅に軽減される。
【0056】また、スキージ本体の下端縁が面一となっ
ており、圧接調節機構を設けていることから、スキージ
がスクリーンマスクの上面を摺接するとき、スクリーン
マスクや回路基板が反り返ることなく密接するので、外
気の浸入で半田が急速に冷却したり湿気や塵埃が触れる
ことなく活性が保たれる。よって、リフローによる導体
部と電子部品等との接続を適正に行うことができる。
【0057】また、印刷作業に際してスクリーンマスク
の寸法を入力すると、スキージによる印刷開始点および
印刷終了点が設定され、自動的にスキージを往復動させ
るといったことが可能となる。よって、従来のように位
置決めのための煩瑣な作業が不要となり、作業効率が大
幅に向上するといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半田形成印刷装置の断面
図である。
【図2】半田形成印刷装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図3】スキージの他の実施例を示す概略構成図であ
る。
【図4】容器に設けた半田残量検出センサの説明図であ
る。
【図5】圧接調節機構のバランサの動作説明図である。
【図6】半田印刷位置制御装置の電気的ブロック線図で
ある。
【図7】半田印刷の位置決め作業を示す説明図である。
【図8】本発明の半田形成印刷装置による半田印刷作業
を説明する平面図である。
【図9】従来の半田形成印刷装置による半田印刷作業を
示す説明図である。
【図10】同半田形成印刷装置による半田印刷作業を示
す説明図である。
【図11】本発明に係る半田粘度と供給時間との関係を
示すグラフである。
【図12】従来例に係る半田粘度と供給時間との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 スキージ本体 4 スキージ 5 スキージ 6 側板 8 回路基板 8a 導体部 9 スクリーンマスク 9a 開孔部
フロントページの続き (72)発明者 浜根 徳人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に設けた複数個の導体部に対応
    する開孔部が形成されたスクリーンマスクの上面に摺接
    し、前記開孔部に半固形状の半田を充填するスキージを
    相対向して一対配置し、このスキージの両側部に下端縁
    が前記各スキージの下端縁と面一となる側板を配設して
    スキージ本体を形成してなる半田形成印刷装置。
  2. 【請求項2】 スキージ本体の上部に半田を収容する容
    器を設けるとともに、この容器内の半田を所定の温度に
    加熱して一定量の半田を供給する半田供給部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1の半田形成印刷装置。
  3. 【請求項3】 スキージ本体と容器との間に配設されス
    クリーンマスクの上面を前記スキージ本体の下端部が摺
    接するときスクリーンマスク側に押圧力を付勢する一
    方、前記スキージ本体側に作用する接触圧を吸収する圧
    接調節機構とを設けたことを特徴とする請求項1または
    2の半田形成印刷装置。
  4. 【請求項4】 スクリーンマスクの寸法を入力する入力
    部と、この入力部からの寸法データに基づいてスキージ
    による印刷開始点および印刷終了点の位置データを算出
    する演算部と、この演算結果を受けてスキージ本体を移
    動させる駆動部に対し制御信号を送出する制御部とを備
    えたことを特徴とする請求項1の半田形成印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002307652A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクリーン印刷装置
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US10296674B2 (en) 2013-06-19 2019-05-21 Volvo Truck Corporation Method for a vehicle

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