JPH0528610Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばハードデイスクや光デイスク
を用いるデイスクカートリツジに適用するのに最
適なものであつて、デイスクをカートリツジ内に
収納させたデイスクカートリツジに関する。

〔考案の概要〕

本考案は、上下一対のヘツド挿入孔が設けられ
た上下ハーフからなるカートリツジ内でデイスク
を高速回転させるように構成したデイスクカート
リツジにおいて、上下両ハーフのそれぞれが空気
流入及び流出防止用の障壁部と、空気導入及び排
出用のリブとを備えるようにし、カートリツジ内
でのデイスクの高速回転と両ヘツド挿入孔とを有
効に利用して、カートリツジ外から空気を導入
し、カートリツジ内の空気を導出することによ
り、カートリツジ内の塵埃が排出できるようにし
たものである。

〔従来の技術〕

従来から、例えばハードデイスクをカートリツ
ジ内に収納させたデイスクカートリツジとして、
カートリツジ内にデイスクを回転自在に収納さ
せ、カートリツジの両面に一対のヘツド挿入孔を
設け、デイスクをカートリツジ内で高速回転させ
ながらヘツド挿入孔内に挿入させたヘツドによつ
てデイスクの記録または再生を行うように構成し
たデイスクカートリツジがある。

〔考案が解決しようとする問題点〕

従来周知のように、ハードデイスクは硬質材料
からなるデイスクの表面に磁性層の記録面を形成
したものであり、数10メガバイトの超高密度記録
が可能である。ところがこの反面、ハードデイス
クの記録面にサブミクロンオーダの塵埃等が付着
しても、ヘツドによる記録または再生の際にエラ
ーが発生したり、記録面やヘツドが破壊されたり
する。従つて、そのハードデイスクに塵埃等が付
着しないように充分な管理が必要である。

この点、前記従来例のように、ハードデイスク
をカートリツジ内に収納させたものは、ハードデ
イスクを非収納状態の単体で使用するものに比較
して、前記塵埃等の付着防止効果が非常に高い。

しかしながら、この従来例では、デイスクカー
トリツジの組立時あるいはその後において一旦カ
ートリツジ内に不測に侵入した塵埃等が、カート
リツジ内に滞留してそのカートリツジ外に排出さ
れ難い構成である。このため、カートリツジ内で
のハードデイスクの高速回転に伴いそのカートリ
ツジ内の塵埃等が飛ばされて、ハードデイスクの
記録面に付着し易いという問題があつた。

そこで本考案は、カートリツジ内でのデイスク
の高速回転と一対のヘツド挿入孔とを有効に利用
して、カートリツジ内の塵埃等をカートリツジ外
へ確実かつ速やかに排出させることができるよう
にするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、上下ハーフ３，４からなるカートリ
ツジ２内にデイスク１を回転自在に収納してお
り、かつ、上記上下ハーフ３，４に設けられた上
下一対のヘツド挿入孔８，９内に挿入したヘツド
２５，２６によつて高速回転させた上記デイスク
１の記録又は再生を行うように構成されているデ
イスクカートリツジにおいて、上記上下ハーフ
３，４のうちの一方のハーフ３は、一方のヘツド
挿入孔８のデイスク回転方向ａの後方側に位置す
る周縁８ａにおいてデイスク側へ突出する第１の
障壁部１９と、デイスク対向面１３において渦巻
状をなす空気導入リブ２０とを有しており、他方
のハーフ４は、他方のヘツド挿入孔９のデイスク
回転方向の前方側に位置する周縁９ｂにおいてデ
イスク側へ突出する第２の障壁部２１と、デイス
ク対向面１４において渦巻状をなす空気排出リブ
２２とを有しており、上記デイスク１を上記カー
トリツジ２内で高速回転させる際に、上記第１の
障壁部１９が上記カートリツジ内から上記カート
リツジ外への空気の流出を阻止し、かつ、上記第
２の障壁部２１が上記カートリツジ外から上記カ
ートリツジ内への空気の流入を阻止することによ
つて、上記一方のヘツド挿入孔８のデイスク回転
方向の前方側に位置する周縁８ｂ近傍から上記カ
ートリツジ内へ空気を導入すると共に、上記他方
のヘツド挿入孔９のデイスク回転方向の後方側に
位置する周縁９ａ近傍から上記カートリツジ内の
空気を導出するように構成されていることを特徴
とするものである。

〔作用〕

本考案によれば、一方のヘツド挿入孔の障壁部
によつてカートリツジ内からカートリツジ外への
空気の流出が阻止されるので、この一方のヘツド
挿入孔のデイスク回転方向の前方側に位置する周
縁近傍は空気流入用の開孔となつて、ここからカ
ートリツジ内へ空気が積極的に導入される。そし
て他方のヘツド挿入孔の障壁部によつてカートリ
ツジ外からカートリツジ内への空気の流入が阻止
されるので、この他方のヘツド挿入孔のデイスク
回転方向の後方側に位置する周縁近傍は空気流出
用の開孔となつて、ここからカートリツジ外へ空
気が積極的に導出される。

従つて、カートリツジ内でのデイスクの高速回
転と両ヘツド挿入孔とを有効に利用して、カート
リツジ外の空気が一方のヘツド挿入孔からカート
リツジ内へ導入され、このカートリツジ内の空気
が他方のヘツド挿入孔からカートリツジ外へ導出
される。この結果、カートリツジ内における空気
流によつてそのカートリツジ内で飛ばされる塵埃
等は、その空気流と一緒にカートリツジ外へ確実
かつ速やかに排出される。

〔実施例〕

以下、本考案をハードデイスクを用いるデイス
クカートリツジに適用した一実施例を図面に基づ
いて説明する。

まず、第１図〜第３図に示すように、ハードデ
イスクであるデイスク１がカートリツジ２内に回
転自在に収納されている。カートリツジ２は合成
樹脂によつて成形された上下ハーフ３，４を上下
から互いに固着させたものである。そしてデイス
ク１の中央部に設けられたセンターコア５に対向
させて、上下一対のセンターコア孔６，７が上下
ハーフ３，４のほぼ中央部に設けられている。ま
た上下ハーフ３，４の一側部にはほぼ長方形状を
なす上下一対のヘツド挿入孔８，９が一方へ開放
されて設けられている。なおカートリツジ２には
断面ほぼコ字状をなすシヤツター１０が摺動自在
に取付けられ、このシヤツター１０によつて両セ
ンターコア孔６，７及び両ヘツド挿入孔８，９が
同時に開閉されるように構成されている。

次に、第１図に示すように、このデイスクカー
トリツジにおいては、上下ハーフ３，４内のデイ
スク対向面１３，１４の外周部にそれぞれ環状リ
ブ１５，１６が一体成形されている。なお第２図
及び第３図に示すように、デイスク対向面１３，
１４と環状リブ１５，１６との境界部分はそれぞ
れ円弧状面１７，１８にて形成されている。そし
て上ハーフ３のデイスク対向面１３におけるヘツ
ド挿入孔８の周縁で、デイスク１の回転方向（矢
印ａ方向）の後方側に位置する周縁８ａに、デイ
スク１側へ突出するリブからなる障壁部１９が一
体成形によつて設けられている。なおこの障壁部
１９はヘツド挿入孔８の周縁でセンターコア孔６
側にも設けられている。また上ハーフ３のデイス
ク対向面１３には、デイスク１の回転方向に沿つ
て渦巻状をなす複数のリブ２０が一体成形によつ
て設けられ、これら複数のリブ２０によつてデイ
スク対向面１３は凹凸形状に構成されている。そ
してこれら複数のリブ２０は、デイスク１の回転
方向の前方側ではヘツド挿入孔８の周縁８ｂ側か
ら次第に環状リブ１５側へ向かい、デイスク１の
回転方向の後方側ではセンターコア孔６側から次
第に環状リブ１５側へ向かうように形成されてい
る。

一方、下ハーフ４のデイスク対向面１４におけ
るヘツド挿入孔９の周縁で、デイスク１の回転方
向（矢印ａ方向）の前方側に位置する周縁９ｂ
に、デイスク１側へ突出するリブからなる障壁部
２１が一体成形によつて設けられている。なおこ
の障壁部２１はヘツド挿入孔９の周縁でセンター
コア孔７側にも設けられている。また下ハーフ４
のデイスク対向面１４には、デイスク１の回転方
向に沿つて渦巻状をなす複数のリブ２２が一体成
形によつて設けられ、これら複数のリブ２２によ
つてデイスク対向面１４は凹凸形状に構成されて
いる。そしてこれら複数のリブ２２は、デイスク
１の回転方向の前方側では環状リブ１６側から次
第にセンターコア孔７側へ向かい、デイスク１の
回転方向の後方側では環状リブ１６側から次第に
ヘツド挿入孔９の周縁９ａ側へ向かうように形成
されている。

デイスクカートリツジは上述のように構成され
ていて、これがハードデイスク装置内に水平に装
着されると、第２図に示すようにデイスク１のセ
ンターコア５がターンテーブル２４上に水平に装
着されると共に、シヤツター１０が開蓋される。
そして記録再生用の上下一対のヘツド（磁気ヘツ
ド）２５，２６が両ヘツド挿入孔８，９内に挿入
されて、これらがデイスク１の上下記録面に接触
する。そしてターンテーブル２４が高速で回転駆
動されることによつて、デイスク１がカートリツ
ジ２内で矢印ａ方向に高速回転される。これと同
時に両ヘツド２５，２６がデイスク１の径方向に
移動されて、そのデイスク１の両記録面が両ヘツ
ド２５，２６によつて選択的に記録または再生さ
れる。なおデイスク１の高速回転中、両ヘツド２
５，２６はサブミクロンオーダの空気膜でデイス
ク１の両記録面から浮上した状態で、記録または
再生が行われる。

ところでこのデイスクカートリツジにおいて
は、デイスク１がカートリツジ２内で矢印ａ方向
に高速回転される際に、カートリツジ２外の空気
が上ハーフ３のヘツド挿入孔８からカートリツジ
２内へ流入され、このカートリツジ２内の空気が
下ハーフ４のヘツド挿入孔９からカートリツジ２
外へ流出される。

即ち、デイスク１の矢印ａ方向への高速回転に
よつて、デイスク１と上ハーフ３のデイスク対向
面１３との間には矢印ａ方向への空気流ａが生じ
るが、上ハーフ３のヘツド挿入孔８にはデイスク
１の回転方向の後方側に位置する周縁８ａに障壁
部１９が設けられているので、この障壁部１９に
よつてカートリツジ２内からカートリツジ２外へ
の空気の流出が阻止される。そしてデイスク１の
回転方向の前方側に位置する周縁８ｂには障壁部
が無いので、空気流ａによる空気吸引作用によつ
て、カートリツジ２外の空気は矢印ｂで示すよう
にヘツド挿入孔８のデイスク回転方向の前方側に
位置する周縁８ｂ近傍からカートリツジ２内へ積
極的に導入される。従つて、上ハーフ３のヘツド
挿入孔８のデイスク回転方向の前方側に位置する
周縁８ｂ近傍は空気導入用の開孔として利用され
ることになる。そしてヘツド挿入孔８のデイスク
回転方向の前方側に位置する周縁８ｂ近傍からカ
ートリツジ２内へ流入された空気はデイスク１の
高速回転に伴つて矢印ａ方向に流動されるが、上
ハーフ３内のデイスク対向面１３には複数のリブ
２０が設けられているので、これら複数のリブ２
０によつて空気は矢印ｃで示すように環状リブ１
５側へ次第に誘導されることになる。

そして、環状リブ１５側へ誘導された空気は矢
印ｄで示すようにデイスク１の外周部で円弧状面
１７，１８によつて円滑に案内され、下ハーフ４
の環状リブ１６側へ回り込む。ここでデイスク１
と下ハーフ４のデイスク対向面１４との間にはや
はり矢印ａ方向への空気流ａが生じているが、下
ハーフ４のデイスク対向面１４には複数のリブ２
２が設けられているので、これら複数のリブ２２
によつて空気は矢印ｅで示すように環状リブ１６
側からヘツド挿入孔９側へ次第に誘導される。と
ころで下ハーフ４のヘツド挿入孔９にはデイスク
１の回転方向の前方側に位置する周縁９ｂに障壁
部２１が設けられているので、この障壁部２１に
よつてカートリツジ２外からカートリツジ２内へ
の空気の流入が阻止される。そしてデイスク１の
回転方向の後方側に位置する周縁９ａには障壁部
が無いので、空気流ａによる空気排出作用によつ
て、カートリツジ２内の空気は矢印ｆで示すよう
にヘツド挿入孔９のデイスク回転方向の後方側に
位置する周縁９ａ近傍からカートリツジ２外へ積
極的に導出される。従つて、下ハーフ４のヘツド
挿入孔９のデイスク回転方向の後方側に位置する
周縁９ａ近傍は空気流出用の開孔として利用され
ることになる。

以上のように、カートリツジ２内でのデイスク
１の高速回転と両ヘツド挿入孔８，９の障壁部１
９，２１とデイスク対向面１３，１４の複数のリ
ブ２０，２２とによつて、カートリツジ２内で上
ハーフ３のヘツド挿入孔８から環状リブ１５側
へ、さらに下ハーフ４の環状リブ１６側からヘツ
ド挿入孔９へと極めて円滑に流動される空気流が
作られる。この結果、デイスクカートリツジの組
立時あるいはその後においてカートリツジ２内に
侵入していた塵埃等は、カートリツジ２内の空気
流によつて飛ばされながら、その空気流と一緒に
ヘツド挿入孔９のデイスク回転方向の後方側に位
置する周縁９ａ近傍からカートリツジ２外へ確実
かつ速やかに排出される。従つて、デイスク１の
記録または再生時に塵埃等がデイスク１の記録面
に付着されることがない。また上記空気流はヘツ
ド挿入孔８からヘツド挿入孔９への極めて安定し
た定常流となるので、乱流によるデイスク１の振
動や面振れ等が防止される。

なお、上述のような空気流を作るカートリツジ
２は、両ヘツド挿入孔８，９の障壁部１９，２１
とデイスク対向面１３，１４の複数のリブ２０，
２２とを上下ハーフ３，４で互いに同様に形成し
ても得ることができる。従つて、一種類のハーフ
を上下から互いに固着させてカートリツジを構成
することも可能となる。またデイスク１の回転方
向が逆になつても、下ハーフ４のヘツド挿入孔９
のデイスク回転方向の後方側に位置する周縁９ａ
近傍から空気を導入させ、上ハーフ３のヘツド挿
入孔８のデイスク回転方向の前方側に位置する周
縁８ｂ近傍から空気を導出させることが可能であ
る。さらにカートリツジ２を上下逆に使用するこ
とも可能になる。

ところで、両障壁部１９，２１は両ヘツド挿入
孔８，９の周縁に一体に設けられているので、こ
れら両障壁部１９，２１の補強効果によつて、両
ヘツド挿入孔８，９の周辺部は極めて丈夫にな
る。また複数のリブ２０，２２は上下ハーフ３，
４のデイスク対向面１３，１４に一体に設けられ
ているので、これら複数のリブ２０，２２の補強
効果によつて、上下ハーフ３，４も極めて丈夫に
なる。従つて、カートリツジ２全体が極めて強固
な頑丈なものとなつている。

以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。

なお本考案は、ハードデイスクを用いるデイス
クカートリツジに限定されることなく、光デイス
クや光磁気デイスク等、各種のデイスクをカート
リツジ内に収納させた各種のデイスクカートリツ
ジに適用可能である。

〔考案の効果〕

本考案は、カートリツジ内でのデイスクの回転
方向を考慮して上下一対のヘツド挿入孔の周縁に
デイスク側へ突出する障壁部を設けることによつ
て、カートリツジ内でのデイスクの高速回転と両
ヘツド挿入孔とを有効に利用して、カートリツジ
外の空気を一方のヘツド挿入孔のデイスク回転方
向の前方側に位置する周縁近傍からカートリツジ
内へ積極的に導入させ、このカートリツジ内の空
気を他方のヘツド挿入孔のデイスク回転方向の後
方側に位置する周縁近傍からカートリツジ外へ積
極的に導出させることができる。従つて、カート
リツジ内の塵埃等を空気流と一緒にカートリツジ
外へ確実にかつ速やかに排出させることができ
る。この結果、カートリツジ内に侵入していた塵
埃等がデイスクに付着して記録または再生時にエ
ラーが発生したりデイスクやヘツドが破壊された
りする不都合を極力防止することができて、記録
または再生の信頼性を著しく向上させることがで
きる。

しかも本考案によれば、両ヘツド挿入孔をそれ
ぞれ空気導入用及び空気導出用の開孔として利用
したので、カートリツジに特別な開孔を設ける必
要は全くない。さらにその際、一方のヘツド挿入
孔を空気導入専用とし、他方のヘツド挿入孔を空
気導出専用としたので、デイスクの高速回転に伴
つて両ヘツド挿入孔において導入される空気と導
出される空気とが混合して乱流が生じるようなこ
とはない。従つて、カートリツジ内の空気流を極
めて安定した定常流とすることができ、乱流によ
るデイスクの振動や面振れ等がなく、そのデイス
クを極めて安定に回転させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案をハードデイスクを用いるデイス
クカートリツジに適用した一実施例を示すもので
あつて、第１図は上下ハーフの内面を示すデイス
クカートリツジの分解斜視図、第２図はデイスク
カートリツジの使用状態における第１図−線
断面図、第３図は同使用状態における第１図−
線断面図である。 なお図面に用いた符号において、１……デイス
ク、２……カートリツジ、３……上ハーフ、４…
…下ハーフ、８，９……ヘツド挿入孔、８ａ，９
ａ……周縁、１３，１４……デイスク対向面、１
９，２１……障壁部、２０……空気導入リブ、２
２……空気導出リブ、２５，２６……ヘツド、で
ある。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下ハーフからなるカートリツジ内にデイスク
   を回転自在に収納しており、かつ、上記上下ハー
   フに設けられた上下一対のヘツド挿入孔内に挿入
   したヘツドによつて高速回転させた上記デイスク
   の記録又は再生を行うように構成されているデイ
   スクカートリツジにおいて、 上記上下ハーフのうちの一方のハーフは、一方
   のヘツド挿入孔のデイスク回転方向の後方側に位
   置する周縁においてデイスク側へ突出する第１の
   障壁部と、デイスク対向面において渦巻状をなす
   空気導入リブとを有しており、 他方のハーフは、他方のヘツド挿入孔のデイス
   ク回転方向の前方側に位置する周縁においてデイ
   スク側へ突出する第２の障壁部と、デイスク対向
   面において渦巻状をなす空気導出リブとを有して
   おり、 上記デイスクを上記カートリツジ内で高速回転
   させる際に、上記第１の障壁部が上記カートリツ
   ジ内から上記カートリツジ外への空気の流出を阻
   止し、かつ、上記第２の障壁部が上記カートリツ
   ジ外から上記カートリツジ内への空気の流入を阻
   止することによつて、 上記一方のヘツド挿入孔のデイスク回転方向の
   前方側に位置する周縁近傍から上記カートリツジ
   内へ空気を導入すると共に、上記他方のヘツド挿
   入孔のデイスク回転方向の後方側に位置する周縁
   近傍から上記カートリツジ内の空気を導出するよ
   うに構成されていることを特徴とするデイスクカ
   ートリツジ。