JP2004206793A - ディスクカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下シェル2、3間に回転自在に配置されたインナーローター12内に光ディスク4を記録面4aが下向きになるように収納し、インナーローター12の下部の隙間15内に配置されて、インナーローターの回転によって下シェルの底部開口部を開閉する一対のシャッターを備えたディスクカートリッジにおいて、インナーローター12と一対のシャッターとを共働させて底部開口部を閉じた密閉状態の時に、上下シェル2、3の側面のインナーローター回転駆動用窓穴23からインナーローター12の底部12aの隙間15及び内部開口部18を経由してインナーローター12内に侵入されるダスト侵入経路65の途中にラビリンスパッキン67を形成したディスクカートリッジ。
【選択図】 図13
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MO、DVD、DVD−ROM等の光ディスクや光磁気ディスク、その他のディスク状記録媒体を収納して、使用されるディスクカートリッジ属するものであって、インナーロータの回転により開閉駆動されるシャッターによって下シェルの開口部を開閉するように構成された防塵性の高く、高密度記録用ディスクカートリッジ等に適用されるディスクカートリッジにおけるディスク状記録媒体に対する防塵構造の技術分野に属するものである。
【0002】
本発明の出願人は、防塵性を高くして、ディスクの記録密度の著しい向上を実現するインナーローター使用のディスクカートリッジ(例えば、特許文献1参照)を先に出願している。
このディスクカートリッジは、上下シェル間にインナーローターを回転自在に配置し、MO、DVD、DVD−ROM等の光ディスク等を記録面が下向きになるようにしてインナーローター内の底部上に回転自在に収納(載置)している。そして、下シェルにスピンドルモータのディスクテーブルと2ヘッドタイプの2つの光学ピックアップが挿入されるほぼ長穴形状の底部開口部を形成すると共に、その底部開口部とほぼ同一形状の内部開口部をインナーローターの底部に形成し、そのインナーローターの回転により開閉される2枚のシャッターを下シェルとインナーローターの底部との間の隙間内に配置している。そして、ディスクカートリッジの密閉状態では、インナーローターを閉位置へ回転させることにより、内部開口部を底部開口部に対して一側方へ偏位させると共に、2枚のシャッターを相互に閉じて、インナーローターと2枚のシャッターで共働して底部開口部を閉じる。また、ディスクカートリッジの開放状態では、インナーローターを閉位置から開位置へ回転させることにより、内部開口部を底部開口部上に重ねると共に、2枚のシャッターを底部開口部の両側へ逃がすことにより、底部開口部を開くように構成されている。
【0003】
そして、インナーローターの回転駆動方式としては、インナーローターの外周に一体成形した部分ギアを有する被回転駆動部の一部をディスクカートリッジの一方の側面に形成したインナーローター回転駆動用窓穴内に露呈させていて、このディスクカートリッジをディスクドライブ装置内にローディングした時に、そのディスクドライブ装置内の駆動部材であるラック部材によってディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴部分にてインナーローターの被回転駆動部を回転駆動することにより、インナーローターを閉位置と開位置との間で回転駆動するように構成されている。
【特許文献1】
特開2001−332054
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種2ヘッドタイプの高密度記録用ディスクカートリッジでは、インナーローターの内部開口部を下シェルの底部開口部に対して一側方へ偏位させると共に、2枚のシャッターで下シェルの底部開口部を両側から閉じたディスクカートリッジの密閉状態において、インナーローターの内部開口部がディスクカートリッジの一方の側面に開口されている被回転駆動部を露呈のためのインナーロータ回転駆動用窓穴に接近されるように構成されていた。
従って、ディスクカートリッジの密閉状態においては、外気中に含まれているダスト(塵埃)が外気と一緒にディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からディスクカートリッジ内のインナーローターの底部の下部の隙間内に侵入し、更に、インナーローター回転駆動用窓穴に接近されている内部開口部からインナーローターの底部の上方に吹き上がって、インナーローターの底部上に載置されている光ディスク等の下向きの記録面に付着され易いと言う問題がある。
そして、光ディスク等の記録面にダストが付着すれば、記録/再生時にスペーシングロスを発生してしまうので、高密度記録の観点からは著しい欠陥となってしまう。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、ディスクカートリッジの密閉状態において、インナーローターの被回転駆動部の一部が露呈されているインナーローター回転駆動用窓穴からインナーローターの下部の隙間及びインナーローターの内部開口部を経由してインナーローター内部にダストが容易に侵入されることを防止できるようにしたディスクカートリッジを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明のディスクカートリッジは、上下シェルと、ディスク状記録媒体が内部に収容されたインナーローターであって、前記上下シェル間に回転自在に収容されたインナーローターと、前記下シェルに形成された底部開口部と、前記インナーローターに形成された内部開口部であって、そのインナーローターが閉位置から開位置へ回転された時に前記底部開口部の内側に重ねられる内部開口部と、前記インナーローターと前記下シェルとの間に配置されたシャッターであって、そのインナーローターの閉位置と開位置との回転によって前記底部開口部を開閉するシャッターと、前記インナーローターの外周に一体成形されて、前記上下シェルの外部から駆動部材によって回転駆動される被回転駆動部と、前記被回転駆動部を前記ラック部材によって回転駆動することができるように、その被回転駆動部の一部を前記上下シェルの側面から外方へ露呈させるべくその側面に開口されたインナーローター回転駆動用窓穴と、前記窓穴から前記インナーローターの底部と前記下シェルとの間の隙間及び前記インナーローターの内部開口部を経由してそのインナーローター内に侵入されるダスト進入経路中に形成されたラビリンスパッキンとを備えたものである。
【0007】
上記のように構成された本発明のディスクカートリッジは、インナーローターの内部開口部を下シェルの底部開口部から一側方へ偏位させ、シャッターによって下シェルの底部開口部を閉じたディスクカートリッジの密閉状態において、インナーローターの被回転駆動部の一部が露呈されている上下シェルの側面の窓穴からインナーローターの底部と下シェルとの間の隙間及びインナーローターの内部開口部を経由してそのインナーローター内に侵入されるダスト進入経路中にラビリンスパッキンを形成してあるので、そのダスト進入経路内に侵入されるダストをラビリンスパッキンで確実に捕獲することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したディスクカートリッジの実施の形態を図を参照して、以下の順序で説明する。
(1)・・・本発明のディスクカートリッジ全体の概要説明(図1〜図10)。
(2)・・・本発明のディスクカートリッジのディスク載置部の第1の実施の形態の説明(図2〜図6、図11〜図15)。
(3)・・・本発明のディスクカートリッジのディスク載置部の第2の実施の形態の説明(図17及び図18)。
(4)・・・本発明のディスクカートリッジのシャッター補強用リブの第1の実施の形態の説明(図2〜図6、図11〜図16)。
(5)・・・本発明のディスクカートリッジのシャッター補強用リブの第2の実施の形態の説明(図17及び図18)。
(6)・・・従来のディスクカートリッジのディスク載置構造及びシャッターの撓み構造の説明(図19及び図20)。
(7)・・・本発明のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路の説明(図3、図11、図21及び図22)。
(8)・・・本発明のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路中に形成されたラビリンスパッキンの第1の実施の形態の説明(図3、図11、図21及び図23)。
(9)・・・本発明のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路中に形成されたラビリンスパッキンの第2の実施の形態の説明(図24)。
【0009】
(1)・・・ディスクカートリッジ全体の概要説明
初めに、図1〜図10によって、インナーローター方式のディスクカートリッジ1全体の概要を説明する。
このディスクカートリッジ1は、モールド部品(合成樹脂成形品)等からなる上下シェル2、3によって扁平な筐形に形成されていて、前端面1aがほぼ円弧状に形成され、左右両側面1b、1cが平行状に形成され、後端面1dがほぼ台形状に形成されている。そして、このディスクカートリッジ1の内部にはディスク状記録媒体であるMO、DVD、DVD−ROM等の光ディスク4が記録面4aを下向きにした状態で、後述するインナーローター12内に水平に挿入されて収納されている。
そして、このディスクカートリッジ1の一方の側面1bには、その上下厚みのほぼ中央部に沿ってラック部材挿入用溝5が水平状に形成されていて、他方の側面1cで前端面1a側に偏位された位置には、カートリッジ引込み用凹部6が形成されている。また、このディスクカートリッジ1の下面1eで後端面1d側に偏位された左右両側位置には真円穴と長穴とからなる左右一対のカートリッジ位置決め用穴(凹部)7a、7bが形成されていて、このディスクカートリッジ1の上面1fで前端面1a側に偏位された左右両側位置には角穴形状の左右一対のカートリッジ回転防止用凹部8a、8b等が形成されている。
また、光ディスク4の中心穴4bの真上位置にはSUS等の強磁性体からなる円板状のディスククランパー(チャッキングプーリー)9が配置されていて、このディスククランパー9は上シェル2の下面に溶着等にて結合されたクランパー支持リング10内に回転自在で上下移動可能に水平状に支持されている。
【0010】
次に、このディスクカートリッジ1の内部には、モールド部品等からなる薄板構造のインナーローター12が回転自在に収納されていて、そのインナーローター12の下部にはモールド部品等からなる薄板構造の一対のシャッター13、14が回転自在で、水平状にに取り付けられている。そして、インナーローター12は円形の皿形に成形されていて、円板状の底部12aの外周に円筒状の外周壁12bが垂直状に立ち上げられている。このインナーローター12は下シェル3の上部に隙間15を有する状態に水平状で、回転自在に載置されていて、このインナーローター12の外周壁12bが上シェル3の外周部分の内側に形成されている下向きで、垂直状の円筒状溝16内に回転自在に挿入されている。
そして、光ディスク4がこのインナーローター12の底部12a上に回転自在で、上下動可能に水平状に載置されていて、このインナーローター12はディスクカートリッジ1内で後述する閉位置P1と開位置P2との間で矢印a、b方向に回転駆動されるように構成されている。
【0011】
次に、このディスクカートリッジ1の下面1eである下シェル3には開口部である底部開口部17が形成されていて、インナーローター12の底部12aにも底部開口部17とほぼ同一形状の開口部である内部開口部18が形成されている。そして、後述するように、スピンドルモータ及び記録/再生用ヘッドである光学ピックアップがこれら底部開口部17及び内部開口部18を挿通してインナーローター12内に下方から挿入されるように構成されている。
この際、このディスクカートリッジ1は、2個の光学ピックアップを底部開口部17及び内部開口部18内の2箇所に下方から同時に挿入して、光ディスク4の下向きの記録面4aを直径方向の2箇所で同時に記録/再生することができる2ヘッドタイプのディスクカートリッジ1に構成されている。
【0012】
そこで、下シェル3の底部開口部17は、その下シェル3のほぼ中央部に開口された中央開口部17aと、その中央開口部17aの前後両側からディスクカートリッジ1の前後両端面1a、1dのほぼ中央位置にかけて、下シェル3を左右幅方向のほぼ中央に沿って前後方向に横断するようにほぼ一直線状に形成された長穴形状の前後両側開口部17b、17cとによって形成されている。また、インナーローター12の内部開口部18も、底部開口部17と同様に、底部12aの中央に形成された中央開口部18aと、その中央開口部18aの両側から外周壁12bにかけて、底部12aを直径方向に横断するようにほぼ一直線状に形成された長穴形状の前後両側開口部18b、18cとによって形成されていている。
そして、このディスクカートリッジ1が光ディスクドライブ装置内にローディングされた時に、図10に示すように、底部開口部17及び内部開口部18の中央開口部17a及び18a内にスピンドルモータ41のディスクテーブル42が下方から挿入され、前後両側開口部17b、17c及び18b、18c内に2つの光学ピックアップ44、45が下方から同時に挿入されるように構成されている。
【0013】
一方、一対のシャッター13、14はインナーローター12の底部12aの下面で、内部開口部18の両側位置に対称状で、水平状に重ねられていてこれら一対のシャッター13、14は互いに反対側の端部が底部12aの下面に一体成形された一対の回動支点19を中心にその底部12aの下面に沿って水平状に回転自在に取り付けられている。そして、これら一対のシャッター13、14の回動支点19側とは反対側に対称状に形成されている一対のカム溝20が下シェル3の上面に一体成形されている一対のカムピン21に摺動自在に挿入されている。そして、この一対のシャッター13、14はインナーローター12の回転に伴って底部開口部17を両側から矢印c、d方向に開閉するように構成されている。
【0014】
他方、インナーローター12の外周壁12bの外周の一部に一定範囲に亘って円弧状に一体成形された被回転駆動部22の一部がディスクカートリッジ1の一方の側面1bに形成されているラック部材挿入用溝5の長さ方向のほぼ中央位置に開口されている細長いインナーローター回転駆動用窓穴23内にに露呈されていて、この被回転駆動部22がインナーローター回転駆動用窓穴23の外側からラック部材31によって矢印a、b方向に回転駆動されることにより、一対のシャッター13、14によって下シェル3の底部開口部17が開閉されるように構成されている。
この際、インナーローター12の被回転駆動部22は、円弧状凸部22aと、その円弧状凸部22aの円周方向のほぼ中央部に形成された回転開始用凹部22bと、その円弧状凸部22aに連続されて円弧状に形成された部分ギア22cと、その部分ギア22cから一定距離隔てた位置に形成された回転終了用凹部22dとを備えている。
【0015】
なお、このディスクカートリッジ1の前端面1aと一方の側面1bとのコーナー部分1hの内部にモール止部品等からなるロックアーム25が収容されていて、このロックアーム25は下シェル3の底部3a上に一体成形された支点軸26の周りに矢印e、f方向に回転自在に構成されている。このロックアーム25の先端部25aとは反対側にはロック部25bと弾性部25cとが一体成形されていて、先端部25aがラック部材挿入用溝5内のインナーローター回転駆動用窓穴23より前端面1a側に開口された小さい窓穴27からラック部材挿入用溝5内に矢印e、f方向に出入り自在に構成されている。
また、ラック部材31もモールド部品等にて成形されていて、先端31a側にはインナーローター回転開始用凸部32が弾性アーム部33を介して一体成形されている。そして、その弾性アーム部33に引き続いてラック34が一体成形されていて、後端31b側にはインナーローター回転終了用凸部35が弾性アーム部36を介して一体成形されている。なお、前後一対の弾性アーム部33、36は互いに前後逆方向等に向けられている。
【0016】
ここで、ディスクカートリッジ1のインナーローター12をラック部材31によって矢印a、b方向に回転操作することにより、一対のシャッター13、14を矢印c、d方向に開閉駆動して、下シェル3の底部開口部17を開閉する動作について説明する。
まず、図3及び図5は、ディスクカートリッジ1の底部開口部17の閉状態を示していて、この時には、インナーローター12が閉位置P1まで矢印b方向に回転復帰されて、その底部12aの内部開口部18が底部開口部17に対して、これらの中央開口部18a、17aの中心の周りに矢印b方向へ所定角度に偏位され、一対のシャッター13、14が矢印d方向から相互に閉じた閉位置にある。そして、インナーローター12の底部12aの外周部分及び外周壁12bによって底部開口部17の前後両側開口部17b、17cの前後両端側部分を閉じると共に、その底部12aの一部にオーバラップされている一対のシャッター13、14が底部開口部17の中央開口部17a及び前後両側開口部17b、17cの中央側部分を閉じることによって、底部開口部17が内側から完全に閉じられた状態を呈している。
なお、この時、図5に示すように、インナーローター12の被回転駆動部22における円弧状凸部22a及び回転開始用凹部22bがディスクカートリッジ1の一方の側面1bのインナーローター回転駆動用窓穴23からラック部材挿入用溝5内に突出されている。
【0017】
また、図5に示すように、インナーローター12の外周の一部に一体成形されているストッパー部28が下シェル3内で、底部開口部17の一方の端縁の近傍位置に一体成形されているストッパー部29に矢印b方向から当接されている。
そして、図5に1点鎖線で示すように、ロックアーム25のロック部25bが弾性部25cの弾性力によってインナーローター12の外周の回転終了用凹部22d内に矢印f方向から係合されて、インナーローター12がこの閉位置P1にてロック(矢印a、b方向の何れにも回転することができない状態)され、そのロックアーム25の先端部25aは小さい窓穴27からラック部材挿入用溝5内に矢印e方向に突出されている。
【0018】
次に、このディスクカートリッジ1が光ディスクドライブ装置内にローディングされると、図5及び図6に示すように、このディスクカートリッジ1とラック部材31との相対移動作用によって、ラック部材31のインナーローター回転開始用凸部32、ラック34及びインナーローター回転終了用凸部35がディスクカートリッジ1のラック挿入用溝5内に矢印g方向から順次挿入されて、そのラック部材挿入用溝5内に沿って矢印g方向に移動される。
さして、最初に、ラック部材31のインナーローター回転開始用凸部32及びラック34が図5に実線で示すように、ロックアーム25の先端部25aを弾性部25cの弾性力に抗して矢印f方向に押し込んで、ロック部25bをインナーローター12の回転終了用凹部22dから矢印f方向に離脱し、インナーローター12の閉位置P1でのロックを解除する。
そして、この後に、図5に示されているように、ラック部材31のインナーローター回転開始用凸部32がインナーローター12の被回転駆動部22における円弧状凸部22aのほぼ中央部の回転開始用凹部22b内に弾性アーム部33の弾性に抗して係合される。
【0019】
そして、ラック部材31は、引き続いて図5に示す位置から図6に示す位置までディスクカートリッジ1のラック部材挿入用溝5内に沿って矢印g方向に移動され、その間に、インナーローター回転開始用凸部32がインナーローター12の被回転駆動部22の円弧状凸部22aを矢印a方向に回転駆動して、ラック部材31のラック34が被回転駆動部22の部分ギア22cに噛合され、そのラック34が部分ギア22cを矢印a方向に回転駆動することにより、インナーローター12が図5に示す閉位置P1から図6に示す開位置P2まで矢印a方向に連続的に回転駆動される。
そして、図6に示すように、インナーローター12が開位置P2まで回転された時に、ラック部材31のインナーローター回転終了用凸部35が被回転駆動部22の回転終了用凹部22d内に弾性アーム部36の弾性力によって係合される。そして、円弧状凸部22aの矢印a方向側の端部が下シェル3のストッパー部29に矢印a方向から当接されて回転停止されるのとほぼ同時に、ロックアーム25のロック部25bが弾性部25cの弾性力によってインナーローター12の外周のストッパー部28に係合されて、インナーローター12が開位置P2にてロックされる。
【0020】
一方、インナーローター12が図5に示す閉位置P1から図6に示す開位置P2まで矢印a方向に回転されたことによって、図4及び図6に示すように、インナーローター12の内部開口部18が下シェル3の底部開口部17の真上に重ねられると共に、一対のシャッター13、14の一対の回動支点19が図3及び図5に示す閉位置P1から図4及び図6に示す開位置P2まで矢印a方向に回動される。そして、一対のシャッター13、14の一対のカム溝20と、下シェル3の一対のカムピン21とによる相互のカム作用によって、一対のシャッター13、14全体が矢印a方向に回動されながら、これら一対シャッター13、14がそれぞれ回動支点19を中心に底部開口部17及び内部開口部18の両側の開位置まで矢印c方向に開放されて、下シェル3の底部開口部17全体が完全に開放される。つまり、インナーローター12と一対のシャッター13、14との共働作用によって底部開口部17が開放されることになる。
【0021】
なお、ディスクカートリッジ1が光ディスクドライブ装置内からイジェクトされる際には、図6及び図5に示すように、このディスクカートリッジ1とラック部材31との相対移動作用によって、ラック部材31がディスクカートリッジ1のラック部材挿入用溝5内に沿って矢印h方向に排出される。
この際、最初に、ラック部材31のインナーローター回転終了用凸部35がインナーローター12の被回転駆動部22の円弧状凸部22aを駆動して、インナーローター12が矢印b方向に回転駆動開始されると、図6に1点鎖線で示すように、ロックアーム25のロック部25bが弾性部25cの弾性力に抗して矢印f方向に回転して、そのロック部25bがストッパー部28の外方へ外される。
【0022】
そして、この後に、図6及び図5に示すように、ラック部材31のラック34及びインナーローター回転開始用凸部32がインナーローター12の被回転駆動部22の部分ギア22c及び回転開始用凹部22dに順次噛合及び係合されて、ラック部材31によってインナーローター12が図6に示す開位置P2から図5に示す閉位置P1まで矢印b方向に連続的に回転駆動される。
すると、前述した下シェル3の底部開口部17の開放動作の逆動作で、図3及び図5に示すように、インナーローター12の内部開口部18が下シェル3の底部開口部17に対して矢印b方向へ所定角度に偏位されると共に、一対のシャッター13、14が開位置から閉位置まで矢印d方向から相互に閉じて、インナーローター12の底部12aの外周部分と一対のシャッター13、14とによって底部開口部17全体が内側から完全に閉ざされることになる。つまり、インナーローター12と一対のシャッター13、14との共働作用によって底部開口部17が閉ざされることになる。
そして、この後に、ラック部材31はディスクカートリッジ1のラック部材挿入用溝5内から図5の矢印h方向に完全に排出される。
【0023】
なお、図7及び図9に示すように、ディスクカートリッジ1の光ディスク4はその記録面4aを下向きにした状態で、インナーローター12内の底部12a上に回転自在で、上下移動可能なように水平状に載置されている。
そして、図8及び図10に示すように、ディスクカートリッジ1が光ディスクドライブ装置内にローディングされた時には、底部開口部17及び内部開口部18の中央開口部17a及び18aを通して下方から相対的に挿入されたスピンドルモータ41のディスクテーブル42上の円錐台形状のセンターリング用ハブ43の外周に光ディスク4の中心穴4bが嵌合される。そして、ディスクテーブル42によって光ディスク4がディスククランパー9と共にインナーローター12の底部12aの上方へ押し上げられると共に、ディスクテーブル42のチャッキングマグネット(図示せず)によって下方へ吸引されるディスククランパー9によって光ディスク4がディスクテーブル42上に水平状にチャッキングされる。
また、この時、図10に1点鎖線で示すように、2ヘッドタイプである2つの光学ピックアップ44、45が底部開口部17及び内部開口部18の前後両側開口部17b、17c及び18b、18c内に下方から相対的に挿入される。
そして、スピンドルモータ41によって光ディスク4が回転駆動されながら、光ディスク4の記録面4aにおける直径方向の2箇所において、2つの光学ピックアップ44、45による半径方向X1、X2の走査(シーク及びトラッキング)が同時又は選択的に行われて、これら2つの光学ピックアップ44、45によるデータの記録/再生が同時又は選択的に行われるように構成されている。
【0024】
(2)・・・本発明のディスクカートリッジのディスク載置部の第1の実施の形態の説明
次に、図3〜図6、図11〜図18によって、本発明のディスクカートリッジ1のインナーローター12及び一対のシャッター13、14に一体成形されているディスク載置部の第1の実施の形態について説明する。
このディスク載置部は、インナーローター12内に収納されている光ディスク4の中心穴4bが形成されている円形の中央部4cを下方から支持して、光ディスク4の下面の記録面4aがインナーローター12の底部12aに接触して、データが損傷されることを防止するための構造部である。
【0025】
この際、前述したように、ディスクカートリッジ1は2ヘッドタイプに構成されていて、インナーローター12の底部12aに形成されている内部開口部18は、図10に示すように、スピンドルモータ41が挿入される中央開口部18aと、その前後両側に接続されて、2つの光学ピックアップ44、45が挿入される長穴形状の前後両側開口部18b、18cとによって形成されている。
従って、中央開口部18aの前後両側が開放されていて、この中央開口部18aは完全な円形穴に形成することができない構造であることから、光ディスク4の中央部4cを下方から支持する完全な円形状のディスク載置部をインナーローター12の底部12a上に一体成形することができない。
【0026】
そこで、このディスクカートリッジ1では、インナーローター12の底部12aの上面(内側)であって、内部開口部18における中央開口部18aの相対向する周辺の2箇所に一対の第1のディスク載置部51が一体成形されていて、これら一対の第1のディスク載置部51はほぼ三ケ月形状等で対称状に形成されている。
また、一対のシャッター13、14が矢印d方向から相互に閉じた時に相互に接触される接触縁13a、14aの上面(内側)に一対の第2のディスク載置部52が一体成形されていて、これら一対の第2のディスク載置部52はほぼ円弧状等で、対称状に形成されている。その際、これら一対の第2のディスク載置部52は、一対の第1のディスク載置部51の対向方向に対してほぼ直交する方向の2箇所であって、一対の第1のディスク載置部51とほぼ同一円周上の位置に配置されている。
なお、図14及び図15に示すように、これら各一対の第1及び第2のディスク載置部51、52の水平な上端面51a、52aは同一水平レベルに配置されている。
【0027】
そして、一対の第2のディスク載置部52は前述した一対のシャッター13、14の矢印c、d方向の開閉時に、これら一対のシャッター13、14と一体にインナーローター12に対して矢印c、d方向に可動される可動式ディスク載置部に構成されている。そして、図3、図5及び図11に示すように、一対のシャッター13、14が閉位置まで矢印d方向に閉じた時に、これら一対の第2のディスク載置部52が、一対の第1のディスク載置部51の対向方向に対してほぼ直交する方向の2箇所へ移動される。また、図4及び図6に示すように、一対のシャッター13、14が開位置まで矢印c方向に開いた時には、これら一対の第2のディスク載置部52がインナーローター12の底部12aで内部開口18における両側開口部18b、18cの巾方向の両側縁18dの一部に形成されたほぼ円弧状等の一対の切欠き53内に入り込むように構成されている
【0028】
以上のように構成された本発明のディスクカートリッジ1のディスク載置部によれば、光ディスク4が底部12a上に水平状に載置されるインナーローター12の内部開口部18における中央開口部18aが円形穴に構成されておらず、その中央開口部18aの前後両側が前後両側開口部18b、18cによって開放されている構造であるにも拘らず、図11、図13〜図15に示すように、一対のシャッター13、14が閉状態となることにより、インナーローター12の底部12a上の一対の第1のディスク載置部51と、一対のシャッター13、14上の可動式ディスク載置部である一対の第2のディスク載置部52とを内部開口部18の中央開口部18aの周囲のほぼ同一円周上のほぼ4等分位置に集合させるように配置させることができる。
しかも、その集合された合計4つのディスク載置部51、52の水平な上端面51a、52aは同一水平レベルとなる。
【0029】
従って、光ディスク4をインナーローター12の底部12a上に水平状に載置する際に、その光ディスク4の中心穴4bが形成されている円形の中央部4cの水平な下面4dを4つのディスク載置部51、52の上端面51a、52a上に非常に安定良く水平に載置することができる。そして、光ディスク4の中央部4cの外周の下向きの記録面4aとインナーローター12の底部12aとの間に安定した隙間54が形成される。
そして、このように、合計4つのディスク載置部51、52によって光ディスク4の中央部4cの下面4dにおける円周方向のほぼ4等分位置を下方から安定良く支持すれば、インナーローター12内での光ディスク4の全方向(360°)の傾きを防止することができ、その光ディスク4の傾きによって、記録面104がインナーローター12の底部12a上に接触されて、データが損傷されることを未然に防止することができる。
【0030】
また、本発明のディスクカートリッジ1は、下シェル3の底部開口部17がその下シェル3の前後両端まで開放されていることから、図9に1点鎖線で示したように、シャッター閉状態のディスクカートリッジ1を手H1で上下から握って光ディスクドライブ装置内にローディング及びイジェクトする際に、人差指H2等を底部開口部17内に不用意に挿入してしまい、薄板構造のシャッター13、14の両方又は何れか一方をその人差指H2によって上方(矢印i方向)へ撓ませるようにして押し込んでしまうようなことが考えられる。
しかし、シャッター13、14の何れの上部にも、第2のディスク載置部52が一体成形されているので、これらのシャッター13、14が上方へ押し込まれた時には、第2のディスク載置部52が光ディスク4の中央部4cの下面4dを上方(矢印i方向)へ突き上げるようにして、光ディスク4の記録面4aを一対のシャッター13、14から上方へ自動できに逃がすことができる。従って、その上方(矢印i方向)へ押し込まれたシャッター13、14が光ディスク4の記録面4aに接触されて、データが損傷されることも未然に防止することができる。
【0031】
また、図4及び図6に示すように、一対のシャッター13、14が矢印c方向に開いた時に、一対の第2のディスク載置部52をインナーローター12の底部で、内部開口部18の両側縁18dに形成された一対の切欠き53内に入り込ませるように構成することにより、一対のシャッター13、14の矢印c方向の開放ストロークが一対のディスク載置部52によって制限されてしまうことを未然に防止することができる。
換言すれば、一対のシャッター13、14の開閉ストロークを大きくとることができて、インナーローター12の内部開口部18及び下シェル3の底部開口部17の溝幅(長さ方向に対して直角な方向の幅)を十分に大きく設定することができる。
【0032】
(3)・・・本発明のディスクカートリッジのディスク載置部の第2の実施の形態の説明
次に、図17及び図18によって、本発明のディスクカートリッジ1のインナーローター12及びシャッター12に一体成形されたディスク載置部の第2の実施の形態について説明する。
このディスクカートリッジ1は、1つの光学ピックアップによって光ディスク4を記録/再生する1ヘッドタイプのディスクカートリッジ1を示したものであって、下シェル3の底部開口部17及びインナーローター12の内部開口部18がほぼ半円形状の中央開口部17a、18aと、その中央開口部17a、18aの開口端に接続された一側開口部17b、18bとによってほぼU字形状に形成されている。
【0033】
そこで、第1のディスク載置部51をインナーローター12の底部12aの上部(内部)で、中央開口部112の外周に沿ってほぼ半円形状に一体成形し、第2のディスク載置部52を一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aの上面(内側)の何れか一方、又は、両方にほぼ円弧状に一体成形して、一対のシャッター13、14が矢印d方向から相互に閉じた時に、第2のディスク載置部52がほぼ半円形状の第1のディスク載置部51とほぼ同一円周上であって、その第1のディスク載置部51の開放部分51bのほぼ中央付近に配置させるように構成したものである。
なお、インナーローター12の内部開口部18の一側開口部18bの両側縁18dの何れか一方、又は、両方にはシャッター開放時に、第2のディスク載置部52が入り込むことができる切欠き53が形成されている。
【0034】
従って、この場合も、光ディスク4の円形の中央部4cの下面4dをほぼ半円形状の第1のディスク載置部51と、その開放部分のほぼ中央付近に配置されたほぼ円弧状の第2のディスク載置部52との水平な上端面51a、52a上に水平に安定良く載置することができる。
また、前述したディスク載置部の第1の実施の形態と同様に、光ディスク4の中央部4cのほぼ全周を第1及び第2のディスク載置部51、52によって下方から安定良く支持することができるので、インナーローター12内での光ディスク4の全方向(360°)の傾きを防止することができ、前述したディスク載置部の第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
そして、以上のように構成される本発明のディスク載置部の第1及び第2の実施の形態によれば、例えば、MDカートリッジにおける上下シェルの上下一対のほぼU字形状の開口部の内面に上下一対の第1のディスク載置部51をほぼ半円形状等に形成し、金属製等のスライド式シャッターの上下一対の内面の一部に上下一対の可動式の第2のディスク載置部52を円弧状等に形成して、前述した第2の実施の形態と同様に、これらの第1及び第2のディスク載置部51、51によって、MDの中心部の上下をそれぞれほぼ全周に亘って安定良く支持するように構成することもできる。
【0035】
(4)・・・本発明のディスクカートリッジのシャッター補強用リブの第1の実施の形態の説明
次に、図2〜図6、図11〜図16によって、本発明のディスクカートリッジ1の一対のシャッター13、14に一体成形されているシャッター補強用リブの第1の実施の形態について説明する。
前述のように、本発明のディスクカートリッジ1におけるモールド部品等からなる薄板構造の一対のシャッター13、14は剛性が低い構造を呈している。
その上、図3や図11等に示されているように、ディスクカートリッジ1の底部開口部17の閉塞状態では、一対のシャッター13、14がその底部開口部17の両側から矢印d方向に相互に閉じて、これら一対のシャッター13、14が矢印d方向から相互に接触される接触縁3a、14aが底部開口部17の中央開口部17aの中心から前後両側開口部17b、17cにかけて斜めに、しかも、長いスパンSで横断する形態となっている。
従って、特に、シャッター13、14の接触縁13a、14a部分の剛性が低く、容易に撓み易い構造となっている。
【0036】
そこで、中央開口部17aの中心位置に相当する位置で、一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aの長さ方向の中央部13b、14b部分をほぼクランク状に屈曲し、これら一対の接触縁13a、14aにおける中央部13b、14bの両側には、図12、図13及び図16等に示すように、上下逆向きの各一対の斜面57、58を対称状に形成している。
そして、図3、図7、図13、図16等に示すように、一対のシャッター13、14が矢印d方向から相互に閉じた時には、一対の接触縁13a、14aの中央部13b、14bを矢印d′方向の分力によって相互に密着(軽圧着)させる一方、一対の接触縁13a、14aの上下逆向きで、対称状の各一対の斜面57、58を上下から相互に密着(軽圧着)させることにより、これら一対の接触縁13a、14aどうしがその斜面57、58部分で上下から相互に重なり合って、これら一対の接触縁13a、14aの剛性が向上するようになされている。
【0037】
その上で、一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aの上下両面(内外両面)で、斜面57、58の上下反対側の面のエッジに沿って上下各一対のシャッター補強用リブ59、60を一体成形して、これら一対の接触縁13a、14aの剛性を更に向上させている。
この際、図12に示すように、一対のシャッター13、14の厚みT1=約1.1mmに構成され、シャッター補強用リブ59、60の厚みT2=約0.8mmに構成されている。また、前述した第2のディスク載置部52が一対のシャッター13、14の上面で、一方のシャッター補強用リブ59、60の一部と交差する状態に一体成形されていて、これら第2のディスク載置部52の高さ(厚み)=約0.9mmに構成されている。
【0038】
このように構成された本発明のシャッター補強用リブの第1の実施の形態によれば、図3、図7、図13、図16に示すように、一対のシャッター13、14が底部開口部17の両側から矢印d方向に相互に閉じて、これら一対の接触縁13a、14aが矢印d方向から相互に接触された時に、これらの接触縁13a、14aの各一対の斜面57、58が上下から相互に密着されるように重なり合うと共に、その相互に密着された接触縁13a、14aの上下両側に一対のシャッター補強用リブ59、60が上下から重なるように配置されて、これら一対のシャッター補強用リブ59、60によって一対のシャッター13、14が上下から高剛性に補強されることになる。
ここで、シャッター補強用リブ59、60を一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aに沿ってこれらのシャッター13、14の上下両面に一体成形したことにより、これらのシャッター13、14単独の剛性を向上することができる。その上、これらのシャッター13、14が矢印d方向から閉じて、これらの一対の接触縁13a、14a矢印d方向から相互に接触された時には、その一対の接触縁13a、14a部分の上下が一対のシャッター補強用リブ59、60によって相互に補強されて、その一対の接触縁13a、14a部分でのトータルの剛性が向上することになる。
【0039】
従って、図9に1点鎖線で示したように、シャッター閉状態のディスクカートリッジ1を手H1で上下から握って光ディスクドライブ装置内にローディング及びイジェクトする際に、人差指H2等を底部開口部17内に不用意に挿入してしまい、その人差指H2によって薄板構造のシャッター13、14の両方又は何れか一方に上方(矢印i方向)への押圧力を付与するようなことがあっても、高剛性に補強されている一対のシャッター13、14は上方へは撓み難い構造となっている。従って、一対のシャッター13、14が上方(矢印i方向)へ容易に撓んで光ディスク4の記録面4aに接触され、データが損傷されることを未然に防止することができる。
なお、シャッター補強用リブ59、60は一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aの上面(内面)のみや下面(外面)のみに一体成形したものであっても良い。
また、図4、図6、図11、図13等に示すように、一対のシャッター13、14が矢印c方向に相互に開蓋した時に、これら一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aのエッジに沿って一体成形されている上下各一対のシャッター補強用リブ59、60に対する逃げ用のほぼ溝形状の切欠き61、62が底部開口部17及び内部開口部18における前後両側開口部17b、17c及び18b、18cの両側縁に沿って形成されている。
【0040】
(5)・・・本発明のディスクカートリッジのシャッター補強用リブの第2の実施の形態の説明
次に、図17及び図18によって、本発明のディスクカートリッジの一対のシャッター13、14に一体成形されているシャッター補強用リブの第2の実施の形態について説明する。
この場合は、このディスクカートリッジ1は、1つの光学ピックアップによって光ディスク4を記録/再生する1ヘッドタイプのディスクカートリッジ1を示したものであって、下シェル3の底部開口部17及びインナーローター12の内部開口部18がほぼ半円形状の中央開口部17a、18aと、その中央開口部17a、18aの開口端に接続された一側開口部17b、18bとによってほぼU字形状に形成されている。
そして、主として底部開口部17及び内部開口部18の一側開口部17b、18b内相当位置にて、一対のシャッター13、14の接触縁13a、14aのエッジに沿って上下一対のシャッター補強用リブ59、60を一体成形したものであり、前述したシャッター補強用リブの第1の実施の形態と同等の効果が得られるように構成したものである。
【0041】
(6)・・・従来のディスクカートリッジのディスク載置構造及びシャッタ−撓み構造の説明
ここで、23及び図24によって、従来のディスク載置構造及びシャッター撓み構造について説明する。
まず、従来のディスク載置構造は、1ヘッドタイプのディスクカートリッジ1が示されていて、インナーローター12の底部12aに形成されている内部開口部18がほぼ半円形状の中央開口部18aと、その中央開口部18aの一つの開口部に接続された一側開口部18bとによってほぼU字形状に形成されていた。そして、ディスク載置部51がインナーローター12の底部12aの上部(内部)で、中央開口部18aの外周のみに沿ってほぼ半円形状に一体成形されたものであった。
そして、シャッター13、14の上面(内面)にはディスク載置部が何等形成されておらず、ほぼ半円形状のディスク載置部51の一側部は開放部分51bとなっていた。
従って、光ディスク4の中央部4cをこのディスク載置部51上に水平に載置した時に、ディスク載置部51の開放部分51bではその中央部4cを支持することが全くできず、このディスク載置部51はその中央部4cのほぼ半円形の領域のみを支持することになる。
このため、図24に1点鎖線で示すように、ディスク載置部51上に水平に載置された光ディスク4は、そのディスク載置部51の開放部分51b側にて下方(矢印j方向)に容易に傾き易く、その光ディスク4の下向きの記録面4aがインナーローター12の底部12a上に接触してデータが損傷され易いと言う問題があった。
【0042】
また、従来のシャッター撓み構造に関しては、薄板構造のシャッター13、14にシャッター補強用リブが何等成形されておらず、シャッター13、14は外力によって容易に撓み易いために、図9、図23及び図24に1点鎖線で示したように、シャッター閉状態のディスクカートリッジ1を手H1で上下から握って光ディスクドライブ装置内にローディング及びイジェクトする際に、人差指H2等を底部開口部17内に不用意に挿入してしまい、図23及び図24に一点鎖線で示すように、薄板構造のシャッター13、14の両方又は、何れかをその人差指H2によって上方(矢印i方向)へ容易に撓ませるように押し込んでしまうようなことがあった。その結果、シャッター13、14が光ディスク4の下向きの記録面14aに接触して、データが損傷され易いという問題があった。
なお、この際、シャッター13、14が矢印d方向から相互に閉じて相互に接触される接触縁13a、14a部分は、強度的が特にに弱いために、シャッター13、14は手指等によって上方である矢印i方向へ容易に撓んで入り込み易いものである。
【0043】
しかるに、前述した本発明のディスクカートリッジ1のディスク載置部及びシャッター補強用リブの第1及び第2の実施の形態によれば、上記した問題点を解消することができるものである。
【0044】
(7)・・・本発明のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路の説明
次に、図3、図11、図19及び図20によって、本発明のディスクカートリッジ1のインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路について説明する。
前述したように、本発明のディスクカートリッジ1は、2ヘッドタイプに構成されていることから、底部開口部17が下シェル3を前後方向にほぼ一直線状に横断した形状に形成されていて、内部開口部18もインナーローター12の底部12aを直径方向にほぼ一直線状に横断した形状に形成されている。
従って、インナーローター12が開位置P2から閉位置P1まで矢印b方向に回転復帰されて、このインナーローター12の底部12aの外周部分及び一対のシャッター13、14によって下シェル3の底部開口部17全体が内側から完全に閉ざされた時に、インナーローター12の底部12aに開口されている内側開口部18の一部である後側開口部18cがディスクカートリッジ1の側面1bに開口されているインナーローター回転駆動用窓穴23に著しく接近された状態になる。
【0045】
この結果、本発明のディスクカートリッジ1では、図3、図11、図19及び図20に矢印jで示すように、外気中に含まれているダスト(塵埃)が外気と一緒にインナーローター回転駆動用窓穴23からインナーローター12の被回転駆動部22の下部を通ってインナーローター12の底部12aの下部の隙間15内に侵入し、更に、その隙間15内からインナーローター12の内側開口部18の後側開口部18cの外周部分を通ってインナーローター12内へ下方から吹き上げるように侵入してしまうダスト侵入経路65が考えられる。
そして、このダスト侵入経路65を通ってインナーローター12内へ下方から吹き上げるように侵入したダストは、インナーローター12内に収納されている光ディスク4の下向きの記録面4aに容易に付着してしまうことになる。
そして、光ディスク4の下向きの記録面4aにダストが付着されたまま、ディスクカートリッジ1が光ディスクドライブ装置内にローディングローディングされて、その光ディスク4のデータの記録/再生が行われるようなことがあると、ダスト付着によるスペーシングロス等によるデータの記録/再生のミスを招くことになり、特に、本発明のように高密度記録方式のディスクカートリッジ1では重大な問題を呈することになる。
【0046】
なお、図20の(B)に点線の矢印k方向で示すように、ディスクカートリッジ1のインナーローター回転駆動用窓穴23からダストがインナーローター12の外周壁12bを上方へ迂回するようにして、上シェル2の円筒状溝16内を通ってインナーローター12内に侵入するダスト侵入経路66も考えられるが、このダスト侵入経路66は円筒状溝16内が一種のラビリンスパッキン構造に構成されているので、ダストはこのダスト侵入経路66中に堆積され易く、光ディスク4の下向きの記録面4aに付着される可能性は極めて少ないものとなっている。
【0047】
(8)・・・本発明のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路中に形成されたラビリンスパッキン(Labyrinth Packing )の第1の実施の形態の説明
次に、図3、図11、図19及び図21によって、本発明のディスクカートリッジ1の前述したダスト侵入経路65内に形成されたラビリンスパッキン67の第1の実施の形態について説明する。
このラビリンスパッキン67の第1の実施の形態は、インナーローター12の底部12aの下面の最外周位置で、内部開口部18の後部開口部18cより矢印b方向側(インナーローター12を閉じる方向側)へ偏位された位置に同心円状の円弧状リブ68を一体成形している。この円弧状リブ68の円周方向の長さをインナーローター回転駆動用窓穴23の長さと同等若しくはそれよりも長く設定されている。そして、インナーローター回転駆動用窓穴23の内側で、その窓穴23から下シェル3の前述した隙間15内に直角状に落ち込む位置に、円弧状リブ68と平行な円弧状段差面69を一体成形している。
そして、図3、図11、図19及び図21に示すように、インナーローター12が閉位置P1まで矢印b方向に回転されて、底部開口部17が完全に閉ざされた時に、インナーローター12の円弧状リブ68が下シェル3の円弧状段差面69の内側に平行に対向され、かつ、これら円弧状リブ68と円弧状段差面69との間の隙間が円弧状で、微小な隙間70になるように構成したものである。
【0048】
このように構成されたラビリンスパッキン67によれば、ディスクカートリッジ1の底部開口部17がインナーローター12と一対のシャッター13、14によって完全に閉じられた密閉状態の時に、ダストが外気と一緒にインナーローター回転駆動用窓穴23からダスト侵入経路65中のラビリンスパッキン67を構成している微小な隙間70を矢印j方向に通過する際に、その外気が一度圧縮されて、圧力が高められた後、微小な隙間70から広い隙間15内に流入する瞬間に急激に膨張して圧力が低下することによるエネルギー損失を招くラビリンスパッキンの原理に基づき、ダストが外気から分離して隙間15内に捕獲(分離、堆積)されることになる。
従って、ダストが外気と一緒に、隙間15内からインナーローター12の内側開口部18の後側開口部18cを通ってインナーローター12内に下方から吹き上がるように侵入して光ディスク4の下向きの記録面4aに付着することを未然に防止することができる防塵性の高いディスクカートリッジ1が得られる。
【0049】
(9)・・・本発明のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からのダスト侵入経路中に形成されたラビリンスパッキンの第2の実施の形態の説明
次に、図22によって、本発明のディスクカートリッジ1の前述したダスト侵入経路65中に形成されたラビリンスパッキン67の第2の実施の形態について説明する。
このラビリンスパッキン67の第2の実施の形態は、下シェル3の隙間15内で、円弧状段差面69より内側位置に、その円弧状段差面69と平行な円弧状リブ71を一体成形して、インナーローター12が閉位置P1まで矢印b方向に回転された時に、インナーローター12の底部12aの下面に一体成形されている円弧状リブ68が下シェル3の円弧状段差面69と円弧状リブ71との間に挿入され、かつ、その円弧状リブ68と円弧状段差面69との間に微小な隙間70が形成されると共に、その円弧状リブ68と円弧状リブ71との間にも微小な隙間72が形成されるように構成されたものである。
【0050】
従って、このラビリンスパッキン67の第2の実施の形態によれば、ダストが外気と一緒にインナーローター回転駆動用窓穴23からダスト侵入経路65中のラビリンスパッキン67を構成している2箇所の微小な隙間70、72を通過する際に、外気が2回に亘って圧縮、膨張されることになり、外気からのダストの分離効果がより一層向上する利点が得られることになる。
【0051】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。
例えば、本発明は、上シェル2の全部又は一部を下シェル3に対して開閉自在に構成して、ディスク4をインナーローター12内に交換(脱着)可能に収納することができるリムーバブルディスク(Removable Disk)用キャディと称されるディスクカートリッジにも適用可能である。
また、本発明は、MO、DVD、DVD−ROM等の光ディスクや光磁気ディスク、或いは磁気ディスク、その他の各種記録/再生方式のディスク状記録媒体を収納する各種のディスクカートリッジに適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のディスクカートリッジは、次のような効果を奏することができる。
【0053】
請求項1は、インナーローターの内部開口部を下シェルの底部開口部から一側方へ偏位させ、シャッターによって下シェルの底部開口部を閉じたディスクカートリッジの密閉状態において、インナーローターの被回転駆動部の一部が露呈されている上下シェルの側面の窓穴からインナーローターの底部と下シェルとの間の隙間及びインナーローターの内部開口部を経由してそのインナーローター内に侵入されるダスト進入経路中にラビリンスパッキンを形成して、そのダスト進入経路内に侵入されるダストをラビリンスパッキンで確実に捕獲することができるようにしたので、ディスクカートリッジの密閉時の防塵性が著しく向上する。従って、ディスク状記録媒体の記録面にダストが付着されたまま、ディスクカートリッジがディスクドライブ装置内にローディングされてしまい、ディスク状記録媒体のデータ記録/再生時にスぺーシングロスを生じることを未然に防止することができ、データ記録/再生を高精度に行なえる高密度記録のディスクカートリッジを提供することができる。
【0054】
請求項2は、ラビリンスパッキンがインナーローターの底部の下部の外周部分の一部で、内部開口部の近傍位置に形成した円弧状リブと、下シェルの内部で円弧状リブとの間に形成された微小な隙間とによって構成されているので、構造及び製造が簡単である。
【0055】
請求項3は、底部開口部及び内部開口部がそれぞれ中央開口部と、その両側に接続された一対の両側開口部とを有する2ヘッドタイプに構成されているので、2ヘッドタイプのディスクカートリッジの防塵性を確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクカートリッジ全体の斜視図である。
【図2】同上のディスクカートリッジの分解斜視図である。
【図3】同上のディスクカートリッジの底部開口部の閉状態を示した一部切欠き下面図である。
【図4】同上のディスクカートリッジの底部開口部の開状態を示した一部切欠き下面図である。
【図5】同上のディスクカートリッジのインナーローターの回転駆動構造を説明する底部開口部が閉状態の時を上から透視した一部切欠き透視図である。
【図6】同上のディスクカートリッジのインナーローターの回転駆動構造を説明する底部開口部が開状態の時を上から透視した一部切欠き透視図である。
【図7】図1のA−A矢視での拡大断面図である。
【図8】図7と同じ拡大断面図であって、底部開口部に挿入されたスピンドルモータに光ディスクがチャキングされた様子を示した拡大断面図である。
【図9】図1のB−B矢視での拡大断面図である。
【図10】図9と同じ拡大断面図であって、底部開口部に挿入されたスピンドルモータに光ディスクがチャッキングされ、底部開口部に2つの光学ピックアップが挿入された様子を示した拡大断面図である。
【図11】同上のディスクカートリッジのインナーローターと下シェルを示した斜視図である。
【図12】同上のディスクカートリッジのシャッターの上面、側面、下面及び一部の拡大側面を示した図面である。
【図13】同上のディスクカートリッジの第1、第2のディスク載置部とシャッター補強用リブの第1の実施の形態を説明する要部の拡大斜視図である。
【図14】図13のC−C矢視での拡大断面図である。
【図15】図13のD−D矢視での拡大断面図である。
【図16】図13のE−E矢視での拡大断面図である。
【図17】同上のディスクカートリッジの第1、第2のディスク載置部とシャッター補強用リブの第2の実施の形態を説明する下面図である。
【図18】図18の要部の拡大斜視図である。
【図19】同上のディスクカートリッジのインナーローター回転駆動用窓穴からインナーローター内へのダスト侵入経路を説明する要部の切欠き平面図である。
【図20】同上のダスト侵入経路を説明する図11及び図19のF−F矢視での断面斜視図及び要部の拡大断面図である。
【図21】同上のダスト侵入経路中に配置されたラビリンスパッキンの第1の実施の形態を説明する図11及び図19のF−F矢視での断面斜視図及び要部の拡大断面図である。
【図22】同上のラビリンスパッキンの第2の実施の形態を説明する図11及び図19のF−F矢視での断面斜視図及び要部の拡大断面図である。
【図23】従来のディスクカートリッジではシャッターがインナーローター内へ容易に押し込まれ易いことを説明する要部の斜視図である。
【図24】従来のディスクカートリッジではインナーローター内で光ディスクが容易に傾き易いことやインナーローター内へ容易に押し込まれ易いことを説明する図19のG−G矢視での拡大断面図である。
【符号の説明】
1はディスクカートリッジ、2は上シェル、3は下シェル、4はディスク状記録媒体である光ディスク、4aは光ディスクの記録面、12はインナーローター、12aはインナーローターの底部、13、14はシャッター、17は底部開口部、18は内部開口部、65はダスト侵入経路、67はラビリンスパッキン、68、71は円弧状リブ、69は円弧状段差面、70、72は円弧状の微小な隙間である。
Claims (3)
- 上下シェルと、
ディスク状記録媒体が内部に収容されたインナーローターであって、前記上下シェル間に回転自在に収容されたインナーローターと、
前記下シェルに形成された底部開口部と、
前記インナーローターに形成された内部開口部であって、そのインナーローターが閉位置から開位置へ回転された時に前記底部開口部の内側に重ねられる内部開口部と、
前記インナーローターと前記下シェルとの間に配置されたシャッターであって、そのインナーローターの閉位置と開位置との回転によって前記底部開口部を開閉するシャッターと、
前記インナーローターの外周に一体成形されて、前記上下シェルの外部から駆動部材によって回転駆動される被回転駆動部と、
前記被回転駆動部を前記ラック部材によって回転駆動することができるように、その被回転駆動部の一部を前記上下シェルの側面から外方へ露呈させるべくその側面に開口されたインナーローター回転駆動用窓穴と、
前記インナーローター回転駆動用窓穴から前記インナーローターの底部と前記下シェルとの間の隙間及び前記インナーローターの内部開口部を経由してそのインナーローター内に侵入されるダスト進入経路中に形成されてラビリンスパッキンとを備えた
ことを特徴とするディスクカートリッジ。 - 前記ラビリンスパッキンが前記インナーローターの底部の下部の外周部分の一部で、前記内部開口部の近傍位置に形成した円弧状リブと、前記下シェルの内部で前記円弧状リブとの間に形成された微小な隙間とによって構成された
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。 - 前記底部開口部及び前記内部開口部がそれぞれ中央開口部と、その両側に接続された一対の両側開口部とを有する2ヘッドタイプに構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
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-
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