JPH05286063A - 包装体の製造装置 - Google Patents
包装体の製造装置Info
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- JPH05286063A JPH05286063A JP4116668A JP11666892A JPH05286063A JP H05286063 A JPH05286063 A JP H05286063A JP 4116668 A JP4116668 A JP 4116668A JP 11666892 A JP11666892 A JP 11666892A JP H05286063 A JPH05286063 A JP H05286063A
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- tubular sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はロール材の装着と支持、ロール材か
らの筒状シート材の繰り出しと封止、封止された包装体
の分離と収納などの各工程で作業性を向上させ、包装体
を少ない人手で効率良く製造する事を目的とする。 【構成】 筒状シート材16をロール巻きしたロール材
1を支持するための支持手段2と、前記支持手段に支持
されたロール材から筒状シート材を繰り出して搬送する
搬送手段7と、前記搬送手段による筒状シート材の繰り
出し量を制御する搬送制御手段8と、筒状シート材のガ
セツト折り込みで形成された複数の開口辺と他方の開口
辺とを封止する封止手段39と、前記搬送手段と前記搬
送制御手段と前記封止手段とを支えるフレーム手段6
と、前記筒状シート材16から分離された包装体22を
載置するために前記フレーム手段に案内されて移動自在
に配置した収納手段23とを有する構成を採用したもの
である。
らの筒状シート材の繰り出しと封止、封止された包装体
の分離と収納などの各工程で作業性を向上させ、包装体
を少ない人手で効率良く製造する事を目的とする。 【構成】 筒状シート材16をロール巻きしたロール材
1を支持するための支持手段2と、前記支持手段に支持
されたロール材から筒状シート材を繰り出して搬送する
搬送手段7と、前記搬送手段による筒状シート材の繰り
出し量を制御する搬送制御手段8と、筒状シート材のガ
セツト折り込みで形成された複数の開口辺と他方の開口
辺とを封止する封止手段39と、前記搬送手段と前記搬
送制御手段と前記封止手段とを支えるフレーム手段6
と、前記筒状シート材16から分離された包装体22を
載置するために前記フレーム手段に案内されて移動自在
に配置した収納手段23とを有する構成を採用したもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筒状シート材に切り開き
と封止の加工を施して包装体を製造する包装体の製造装
置に関するものである。
と封止の加工を施して包装体を製造する包装体の製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂を
インフレーシヨン方式で筒状に成形した筒状シート材を
用い、これを加工して包装体を製造する包装体の製造装
置がある。この種の製造装置は筒状シート材がロール巻
きされたロール材から筒状シート材を繰り出して、ガセ
ット処理、筒状シート材の切り開き、封止の加工などを
施して包装体を製造するものである。しかし、ロール材
を製造装置に装着する場合の作業性、ロール材から筒状
シート材を引き出す場合の作業性、筒状シート材から包
装体を分離する場合の作業性などに改良の余地があっ
た。
インフレーシヨン方式で筒状に成形した筒状シート材を
用い、これを加工して包装体を製造する包装体の製造装
置がある。この種の製造装置は筒状シート材がロール巻
きされたロール材から筒状シート材を繰り出して、ガセ
ット処理、筒状シート材の切り開き、封止の加工などを
施して包装体を製造するものである。しかし、ロール材
を製造装置に装着する場合の作業性、ロール材から筒状
シート材を引き出す場合の作業性、筒状シート材から包
装体を分離する場合の作業性などに改良の余地があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造装置に対し
て改良が望まれている点を列挙すると、下記の通りであ
る。 (A)筒状シート材をロール巻きしたロール材は直径が
15〜25センチメートル、長さ(シート幅)が1.0
〜2.5メートル、重量が約15〜50キログラムであ
る。このようにロール材は長くて重いので、ロール材を
製造装置の支持手段に1人で基台3(図1)に装着する
場合は先ずロール材の片側を基台3に乗せて、次に該ロ
ール材の他の片側を持ち上げなければならない。しかし
ロール材の他の片側を持ち上げると、先に乗せた方の片
側がズリ落ちるので非常に乗せ難い作業であった。その
ため、ロール材の両端で2人掛かりで装着作業をしなけ
ればならないなど余計な人手を要し、装着時の作業性を
改善する必要があった。 (B)支持手段に支持されたロール材から筒状シート材
を繰り出す場合は、筒状シ−ト材を両手で掴んで後退す
るなど人力を要する作業であった。また引き出し量を正
確に設定することができないため、この点の改善が望ま
れていた。 (C)繰り出された筒状シート材は静電気を帯び易く、
その静電気の吸引作用で筒状シート材が搬送手段である
ローラに巻き込まれる等のトラブルが発生し易く、この
点の改善が望まれていた。 (D)筒状シート材のガセツト折り込みで形成された複
数の開口辺をそれぞれ加熱して封止すると、上下に分離
して形成された対向辺が互いに重なることで、該加熱時
の余熱により再溶着してしまうという問題点を有してい
た。 (E)筒状シート材から分離された包装体を載置するた
め、フレーム手段に案内されて移動自在に配置した収納
手段(トレイ)には製造装置の操作パネルを設けてあ
り、この操作パネルをオペレータが操作することによっ
て封止手段の動作を制御する。しかし、操作パネルは収
納手段と共に約0〜5メートル程度の範囲で移動を繰り
返すので、それに伴って接続コ−ドが絡まないようにす
る必要があり、複雑な機構を採用しなければならなかっ
た。 (F)収納手段(トレイ)の後退限界の位置を設定する
場合に、従来はフレーム手段にピンを設けて、収納手段
側の突起と衝突させることで後退移動を停止させてい
た。このため、衝突時に衝撃があり、かつ、騒音を発生
していた。また衝突の繰り返しにより装置の寿命が低下
するなどの問題点を有していた。
て改良が望まれている点を列挙すると、下記の通りであ
る。 (A)筒状シート材をロール巻きしたロール材は直径が
15〜25センチメートル、長さ(シート幅)が1.0
〜2.5メートル、重量が約15〜50キログラムであ
る。このようにロール材は長くて重いので、ロール材を
製造装置の支持手段に1人で基台3(図1)に装着する
場合は先ずロール材の片側を基台3に乗せて、次に該ロ
ール材の他の片側を持ち上げなければならない。しかし
ロール材の他の片側を持ち上げると、先に乗せた方の片
側がズリ落ちるので非常に乗せ難い作業であった。その
ため、ロール材の両端で2人掛かりで装着作業をしなけ
ればならないなど余計な人手を要し、装着時の作業性を
改善する必要があった。 (B)支持手段に支持されたロール材から筒状シート材
を繰り出す場合は、筒状シ−ト材を両手で掴んで後退す
るなど人力を要する作業であった。また引き出し量を正
確に設定することができないため、この点の改善が望ま
れていた。 (C)繰り出された筒状シート材は静電気を帯び易く、
その静電気の吸引作用で筒状シート材が搬送手段である
ローラに巻き込まれる等のトラブルが発生し易く、この
点の改善が望まれていた。 (D)筒状シート材のガセツト折り込みで形成された複
数の開口辺をそれぞれ加熱して封止すると、上下に分離
して形成された対向辺が互いに重なることで、該加熱時
の余熱により再溶着してしまうという問題点を有してい
た。 (E)筒状シート材から分離された包装体を載置するた
め、フレーム手段に案内されて移動自在に配置した収納
手段(トレイ)には製造装置の操作パネルを設けてあ
り、この操作パネルをオペレータが操作することによっ
て封止手段の動作を制御する。しかし、操作パネルは収
納手段と共に約0〜5メートル程度の範囲で移動を繰り
返すので、それに伴って接続コ−ドが絡まないようにす
る必要があり、複雑な機構を採用しなければならなかっ
た。 (F)収納手段(トレイ)の後退限界の位置を設定する
場合に、従来はフレーム手段にピンを設けて、収納手段
側の突起と衝突させることで後退移動を停止させてい
た。このため、衝突時に衝撃があり、かつ、騒音を発生
していた。また衝突の繰り返しにより装置の寿命が低下
するなどの問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記(A)〜
(F)の改良すべき問題点を解決することを目的とする
ものである。
(F)の改良すべき問題点を解決することを目的とする
ものである。
【0005】この目的を達成するために、本発明では次
の構成を採用している。即ち、筒状シート材をロール巻
きしたロール材を支持するための支持手段と、前記支持
手段に支持されたロール材から筒状シート材を繰り出し
て搬送する搬送手段と、前記搬送手段による筒状シート
材の繰り出し量を制御する搬送制御手段と、筒状シート
材のガセツト折り込みで形成された複数の開口辺と他方
の開口辺とを封止する封止手段と、前記搬送手段と前記
搬送制御手段と前記封止手段とを支えるフレーム手段
と、前記筒状シート材から分離された包装体を載置する
ために前記フレーム手段に案内されて移動自在に配置し
た収納手段とを有するものである。
の構成を採用している。即ち、筒状シート材をロール巻
きしたロール材を支持するための支持手段と、前記支持
手段に支持されたロール材から筒状シート材を繰り出し
て搬送する搬送手段と、前記搬送手段による筒状シート
材の繰り出し量を制御する搬送制御手段と、筒状シート
材のガセツト折り込みで形成された複数の開口辺と他方
の開口辺とを封止する封止手段と、前記搬送手段と前記
搬送制御手段と前記封止手段とを支えるフレーム手段
と、前記筒状シート材から分離された包装体を載置する
ために前記フレーム手段に案内されて移動自在に配置し
た収納手段とを有するものである。
【0006】
【作用】本発明は、ロール材から筒状シート材を繰り出
して包装体を製造する製造装置に、作業性を向上させる
ための各種の機構を加えたので、包装体を効率良く製造
する事が出来る。
して包装体を製造する製造装置に、作業性を向上させる
ための各種の機構を加えたので、包装体を効率良く製造
する事が出来る。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、その実施例に
基づいて本発明の内容を詳細に説明する。
基づいて本発明の内容を詳細に説明する。
【0008】図1と図2は本発明に係る包装体の製造装
置を説明する側面図であり、図1にはロール材の支持手
段と、筒状シート材の搬送手段と、筒状シート材の搬送
制御手段と、製造装置の骨組みを形成するフレーム手段
と、筒状シート材から分離された包装体を載置する移動
自在な収納手段(トレイ)などを示す。
置を説明する側面図であり、図1にはロール材の支持手
段と、筒状シート材の搬送手段と、筒状シート材の搬送
制御手段と、製造装置の骨組みを形成するフレーム手段
と、筒状シート材から分離された包装体を載置する移動
自在な収納手段(トレイ)などを示す。
【0009】また、図2には筒状シート材の一方の側辺
をガセツト折り込みする第1加工装置と、筒状シート材
の他方の側辺を切り開く第2加工装置と、筒状シート材
の開口辺を封止する第3加工装置(封止手段)と、オペ
レータなどを示している。図3はロール材から筒状シー
ト材が繰り出されて包装体が完成するまでの過程を説明
した構成図であり、上段が平面図、下段が部分的な断面
図を示す。
をガセツト折り込みする第1加工装置と、筒状シート材
の他方の側辺を切り開く第2加工装置と、筒状シート材
の開口辺を封止する第3加工装置(封止手段)と、オペ
レータなどを示している。図3はロール材から筒状シー
ト材が繰り出されて包装体が完成するまでの過程を説明
した構成図であり、上段が平面図、下段が部分的な断面
図を示す。
【0010】図4は装着手段の平面図、図5は装着手段
と支持手段の側面図、図6は搬送手段の正面図、図7は
静電気の吸引作用を説明する説明図、図8は一般的な移
動機構の正面図、図9は本発明に係る移動機構の実施例
1の正面図、図10は本発明に係る移動機構の実施例2
の正面図、図11は封止手段(第3加工装置)の平面
図、図12は収納手段とその関連機構との関係を示す平
面図である。
と支持手段の側面図、図6は搬送手段の正面図、図7は
静電気の吸引作用を説明する説明図、図8は一般的な移
動機構の正面図、図9は本発明に係る移動機構の実施例
1の正面図、図10は本発明に係る移動機構の実施例2
の正面図、図11は封止手段(第3加工装置)の平面
図、図12は収納手段とその関連機構との関係を示す平
面図である。
【0011】このように、本発明の詳細な内容は第1図
〜第12図に示した実施例に基づいて説明を行うが、図
中で同一の符号を付した部材は同一の機能を有するもの
であることを前置きする。
〜第12図に示した実施例に基づいて説明を行うが、図
中で同一の符号を付した部材は同一の機能を有するもの
であることを前置きする。
【0012】図1において、ロール材1を支持手段2の
上に載置すると、該支持手段は基台3に対して回転自在
に軸支されているローラ4a,4bとローラ5a,5b
の内の、少なくとも一対のローラで支持される。つま
り、ロール材1の直径が大きい場合は外側のローラ4
a,4bで支持され、ロール材1の直径が小さい場合は
内側のローラ5a,5bで支持される。このように、ロ
ール材1は支持手段2の上に置くだけで装着される。
上に載置すると、該支持手段は基台3に対して回転自在
に軸支されているローラ4a,4bとローラ5a,5b
の内の、少なくとも一対のローラで支持される。つま
り、ロール材1の直径が大きい場合は外側のローラ4
a,4bで支持され、ロール材1の直径が小さい場合は
内側のローラ5a,5bで支持される。このように、ロ
ール材1は支持手段2の上に置くだけで装着される。
【0013】フレーム6は本発明の製造装置本体の骨組
みを構成しており、搬送手段7と搬送制御手段8を支持
すると共に、ローラ9a,9b,9cを回転自在に支持
している。搬送手段7は従動ローラ10と、その斜め上
側に圧接して設けられた能動ローラ11a,11bで構
成する。能動ローラ11a,11bは内部にそれぞれモ
ータが内蔵されたモータロールで、外周のローラが回転
駆動する。
みを構成しており、搬送手段7と搬送制御手段8を支持
すると共に、ローラ9a,9b,9cを回転自在に支持
している。搬送手段7は従動ローラ10と、その斜め上
側に圧接して設けられた能動ローラ11a,11bで構
成する。能動ローラ11a,11bは内部にそれぞれモ
ータが内蔵されたモータロールで、外周のローラが回転
駆動する。
【0014】搬送制御手段8はフレーム6の脚部に対し
て支点12aで回動自在に軸支されたレバー12であ
り、その左端に重り13を、右端に永久磁石14を設け
ている。そして、フレーム6の他の脚部に永久磁石14
と対抗して磁気センサ15を取り付けている。
て支点12aで回動自在に軸支されたレバー12であ
り、その左端に重り13を、右端に永久磁石14を設け
ている。そして、フレーム6の他の脚部に永久磁石14
と対抗して磁気センサ15を取り付けている。
【0015】図1において、ロール材1からポリエチレ
ンの筒状シート材16を引上げながら繰り出すが、筒状
シート材16の中には予め相当量の空気と円筒または円
柱状の重り17を入れておく。そのため、筒状シート材
16の内部は重り17の落下によって広げられ、かつ、
ローラ9aで空気が封止された状態を保ちながら、密着
している筒状シート材を順送りに開口させる。そして、
筒状シート材16を繰り出すとロール材1は左(又は
右)に回転し、ローラ4a,4bは右(又は左)に回転
する。
ンの筒状シート材16を引上げながら繰り出すが、筒状
シート材16の中には予め相当量の空気と円筒または円
柱状の重り17を入れておく。そのため、筒状シート材
16の内部は重り17の落下によって広げられ、かつ、
ローラ9aで空気が封止された状態を保ちながら、密着
している筒状シート材を順送りに開口させる。そして、
筒状シート材16を繰り出すとロール材1は左(又は
右)に回転し、ローラ4a,4bは右(又は左)に回転
する。
【0016】筒状シート材16の先端部は、ローラ9a
の上部とローラ9bの下部を通り、搬送手段7で能動ロ
ーラ11a,11bに駆動されながらローラ10の上部
を通り抜ける。そして、レバー12の支点より右側の部
分に蓄積される。
の上部とローラ9bの下部を通り、搬送手段7で能動ロ
ーラ11a,11bに駆動されながらローラ10の上部
を通り抜ける。そして、レバー12の支点より右側の部
分に蓄積される。
【0017】搬送制御手段8において、レバー12の支
点より右側の部分に搬送された筒状シート材16が蓄積
されると、筒状シート材16の重さによってレバー12
が右下がりになる。 そして、図の状態のように永久磁
石14が磁気センサ15に近接すると、磁気センサ15
に接続されている不図示の制御回路により能動ローラ1
1a,11bの駆動を停止させる。
点より右側の部分に搬送された筒状シート材16が蓄積
されると、筒状シート材16の重さによってレバー12
が右下がりになる。 そして、図の状態のように永久磁
石14が磁気センサ15に近接すると、磁気センサ15
に接続されている不図示の制御回路により能動ローラ1
1a,11bの駆動を停止させる。
【0018】従来の製造装置では搬送手段7と搬送制御
手段8が採用されていなかったので、筒状シート材16
の先端部16aをオペレータが手で引き寄せると、筒状
シート材16の繰り出しに伴ってロール材1が従動回転
していた。そのために、オペレータは強い力で引き寄せ
なければならなかった。
手段8が採用されていなかったので、筒状シート材16
の先端部16aをオペレータが手で引き寄せると、筒状
シート材16の繰り出しに伴ってロール材1が従動回転
していた。そのために、オペレータは強い力で引き寄せ
なければならなかった。
【0019】しかし本発明の製造装置では、筒状シート
材16の先端部16aをオペレータが引き寄せると、レ
バー12の上に蓄積された筒状シート材が必要な長さだ
け引上げられるので強い力を要しない。そして、蓄積さ
れた筒状シート材の量が少なくなると、レバー12の支
点より右側の部分が軽くなるので重り13によってレバ
ー12が右上がりになる。
材16の先端部16aをオペレータが引き寄せると、レ
バー12の上に蓄積された筒状シート材が必要な長さだ
け引上げられるので強い力を要しない。そして、蓄積さ
れた筒状シート材の量が少なくなると、レバー12の支
点より右側の部分が軽くなるので重り13によってレバ
ー12が右上がりになる。
【0020】これによって、永久磁石14が磁気センサ
15から離れるので、磁気センサ15に接続されている
不図示の制御回路により能動ローラ11aと11bを回
転駆動させる。このため筒状シート材16が再び搬送さ
れて、レバー12の支点より右側の部分に蓄積される。
そして、同様な操作が繰り返される。
15から離れるので、磁気センサ15に接続されている
不図示の制御回路により能動ローラ11aと11bを回
転駆動させる。このため筒状シート材16が再び搬送さ
れて、レバー12の支点より右側の部分に蓄積される。
そして、同様な操作が繰り返される。
【0021】図2において、筒状シート材16はローラ
9cの上部を通ってオペレータ17の手元に引き寄せら
れる。ローラ9cとオペレータ17の間には、筒状シー
ト材16を加工するための各種の加工装置を配置してい
る。
9cの上部を通ってオペレータ17の手元に引き寄せら
れる。ローラ9cとオペレータ17の間には、筒状シー
ト材16を加工するための各種の加工装置を配置してい
る。
【0022】つまり、筒状シート材16の一辺を折り込
むガセツト処理を行なう第1加工装置19と、筒状シー
ト材16の他辺を切り開くと共に、筒状シート材16の
中に空気を送り込む第2加工装置20と、筒状シート材
16に対して熱溶着を行なう第3加工装置21とを配置
している。
むガセツト処理を行なう第1加工装置19と、筒状シー
ト材16の他辺を切り開くと共に、筒状シート材16の
中に空気を送り込む第2加工装置20と、筒状シート材
16に対して熱溶着を行なう第3加工装置21とを配置
している。
【0023】そして、オペレータ18によって筒状シー
ト材16から引き離された包装体22(完成した製品)
は、トレイ23(収納手段)の中へ収納される。トレイ
23はフレーム6に対して図の左右方向に移動させるこ
とができる。
ト材16から引き離された包装体22(完成した製品)
は、トレイ23(収納手段)の中へ収納される。トレイ
23はフレーム6に対して図の左右方向に移動させるこ
とができる。
【0024】図3の上段は筒状シート材16の平面図を
示し、図の左から右へ向けて加工が進行する。そして、
図3の下段は筒状シート材16のそれぞれの位置におけ
る断面図を示している。
示し、図の左から右へ向けて加工が進行する。そして、
図3の下段は筒状シート材16のそれぞれの位置におけ
る断面図を示している。
【0025】つまりポリエチレンの筒状シート材をロー
ル巻きしたロール材1から繰り出された筒状シート材1
6は、断面L1−L1で内面が密着している。 筒状シ
ート材16の中には円筒または円柱状の重り17を予め
入れてあるので、内部を剥離させて筒状シート材16を
内側から広げる。このため、断面L2−L2で内面が膨
らんでいる。
ル巻きしたロール材1から繰り出された筒状シート材1
6は、断面L1−L1で内面が密着している。 筒状シ
ート材16の中には円筒または円柱状の重り17を予め
入れてあるので、内部を剥離させて筒状シート材16を
内側から広げる。このため、断面L2−L2で内面が膨
らんでいる。
【0026】次に、筒状シート材16は断面L3−L3
とL4−L4の間で、アーム24に回転自在に支持され
たガセツトローラ25a,25bによって筒状シート材
の下端部が内側に折り込まれてガセツト処理される。そ
して、断面L5−L5の位置で筒状シート材の上端部が
カツタ26により切り開かれる。切り開かれた筒状シー
ト材の上端部からは送風パイプ27が挿入されて筒状シ
ート材16の筒内左方向に空気が送り込まれるので、筒
状シート材16の膨らみが維持されており、前述のガセ
ツト処理を円滑に行なうことができる。
とL4−L4の間で、アーム24に回転自在に支持され
たガセツトローラ25a,25bによって筒状シート材
の下端部が内側に折り込まれてガセツト処理される。そ
して、断面L5−L5の位置で筒状シート材の上端部が
カツタ26により切り開かれる。切り開かれた筒状シー
ト材の上端部からは送風パイプ27が挿入されて筒状シ
ート材16の筒内左方向に空気が送り込まれるので、筒
状シート材16の膨らみが維持されており、前述のガセ
ツト処理を円滑に行なうことができる。
【0027】また、送風パイプ27にはローラ27a
(下段27b)が固定されていて図の上下方向に可動で
あり、筒状シート材16を図の下方向に付勢する事が出
来る。一方、送風パイプ27よりも図の右側の位置で
は、ローラ28が筒状シート材16の底面を押し上げて
空気漏れを防止している。
(下段27b)が固定されていて図の上下方向に可動で
あり、筒状シート材16を図の下方向に付勢する事が出
来る。一方、送風パイプ27よりも図の右側の位置で
は、ローラ28が筒状シート材16の底面を押し上げて
空気漏れを防止している。
【0028】ここで図3に示すL2,L3,L4の区間
に図2で説明した第1加工装置19を配置し、図3に示
すL4,L5の区間に図2で説明した第2加工装置20
を配置し、図3に示すL5より右側に図2で説明した第
3加工装置21を配置することになる。
に図2で説明した第1加工装置19を配置し、図3に示
すL4,L5の区間に図2で説明した第2加工装置20
を配置し、図3に示すL5より右側に図2で説明した第
3加工装置21を配置することになる。
【0029】第3加工装置21を配置して熱溶着を行な
う溶着加工について説明する。溶着加工に際しては、筒
状シート材16にニクロム線の丸線ヒータ(不図示)を
使用して略Y字形状(図では上下が逆のY字)の熱溶着
部を形成する。
う溶着加工について説明する。溶着加工に際しては、筒
状シート材16にニクロム線の丸線ヒータ(不図示)を
使用して略Y字形状(図では上下が逆のY字)の熱溶着
部を形成する。
【0030】この熱溶着部の形成方法としては、断面が
円形の丸線ヒータを用いて、筒状シート材16をプレ
スする、ヒータに通電する、ヒータの通電を停止す
るそのまま放置(数秒)して冷却する、筒状シート
材をプレス状態から開放する、の順序で熱溶着する。こ
のように丸線ヒータを用いて熱溶着すると、線状溶着部
の中心は高い圧力が加えられるのでシートの厚さが薄く
なり、該中心から所定の幅まで溶着範囲が及ぶ。
円形の丸線ヒータを用いて、筒状シート材16をプレ
スする、ヒータに通電する、ヒータの通電を停止す
るそのまま放置(数秒)して冷却する、筒状シート
材をプレス状態から開放する、の順序で熱溶着する。こ
のように丸線ヒータを用いて熱溶着すると、線状溶着部
の中心は高い圧力が加えられるのでシートの厚さが薄く
なり、該中心から所定の幅まで溶着範囲が及ぶ。
【0031】そして、溶着加工を終了して筒状シート材
16がプレス状態から開放された直後で、余熱が残って
いる時間内に図の右方向の引っ張り力を加えると、中心
の薄い部分から破れて破断部29で分離し、図3の上段
右側に示す包装体22が完成する。分離した包装体22
は図示のように既に折畳まれているから折畳み工程が不
要になり、この状態で製品として出荷することが出来
る。なお、この包装体22のほぼ中央を縦方向に切断す
ると、図3の下段右側に示すような包装体片22a,2
2bになる。
16がプレス状態から開放された直後で、余熱が残って
いる時間内に図の右方向の引っ張り力を加えると、中心
の薄い部分から破れて破断部29で分離し、図3の上段
右側に示す包装体22が完成する。分離した包装体22
は図示のように既に折畳まれているから折畳み工程が不
要になり、この状態で製品として出荷することが出来
る。なお、この包装体22のほぼ中央を縦方向に切断す
ると、図3の下段右側に示すような包装体片22a,2
2bになる。
【0032】図4は、装着手段の平面図である。
【0033】図4において、軸部材66には装着レバー
67と2本の装着アーム68が固定されている。装着ア
ーム68は斜面部68aと、支持部68bと送り出し部
68cで構成されており、図5に示す側面図と対応して
いる。
67と2本の装着アーム68が固定されている。装着ア
ーム68は斜面部68aと、支持部68bと送り出し部
68cで構成されており、図5に示す側面図と対応して
いる。
【0034】装着するロール材1は大変重いので、従来
は1人で装着することが困難であったが、装着するロー
ル材1を図の左から右の方向に転がしながら斜面部68
aを上り、支持部68bの位置で支持させると、装着の
ための準備を完了する。
は1人で装着することが困難であったが、装着するロー
ル材1を図の左から右の方向に転がしながら斜面部68
aを上り、支持部68bの位置で支持させると、装着の
ための準備を完了する。
【0035】図5は、図4で説明した装着手段を図1で
説明した支持手段2に結合させた状態を示す側面図であ
る。
説明した支持手段2に結合させた状態を示す側面図であ
る。
【0036】図5において、装着手段の支持部68bに
支持されているロール材1は、装着レバー67を矢印の
方向に持ち上げると、軸部材66を中心に回動して送り
出し部68cから送り出され、支持手段2に装着させる
ことができる。
支持されているロール材1は、装着レバー67を矢印の
方向に持ち上げると、軸部材66を中心に回動して送り
出し部68cから送り出され、支持手段2に装着させる
ことができる。
【0037】一方、装着直後のロール材1は直径が太
い。この場合に例えばローラ5aと5bで支持すると、
筒状シート材16の繰り出す時に不安定になって支持で
きなくなる。従って、直径の太いロール材1を支持する
ためにはローラ4aと4bが必要である。ロール材1か
ら筒状シート材16を繰り出すとロール材1の直径が次
第に細くなる。細くなったロール材1aはローラ4aと
4bの間に落ち込んでしまうので支持できなくなる。
い。この場合に例えばローラ5aと5bで支持すると、
筒状シート材16の繰り出す時に不安定になって支持で
きなくなる。従って、直径の太いロール材1を支持する
ためにはローラ4aと4bが必要である。ロール材1か
ら筒状シート材16を繰り出すとロール材1の直径が次
第に細くなる。細くなったロール材1aはローラ4aと
4bの間に落ち込んでしまうので支持できなくなる。
【0038】従って、直径の細くなったロール材1aを
支持するためにはローラ5aと5bが必要である。つま
り図5に示した支持手段2の部分は、基台3にローラ4
a,4bとローラ5a,5bを回転自在に軸支させた構
成で、ロール材1の直径が変化した場合でも常に安定し
た支持が可能である。
支持するためにはローラ5aと5bが必要である。つま
り図5に示した支持手段2の部分は、基台3にローラ4
a,4bとローラ5a,5bを回転自在に軸支させた構
成で、ロール材1の直径が変化した場合でも常に安定し
た支持が可能である。
【0039】図6は、図1で説明した搬送手段7を図の
右側から見た正面図である。
右側から見た正面図である。
【0040】図6において、フレーム6には従動ローラ
10aを回転自在に軸支させ、更には下方向に凸の状態
で屈曲した屈曲フレーム30を固定する。そして屈曲フ
レーム30に能動ローラ11a(不図示)と11bを取
り付ける。
10aを回転自在に軸支させ、更には下方向に凸の状態
で屈曲した屈曲フレーム30を固定する。そして屈曲フ
レーム30に能動ローラ11a(不図示)と11bを取
り付ける。
【0041】能動ローラ11aと11bの長さは、従動
ローラ10aの長さの約半分で良い。そして能動ローラ
11aと11bは、屈曲フレーム30によって図の下方
向に付勢されているので、筒状シート材16を従動ロー
ラ10aに押圧しながら搬送することができる。
ローラ10aの長さの約半分で良い。そして能動ローラ
11aと11bは、屈曲フレーム30によって図の下方
向に付勢されているので、筒状シート材16を従動ロー
ラ10aに押圧しながら搬送することができる。
【0042】一方、このようにして搬送される筒状シー
ト材16には静電気が帯電し易く、帯電による吸引作用
で後述するトラブルが発生する。そこで、本発明ではベ
ルト群69と70を設けることでトラブルの発生を防止
している。即ち、図7は、静電気が帯電した筒状シート
材16の吸引作用を説明するための説明図である。
ト材16には静電気が帯電し易く、帯電による吸引作用
で後述するトラブルが発生する。そこで、本発明ではベ
ルト群69と70を設けることでトラブルの発生を防止
している。即ち、図7は、静電気が帯電した筒状シート
材16の吸引作用を説明するための説明図である。
【0043】図7において、筒状シート材16が能動ロ
ーラ11aと従動ローラ10の間に挟持され、更に、能
動ローラ11bと従動ローラ10aの間に挟持されて矢
印OKの方向に進まなければならない。しかし、筒状シ
ート材16の膜の厚さ寸法は10〜100ミクロン程度
で極めて薄く、かつ、軽い。そのため、静電気が帯電し
た筒状シート材16は、従動ローラ10aに吸引されて
矢印NGの方向に絡み付いて巻き込まれる。そして折れ
曲がった筒状シート材16は再び能動ローラ11aと従
動ローラ10aの間に挟持されることになる。
ーラ11aと従動ローラ10の間に挟持され、更に、能
動ローラ11bと従動ローラ10aの間に挟持されて矢
印OKの方向に進まなければならない。しかし、筒状シ
ート材16の膜の厚さ寸法は10〜100ミクロン程度
で極めて薄く、かつ、軽い。そのため、静電気が帯電し
た筒状シート材16は、従動ローラ10aに吸引されて
矢印NGの方向に絡み付いて巻き込まれる。そして折れ
曲がった筒状シート材16は再び能動ローラ11aと従
動ローラ10aの間に挟持されることになる。
【0044】このような状態になると筒状シート材16
は使用不能になり、製造装置は停止させなければなら
ず、以後の作業が大幅に遅れることになる。
は使用不能になり、製造装置は停止させなければなら
ず、以後の作業が大幅に遅れることになる。
【0045】そこで図6で示すように、従動ローラ10
aのほかに従動ローラ10bと従動ローラ10cを設
け、ベルト群69(約10本)と、ベルト群70(約2
0本)で従動ローラ10aの回転力を従動ローラ10b
と従動ローラ10cに伝達させる。このような構成の採
用により、ベルト群69と70が図7で説明した筒状シ
ート材の絡み付き及び巻き込み現象を防止する。
aのほかに従動ローラ10bと従動ローラ10cを設
け、ベルト群69(約10本)と、ベルト群70(約2
0本)で従動ローラ10aの回転力を従動ローラ10b
と従動ローラ10cに伝達させる。このような構成の採
用により、ベルト群69と70が図7で説明した筒状シ
ート材の絡み付き及び巻き込み現象を防止する。
【0046】図8は、一般的な移動機構の正面図であっ
て例えばトレイ23をフレーム6に対して移動自在に支
持するために用いる機構である。
て例えばトレイ23をフレーム6に対して移動自在に支
持するために用いる機構である。
【0047】図8において、フレーム6の下端部にレー
ル平面31aと31bを形成し、そのレール平面上をロ
ーラ32aと32bが回転するように、トレイ23の脚
部33aと33bで軸支させる構成である。しかし、こ
の構成ではトレイ23が図の左右方向へ蛇行し易い欠点
がある。
ル平面31aと31bを形成し、そのレール平面上をロ
ーラ32aと32bが回転するように、トレイ23の脚
部33aと33bで軸支させる構成である。しかし、こ
の構成ではトレイ23が図の左右方向へ蛇行し易い欠点
がある。
【0048】そこで本発明に係る移動機構として、その
実施例1を図9に示す。図9において、フレーム6の下
端部に山形のレール34aと34bを形成し、そのレー
ル斜面をローラ35a,35bと36a,36bが回転
するように、トレイ23の脚部37aと37bで軸支さ
せる構成である。この構成ではトレイ23が図の左右方
向へ蛇行することがない。一方、山形のレール34aと
34bの代りに丸棒(円柱状)を用いることも出来る。
実施例1を図9に示す。図9において、フレーム6の下
端部に山形のレール34aと34bを形成し、そのレー
ル斜面をローラ35a,35bと36a,36bが回転
するように、トレイ23の脚部37aと37bで軸支さ
せる構成である。この構成ではトレイ23が図の左右方
向へ蛇行することがない。一方、山形のレール34aと
34bの代りに丸棒(円柱状)を用いることも出来る。
【0049】そこで本発明に係る移動機構として、その
実施例2を図10に示す。
実施例2を図10に示す。
【0050】図10において、丸棒のレール38aと3
8bを形成し、そのレール斜面(円弧状)をローラ35
a,35bと36a,36bが回転するように、トレイ
23の脚部37aと37bで軸支させる構成である。こ
の構成でも、トレイ23が図の左右方向へ蛇行すること
がない。
8bを形成し、そのレール斜面(円弧状)をローラ35
a,35bと36a,36bが回転するように、トレイ
23の脚部37aと37bで軸支させる構成である。こ
の構成でも、トレイ23が図の左右方向へ蛇行すること
がない。
【0051】尚、この実施例2の機構は、図3に示した
ガセットローラ25a,25bを支持するためのアーム
24を図の上下方向に移動させるための移動機構として
採用すると好適である。
ガセットローラ25a,25bを支持するためのアーム
24を図の上下方向に移動させるための移動機構として
採用すると好適である。
【0052】図11は、筒状シート材を封止するための
封止手段を示した平面図である。
封止手段を示した平面図である。
【0053】図11において、略二等辺直角三角形の形
状を有するヒータ支持板39には2本のニクロム線の丸
線ヒータ40と41(以下は単にヒータと記す)が張架
されている。そして、ヒータ40はヒータ支持板39の
表側(実線)を左斜辺に沿って配置し、頂部39aで裏
側に折返してヒータ支持板39の裏側(破線で示すヒー
タ40a)を右斜辺に沿って配置する。
状を有するヒータ支持板39には2本のニクロム線の丸
線ヒータ40と41(以下は単にヒータと記す)が張架
されている。そして、ヒータ40はヒータ支持板39の
表側(実線)を左斜辺に沿って配置し、頂部39aで裏
側に折返してヒータ支持板39の裏側(破線で示すヒー
タ40a)を右斜辺に沿って配置する。
【0054】一方、ヒータ41はヒータ支持板39の表
側(実線)を右斜辺に沿って配置し、頂部39aで裏側
に折返してヒータ支持板39の裏側(破線で示すヒータ
41a)を左斜辺に沿って配置する。そしてヒータ支持
板39の左下には、支点42a,42bでそれぞれ揺動
自在に支持されたレバー43と44を配置する。
側(実線)を右斜辺に沿って配置し、頂部39aで裏側
に折返してヒータ支持板39の裏側(破線で示すヒータ
41a)を左斜辺に沿って配置する。そしてヒータ支持
板39の左下には、支点42a,42bでそれぞれ揺動
自在に支持されたレバー43と44を配置する。
【0055】レバー43の一端43aには前述のヒータ
40を固定し、レバー44の一端44aには前述のヒー
タ41aを固定する。 ここで、ヒータ41aはヒータ
支持板39の裏側に配置されているから、穴部45aを
通して固定する。
40を固定し、レバー44の一端44aには前述のヒー
タ41aを固定する。 ここで、ヒータ41aはヒータ
支持板39の裏側に配置されているから、穴部45aを
通して固定する。
【0056】次に、レバー43の他端43bとレバー4
4の他端44bにはそれぞれコイルばね46a,46b
を取付けて、フック47aに張架する。そしてヒータ支
持板39の右下に支点48a,48bでそれぞれ揺動自
在に支持されたレバー49と50を配置する。
4の他端44bにはそれぞれコイルばね46a,46b
を取付けて、フック47aに張架する。そしてヒータ支
持板39の右下に支点48a,48bでそれぞれ揺動自
在に支持されたレバー49と50を配置する。
【0057】レバー49の一端49aには前述のヒータ
41を固定し、レバー50の一端50aには前述のヒー
タ40aを固定する。ここで、ヒータ40aはヒータ支
持板39の裏側に配置されているから、穴部45bを通
して固定する。レバー49の他端49bとレバー50の
他端50bにはそれぞれコイルばね51a,51bを取
付けて、フック47bに張架する。
41を固定し、レバー50の一端50aには前述のヒー
タ40aを固定する。ここで、ヒータ40aはヒータ支
持板39の裏側に配置されているから、穴部45bを通
して固定する。レバー49の他端49bとレバー50の
他端50bにはそれぞれコイルばね51a,51bを取
付けて、フック47bに張架する。
【0058】一方、前述のヒータ40と41aは電源5
2に接続し、前述のヒータ41と40aはスイッチ53
に接続する。スイッチ53をONにして通電すると夫々
のヒータが発熱する。そしてヒータは発熱に伴う線膨張
によって長さ方向に伸びる。本発明では、前述のコイル
ばね46aと46b、及び51aと51bによって、ヒ
ータ40と41a、及び41と40aにそれぞれ張力を
与えている。
2に接続し、前述のヒータ41と40aはスイッチ53
に接続する。スイッチ53をONにして通電すると夫々
のヒータが発熱する。そしてヒータは発熱に伴う線膨張
によって長さ方向に伸びる。本発明では、前述のコイル
ばね46aと46b、及び51aと51bによって、ヒ
ータ40と41a、及び41と40aにそれぞれ張力を
与えている。
【0059】またヒータへの通電は、筒状シート材16
を上下よりプレスをする約1〜2秒前に早く通電を実行
し、発熱による線膨張でヒータが延伸した長さの増加分
を、コイルばね46aと46b、及び51aと51bに
より吸収し易くしている。
を上下よりプレスをする約1〜2秒前に早く通電を実行
し、発熱による線膨張でヒータが延伸した長さの増加分
を、コイルばね46aと46b、及び51aと51bに
より吸収し易くしている。
【0060】そのため、ヒータが発熱によって伸びた場
合でも、蛇行することなく常に直線の状態を維持するこ
とができて、不良品の発生を防止することが出来る。
合でも、蛇行することなく常に直線の状態を維持するこ
とができて、不良品の発生を防止することが出来る。
【0061】前述のように構成されたヒータ支持板39
は、図3における断面L5−L5で図の矢印54の方向
に挿入する。
は、図3における断面L5−L5で図の矢印54の方向
に挿入する。
【0062】筒状シート材16のガセット処理されてい
ない開口辺55については、他のヒータ(不図示)を左
右何れか一方の側に配置する。そして、筒状シート材1
6を不図示の押圧手段によって図の左右両側から挟持さ
せ、夫々のヒータに所定の時間だけ通電すると、熱溶着
が行なわれて筒状シート材16の開口辺を封止する。図
11に戻り、熱溶着による包装体22の溶着加工を終了
して筒状シート材16がプレス状態から開放された直後
で、余熱が残っている時間内に図の右方向の引っ張り力
を加えると、中心の薄い部分から破れて破断部29で分
離する。この時、ガセット処理によって対面する対向辺
55a,55bが上下に重なると、前述した余熱のため
互いに再溶着して不良品になってしまう。
ない開口辺55については、他のヒータ(不図示)を左
右何れか一方の側に配置する。そして、筒状シート材1
6を不図示の押圧手段によって図の左右両側から挟持さ
せ、夫々のヒータに所定の時間だけ通電すると、熱溶着
が行なわれて筒状シート材16の開口辺を封止する。図
11に戻り、熱溶着による包装体22の溶着加工を終了
して筒状シート材16がプレス状態から開放された直後
で、余熱が残っている時間内に図の右方向の引っ張り力
を加えると、中心の薄い部分から破れて破断部29で分
離する。この時、ガセット処理によって対面する対向辺
55a,55bが上下に重なると、前述した余熱のため
互いに再溶着して不良品になってしまう。
【0063】本発明ではヒータ41と49aの位置を寸
法d(数ミリ)離して、重ならないようにしている。従
って、包装体22の溶着加工を終了して余熱が残ってい
る時間内に対向辺55a,55bが上下に重なった場合
でも、再溶着して不良品になる心配がない。
法d(数ミリ)離して、重ならないようにしている。従
って、包装体22の溶着加工を終了して余熱が残ってい
る時間内に対向辺55a,55bが上下に重なった場合
でも、再溶着して不良品になる心配がない。
【0064】図12は、トレイ(収納手段)とその関連
機構を示した平面図である。
機構を示した平面図である。
【0065】図12において、トレイ23はフレーム6
に対して図の上下方向に移動する構造である。そして完
成した製品(包装体22)が収納され、不図示のオペレ
ータの前方に操作パネル56を固定している。
に対して図の上下方向に移動する構造である。そして完
成した製品(包装体22)が収納され、不図示のオペレ
ータの前方に操作パネル56を固定している。
【0066】図2に示したオペレータ18は、操作パネ
ル56を操作して第3加工装置21における封止加工を
制御する。また、後退することによってトレイ23を移
動させると共に、筒状シート材16の先端部16aを掴
んで引き寄せる。
ル56を操作して第3加工装置21における封止加工を
制御する。また、後退することによってトレイ23を移
動させると共に、筒状シート材16の先端部16aを掴
んで引き寄せる。
【0067】従って、第3加工装置21と操作パネル5
6との距離はトレイ23の移動と共に変化する。その移
動距離は約0〜5メートル程度の範囲で、しかも移動を
繰り返すので、それに伴い接続コ−ド(電線)が円滑に
伸縮できるような機構を採用しなければならない。
6との距離はトレイ23の移動と共に変化する。その移
動距離は約0〜5メートル程度の範囲で、しかも移動を
繰り返すので、それに伴い接続コ−ド(電線)が円滑に
伸縮できるような機構を採用しなければならない。
【0068】本発明では、図12に示す操作パネル56
の出力信号を、接続コードではなくて発光部56aから
光ビーム57で出力させ、この光ビーム57を前述の第
3加工装置の近傍に設けた受光部58で受信することに
より、第3加工装置の動作を制御するものである。この
ような構成を採用することによって、トレイ23の移動
に伴う接続コ−ドの絡まりを防止することができる。
の出力信号を、接続コードではなくて発光部56aから
光ビーム57で出力させ、この光ビーム57を前述の第
3加工装置の近傍に設けた受光部58で受信することに
より、第3加工装置の動作を制御するものである。この
ような構成を採用することによって、トレイ23の移動
に伴う接続コ−ドの絡まりを防止することができる。
【0069】次に、図12に示すトレイ23の後退時の
限界位置を設定するため、従来はフレーム6に破線で示
すようなピン6aを設け、このピン6aにトレイ23側
の突起23aが衝突するとトレイ23の後退移動が停止
するようになっていた。このため、衝突時の衝撃、その
時に発する「ガチャン」という騒音、衝突の繰り返しに
よる装置の寿命の低下を招き、これらの除去が望まれて
いた。
限界位置を設定するため、従来はフレーム6に破線で示
すようなピン6aを設け、このピン6aにトレイ23側
の突起23aが衝突するとトレイ23の後退移動が停止
するようになっていた。このため、衝突時の衝撃、その
時に発する「ガチャン」という騒音、衝突の繰り返しに
よる装置の寿命の低下を招き、これらの除去が望まれて
いた。
【0070】本発明では、図12に示す緩衝装置59を
取り付けたものであり、トレイ23が後退することによ
り、突起23aがローラ60に当接すると、支点61a
を中心として揺動自在に支持されたレバー61の一部が
ピン62aをエアーシリンダ62の中に押し込む。
取り付けたものであり、トレイ23が後退することによ
り、突起23aがローラ60に当接すると、支点61a
を中心として揺動自在に支持されたレバー61の一部が
ピン62aをエアーシリンダ62の中に押し込む。
【0071】エアーシリンダ62は、ピン62aの急激
な押し込みに対して制動作用を有しているから、トレイ
23の後退を柔らかく受け止める。そのため、前述の衝
撃と、騒音と、装置の寿命低下を防止することができ
る。尚、ローラ60とレバー61とエアーシリンダ62
は、ソレノイド63(プランジヤ)を電源64とスイッ
チ65で駆動することにより、必要に応じて図の右方向
へ退避させることが可能である。
な押し込みに対して制動作用を有しているから、トレイ
23の後退を柔らかく受け止める。そのため、前述の衝
撃と、騒音と、装置の寿命低下を防止することができ
る。尚、ローラ60とレバー61とエアーシリンダ62
は、ソレノイド63(プランジヤ)を電源64とスイッ
チ65で駆動することにより、必要に応じて図の右方向
へ退避させることが可能である。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では次の
ような効果を有する。即ち、 (a)ロール材を製造装置の支持手段に装着する場合
に、装着時の作業性が改善される。 (b)支持手段に支持されたロール材から筒状シート材
を繰り出す場合の作業性が改善されて、かつ、引き出し
量を正確に設定できる。 (c)繰り出された筒状シート材が静電気の吸引力で搬
送手段であるローラに巻き込まれる等のトラブルの発生
を防止できる。 (d)筒状シート材のガセツト折り込みで形成された複
数の開口辺を加熱溶着し、封止した後に引き離して形成
した対向辺の部分が上下に重なっても、余熱で再溶着す
ることがない。 (e)トレイ(収納手段)が前進、後退などの移動を繰
り返した場合でも、操作パネルと制御さ れる加工装置
(封止手段)との間で接続コ−ドが絡まることがない。 (f)トレイを後退させた場合に、後退限界の位置で衝
撃や騒音を発生せず、しかも、装置の寿命を長くするこ
とが出来る。
ような効果を有する。即ち、 (a)ロール材を製造装置の支持手段に装着する場合
に、装着時の作業性が改善される。 (b)支持手段に支持されたロール材から筒状シート材
を繰り出す場合の作業性が改善されて、かつ、引き出し
量を正確に設定できる。 (c)繰り出された筒状シート材が静電気の吸引力で搬
送手段であるローラに巻き込まれる等のトラブルの発生
を防止できる。 (d)筒状シート材のガセツト折り込みで形成された複
数の開口辺を加熱溶着し、封止した後に引き離して形成
した対向辺の部分が上下に重なっても、余熱で再溶着す
ることがない。 (e)トレイ(収納手段)が前進、後退などの移動を繰
り返した場合でも、操作パネルと制御さ れる加工装置
(封止手段)との間で接続コ−ドが絡まることがない。 (f)トレイを後退させた場合に、後退限界の位置で衝
撃や騒音を発生せず、しかも、装置の寿命を長くするこ
とが出来る。
【図1】本発明に係る包装体の製造装置の支持手段と、
搬送手段と、搬送制御手段と、フレーム手段と、収納手
段などを示した部分的な側面図である。
搬送手段と、搬送制御手段と、フレーム手段と、収納手
段などを示した部分的な側面図である。
【図2】本発明に係る包装体の製造装置の第1加工装置
と、第2加工装置と、第3加工装置と、オペレータなど
を示した部分的な側面図である。
と、第2加工装置と、第3加工装置と、オペレータなど
を示した部分的な側面図である。
【図3】ロール材から筒状シート材が繰り出されて包装
体が完成するまでの過程を説明した構成図で、上段が平
面図、下段が部分的な断面図である。
体が完成するまでの過程を説明した構成図で、上段が平
面図、下段が部分的な断面図である。
【図4】装着手段の平面図である。
【図5】装着手段と支持手段の側面図である。
【図6】搬送手段の正面図である。
【図7】静電気の吸引作用を説明する説明図である。
【図8】一般的な移動機構の正面図である。
【図9】本発明に係る移動機構の実施例1の正面図であ
る。
る。
【図10】本発明に係る移動機構の実施例2の正面図で
ある。
ある。
【図11】封止手段(第3加工装置)の平面図である。
【図12】収納手段とその関連機構との関係を示す平面
図である。
図である。
1 ロール材 2 支持手段 6 フレーム手段 7 搬送手段 8 搬送制御手段 16 筒状シート材 19 第1加工装置 20 第2加工装置 21 第3加工装置(封止手段) 22 包装体 23 トレイ(収納手段) 39 ヒータ支持板 56 操作パネル 56a 発光部 57 光ビーム 58 受光部 59 緩衝装置 66 軸部材 67 装着レバー 68 装着アーム 69、70 ベルト群
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状シート材をロール巻きしたロール材
を支持するための支持手段と、前記支持手段に支持され
たロール材から筒状シート材を繰り出して搬送する搬送
手段と、前記搬送手段による筒状シート材の繰り出し量
を制御する搬送制御手段と、筒状シート材のガセツト折
り込みで形成された複数の開口辺と他方の開口辺とを封
止する封止手段と、前記搬送手段と前記搬送制御手段と
前記封止手段とを支えるフレーム手段と、前記筒状シー
ト材から分離された包装体を載置するために前記フレー
ム手段に案内されて移動自在に配置した収納手段とを有
することを特徴とする包装体製造装置。 - 【請求項2】 支持手段はロール材を回転自在に支持す
るために該ロール材の下側に設けた複数のローラを有す
ることを特徴とする請求項1の包装体製造装置。 - 【請求項3】 支持手段はロール材を該支持手段に装着
するための装着手段を回動自在に設けたことを特徴とす
る請求項2の包装体製造装置。 - 【請求項4】 搬送手段は回転自在な第1のローラと該
第1のローラに押圧された駆動力を有する複数の第2の
ローラとを有することを特徴とする請求項1の包装体製
造装置。 - 【請求項5】 搬送手段は回転自在な第1のローラに筒
状シート材の巻き込みを防止する回転機構を有すること
を特徴とする請求項4の包装体製造装置。 - 【請求項6】 搬送搬送御手段は繰り出された筒状シー
ト材の重さを検出して前記搬送手段の回転を制御するこ
とを特徴とする請求項1の包装体製造装置。 - 【請求項7】 封止手段は複数の封止位置をずらして配
置したことを特徴とする請求項1の包装体製造装置。 - 【請求項8】 フレーム手段は緩衝装置を有し、該緩衝
装置によって前記収納手段の移動を抑制することを特徴
とする請求項1の包装体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4116668A JPH05286063A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 包装体の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4116668A JPH05286063A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 包装体の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286063A true JPH05286063A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14692938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4116668A Pending JPH05286063A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 包装体の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05286063A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104983A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-17 | Taiyo Shokai Co Ltd | Method of folding bag material band in |
JPS6334911U (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-07 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP4116668A patent/JPH05286063A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104983A (en) * | 1978-02-02 | 1979-08-17 | Taiyo Shokai Co Ltd | Method of folding bag material band in |
JPS6334911U (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-07 |
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