JPH05285921A - 泥漿鋳込用成形型 - Google Patents
泥漿鋳込用成形型Info
- Publication number
- JPH05285921A JPH05285921A JP11550692A JP11550692A JPH05285921A JP H05285921 A JPH05285921 A JP H05285921A JP 11550692 A JP11550692 A JP 11550692A JP 11550692 A JP11550692 A JP 11550692A JP H05285921 A JPH05285921 A JP H05285921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- molding surface
- shrinkage
- elastomer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 泥漿鋳込成形に際して、成形品の収縮に基づ
く亀裂発生を防止し得る成形型を提供する。 【構成】 泥漿鋳込用の成形型１０の成形面を、連続気
孔を有する多孔質の弾性体層１４にて構成する。
く亀裂発生を防止し得る成形型を提供する。 【構成】 泥漿鋳込用の成形型１０の成形面を、連続気
孔を有する多孔質の弾性体層１４にて構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は泥漿鋳込用の成形型に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】便器，
洗面器等の衛生陶器その他陶磁器品の成形方法として泥
漿鋳込成形が広く実施されている。この泥漿鋳込成形で
は、成形型の成形空間内部に泥漿が流し込まれ、そして
その泥漿中の水分が成形型に吸収されることによって泥
漿中の固形分が成形面上に付着（着肉）し、その後余剰
の泥漿が排出された後着肉部分、つまり成形品が成形型
から取り出される。
洗面器等の衛生陶器その他陶磁器品の成形方法として泥
漿鋳込成形が広く実施されている。この泥漿鋳込成形で
は、成形型の成形空間内部に泥漿が流し込まれ、そして
その泥漿中の水分が成形型に吸収されることによって泥
漿中の固形分が成形面上に付着（着肉）し、その後余剰
の泥漿が排出された後着肉部分、つまり成形品が成形型
から取り出される。
【０００３】従来この泥漿鋳込用の成形型として、樹脂
型又は石膏型が一般に用いられている。
型又は石膏型が一般に用いられている。
【０００４】ところでこの泥漿鋳込成形においては、従
来成形品の形状によって、成形型による水分吸収により
或いは成形品の乾燥時の収縮によって特定部位に亀裂が
発生するといった問題があり、その解決が望まれてい
た。
来成形品の形状によって、成形型による水分吸収により
或いは成形品の乾燥時の収縮によって特定部位に亀裂が
発生するといった問題があり、その解決が望まれてい
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の成形型はこのよ
うな課題を解決するために案出されたものであり、その
要旨は、少なくとも成形面が連続気孔を有する多孔質の
弾性体層にて形成されていることにある。
うな課題を解決するために案出されたものであり、その
要旨は、少なくとも成形面が連続気孔を有する多孔質の
弾性体層にて形成されていることにある。
【０００６】
【作用及び発明の効果】泥漿鋳込成形において、成形中
に成形品の所定部位に亀裂が生成するのは、前述したよ
うに成形品が収縮することによるものである。
に成形品の所定部位に亀裂が生成するのは、前述したよ
うに成形品が収縮することによるものである。
【０００７】しかるに本発明の成形型にあっては、成形
面が弾性体層にて形成されていて、成形品の収縮に対し
てある程度成形面がその弾性に基づいて追従することが
できる。
面が弾性体層にて形成されていて、成形品の収縮に対し
てある程度成形面がその弾性に基づいて追従することが
できる。
【０００８】このため本発明の成形型を用いた場合、成
形品の収縮に基づく亀裂の発生を有効に防止することが
できる。
形品の収縮に基づく亀裂の発生を有効に防止することが
できる。
【０００９】尚この弾性体層は、連続気孔を有する多孔
質体から成るものであって、成形空間内の泥漿中の水分
を良好に吸収することができる。このような弾性体とし
てシリコーンゴムの発泡体を例示できる。
質体から成るものであって、成形空間内の泥漿中の水分
を良好に吸収することができる。このような弾性体とし
てシリコーンゴムの発泡体を例示できる。
【００１０】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図１において１０は分割形式の泥漿鋳込用成
形型で、１２は型本体、１４はその内面に内張りされた
ゴム弾性体層で、このゴム弾性体層１４により成形面が
形成されている。
説明する。図１において１０は分割形式の泥漿鋳込用成
形型で、１２は型本体、１４はその内面に内張りされた
ゴム弾性体層で、このゴム弾性体層１４により成形面が
形成されている。
【００１１】尚、これら型本体１２及びゴム弾性体層１
４は連続気孔を有する多孔質のものであって、その多孔
質構造に基づいて泥漿中の水分を良好に吸収する。
４は連続気孔を有する多孔質のものであって、その多孔
質構造に基づいて泥漿中の水分を良好に吸収する。
【００１２】ゴム弾性体層１４は、この例ではシリコー
ンゴムから成る層であって、この弾性体層１４は例えば
次のようにして形成することができる。
ンゴムから成る層であって、この弾性体層１４は例えば
次のようにして形成することができる。
【００１３】即ち型本体１２の内面に発泡剤を含ませた
液状のシリコーンゴム材料を流し込み、そして型本体１
２の内面に沿ってこのシリコーンゴム材料を室温で又は
加熱下に架橋反応させるとともに、発泡剤を発泡反応さ
せ、シリコーンゴムをフォーム化する。
液状のシリコーンゴム材料を流し込み、そして型本体１
２の内面に沿ってこのシリコーンゴム材料を室温で又は
加熱下に架橋反応させるとともに、発泡剤を発泡反応さ
せ、シリコーンゴムをフォーム化する。
【００１４】尚これはあくまで多孔質弾性体層１４の一
例を示したものであって、これを他の種類，材質の弾性
体層とすることも可能である。
例を示したものであって、これを他の種類，材質の弾性
体層とすることも可能である。
【００１５】この成形型１０を用いた泥漿鋳込成形で
は、図（イ），（ロ），（ハ）に示しているように、成
形空間１５内に泥漿１６を流し込んで泥漿中の水分を成
形型１０に吸収させ、泥漿１６中の固形分を成形面に沿
って着肉させる。
は、図（イ），（ロ），（ハ）に示しているように、成
形空間１５内に泥漿１６を流し込んで泥漿中の水分を成
形型１０に吸収させ、泥漿１６中の固形分を成形面に沿
って着肉させる。
【００１６】そして着肉部分１８の厚みが所定厚みとな
ったところで、成形空間１５内の余剰の泥漿１６を外部
に排出する。
ったところで、成形空間１５内の余剰の泥漿１６を外部
に排出する。
【００１７】成形型１０への着肉部分１８は、成形型１
０による引き続く水分吸収により又はその乾燥過程で収
縮するが、本例の成形型１０の場合、成形面がゴム弾性
体層１４にて形成されているため、着肉部分１８の収縮
に対して成形面がある程度追従することができ、従って
成形品（着肉部分１８）の収縮に基づく亀裂発生を効果
的に防止できる。
０による引き続く水分吸収により又はその乾燥過程で収
縮するが、本例の成形型１０の場合、成形面がゴム弾性
体層１４にて形成されているため、着肉部分１８の収縮
に対して成形面がある程度追従することができ、従って
成形品（着肉部分１８）の収縮に基づく亀裂発生を効果
的に防止できる。
【００１８】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は種々形態の陶磁器品の泥
漿鋳込成形に際して適用可能であるし、また成形型全体
を多孔質の弾性体層にて構成することも可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において、当業
者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能で
ある。
くまで一例示であり、本発明は種々形態の陶磁器品の泥
漿鋳込成形に際して適用可能であるし、また成形型全体
を多孔質の弾性体層にて構成することも可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において、当業
者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能で
ある。
【図１】本発明の一実施例である泥漿鋳込用成形型の断
面構成と泥漿鋳込成形の工程を示す図である。
面構成と泥漿鋳込成形の工程を示す図である。
１０ 成形型 １２ 型本体 １４ 多孔質弾性体層
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも成形面が連続気孔を有する多
孔質の弾性体層にて形成されていることを特徴とする泥
漿鋳込用成形型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11550692A JPH05285921A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 泥漿鋳込用成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11550692A JPH05285921A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 泥漿鋳込用成形型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05285921A true JPH05285921A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14664210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11550692A Pending JPH05285921A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 泥漿鋳込用成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05285921A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000072655A1 (fr) * | 1999-05-31 | 2000-12-07 | Seishin Togei Kabushiki Kaisha | Instrument favorisant la germination de semences, son procede de fabrication, et appareil servant a le fabriquer |
| CN113967961A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-01-25 | 重庆臻宝实业有限公司 | 一种陶瓷注浆成型方法及其模具 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6345002A (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-26 | 東海ゴム工業株式会社 | 陶磁器板の製法およびそれに用いる成形型 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP11550692A patent/JPH05285921A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6345002A (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-26 | 東海ゴム工業株式会社 | 陶磁器板の製法およびそれに用いる成形型 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000072655A1 (fr) * | 1999-05-31 | 2000-12-07 | Seishin Togei Kabushiki Kaisha | Instrument favorisant la germination de semences, son procede de fabrication, et appareil servant a le fabriquer |
| CN113967961A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-01-25 | 重庆臻宝实业有限公司 | 一种陶瓷注浆成型方法及其模具 |
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