JPH05285840A - 粉体供給方法及び装置 - Google Patents

粉体供給方法及び装置

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JPH05285840A
JPH05285840A JP11692492A JP11692492A JPH05285840A JP H05285840 A JPH05285840 A JP H05285840A JP 11692492 A JP11692492 A JP 11692492A JP 11692492 A JP11692492 A JP 11692492A JP H05285840 A JPH05285840 A JP H05285840A
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mixing chamber
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隆 吉川
Akio Mishima
彰生 三島
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隆 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体供給装置において、排風機により加工室
から吸引回収した粉体を除湿して混合室内へ送給でき、
排風機による負圧が混合室へ影響することなく電気はか
りによる混合室内の粉体を精度よく計測する。 【構成】 圧縮空気を供給するエアーコンプレッサー1
と、エアーコンプレッサー1から送出された圧縮空気と
混合される粉体が収容され電気はかり22上に載せられ
ている混合室2と、混合室2へ供給する粉体をサイクロ
ン29を介して収容するリザーブ室4と、圧縮空気と共
に混合室2内の粉体を噴射して被加工物を加工する加工
室3と、加工室3より粉体を排風機の排風作用によりサ
イクロン39を介して回収する粉体回収室6と、粉体回
収室6内の粉体をリザーブ室4へ送給する粉体供給路4
4と、排風作用による混合室2への負圧の影響を遮断す
第2の開閉バルブ43と第3の開閉バルブ45とから
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ガラス基板や
半導体基板等の被加工物に対し粉体状の微粒子を噴射し
てエッチング加工あるいはコーティング加工(いわゆる
デポジション)を行うための粉体供給方法及びその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路やプリント配線回
路、さらには磁気ヘッド等の各種機能素子等の製造に際
しては、様々な微細加工が必要で、高度なエッチング技
術や薄膜形成技術が必要となっている。
【0003】このような状況から、各方面で加工技術に
関する研究が進められており、例えば半導体ウエハの表
面をレジストマスクを使って加工するエッチング技術と
してアルゴンイオンを電気的に加速して被加工面に衝突
させ、物理的な破壊によってエッチングするイオンエッ
チング法(IBE)や、フッ素や塩素等の活性ガスイオ
ンを同様に被加工面に衝突させ、物理的、化か句的な作
用でエッチングするリアクティブイオンエッチング法
(RIE)等が開発されている。
【0004】一方、薄膜形成技術としては、真空中でタ
ーゲットに不活性ガスのイオンを加速して衝突させ、タ
ーゲットをたたき出してこれを基板上に体積させて薄膜
を形成するスパッタ法や、成膜する材料例えば、セラミ
ックスの粉体を大気中もしくは減圧中でプラズマやバー
ナー等の熱により溶解し、これを吹きつけて薄膜を形成
する溶射法や、プラズマ等の熱を利用してガスを反応さ
せ、基板上に反応生成物を体積させて成膜する気相成長
法(CVD)等が知られている。
【0005】しかしながら、前述したエッチング法は、
いずれも加工速度が遅く、さらに装置の価格が高いこ
と、保守や維持管理が煩雑であること等の問題を抱えて
いる。また、薄膜形成技術についても、これまでの方法
では加工速度等の点で不十分であり、また成膜の際の基
板に対する制約も大きいことから抜本的な改善が望まれ
る。
【0006】そこで、上述したエッチング法や薄膜形成
技術に代わる加工方法として、粉体を圧縮空気に混合し
て噴射するいわゆるサンドブラスト加工法が例えば特開
昭64−34670号公報等において提案され注目を集
めている。
【0007】次に、上述したサンドブラスト加工装置の
一例を図2について説明する。本例で使用されるサンド
プラスト加工装置は、大別して圧縮空気を供給するエア
ーコンプレッサー1と、このエアーコンプレッサー1か
ら送出された圧縮空気と混合される粉体を収容する混合
室2と、圧縮空気と共に一定量の粉体を噴射して被加工
物の表面を加工する加工室3と、この加工室3内の粉体
を上記混合室2へ送給するために一旦収容するリザーブ
室4と、加工室3からリザーブ室4へ粉体を吸引回収す
る排風機5と、粉体を貯蔵する粉体貯蔵室6とより構成
されている。
【0008】以下、サンドブラスト加工装置を詳しく説
明すると、エアーコンプレッサー1から引き出された空
気供給パイプ7は、第1の供給パイプ8と第2の供給パ
イプ9とに分岐され、それぞれ混合室2へ接続されてい
る。第1の供給パイプ8には、混合室2へ供給される圧
力空気の圧力を調整する調整弁10と電気空気弁からな
る粗調整部弁11が設けられ、第2の供給パイプ9に
は、加工室3へ混合室2内の粉体と共に供給される圧力
空気を調整する調整弁12と電気空気弁からなる微調弁
13を設けている。
【0009】混合室2は、円筒状の容器からなり、その
内部に微粒子からなる粉体14が収容されている。混合
室2の底部は円錐形状で、底面にサーメット(金属粉を
小欠して形成される無数の微細孔を有する多孔質)など
よりなる円板状のフイルタ15が設けられ、エアーコン
プレッサー1の第1の供給パイプ8がフイルタ15の背
面側に接続されている。従って第1の供給パイプ8に供
給される圧縮空気は、フイルタ15を通って混合室2内
へ導入され、混合室2上部の開口部2aから排気され
る。
【0010】また、フイルタ15の周囲の斜面には、バ
イモルフ振動子16が設けられている。このバイモルフ
振動子16は、上下一対の圧電素子と電極とから構成さ
れ、その自由端がフイルタ15の情報に臨むように円環
状に配置され、基端部が混合室2の円錐状の斜面に固定
されている。
【0011】バイモルフ振動子16は、例えば所定の交
流電圧を印加することによりその自由端を上下方向に振
動させることができ、粉体14を機械的に分散させなが
らフイルタ15からの圧縮空気と攪拌混合するエアーバ
イブレータ効果を付与することができる。
【0012】また、フイルタ15の中央部には、混合室
2の底部を貫通する送り出しパイプ17と、この送り出
しパイプ17の周囲に空気吹き出し口18とがそれぞれ
の一端を混合室2内に開口するように設けられており、
送り出しパイプ17から混合室2で圧縮空気により攪拌
分散された粉体14を送り出すようになっている。送り
出しパイプ17の下端には、第2の供給パイプ9の先端
部9aが配置されており、この第2の供給パイプ9より
供給される圧縮空気の空気流によって生じる負圧によっ
て、送り出しパイプ17内に粉体14が吸い込まれ、圧
縮空気と混合して送り出される。そして、上述した送り
出しパイプ17と空気吹き出し口18との上部に集粉器
19が混合室2の容器に図示しない手段によって支持さ
れている。また送り出しパイプ17には、送出パイプ2
0が接続されて加工室3まで延び、その先端部にノズル
21が設けられている。
【0013】上述のように構成した混合室2は、電気は
かり22の上に搭載されて混合室2の粉体14を含めた
総重量を計測している。すなわち、電気はかり22は混
合室2から送り出されノズル21より一定量の粉体14
の噴出、つまり混合室2内の総重量が一定に減少できる
ことを監視することを目的とするものであり、電気はか
り22によって計測している混合室2の総重量の減少量
を、制御ユニット23に入力し、この減少量に基づいて
第1の供給パイプ8及び第2の供給パイプ9内の圧力空
気量またはバイモルフ振動子16への電圧値を制御ユニ
ット23によって制御している。
【0014】一方、加工室3には、混合室2から送出パ
イプ20の先端部に設けられたノズル21が配置され、
これと対向して被加工物24が図示しない手段によって
支持されている。加工室3の下部には、テーブル25上
を回転するスクレーパ26と、このスクレーパ26と共
に図示しない駆動装置によって回転するスクリュー27
が配設されている。すなわち、ノズル21から被加工物
24へ噴射され、テーブル25上に落下した粉体14
は、スクレーパ26によりかき集められてテーブル25
の下に落下し、ここでスクリュー27によって加工室3
の底部に集積される。
【0015】加工室3の底部に接続された粉体回収ホー
スは、高く立ち上がりリザーブ室4のサイクロン29に
接続されている。リザーブ室4内には、水平状態にスク
リューコンベア30が配置されて図示しないモータによ
って回転可能であり、そして、リザーブ室4の端部に垂
設した送給路31aにジャバラ32を介して送給路31
bが接続され、この送給路31bの下端が混合室2の上
部に接続されている。そして、これら両送給路31a,
31bには、上述した制御ユニット23によって制御さ
れる開閉自在の三角弁33a,33bが設けられてい
る。
【0016】上述した加工室3内の底部に集積した粉体
14のリザーブ室4への回収は排風機5によって行われ
る。すなわち、排風機5の排気作用によって粉体回収ホ
ース28内が負圧になることによって、加工室3内の粉
体は粉体回収ホース28内を通って引き上げられ、リザ
ーブ室4のサイクロン29へ導かれる。ここで、排気流
は外部へ排気され、粉体のみサイクロン29内を通って
リザーブ室4内へ収容される。
【0017】粉体貯蔵室6は、モータ34aで駆動され
る攪拌装置34によって貯蔵室6内の粉体14を攪拌し
ながらヒータ34によって温められ、粉体14を乾燥状
態にしている。この粉体貯蔵室6は、その底部に接続し
た粉体供給ホース36が粉体回収ホース28に接続され
ている。また、粉体供給ホース36に開閉弁37が設け
られている。
【0018】次に、サンドブラスト加工装置の動作と、
2つの三角弁33a,33bの開閉動作との関係につい
て説明する。
【0019】粉体貯蔵室6からリザーブ室4への粉体の
供給時は、三角弁33aを閉止した状態において送給口
36aから粉体供給ホース36へ乾燥空気を圧送するこ
とで粉体供給室6内の粉体が圧縮空気と共にサイクロン
29を経てリザーブ室4内へ供給される。リザーブ室4
内に粉体が一定量収容されると、ロードセル38によっ
て検知され開閉弁37は閉止し、粉体貯蔵室6からの粉
体の供給は停止する。
【0020】次に、混合室2への粉体の供給指令によっ
てリザーブ室4から混合室2内への粉体の供給時は、2
つの三角弁33a,33bを開放すると共に、スクリュ
ーコンベア30の駆動により粉体は送給路31a、ジャ
バラ32、送給路31bを通って混合室2内へ供給され
る。混合室2内へ粉体が所定量収容されると、電気はか
り22によって検知され三角弁33a,33bは閉止
し、これと同時にスクリューコンベア30が停止し粉体
の供給が停止する。
【0021】一方、加工室3内において粉体の噴射によ
る被加工物24の加工時には、三角弁33bは閉止さ
れ、また、被加工物24の加工中において加工室3から
粉体を排風機5の排風吸引作用によりリザーブ室4へ回
収するときは、三角弁33aは閉止されている。これ
ら、混合室2、加工室3、リザーブ室4、排風機5及び
粉体貯蔵室6の一連の動作と三角弁33a,33bの開
閉動作は制御ユニット23によってコントロールされ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した従
来のサンドブラスト加工装置は、次のような問題点があ
った。 (1) 加工室3から粉体をリザーブ室4のサイクロン2
9へ吸引回収する場合、高く立ち上げた粉体回収ホース
28を利用しているため、該回収ホース28内に粉体が
停滞しやすく、従って、サイクロン29へ粉体の回収が
効果的に行えず粉体回収の信頼性に欠ける。 (2) 加工室3からの粉体の吸引回収時、加工室3から
湿った空気を含む外気も吸引されるため粉体中に湿気を
含むことになり、このため、混合室2内に湿った粉体が
入ると送り出しパイプ17からの粉体の送給が不十分と
なり、ノズル21からの粉体の安定した噴射を阻害す
る。 (3) 被加工物への粉体の噴射による加工中、排風機5
による加工室3からの粉体の吸引回収を同時に行っても
該排風機5による負圧が混合室2へ影響しないように三
角弁33aを閉止するが、負圧力によってジャバラ32
が振動し、これが混合室2に伝わり電気はかり22の計
測が不安定となって、粉体の噴射制御に悪影響を及ぼし
装置として信頼性に欠ける。
【0023】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、加工室からの粉体の吸引回収
及び加工室から回収した粉体を乾燥状態にして混合室内
へ送給でき、かつ排風機による負圧が混合室へ影響する
ことなく電気はかりによる計測を信頼性よく安定して行
えるようにした粉体供給方法及びその装置を得ることを
目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による粉体供給方法は、圧縮空気を供給する
エアーコンプレッサーと、このエアーコンプレッサーか
ら送出された圧縮空気により振動され該圧縮空気と混合
される粉体を収容し電気はかり上に載せられている混合
室と、混合室へ供給する粉体を収容するリザーブ室と、
圧縮空気と共に混合室内の一定量の粉体を噴射して被加
工物の表面を加工する加工室と、この加工室より粉体を
排風機の排風作用によりサイクロンを介して吸引回収し
貯蔵する粉体回収室と、この粉体回収室内の粉体を混合
室へ送給する粉体供給路と、排風機の排風作用により粉
体回収室からリザーブ室への粉体の吸引送給時、リザー
ブ室への排風の負圧を遮断するバルブとからなる装置に
おいて、排風機の排風作用により加工室から吸引される
粉体をサイクロン内において吸引空気は排風機側へ吸引
し、除湿された粉体のみリザーブ室内へ送給し、また排
風機による加工室からの粉体の吸引回収時、バルブの閉
止により混合室への負圧の影響をなくすようにしたもの
である。
【0025】上述の目的を達成するため、本発明による
粉体供給装置は、圧縮空気を供給するエアーコンプレッ
サーと、このエアーコンプレッサーから送出された圧縮
空気と混合される粉体を収容し電気はかり上に載せられ
ている混合室と、混合室へ供給する粉体を第1のサイク
ロンを介して収容するリザーブ室と、圧縮空気と共に混
合室内の一定量の粉体を噴射して被加工物を加工する加
工室と、加工室より粉体を排風機の排風作用により第2
のサイクロンを介して吸引回収し貯蔵する粉体回収室
と、粉体回収室内の粉体をリザーブ室へ送給する粉体供
給路と、この排風機の排風作用により加工室から粉体回
収室への粉体の吸引回収時、リザーブ室への排風の負圧
の影響を遮断するバルブとから構成したものである。
【0026】
【作用】上述した本発明による粉体供給方法及び装置
は、加工室からの粉体の回収を回収ホースの急な立ち上
げなしで粉体回収室内へ回収できるので、回収ホース内
への粉体の停滞が解消でき、また、加工室からの粉体の
回収をサイクロンを通して粉体回収室内へ回収すること
ができるため、乾燥した粉体の回収が可能であり、これ
により混合室内へ湿った粉体の供給が解消でき、粉体に
よる噴射加工の信頼性が向上する。
【0027】また、排風機の排風作用による加工室から
粉体回収室への粉体の送給時に、バルブを閉止してリザ
ーブ室への負圧の影響を遮断するようにしたので、混合
室は負圧による影響も全くなく、これによって電気はか
りによる計測も正確に行え加工室への粉体の噴射量制御
に影響を与えることもない。
【0028】以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は本例による粉体供給装置の全体の構成を
示し、図2で説明した従来例装置の構成部分と同一部分
には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0029】図2で説明した粉体貯蔵室6は、本例では
粉体の回収室を兼ねることになるのでここでは粉体回収
室6として説明し、この粉体回収室6に第2のサイクロ
ン39が設けられている。また、リザーブ室4のサイク
ロン29は、第1のサイクロン29として説明する。
【0030】さて、加工室3の底部に接続された粉体回
収ホース28は、従来例装置の場合と異なり高く立ち上
がることなく粉体回収室6の第2のサイクロン39に接
続されている。また、排風機5には、第1の吸引ホース
40と、第2の吸引ホース41とが分岐されて接続され
ている。第1の吸引ホース40は第2のサイクロン39
に接続され、この吸引ホース40の途中に第1の開閉バ
ルブ42が設けられている。一方、第2の吸引ホース4
1は第1のサイクロン29に接続され、この吸引ホース
41の途中に第2の開閉バルブ43が接続されている。
【0031】また、粉体回収室6の底部と第1のサイク
ロン29とが粉体供給ホース44にて接続され、この第
1のサイクロン29の開口端に第3の開閉バルブ45が
接続されている。そして、本例では、リザーブ室4の下
部の送給路31aに設けられた三角弁33aが省略され
ている。
【0032】上述のように構成された粉体供給装置は、
加工室3の底部に堆積した粉体の回収は、第1の吸引ホ
ース40の第1の開閉バルブ42を開放し、第2の吸引
ホース41の第2の開閉バルブ43を閉止し、そして第
3の開閉バルブ45を閉止した状態において、排風機5
による排風作用により、加工室3内の粉体が粉体回収ホ
ース28内を吸引され第2のサイクロン39に導かれ
る。ここで、排風は第1の吸引ホース40を経て排風機
5から外部に排出され、粉体のみサイクロン39内を通
って粉体回収室6内に回収される。粉体回収ホース28
内を吸引される粉体は、加工室3内の湿った空気を伴っ
ているが、サイクロン39によって湿った空気と分離さ
れることになり、しかも粉体回収室6内において攪拌装
置34及びヒータ35により乾燥された状態で収容され
る。
【0033】上述した加工室3から粉体回収室6への粉
体の回収時、第2の開閉バルブ43は閉止されているの
で、排風機5による負圧がリザーブ室4を通じて混合室
2に及ぶこともなく、従って混合室2は負圧の影響を受
けることもないため、電気ははかり22による混合室2
の正確な計測が可能となり、よって粉体の噴射量制御の
信頼性が向上できる。
【0034】一方、混合室2内への粉体の補給指令があ
ると、第1の吸引ホース40の第1の開閉バルブ42は
閉止し、第2の吸引ホース41の第2の開閉バルブ43
と第3の開閉バルブ45を開放し、また三角弁33bを
開放した状態において、粉体供給ホース44の供給口4
4aから乾燥空気を圧送させる。これによって、粉体回
収室6内の粉体は、乾燥空気と共に粉体送給ホース44
内を通ってリザーブ室4の第2のサイクロン29へ供給
され、ここで、乾燥空気は第2の吸引ホース41を経て
外部へ排気され、粉体のみ第2のサイクロン29からリ
ザーブ室29内へ収容される。そしてリザーブ室4内の
粉体は、スクリューコンベア30によって送給路31
a、ジャバラ32、送給路31bを通って混合室2内へ
供給される。
【0035】以上のように本発明による粉体供給方法及
び装置は、加工室3の底部から回収される粉体が粉体回
収ホース28を高く立ち上げることなく粉体回収室6の
第2のサイクロン39に回収できるようにしたので、加
工室3からの粉体の回収時、粉体回収ホース28内に粉
体が滞留して詰まることもなく粉体回収室6への粉体の
回収を確実に行うことができる。
【0036】また、粉体回収ホース28からの粉体は、
第2のサイクロン39を介して粉体回収室6へ回収でき
るようにしたので、たとえ、加工室3からの湿った空気
が粉体に混入されたとしても第2のサイクロン39によ
って、湿った空気は第1の吸引ホース40を通って排風
機5から外部へ排気され、乾燥状態の粉体のみ粉体回収
室6内へ回収するとこができる。
【0037】また、粉体回収室6内の粉体は、攪拌装置
34によって攪拌され、かつヒーター35によって温め
られているので常に乾燥状態にあり、従って、粉体回収
室6から第1のサイクロン29及びリザーブ室4を経て
混合室2内へ供給される粉体は、乾燥状態の粉体として
供給することができるため、混合室2内の粉体は乾燥状
態を維持でき、よって混合室2の送り出しパイプ17に
粉体が目詰まりすることもない。
【0038】また、加工室3から粉体回収室6への粉体
の回収時、リザーブ室4と排風機5とを接続した第2の
吸引ホース41の開閉バルブ43を閉止するようにした
ので、排風機5による負圧がリザーブ室4を通じて混合
室2に及ぶこともなく、このため、混合室2は負圧の影
響を受けることもないため、電気はかり22による混合
室2の正確な計測が可能となる。
【0039】さらに、リザーブ室4の送給路31aから
三角弁が不用となるため、その分、送給路31aを短く
でき、よって装置全体の高さを低くできるので、風等の
影響で装置の揺れを少なくでき、電子はかり22の信頼
性を向上することができる。
【0040】尚、本発明は、上述し且つ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明に
よる粉体供給装置は、ガラス基板や半導体基板等の被加
工物に対し粉体状の微粒子を噴射してエッチング加工す
るサンドブラスト装置や、被加工物に対し粉体状の微粒
子を噴射して堆積(いわゆるデポジション)させるコー
ティング加工装置として適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明による粉体供
給方法及び装置は、加工室から粉体供給室へ粉体を停滞
なく安定して回収することができ、しかも、加工室から
の粉体を第2のサイクロンを通して粉体回収室へ回収す
るようにしたので、加工室からの粉体に湿気が伴うこと
があっても第2のサイクロンにおいて除湿し、乾燥した
粉体のみ粉体回収室へ回収することができる。この結
果、リザーブ室及び混合室内へ常に乾燥状態の粉体を供
給できるため、混合室からの粉体の噴射量制御を精度良
く行うことができる。
【0042】また、加工室から粉体回収室への粉体の回
収時、開閉バルブを閉止するようにしたので、排風機に
よる負圧が混合室に影響するもなく、これによって、電
気はかりによる計測の信頼性が向上し、粉体の噴射量制
御の信頼性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における粉体供給装置の全体の構成図
である。
【図2】従来のサンドブラスト装置の構成図である。
【符号の説明】
1 エアーコンプレッサー 2 混合室 3 加工室 4 リザーブ室 5 排風機 6 粉体回収室 8 第1の供給パイプ 9 第2の供給パイプ 14 粉体 16 バイモルフ振動子 17 送り出しパイプ 20 送出パイプ 21 ノズル 22 電子はかり 23 制御ユニット 24 被加工物 28 粉体回収ホース 29 第1のサイクロン 30 スクリューコンベア 31a,31b 送給路 32 ジャバラ 33b 三角弁 39 第2のサイクロン 40 第1の送給ホース 41 第2の送給ホース 42 第1の開閉バルブ 43 第2の開閉バルブ 44 粉体供給ホース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、粉体回収室6の底部と第1のサイク
ロン29とが粉体供給ホース44にて接続され、この
体供給ホース44の途中に第3の開閉バルブ45が接続
されている。そして、本例では、リザーブ室4の下部の
送給路31aに設けられた三角弁33aが省略されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】上述した加工室3から粉体回収室6への粉
体の回収時、第2の開閉バルブ43及び第3の開閉バル
ブ45は閉止されているので、排風機5による負圧がリ
ザーブ室4を通じて混合室2に及ぶこともなく、従って
混合室2は負圧の影響を受けることもないため、電気は
かり22による混合室2の正確な計測が可能となり、よ
って粉体の噴射量制御の信頼性が向上できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、加工室3から粉体回収室6への粉体
の回収時、リザーブ室4と排風機5とを接続した第2の
吸引ホース41の開閉バルブ43と第3の開閉バルブ4
を閉止するようにしたので、排風機5による負圧がリ
ザーブ室4を通じて混合室2に及ぶこともなく、このた
め、混合室2は負圧の影響を受けることもないため、電
気はかり22による混合室2の正確な計測が可能とな
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 エアーコンプレッサー 2 混合室 3 加工室 4 リザーブ室 5 排風機 6 粉体回収室 8 第1の供給パイプ 9 第2の供給パイプ 14 粉体 16 バイモルフ振動子 17 送り出しパイプ 20 送出パイプ 21 ノズル 22 電はかり 23 制御ユニット 24 被加工物 28 粉体回収ホース 29 第1のサイクロン 30 スクリューコンベア 31a,31b 送給路 32 ジャバラ 33b 三角弁 39 第2のサイクロン 40 第1の送給ホース 41 第2の送給ホース 42 第1の開閉バルブ 43 第2の開閉バルブ 44 粉体供給ホース45 第3の開閉バルブ
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を供給するエアーコンプレッサ
    ーと、このエアーコンプレッサーから送出された圧縮空
    気と混合される粉体を収容し電気はかり上に載せられて
    いる混合室と、上記混合室へ供給する粉体を収容するリ
    ザーブ室と、上記圧縮空気と共に上記混合室内の一定量
    の上記粉体をノズルから噴射して被加工物の表面を加工
    する加工室と、この加工室より粉体を排風機の排風作用
    によりサイクロンを介して吸引回収し貯蔵する粉体回収
    室と、この粉体回収室内の粉体を上記リザーブ室へ送給
    する粉体供給路と、上記排風機の排風作用により上記粉
    体回収室から上記リザーブ室への粉体の吸引送給時、上
    記リザーブ室への排風の負圧を遮断するバルブとからな
    る装置において、上記排風機の排風作用により上記加工
    室から吸引される粉体を上記サイクロン内において吸引
    空気は上記排風機側へ吸引し、除湿された粉体のみ上記
    粉体回収室内へ回収し、また上記排風機による上記加工
    室からの粉体の吸引回収時、バルブの閉止により上記混
    合室への負圧の影響をなくすようにしたことを特徴とす
    る粉体供給方法。
  2. 【請求項2】 圧縮空気を供給するエアーコンプレッサ
    ーと、 このエアーコンプレッサーから送出された圧縮空気によ
    り振動され、上記圧縮空気と混合される粉体を収容し電
    気はかり上に載せられている混合室と、 上記混合室へ供給する粉体を第1のサイクロンを介して
    収容するリザーブ室と、 上記圧縮空気と共に上記混合室内の一定量の上記粉体を
    ノズルから噴射して被加工物を加工する加工室と、 上記加工室より粉体を排風機の排風作用により第2のサ
    イクロンを介して吸引回収し貯蔵する粉体回収室と、 上記粉体回収室内の粉体を上記リザーブ室へ送給する粉
    体供給路と、 上記排風機の排風作用により上記加工室から上記粉体回
    収室への粉体の吸引回収時、上記リザーブ室への排風の
    負圧の影響を遮断するバルブとから構成したことを特徴
    とする粉体供給装置。
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