JPH05285743A - クランクシャフトの回転方向位置決め装置 - Google Patents

クランクシャフトの回転方向位置決め装置

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JPH05285743A
JPH05285743A JP9097292A JP9097292A JPH05285743A JP H05285743 A JPH05285743 A JP H05285743A JP 9097292 A JP9097292 A JP 9097292A JP 9097292 A JP9097292 A JP 9097292A JP H05285743 A JPH05285743 A JP H05285743A
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JP
Japan
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crankshaft
crank
positioning device
pin
crank pin
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JP9097292A
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Inventor
Yoshio Yamada
良雄 山田
Yuichi Hazaki
裕一 羽崎
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランクシャフトの回転方向位置決め装置の
構造を簡単にする。 【構成】 クランクシャフト5のクランクジャーナルの
上方に配設され当該クランクシャフトをばね力で押し付
けてシリンダブロック4からの浮き上がりを防止する押
付機構12、シリンダブロックの下方に配設されクラン
クシャフトのノックピン穴5dと同相のクランクピンに
対応するピストン6を突き上げてクランクシャフトを回
転させる突き上げ機構14、前記クランクピンの上方に
配設されシリンダによりリンクを介してグリッパ22、
22を開閉されて突き上げられたピストンに対応するク
ランクピンを両側から挾持して真上位に位置決めする把
持機構13とを備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの組立ライン
の自動化に好適なクランクシャフトの回転方向位置決め
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの組立ラインにおいてクランク
ピン、コネクティングロッドのキャップ等の組付けは、
自動化が進められており、自動組付け装置により組み付
けるようになってきている。このような自動組付け装置
においては、クランクシャフトの回転方向の位置決めを
行なう必要がある。クランクシャフトは、フライホイー
ルを固定するためのフランジの端面に複数のねじ穴と、
位置決め用のノックピンを打ち込むためのノックピン穴
とが穿設されており、当該ノックピン穴は、クランクシ
ャフトの特定のクランクピンと同位相の位置に設定され
ている。例えば、3気筒エンジンの場合にはノックピン
穴は、先端側の第1クランクピンと同位相に設定されて
いる。
【0003】前記3気筒エンジンの場合にはクランクシ
ャフトは、シリンダブロックに組付けた状態において、
通常中央の第2クランクピンが略真下に位置しており、
前後の両側の第1、第3クランクピンが鉛直線の左右に
夫々略60°に振り分けられた位置にある。従って、前
記ノックピン穴は、第1クランクピンと同じ鉛直線に対
して左側60°の位置にある。そこで、クランクシャフ
トを右方向に60°回転させて第1クランクピンを真上
に位置決めして前記ノックピン穴を真上に移動させ、ピ
ン打込装置との軸合わせを行なう。
【0004】従来のクランクシャフトの位置決め装置と
しては、クランクシャフトと同軸に回転するドライブ金
具が使用され、先端面からピンを突出させたドライブ金
具を、前記フランジの端面にスプリングのばね力により
圧接させて回転させ、ノックピン穴に前記ピンを嵌合さ
せて位置決めをしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクランクシャフト位置決め装置は、前記ドライブ金
具を回転させるための回転機構、前記ドライブ金具を軸
方向に水平に移動させる駆動機構、ドライブ金具をクラ
ンクシャフトのフランジ端面にコイルスプリング等によ
り弾性的に圧接させる押圧機構、クランクシャフトを所
定位置まで回転させて停止させる回転停止機構等の多く
の機構が必要であり、しかも、ノックピン穴は、比較的
小径(約6φ)であるためにドライブ金具の先端面から
突出するピンを当該ノックピン穴に嵌合させるためには
クランクシャフトの軸中心とドライブ金具の軸中心とを
高精度で位置決めする必要あり、装置が非常に複雑とな
るという問題がある。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造でエンジンのクランクシャフトの位置決
めを簡単に行なうことができ、しかも、装置の構造が簡
単なクランクシャフトの回転方向位置決め装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、シリンダブロックにクランクシャフ
トを組み付け、当該クランクシャフトのノックピン穴に
ノックピンを嵌合させて回転方向の位置決めを行なうク
ランクシャフトの回転方向位置決め装置において、前記
クランクシャフトのクランクジャーナルの上方に配設さ
れ当該クランクジャーナルをばね力で押し付けて前記シ
リンダブロックからの浮き上がりを防止する押付機構
と、前記シリンダブロックの下方に配設され前記クラン
クシャフトのノックピン穴と同位相のクランクピンに対
応するピストンを突き上げる突き上げ機構と、前記クラ
ンクピンの上方に配設されシタンダによりリンクを介し
てグリッパを開閉させ前記突き上げられたピストンに対
応する前記クランクピンを挾持して真上に位置決めする
把持機構とを備えた構成としたものである。
【0008】
【作用】クランクシャフトが組付けられたシリンダブロ
ックを載置したパレットが、クランクシャフト回転方向
位置決め工程に搬送されて当該工程においてパレット位
置決め装置により位置決めされて所定の高さ位置に持ち
上げられると、クランクシャフトの回転方向位置決め装
置が下降し、押付機構によりシリンダブロックにクラン
クシャフトを押し付ける。次いで、突き上げ機構が、前
記シリンダブロックに組み込まれノックピン穴が同位相
位置に設けられているクランクピンに連結するピストン
を突き上げ、コンロッド、クランクピンを介してクラン
クシャフトを回転させ、当該クランクピンを真上付近に
位置決めする。次に、把持機構により真上付近に位置決
めされている前記クランクピンを両側から挾持して正確
に真上位置に位置決めする。このようにして前記クラン
クピンと同位相位置に設けられた前記ノックピン穴を真
上位置に正確に位置決めする。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1に示すようにクランクシャフトの回転方
向位置決め装置(以下単に「位置決め装置」という)1
0は、クランクシャフト回転方向位置決め工程における
コンベア1の上方に配設されており、当該工程において
位置決めされたパレット2に載置されているワーク3と
対向可能とされている。この位置決め装置10は、フレ
ーム11と、当該フレーム11に設けられた押付機構1
2と、把持機構13と、突き上げ機構14とを備えてい
る。この位置決め装置10は、図示しない駆動機構によ
りコンベア1に対して昇降可能とされている。
【0010】ワーク3は、パレット2上に上下が反対に
載置されたシリンダブロック4と、クランクシャフト5
と、ピストン6及びコンロッド7から成り、クランクシ
ャフト5の各ジャーナル5a1 〜5a5 (図2)は、シ
リンダブロック4の対応する各軸受4aに嵌合され、各
筒孔4bには夫々ピストン6が嵌挿され、各ピストン6
のコンロッド7の大径端7aがクランクシャフト5の対
応する各クランクピン5b1 〜5b4 (図2)に係止さ
れた状態即ち、組み込まれた状態で当該位置決め工程に
搬送されてくる。尚、シリンダブロック4へのクランク
シャフト5等の組み込みは前工程で手作業により行なわ
れる。
【0011】エンジンは、4気筒エンジンとされ、クラ
ンクシャフト5は、第1、第4のクランクピン5b1
5b4 が同位相、第2と第3のクランクピン5b2 、5
3とが同位相とされ、且つ第1、第4のクランクピン
5b1 、5b4 と第2、第3のクランクピン5b2 、5
3 とは180°の位相(図4)とされている。そし
て、クランクシャフト5のフランジ5cの端面に穿設さ
れているノックピン穴5dは、第1及び第4のクランク
ピン5b1 、5b4 と同位相の位置に穿設されている。
【0012】押付機構12は、シリンダブロック4に載
置されたクランクシャフト5のクランクジャーナル5a
2 、5a4 の上方に配設されこれらのクランクジャーナ
ル5a2 、5a4 をばね力で押し付けて位置決め時にシ
リンダブロック4からの浮き上がりを防止する。把持機
構13は、クランクピン5b1 、5b4 (図2)の上方
に配設され、シタンダによりリンクを介してグリッパを
開閉させ突き上げられたピストン6に対応するクランク
ピン5b1 、5b4 を左右両側から挾持して真上に位置
決めする。また、突き上げ機構14は、パレット2の下
方に配設されておりクランクシャフト5のフランジ5c
の端面に穿設されたノックピン穴5dと同位相のクラン
クピン5b1 、5b4 に対応するピストン6を突き上げ
る。
【0013】押付機構12は、図2に示すようにフレー
ム11の中段11bに垂直に上下動可能に設けられた2
本のロッド15、15により構成されており、各ロッド
15、15は、夫々クランクシャフト5の第2、第4の
クランクジャーナル5a2 、5a4 と対向可能とされて
おり、各上端は、バー16により連結固定されて一体で
上下動可能とされ、各下端には夫々ローラ17、17が
設けられておりクランクジャーナル5a2 、5a4 に対
して転動可能とされている。
【0014】更にロンド15、15の略中央にはランド
15a、15aが設けられており、フレーム11の中段
11bに穿設された軸孔に嵌合固定されてロッド15、
15を軸方向に摺動可能に軸支するカラー18、18の
端面との間にスプリング19、19が縮設されていて
る。各スプリング19、19は、ロッド15、15を下
方に押し下げ、クランクジャーナル5a2 、5a4 にロ
ーラ17、17を圧接させる。
【0015】把持機構13は、押付機構12の両側に配
置されており、垂直に上下動可能に設けられた2本のロ
ッド20、20と、シリンダ21、21と、グリッパ2
2、22とにより構成されている。ロッド20、20
は、クランクシャフト5の第1、第4クランクピン5b
1 、5b4 と対向可能とされており、フレーム11の中
段11bに穿設された各孔に嵌合固定されたカラー2
2、22内を摺動可能に嵌挿され、各上端は、当該フレ
ーム11の上段11aに垂設されたシリンダ21、21
のロッドに連結されている。
【0016】グリッパ22は、図2及び図3に示すよう
に一対の爪23、23により構成され、各爪23、23
は、夫々基端がリンク24、24を介してロッド20の
下端に連結され、略中央がシャフト25、25を介して
ブラケット26の下端に回動可能に軸支され、当該ブラ
ケット26の上端は、フレーム11の中段11bの下面
に固定されている。
【0017】また、これらの爪23、23の先端23
a、23aにはコンロッド7の大径端7aの端面に植設
されている各ボルト7b、7bとの干渉を避けるための
スリット23b、23bが設けられている。爪23、2
3は、ロッド20が上動するとシャフト25、25を支
点として先端23a、23aが開き、ロッド20が下動
すると各先端23a、23aが閉じる。これらの爪2
3、23は対称に開閉し、先端23a、23aが閉じた
状態において第4のクランクピン5b4 の左右両側から
挟み込むようになっている。同様に他方のグリッパ22
は、第1のクランクピン5b1 を挟み込む。
【0018】2本のシリンダ21、21は、制御装置
(図示せず)により同期して駆動され、ロッド20、2
0を同時に上下動させる。これにより各ロッド20、2
0の各下端に設けられている各グリッパ22、22は、
同時に開、閉して、クランクシャフト5の前後即ち、第
1、第4のクランクピン5b1 、5b4 を開放し、又は
挾持する。
【0019】位置検出器25は、フレーム11の上段1
1aの一方のシリンダ21に隣接して配設されており、
当該上面11aに垂設されたブラケット26に上下に所
定の間隔で位置検出センサ(以下単に「センサ」とい
う)27、28が取り付けられている。ロッド29は、
フレーム11の上段11aに穿設された孔内を上下に摺
動可能とされ、下端がブラケットを介してロッド20の
上端近傍に固定され、上端にはドッグ30、31がセン
サ27、28と対向可能に固定されている。
【0020】そして、ドッグ30は、ロッド20が図示
の下限位置まで下動したときにセンサ27と対向し、ド
ッグ31は、ロッド20が上限位置まで上動したときに
センサ28と対向する。これらのセンサ27、28は、
ドッグ30、31と対向したときにオンとなり、各出力
信号は、前記制御装置に入力される。これらのセンサ2
7、28は、例えば、近接スイッチが使用されている。
【0021】パレット2(図1)は、載置されるシリン
ダブロック4の各筒孔4bと対応して孔2aが穿設され
ており、当該パレット2の下側に突き上げ機構14が取
付られている。突き上げ機構14は、4本のシリンダ3
2〜35により構成され、これらのシリンダ32〜35
は、ブラケット36を介してパレット2の下面に各孔2
aに対応して垂設されている。シリンダ35のロッド3
5aは、パレット2の孔2aを遊貫可能とされ、伸長時
にはシリンダブロック4の筒孔4bに嵌挿されているピ
ストン5のピストンヘッドを上限位置まで突き上げるよ
うになっている。他のシリンダ33〜35もシリンダ3
2と同様である。
【0022】この突き上げ機構14は、クランクピン5
1 〜5b4 に嵌合した各コンロッド7の大径端7aに
夫々キャップ(図示せず)を取り付ける際に各ピストン
を上限位置に保持(バックアップ)するためのピストン
押えシリンダであり、本発明では、このピストン押え機
構を突き上げ機構14として使用している。以下に作用
を説明する。
【0023】図1に示すようにコンベ1により搬送され
てきたパレット2は、クランクシャフト回転方向位置決
め工程においてパレット位置決め装置(図示せず)によ
り位置決めされて所定の高さ位置まで持ち上げられ、コ
ンベア1から離隔される。パレット2にはシリンダブロ
ック4が正確に位置決めされて載置されており、当該シ
リンダブロック4には、前述したようにクランクシャフ
ト5等が組み付けられている。
【0024】クランクシャフト5は、シリンダブロック
4に組み付けられた状態において4本のクランクピン5
1 〜5b4 が回転中心即ち、クランクジャーナル5a
1 〜5a5 に対して図4(a)のように第1、第4のク
ランクピン5b1 、5b4 と、第2、第3のクランクピ
ン5b2 、5b3 とが上下に位置する縦配列、又は同図
(b)のように第1、第4のクランクピン5b1 、5b
4 と、第2、第3のクランクピン5b2 、5b3 とが左
右に位置する横配列の何れかの状態になっている。
【0025】一方、位置決め装置10は、パレット2の
上方に待機しており、押付機構12の各ロッド15、1
5は、スプリング19、19のばね力により押し下げら
れ、把持機構13のシリンダ21、21は、短縮してロ
ッド20、20を引き上げ、グリッパ22、22が開か
れた状態になっている。パレット2が所定の高さ位置ま
で持ち上げられた後、位置決め装置10が所定の位置ま
で下降される。また、突き上げ機構14の各シリンダ3
2〜35は、短縮した状態になっている。
【0026】位置決め装置10は、下降に伴い押付機構
12のロッド15、15の先端のローラ17、17がク
ランクシャフト5のクランクジャーナル5a2 、5b4
(図2)に当接し、徐々にスプリング19、19のばね
力に抗して圧接する。そして、位置決め装置10は、所
定位置まで下降して停止する。そして、押付機構12
は、スプリング19、19のばね力によりシリンダブロ
ック4にクランクシャフト5を押し付る。また、各グリ
ッパ22、22は、クランクピン5b1 、5b4が真上
近傍位置にきたときに挾持し得る位置で開いて待機して
いる。
【0027】次いで、突き上げ機構14のクランクピン
5b1 、と5b4 に対応するピストン押えシリンダ32
と35が作動して伸長し、対応する第1、第4気筒内の
ピストン6、6を突き上げる。これらのピストン6、6
が突き上げられるに伴いコンロッド7、7を押し上げら
れ、クランクシャフト5が回転する。この結果、クラン
クピン5b1 〜5b4 が前述の縦配列又は横配列の何れ
の配列の場合でも縦配列となり、且つ第1、第4のクラ
ンクピン5b1 、5b4 が上側に来る。
【0028】このとき押付機構12のロッド15、15
のローラ17、17は、クランクジャーナル5a2 、5
4 を転動し、従って、クランクシャフト5は、円滑に
回転可能となる。また、クランクシャフト5は、押付機
構12により2箇所でシリンダブロック4に押し付けら
れているためにコンロッド7、7が突き上げられても当
該シリンダブロック4からの浮き上がることはない。
【0029】しかしながら、クランクピン5b1 、5b
4 は、コンロッド7、7により突き上げられて円弧運動
するために、これらのクランクピン5b1 、5b4 が真
上に近づく(ピストン6、6が下死点近傍に達する)に
つれてクランクシャフト5を回転させるための回転力の
伝達効率が悪くなる。このためクランクシャフト5は、
クランクピン5b1 、5b4 が真上付近に達した状態で
停止する。
【0030】次に、把持機構13(図2)のシリンダ2
1、21が作動してロッド20、20を押し下げ、グリ
ッパ22、22によりクランクピン5b1 、5b4 を左
右両側から挟み込む。グリッパ22は、前述したように
爪23、23が対称に作動し、従って、クランクピン5
1 、5b4 を真上に位置決めすることができる。この
とき各グリッパ22は、爪23、23の先端23a、2
3aに設けられているスリット23b、23b(図3)
によりコンロッド7の大径端7aに植設されているボル
ト7b、7bとの干渉が防止される。また、把持機構1
3は、第1、第4のクランクピン5b1 、5b4 を挾持
して2箇所で位置決め(センタリング)することによ
り、1箇所でセンタリングする場合に比して確実性が向
上する。
【0031】クランクシャフト5のノックピン穴5d
(図1)は、第1、第4のクランクピン5b1 、5b4
と同位相の位置に設定されており、従って、これらのク
ランクピン5b1 、5b4 と同様に真上に位置する。こ
のようにしてクランクシャフト5の回転方向位置決めが
終了する。この位置決め終了後、把持機構13のシリン
ダ21、21が短縮され、グリッパ22、22が開かれ
てクランクピン5b1 、5b4 を開放する。次いで、位
置決め装置10が上方に移動してクランクシャフト5か
ら離隔する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
ンジンのクランクシャフトの位置決めを簡単に行なうこ
とができ、作業性の向上が図られる。また、装置の構造
が簡単であり、安価な装置を提供することが可能となる
等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランクシャフトの回転方向位置
決め装置及び当該位置決め装置により位置決めされるワ
ークの一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のクランクシャフトの回転方向位置決め装
置の一部切欠正面図である。
【図3】図2の矢線III−IIIに沿う一部切欠断面
図である。
【図4】図4は図1のクランクジャーナルとクランクピ
ンとの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 コンベア 2 パレット 3 ワーク 4 シリンダブロック 5 クランクシャフト 6 ピストン 7 コンロンド 10 クランクシャフトの回転方向位置決め装置 11 フレーム 12 押付機構 13 把持機構 14 突き上げ機構 22 グリッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックにクランクシャフトを
    組み付け、当該クランクシャフトのノックピン穴にノッ
    クピンを嵌合させて回転方向の位置決めを行なうクラン
    クシャフトの回転方向位置決め装置において、前記クラ
    ンクシャフトのクランクジャーナルの上方に配設され当
    該クランクジャーナルをばね力で押し付けて前記シリン
    ダブロックからの浮き上がりを防止する押付機構と、前
    記シリンダブロックの下方に配設され前記クランクシャ
    フトのノックピン穴と同位相のクランクピンに対応する
    ピストンを突き上げる突き上げ機構と、前記クランクピ
    ンの上方に配設されシタンダによりリンクを介してグリ
    ッパを開閉させ前記突き上げられたピストンに対応する
    前記クランクピンを挾持して真上に位置決めする把持機
    構とを備えたことを特徴とするクランクシャフトの回転
    方向位置決め装置。
JP9097292A 1992-04-10 1992-04-10 クランクシャフトの回転方向位置決め装置 Withdrawn JPH05285743A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2977514A1 (fr) * 2011-07-05 2013-01-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede et dispositif de mise en place en automatique d'un vilebrequin avec manetons non-coplanaires dans le carter moteur d'un vehicule automobile
US10401414B2 (en) 2016-02-26 2019-09-03 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Method of testing wind-turbine receptor

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