JPH0528567A - 光学式記録再生装置 - Google Patents

光学式記録再生装置

Info

Publication number
JPH0528567A
JPH0528567A JP3101239A JP10123991A JPH0528567A JP H0528567 A JPH0528567 A JP H0528567A JP 3101239 A JP3101239 A JP 3101239A JP 10123991 A JP10123991 A JP 10123991A JP H0528567 A JPH0528567 A JP H0528567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement mechanism
signal
angular displacement
precision
drive circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3101239A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2861457B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Ishikawa
博之 石川
Shinji Haba
慎二 幅
Koichi Ebina
浩一 蝦名
Takashi Takeda
高司 武田
Hirokazu Ito
弘和 伊藤
Hideya Seki
秀也 關
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3101239A priority Critical patent/JP2861457B2/ja
Publication of JPH0528567A publication Critical patent/JPH0528567A/ja
Priority to US08/186,237 priority patent/US5444683A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2861457B2 publication Critical patent/JP2861457B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08547Arrangements for positioning the light beam only without moving the head, e.g. using static electro-optical elements
    • G11B7/08564Arrangements for positioning the light beam only without moving the head, e.g. using static electro-optical elements using galvanomirrors

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガルバノミラーの回転変位を検出して、初期
的調整を行い角度誤差を減少させると共にその検出値を
利用してトラッキング制御を行うことにより、系全体の
特性を希望の特性に調整することを目的とする。 【構成】 ガルバノミラーの回転変位を検出する検出器
を設けると共にガルバノミラーの支持機構を剛性の高
い、共振の少ないものとする一方、検出器からの検出値
を粗位置変位機構に入力する一方、精密角度変位機構に
はトラッキングエラー信号を入力する2段トラッキング
制御系とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式の記録再生を行う
分野において、分離型光学系を有する光学式記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式記録再生装置の一例を図2
2に示す。同図に示すように、この光学的記録再生装置
では、光磁気ディスク109の半径方向Cに移動する移
動光学系102には、対物レンズ108及び反射鏡10
7は搭載されているが、光源(図示省略)は搭載されて
いない。光源及び反射鏡101は、光磁気ディスク10
9に対して相対的に移動しない位置に配置されている。
従って、光源から出射したレーザ光は、反射鏡101で
反射して、移動光学系102の反射鏡107、対物レン
ズ108へ導かれる。尚、この例では、反射鏡101、
107としては、プリズムを使用し、このプリズムによ
り全反射させている。
【0003】ここで、前記反射鏡101は、トラッキン
グ用アクチュエータ(図示省略)により、角度が精密に
変位する構造となっている。即ち、反射鏡101は、ホ
ルダ101aに保持され、このホルダ101aは支持機
構により、光源からの入射光と平行な方向Aを中心とし
た回転方向Eに傾動可能となっている。トラッキング用
アクチュエータとしては、ホルダ101a及び反射鏡1
01を回転方向Eについて一定角度精密に変位させる精
密角度変位機構が使用される。精密に角度の変位する反
射鏡は、一般に、ガルバノミラーと呼ばれるので、本願
でも、以下、そのような反射鏡をガルバノミラーと呼ぶ
ことにする。
【0004】ガルバノミラーの支持機構の一例を図23
(a)(b)に示す。同図に示すように、支持台112に金属
板113が立設されると共にその金属板113の上端に
ゴム製の支持部材114が嵌合され、この支持部材11
4にガルバノミラー115は保持されている。ガルバノ
ミラー115は、平板状の反射鏡である。支持部材11
4の両側面にはコイル116が設けられると共にそのコ
イル116と一定間隔を隔てて磁石117が配置されて
いる。これらコイル116及び磁石117等により、精
密角度変位機構が構成されている。従って、コイル11
6に通電して、コイル116と磁石117との間で所定
の電磁力を作用させると、支持部材114及びガルバノ
ミラー115は、金属板113との嵌合部を中心として
傾動することになる。従って、精密角度変位機構を駆動
して、ガルバノミラー115の角度を精密に変位させる
ことにより、ガルバノミラー115から出射するレーザ
光の方向を変化させられる。
【0005】従って、図22に示す光学的記録再生装置
においては、半導体レーザ等の光源から出射されたレー
ザ光103は、矢印A方向よりガルバノミラー101に
入射し、角度をかえられてレーザ光104として矢印B
方向へ反射する。レーザ光104は移動光学系102の
反射鏡107で角度をかえられてレーザ光105として
矢印D方向に反射し、対物レンズ108で集光され、光
磁気ディスク109上に光スポット111を形成し、光
学式記録再生に利用される。ガルバノミラー101を精
密に角度変位させ、レーザ光104の反射方向を変化さ
せることで、光スポット111の位置を数百μm以下の
範囲で微小変位させ、トラック110に追従させるトラ
ッキング制御を行うことができる。このように、対物レ
ンズ108を含む移動光学系102と、光源を含む固定
光学系とを分離した分離形光学系では、トラッキング用
アクチュエータを固定光学系に設けられるので、移動光
学系の質量が削減され、移動速度が向上する利点があ
る。一方、移動光学系102は、シーク用アクチュエー
タにより、光磁気ディスク109の半径方向Cに直線移
動する。シーク用アクチュエータとしては、光磁気ディ
スク109上の最外周から最内周のトラックまでの検索
を行うために、移動光学系を半径方向に数十mmの範囲で
直線移動させる粗位置変位機構が使用される。粗位置変
位機構としては、例えば、ボイスコイルモータ(以下、
単にVCMと省略する)が使用される。
【0006】尚、図22に示す光学的記録再生装置で
は、光スポット111をトラック110に追従させるト
ラッキング制御系としては、トラッキング用アクチュエ
ータである精密角度変位機構を使用しているが、光スポ
ット111がトラック110から比較的大きくずれる
と、精密角度変位機構のみでは追従性に限界がある。そ
こで、トラッキング制御における光スポット111の追
従性を向上させるため、精密角度変位機構と粗位置変位
機構とを組み合わせてトラッキング制御系を構成し、ト
ラッキング制御を行うようにしたものも開発されてい
る。例えば、精密角度変位機構と粗位置変位機構とを並
列接続し、制御偏差検出手段の検出信号(以下トラッキ
ングエラー信号と言う)を精密角度変位機構と粗位置変
位機構に信号分配手段によって分配しててトラッキング
制御系を構成するものがある。また、精密角度変位機構
は、直接トラッキングエラー信号を印加し、粗位置変位
機構には、トラッキングエラー信号に精密角度変位機構
と等価なフィルタリング処理を施した信号を印加し、変
位の制御領域を従属接続により区分した制御系と等価な
特性となるような構成としたものもある。このような精
密角度変位機構と粗位置変位機構とを信号伝達手段を介
して従属接続して行うトラッキング制御では、追従性が
一層向上し、光軸ズレが減少する利点がある。尚、この
ような制御を、以下、2段式トラッキング制御と言うこ
ととする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図22に示す従来の光
学式記録再生装置では、移動光学系102の移動方向C
と、ガルバノミラー101の回転方向の機械的中立点に
おける反射方向Bは、厳密に平行である必要がある。
【0008】しかし、従来では、ガルバノミラー101
の角度変位を直接に検出するための手段がとられていな
かった。この為、移動光学系102、ガルバノミラー1
01等の部品のばらつき、調整誤差等により、移動光学
系102の移動方向Cと中立点でのガルバノミラー10
1の反射方向Bとが厳密に平行とならないときには、上
記移動方向Cと上記反射方向Bとが厳密に平行になる様
に、著しく高い精度の部品と調整をもって組み立てられ
ていた。ところが、部品と調整の精度にはそれぞれ限度
があり、上記移動方向Cと上記反射方向Bが厳密に平行
になることは難しく、一般に角度誤差θが発生する。角
度誤差θが発生すると、対物レンズ108の中心から外
周側へレーザ光がシフトし、光磁気ディスク109に対
してレーザ光が傾いたままオントラックの状態になる。
そのため、トラッキングエラー信号にオフセットが乗っ
たり、光磁気ディスク109のトラッキングを行っても
移動光学系によって集光されたスポットがトラックの中
心に正確に合わない状態になったり、また、情報の読み
込み時には信号にクロストークが乗ったり、情報の書き
込み時には適正な位置に書き込めないという問題点を有
していた。また、製品後、環境変化、経時変化が個々の
部品に影響を及ぼし更に角度誤差θが大きくなることに
なり、更に問題点は大きくなる。
【0009】また、図23(a)(b)に示す従来のガルバノ
ミラー支持機構においては、支持部材114としてゴム
製のものが使用されていたため、支持部材はガルバノミ
ラ101ーを回転させる方向以外での保持剛性が低く、
外乱の影響を受け易く、また共振周波数が低い為、ガル
バノミラー101の制御特性が低下する。
【0010】また、従来のトラッキング制御系に於いて
は、トラッキングエラー信号のみによりフィードバック
制御を行なっていたため、信号分配器または精密角度変
位機構と等価なフィルタを用いる必要があり回路構成が
複雑になると言う課題を有していた。さらに、精密角度
変位機構と粗位置変位機構のもつ固有共振振動により、
制御系全体の特性が規定されていた。このため、精密角
度変位機構または、粗位置変位機構の固有共振振動特性
を変更せずに制御系全体の特性を、希望する特性に調整
出来ないという課題を有していた。加えて、2段式トラ
ッキング制御において、トラッキングエラー信号から得
る制御偏差検出出力のみにより2段式トラッキング制御
系の構成を行う方法では、フィードバック制御時に於け
る精密角度変位機構であるガルバノミラーの角度の、単
独での制御が不可能であり、2段式トラッキング制御系
が、不安定となる場合があるという課題を有していた。
【0011】そこで本発明は上記従来技術に鑑みてなさ
れたものであり、ガルバノミラーの回転変位を検出する
ことにより、角度誤差θを補正したトラッキング制御を
行い、また、支持部材を樹脂にて形成し薄肉ヒンジ部を
設けることによりガルバノミラーの回転方向以外の保持
剛性を高め、外乱の影響を低減し共振を抑制する光学式
記録再生装置を提供することを目的とする。更に、本発
明の他の目的は、トラッキング制御系において、トラッ
キングエラー信号をフィードバックして制御するのみな
らず、ガルバノミラーの回転変位を検出して、その回転
変位を粗位置変位機構或いは精密角度変位機構に入力す
ることにより、制御系全体の特性を、希望する特性に調
整することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の第一の構成は光磁気ディスクの半径方向に移動す
る移動光学系と、光源を含む固定光学系とを分離した分
離型光学系を有し、前記光源からの出射光を前記移動光
学系へ反射する反射鏡及び該反射鏡の角度を精密に変位
させる精密角度変位機構とを備えたトラッキング制御系
を有する光学式記録再生装置において、前記トラッキン
グ制御系に前記反射鏡の角度変位を検出する角度変位検
出器を設けたことを特徴とする。ここで、前記角度変位
検出器は、前記精密角度変位機構の回転中心に対して平
行又は直行する方向から角度変位を検出するものとする
と良い。
【0013】前記目的を達成する本発明の第二の構成は
光磁気ディスクの半径方向に移動する移動光学系と、光
源を含む固定光学系とを分離した分離型光学系を有し、
前記光源からの出射光を前記移動光学系へ反射する反射
鏡及び該反射鏡の角度を精密に変位させる精密角度変位
機構とを備えたトラッキング制御系を有する光学式記録
再生装置において、前記反射鏡を支持する支持機構は、
中間部に薄肉ヒンジ部を有する樹脂製支持部材の基端部
を支持台に固定すると共に該支持部材の先端部に前記反
射鏡を装着して構成されることを特徴とする。ここで、
前記支持部材は前記支持台にインサート成形したもの
か、或いは、前記支持台と一体成形したものとすると良
い。
【0014】更に、前記トラッキング制御系には、制御
目標入力と制御出力との偏差を検出する制御偏差検出手
段と、前記光源からの出射光を前記移動光学系へ反射す
る反射鏡と、該反射鏡の角度を精密に変位させる精密角
度変位機構と、該精密角度変位機構をドライブする精密
角度変位機構駆動回路と、前記反射鏡の角度変位を検出
する角度変位検出器と、前記移動光学系を前記光磁気デ
ィスクの半径方向に1動させる粗位置変位機構と、該粗
位置変位機構をドライブする粗位置変位機構駆動回路
と、前記偏差検出手段より前記精密角度変位機構駆動回
路へ信号を伝達する信号伝達手段と、前記精密角度変位
機構駆動回路より前記精密角度変位機構へ信号を伝達す
る信号伝達手段と、前記角度変位検出器より前記粗位置
変位機構駆動回路へ信号を伝達する信号伝達手段と、前
記粗位置変位機構駆動回路より前記粗位置変位機構へ信
号を伝達する信号伝達手段とが設けられると良い。
【0015】更に、前記トラッキング制御系には、制御
目標入力と制御出力との偏差を検出する制御偏差検出手
段と、前記光源からの出射光を前記移動光学系へ反射す
る反射鏡と、前記反射鏡の角度を精密に変位させる精密
角度変位機構と、該精密角度変位機構をドライブする精
密角度変位機構駆動回路と、該精密角度変位機構の角度
変位を検出する角度変位検出器と、前記移動光学系を前
記光磁気ディスクの半径方向に移動させる粗位置変位機
構と、該粗位置変位機構をドライブする粗位置変位機構
駆動回路と、前記偏差検出手段より前記精密角度変位機
構駆動回路へ信号を伝達する信号伝達手段と、前記精密
角度変位機構駆動回路より前記精密角度変位機構へ信号
を伝達する信号伝達手段と、前記角度変位検出器より前
記精密角度変位機構駆動回路へ信号を伝達する信号伝達
手段と、前記角度変位検出器より前記粗位置変位機構駆
動回路へ信号を伝達する信号伝達手段と、前記粗位置変
位機構駆動回路より前記粗位置変位機構へ信号を伝達す
る信号伝達手段とが設けられると良い。ここで、前記角
度変位検出器より前記精密角度変位機構駆動回路へ信号
を伝達する信号伝達手段は、周波数を選択して信号を伝
達する信号伝達手段を有するものとすると良い。
【0016】
【作用】ガルバノミラーの回転角を検出する角度変位検
出器を設けて、その回転変位を角度変位検出器から読み
とりトラッキング制御を行うことにより、部品のばらつ
きや組立時の調整誤差によって発生する、移動光学系の
移動方向Cと、ガルバノミラーの回転方向の機械的中立
点における反射鏡のレーザ光の反射方向Bとの角度誤差
θを補正できることになる。また、環境変化、経時変化
によって更に大きくなる角度誤差θも補正できることに
なる。
【0017】ガルバノミラー支持機構において、ガルバ
ノミラーを樹脂からなる薄肉ヒンジ部を備えた支持部材
を介して支持台に固定すると、磁石とコイルによる磁気
作用にて前記薄肉ヒンジ部を回転中心として回転運動を
行う。この時、樹脂にて形成された薄肉ヒンジ部の回転
方向以外での保持剛性の向上によりガルバノミラーの制
御特性を向上させる。
【0018】光スポットのトラッキング制御系において
は、トラッキングエラー信号を精密角度変位機構へ印加
する一方、ガルバノミラーの角度変位を角度変位検出器
で検出し、粗位置変位機構へ制御信号として印加するこ
とにより2段式トラッキング制御系を構成している。
【0019】さらに、ガルバノミラーの角度変位を角度
変位検出器で検出し、精密角度変位機構駆動回路へ入力
する小ループを構成し、更に、この小ループには、周波
数選択性を持たせる事も出来る。このため、角度変位検
出器よりのフィードバック信号の特性を制御する事によ
り、精密角度変位機構の周波数特性を制御する事が出来
て、光スポットのトラッキング制御系全体の周波数特性
を希望する特性に調整する事が出来る。さらに、精密角
度変位機構駆動回路へ、角度変位検出器の発生する角度
変位検出信号の低周波成分を含んでフィードバックす
る、小ループを構成すると、精密角度変位機構の光スポ
ットの2段式トラッキング制御時に於ける角度変位を、
フィードバック制御系全体の制御帯域幅を損う事なく、
制御する事が出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。図1に本発明の第一の実施例
を示す。同図に示すように、この光学的記録再生装置で
は、光磁気ディスク109の半径方向Cに移動する移動
光学系102には、対物レンズ108及び反射鏡107
が搭載される一方、光源及びガルバノミラー101を含
む固定光学系は、光磁気ディスク109に対して相対的
に移動しない位置に配置されている。ここで、固定光学
系におけるガルバノミラー101は、トラッキング用ア
クチュエータにより、角度が精密に変位する構造となっ
ている。即ち、ガルバノミラー101は、ホルダ101
aに保持され、このホルダ101aは支持機構により、
光源からの入射光と平行な方向Aを中心とした回転方向
Eに傾動可能となっている。トラッキング用アクチュエ
ータとしては、ホルダ101a及びガルバノミラー10
1を回転方向Eについて一定角度精密に変位させる精密
角度変位機構が使用される。尚、本実施例では、ガルバ
ノミラー101、反射鏡107としては、プリズムを使
用し、このプリズムにより全反射させている。
【0021】従って、図示しない半導体レーザ等の光源
から出射したレーザ光103は矢印A方向よりガルバノ
ミラー101に入射し、角度をかえられてレーザ光10
4として矢印B方向へ反射する。レーザ光104は移動
光学系102の反射鏡107で角度をかえられてレーザ
光105として矢印D方向に反射し、対物レンズ108
で集光され、光磁気ディスク109上にスポット111
を形成し光学式記録再生に利用される。精密角度変位機
構によりガルバノミラー101の角度を精密に変位させ
て、対物レンズ108の入射角を変化させることによ
り、スポット111の位置を変化させ、微小変位のトラ
ッキングを行う。
【0022】更に、ホルダ101aの回転中心に垂直な
面の内、ガルバノミラー101を保持しない側の面に白
黒のパターン(図示省略)が配置され、図2(a)(b)に示
すように、その白黒のパターンの配置された面に対抗し
て角度変位検出器106が配置されている。この角度変
位検出器106は、例えば、発光体及び2分割された受
光センサから構成することができる。発光体としては、
LED等が考えられ、指向性があれば、読みとり信号の
誤差は少なくなる。従って、角度変位検出器106の発
光体から出た光を、ホルダ101aの前記面の白黒のパ
ターンに当て、その反射光を角度変位検出器106の二
分割された受光センサで受光し、その受光センサで検出
された反射光量の差を読み取って、ガルバノミラー10
1の角度変位を検出することができる。尚、ホルダ10
1aの反射面としては、金属の光沢のある表面、表面処
理を行った光沢のある表面、または鏡が考えられる。図
2(a)(b)では、ホルダ101aの回転中心と垂直な方向
に、角度変位検出器106が配置されていたが、本発明
は、そのような配置に限らず、図3(a)(b)に示すよう
に、ホルダ101aの回転中心に平行な面に対向して角
度変位検出器106を配置しても良い。このような構成
においても、角度変位検出器106の発光体からの光を
ホルダ101aの一面に当て、角度変位検出器106の
2分割センサで受光する反射光量の差を読みとりガルバ
ノミラー101の回転角を検出することができる。
【0023】更に、角度変位検出器106としては、発
光体を省略し、受光センサのみで構成することもでき
る。例えば、図4にその一例を示すように、ガルバノミ
ラー101から反射したレーザ光104の通過位置の上
限、下限に受光センサ118a、118bをそれぞれ配
置し、各受光センサ118a、118bに当たるレーザ
光104の光量の差を読みとりガルバノミラー101の
回転角を検出するようにしても良い。また、レーザ光1
04の方向が変化する範囲内において、常時、レーザ光
104の光束の上限と下限が各受光センサ118a、1
18bに掛かるように受光センサ118a、118bを
配置しておくと、ガルバノミラー101の回転角の検出
精度を上げることができる。
【0024】このように角度変位検出器106を設ける
と、移動光学系102の移動方向Cと、ガルバノミラー
101の回転方向の機械的中立点における反射方向Bと
のなす角度誤差θを0とすることが容易である。即ち。
ガルバノミラー101の回転角を制御していないときに
は、ガルバノミラー101は回転方向の機械的中立点に
ある。この時、図1に示す移動光学系102の移動方向
C、ガルバノミラー101で反射するレーザ光104の
反射方向Bの間に角度誤差θを発生している場合には、
この角度誤差θを0にする様にガルバノミラー101を
回転方向に駆動し、この時の角度変位検出器106から
の出力信号の強さを覚えておくか、0にする様に制御
し、トラッキング制御を行う時の中立位置とすれば良
い。このように角度変位検出器106の出力信号をもと
にトラッキング制御を行うと、ガルバノミラー101で
反射するレーザ光104の方向は、常時、移動光学系1
02の移動方向である矢印C方向を中心位置として制御
されることになる。
【0025】上記構成を有する本実施例では、精密角度
変位機構により角度の変位するガルバノミラー101の
回転変位を検出する角度変位検出器106を設けたの
で、非接触でしかも正確にガルバノミラーからの出射す
るレーザ光の角度を検出できる。角度変位検出器106
により検出した信号で、ガルバノミラーを制御すると、
読み込み時には信号にクロストークが乗らず、書き込み
時には適正な位置に書き込むことができることになる。
また、部品精度、調整精度も下げられることになり、部
品コストの低減にもつながることになる。尚、上記実施
例では、角度変位検出器106は、発光体と2分割セン
サが一体として構成されていたが、別体で構成しても良
い。更に、本発明の角度変位検出器としては、ガルバノ
ミラー101に直接センサ部あるいは発光体を取り付け
た機構、反射光を利用せず透過光を利用した機構、ま
た、光を利用しない機構、例えば、磁石とホール素子に
よる角度変位検出器等が考えられる。
【0026】次に、ガルバノミラー101及びホルダ1
01aの支持機構について、図5(a)(b)を参照して、説
明する。同図に示すように、ガルバノミラー101は、
ホルダ101aに保持され、このホルダ101aは支持
部材114の先端部に装着されている。支持部材114
は樹脂製であり、その基端部は支持台112の突起部に
対してインサート成形されている。支持部材114は、
その中間部に薄肉ヒンジ部114aを有している為、こ
の薄肉ヒンジ部114aで屈曲自在である。また、ホル
ダ101aの両側面には、コイル116が取り付けら
れ、このコイル116に所定間隔を隔てて、磁石117
が配置されている。
【0027】従って、ガルバノミラー101は、両側の
コイル116に電流を流すことで磁石117との磁気作
用により、支持部材114の薄肉ヒンジ部114aを回
転中心として回転方向Eについて回転変位を生じること
になる。この時、ガルバノミラー101、ホルダ101
a及びコイル116より構成される部材の重心を回転軸
中心114bに一致させることにより、回転運動の安定
性が向上する。さらに、図23(a)(b)に示す従来例では
支持部材114としてゴム製としていたのに対し、本実
施例では、支持部材114は樹脂製である為、回転方向
以外での保持剛性が向上し外乱による影響を受けにくく
なる。また、本実施例のガルバノミラー101の振動振
幅の周波数特性図を図21に、従来のガルバノミラー1
01の振動振幅の周波数特性図を図20にそれぞれ示す
ように、本実施例の方が共振周波数が高く、共振を抑制
できることが判る。
【0028】上記実施例では、支持部材114は支持台
112に対してインサート成形したことにより組み付け
の簡易化が図れるが、更に、図6(a)(b)に示すように支
持部材114と支持台112とを樹脂一体成形すること
により、さらに部品点数の削減と組み付けの簡易化を図
ることができる。上記構成を有する本実施例では、ガル
バノミラーの支持部材114として、薄肉ヒンジ部11
4aを持った樹脂成形品を用いることにより、外乱の影
響を低減し共振に対する抑制効果を得ることができる。
また、支持部材114を支持台112に対しインサート
成形もしくは一体成形することにより、部品点数の削減
及び組み付けの簡易化が計れる。
【0029】次に、本発明のトラッキング制御系につい
て、図7及び図8を参照して説明する。本トラッキング
制御系は、2段式トラッキング制御において、角度変位
検出器204をを利用するものである。図7は、本発明
の概念的なブロック図であり、図8は、その具体的な実
施例の構成図である。両図に示すように制御目標入力信
号は、制御出力信号と共に、制御偏差検出手段であるト
ラックエラー信号検出器201にに入力される。トラッ
クエラー信号検出器201は、それらの偏差であるトラ
ッキングエラー信号を検出して、制御信号207として
出力する。精密角度変位機構駆動回路202は、位相補
償器212及び電力増幅器213により構成されてい
る。精密角度変位機構駆動回路202には、制御信号2
07が入力される。ガルバノミラーの角度を精密に変位
させる精密角度変位機構203は、精密角度変位機構駆
動回路202の出力信号208により駆動される。精密
角度変位機構203の角度変位は、制御出力の一部とな
る。
【0030】さらに、本発明では、角度変位検出器20
4により、精密角度変位機構203のガルバノミラーの
角度変位の量が検出される。角度変位検出器204によ
り検出された検出信号は、移動光学系を光磁気ディスク
の半径方向に移動させる粗位置変位機構駆動回路205
の入力信号210となる。粗位置変位機構駆動回路20
5の出力信号211は、粗位置変位機構であるVCM2
06に入力される。粗位置変位機構駆動回路205は、
位相補償器214及び電力増幅器215により構成され
る。位相補償器214に入力される信号は、前記検出信
号210である。VCM206は、電力増幅器215に
より駆動される。図7及び図8に示すように、VCM2
06の制御出力は、精密角度変位機構203の制御出力
と、位置出力として加算される。従って、トラッキング
制御系の制御出力である光スポットの変位は、精密角度
変位機構であるガルバノミラー203による変位と、粗
位置変位機構であるVCM206による変位との和とし
て得られる。
【0031】上記構成を有する本実施例のトラッキング
制御系では、従来の単なる2段トラッキング制御と異な
り、角度変位検出機構202を用いている為、トラッキ
ングエラー信号の分配器、または、精密角度変位機構と
等価なフィルタを不要とすることができる。この為、本
実施例では、従来の単なる2段トラッキング制御に比較
して、回路構成が簡単となる利点がある。また、従来の
ように等価フィルタを使用する場合は、実際のガルバノ
ミラーの動きを反映せず、動作自体も印加した信号通り
に動いていると仮定していたが、本実施例のように、角
度変位検出機構202を用いると、実際のガルバノミラ
ーの動きを補正するように制御系が動作するので、本実
施例の方が動作が安定する利点がある。
【0032】次に、トラッキング制御系の他の構成につ
いて、図9及び図10を参照して説明する。本トラッキ
ング制御系は、図7及び図8の実施例において角度変位
検出器204により検出された検出信号を、粗位置変位
機構駆動回路205の入力信号210とするだけでな
く、更に精密位置変位機構202の入力信号209とな
るように小ループを構成したものである。図9は、本発
明の概念的なブロック図であり、図10は、その具体的
な実施例の構成図である。両図に示すように制御目標入
力信号は、制御出力信号と共に、制御偏差検出手段であ
るトラックエラー信号検出器201にに入力される。ト
ラックエラー信号検出器201は、それらの偏差である
トラッキングエラー信号を検出して、制御信号207と
して出力する。精密角度変位機構駆動回路202は、位
相補償器212及び電力増幅器213により構成されて
いる。精密角度変位機構駆動回路202には、制御信号
207が入力されると共に小ループにより精密角度変位
機構の角度変位検出信号209が入力される。ガルバノ
ミラーの角度を精密に変位させる精密角度変位機構20
3は、精密角度変位機構駆動回路202の出力信号20
8により駆動される。精密角度変位機構203の角度変
位は、制御出力の一部となる。
【0033】さらに、本発明では、角度変位検出器20
4により、精密角度変位機構203のガルバノミラーの
角度変位の量が検出される。角度変位検出器204によ
り検出された検出信号は、移動光学系を光磁気ディスク
の半径方向に移動させる粗位置変位機構駆動回路205
の入力信号210となり、さらに、小ループにより精密
角度変位機構駆動回路202への入力信号209とな
る。粗位置変位機構駆動回路205の出力信号211
は、粗位置変位機構であるVCM206に入力される。
粗位置変位機構駆動回路205は、位相補償器214及
び電力増幅器215により構成される。位相補償器21
4に入力される信号は、前記検出信号210である。V
CM206は、電力増幅器215により駆動される。図
9及び図10に示すように、VCM206の制御出力
は、精密角度変位機構203の制御出力と、位置出力と
して加算される。従って、トラッキング制御系の制御出
力である光スポットの変位は、精密角度変位機構である
ガルバノミラー203による変位と、粗位置変位機構で
あるVCM206による変位との和として得られる。
【0034】上記構成を有する本実施例によれば、角度
変位検出器204の検出信号を小ループにより精密角度
変位機構駆動回路202へ入力信号209として入力さ
れるので、図17(a)(b)に利得特性、位相特性を示すよ
うに、小ループのない場合に比べて、開ループ応答に於
けるバンド幅を広げる事ができる利点がある。即ち、図
17(a)における線図301、図17(b)における線図3
03は、変位検出器204の検出信号209を、精密角
度変位機構駆動回路202へ入力しない、つまり、小ル
ープのない場合の系全体の開ループ周波数特性を示すも
のである。また、図17(a)における線図302、図1
7(b)における線図304は本実施例において検出信号
209を精密角度変位機構駆動回路202の入力した場
合の制御系全体の開ループ周波数特性を示すものであ
る。
【0035】同図から明らかなように、線図301及び
線図303に示すように検出信号209を精密角度変位
機構駆動回路202へフィードバックを行わない場合で
の位相余裕45度となる周波数f0に比較し、線図30
2及び線図304にように本実施例では検出信号209
を精密角度変位機構駆動回路202へフィードバックす
るので、位相余裕が45度となる周波数f0′は大きく
なる。従って、系全体の開ループ利得を線図301より
線図302に変化させる事が可能となり、系全体の開ル
ープバンド幅を広く取る事を可能である。この作用によ
り、フィードバックを行わない場合に比較して、トラッ
キング制御手段の特性を変更せずにより広い制御周波数
帯域を持った光学式記録再生装置を得る事が出来る。
【0036】次に、トラッキング制御系の更に他の構成
について、図11及び図12を参照して説明する。本ト
ラッキング制御系は、小ループに周波数選択手段を追加
したものであり、その他の構成は、前述した図9及び図
10に示すものと同様である。図11は、本発明の概念
的なブロック図であり、図12は、その具体的な実施例
の構成図である。両図に示すように制御目標入力信号
は、制御出力信号と共に、制御偏差検出手段であるトラ
ックエラー信号検出器201にに入力される。トラック
エラー信号検出器201は、それらの偏差であるトラッ
キングエラー信号を検出して、制御信号207として出
力する。精密角度変位機構駆動回路202は、位相補償
器212及び電力増幅器213により構成されている。
精密角度変位機構駆動回路202には、制御信号207
が入力されると共に角度変位検出器204の検出信号が
小ループにおける周波数選択手段である低周波フィルタ
216により周波数選択処理をされた信号209として
入力される。ガルバノミラーの角度を精密に変位させる
精密角度変位機構203は、精密角度変位機構駆動回路
202の出力信号208により駆動される。精密角度変
位機構203の角度変位は、制御出力の一部となる。
【0037】さらに、本発明では、角度変位検出器20
4により、精密角度変位機構203のガルバノミラーの
角度変位の量が検出される。角度変位検出器204によ
り検出された検出信号は、移動光学系を光磁気ディスク
の半径方向に移動させる粗位置変位機構駆動回路205
の入力信号210となり、さらに、小ループにおける周
波数選択手段である低周波フィルタ216により、周波
数選択処理をされた入力信号209となって、精密角度
変位機構駆動回路202へ入力される。粗位置変位機構
駆動回路205の出力信号211は、粗位置変位機構で
あるVCM206に入力される。粗位置変位機構駆動回
路205は、位相補償器214及び電力増幅器215に
より構成される。位相補償器214に入力される信号
は、前記検出信号210である。VCM206は、電力
増幅器215により駆動される。図9及び図10に示す
ように、VCM206の制御出力は、精密角度変位機構
203の制御出力と、位置出力として加算される。従っ
て、トラッキング制御系の制御出力である光スポットの
変位は、精密角度変位機構であるガルバノミラー203
による変位と、粗位置変位機構であるVCM206によ
る変位との和として得られる。
【0038】上記構成を有する本実施例によれば、まず
第一に、2段式トラッキング制御において、角度変位検
出器204からの出力を周波数選択手段216を介した
小ループに依るフィードバックを行うので、精密角度変
位機構203の希望する周波数特性を持った角度制御が
可能である。上記実施例のような周波数選択手段のない
小ループによるフィードバックでは、そのような制御は
行えない。第二に、精密角度変位機構203の機械的中
立位置と制御目標位置とにずれがある場合、2段式トラ
ッキング制御時に、精密角度変位機構203の角度が、
定常偏差を持つが、小ループに依るフィードバックを実
施した場合には、角度を制御できるので、精密角度変位
機構の角度定常偏差を消去出来る。小ループに依るフィ
ードバックを行わない場合には、そのような角度偏差を
消去することはできない。
【0039】即ち、図18に線図305で示すように低
周波フィルタ216を持たない2段式トラッキングサー
ボ系の場合には、精密角度変位機構202によるガルバ
ノミラーの角度変位には、定常偏差が生ずるが、図19
に線図306で示すように、周波数選択性を持つ低周波
フィルタ216を持つ2段式トラッキングサーボ系の場
合には、ガルバノミラーの角度変位に於ける定常偏差
を、フィードバック効果によって除去する事が出来る。
尚、前記実施例においては周波数選択手段として、低周
波フィルタ216を用いていたが、本発明は、これに限
るものではない。例えば、周波数選択手段として、図1
3に示す実施例のように超低周波一次フィルタ416を
使用でき、また、図14に示す実施例ように、積分器5
16を使用できる。
【0040】ここで、超低周波一次フィルタ416で
は、図15に示すように、端子441から入力される入
力信号は、抵抗器442及びコンデンサ443から構成
される一次フィルタを介して、演算増幅器444よりな
る高インピーダンスバッファ回路に入力される。演算増
幅器444の出力は、出力端子445に接続される。従
って、図15に示す回路においては、抵抗器442及び
コンデンサ443の時定数により定まるカットオフ周波
数を持つ低周波フィルタとして作用する。尚、出力端子
445より入力される回路の入力インピーダンスが充分
高く、抵抗器442及びコンデンサ443で構成される
一次フィルタの特性に影響を与えない場合には、高入力
インピーダンスバッファ回路は必ずしも必要ではない。
また、積分器516は、入力端子551、抵抗器55
2、コンデンサ553、演算増幅器554及び出力端子
555で構成されている。直流成分の利得は無限大で、
位相遅れは90度である。
【0041】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明によれば、ガルバノミラーの回転変位
を検出することにより、角度誤差を補正したトラッキン
グ制御を行い、また、支持部材を樹脂にて形成し薄肉ヒ
ンジ部を設けることによりガルバノミラーの回転方向以
外の保持剛性を高め、外乱の影響を低減し共振を抑制す
る光学式記録再生装置を提供することが可能である。更
に、本発明によれば、支持部材と支持台を樹脂のインサ
ート成形または樹脂一体成形とすることにより部品点数
の削減、組み付けの簡易化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式記録再生装置の一実施例の概略
斜視図であり、角度変位検出機構を設けたものである。
【図2】同図(a)は、ガルバノミラーに対する角度変位
検出器の配置を示す正面図、同図(b)は同図(a)の側面図
である。
【図3】同図(a)は、ガルバノミラーに対する角度変位
検出器の他の配置を示す正面図、同図(b)は同図(a)の側
面図である。
【図4】角度変位検出器の他の構成を示す正面図であ
る。
【図5】同図(a)はインサート成形タイプのガルバノミ
ラー支持機構を示す平面図、同図(b)は同図(a)中のp−
p線断面図である。
【図6】同図(a)は一体成形タイプのガルバノミラー支
持機構を示す平面図、同図(b)は同図(a)中のq−q線断
面図である。
【図7】本発明で用いられるトラッキング制御系の第一
の構成を概念的に示すブロック図である。
【図8】図7に示すトラッキング制御系の具体的な実施
例を示すブロック図である。
【図9】本発明で用いられるトラッキング制御系の第二
の構成を概念的に示すブロック図である。
【図10】図9に示すトラッキング制御系の具体的な実
施例を示すブロック図である。
【図11】本発明で用いられるトラッキング制御系の第
三の構成を概念的に示すブロック図である。
【図12】図11に示すトラッキング制御系の具体的な
実施例を示すブロック図である。
【図13】図11に示すトラッキング制御系の具体的な
他の実施例を示すブロック図である。
【図14】図11に示すトラッキング制御系の具体的な
更に他の実施例を示すブロック図である。
【図15】図13のトラッキング制御系で使用される超
低周波一次フィルタの構成図である。
【図16】図14のトラッキング制御系で使用される積
分器の構成図である。
【図17】同図(a)は、周波数と利得との関係を示すグ
ラフ、同図(b)は周波数は位相との関係を示すグラフで
ある。
【図18】小ループにより精密角度変位機構への角度検
出信号の入力を行う場合の変位検出信号の時間遷移図で
ある。
【図19】小ループにより精密角度変位機構への角度検
出信号の入力を行わない場合の変位検出信号の時間遷移
図である。
【図20】従来のガルバノミラーの振動振幅の周波数特
性図である。
【図21】本発明におけるガルバノミラーの振動振幅の
周波数特性図である。
【図22】従来の光記録再生装置を示す斜視図である。
【図23】同図(a)は、従来のガルバノミラー支持機構
を示す平面図、同図(b)は、同図(a)中のr−r断面図で
ある。
【符号の説明】
101 ガルバノミラー(反射鏡) 101a ホルダ 102 移動光学系 103,104,105 レーザ光 106 角度変位検出器 107 反射鏡 108 移動光学系 109 光磁気ディスク 110 トラック 111 光スポット 112 支持台 113 金属板 114 支持部材 114a 薄肉ヒンジ部 115 ガルバノミラー(反射鏡) 116 コイル 117 磁石 118a 受光センサ 118b 受光センサ 201 制御偏差検出手段(トラックエラー信号検出
器) 202 精密角度変位機構駆動回路 203 精密角度変位機構 204 角度変位検出器 205 粗位置変位機構駆動回路 206 粗位置変位機構 212,214 位相補償器 213,215 電力増幅器 216 周波数選択手段(低周波フィルタ) 416 超低周波一次フィルタ 516 積分器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−20886 (32)優先日 平3(1991)2月14日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 武田 高司 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 伊藤 弘和 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 關 秀也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの半径方向に移動する移
    動光学系と、光源を含む固定光学系とを分離した分離型
    光学系を有し、前記光源からの出射光を前記移動光学系
    へ反射する反射鏡及び該反射鏡の角度を精密に変位させ
    る精密角度変位機構とを備えたトラッキング制御系を有
    する光学式記録再生装置において、前記トラッキング制
    御系に前記反射鏡の角度変位を検出する角度変位検出器
    を設けたことを特徴とする光学式記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記角度変位検出器は、前記反射鏡の回
    転中心と平行な方向から前記反射鏡の角度変位を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の光学式記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記角度変位検出器は、前記反射鏡の回
    転中心と直交する方向から前記反射鏡の角度変位を検出
    することを特徴とする請求項1記載の光学式記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 光磁気ディスクの半径方向に移動する移
    動光学系と、光源を含む固定光学系とを分離した分離型
    光学系を有し、前記光源からの出射光を前記移動光学系
    へ反射する反射鏡及び該反射鏡の角度を精密に変位させ
    る精密角度変位機構とを備えたトラッキング制御系を有
    する光学式記録再生装置において、前記反射鏡を支持す
    る支持機構は、中間部に薄肉ヒンジ部を有する樹脂製支
    持部材の基端部を支持台に固定すると共に該支持部材の
    先端部に前記反射鏡を装着して構成されることを特徴と
    する光学式記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は前記支持台にインサート
    成形したことを特徴とする請求項4記載の光学式記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は前記支持台と一体成形し
    たことを特徴とする請求項4記載の光学式記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記トラッキング制御系には、制御目標
    入力と制御出力との偏差を検出する制御偏差検出手段
    と、前記光源からの出射光を前記移動光学系へ反射する
    反射鏡と、該反射鏡の角度を精密に変位させる精密角度
    変位機構と、該精密角度変位機構をドライブする精密角
    度変位機構駆動回路と、前記反射鏡の角度変位を検出す
    る角度変位検出器と、前記移動光学系を前記光磁気ディ
    スクの半径方向に移動させる粗位置変位機構と、該粗位
    置変位機構をドライブする粗位置変位機構駆動回路と、
    前記偏差検出手段より前記精密角度変位機構駆動回路へ
    信号を伝達する信号伝達手段と、前記精密角度変位機構
    駆動回路より前記精密角度変位機構へ信号を伝達する信
    号伝達手段と、前記角度変位検出器より前記粗位置変位
    機構駆動回路へ信号を伝達する信号伝達手段と、前記粗
    位置変位機構駆動回路より前記粗位置変位機構へ信号を
    伝達する信号伝達手段とが設けられることを特徴とする
    請求項1記載の光学式記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記トラッキング制御系には、制御目標
    入力と制御出力との偏差を検出する制御偏差検出手段
    と、前記光源からの出射光を前記移動光学系へ反射する
    反射鏡と、該反射鏡の角度を精密に変位させる精密角度
    変位機構と、該精密角度変位機構をドライブする精密角
    度変位機構駆動回路と、前記反射鏡の角度変位を検出す
    る角度変位検出器と、前記移動光学系を前記光磁気ディ
    スクの半径方向に移動させる粗位置変位機構と、該粗位
    置変位機構をドライブする粗位置変位機構駆動回路と、
    前記偏差検出手段より前記精密角度変位機構駆動回路へ
    信号を伝達する信号伝達手段と、前記精密角度変位機構
    駆動回路より前記精密角度変位機構へ信号を伝達する信
    号伝達手段と、前記角度変位検出器より前記精密角度変
    位機構駆動回路へ信号を伝達する信号伝達手段と、前記
    角度変位検出器より前記粗位置変位機構駆動回路へ信号
    を伝達する信号伝達手段と、前記粗位置変位機構駆動回
    路より前記粗位置変位機構へ信号を伝達する信号伝達手
    段とが設けられることを特徴とする請求項1記載の光学
    式記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記角度変位検出器より前記精密角度変
    位機構駆動回路へ信号を伝達する信号伝達手段は、周波
    数を選択して信号を伝達する信号伝達手段を有すること
    を特徴とする請求項8記載の光学式記録再生装置。
JP3101239A 1990-05-24 1991-05-07 光学式記録再生装置 Expired - Lifetime JP2861457B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101239A JP2861457B2 (ja) 1990-05-24 1991-05-07 光学式記録再生装置
US08/186,237 US5444683A (en) 1990-05-24 1994-01-25 Optical reporting reproducing device having fixed and movable optical systems

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13465190 1990-05-24
JP2-134651 1990-05-24
JP14809290 1990-06-06
JP2-148092 1990-06-06
JP2-223812 1990-08-24
JP22381290 1990-08-24
JP2088691 1991-02-14
JP3-20886 1991-02-14
JP3101239A JP2861457B2 (ja) 1990-05-24 1991-05-07 光学式記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528567A true JPH0528567A (ja) 1993-02-05
JP2861457B2 JP2861457B2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=27520268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3101239A Expired - Lifetime JP2861457B2 (ja) 1990-05-24 1991-05-07 光学式記録再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5444683A (ja)
JP (1) JP2861457B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19828678A1 (de) 1997-06-26 1999-01-07 Asahi Optical Co Ltd Optisches System für ein Laufwerk für optische Speicherplatten
DE19828679B4 (de) 1997-06-27 2004-07-08 Pentax Corp. Galvanospiegel-System
DE19828689A1 (de) 1997-06-27 1999-01-07 Asahi Optical Co Ltd Spiegelgalvanometereinheit
US6424068B2 (en) 1997-06-27 2002-07-23 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Galvano mirror unit
JPH1186328A (ja) 1997-09-12 1999-03-30 Asahi Optical Co Ltd 光学式情報記録再生装置
US6404715B1 (en) 1997-10-06 2002-06-11 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Detecting system for detecting rotation angle of deflection mirror
US6344917B1 (en) 1997-10-17 2002-02-05 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Galvano mirror unit
US6421156B1 (en) 1997-10-17 2002-07-16 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Galvano mirror unit
US6292447B1 (en) 1997-10-24 2001-09-18 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Head for optical disc drive
US6324141B2 (en) 1997-10-24 2001-11-27 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Optical system for optical disc drive
US6404485B1 (en) 1997-10-24 2002-06-11 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Rotation amount detecting system of deflection mirror for optical disc drive
FR2770674B1 (fr) * 1997-10-31 2000-09-29 Asahi Optical Co Ltd Systeme optique pour unite de disque optique
US6341106B1 (en) 1997-11-05 2002-01-22 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Optical disc drive
US6278682B1 (en) 1997-11-08 2001-08-21 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Optical system for optical disc drive
US6650604B1 (en) 1997-12-27 2003-11-18 Pentax Corporation Optical head of disk drive
US6407975B1 (en) 1998-03-16 2002-06-18 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Of Tokyo Optical disk drive
US6684358B1 (en) * 1999-11-23 2004-01-27 Janusz Rajski Decompressor/PRPG for applying pseudo-random and deterministic test patterns
GB2371818B (en) * 2001-02-06 2004-09-22 Ruff Pup Ltd A casing scraper

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2924924C2 (de) * 1978-06-21 1985-02-21 Universal Pioneer Corp., Tokio/Tokyo Optisch-mechanischer Abtaster
FR2497378B1 (fr) * 1980-12-29 1985-06-28 Thomson Csf Dispositif compensateur de desequilibre d'un miroir de renvoi appartenant a un systeme optique d'eclairement d'un support d'information
FR2523351B1 (fr) * 1982-03-09 1989-07-13 Thomson Csf Tete optique dans un dispositif d'enregistrement-lecture d'un support d'information
US4564757A (en) * 1982-09-30 1986-01-14 Burroughs Corporation Mirror position sensor for improved track selection in optical data disk system
JPS59154677A (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd トラツキング制御装置
FR2546310B1 (fr) * 1983-05-20 1986-04-25 Thomson Csf Monture reglable pour miroir pivotant et tete optique d'enregistrement-lecture utilisant une telle monture
CA1255385A (en) * 1985-01-31 1989-06-06 Shigeru Arai Track servo system for controllably projecting an optical beam to an optical disk
JPH0746428B2 (ja) * 1985-02-08 1995-05-17 オリンパス光学工業株式会社 光学式ピツクアツプ
JPS61194647A (ja) * 1985-02-22 1986-08-29 Fujitsu Ltd 光デイスク装置のトラツク位置検出補正方法
US4768180A (en) * 1986-03-17 1988-08-30 Laser Magnetic Storage International Company Multistage tracking system
JPS6353725A (ja) * 1986-08-22 1988-03-08 Ricoh Co Ltd 分離型光ピツクアツプにおける光軸ずれ補正方法
JPH02189731A (ja) * 1989-01-18 1990-07-25 Ricoh Co Ltd 光情報記録再生装置
US5140572A (en) * 1989-02-22 1992-08-18 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device having fixed and movable optical systems
JP2937350B2 (ja) * 1989-07-31 1999-08-23 株式会社東芝 ミラー回転駆動装置
JPH03272028A (ja) * 1990-03-22 1991-12-03 Nikon Corp ミラー回動アクチュエータの回動角度検出機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2861457B2 (ja) 1999-02-24
US5444683A (en) 1995-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0528567A (ja) 光学式記録再生装置
KR20070000385A (ko) 광픽업 및 광디스크 장치
US4796248A (en) Objective lens drive device
US5463612A (en) Objective lens drive apparatus used in optical information recording/reproducing apparatus
JP2513593B2 (ja) 光学ヘツドアクチユエ−タ
JPH10261233A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2569656B2 (ja) 光学ディスク装置
JPH0668478A (ja) 光学式走査装置
JP2690771B2 (ja) レンズ駆動装置
JPS62162241A (ja) レンズアクチユエ−タ
JP2760366B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2595213B2 (ja) 対物レンズ位置調整方法
JPS6117227A (ja) 光ピツクアツプ
JPH05217174A (ja) 光ピックアップ装置
JPH03134826A (ja) ミラー回転駆動装置
JPH11213439A (ja) 光ピックアップ装置
JPS6252723A (ja) 光学式ピツクアツプの傾斜調整機構
JPH1064071A (ja) 光ディスク装置の対物レンズ駆動装置
JPS59207439A (ja) 光デイスクシステムにおけるビ−ムアクセス装置
JPH05314520A (ja) 光記録再生装置の角度変位検出機構
JPH05151583A (ja) トラツク誤差信号の補正装置
JPH0223536A (ja) 光ピックアップに於ける対物レンズ駆動装置
EP0572114A1 (en) An apparatus for driving an objective lens
JPH04318336A (ja) 光ディスク装置
JP2001351261A (ja) 光学ピックアップヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211

Year of fee payment: 13