JPH05285326A - フィルタエレメント - Google Patents

フィルタエレメント

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Publication number
JPH05285326A
JPH05285326A JP8230592A JP8230592A JPH05285326A JP H05285326 A JPH05285326 A JP H05285326A JP 8230592 A JP8230592 A JP 8230592A JP 8230592 A JP8230592 A JP 8230592A JP H05285326 A JPH05285326 A JP H05285326A
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JP
Japan
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fold
filter
deformation
corrugations
tops
Prior art date
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Pending
Application number
JP8230592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Murao
善之 村尾
Yasushige Arai
安成 荒井
Toshiaki Nakayama
利明 中山
Kazuyuki Horie
一幸 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Denso Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP8230592A priority Critical patent/JPH05285326A/ja
Publication of JPH05285326A publication Critical patent/JPH05285326A/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 濾材の変形に伴う濾材間の密着を防止する。 【構成】 目詰まり等によって増大する濾過抵抗に起因
する濾材の変形にあって、ひだ山12が、突出部18で
両端支持されて、間隔L間で、ひだ山幅方向Wに向けて
撓み変形する場合に、撓み変形量は、突出部18間の中
央部に行くのに従い大きくなって中央部で最大となる。
一方、隣合うひだ山12間でひだ山幅方向Wに沿って対
向するコルゲート16の頂部間の間隙Sは、突出部18
から離れて位置するコルゲート16程、広がっており、
突出部18間の中央部にあるコルゲート16の頂部間の
間隙Sが最も広くなっている。従って、突出部18間の
中央部の撓みが大きくなっても、ひだ山幅方向Wに沿っ
て隣合うコルゲート16が接触することはなく、十分な
濾過性能が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、エンジンに吸
入される空気を清浄化するフィルタエレメントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のエレメント(濾材)としては、
実開平2ー91604号に開示されたものがあり、これ
は、図6及び図7に示すように、濾材38が、空気の吸
入方向(矢印INで示す方向))と直交する面にある平
行線(矢印A方向)をそれぞれ折り線として、ジグザグ
状にひだ折りされてひだ山40が形成されるとともに、
ひだ山壁42には、ひだ山40の稜線方向Tに沿って波
状のコルゲート44が形成されている。また、ひだ山壁
42の頂部には、ひだ山40の稜線方向Aに所定間隔を
おいて膨出部46がひだ山幅方向Wに突出形成されて、
組付け時には、図7に示すように、隣合うひだ山40間
で、膨出部46が対向して接触するとともに、コルゲー
ト44が間隙56を隔てて対向している。
【0003】この構造によれば、濾過抵抗(濾過抵抗、
ないし通過抵抗は、ダストの捕捉による目詰まりが進行
するのに伴い高くなる)に基づく濾材38の変形のう
ち、ひだ山40の稜線部を支持部としてひだ山幅方向W
に向けて撓む撓み変形、すなわち、ひだ山40の折り幅
に沿う撓み変形52が、コルゲート44による剛性向上
で減少され、また、ひだ山40の稜線がひだ山幅方向W
に撓む撓み変形54が、ひだ山幅方向Wで対向する膨出
部46同士の接触によるひだ山40間での支え合いによ
って防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
フィルタエレメントにあって、図8に示すように、コル
ゲート44、膨出部46に係わらず、大きな外力が作用
してひだ山40の稜線がひだ山幅方向Wに撓む撓み変形
が生じた場合には、膨出部46が両端支持部となって、
膨出部46間のひだ山40が撓み変形し(撓み曲線を5
6で示す)、撓み変形は、膨出部46間の中央部で最大
となる。これにより、一のひだ山40にあってその中央
部に位置するコルゲート44と、その一のひだ山40と
隣合う他のひだ山40にあってその中央部に位置するコ
ルゲート44との密着(隣合うひだ山40間で、ひだ山
幅方向Wに沿って対向するコルゲート44の頂部間の密
着)は避けられないばかりか、エレメントの小型化を図
るために、ひだ折りピッチ48が小さくされたり、濾材
38の素材強度が小さかったりすると、コルゲート44
の頂部間の密着は、膨出部46間の中央部に止まらず、
膨出部46の近傍にまで及ぶ。
【0005】この結果、密着部では、空気が流れ難くな
り、有効濾過面積が減少し、濾過抵抗が増し、寿命が短
くなる。
【0006】これを避けるために、隣合うひだ山40間
で対向するコルゲート44の頂部間の間隙を広げようと
すれば、コルゲート44のコルゲート高さ(コルゲート
の波の高さ50が低くなり、ひだ山壁42の折り幅に沿
う撓み変形への対抗力が減少されてしまう。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、濾材の変形に
伴う濾材間の密着を防止するフィルタエレメントを提供
することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、濾材がひだ折りされてひだ山が形成され
るとともに、ひだ山壁にはひだ山の稜線方向にコルゲー
トが波状形成されるフィルタエレメントにおいて、前記
ひだ山壁の頂部からひだ山幅方向に延出される突出部が
ひだ山の稜線方向に間隔をおいて複数形成され、前記突
出部を介在接触させて隣合うひだ山間で対向するコルゲ
ートが互いに離間されるとともに、前記隣合うひだ山間
で対向するコルゲートの頂部間の間隙が、突出部から離
間するコルゲート程広くなっていることを特徴とするフ
ィルタエレメントを提案するものである。
【0009】
【作用】本発明に係るフィルタエレメントによれば、目
詰まり等によって増大する濾過抵抗に起因する濾材の変
形にあって、ひだ山が、突出部で両端支持されて、ひだ
山の稜線がひだ山幅方向に撓み変形する場合には、撓み
変形は、突出部間の中央に行くのに従い大きくなって中
央部で最大となる。
【0010】ここで、隣合うひだ山間で対向するコルゲ
ートの頂部間の間隙は、コルゲートが突出部から離れて
位置するのに従い広くなり、突出部間の中央部にあるコ
ルゲートの頂部間の間隙が最も広くなっている。従っ
て、濾材の変形にあって、ひだ山の稜線がそのひだ山幅
方向に撓み変形する場合、隣合うひだ山間で対向するコ
ルゲート同士の密着が防止される。
【0011】これにより、濾材の変形に伴う濾材間の密
着が防止されて、濾材の濾過面積は有効に利用され、濾
過抵抗の減少、濾材の長寿化が達成される。
【0012】これは、ひだ折りピッチを大きくすること
なく達成されて、エレメントの小型化が図れ、また、濾
材にあって過度な素材強度も必要とされない。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例に係るフィルタエレメント
を図1乃至図3に基づき説明する。
【0014】図1に示すように、濾材(フィルタエレメ
ント)10は、吸気方向INと直交する面内にある平行
線をそれぞれ折り線として、ジグザグ状にひだ折りさ
れ、複数のひだ山12が形成されている。
【0015】ひだ山壁14には、ひだ山12の稜線方向
(折り線方向)Tに沿って、コルゲート加工によって複
数のコルゲート16が形成されて、ひだ山壁14が断続
的にひだ山幅方向(矢印W方向)に膨出された態様とな
っている。
【0016】ひだ山12の頂部には、ひだ山壁14に突
出部18が形成されている。突出部18は、ひだ山12
の稜線方向Tに所定間隔Lをおいて複数個設けられ、突
出部18間には、複数のコルゲート16による凹凸が設
けられている。これらの突出部18は、ひだ山12の高
さ方向(矢印IN方向)から見て、頂面では略円形状に
膨出形成され(図2)、稜線方向Wから見て、ひだ山壁
14の中腹から頂部に渡って倒立円錐形状とされて一部
がひだ山壁14からひだ山幅方向Wに突出形成されてい
る。隣合うひだ山12間では、各突出部18が互いに接
触している。
【0017】一方、突出部18間(間隙Lの間)のコル
ゲート16は、隣合うひだ山12間で、ひだ山幅方向W
に、コルゲート16の頂部が離れて対向配置され、突出
部18からひだ山稜線方向Tに沿って離れて位置するコ
ルゲート16程、ひだ山幅方向Wへの膨出量が低くされ
(コルゲート16のコルゲート高さが低くされて)、各
コルゲート16の頂部を通る接線Bが円弧状となってい
る。すなわち、対向するコルゲート16の頂部間の間隙
Sが、突出部18から離間するコルゲート16程、広く
されている。
【0018】次に、本実施例の作用を説明する。目詰ま
り等によって増大する濾過抵抗に起因する濾材10の変
形が生ずると、図2に示すように、ひだ山12が、突出
部18を両端とする梁のように、ひだ山12がひだ山幅
方向Wに撓み変形し、撓み変形量は、突出部18間の中
央部に行くのに従い大きくなって中央部で最大となる。
【0019】ここで、隣合うひだ山12間で対向するコ
ルゲート16の頂部間の間隙Sは、ひだ山12の稜線方
向Tで突出部18から離れて位置するコルゲート16
程、広がっており、突出部18間の中央部にあるコルゲ
ート16の頂部間の間隙Sが最も広くなっている。従っ
て、図3に撓み曲線21で示すように、濾材10の変形
時に、ひだ山12の稜線がひだ山幅方向Wに向けて撓み
変形する場合、ひだ山12の突出部18間では、対向す
るコルゲート16同士の密着が防止される。また、製作
時には、突出部18間の中央部から突出部18に向かう
のに従い、コルゲート16のコルゲート高さを高くして
あるので、ひだ山壁14の折り幅に沿う撓み変形に対向
する剛性が大きく保持される。なお、コルゲート16の
頂部間の間隙Sは、ひだ山12の撓み量に対応して決定
されるが、例えば、図2の各コルゲート16の頂部を通
る接線Bにあっては、それらのコルゲート16を含むひ
だ山12の撓み曲線21(図3)と略対称の形状となっ
ている。
【0020】これにより、濾材10の変形に伴う濾材1
0間の密着が防止されて、濾材10の濾過面積は有効に
利用され、濾過抵抗の減少、濾材10の長寿化が達成さ
れる。
【0021】これは、ひだ折りピッチ20(図2)を大
きくすることなく達成されて、濾材10の小型化が図
れ、また、濾材10にあって過度な素材強度も必要とさ
れない。
【0022】なお、突出部18間の各コルゲート16の
コルゲート高さをコルゲート成形時に連続的に変化させ
る他に、突出部28間の各コルゲート26を、まず、一
定のコルゲート高さで形成し、その後の突出部28の成
形時に、図5に示すように、突出部28の成形に伴い、
隣合うひだ山12で対向するひだ山壁14を、突出部2
8間の中央部でひだ山壁14の対向間隔が最大となるよ
うにひだ山幅方向Wに湾曲形成し、各コルゲート26の
頂部を通る接線Dを円弧状に形成し、その結果コルゲー
ト26の頂部間の間隙Sを、突出部28から離間するコ
ルゲート26程、広くするようにしてもよい。この場合
には、ひだ山30の頂面の面積が、図5に格子線で示す
ように、突出部28の近傍で大型化され、撓みに対する
強度が増す。
【0023】また、図4のグラフには、図1の本実施例
のフィルタエレメント(実線で示す)と、図6の従来の
フィルタエレメント(破線で示す)とについて、増大抵
抗に対するダスト供給量の関係が示されている。これ
は、JIS D1612に基づく試験結果である。な
お、試験終了条件は、増加抵抗が300mmAqに達し
たときとした。
【0024】この結果、従来のフィルタエレメントに対
し、本実施例に係るフィルタエレメントの寿命は、約
1.1倍に延長されることが確認された。
【0025】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、種々変更可能である。例えば、上記実施例で
は、突出部18、18が、隣合うひだ山壁14、14の
いずれにも対向形成され、両突出部18、18が接触し
ているが、突出部18が、隣合うひだ山壁14、14の
うちの一方のみに形成されて、その突出部18が他方の
ひだ山壁14に接触するようにしてもよい。更に、上記
実施例では、突出部18間の中央部から突出部18に向
けて次第にコルゲート高さが高くなるように、隣合うコ
ルゲート16のコルゲート高さが異なっているが、コル
ゲート16の一部に、同一のコルゲート高さを有するも
のが隣合って含まれていても、それらコルゲート16
が、突出部18間に渡って全体的にみれば、上記接線B
と同様に、撓み曲線21に対応した曲線上にある場合に
は、本発明は適用可能である。これらは、図5の変形例
についても同様である。
【0026】また、図1では、ひだ山12の吸入側の頂
部にある突出部18が示されているが、反吸入側につい
ても勿論適用可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るフィルタエレメントによれ
ば、濾材の変形に伴う濾材間の密着が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るフィルタエレメント
を示す斜視図である。
【図2】 本実施例に係るフィルタエレメントを吸引方
向から見た要部を示す図である。
【図3】 図2において、濾材の変形を示す図である。
【図4】 増加抵抗とダスト供給量の関係を示すグラフ
である。
【図5】 図2にあって、他の変形例を示す図である。
【図6】 従来のフィルタエレメントを示す斜視図であ
る。
【図7】 従来のフィルタエレメントを吸引方向から見
た要部を示す図である。
【図8】 図7において、濾材の変形を示す図である。
【符号の説明】
10 濾材 12 ひだ山 14 ひだ山壁 16 コルゲート 18 突出部 T 稜線方向 W ひだ山幅方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 利明 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 (72)発明者 堀江 一幸 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾材がひだ折りされてひだ山が形成され
    るとともに、ひだ山壁にはひだ山の稜線方向にコルゲー
    トが波状形成されるフィルタエレメントにおいて、前記
    ひだ山壁の頂部からひだ山幅方向に延出される突出部が
    ひだ山の稜線方向に間隔をおいて複数形成され、前記突
    出部を介在接触させて隣合うひだ山間で対向するコルゲ
    ートが互いに離間されるとともに、前記隣合うひだ山間
    で対向するコルゲートの頂部間の間隙が、突出部から離
    間するコルゲート程広くなっていることを特徴とするフ
    ィルタエレメント。
JP8230592A 1992-04-03 1992-04-03 フィルタエレメント Pending JPH05285326A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8230592A JPH05285326A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 フィルタエレメント

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JP8230592A JPH05285326A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 フィルタエレメント

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JPH05285326A true JPH05285326A (ja) 1993-11-02

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JP8230592A Pending JPH05285326A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 フィルタエレメント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005118107A1 (en) 2004-06-03 2005-12-15 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Producing method of laminated filter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005118107A1 (en) 2004-06-03 2005-12-15 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Producing method of laminated filter
US7597773B2 (en) 2004-06-03 2009-10-06 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Producing method of laminated filter

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