JPH05284920A - 冷凍ファーストフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブロック状に成型、冷凍した米飯を耐熱性シー
トの上に並べ、さらにその上に表面に縦及び／又は横に
溝又は凹凸を設けた薄板状の成型冷凍副食物を載せて袋
詰めすることによって、手軽に調理でき、解凍時に加熱
むらを無くした食品を安価に得る。 【構成】ブロック状に成型、冷凍した米飯２を耐熱性シ
ート５の上に並べ、表面に溝６を設けた薄板状に成型、
冷凍した副食物３、例えばカレーソース等を載せ、それ
を袋４に入れてシールする。食べるときは、そのまま湯
煎又は電子レンジで解凍、昇温させ、袋の封を切って、
袋のままで又は耐熱性シート５により袋４から出して食
べればよい。このような構成であるので副食物３は早く
解凍、昇温し、米飯２はブロック状であるので過熱する
ことなく、手軽にむら無く暖かいカレーライス等を美味
しく食べられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 コンビニエンスストア、フアー
ストフードストアドライブイン、喫茶店や催し物の売店
等で利用販売され、又小家族、独身者などが容易に食す
ることができる即席の冷凍食品、主として調理済み米飯
等の冷凍フアストフードに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来コンビ二エンスストア等で売られて
いる既製の米飯弁当類は保存性や腐敗等の衛生上の観
点、又は配送時の事故を避ける上で、総菜類は汁気の少
ないものが中心であった。従って流動性のソース類（カ
レー、ハヤシ号）と米飯のセットや水分の多い各種丼も
の類は少なかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来、図４に示すよう
に店頭で売られているカレーライスは、米飯２は適当な
容器９に、カレーソース３は専らパック８として別売り
されている。これは水分を含む流動性のソース類を直接
米飯にかけた場合、時間経過と共にソースは米飯に吸収
されペースト状となりおいしく食することが出来ない為
である。加熱時には、別々にパックされたものを開封す
る手間がかかり、製造上も個別の包装と容器を要するの
で人件費の増加等、コストの上昇を招き、資材の浪費、
こみの発生等種々の問題点があった、本発明はこれらの
課題を解決するためになされたものであってカレーやハ
ヤシライス、丼等汁気の多い食品を簡単に調理でき、安
価で且つごみの発生の少ない冷凍食品を提供しようとす
るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、本発明はブロック状に成型冷凍した米飯を並
べ、その表面に凹凸や溝を縦及び／又は横に設けた蒲板
状に成型冷凍した副食物を米飯の上に載置し、袋詰めに
する。さらにブロック状に成型冷凍した米飯の下に耐熱
シートをしく、このようにして上記課題を解消するもの
である。

【０００５】

【作用】 主食物と副食物が一体形であるので、そのま
ま電子レンジや蒸し器等ず加熱し、袋の上部を開口し袋
のままスプーン等で手軽に食することができる。又お皿
や器を利用する時は、袋を開封し、米飯の底敷の耐熱シ
ートを引き出すと内容物は容易にお皿の上に移すことが
できる。

【０００６】

【実施例】以下図面を参照して、本発明を更に詳細に説
明する。図１は本発明の請求項１の冷凍フアーストフー
ドの斜視図である。図２は本発明請求項２の耐熱シート
を米飯の下に敷いた冷凍フアーストフードである。図３
は請求項３の薄板状に成型冷凍した副食物の斜視図でそ
の変形例である。１は本発明の冷凍フアーストフード、
２はブロック状に成型冷凍した米飯である。これは炊き
上げた米飯を型に入れてブロック状に成型し冷凍する、
成型には握り寿司機を利用してもよい。形はレンガ状、
立方体等適宜な形状でよい。３は薄板状に成型冷凍した
カレーソース等である。表面は平面であってもよいが図
３ａに示すように縦、横に溝６を設けたり又図３ｂのよ
うに溝６をすだれ状にしてもよい、図３ｃのように凹凸
をつけたり、平板状でなく図３ｄのように波板状にして
もよい。

【０００７】これらは型にいれて冷凍して造る。厚さと
しては１０〜２０ｍｍ前後が望ましく薄いほどよい。大
きさ形状は並べたブロック状米飯の大きさ、形状に合わ
せる。４はポリエチレン等の耐熱性の袋である。次に袋
詰めするには先ず耐熱性の袋４を開け冷凍したブロック
状米飯２を所要個数を所定形状に並べ入れその上に薄板
状の冷凍カレーソース３を載せ、その袋の口をシールす
る。更に耐熱性シート５を用いる場合は先ず耐熱シート
５の上に冷凍したブロック状米飯２の所要個数を所要形
状に並べて、その上に冷凍カレーソース３を載せ耐熱性
袋４に入れ、口シールをする。この場合耐熱性袋４は縦
形に使用するのもよいが横形状にして袋詰めする方がよ
り便利である。

【０００８】食べるときは袋のまま湯煎をするか、蒸し
器又は電子レンジで加熱する。特に電子レンジを使用す
る時は、一般に水分の多い米飯部分が早く加熱され、カ
レーソース等塩分を含む副食物は時間がかかりカレーソ
ース等が加熱される頃には米飯部分が過熱して難し問題
があったが、米飯をブロック状に小さく区切ったので多
少の通気性があり、過熱することはない。又カレーソー
ス類は薄板状であり、溝や凹凸をつけたので加熱を早め
ることができる。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように米飯はブロック状
に、副食物は薄く起状をつけたので製造時の冷凍時間を
短縮し、加熱時特に電子レンジを使用する時は米飯の過
加熱を防止し副食物の加熱を速めることができる。又ふ
くろご飯として直接食べることが出来るので容器を不要
とし包装も簡単であるため、包装費用も少なくて済み安
く提供できる。又喫食後のごみの発生も少ない。更に耐
熱シートを利用することによってお皿をしようする時
も、袋のまま加熱し開封して耐熱シート５を引出すとお
皿にも簡単に移るので別々にラップする手間と費用を省
くことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本発明の請求項１の冷凍フアーストフードの
斜視図である。

【図２】は本発明の請求項２の冷凍フアーストフードの
斜視図である。

【図３】は薄板状に成型した副食物の変形例を示す斜視
図である。

【図４】は従来例の斜視図である。

【符号の説明】

１：本発明の冷凍フアーストフード ２：米飯 ３：副食物 ４：耐熱性袋 ５：耐熱性シート ６：溝 ７：凹凸 ８：副食物パック ９：容器

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブロック状に成型冷凍した米飯を並べ、
   その上に薄板状に成型冷凍した副食物を載置し、袋詰め
   にして加熱後は、そのまま袋から食べることも出来るこ
   とを特徴とする冷凍フアーストフード。
2. 【請求項２】 耐熱性シートの上にブロック状に成型冷
   凍した米飯を並べ、その上に薄板状に成型冷凍した副食
   物を載置し、袋詰めにした請求項１の冷凍フアーストフ
   ード。
3. 【請求項３】表面に縦及び／又は横に溝又は凹凸を設け
   たことを特徴とする請求項１の薄板状に成型冷凍した副
   食物。