JPH05284676A - 車両用交流発電機 - Google Patents
車両用交流発電機Info
- Publication number
- JPH05284676A JPH05284676A JP10551292A JP10551292A JPH05284676A JP H05284676 A JPH05284676 A JP H05284676A JP 10551292 A JP10551292 A JP 10551292A JP 10551292 A JP10551292 A JP 10551292A JP H05284676 A JPH05284676 A JP H05284676A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator core
- generator
- stator
- core
- increased
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速回転時の出力を増大する。
【構成】 固定子鉄心31の端板33の歯部端に、軸方
向に外方に突出部33bを設け、エアギャップの面積を
増し磁束を増加し、発電機の出力を増大し、特に低速回
転時の出力を大きくする。
向に外方に突出部33bを設け、エアギャップの面積を
増し磁束を増加し、発電機の出力を増大し、特に低速回
転時の出力を大きくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、突極回転形回転子の
車両用交流発電機に関し、特に固定子鉄心にかかわる。
車両用交流発電機に関し、特に固定子鉄心にかかわる。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の車両用交流発電機の縦断面
図である。図において、1は固定子で、固定子鉄心2と
固定子コイル3とからなる。4は回転子で、次のように
構成されている。5及び6は異極性の磁極鉄心で、双方
の磁極歯部5a及び6aが円周方向に交互に出されてい
る。7は双方の磁極鉄心間に保持された励磁コイル、8
は磁極鉄心5、6を固着した回転軸、9は回転軸8に絶
縁スリーブを介し固定された1対のスリップリング、1
0は回転軸8に固定されたファンである。
図である。図において、1は固定子で、固定子鉄心2と
固定子コイル3とからなる。4は回転子で、次のように
構成されている。5及び6は異極性の磁極鉄心で、双方
の磁極歯部5a及び6aが円周方向に交互に出されてい
る。7は双方の磁極鉄心間に保持された励磁コイル、8
は磁極鉄心5、6を固着した回転軸、9は回転軸8に絶
縁スリーブを介し固定された1対のスリップリング、1
0は回転軸8に固定されたファンである。
【0003】次に、11及び12は前ブラケット及び後
ブラケットで、締付けボルト13により固定子鉄心2を
結合しており、軸受14及び15を介し、回転軸8を支
持している。16は回転軸8に取付けられたプーリで、
機関の回転がベルト手段を介し伝えられ、回転軸8を回
転させる。
ブラケットで、締付けボルト13により固定子鉄心2を
結合しており、軸受14及び15を介し、回転軸8を支
持している。16は回転軸8に取付けられたプーリで、
機関の回転がベルト手段を介し伝えられ、回転軸8を回
転させる。
【0004】18はブラシ保持器で、保持したブラシ1
9をスリップリング9に圧接させ励磁電流を通じる。2
0は固定子コイル5に誘導された交流電圧を直流電圧に
整流して出力する整流器、21は整流出力電圧を検出
し、励磁電流を制御し端子電圧を所定値に調整する電圧
調整器である。
9をスリップリング9に圧接させ励磁電流を通じる。2
0は固定子コイル5に誘導された交流電圧を直流電圧に
整流して出力する整流器、21は整流出力電圧を検出
し、励磁電流を制御し端子電圧を所定値に調整する電圧
調整器である。
【0005】上記交流発電機において、回転子4が回転
されると、磁極鉄心5、6による磁束がエアギャップを
経て固定子鉄心2を通り、固定子コイル3に交流電圧が
発生する。この交流電圧は整流器20により整流され、
直流電圧とし蓄電池の充電や直流負荷に供給する。この
供給端子電圧は電圧調整器21により所定値に調整され
る。
されると、磁極鉄心5、6による磁束がエアギャップを
経て固定子鉄心2を通り、固定子コイル3に交流電圧が
発生する。この交流電圧は整流器20により整流され、
直流電圧とし蓄電池の充電や直流負荷に供給する。この
供給端子電圧は電圧調整器21により所定値に調整され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両用交流発電機では、回転子4の低速回転時において所
要の出力を供給するためには、磁束を増加する必要があ
る。磁気回路の磁気抵抗はエアギャップが一番大きい。
そこで、エアギャップでの磁気抵抗を減少し、磁束を増
加するには、固定子鉄心2の鉄心長を長くする必要があ
った。このようにすると、発電機の全長が大きくなり、
重量が増加するという問題点があった。また、鉄心長を
長くすると、固定子コイル3の長さが増しインダクタン
スが大きくなり、高速回転時において、ある速度を超え
ると、かえって出力が低下してくるという問題点があっ
た。
両用交流発電機では、回転子4の低速回転時において所
要の出力を供給するためには、磁束を増加する必要があ
る。磁気回路の磁気抵抗はエアギャップが一番大きい。
そこで、エアギャップでの磁気抵抗を減少し、磁束を増
加するには、固定子鉄心2の鉄心長を長くする必要があ
った。このようにすると、発電機の全長が大きくなり、
重量が増加するという問題点があった。また、鉄心長を
長くすると、固定子コイル3の長さが増しインダクタン
スが大きくなり、高速回転時において、ある速度を超え
ると、かえって出力が低下してくるという問題点があっ
た。
【0007】あるいは、低速時に高出力を得るように、
プーリ16の直径比を大きく設定すると、高速回転時に
回転子4が遠心力に耐えなくなるので、低速時の高出力
を得ることは制約されるという問題点があった。
プーリ16の直径比を大きく設定すると、高速回転時に
回転子4が遠心力に耐えなくなるので、低速時の高出力
を得ることは制約されるという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、固定子鉄心長を長くすること
なく、低速時での出力を増加できる車両用交流発電機を
得ることを目的としている。
るためになされたもので、固定子鉄心長を長くすること
なく、低速時での出力を増加できる車両用交流発電機を
得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる車両用
交流発電機は、固定子鉄心の端板の歯部端から、軸方向
に外方に突出部を設けたものである。
交流発電機は、固定子鉄心の端板の歯部端から、軸方向
に外方に突出部を設けたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、固定子鉄心の端板の歯部
端に軸方向に外方への突出部により、回転子の磁極鉄心
とのエアギャップ面積が増大して磁束が増加し、低速時
における発電機出力が増大する。
端に軸方向に外方への突出部により、回転子の磁極鉄心
とのエアギャップ面積が増大して磁束が増加し、低速時
における発電機出力が増大する。
【0011】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
車両用交流発電機の縦断面図であり、3〜16、18〜
21、5a、6aは図4と同様である。31は固定子
で、固定子鉄心32と固定子コイル3とからなる。固定
子鉄心32は両側の端板33の歯部端に、それぞれ軸方
向に外方に突出部33bを設けている。
車両用交流発電機の縦断面図であり、3〜16、18〜
21、5a、6aは図4と同様である。31は固定子
で、固定子鉄心32と固定子コイル3とからなる。固定
子鉄心32は両側の端板33の歯部端に、それぞれ軸方
向に外方に突出部33bを設けている。
【0012】実施例2.図2(A)に固定子鉄心32を
正面図で、図2(B)に側面断面図で示す。電気鉄板な
ど磁性板からなる端板33の歯部33a端が他の鉄心板
より延長され、軸方向に外方に折曲げられ、突出部33
bを形成している。Lcは積層された固定子鉄心32の
鉄心長で、Lは突出部33bを含めた長さを示す。固定
子鉄心32の内周と、磁極鉄心5、6とのエアギャップ
長は、突出部33bの内周を含め均等にしており、エア
ギャップの面積を増大している。このように、エアギャ
ップ面積が増大したことにより磁束が増し、発電機出力
が増加する。
正面図で、図2(B)に側面断面図で示す。電気鉄板な
ど磁性板からなる端板33の歯部33a端が他の鉄心板
より延長され、軸方向に外方に折曲げられ、突出部33
bを形成している。Lcは積層された固定子鉄心32の
鉄心長で、Lは突出部33bを含めた長さを示す。固定
子鉄心32の内周と、磁極鉄心5、6とのエアギャップ
長は、突出部33bの内周を含め均等にしており、エア
ギャップの面積を増大している。このように、エアギャ
ップ面積が増大したことにより磁束が増し、発電機出力
が増加する。
【0013】図3はこの発明の実施例2による固定子鉄
心を示す。図3(A)に固定子鉄心32の正面図を、図
3(B)に側面断面図を、図3(C)に図3(A)の部
分拡大図を、図3(D)に図3(C)の歯部の下面図を
示す。端板34の歯部34端が他の鉄心板より延長さ
れ、軸方向に外方に折曲げられ、突出部34bを形成し
ている。この突出部34bには、図3(C)及び(D)
に示すように、複数のスリット34cを設けている。発
電機が発生する交流電圧の周波数は、機関回転数が高い
場合は、1kHz程度になるので、突出部34bには交番
磁界により渦電流が流れるが、スリット34cにより渦
電流の発生が抑制され、発電機の高速時の特性低下が防
がれる。
心を示す。図3(A)に固定子鉄心32の正面図を、図
3(B)に側面断面図を、図3(C)に図3(A)の部
分拡大図を、図3(D)に図3(C)の歯部の下面図を
示す。端板34の歯部34端が他の鉄心板より延長さ
れ、軸方向に外方に折曲げられ、突出部34bを形成し
ている。この突出部34bには、図3(C)及び(D)
に示すように、複数のスリット34cを設けている。発
電機が発生する交流電圧の周波数は、機関回転数が高い
場合は、1kHz程度になるので、突出部34bには交番
磁界により渦電流が流れるが、スリット34cにより渦
電流の発生が抑制され、発電機の高速時の特性低下が防
がれる。
【0014】なお、上記実施例では、端板33、34の
歯部33a、34a端を延長し、軸方向に外方に折曲げ
突出部33b、34bを形成したが、端板は他の鉄心板
と同様の歯部にし、別途に突出部を強磁性材で形成し、
端板の歯部端に軸方向に外方に溶接固着してもよい。
歯部33a、34a端を延長し、軸方向に外方に折曲げ
突出部33b、34bを形成したが、端板は他の鉄心板
と同様の歯部にし、別途に突出部を強磁性材で形成し、
端板の歯部端に軸方向に外方に溶接固着してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、固定
子鉄心の端板の歯部端に、軸方向に外方に突出部を設け
たので、固定子鉄心と磁極鉄心間のエアギャップの面積
が増大し、発電機出力が増加し、特に低速時での出力増
加が著しい。また、従来の発電機と同一出力定格の場合
は、固定子鉄心長が短縮され、小形軽量化される。
子鉄心の端板の歯部端に、軸方向に外方に突出部を設け
たので、固定子鉄心と磁極鉄心間のエアギャップの面積
が増大し、発電機出力が増加し、特に低速時での出力増
加が著しい。また、従来の発電機と同一出力定格の場合
は、固定子鉄心長が短縮され、小形軽量化される。
【図1】この発明の一実施例による車両用交流発電機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1の固定子鉄心を示し、(A)図は正面図、
(B)図は(A)図の側面断面図である。
(B)図は(A)図の側面断面図である。
【図3】この発明の実施例2による固定子鉄心を示し、
(A)図は正面図、(B)図は(A)図の側面断面図、
(C)図は(A)図の部分拡大図、(D)図は(C)図
の歯部の下面図である。
(A)図は正面図、(B)図は(A)図の側面断面図、
(C)図は(A)図の部分拡大図、(D)図は(C)図
の歯部の下面図である。
【図4】従来の車両用交流発電機の縦断面図である。
4 回転子 5、6 磁極鉄心 31 固定子 32 固定子鉄心 33、34 端板 33a、34a 歯部 33b、34b 突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 固定子鉄心の両側の端板の歯部端に、軸
方向に外方に突出部を設け、上記固定子鉄心の内周と回
転子の磁極鉄心とのエアギャップの面積を増大したこと
を特徴とする車両用交流発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10551292A JPH05284676A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 車両用交流発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10551292A JPH05284676A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 車両用交流発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05284676A true JPH05284676A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14409659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10551292A Pending JPH05284676A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 車両用交流発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05284676A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7977846B2 (en) * | 2006-10-02 | 2011-07-12 | Denso Corporation | Rotor for vehicular alternating current generator |
KR20120068202A (ko) * | 2010-12-17 | 2012-06-27 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 구동모터 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10551292A patent/JPH05284676A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7977846B2 (en) * | 2006-10-02 | 2011-07-12 | Denso Corporation | Rotor for vehicular alternating current generator |
KR20120068202A (ko) * | 2010-12-17 | 2012-06-27 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 구동모터 |
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