JPH05284368A - 画像データ符号化・復元方法及びその装置 - Google Patents

画像データ符号化・復元方法及びその装置

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JPH05284368A
JPH05284368A JP7795792A JP7795792A JPH05284368A JP H05284368 A JPH05284368 A JP H05284368A JP 7795792 A JP7795792 A JP 7795792A JP 7795792 A JP7795792 A JP 7795792A JP H05284368 A JPH05284368 A JP H05284368A
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JP7795792A
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English (en)
Inventor
Kimitaka Murashita
君孝 村下
Tsuguo Noda
嗣男 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データをm×nのブロックに分割して、
各ブロックを符号化する画像データ符号化・復元方法及
びその装置に関し、画像間で変化の少ない連続画像を小
規模な回路で効率良く符号化・復元することができる画
像データ符号化・復元方法及びその装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 画像データを、m×nの画素をブロックとし
て符号化する画像データ符号化方法において、現画像と
前画像の同一位置のブロックの同一位置の画素の変化量
を検出し、該ブロックの内容の変化の有無を判定するス
テップと、該判定結果をブロック情報として出力ステッ
プと、該判定により変化有りとされた有効ブロックのみ
を符号化して、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図13乃至図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1乃至図2) 作用 実施例 (a) 第1の実施例の説明(図3乃至図7) (b) 第2の実施例の説明(図8乃至図10) (c) 第3の実施例の説明(図11乃至図12) (d) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データをm×nの
ブロックに分割して、各ブロックを符号化する画像デー
タ符号化・復元方法及びその装置に関する。
【0003】画像データは、コードデータに比し、デー
タ量が膨大であり、特に、中間調画像やカラー画像のデ
ータを蓄積し、或いは高速、高品質で伝送するこめに
は、画素毎の階調値を高能率に符号化する必要がある。
【0004】このような画像データの高能率圧縮方法と
して、例えば適応離散コサイン変換符号化方式がある。
適応離散コサイン変換符号化方式(Adaptive Discrete
Cosine Transform)は、画像を8×8画素からなるブロ
ックに分割して、各ブロックの画信号を2次元離散コサ
イン変換(以下DCTという)により空間周波数分布の
係数に変換し、視覚に適応した閾値で量子化し、求まっ
た量子化係数を統計的に求めたハフマン・テーブルによ
り符号化するものである。
【0005】このような多値画像の符号化方式では、連
続画像を効率良く符号化することが要求されている。
【0006】
【従来の技術】図13、図14は従来技術の説明図(そ
の1)、(その2)である。従来の静止画像の符号化装
置では、例えば静止画像の集合と考えられるアニメーシ
ョン画像のように、各画像間に相関が大きく、変化が少
ない場合でも、各画像を単独に符号化していた。
【0007】例えば、図13に示す適応離散コサイン変
化符号化方式では、図13(A)のように、ブロックバ
ッファ10に1ブロック(8×8画素)のデータを保持
し、2次元DCT変換部16で各ブロックの画信号を2
次元離散コサイン変換により空間周波数分布の係数に変
換し、量子化部17で視覚に適応した閾値で量子化し、
量子化係数を可変長符号化部18で統計的に求めたハフ
マン・テーブルにより可変長符号化して出力する。
【0008】同様に、図13(B)の復元側では、かか
る符号化データを可変長復号部33で固定長に復号し
て、逆量子化部34で逆量子化して、DCT係数に復元
し、逆DCT変換部35でブロック画像に変換し、ブロ
ック内画素書き込み制御部45により、画像メモリ39
のブロックアドレス発生部38のブロックアドレス位置
に復元画像を書き込む。
【0009】又、テレビ会議装置等の連続シーンを対象
とする動画像の符号化技術でも、各画像を単独に符号化
していた。即ち、図14(A)に示すように、前画像を
保持する画像メモリ28のブロック画像と現画像のブロ
ック画像との差分を差分画像生成部29で算出し、ブロ
ックバッファ10で保持して、2次元DCT変換部16
で各ブロックの画信号を2次元離散コサイン変換により
空間周波数分布の係数に変換し、量子化部17で視覚に
適応した閾値で量子化し、量子化係数を可変長符号化部
18で統計的に求めたハフマン・テーブルにより可変長
符号化して出力する。
【0010】また、量子化係数は、逆量子化部25で逆
量子化して、DCT係数に逆変換した後、逆DCT変換
部26で逆DCT変換して、差分ブロック画像に変換
し、画像メモリ28の前画像と加算して、画像メモリ2
8を更新する。
【0011】同様に、図14(B)の復元側では、かか
る符号化データを可変長復号部33で固定長に復号し
て、逆量子化部34で逆量子化して、DCT係数に復元
し、逆DCT変換部35で差分ブロック画像に変換し、
ブロック内画素書き込み制御部45により、画像メモリ
39のブロックアドレス発生部38のブロックアドレス
位置に差分画像と前画像を加算部46で加算した画像を
書き込む。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 従来の静止画像の符号化技術では、小規模の回路で装
置を構成できるものの、画像間で変化が少ない画像に対
しても、各画像毎に独立して符号化するため、アニメー
ションやカメラを固定したテレビ電話の画像のように、
連続する画像間で非常に変化が少ない場合でも、圧縮率
を高めることができない。
【0013】動画像の符号化技術を用いた場合には、
差分符号化のため、圧縮率は高められるが、装置が大規
模化する。従って、本発明は、画像間で変化の少ない連
続画像を小規模な回路で効率良く符号化・復元すること
ができる画像データ符号化・復元方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1、図2は本発明の原
理図(その1)、(その2)である。本発明の請求項1
は、図1に示すように、画像データを、m×nの画素を
ブロックとして符号化する画像データ符号化方法におい
て、現画像と前画像の同一位置のブロックの同一位置の
画素の変化量を検出し、該ブロックの内容の変化の有無
を判定するステップと、該判定結果をブロック情報とし
て出力するステップと、該判定により変化有りとされた
有効ブロックのみを符号化して、出力するステップとを
有することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項2は、請求項1において、
符号化ステップは、前記ブロック単位に直交変換するも
のであることを特徴とする。本発明の請求項3は、請求
項1又は2において、前記判定結果を保持しておき、前
記有効ブロックの符号化データとともに、出力すること
を特徴とする。
【0016】本発明の請求項4は、請求項1又は2にお
いて、前記判定結果により、前記有効ブロックの符号化
データに続いて、連続する無効ブロックの数を前記ブロ
ック情報として出力することを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5は、請求項1又は2にお
いて、前記ブロック情報を符号化して出力することを特
徴とする。本発明の請求項6は、請求項1又は2又は3
又は4又は5において、前記ブロック内容の変化の有無
を判定するため、現画像と前画像の同一ブロック内の同
一位置にある画素の差の絶対値を求め、前記ブロック内
の該差の絶対値の最大値を得て、該最大値と予め定めた
閾値とを比較することを特徴とする。
【0018】本発明の請求項7は、請求項1又は2又は
3又は4又は5において、前記ブロック内容の変化の有
無を判定するため、現画像と前画像の同一ブロック内の
同一位置にある画素の差の絶対値の総和を求め、求めた
総和と予め定めた閾値とを比較することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項8は、請求項1又は2又は
3又は4又は5において、前記ブロック内容の変化の有
無を判定するため、現画像と前画像の同一ブロック内の
同一位置にある画素の差の二乗値の総和を求め、求めた
総和と予め定めた閾値とを比較することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項9は、画像データをm×n
の画素をブロックとして、符号化する画像データ符号化
装置において、前画像を保持する前画像保持手段14
と、現画像を保持する現画像保持手段10と、前画像と
現画像の同一位置のブロック内の画素値の変化を検出す
る画素値変化判別手段11と、該画素値変化判別手段1
1の出力から該ブロックの内容の変化の有無を判定する
ブロック変化判定手段12と、画像をブロック単位に符
号化する符号化手段16、17、18と、該判定結果か
ら変化有りとされた有効ブロックのみを該符号化手段1
6、17、18に出力する選択手段13と、該判定結果
により、該判定手段12の判定結果をブロック情報とし
て、該符号化データとともに出力する出力手段20とを
有することを特徴とする。
【0021】本発明の請求項10は、請求項9におい
て、前記符号化手段16、17、18は、前記ブロック
単位に直交変換するものであることを特徴とする。本発
明の請求項11は、請求項9又は10において、前記判
定結果を保持するブロック情報保持手段15を設けたこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の請求項12は、請求項9又は10
において、前記判定結果のうち変化のないと判定した無
効ブロック数を計数する計数手段21を設け、前記出力
手段20から前記有効ブロックの符号化データに続い
て、連続する無効ブロックの数を前記ブロック情報とし
て出力することを特徴とする。
【0023】本発明の請求項13は、請求項9又は10
において、前記保持したブロック情報を符号化して出力
するブロック情報符号化手段23を設けたことを特徴と
する。
【0024】本発明の請求項14は、請求項9又は10
又は11又は12又は13において、前記ブロック変化
判定手段12は、現画像と前画像の同一ブロック内の同
一位置にある画素の差の絶対値を求め、前記ブロック内
の該差の絶対値の最大値を得て、該最大値と予め定めた
閾値とを比較することを特徴とする。
【0025】本発明の請求項15は、請求項9又は10
又は11又は12又は13において、前記ブロック変化
判定手段12は、現画像と前画像の同一ブロック内の同
一位置にある画素の差の絶対値の総和を求め、求めた総
和と予め定めた閾値とを比較することを特徴とする。
【0026】本発明の請求項16は、請求項9又は10
又は11又は12又は13において、前記ブロック変化
判定手段12は、現画像と前画像の同一ブロック内の同
一位置にある画素の差の二乗値の総和を求め、求めた総
和と予め定めた閾値とを比較することを特徴とする。
【0027】本発明の請求項17は、図2に示すよう
に、請求項1の符号化データを復元する画像データ復元
方法において、符号化データから画像ブロックを復元す
るステップと、ブロック情報により書き込みアドレスを
算出するステップと、該算出アドレスに従い該復元画像
ブロックを画像メモリに書き込むステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0028】本発明の請求項18は、請求項17におい
て、入力データから前記符号化データと前記ブロック情
報を分離するステップを有することを特徴とする。本発
明の請求項19は、請求項17又は18において、前記
書き込みアドレスを算出するステップは、前記ブロック
情報から無効ブロック数を計数して、該書き込みアドレ
スを制御することを特徴とする。
【0029】本発明の請求項20は、請求項17又は1
8において、前記書き込みアドレスを算出するステップ
は、前記ブロック情報の無効ブロック数により、該書き
込みアドレスを制御することを特徴とする。
【0030】本発明の請求項21は、請求項17又は1
8又は19又は20において、符号化されたブロック情
報を復号化して、前記書き込みアドレスを算出すること
を特徴とする。
【0031】本発明の請求項22は、請求項9の符号化
装置により符号化された符号化データを復元する画像デ
ータ復元装置において、符号化データから画像ブロック
を復元する復元手段33、34、35と、ブロック情報
により書き込みアドレスを算出するアドレス算出手段3
7、38と、該算出アドレスに従って該復元画像ブロッ
クを格納する画像メモリ39とを有することを特徴とす
る。
【0032】本発明の請求項23は、請求項22におい
て、入力データから前記符号化データと前記ブロック情
報を分離する分離手段30を有することを特徴とする。
本発明の請求項24は、請求項22又は23において、
前記書き込みアドレスを算出手段37、38は、前記ブ
ロック情報から無効ブロック数を計数して、該書き込み
アドレスを制御することを特徴とする。
【0033】本発明の請求項25は、請求項22又は2
3において、前記書き込みアドレスを算出手段37、4
1は、前記ブロック情報の無効ブロック数により、該書
き込みアドレスを制御することを特徴とする。
【0034】本発明の請求項26は、請求項22又は2
3又は24又は25において、符号化されたブロック情
報を復号する復号手段42を設け、復号化されたブロッ
ク情報から前記書き込みアドレスを算出することを特徴
とする。
【0035】
【作用】本発明の請求項1及び9では、前画像と現画像
の同一位置のブロックの内、前画像から変化のある画像
ブロックのみを選択して符号化するので、変化のない背
景部分の多い画像では、画像全体で必要な符号データを
大幅に省略できる。
【0036】又、各ブロックの変化の有無をブロック情
報として出力するので、このようにしても、変化のあっ
たブロックを復元側で識別できる。本発明の請求項2及
び10では、符号化を直交変換によるものとしたので、
回路規模を小さくして、圧縮率を高めることができる。
【0037】本発明の請求項3及び11では、ブロック
変化の有無であるブロック情報を保持するので、ブロッ
ク情報をまとめて出力できる。本発明の請求項4及び1
2では、有効ブロックの符号化データに続いて、連続す
る無効ブロックの数をブロック情報として出力するの
で、有効ブロック情報分圧縮率を高めることができる。
【0038】本発明の請求項5及び13では、保持した
ブロック情報を符号化して出力するので、ブロック情報
も圧縮できる。本発明の請求項6及び14では、現画像
と前画像の同一ブロック内の同一位置にある画素の差の
絶対値を求め、ブロック内の差の絶対値の最大値を得
て、最大値と予め定めた閾値とを比較して、ブロック内
容の変化を判定するので、簡易な回路により、ブロック
の変化の有無を判定できる。
【0039】本発明の請求項7及び15では、現画像と
前画像の同一ブロック内の同一位置にある画素の差の絶
対値の総和を求め、求めた総和と予め定めた閾値とを比
較して、ブロック内容の変化を判定するので、変化の有
無を正確に判定できる。
【0040】本発明の請求項8及び16では、現画像と
前画像の同一ブロック内の同一位置にある画素の差の二
乗値の総和を求め、求めた総和と予め定めた閾値とを比
較して、ブロック内容の変化を判定するので、厳密にブ
ロックの変化の有無を判定できる。
【0041】本発明の請求項17及び22では、復元画
像をブロック情報から得たアドレス位置に書き込むの
で、有効ブロックのみを符号化して出力しても、変化の
あるブロック画像のみを更新できる。
【0042】本発明の請求項18及び23では、入力デ
ータから前記符号化データと前記ブロック情報を分離す
るので、ブロック情報を混在して出力しても、容易に分
離して、変化のあるブロック画像のみを更新できる。
【0043】本発明の請求項19及び24では、ブロッ
ク情報から無効ブロック数を計数して、書き込みアドレ
スを制御するので、簡易に書き込みアドレスをブロック
情報で制御できる。
【0044】本発明の請求項20及び25では、ブロッ
ク情報から無効ブロック数を抽出するので、より簡易に
書き込みアドレスをブロック情報で制御できる。本発明
の請求項21及び26では、符号化されたブロック情報
を復号するので、ブロック情報を符号化して、圧縮率を
向上しても、ブロック情報を用いて、復元画像を書き込
み制御できる。
【0045】
【実施例】(a) 第1の実施例の説明 図3は本発明の第1の実施例符号化部構成図、図4は本
発明の第1の実施例ブロック変化算出部の構成図、図5
は本発明の第1の実施例符号化データの説明図である。
【0046】図3中、10はブロックバッファであり、
入力される画像データの1ブロック分を保持するもの、
11は変化算出部であり、入力されたブロックと1画面
バッファ14の同一ブロック位置のブロック画像を、画
素単位に比較し、画素値の変化量を算出するもの、12
はブロック変化判定部であり、ブロック内の画素値の変
化量と閾値保持部12aの閾値とを比較して、各ブロッ
クの内容変化を判定するものであり、図4にて後述する
ものである。
【0047】13はスイッチであり、ブロック変化判定
部12の変化あり(有効ブロック)判定に応じて、ブロ
ックバッファ10の内容をDCT変換部16と1画面バ
ッファ14に出力するもの、14は1画面バッファであ
り、1画面分の前画像を保持し、ブロックバッファ10
に読み出されたブロックと同一位置のブロック画像を読
み出し出力し、有効ブロックのブロック画像で当該同一
位置の画像を書き換えるものである。
【0048】15はブロック情報保持部であり、ブロッ
ク変化判定部12の判定情報(変化有りで「1」、変化
無しで「0」)を1画面分保持しておくもの、16はD
CT変換部であり、送られてきたブロック画像を2次元
離散コサイン変換して、空間周波数分布の係数に変換す
るものである。
【0049】17は量子化部であり、量子化閾値保持部
17aの視覚に適応した閾値で空間周波数分布の係数を
量子化して、量子化係数を得るもの、18は可変長符号
化部であり、ハフマン符号表保持部18aの統計的に求
めたがハフマン・テーブルにより、量子化係数を可変長
符号化するものである。
【0050】19は符号化データ保持部であり、可変長
符号化部18で符号化データを1画面分保持しておくも
のであり、20はマルチプレクサであり、ブロック情報
保持部15のブロック情報と符号化データ保持部19の
符号化データを選択的に出力するものである。
【0051】次に、図4により、ブロック変化判定部に
ついて説明する。図4(A)は、ブロック変化判定部の
第1の実施例であり、変化算出部11からの画素変化量
の絶対値を絶対値算出部120で算出して、ブロック内
最大値検出部121でブロック内の各画素変化量の絶対
値を比較して、最大値を検出して、保持する。
【0052】閾値保持部12aには、有効/無効ブロッ
ク(変化有り/変化無し)の閾値が格納されており、1
ブロックの変化量の算出終了により、閾値保持部12a
の最大閾値T1とブロック内最大値検出部121の1ブ
ロック内の最大変化値Aとを比較部122で比較して、
最大変化値Aが最大閾値T1以上なら、変化有り(有効
ブロック)と判定して、「1」を出力し、最大変化値A
が最大閾値T1未満なら、変化無し(無効ブロック)と
判定して、「0」を出力するものである。
【0053】この実施例では、絶対値を検出するだけで
良いので、比較的簡単な回路で、各ブロック内容の変化
有り/無しを判定できる。図4(B)は、ブロック変化
判定部の第2の実施例であり、変化算出部11からの画
素変化量の絶対値を絶対値算出部120で算出して、ブ
ロック内累積加算部123でブロック内の各画素変化量
の絶対値の累積値を算出して、保持する。
【0054】閾値保持部12aには、有効/無効ブロッ
ク(変化有り/変化無し)の累積閾値が格納されてお
り、1ブロックの変化量の算出終了により、閾値保持部
12aの累積閾値T2とブロック内累積加算部123の
1ブロック内の累積値Bとを比較部122で比較して、
累積値Bが累積閾値T2以上なら、変化あり(有効ブロ
ック)と判定して、「1」を出力し、累積値Bが累積閾
値T2未満なら、変化無し(無効ブロック)と判定し
て、「0」を出力するものである。
【0055】この実施例では、累積値により判定するの
で、1ブロック全体の変化をチェックできる。図4
(C)は、ブロック変化判定部の第3の実施例であり、
変化算出部11からの画素変化量の2乗値を2乗演算部
124で算出して、ブロック内累積加算部125でブロ
ック内の各画素変化量の2乗値の累積値を算出して、保
持する。
【0056】閾値保持部12aには、有効/無効ブロッ
ク(変化有り/変化無し)の累積閾値が格納されてお
り、1ブロックの変化量の算出終了により、閾値保持部
12aの累積閾値T3とブロック内累積加算部125の
1ブロック内の累積値Cとを比較部122で比較して、
累積値Cが累積閾値T3以上なら、変化有り(有効ブロ
ック)と判定して、「1」を出力し、累積値Cが累積閾
値T3未満なら、変化無し(無効ブロック)と判定し
て、「0」を出力するものである。
【0057】この実施例では、画素変化量の2乗値の累
積により判定しているので、変化量が強調されるので、
視覚的に正確に1ブロック内の変化を判定できる。図5
を用いて、図3、図4の構成の動作を説明する。
【0058】1ブロックの原画像データは、ブロックバ
ッファ10に書き込まれるとともに、変化算出部11に
出力され、変化算出部11では、1画面バッファ14に
保持されている基準画像の該ブロックの同一位置にある
画素と比較し、その変化量をブロック変化判定部12に
出力する。
【0059】ブロック変化判定部12では、図4のいず
れかの構成により、当該ブロックが有効ブロックである
か否かを判定し、判定結果をスイッチ13、ブロック情
報保持部15に出力する。
【0060】ブロック情報保持部15では、有効ブロッ
クなら「1」を、無効ブロックなら「0」をブロック情
報として、1画面全ブロックについて保持し、スイッチ
13は、無効ブロックなら、これ以上の処理を行わず、
有効ブロックであれば、スイッチ13を開いて、ブロッ
クバッファ10の当該ブロック画像をDCT変換部16
に送るとともに、1画面バッファ14に出力し、基準画
像を更新する。
【0061】DCT変換部16、量子化部17、可変長
符号化部18では、送られてきたブロック画像につい
て、DCT変換、線形量子化、可変長符号化を行い、有
効ブロックの可変長符号を符号化データ保持部19に保
持させる。
【0062】このようにして、1画面分の全ブロック
(例えば、PAL方式では、720×576画素のた
め、8×8のブロックは、90×72=6480とな
る)の処理が終了すると、図5に示すように、マルチプ
レクサ20は、ブロック情報保持部15の6480ビッ
トのブロック情報の後に、符号化データ保持部19の有
効ブロックの符号化データを出力する。
【0063】このように、前画像に対し、変化のある有
効ブロックを判定して、有効ブロックのみ符号化するの
で、符号化量を大幅に削減でき、このように有効ブロッ
クのみを出力しても、ブロック情報を出力するので、復
元側で有効ブロックのブロック位置を認識でき、画像の
復元が可能となる。
【0064】次に、復元側について、図6、図7により
説明する。図6は本発明の第1の実施例復元部構成図、
図7は本発明の第1の実施例アドレス算出部の構成図で
ある。
【0065】図6中、30はデマルチプレクサであり、
入力データをブロック情報と符号化データとに分離する
もの、31はブロック情報保持部であり、送られたブロ
ック情報を保持しておくもの、32は符号データ保持部
であり、送られた符号データを保持しておくもの、33
は可変長復号部であり、ハフマン復号表保持部33aの
統計的に求めたがハフマン・テーブルにより、可変長符
号化を固定長の量子化係数に変換するものでる。
【0066】34は逆量子化部であり、逆量子化閾値保
持部34aの閾値で量子化係数を線形逆量子化(乗算)
して、空間周波数分布の係数に変換するもの、35は逆
DCT変換部であり、空間周波数分布の係数を逆2次元
離散コサイン変換して、画像ブロック(画像空間のデー
タ)に復元するもの、36は復元画像保持部であり、復
元画像を1ブロック分保持するものである。
【0067】37はブロック情報検出部であり、ブロッ
ク情報から連続する無効ブロック数を検出するもの、3
8はアドレス算出部であり、図7で後述するように、無
効ブロックのアドレスをスキップし、有効ブロックのブ
ロックアドレスをフレームメモリ39に送るもの、39
はフレームメモリであり、1画面メモリであり、アドレ
ス算出部38の有効ブロックアドレスの位置に、復元画
像保持部36の1ブロック画像が書き込まれるものであ
る。
【0068】次に、図7により、アドレス算出部38に
ついて説明すると、クロック発生部380の発生クロッ
クは、可変であり、更新制御部387により制御され
る。無効ブロック数は、ラッチ回路385によりラッチ
され、更新制御部387は、ブロック情報検出部37か
ら無効ブロック信号が到来すると、クロック発生部38
0を動作し、カウンタ381をインクリメントさせ、ラ
ッチした無効ブロック数と比較部386で比較する。
【0069】クロック発生部380のクロックは、オア
回路382を介してXアドレスカウンタ383をインク
リメントし、Xアドレスカウンタ383がカウントアッ
プすると、Yアドレスカウンタ384をインクリメント
する。
【0070】更新制御部387は、比較部386の一致
出力を受けると、クロック発生部380のクロック発生
を停止し、カウンタ381をリセットし、ブロック情報
検出部37の有効ブロック信号により、Xアドレスカウ
ンタ383とYアドレスカウンタ384のブロックアド
レスをフレームメモリ39に出力許可する。
【0071】これにより、復元画像保持部36の復元画
像が、フレームメモリ39の当該ブロックアドレス位置
に書き込まれ、書き込み終了により、ブロック更新信号
を発生し、オア回路382を介してXアドレスカウンタ
383をインクリメントする。
【0072】このようにして、無効ブロックは、クロッ
ク発生部380の高速クロックでアドレスをスキップ
し、有効ブロックは、書き込み終了によるブロック更新
信号により、アドレスカウンタ383、384をインク
リメントする。
【0073】次に、図6、図7の動作を説明すると、入
力データは、デマルチプレクサ30により、符号データ
とブロック情報に分離され、符号データは符号データ保
持部32に保持され、ブロック情報は、ブロック情報保
持部31に保持される。
【0074】符号データ保持部32の可変長符号データ
は、可変長復号部33で符号化側で用いた符号テーブル
と逆の構成の復号テーブル33aから固定長の量子化係
数に復元される。
【0075】得られた逆量子化係数は、逆量子化部34
で逆量子化閾値34aを用いて、線形逆量子化され、逆
DCT変換部35に出力し、逆DCT変換部35では、
逆量子化係数を2次元逆DCT変換し、画像空間のデー
タ(復元画像)に変換する。
【0076】これらの処理は、1ブロック単位に行わ
れ、復元された1ブロックの復元画像は、復元画像保持
部36に一旦保持される。一方、ブロック情報は、ブロ
ック情報検出部37で有効ブロックの存在と連続する無
効ブロック数を計数し、アドレス算出部38に出力し、
アドレス算出部38では、送られてきた情報に従って、
復元画像保持部36に保持されている復元画像をフレー
ムメモリ39に書き込むアドレスを算出し、フレームメ
モリ39に送り、フレームメモリ39では、アドレス情
報に従って復元画像保持部36に保持されている復元画
像を書き込む。
【0077】このようにして、有効ブロックの符号デー
タを送っても、ブロック情報により、有効ブロックのブ
ロックアドレスを算出でき、画面の対応位置のブロック
画像を更新できる。
【0078】(b) 第2の実施例の説明 図8は本発明の第2の実施例符号化部構成図、図9は本
発明の第2の実施例符号化データ説明図である。
【0079】図8中、図3、図4で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してあり、21は無効ブロック
数計数部であり、ブロック変化判定部12からの判定結
果の内、連続する無効ブロック数を計数し、有効ブロッ
クの検出により、リセットして、計数値を出力するも
の、22は無効ブロック情報発生部であり、無効ブロッ
ク数を有効ブロックの符号データに続いて送るためのも
のである。
【0080】この構成の動作を、図9を用いて説明す
る。1ブロックの原画像データは、ブロックバッファ1
0に書き込まれるとともに、変化算出部11に出力さ
れ、変化算出部11では、1画面バッファ14に保持さ
れている基準画像の該ブロックの同一位置にある画素と
比較し、その変化量をブロック変化判定部12に出力す
る。
【0081】ブロック変化判定部12では、図4のいず
れかの構成により、当該ブロックが有効ブロックである
か否かを判定し、判定結果をスイッチ13、無効ブロッ
ク数計数部21に出力する。
【0082】無効ブロック数計数部21では、有効ブロ
ック(「1」)によりリセットされ、無効ブロック
(「0」)なら、無効ブロック数を1インクリメント
(+1)し、スイッチ13は、無効ブロックなら、これ
以上の処理を行わず、有効ブロックであれば、スイッチ
13を開いて、ブロックバッファ10の当該ブロック画
像をDCT変換部16に送るとともに、1画面バッファ
14に出力し、基準画像を更新する。
【0083】DCT変換部16、量子化部17、可変長
符号化部18では、送られてきたブロック画像につい
て、DCT変換、線形量子化、可変長符号化を行い、有
効ブロックの可変長符号を出力し、図9に示すように、
マルチプレクサ20は、符号化データ保持部19の有効
ブロックの符号化データを出力し、ブロック終了符号
(EOB)に続いて、それに続く無効ブロック情報発生
部22の無効ブロック数を出力する。
【0084】このように、前画像に対し、変化のある有
効ブロックを判定して、有効ブロックのみ符号化するの
で、符号化量を大幅に削減でき、このように有効ブロッ
クのみを出力しても、無効ブロック数を出力するので、
復元側で有効ブロックのブロック位置を認識でき、画像
の復元が可能となる。
【0085】又、有効ブロックの符号データの間に、有
効ブロック間に連続する無効ブロック数を情報として出
力するため、ブロック情報としては、有効ブロックの後
に、連続する無効ブロックの数のみを出力すれば良いた
め、ブロック情報の量を有効ブロック数分削減でき、一
層の伝送量の削減ができる。
【0086】図10は本発明の第2の実施例復元部構成
図である。図10中、図6で示したものと同一のもの
は、同一の記号で示しており、40は符号判別部であ
り、入力データから有効ブロックの符号データと無効ブ
ロック数データとを判別して、デマルチプレクサ30を
切り換え制御するものであり、41は無効ブロック情報
検出部であり、無効ブロック数を検出して、アドレス算
出部38に送るものである。
【0087】次に、図10の動作を説明すると、入力デ
ータは、符号判別部40の制御により、デマルチプレク
サ30で符号データと無効ブロック数情報に分離され、
符号データは、可変長復号部33で符号化側で用いた符
号テーブルと逆の構成の復号テーブル33aから固定長
の量子化係数に復元される。
【0088】得られた逆量子化係数は、逆量子化部34
で逆量子化閾値34aを用いて、線形逆量子化され、逆
DCT変換部35に出力し、逆DCT変換部35では、
逆量子化係数を2次元逆DCT変換し、画像空間のデー
タ(復元画像)に変換する。
【0089】これらの処理は、1ブロック単位に行わ
れ、復元された1ブロックの復元画像は、復元画像保持
部36に一旦保持される。一方、無効ブロック数情報
は、無効ブロック情報検出部41で検出され、アドレス
算出部38に出力し、アドレス算出部38では、送られ
てきた情報に従って、復元画像保持部36に保持されて
いる復元画像をフレームメモリ39に書き込むアドレス
を算出し、フレームメモリ39に送り,フレームメモリ
39では、アドレス情報に従って、復元画像保持部36
に保持されている復元画像を書き込む。
【0090】このようにして、有効ブロックの符号デー
タを送っても、無効ブロック数情報により、有効ブロッ
クのブロックアドレスを算出でき、画面の対応位置のブ
ロック画像を更新できる。
【0091】(c) 第3の実施例の説明 図11は本発明の第3の実施例符号化部構成図である。
図11中、図3、図4で示したものと同一のものは、同
一の記号で示してあり、23は2値符号化部であり、ブ
ロック情報保持部15の全ブロックのブロック情報を2
値符号化(例えば、ランレングス符号化)して、マルチ
プレクサ20に出力するものである。
【0092】この構成の動作を説明すると、1ブロック
の原画像データは、ブロックバッファ10に書き込まれ
るとともに、変化算出部11に出力され、変化算出部1
1では、1画面バッファ14に保持されている基準画像
の該ブロックの同一位置にある画素と比較し、その変化
量をブロック変化判定部12に出力する。
【0093】ブロック変化判定部12では、図4のいず
れかの構成により、当該ブロックが有効ブロックである
か否かを判定し、判定結果をスイッチ13、ブロック情
報保持部15に出力する。
【0094】ブロック情報保持部15では、有効ブロッ
クなら「1」を、無効ブロックなら「0」をブロック情
報として、1画面全ブロックについて保持し、スイッチ
13は、無効ブロックなら、これ以上の処理を行わず、
有効ブロックであれば、スイッチ13を開いて、ブロッ
クバッファ10の当該ブロック画像をDCT変換部16
に送るとともに、1画面バッファ14に出力し、基準画
像を更新する。
【0095】DCT変換部16、量子化部17、可変長
符号化部18では、送られてきたブロック画像につい
て、DCT変換、線形量子化、可変長符号化を行い、有
効ブロックの可変長符号を符号化データ保持部19に保
持させる。
【0096】このようにして、1画面分の全ブロック
(例えば、PAL方式では、720×576画素のた
め、8×8のブロックは、90×72=6480とな
る)の処理が終了すると、2値符号化部23は、ブロッ
ク情報保持部15の全ブロックのブロック情報を2値符
号化し、図5と同様に、マルチプレクサ20は、2値符
号化部23の符号化ブロック情報の後に、符号化データ
保持部19の有効ブロックの符号化データを出力する。
【0097】このように、前画像に対し、変化のある有
効ブロックを判定して、有効ブロックのみ符号化するの
で、符号化量を大幅に削減でき、このように有効ブロッ
クのみを出力しても、ブロック情報を出力するので、復
元側で有効ブロックのブロック位置を認識でき、画像の
復元が可能となる。
【0098】又、ブロック情報を符号化しているので、
情報量を削減できる。次に、復元側について、図12に
より説明する。図12は本発明の第3の実施例復元部構
成図である。
【0099】図12中、図6で示したものと同一のもの
は、同一の記号で示してあり、42は2値復号部であ
り、ブロック情報保持部31に保持された符号化ブロッ
ク情報を復号して、ブロック情報検出部37に出力する
ものである。
【0100】次に、図12の構成の動作を説明すると、
入力データは、デマルチプレクサ30により、符号デー
タと符号化ブロック情報に分離され、符号データは符号
データ保持部32に保持され、符号化ブロック情報は、
ブロック情報保持部31に保持される。
【0101】符号データ保持部32の可変長符号データ
は、可変長復号部33で符号化側で用いた符号テーブル
と逆の構成の復号テーブル33aから固定長の量子化係
数に復元される。
【0102】得られた逆量子化係数は、逆量子化部34
で逆量子化閾値34aを用いて、線形逆量子化され、逆
DCT変換部35に出力し、逆DCT変換部35では、
逆量子化係数を2次元逆DCT変化し、画像空間のデー
タ(復元画像)に変換する。
【0103】これらの処理は、1ブロック単位に行わ
れ、復元された1ブロックの復元画像は、復元画像保持
部36に一旦保持される。一方、符号化ブロック情報
は、2値復号部42で復号化され、ブロック情報検出部
37に出力され、ブロック情報検出部37で有効ブロッ
クの存在と無効ブロック数を計数し、アドレス算出部3
8に出力し、アドレス算出部38では、送られてきた情
報に従って、復元画像保持部36に保持されている復元
画像をフレームメモリ39に書き込むアドレスを算出
し、フレームメモリ39に送り、フレームメモリ39で
は、アドレス情報に従って復元画像保持部36に保持さ
れている復元画像を書き込む。
【0104】このようにして、有効ブロックの符号デー
タを送っても、符号化ブロック情報により、有効ブロッ
クのブロックアドレスを算出でき、画面の対応位置のブ
ロック画像を更新できる。
【0105】又、符号化ブロック情報が符号化されてい
るので、より伝送量を削減できる。 (d) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。
【0106】上述の実施例では、無効ブロック数によ
り、アドレスカウンタを空送りしているが、アドレスカ
ウンタの値に無効ブロック数を加算しても良い。 符号化部、復元部を、ブロックで示したが、これをマ
イクロプロセッサのプログラムによって、実行しても良
い。
【0107】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形化可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 前画像と現画像との間で変化したと判断したブロック
のみを選択して、符号化出力するため、画像間で変化の
少ない場合の圧縮率を大幅に向上でき、カメラが固定さ
れたテレビ電話の画像やアニメーション画像等の平均的
な圧縮率を高めることができる。
【0109】このようにしても、ブロック情報を出力
するため、有効ブロックの位置を認識でき、変化した画
面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図(その1)である。
【図2】本発明の原理図(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施例符号化部構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例ブロック変化判定部の構
成図である。
【図5】本発明の第1の実施例符号化データの説明図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施例復元部構成図である。
【図7】本発明の第1の実施例アドレス算出部の構成図
である。
【図8】本発明の第2の実施例符号化部構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例符号化データの説明図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施例復元部構成図である。
【図11】本発明の第3の実施例符号化部構成図であ
る。
【図12】本発明の第3の実施例復元部構成図である。
【図13】従来技術の説明図(その1)である。
【図14】従来技術の説明図(その2)である。
【符号の説明】
10 ブロックバッファ 11 変化算出部 12 ブロック変化判定部 13 スイッチ 14 1画面バッファ 15、31 ブロック情報保持部 16 DCT変換部 17 量子化部 18 可変長符号化部 20 マルチプレクサ 30 デマルチプレクサ 32 符号データ保持部 33 可変長復号部 34 逆量子化部 35 逆DCT変換部 36 復元画像保持部 37 ブロック情報検出部 38 アドレス算出部 39 フレームメモリ

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを、m×nの画素をブロック
    として符号化する画像データ符号化方法において、 現画像と前画像の同一位置のブロックの同一位置の画素
    の変化量を検出し、該ブロックの内容の変化の有無を判
    定するステップと、該判定結果をブロック情報として出
    力するステップと、該判定により変化有りとされた有効
    ブロックのみを符号化して、出力するステップとを有す
    ることを特徴とする画像データ符号化方法。
  2. 【請求項2】 符号化ステップは、前記ブロック単位に
    直交変換するものであることを特徴とする請求項1の画
    像データ符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記判定結果を保持しておき、前記有効
    ブロックの符号化データとともに、出力することを特徴
    とする請求項1又は2の画像データ符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記判定結果により、前記有効ブロック
    の符号化データに続いて、連続する無効ブロックの数を
    前記ブロック情報として出力することを特徴とする請求
    項1又は2の画像データ符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記ブロック情報を符号化して出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2の画像データ符号化方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ブロック内容の変化の有無を判定す
    るため、現画像と前画像の同一ブロック内の同一位置に
    ある画素の差の絶対値を求め、前記ブロック内の該差の
    絶対値の最大値を得て、該最大値と予め定めた閾値とを
    比較することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4
    又は5の画像データ符号化方法。
  7. 【請求項7】 前記ブロック内容の変化の有無を判定す
    るため、現画像と前画像の同一ブロック内の同一位置に
    ある画素の差の絶対値の総和を求め、求めた総和と予め
    定めた閾値とを比較することを特徴とする請求項1又は
    2又は3又は4又は5の画像データ符号化方法。
  8. 【請求項8】 前記ブロック内容の変化の有無を判定す
    るため、現画像と前画像の同一ブロック内の同一位置に
    ある画素の差の二乗値の総和を求め、求めた総和と予め
    定めた閾値とを比較することを特徴とする請求項1又は
    2又は3又は4又は5の画像データ符号化方法。
  9. 【請求項9】 画像データをm×nの画素をブロックと
    して、符号化する画像データ符号化装置において、 前画像を保持する前画像保持手段(14)と、現画像を
    保持する現画像保持手段(10)と、前画像と現画像の
    同一位置のブロック内の画素値の変化を検出する画素値
    変化判別手段(11)と、該画素値変化判別手段(1
    1)の出力から該ブロックの内容の変化の有無を判定す
    るブロック変化判定手段(12)と、画像をブロック単
    位に符号化する符号化手段(16、17、18)と、該
    判定結果から変化有りとされた有効ブロックのみを該符
    号化手段(16、17、18)に出力する選択手段(1
    3)と、該判定結果により、該判定手段(12)の判定
    結果をブロック情報として、該符号化データとともに出
    力する出力手段(20)とを有することを特徴とする画
    像データ符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記符号化手段(16、17、18)
    は、前記ブロック単位に直交変換するものであることを
    特徴とする請求項9の画像データ符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記判定結果を保持するブロック情報
    保持手段(15)を設けたことを特徴とする請求項9又
    は10の画像データ符号化装置。
  12. 【請求項12】 前記判定結果のうち変化のないと判定
    した無効ブロック数を計数する計数手段(21)を設
    け、前記出力手段(20)から前記有効ブロックの符号
    化データに続いて、連続する無効ブロックの数を前記ブ
    ロック情報として出力することを特徴とする請求項9又
    は10の画像データ符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記保持したブロック情報を符号化し
    て出力するブロック情報符号化手段(23)を設けたこ
    とを特徴とする請求項9又は10の画像データ符号化装
    置。
  14. 【請求項14】 前記ブロック変化判定手段(12)
    は、現画像と前画像の同一ブロック内の同一位置にある
    画素の差の絶対値を求め、前記ブロック内の該差の絶対
    値の最大値を得て、該最大値と予め定めた閾値とを比較
    することを特徴とする請求項9又は10又は11又は1
    2又は13の画像データ符号化装置。
  15. 【請求項15】 前記ブロック変化判定手段(12)
    は、現画像と前画像の同一ブロック内の同一位置にある
    画素の差の絶対値の総和を求め、求めた総和と予め定め
    た閾値とを比較することを特徴とする請求項9又は10
    又は11又は12又は13の画像データ符号化装置。
  16. 【請求項16】 前記ブロック変化判定手段(12)
    は、現画像と前画像の同一ブロック内の同一位置にある
    画素の差の二乗値の総和を求め、求めた総和と予め定め
    た閾値とを比較することを特徴とする請求項9又は10
    又は11又は12又は13の画像データ符号化装置。
  17. 【請求項17】 請求項1の符号化データを復元する画
    像データ復元方法において、 符号化データから画像ブロックを復元するステップと、
    ブロック情報により書き込みアドレスを算出するステッ
    プと、該算出アドレスに従い該復元画像ブロックを画像
    メモリに書き込むステップとを有することを特徴とする
    画像データ復元方法。
  18. 【請求項18】 入力データから前記符号化データと前
    記ブロック情報を分離するステップを有することを特徴
    とする請求項17の画像データ復元方法。
  19. 【請求項19】 前記書き込みアドレスを算出するステ
    ップは、前記ブロック情報から無効ブロック数を計数し
    て、該書き込みアドレスを制御することを特徴とする請
    求項17又は18の画像データ復元方法。
  20. 【請求項20】 前記書き込みアドレスを算出するステ
    ップは、前記ブロック情報の無効ブロック数により、該
    書き込みアドレスを制御することを特徴とする請求項1
    7又は18の画像データ復元方法。
  21. 【請求項21】 符号化されたブロック情報を復号化し
    て、前記書き込みアドレスを算出することを特徴とする
    請求項17又は18又は19又は20の画像データ復元
    方法。
  22. 【請求項22】 請求項9の符号化装置により符号化さ
    れた符号化データを復元する画像データ復元装置におい
    て、 符号化データから画像ブロックを復元する復元手段(3
    3、34、35)と、ブロック情報により書き込みアド
    レスを算出するアドレス算出手段(37、38)と、該
    算出アドレスに従って該復元画像ブロックを格納する画
    像メモリ(39)とを有することを特徴とする画像デー
    タ復元装置。
  23. 【請求項23】 入力データから前記符号化データと前
    記ブロック情報を分離する分離手段(30)を有するこ
    とを特徴とする請求項22の画像データ復元装置。
  24. 【請求項24】 前記書き込みアドレスを算出手段(3
    7、38)は、前記ブロック情報から無効ブロック数を
    計数して、該書き込みアドレスを制御することを特徴と
    する請求項22又は23の画像データ復元装置。
  25. 【請求項25】 前記書き込みアドレスを算出手段(3
    7、41)は、前記ブロック情報の無効ブロック数によ
    り、該書き込みアドレスを制御することを特徴とする請
    求項22又は23の画像データ復元装置。
  26. 【請求項26】 符号化されたブロック情報を復号する
    復号手段(42)を設け、復号化されたブロック情報か
    ら前記書き込みアドレスを算出することを特徴とする請
    求項22又は23又は24又は25の画像データ復元装
    置。
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