JPH05284062A - 波形等化装置 - Google Patents

波形等化装置

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JPH05284062A
JPH05284062A JP4080011A JP8001192A JPH05284062A JP H05284062 A JPH05284062 A JP H05284062A JP 4080011 A JP4080011 A JP 4080011A JP 8001192 A JP8001192 A JP 8001192A JP H05284062 A JPH05284062 A JP H05284062A
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JP
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axis
signal
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digital
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JP4080011A
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Mika Suzuki
みか 鈴木
Hiroyuki Iga
弘幸 伊賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Television Systems (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランスバーサルフィルタを有する波形等化
装置において、トランスバーサルフィルタのタップ数を
増加することなく波形等化性能を向上する。 【構成】 この波形等化装置は、I軸、Q軸にそれぞれ
従来と同じタップ数(128 タップ)で、従来よりもタッ
プ間隔が広いT/2 −トランスバーサルフィルタ5、6
と、複数のデータをT/10周期でサンプリングしてその中
から一つのデータを出力するデータ選択回路7、8と、
各I軸、Q軸よりの等化基準信号を5点差分してインパ
ルス波の波高値を高めてピーク検出を行い、最適サンプ
ル位相を求めるCPU15とを備えており、選択したデ
ータをT/2 周期でT/2 −トランスバーサルフィルタ5、
6に出力する。これにより、広範囲にゴーストが除去さ
れた多重データが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像信号とシン
ボル周期T のディジタルデータ信号とが直交変調されて
伝送されるテレビジョン信号などより、伝送時に生じる
ゴーストなどの線形歪を除去し所望のディジタルデータ
信号を得る波形等化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン信号が両側波帯で伝
送される帯域(1MHz以下)の部分に、ディジタル信号を
直交軸に変調して映像信号に多重する試みがなされてい
る。
【0003】このときのテレビジョン受信機の構成例を
図7に示す。なお、この例は、文献1(特開昭2-156786
号公報)に開示されている。
【0004】同図において、71はアンテナ、72はチ
ューナ、73はナイキストフィルタ、74は音声検波回
路、75は映像検波回路、76は帯域通過フィルタ(以
下BPFと称す)であり、カットオフ周波数は750KHzで
ある。77は搬送波再生回路、78、79は同期検波回
路、80は波形等化装置である。
【0005】この場合、アンテナ71で受信されたテレ
ビジョン信号は、チューナ72により検波されて、ナイ
キストフィルタ73およびBPF76にそれぞれ出力さ
れる。このチューナ72の出力(IF信号)は、同相
(I)軸に変調された映像信号(V)と、直交(Q)軸
に変調されたディジタル多重信号(M)とからなり、こ
のうち、映像信号(V)は、従来のNTSC信号と同
様、図8(a)に示すように、VSB変調された伝送帯
域をもち、ナイキストフィルタ73により帯域整形され
た後、音声検波器74と映像検波器75とによってそれ
ぞれ音声信号と映像信号とになる。
【0006】一方、ディジタル多重信号(M)は、図8
(b)に示すように、0.716MHz(4fsc/(10 ×2)) でレベ
ルが半分になり、0.75MHz でレベルが0 になる、いわゆ
るレイズドコサイン形状をなす帯域形状をしている。な
おfsc とは、色副搬送波の周波数(3.579545MHz )であ
る。
【0007】この帯域整形されたディジタル多重信号
(M)は、 周期T =10/(4fsc) =0.698 μs (1) で伝送される。そして、BPF76を通じて出力される
ディジタル多重信号(M)は、図8(c)に示すよう
に、送信側で予め逆ナイキスト特性になるように整形さ
れたスペクトル(多重信号)となる。このスペクトル
は、搬送波再生器77に出力されて、直交(Q)軸に変
調されたディジタル多重信号(M)を復調するための搬
送波−sin(ωIFt)と、同相(I)軸に変調された
映像信号(V)を復調するための搬送波cos(ω
IFt)とに分離される。同期検波器78、79は、それ
ぞれの復調用搬送波を用いてディジタル多重信号(M)
と映像信号(V)とに復調する。
【0008】ここで、図9を参照して遅延時間τ秒、強
度gのゴーストが存在するときのディジタル多重信号
(M)と映像信号(V)の位相関係について説明する。
ディジタル多重信号(M)と映像信号(V)のゴースト
成分(M′およびV′)とは、それぞれ振幅がg倍にな
る。これらの位相は、遅延時間τとRF搬送波周波数と
で決まる位相θの分だけ主信号から回る。
【0009】例えば同期検波器79の出力信号は、 M+gMcosθ+gVsinθ (2) となる。但し、この式の第1項(M)は所望のディジタ
ル多重信号の主信号成分、第2項(gMcosθ)はデ
ィジタル多重信号のゴースト成分、第3項(gVsin
θ)は映像信号の漏れ混みゴースト成分である。
【0010】ところで、一般のテレビジョン受像機にお
いて、受信妨害を少なくするためには、文献2(野田ほ
か、「現行NTSCテレビ放送のためのディジタル音声
多重方式と両立性について」、テレビジョン学会誌、Vo
l.42,No.9,1988)に開示されているように、多重信号の
レベルを映像信号のレベルよりも32dB程度下げる必要が
ある。したがって、ディジタル多重信号に重畳される映
像信号の漏れ混みゴースト成分、この場合、式(2)の
第3項は、ディジタル多重信号の主信号成分よりも大き
くなる。
【0011】また、同期検波器78の出力信号は、 V+gVcosθ−gMsinθ (3) となる。但し、第1項(V)は映像信号の主信号成分、
第2項(gVcosθ)は映像信号のゴースト成分、第
3項(−gMsinθ)はディジタル多重信号の漏れ混
みゴースト成分である。
【0012】上記した式のうち、式(2)の第2項およ
び第3項を除去して波形歪のないディジタル多重信号を
再生するものが、図10に示すようなブロック構成をな
す波形等化装置80であり、このブロック図を参照して
従来の波形等化装置の動作について説明する。
【0013】同期検波器78よりの出力信号がLPF8
1に入力されると、LPF81はその信号を、図8
(d)に示すように、750kHzでカットオフしてI軸の入
力信号として8bitA/D変換器82に出力する。このと
きA/D変換器82には、クロックタイミング発生器8
3より周期T/10のクロックCK1が入力されるので、こ
のクロックCK1によりこの信号はA/D変換される。
【0014】一方、同期検波器79よりの出力信号は、
LPF81と同じ特性のLPF84に入力されて750kHz
でカットオフされ、Q軸の入力信号としてA/D変換器
85に出力されてI軸の信号同様にA/D変換される。
【0015】ここで、図11(a)および図11(b)
を参照してクロックタイミング発生器83が発生するタ
イミング信号について説明する。このクロックタイミン
グ発生器83は、映像検波器75の映像出力信号から波
形等化装置80が必要とする等化基準信号を取り込むた
めのクロックタイミングを発生する。
【0016】例えば、同図(a)に示すように、映像信
号の漏れ混み成分を除去するために必要な基準信号は、
GCR(Ghost Cancell Reference )信号である。この
GCR信号は既にテビジョン信号の第18ラインおよび第
281ラインにそれぞれ挿入されている。これについて
は、文献3(杉森、「放送局におけるEDTV技術」、
テレビジョン学会誌、Vol.43,No.5,1989)などに詳細が
説明されている。なお、このGCR信号を用いてゴース
ト除去を行うときのゴースト除去遅延時間は、前ゴース
トと後ゴーストを合わせて44.7μs になる。また、同図
(b)に示すように、ディジタル多重信号のゴースト成
分を除去するために必要な基準信号はインパルス形状の
基準信号である。
【0017】これらの基準信号は、テレビジョン信号に
所定のシーケンスで挿入されており、このシーケンスを
対応させることにより分離させることができる。この分
離技術については、文献4(Kageyama et al."Waveform
Equalization for EDTV Systems using QAM".IEEE Int
ernatinal Conference on Consumer Electronics,DIGES
T,WAM3.2 pp.34-5,June.1991)で開示されている。
【0018】また、ディジタル多重信号は、GCR信号
部分およびその前ライン部分を除いたテレビジョン信号
の部分に多重されている。このようなテレビジョン信号
の垂直帰線期間内における所定範囲の多重信号を遮断す
る技術については文献1に開示されている。
【0019】そして、各A/D変換器82、85の出力
は、クロックCK1のタイミングでT/10−トランスバー
サルフィルタ(以下、T/10−TFと称す)86、87に
それぞれ入力される。これらのT/10−TF86、87
は、図12に示すように、タップ間隔が伝送周期T に対
してT/10で 128個直列接続されたラッチ121と 128個
の乗算器122と、それぞれの乗算器122の出力を加
算する加算器123とを有する 128タップのTFであ
る。
【0020】この場合、例えばI軸用のA/D変換器8
2の出力は、それぞれのラッチ121に加えられる。ま
た、ラッチ121にはそれぞれ図示していないクロック
CK1が加えられており、T/10秒毎に遅延した信号がそ
れぞれの乗算器122に加えられる。乗算器122に
は、それぞれcI,-6〜cI,121 のタップ係数が与えられ
ており、乗算器122の 128個の出力信号は、加算器1
23でそれぞれ加算されて出力される。このT/10−TF
86のタップ間隔T/10を時間で表記すると、T/10=1/(4
fec)=0.07μs なので、cI,-6〜cI,121 のタップ係数
をもつこのT/10−TF86は、−0.42〜8.47μs のゴー
スト除去遅延時間範囲をもつ。
【0021】一方、Q軸用のA/D変換器85の出力
は、T/10−TF86と同様に構成されているタップ間隔
T/10の 128タップのTF87に入力されてディジタル多
重信号のゴースト成分が除去される。このときのT/10−
TF87のタップ係数はcQ,-6〜cQ,121 と表わされ、
このゴースト除去遅延時間範囲は上記同様−0.42〜8.47
μs である。そして、T/10−TF86、87の各出力は
加算器88で加算されてこの波形等化装置80の出力に
なる。
【0022】以下、図13のフローチャートを参照して
この波形等化装置の動作を説明する。 一方、テレビジ
ョン受信機の電源投入あるいは選局切り換えなどが行わ
れると、波形等化装置80のCPU89が動作を開始す
る。
【0023】まず、CPU89は、ROM90に予め格
納されているプログラムを読み出し、RAM91を用い
てタップ係数メモリ92および各入出力波形メモリ9
3、94、95、96などの初期設定を行う(ステップ
131 )。例えば、次式に示すように、タップ係数メモリ
92に格納されているタップ係数の初期化を実行する。
【0024】cI,i =0 、 i =-6,121 cQ,0 =1 cQ,i =0 、 i =-6,121、但し i≠0 つまり、I軸等化用のT/10−TF86のタップ係数は全
て0 にして、Q軸等化用のT/10−TF87のタップ係数
は、主タップ係数cQ,0 のみ 1で他を全て 0にする。
【0025】次に、CPU89は、制御をクロックタイ
ミング発生回路83に委ねて、I軸入力波形メモリ93
およびI軸出力波形メモリ94とにそれぞれGCR信号
{xI,i }{yI,i }を取り込む。I軸入力波形メモリ
93には、A/D変換器82の出力からGCR信号を取
り込み、I軸出力波形メモリ94には、加算器88の出
力からGCR信号を取り込む(ステップ131 )。
【0026】次に、CPU89は、文献3などに明示さ
れている8フィールドシーケンスのGCR計算を行い、
得られたステップ状の基準波形に対して1点差分を行い
入力インパルス波形{xI,i }と、出力インパルス波形
{yI,i }とを計算により生成する(ステップ132 )。
【0027】そして、CPU89は、次式に示すように
相関演算を行い(ステップ133 )、 dI,i 0ΣxI,k I,i+k 、 但し i=-6,121 (4) さらに、次式に示すように、タップ係数計算演算を行う
(ステップ134 )。
【0028】 cI,i,new =cI,i,old −αdI,i 但し i=-6,121 (5) ここで、αは正の微小値である。
【0029】続いて、CPU89は、制御をクロックタ
イミング発生回路83に委ねて、Q軸入力波形メモリ9
5とQ軸出力波形メモリ96とに、それぞれディジタル
多重信号{xQ,i }{yQ,i }を取り込む。Q軸入力波
形メモリ95には、A/D変換器85の出力のディジタ
ル多重信号を取り込み、Q軸出力波形メモリ96には、
T/10−TF87の出力のディジタル多重信号を取り込む
(ステップ135 )。
【0030】続いて、CPU89は、出力波形のピーク
検出を行い(ステップ136 )、次式に示すように、誤差
波形計算を行う(ステップ137 )。
【0031】 eQ,i =yQ,i −r(yQ,i ) (6) 但し、r(yQ,i )は送信側で挿入しているインパルス
状の基準波形列である。続いて、CPU89は、次式に
示すように相関計算を行い(ステップ138 )、 dQ,i kΣxQ,k *eQ,i+k 但し i=-6,121 (7) RAM91とタップ係数メモリ92を用いて、次式に示
すように、タップ係数計算演算を行う(ステップ139
)。
【0032】 cQ,i,new =cQ,i,old −αdQ,i 但し i=-6,121 (8) ここで、αは正の微小値である。
【0033】最後にCPU89は、タップ係数の修正回
数を見て(ステップ140 )、この修正回数が所定回数に
満たない場合は、I軸の波形取り込みに戻る。また、修
正回数が一致したときは、タップ係数の修正が完了した
として、タップ係数の修正動作を停止する。
【0034】このような波形等化技術は、従来のNTS
C用(映像用)ゴーストキャンセラ技術をそのまま流用
しているので、4.2MHz程度までの波形等化を行うことが
できる。
【0035】一方、本来等化すべき多重信号の周波数帯
域は、高々0.8MHz以下であることからナイキスト条件を
考慮するとTFのタップ間隔はさらに広げることが可能
である。このような点では従来用いられているT/10−T
Fはタップ間隔が狭く、遅延時間が短いといえる。TF
のタップ間隔を広げることによってタップ数を増加する
ことなくゴースト除去範囲を拡大することができるの
で、例えばT/2 −TFなどを用いることが想定される。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
T/10−TFをT/2 −TFに変更するだけでは、信号の伝
送周期と、信号を取り込むときのサンプル周期との位相
差が生じてしまい、タイミングよく信号(データ)の取
り込みができないという問題があった。
【0037】本発明は、少なくともI軸にタップ間隔の
広いTFを用いることによってTFの規模を増加するこ
となくゴースト除去範囲を拡大し、この結果、波形等化
性能の優れた波形等化装置を提供することを目的とす
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の波形等化装置は
上記した目的を達成するために、I軸およびQ軸にそれ
ぞれ分離され、少なくとも前記I軸に等化基準信号を有
しQ軸において所定の伝送周期T で伝送されるディジタ
ル多重信号を他の周期T/n (n は 2以上の偶数)でサン
プリングして線形歪を等化する波形等化装置において、
前記周期T/n のm 倍(m は2 以上の整数)のタップ間隔
を有するトランスバーサルフィルタと、前記ディジタル
多重信号より前記周期T/n で複数のディジタルデータを
サンプリングし、その中の一つを選択して前記トランス
バーサルフィルタに出力するデータ選択手段と、前記周
期T/n でサンプリングされた前記等化基準信号を m点差
分してインパルス波を求める手段と、前記インパルス波
のピーク位置を検出することにより前記トランスバーサ
ルフィルタのタップ間隔に対してデータ入力タイミング
を同期させるための位相を算出する手段と、前記データ
選択手段に対して前記位相でディジタルデータを出力す
るよう指示する手段とを具備している。
【0039】また、この波形等化装置はI軸およびQ軸
にそれぞれ分離され、前記I軸およびQ軸に等化基準信
号を有しQ軸において所定の伝送周期T で伝送されるデ
ィジタル多重信号を他の周期T/n (n は 2以上の偶数)
でサンプリングして線形歪を等化する波形等化装置にお
いて、前記I軸に対して前記周期T/n のm 倍(m は2以
上の整数)のタップ間隔を有する第1のトランスバーサ
ルフィルタと、前記Q軸に対して前記周期T/n のm 倍
(m は2 以上の整数)のタップ間隔を有する第2のトラ
ンスバーサルフィルタと、前記I軸の前記ディジタル多
重信号より前記周期T/n で複数のディジタルデータをサ
ンプリングし、その中の一つを選択して前記第1のトラ
ンスバーサルフィルタに出力する第1のデータ選択手段
と、前記Q軸の前記ディジタル多重信号より前記周期T/
n で複数のディジタルデータをサンプリングし、その中
の一つを選択して前記第2のトランスバーサルフィルタ
に出力する第2のデータ選択手段と、前記周期T/n でサ
ンプリングされた前記I軸およびQ軸それぞれの前記等
化基準信号を m点差分してそれぞれのインパルス波を求
める手段と、前記各インパルス波のピーク位置を検出す
ることにより前記第1および第2のトランスバーサルフ
ィルタのタップ間隔に対してデータ入力タイミングを同
期させるための位相をそれぞれ算出する手段と、前記第
1および第2のデータ選択手段に対して前記位相でディ
ジタルデータを出力するようそれぞれに指示する手段と
を具備している。
【0040】
【作用】この発明では、少なくともI軸の等化基準信号
をm 点差分(m は2 以上の整数)して波高値を高めたイ
ンパルス波をピーク検出に用いることによって、より正
確にインパルス波のピーク位置を算出し、このピーク位
置からトランスバーサルフィルタのタップ間隔に同期す
る最適な位相を求めて、データ選択手段に対してこの位
相でサンプリングしたディジタル多重信号を出力するよ
う指示するので、タップ間隔の広い(周期T/n のm 倍)
トランスバーサルフィルタにもそのタップ間隔に同期し
てディジタル多重信号が出力される。
【0041】すなわち、トランスバーサルフィルタの規
模(タップ数など)を増加しなくともタップ間隔を拡大
することによりディジタル多重信号に含まれている線形
歪を広い範囲で等化し、データ誤り率の向上されたディ
ジタル多重信号を得ることができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0043】図1は本発明に係る一実施例の波形等化装
置の構成を示すブロック図である。なお、従来と同一の
構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0044】同図において、1はクロックタイミング回
路であり、伝送データのシンボル周期(伝送周期)T に
対して所定周期T/n 、( nは2 以上の偶数)例えば n=
10とすると、周期T/10のクロックCK1を発生する。2
は分周器であり、クロックCK1(周期T/10)を1/m
(m は2 以上の整数)分周、例えば1/5 分周してm 倍、
この場合、5 倍の周期T/2 のクロックCK2を発生す
る。3、4はラッチよりなるゲートであり、クロックC
K2の立ち上がりに同期するようデータ取り込み信号の
発生時期を決定する。5、6はトランスバーサルフィル
タ(以下TFと称す)であり、クロックCK2の周期T/
2 と同じタップ間隔、例えばT/2 をもつ。なお、これら
のTF5、6を用いることにより、従来のT/10−TFを
用いたときよりも等化能力のサンプリング位相依存性が
低減される。7、8はデータ選択回路であり、それぞれ
ラッチ回路9、10、バッファ11、12およびセレク
タ13、14で構成されており、各ラッチ回路9、10
はそれぞれ5 個のラッチ群9a〜9e、10a〜10e
からなっている。これらの各ラッチ9a〜9e、10a
〜10eには、クロックCK1が共通に供給される。こ
のデータ選択回路7、8は、I軸およびQ軸それぞれの
ディジタル多重信号データをサンプリングし、バッファ
11、12に一時記憶し、セレクタ13、14が最適サ
ンプル位相となるラッチ回路9、10の出力を選択し、
それぞれのTF5、6に送出する。15はCPUであ
り、各メモリを制御すると共に8 フィールドシーケンス
GCR計算、インパルス位相演算およびタップ演算など
を行う。
【0045】図2に示すように、TF5、6は直列接続
された 128個のラッチ21と、各ラッチ21にそれぞれ
接続された乗算器22と、各乗算器22の出力が加算さ
れる加算器23とから構成されている。
【0046】これらのTF5、6はタップ間隔が広いこ
とから、データサンプリング時にサンプル点の間引きが
必要になる。これを図1のCPU15とデータ選択回路
7、8とにより実現している。
【0047】以下、図3のフローチャートを参照してこ
の波形等化装置の動作を説明する。始めにI軸に対する
等化動作について説明する。
【0048】まず、テレビジョン受信機の電源投入ある
いは選局切り換えなどによってCPU15は動作を開始
し、ROM90に予め格納されているプログラムを読み
出し、RAM91を用いてタップ係数メモリ92および
各入出力波形メモリ93、95、94、96などの初期
設定を行う(ステップ301 )。これは従来と同じ動作で
ある。
【0049】CPU15は、初期設定後、データ取り込
みのタイミング制御をクロックタイミング発生回路1に
委ね、ゲート回路3より発生するデータ取り込み信号に
基づきA/D変換器82の出力からI軸入力波形メモリ
93に、また、加算器88の出力からI軸出力波形メモ
リ94にそれぞれ等化基準信号としてのGCR信号{x
I,i }、{yI,i }を取り込む(ステップ302 )。
【0050】続いて、CPU15は作業用RAM91を
用いて8フィールドシーケンスGCR計算を行い、得ら
れたステップ状の基準信号を、m点差分、例えば5点差
分して入力信号および出力信号のインパルス波を求める
(ステップ303 )。これは、従来の一点差分を、例えば
図4(b)に示すようなフィルタをかけたものとする
と、この実施例の場合は、図4(a)に示すようなフィ
ルタをかけたのと同じことになる。
【0051】これら2 つのフィルタの周波数特性を図5
に示す。
【0052】同図において、Saは1点差分を行ったと
きの周波数特性であり、Sbは5点差分を行ったときの
周波数特性である。また、ScはI軸の入力信号であ
り、図8(d)と同じ周波数特性のLPF81を通過し
ているため従来の1点差分では、図6(a)に示すよう
に、インパルス波Iaの波高値が低くなり、後のピーク
検出が雑音などによって正常に行えなくなることがある
が、本実施例の5点差分では、図6(b)に示すよう
に、インパルス波Ibの波高値を高くする(制御ゲイン
を上げる)ことができるのでピーク検出する際に雑音の
影響を受けにくくなる。
【0053】したがって、CPU15がインパルス波I
bのピーク検出を行うと、そのピーク位置pI,k (kは
データ番号)が正確に求められる(ステップ304 )。
【0054】次に、CPU15は、このインパルス波I
bのピーク位置pI,k がどのサンプル系列{xI,5k}、
{xI,5k+1}〜{xI,5k+4}から得られたのもなのかを
次式(9)に従って判定する(ステップ304 )。なお、
サンプル系列{xI,5k}は、データ取り込み信号に同期
したサンプル系列であり、サンプル系列{xI,5k+1}〜
{xI,5k+4}は、サンプル系列{xI,5k}よりもT/10毎
に遅延してサンプリングされたサンプル系列である。
【0055】 φI =mod(k) (9) ここで、mod(x)は、xを 5で割った余り( 0〜
4)であり、CPU15の判定として、例えばφI = 0
のときは、サンプル系列{xI,5k}が選択すべきデータ
系列となり、φI = 1のときは、サンプル系列{x
I,5k+1}が選択すべきデータ系列となる。
【0056】このようにφI の値に応じてCPU15は
データ系列を選択し(ステップ305)、セレクタ13に
クロック選択信号を出力し、サンプル周期がT/2 になる
ようにサンプル点の間引きを行う(ステップ306 )。例
えばラッチ回路9の各ラッチ9a〜9eの出力は、バッ
ファ11に一時記憶され、クロック選択信号の極性に応
じてセレクタ13によってその中の一つが選択される。
そして、CPU15はその一つのデータを用いて相関計
算を行う(ステップ307 )。その後は、従来例と同様に
I軸のタップ係数計算を行う(ステップ308 )。
【0057】次に、Q軸に対する等化動作について説明
する。
【0058】Q軸もI軸と同様にゲート回路4のデータ
取り込み信号に基づき出力波形を取り込み(ステップ30
9 )、従来と同様にピーク検出を行う(ステップ310
)。そして、CPU15はI軸と同様、φQ を求めピ
ーク位置pQ,k を含むようにサンプル位相を選択し、
(ステップ311 )、セレクタ14を用いて入出力信号の
サンプル周期がT/2 になるようにサンプル点の間引きを
行う(ステップ312 )。例えばラッチ回路10の各ラッ
チ10a〜10eの出力は、バッファ12に一時記憶さ
れ、クロック選択信号S1の極性に応じてセレクタ14
によってその中の一つが選択される。
【0059】そして、CPU15は、その一つのデータ
を用いて誤差計算し(ステップ313)、相関計算を行う
(ステップ314 )。その後は従来と同様にQ軸のタップ
係数計算を行い(ステップ315 )、このタップ係数の修
正回数を見る動作を実行する(ステップ316 )。
【0060】上記の結果、I、Q軸共に5 個のデータの
中から選択された最適サンプル位相となるラッチ回路
9、10の出力がTF5、6に出力される。
【0061】以下、TF5、6の各動作を説明する。
【0062】TF5に最適サンプル位相の出力(I軸用
のA/D変換器82の出力)が入力されると、この出力
は 128個直列接続されたラッチ21に加えられる。ラッ
チ21にはそれぞれ図示していないクロックCK2が加
えられており、T/2 秒毎に遅延した信号がそれぞれ 128
個の乗算器22に加えられる。これらの乗算器22に
は、上記したように算出されたタップ係数cI,-6〜c
I,121 が加えられている。これらの乗算器22の 128個
の出力信号は、加算器23で加算されてTF5の出力と
なる。
【0063】このTF5のタップ間隔 T/2を遅延時間で
表すと、 T/2=5/(4fsc)= 0.349μs なので、cI,-6
I,121 のタップ係数をもつ 128タップのTF5では、
ゴースト除去遅延時間の範囲が−2.1 〜42.3μs にな
る。つまり、このTF5は、従来と同じタップ数にもか
かわらず広い範囲のゴースト除去を行うことができる。
【0064】一方、TF6にQ軸用のA/D変換器8の
出力が入力されると、TF5と同様に、ディジタル多重
信号のゴースト成分が除去される。ここで、TF6のタ
ップ係数をcQ,-6〜cQ,121 と表記する。TF6のゴー
スト除去遅延時間の範囲も−2.1 〜42.3μs である。
【0065】そして、それぞれのTF5、6により広範
囲にゴーストが除去され、この結果互いの各出力が加算
器88で加算されたものが波形等化回路の多重データ出
力となる。
【0066】このように本実施例の波形等化装置によれ
ば、I軸、Q軸ともにT/2 −TF5、6を用いることに
より、TF自体のタップ数を増加することなくゴースト
除去を広範囲で行うことができるようになる。また、そ
れに伴う補間動作の際、CPUはGCR信号を5点差分
して、正確にサンプル位相を求め、この位相でラッチ回
路の出力を選択して出力するようにデータ選択回路に指
示するのでデータ選択回路よりT/2 −トランスバーサル
フィルタには位相ずれのないディジタル多重信号が出力
される。したがって、T/2 トランスバーサルフィルタで
は、従来よりタップ間隔が広い分、広範囲にゴースト除
去が行われる。
【0067】この結果、トランスバーサルフィルタから
はデータ誤り率が向上されたディジタル多重信号を出力
することができる。このデータ誤り率が向上するという
ことはディジタル信号伝送において大変有効なことであ
る。
【0068】なお、本発明において、Q軸の基準信号の
形状に基づきQ軸の基準信号からそのピークを求めると
きには、各種さまざまな手法があることは明らかであ
る。また、Q軸にインパルス波となる基準信号が挿入さ
れていない場合、ディジタルデータ自身の等化を行うこ
とにより(公知の技術)、Q軸を等化することができ
る。この場合でも、本発明はI軸にステップ形状の基準
信号(GCR)が挿入されていればI軸に対する等化手
段として有効に適応できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の波形等化装
置によれば、少なくともI軸側のディジタル多重信号の
等化基準信号を m点差分して、より正確にインパルス波
のピーク位置を検出し、このピーク位置から最適サンプ
ル位相を求めることによってサンプル周期T/n の m倍の
タップ間隔を有するトランスバーサルフィルタに最適な
位相でディジタル多重信号を出力し、このトランスバー
サルフィルタがディジタル多重信号に含まれている線形
歪を広範囲に等化するので波形等化装置の波形等化性能
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の波形等化装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の波形等化装置に用いられているTFの構
成を示すブロック図である。
【図3】この実施例の波形等化装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】(a)は一点差分したとき(従来)の仮想フィ
ルタを示す図である。(b)は5点差分したときの仮想
フィルタを示す図である。
【図5】図4(a)および図4(b)のフィルタの各周
波数特性を示す図である。
【図6】(a)は一点差分により求められたインパルス
波Iaを示す図である。(b)は5点差分により求めら
れたインパルス波Ibを示す図である。
【図7】従来のテレビジョン受信機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】(a)は映像信号(V)の伝送帯域を示す図で
ある。(b)はディジタル多重信号(M)の帯域形状を
示す図である。(c)はディジタル多重信号(M)のス
ペクトルを示す図である。(d)は従来の同期検波器の
カットオフ周波数を示す図である。
【図9】遅延時間τ秒、強度gのゴーストが存在すると
きのディジタル多重信号(M)と映像信号(V)の位相
関係を示すベクトル図である。
【図10】従来の波形等化装置の構成を示す図である。
【図11】(a)はGCR信号を示す図である。(b)
はインパルス形状の基準信号を示す図である。
【図12】従来の波形等化装置に用いられているT/10の
トランスバーサルフィルタの構成を示す図である。
【図13】従来の波形等化装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1…クロックタイミング回路、2…分周器、3、4…ゲ
ート、5、6…トランスバーサルフィルタ、7、8…デ
ータ選択回路、9、10…ラッチ回路、11、12…バ
ッファ、13、14…セレクタ、15…CPU。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I軸およびQ軸にそれぞれ分離され、少
    なくとも前記I軸に等化基準信号を有しQ軸において所
    定の伝送周期T で伝送されるディジタル多重信号を他の
    周期T/n (n は 2以上の偶数)でサンプリングして線形
    歪を等化する波形等化装置において、 前記周期T/n のm 倍(m は2 以上の整数)のタップ間隔
    を有するトランスバーサルフィルタと、 前記ディジタル多重信号より前記周期T/n で複数のディ
    ジタルデータをサンプリングし、その中の一つを選択し
    て前記トランスバーサルフィルタに出力するデータ選択
    手段と、 前記周期T/n でサンプリングされた前記等化基準信号を
    m点差分してインパルス波を求める手段と、 前記インパルス波のピーク位置を検出することにより前
    記トランスバーサルフィルタのタップ間隔に対してデー
    タ入力タイミングを同期させるための位相を算出する手
    段と、 前記データ選択手段に対して前記位相でディジタルデー
    タを出力するよう指示する手段とを具備することを特徴
    とする波形等化装置。
  2. 【請求項2】 I軸およびQ軸にそれぞれ分離され、前
    記I軸およびQ軸に等化基準信号を有しQ軸において所
    定の伝送周期T で伝送されるディジタル多重信号を他の
    周期T/n (n は 2以上の偶数)でサンプリングして線形
    歪を等化する波形等化装置において、 前記I軸に対して前記周期T/n のm 倍(m は2 以上の整
    数)のタップ間隔を有する第1のトランスバーサルフィ
    ルタと、 前記Q軸に対して前記周期T/n のm 倍(m は2 以上の整
    数)のタップ間隔を有する第2のトランスバーサルフィ
    ルタと、 前記I軸の前記ディジタル多重信号より前記周期T/n で
    複数のディジタルデータをサンプリングし、その中の一
    つを選択して前記第1のトランスバーサルフィルタに出
    力する第1のデータ選択手段と、 前記Q軸の前記ディジタル多重信号より前記周期T/n で
    複数のディジタルデータをサンプリングし、その中の一
    つを選択して前記第2のトランスバーサルフィルタに出
    力する第2のデータ選択手段と、 前記周期T/n でサンプリングされた前記I軸およびQ軸
    それぞれの前記等化基準信号を m点差分してそれぞれの
    インパルス波を求める手段と、 前記各インパルス波のピーク位置を検出することにより
    前記第1および第2のトランスバーサルフィルタのタッ
    プ間隔に対してデータ入力タイミングを同期させるため
    の位相をそれぞれ算出する手段と、 前記第1および第2のデータ選択手段に対して前記位相
    でディジタルデータを出力するようそれぞれに指示する
    手段とを具備することを特徴とする波形等化装置。
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