JP2971028B2 - ディジタル残留側波帯変調通信装置の位相検出方法及び位相トラッキングループ回路 - Google Patents

ディジタル残留側波帯変調通信装置の位相検出方法及び位相トラッキングループ回路

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JP2971028B2
JP2971028B2 JP8096823A JP9682396A JP2971028B2 JP 2971028 B2 JP2971028 B2 JP 2971028B2 JP 8096823 A JP8096823 A JP 8096823A JP 9682396 A JP9682396 A JP 9682396A JP 2971028 B2 JP2971028 B2 JP 2971028B2
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    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0044Control loops for carrier regulation
    • H04L2027/0053Closed loops
    • H04L2027/0057Closed loops quadrature phase

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル変調通信
装置の復調装置に関するもので、特に、ディジタル残留
側波帯(Vestigial Side Band:以
下、“VSB”とする)変調を利用してデータ通信をす
る復調装置で受信された信号の位相を検出する位相検出
方法及び位相トラッキングループ(Phase Tra
ckingLoop:以下、“PTL”とする)回路に
関するものである。
【0002】白黒テレビジョン(以下、“TV”とす
る)からカラーTVの開発以後、最近のTVは大型画面
により臨場感を感じられ、そして高解像度が要求されて
いる。このような方向の活発な研究開発により日本は現
在アナログ伝送方式を基にした最初のHDTV(Hig
h Definition TV)放送を進行中にあ
る。日本のHDTV伝送方式はこの技術分野では“MU
SE”(MultipleSub−Nyquist S
ampling Encoding)伝送方式と呼ばれ
る。米国ではGA(Grand Alliance)委
員会でHDTVシステムの変調方法としてVSB変調方
式を採択し、これについての概略的構成を提案した。こ
のVSB変調方式は既存のTV放送でアナログ映像信号
の変調方法のうちの一つとして使用されている。米国の
GA委員会で提案したGA−HDTVは前記VSBを利
用してディジタル変調信号を伝送するものとして採択し
た。初期のDSC(Digital Spectrum
Compatible)−HDTVでは2つ及び4つ
のレベルを利用した2レベル−VSBと4レベル−VS
Bを変調方法として採択したが、GA−HDTVでは8
つのレベルを利用した8レベル−VSBと高速ケーブル
モード(high speed cable mod
e)に適用された16−VSBを変調方法として採択し
た。このようなVSB信号を復調するために、GA委員
会では次のような特徴のあるVSB受信機を提案したと
ころがある。
【0003】GA委員会で提案したHDTVのVSB受
信機は他のディジタル変調信号の復調機とは異なりI
(In−phase)チャネルの信号のみでデータを検
出して標本化をシンボルレート単位で行う。従って、V
SB受信機はQ(Quadrature)チャネルをI
チャネルと同時に使うQAMなどの受信機に比べてその
構成を非常に簡単に具現でき、受信されたデータをシン
ボルレートでデータを処理するので、分数レート(fr
actional rate)受信機に比べて相対的に
処理速度が遅くてもデータの検出できる長所がある。
【0004】そして、前記提案されたVSB受信機は変
調信号からディジタルデータの検出を受信機で搬送波を
復元して復調する同期式検出方式を使う。前記同期式検
出方式は非同期式検出方式に比べて同一な信号対雑音比
でさらに低いエラー率で検出できる利点もあるが、搬送
波復元回路により受信機の構造は複雑になる。従って、
提案されたVSB受信機は同期式検出のための送信信号
の位相検出はFPLLと位相トラッカを用いた2段階よ
り構成する。
【0005】前記FPLLはVSB信号に含まれたパイ
ロット信号を用いて送信信号の位相を推定する。かかる
FPLLは既存のPLLの周波数エラー検出回路として
容易に具現でき、これはGA HDTVシステムの勧告
案に開示されている。前記FPLLの出力はチャネル等
化器を通過した後PTL回路の入力として印加され、P
TL回路はFPLLで取り除かれない位相の雑音、すな
わち位相のエラーを取り除く機能をする。GA HDT
V受信機のPTL回路の構造はDDCRの構造とさほど
相違でないが、入力されたIチャネルの標本化されたデ
ータを用いて信号点の回転成分を推定した後ここから位
相のエラー値を補償する構造を有する。前記Iチャネル
のデータには実際伝達しようとする情報が含まれてお
り、Qチャネル(直交状)には実際情報伝達機能はない
が、変調信号のスペクトルを減少させる役割を果たす。
従って、復調時に位相エラーがある場合Iチャネルの標
本化データにはIチャネルのデータのみならずQチャネ
ルの信号も含まれる。従って、PTL回路で位相エラー
を修正するためにはQチャネルの情報も必要である。こ
の際、Qチャネルの情報はIチャネルのデータとヒルベ
ルトトランスフォームフィルタをフィルタリングするこ
とにより容易に求められる。
【0006】図1はGA委員会で標準方式として提案さ
れたGA HDTVの受信機の構造を示すブロック構成
図であって、図1に示すVSB方式の受信機についての
説明は、韓国通信学会が1994年度に発行した秋季総
合学術発表会論文集“同期式VSB受信機のための位相
トラッカの設計及び性能分析”に開示されている。ま
ず、アンテナを通じて受信された信号はチューナ10に
入力され、この際、前記チューナ10から出力される信
号の等価帯域通過VSB信号(ここでは、y(t)とす
る)は次の式1のように表現されうる。
【0007】
【数5】
【0008】上記式1においてωC ,θ(t)はそれぞ
れ搬送波の周波数及び任意の位相であり、
【0009】
【外1】
【0010】は複素低域通過信号で
【0011】
【外2】
【0012】は実数成分と虚数成分より構成されていて
次の式2のように表現できる。
【0013】
【数6】
【0014】FPLL20は前記チューナ10から出力
される等価帯域通過VSB信号に含まれたパイロット信
号を用いて搬送波ejwctを復元する。前記搬送波ejwct
を前記等価帯域通過VSB信号にかけて基底帯域の信号
に変調して、これを次の式3のように表す。 i(t)=xr (t)cos(θ[n])−xi (t)sin(θ[n]) ・・・式3 この際、Qチャネル成分は次の式4のように表現でき
る。
【0015】 q(t)=xr (t)sin(θ[n])+xi (t)cos(θ[n]) ・・・式4 前記式3,4においてθ[n]は前記FPLL20で推
定した位相のエラー値である。前述した過程で受信信号
の搬送波と復元された搬送波との間には位相エラーによ
る残留位相成分が存し、前記残留位相成分が復調信号を
歪ませる。GA委員会からのVSB方式の受信機では前
記信号のうちIチャネル信号のみ使われ、その後STR
(Symbol Timing Recovery)4
0は前記FPLL20の出力信号i(t)を入力されシ
ンボルタイミングを復元してA/D変換器30の動作タ
イミングを制御する。前記A/D変換器30は前記FP
LL20の出力信号i(t)を前記STR40の制御下
にシンボル区間比率によりディジタル信号
【0016】
【外3】
【0017】に変換して出力する。前記ディジタル信号
【0018】
【外4】
【0019】は等化器50を経てPTLに入力され、前
記等化器50から出力される信号I[nT]は次の式5
のように表現できる。
【0020】
【数7】
【0021】上記式5においてθ(以下の説明で[n]
は説明の明瞭化のために省略する)の変化は十分遅いと
仮定できる。従って、θ[n]の値は数シンボル時間の
間の定数値を有する。前記の式5は位相エラーがθ
[n]の搬送波に復調した信号のIチャネルの位相成分
である。このIチャネルの信号I[nT]は等化器50
を経てPTL60に入力される。前記PTL60では位
相エラーθを推定してこの値を補償させる機能を行う。
【0022】しかし、VSB変調方式ではxr 及びxi
の値全部0でない値を有するので、前記式5と表現され
たIチャネル信号のみでは位相エラーθを推定できな
い。従って、Qチャネルの信号は位相エラーの推定のた
めに必要である。しかし、実際PTL60に入力される
信号はIチャネルの信号のみがないので、前記PTL6
0では前記式4のQチャネル成分の信号をディジタルフ
ィルタを通じてIチャネルの信号から推定して使う。
【0023】図2は従来の技術によるPTLのブロック
構成図であって、前述したようにヒルベルトトランスフ
ォーマフィルタであるディジタルフィルタ63は乗算器
61から出力されるIをディジタルフィルタリングして
Qの復元値であるQ’を出力する。実際低域通過VSB
信号のIチャネル成分とQチャネル成分は次のような関
係を有する。
【0024】 xr *hvsb =xi ・・・式6 前記式6においてhvsb はヒルベルトトランスフォーマ
とハイパスフィルタを直列連結したフィルタの応答と同
じである。ハイパスフィルタはVSB変調信号のスペク
トルで残留側波帯域を存させる機能をする。GA HD
TVで採択したVSB信号のスペクトルでは残留側波帯
域を0.31MHzと定めた。また、VSB信号の基底帯域
における帯域は5.59MHzである。従って、前記残留側
波帯域は実際に極めて微細な領域を占めると見られる。
それで、かかるVSB信号のスペクトルはSSB(単側
波帯)信号のスペクトルに近似させてもさほどエラーは
ないと判断される。この場合、前記hvsb はヒルベルト
トランスフォームhH に近似化される。ヒルベルトトラ
ンスフォームは結局信号を90度位相シフトさせる機能
を行うので、xr ,xi は次のような関係式を有する。
【0025】 xr *hH =xi ・・・式7 xi *hH =−xr ・・・式8 式5のI信号における変化が位相エラーθの変化に比べ
て極めて遅い場合は次の式を満たす。 xr cosθ*hH =xi cosθ ・・・式9 xi sinθ*hH =−xr sinθ ・・・式10 従って、前述した結果を総合すれば次のような結果が得
られる。
【0026】 I*hH =xi cosθ+xr sinθ=Q ・・・式11 前記PTL60における位相検出構造について説明すれ
ば、実際伝送された信号xr +jxi と位相エラーが含
まれた信号I+jQ間には次のような関係がある。
【0027】
【数8】
【0028】従って、前記式12を位相エラーθ[n]
について展開すれば次のような関係が得られる。
【0029】
【数9】
【0030】前記式13において虚数部分のみを展開す
れば次の式14のように表現できる。
【0031】
【数10】
【0032】従って、θの値が小さい場合に位相エラー
は次の式15のように求められる。
【0033】
【数11】
【0034】しかし、受信側では送信されたxr ,xi
の真値がわからないのでこれらの推定値を用いる。すな
わち、式5でθの値が小さい場合、Iチャネル信号の値
はx r の値と近似になるので、Iチャネル信号を決定し
てxr の推定値とする。そして、式5と式11を二乗す
ればθと無関係の式16のように表現される関係が得ら
れる。
【0035】 I2 +Q2 =xr 2 +xi 2 ・・・式16 従って、xi の推定値
【0036】
【外5】
【0037】は式17のように得られる。
【0038】
【数12】
【0039】前記式17からθの値が小さい場合にQの
値はxi の値と近似になるのでxiの符号はQの符号と
同一なことを選択する。すなわち、
【0040】
【数13】
【0041】
【数14】
【0042】前述した従来の方法において、位相エラー
の式は前述した式15と同様であり、前記式15を用い
て位相エラー信号を求め、前記位相エラー信号は累積器
67で累積される。サイン及びコサインテーブルROM
68は前記累積された位相エラー信号の平均値に応ずる
サイン及びコサイン値を前記複素乗算器65に出力し、
前述した過程を繰り返して残留位相成分を取り除く。前
述したPTL60の性能を左右する最も大事な部分は入
力信号とPTL60で発生させた信号間の位相差を検出
する方法である。
【0043】しかし、前述した従来の位相トラッキング
ループ回路は位相検出アルゴリズムで非現実的な仮定を
前提とする短所がある。また、xr の値を決定するにお
いてただIの値を用いるので決定されるエラーに応じて
位相検出の線形動作範囲が制限される短所があり、ま
た、前述した短所による性能劣化を避けられない短所が
あった。また、従来のPTL回路及び位相検出方法は制
限累積値をPTL60への入力信号(Iデータ)にかけ
ることにより残留位相による振幅歪曲を補償するが、デ
ィジタルフィルタ63の遅延のため振幅補償が実際エラ
ーについて遅延を以て補償される問題点があった。
【0044】従って、前述した問題点を解決するための
位相トラッキングループ回路が本願出願人により先出願
された大韓民国特許出願第95−5265号に開示され
ている。前記特許出願第95−5265号に前述した問
題点を解決するために図3に示した通り、次の式20及
び21により位相エラーを検出する。図3は前記の特許
出願第95−5265号に開示された位相トラッキング
ループ回路の入力信号に対するスキャタリング線図であ
る。
【0045】 θ=ATAN(Ie /Q”) ・・・式20
【0046】
【数15】
【0047】前述した特許出願第95−5265号の位
相検出は図2に示した従来のPTL60でIe を求める
ためにI”のみを用いて決定するのとは異なり、図3に
示したようにI”,Q”信号の両方を用いて斜線で表示
したスロープを求めてIe を決定するようにした。これ
は固定された決定領域が小さい残留位相エラーにも誤っ
て決定しやすい反面、一定数のデータでスロープを求め
て適応的な決定領域を有させることにより決定エラーを
減らせるように改善したものである。
【0048】しかし、前述した従来の位相検出方法及び
位相トラッキングループ回路は式19及び式20に示し
たように、Q値が位相エラーの検出に大事な役目を果た
すので前記Q値を推定するための図2に示したディジタ
ルフィルタが精巧すべき短所がある。また、ATANな
どの処理のための構成またはアルゴリズムが追加される
べきなのでシステムが複雑になる問題点があった。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はディジタル残留側波帯変調通信装置の位相検出方法に
おいてQチャネル値に敏感でない位相検出方法を提供す
ることである。本発明の他の目的はハードウェア構成を
単純化し、Qチャネル値に敏感でない位相トラッキング
ループ回路を提供することである。
【0050】本発明のまた他の目的は、ディジタル残留
側波帯変調通信装置の位相検出方法において入力される
データチャネルのシンボルを単位で動作する位相トラッ
キングループ回路を提供することにある。さらに本発明
の目的は、ディジタル残留側波帯変調通信装置の位相検
出方法において入力されるデータチャネルのブロックを
単位処理して位相をトラッキングする位相トラッキング
ループ回路を提供することにある。
【0051】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、ディジタル残留側波帯変調通信装置の
位相検出方法において、外部から入力されるIチャネル
データをフィルタリングして第1のQチャネルデータを
復元するとともに、前記Iチャネルデータを所定遅延す
る第1の段階と、前記第1の段階で遅延された前記Iチ
ャネルデータ及び前記第1のQチャネルデータに所定サ
イン及びコサイン値をそれぞれ複素乗算して第1のIチ
ャネルデータと第2のQチャネルデータを生成する第2
の段階と、前記第2の段階で生成された前記第1のIチ
ャネルデータに所定累算制限値を乗算して利得が調節さ
れた第2のIチャネルデータを生成する第3の段階と、
前記第2の段階で生成された前記第2のQチャネルデー
タと前記第3の段階で生成された前記第2のIチャネル
データとに基づいて所定残留位相エラー値に対応して前
記第2のIチャネルデータの近接したIレベル推定値を
推定する第4の段階と、前記第2の段階で推定された前
記Iレベル推定値及び前記第3の段階で生成された前記
第2のIチャネルデータ並びに前記第2の段階で生成さ
れた前記第2のQチャネルデータに基づいて、前記第2
のQチャネルデータの方向性に従って前記第2のIチャ
ネルデータと前記Iレベル推定値との間の差に対応する
位相エラー値を決定して出力する第5の段階とを設けて
なる
【0052】前述した目的を達成するために本発明は、
ディジタル残留側波帯変調通信装置の位相トラッキング
ループ回路において、所定Iチャネルデータをフィルタ
リングして第1Qチャネルデータを復元して出力するデ
ィジタルフィルタリング手段と、前記Iチャネルデータ
を前記ディジタルフィルタリング手段のフィルタリング
時間の間遅延して第1Iチャネルデータとして出力させ
る遅延手段と、前記第1Iチャネルデータ及び前記第1
Qチャネルデータに所定サイン及びコサイン値をそれぞ
れ複素乗算して第2Iチャネルデータと第2Qチャネル
データとして出力する第1乗算手段と、前記第2Iチャ
ネルデータに所定累算制限値をかけて出力する第2乗算
手段と、前記第2Qチャネルデータと前記乗算手段から
乗算出力される第2Iチャネルデータを入力され所定残
留位相エラー値に応じて第2Iチャネルデータの近接さ
れたIレベル推定値を推定して出力する推定手段と、前
記Iレベル推定値、第2Iチャネルデータ及び第2Qチ
ャネルデータを入力され、前記第2Qチャネルデータの
方向性により前記第2Iチャネルデータと前記Iレベル
推定値との差に応ずる位相エラー値を決定して出力する
位相エラー決定手段と、前記位相エラー値を入力され所
定第1除数値で除算してその除算値を位相エラー値とし
て出力する第1除算手段と、前記所定位相値に応ずるサ
イン及びコサイン値を備え、前記位相エラー値に応ずる
サイン及びコサイン値を前記第1乗算手段として出力す
るサイン及びコサインテーブル貯蔵手段と、前記位相エ
ラー値を所定個数で累算し、該累算値を所定第2除数値
で除算して残留位相エラーとして前記推定手段に出力す
る第2除算手段と、前記Iレベル推定値、第2Iチャネ
ルデータを入力され前記第2IチャネルデータからIレ
ベル推定値の減算値を前記累算制限値として前記第2乗
算手段に出力する累算制限手段とより構成する。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい構成及び
動作の一実施例を添付した図面に基づき詳細に説明す
る。そして、後述する本発明の要旨を不明にする虞のあ
る公知の機能及び構成に対する詳細な説明は省くことと
する。図4は本発明の望ましい一実施例によるPTLの
ブロック構成図であって、入力されるIチャネルデータ
とヒルベルトトランスフォームフィルタリングして前記
Iチャネルデータと位相が異なる第1のQチャネルデー
タ、例えばQ’チャネルデータとして出力するディジタ
ルフィルタ310と、入力されるIチャネルデータを前
記ディジタルフィルタ310のフィルタリング時間の間
遅延して出力させる遅延器320と、前記遅延器320
とディジタルフィルタ310から出力されるIチャネル
データ及びQ’チャネルデータに位相トラッキングルー
プで検出された位相エラーに応ずるサイン及びコサイン
値をそれぞれ複素乗算して位相補正された第1のIチャ
ネルデータ及び第2のQチャネルデータ、例えばI”チ
ャネルデータとQ”チャネルデータとして出力する複素
乗算器330と、前記I”チャネルデータに所定累算制
限値をかけてQチャネルフィルタリング不完全性と振幅
歪曲を補正して第2のIチャネルデータ、例えばI”チ
ャネルデータを出力する乗算器340と、前記Q”チャ
ネルデータと前記乗算器340から補正されたI”チャ
ネルデータを入力され残留位相エラーの比例値から前記
I”チャネルデータの近接したIレベル値である
【0054】
【外6】
【0055】を推定し、
【0056】
【外7】
【0057】チャネルデータ、Q”チャネルデータを出
力する推定器350と、前記
【0058】
【外8】
【0059】チャネルデータ、Q”チャネルデータを入
力され残留位相値θを検出して出力する残留位相検出器
360と、前記残留位相値θを入力され位相トラッキン
グループが発散しないように所定除数Mで除算して位相
エラー値として出力する第1除算器370と、前記第1
除算器370から出力される位相エラー値を累算してそ
の累算値を出力する第1累算器380と、前記第1累算
器380から出力される累算値に応ずるサイン及びコサ
イン値を前記複素乗算器330に出力するサイン及びコ
サインテーブルROM390と、前記残留位相検出器3
60からN個のシンボルの前記残留位相値θを入力され
これを累算して出力する第2累算器400と、前記第2
累算器400から出力される残留位相の累算値を第2除
数値N・Rで除算してその除算値を残留位相エラー値と
して前記推定器350に出力する第2除算器410と、
前記推定器350から
【0060】
【外9】
【0061】チャネルデータを入力され
【0062】
【外10】
【0063】の演算値を累算制限値で生成し、前記I”
チャネルデータ値の絶対値が予め設定されたレベル以上
のとき(例えば、6以上の時)、前記累算制限値を予め
設定された制限範囲(例えば0.8 〜1.2 )内の近似値に
制限して前記乗算器340に出力する累算制限器420
より構成される。前記構成において第2除数値のRはθ
値の敏感度を調整するための調整係数である。
【0064】以下、前述した図4の構成に基づき本発明
の好適な一実施例を説明する。一般に、GA HDTV
では受信信号を1次に図1に示したFPLL20を用い
て復調し、この復調過程で受信搬送波と受信機のFPL
L20で発生させた搬送波との間の位相エラーによる残
留位相成分が存し、発生する。このような復調過程で発
生された残留位相成分は復調信号を歪曲させる。その後
前記FPLL20で復調された信号はSTR40により
駆動されるA/D変換器30によりデータシンボルレー
トでディジタル信号に変換され、前記ディジタル信号は
等化器50を経て位相トラッキングループ回路に入力さ
れる。
【0065】基本的に前記位相トラッキングループ回路
に入力される入力信号はIチャネル信号のみ入力される
ことにより位相情報を抽出し、位相エラーを補正するた
めにはQチャネル情報が必要なのでIチャネル信号とヒ
ルベルトトランスフォームフィルタであるディジタルフ
ィルタ310を用いて前記Qチャネル信号を前記Iチャ
ネル信号から復元する。
【0066】すなわち、図4に示したディジタルフィル
タ310は等化器50から入力されるIチャネルデータ
をヒルベルトトランスフォームフィルタリングしてQ’
チャネルデータを復元して出力する。一方、遅延器32
0は等化器50から入力されるIチャネルデータを前記
ディジタルフィルタ310のフィルタリング時間の間遅
延してこのIチャネルデータを出力させる。図4に示す
複素乗算器330は前記遅延器320とディジタルフィ
ルタ310からそれぞれ出力されるIチャネルデータ及
びQ’チャネルデータに位相トラッキングループ回路で
検出された位相エラーに応ずるサイン及びコサイン値を
それぞれ複素乗算して位相補正されたI’チャネルデー
タとQ”チャネルデータに出力する。すなわち、前記複
素乗算器330は前記Q’チャネルデータを用いて遅延
器320を経たIチャネル入力信号と位相トラッキング
ループ回路で発生させたサイン及びコサイン値の位相の
減算を通じて位相補正をなす。
【0067】複素乗算器330の一側出力ノードに接続
された乗算器340は前記I”チャネルデータに累算制
限器420から入力される累算制限値をかけてQチャネ
ルフィルタリング不完全性と振幅歪曲を補正し、補正さ
れたI”チャネルデータ列を図1に示したディコーダ及
びデインタリーバ70に出力する。また、推定器350
はQ”チャネルデータと所定前記乗算器340から補正
出力されるI”チャネルデータを入力され所定残留位相
エラーの比例値から前記I”チャネルデータに近接した
Iチャネル推定レベル値である
【0068】
【外11】
【0069】を推定して出力する。したがって、推定器
350から出力されるIチャネル推定レベル値
【0070】
【外12】
【0071】チャネルデータ、及びQ”チャネルデータ
が出力される。残留位相検出器360は前記推定器35
0から出力される
【0072】
【外13】
【0073】チャネルデータ、及びQ”チャネルデータ
を入力され残留位相値θを検出して出力する。本発明の
好適な一実施例による位相検出方法はヒルベルトトラン
スフォームフィルタリングにより擬似的に発生されたQ
チャネル値の方向性のみを使うので、前記ディジタルフ
ィルタ310が精巧でなくても性能に何らの影響を受け
ない。すなわち、本発明では次の式22により位相エラ
ーを求める。
【0074】
【数16】
【0075】前記式22はIチャネル信号の判定値に対
するエラーとディジタルフィルタ310でフィルタリン
グされ入力されるQ”チャネルデータの方向性のみで位
相エラーを求める。すなわち、前記式22は本発明の他
の実施例により次の式23に示すようにさらに単純化さ
せうる。
【0076】
【数17】
【0077】従って、I”,Q”チャネルデータの方向
性のみを用いるのでハードウェア的な構成がさらに簡単
になる。その後、第1除算器370は前記式22及び2
3により求められた残留位相値を入力され位相トラッキ
ングループが発散しないように所定除数M(一例として
定数30)で前記位相エラーθを除算して出力し、第1
累算器380は前記第1除算器370から出力される位
相エラー値を累算してサイン及びコサインテーブルRO
M390に出力する。
【0078】前記サイン及びコサインテーブルROM3
90は各位相に応ずるサイン及びコサイン値を備え、前
記第1累算器380からの入力に応ずるサイン及びコサ
イン値を前記複素乗算器330に出力する。一方、第1
累算器380は前記残留位相検出器360から位相エラ
ーθを入力され、次の式24のように適宜なゲイン
【0079】
【外14】
【0080】がかけられ以前出力値θ’n-1 に加えられ
る。 θ’n =θ’n-1 +αθn α=1/M ・・・式24 前記式24においてα値は位相補正のためのバンド幅と
関連した値で、利得を調整するための係数値である。一
方、第2累算器400は前記残留位相検出器360から
n個シンボルの残留位相値θを入力され、これを下記の
式25のように累算して第2除算器410に供給する。
【0081】
【数18】
【0082】前記第2除算器410は前記第2累算器4
00から出力される累算値を第2除数値(N・R)で除
算し、その除算値を残留位相エラー値として前記推定器
350に出力する。前記推定器350は上記式25のよ
うに累算された後、第2除数値で除算された残留位相誤
差値に“−SGN(I”)”の値を乗算して下記の式2
6のように推定された残留位相誤差値を累算制限器42
0に供給する。
【0083】
【数19】
【0084】累算制限器420は前記推定器350から
式26のように供給される
【0085】
【外15】
【0086】チャネルデータの推定された残留位相エラ
ー値を
【0087】
【外16】
【0088】の演算値を累算制限値として生成し、前記
I”チャネルデータ値の絶対値が予め設定されたレベル
以上(例えば、6以上)のとき、前記累算制限値を予め
設定された制限範囲(例えば、0.8 〜1.2 )内の近似値
に制限して乗算器340に出力する。このように動作さ
れる累算制限器420の構成は後述する図5によってよ
り明確に理解されることであろう。
【0089】図5は図4に示す累算制限器の一実施例に
よる具体的なブロック構成図である。同図を参照すれ
ば、推定器350から式26のように出力される推定さ
れた残留位相エラー値は図5の第3累算器422の一側
に入力される。前記第3累算器422のまた他の入力端
子は制限器426により出力レベルが制限されたIチャ
ネルデータが入力される。前記第3累算器422は前記
2つの端子に入力される信号を累算して出力をシンボル
遅延器424に入力させる。前記シンボル遅延器424
は入力された信号をシンボル単位で遅延して出力ノード
に接続された制限器(リミッタ)426に出力する。こ
の制限器426はシンボル遅延器424から出力される
Iチャネルデータの絶対値、すなわちレベルを予め設定
された下限しきい値THL と上限しきい値THH (例え
ば、I”チャネルデータ値の絶対値が6以上のときには
前記THL とTHH はそれぞれ0.8 及び1.2 の定数に設
定される)範囲内の近似値に制限して上述した第2乗算
器340に供給する。すなわち、前記累算制限器420
はI”チャネルデータ値の絶対値が最大値のレベルと判
定されるときに累算された値を予め設定された値の近似
値に制限して第2乗算器340に出力することになる。
【0090】前記の本発明の望ましい一実施例ではハー
ドウェア構成の単純化のために入力信号の方向性を主と
して用いる一実施例を提案したが、インパルスノイズな
どが存する劣悪なチャネル環境下で前述した構成の信頼
性を高めるために前記位相エラーθを次の式27で最適
化しうる。 θ’n, mod=θ’n-1, mod+med(θ’n-k,θn-k+1,・・,θn-1,θn ) ・・・式27 上記の式27においてmedは中間値選択関数であり、
θn, modは孤立点が取り除かれた位相エラー値である。
すなわち、前記の式22または式23を通じて求められ
たk個のシンボルの位相エラーθn-k 〜θn を求め、前
記式27のように非線形処理により孤立点を取り除くこ
とによりPTL60の異常な動作を防止しうる。前記式
でk値は偶数で0の時は上記式22または式23のよう
になる。
【0091】そして、式27でθ0 は現在シンボルレー
トから検出された位相エラー値である。上記した一実施
例の説明では第2累算器400で残留位相検出器360
から出力されるn個シンボルの残留位相値θを累算して
ブロック単位で処理する関係を説明したが、シンボル単
位で処理することもできる。シンボル単位で位相トラッ
キングする処理過程は次の通りである。
【0092】図4に示した第2累算器400を削除し、
残留位相検出器360と第2除算器410との間を経路
402で直接接続すると、残留位相検出器360から第
2除算器410に入力されるデータ値は
【0093】
【外17】
【0094】となる。このとき、第2除算器410は上
記データ
【0095】
【外18】
【0096】を前述したように第2除数値(N・R)で
除算し、その除算値を残留位相エラー値として推定器3
50に出力する。このようにシンボル単位で処理される
場合、前記の除数値“N・R”でNは1の値を持たなけ
ればならない。この推定器350は第2除算器410で
除算された残留位相エラー値に“−SGN(I”)”の
値を乗算して下記の式28のように推定された残留位相
エラー値を累算制限器420に供給する。
【0097】
【数20】
【0098】累算制限器420は上記の式28のような
残留位相エラー値のレベルを累算制限して第2乗算器3
40に供給することにより、シンボル単位で位相トラッ
キングが実行されることが分かる。図6は本発明のまた
他の実施例による位相トラッキングループ回路のブロッ
ク構成図である。同図の図面を参照すれば、第2乗算器
340の入出力端子がIチャネルデータ入力ラインとデ
ィジタルフィルタ310及び遅延器320の入力端子の
間に位置されている構成を除外しては、図4の構成と同
一であることが分かる。同図に示すような構成は、Iチ
ャネルデータの利得を累算制限器420の出力によって
調節した後に位相トラッキングの動作が遂行されるよう
にしたもので、Qチャネルデータの利得をサイン値以外
に多数の値を用いるときに有用に利用できる例である。
【0099】図6のような構成でも第2累算器400及
び経路402の選択的な接続により残留位相検出器36
0から出力される残留位相値θをブロック単位あるいは
シンボル単位で処理して位相トラッキングの動作を遂行
できる。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は正確なQ値
の推定なしに方向性のみで位相エラーが求められ精巧の
ディジタルフィルタを要求せず、Iチャネル値とQチャ
ネル値の方向性のみを用いてハードウェア構成を単純化
させ、ATANなどの演算回路またはアルゴリズムを必
要としない長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】米国GA HDTVグループで提案されたGA
HDTV受信機の一般のブロック構成図である。
【図2】米国GA HDTVグループで提案された位相
トラッキングループ回路のブロック構成図である。
【図3】従来技術による位相トラッキングループ回路の
入力信号に対するスキャタリング線図である。
【図4】本発明の好適な一実施例による位相トラッキン
グループ回路のブロック構成図である。
【図5】図4に示す累算制限器の一実施例による具体的
なブロック構成図である。
【図6】本発明の他の実施例による位相トラッキングル
ープ回路のブロック構成図である。
【符号の説明】
310 ディジタルフィルタ 320 遅延器 330 複素乗算器 350 推定器 360 残留位相検出器 370 第1除算器 380 第1累算器 390 サイン及びコサインテーブルROM 402 第2累算器 410 第2除算器 420 累算制限器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−163664(JP,A) 特開 平7−274141(JP,A) 特開 平7−4143(JP,A) 特開 平8−46891(JP,A) 特開 平8−56339(JP,A) 特開 平8−56340(JP,A) 特開 平8−56341(JP,A) 特表 平9−510839(JP,A) 特表 平9−510842(JP,A) 特表 平9−510840(JP,A) 特表 平9−510841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/06

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル残留側波帯変調通信装置の位
    相検出方法において、 外部から入力されるIチャネルデータをフィルタリング
    して第1のQチャネルデータを復元するとともに、前記
    Iチャネルデータを所定遅延する第1の段階と、前記第1の段階で遅延された前記Iチャネルデータ及び
    前記第1のQチャネルデータに所定サイン及びコサイン
    値をそれぞれ複素乗算して第1のIチャネルデータと第
    2のQチャネルデータを生成する第2の段階と、 前記第2の段階で生成された前記第1のIチャネルデー
    タに所定累算制限値を乗算して利得が調節された第2の
    Iチャネルデータを生成する第3の段階と、 前記第2の段階で生成された前記第2のQチャネルデー
    タと前記第3の段階で生成された前記第2のIチャネル
    データとに基づいて所定残留位相エラー値に対応して前
    記第2のIチャネルデータの近接したIレベル推定値を
    推定する第4の段階と、 前記第2の段階で推定された前記Iレベル推定値及び前
    記第3の段階で生成された前記第2のIチャネルデータ
    並びに前記第2の段階で生成された前記第2のQチャネ
    ルデータに基づいて、前記第2のQチャネルデータの方
    向性に従って前記第2のIチャネルデータと前記Iレベ
    ル推定値との間の差に対応する位相エラー値を決定して
    出力する第5の段階とを有する ことを特徴とする位相検
    出方法。
  2. 【請求項2】 前記第5段階で生成された前記位相エラ
    ー値を入力され下記式、 θ’n, mod=θ’n-1, mod+med(θ’n-k,θn-k+1,・・,θn-1,θn ) θ’n, modは孤立点が取り除かれた位相エラー値 θn は現在シンボルレートから検出された位相エラー値 kは任意の定数 に基づき非線形処理により孤立点を取り除いた位相エラ
    ー値を出力する第6の段階をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の位相検出方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル残留側波帯変調通信装置の位
    相トラッキングループ回路において、 外部から入力されるIチャネルデータをフィルタリング
    して第1のQチャネルデータを復元出力し、前記Iチャ
    ネルデータを所定遅延して出力するフィルタリング手段
    及び遅延手段と、 前記遅延されたIチャネルデータ及び第1のQチャネル
    データに所定サイン及びコサイン値をそれぞれ複素乗算
    して第1のIチャネルデータと第2のQチャネルデータ
    として出力する第1乗算手段と、 前記第1のIチャネルデータに所定累算制限値を乗算し
    て利得が調節された第2のIチャネルデータを出力する
    第2乗算手段と、 前記第2のQチャネルデータと前記第2乗算手段から乗
    算出力される第2のIチャネルデータを受け、所定残留
    位相エラー値に対応して第2のIチャネルデータの近接
    したIレベル推定値を推定して出力する推定手段と、 前記Iレベル推定値、第2のIチャネルデータ及び第2
    のQチャネルデータを受け、前記第2のQチャネルデー
    タの方向性に従って前記第2のIチャネルデータと前記
    Iレベル推定値との間の差に対応する位相エラー値を決
    定して出力する位相エラー決定手段と、 前記位相エラー値を受けて所定の第1除数値で除算して
    その除算値を位相エラー値として出力する第1除算手段
    と、 前記所定の位相エラー値に対応するサイン及びコサイン
    値を備え、前記位相エラー値に対応するサイン及びコサ
    イン値を前記第1乗算手段に出力するサイン及びコサイ
    ンテーブル貯蔵手段と、 前記位相エラー値を予め設定された第2除数値で除算し
    て残留位相エラー値として前記推定手段に出力する第2
    除算手段と、 前記Iレベル推定値、第2のIチャネルデータを受けて
    前記第2のIチャネルデータからIレベル推定値の減算
    値の累積レベルを予め設定された制限値に制限して前記
    第2乗算手段に出力する累算制限手段とから構成される
    ことを特徴とする位相トラッキングループ回路。
  4. 【請求項4】 前記位相エラー決定手段が下記式、 【数1】 に基づき位相エラー値を決定して出力することを特徴と
    する請求項3に記載の位相トラッキングループ回路。
  5. 【請求項5】 前記位相エラー決定手段が下記式、 【数2】 に基づき位相エラー値を決定して出力することを特徴と
    する請求項3に記載の位相トラッキングループ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1除算手段から前記位相エラー値
    を入力され所定個数で累算して該累算値を前記サイン及
    びコサインテーブル貯蔵手段の位相エラー値として入力
    させる累算手段をさらに含むことを特徴とする請求項3
    に記載の位相トラッキングループ回路。
  7. 【請求項7】 前記第2除算手段は、前記位相エラー決
    定手段から出力されるn個のシンボルの位相エラーθを
    下記の式、 【数3】 のように累算して受信されたデータブロックに対応する
    位相エラー値を出力する第2累算手段と、前記累算され
    たブロックの位相エラー値を予め設定された第2除数値
    で除算して残留位相エラー値を出力する除算手段とを備
    える請求項3記載の位相トラッキングループ回路。
  8. 【請求項8】 前記推定手段は、前記除算手段から出力
    されるブロックの残留位相エラー値を下記の式、 【数4】 (ただし、αは位相補正のための帯域幅と関連した定
    数)のように演算して推定されたブロックの残留位相エ
    ラー値を前記累算制限手段に供給する請求項7記載の位
    相トラッキングループ回路。
  9. 【請求項9】 前記累算制限手段は、前記推定手段から
    出力されるブロックの残留位相エラー値と予め設定され
    たレベルで制限された値を累算してシンボル遅延する手
    段と、前記シンボル遅延された累算値を予め設定された
    下限しきい電圧及び上限しきい電圧の範囲に制限して前
    記第2乗算手段に供給する制限器とを備える請求項7記
    載の位相トラッキングループ回路。
  10. 【請求項10】 前記ディジタルフィルタリング手段が
    ヒルベルトトランスフォームディジタルフィルタである
    ことを特徴とする請求項3に記載の位相トラッキングル
    ープ回路。
  11. 【請求項11】 前記第1除算手段から前記位相エラー
    値を入力され所定個数で累算して該累算値を前記サイン
    及びコサインテーブル貯蔵手段の位相エラー値として入
    力させる累算手段をさらに含むことを特徴とする請求項
    4または5に記載の位相トラッキングループ回路。
  12. 【請求項12】 前記累算制限手段が、 所定累算範囲と基準値を備え、前記Iレベル推定値、第
    2のIチャネルデータを入力され前記第2のIチャネル
    データからIレベル推定値を減算してその減算値を求
    め、前記Iレベル推定値の絶対値が前記基準値以上の時
    前記減算値に最も近似の前記累算範囲内の値を累算制限
    値として出力し、前記Iレベル推定値の絶対値が前記基
    準値以上の時前記減算値を累算制限値として出力する累
    算制限手段であることを特徴とする請求項4または5に
    記載の位相トラッキングループ回路。
  13. 【請求項13】 前記ディジタルフィルタリング手段が
    ヒルベルトトランスフォームディジタルフィルタである
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の位相トラッ
    キングループ回路。
  14. 【請求項14】 ディジタル残留側波帯変調通信装置の
    位相トラッキングループ回路において、 所定Iチャネルデータをヒルベルトトランスフォームフ
    ィルタリングして第1Qチャネルデータとして出力する
    ディジタルフィルタリング手段と、 前記Iチャネルデータを前記ディジタルフィルタリング
    手段のフィルタリング時間の間遅延して第1のIチャネ
    ルデータとして出力させる遅延手段と、 前記第1のIチャネルデータ及び前記第1のQチャネル
    データに所定サイン及びコサイン値をそれぞれ複素乗算
    して第2のIチャネルデータと第2のQチャネルデータ
    として出力する第1乗算手段と、 前記第2のIチャネルデータに所定累算制限値をかけて
    出力する第2乗算手段と、 前記第2のQチャネルデータと前記乗算手段から乗算出
    力される第2のIチャネルデータを入力され所定残留位
    相エラー値に応じて第2のIチャネルデータの近接した
    Iレベル推定値を推定して出力する推定手段と、 前記Iレベル推定値、第2のIチャネルデータ及び第2
    のQチャネルデータを入力され、前記第2のQチャネル
    データの方向性により前記第2のIチャネルデータと前
    記Iレベル推定値との差に応ずる位相エラー値を決定し
    て出力する位相エラー決定手段と、 前記残留位相エラー値を入力され所定第1除数値で除算
    してその除算値を位相エラー値として出力する第1除算
    手段と、 前記第1除算手段から前記位相エラー値を入力され所定
    個数で累算してその累算値を前記サイン及びコサインテ
    ーブル貯蔵手段の位相エラー値として入力させる累算手
    段と、 前記所定位相エラー値に応ずるサイン及びコサイン値を
    備え、前記位相エラー値に応ずるサイン及びコサイン値
    を前記第1乗算手段に出力するサイン及びコサインテー
    ブル貯蔵手段と、 前記残留位相エラー値を所定個数で累算し、その累算値
    を所定第2除数値で除算して残留位相エラー値として前
    記推定手段に出力する第2除算手段と、 所定累算範囲と基準値とを備え、前記Iレベル推定値、
    第2のIチャネルデータを入力され前記第2のIチャネ
    ルデータからIレベル推定値を減算してその減算値を求
    め、前記Iレベル推定値の絶対値が前記基準値以上の時
    前記減算値に最も近似の前記累算範囲内の値を累算制限
    値として出力し、前記Iレベル推定値の絶対値が前記基
    準値以上の時前記減算値を累算制限値として出力する累
    算制限手段とより構成することを特徴とする位相トラッ
    キングループ回路。
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