JPH052837A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH052837A
JPH052837A JP3156463A JP15646391A JPH052837A JP H052837 A JPH052837 A JP H052837A JP 3156463 A JP3156463 A JP 3156463A JP 15646391 A JP15646391 A JP 15646391A JP H052837 A JPH052837 A JP H052837A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報記録媒体のDMA領域に管理情報を多重記
録する情報記録再生装置において、DMAが内容不一致
しないフォーマット処理と、DMAを再生不能にしない
DMA更新処理と、正常なDMAを選別するDMA再生
処理によって装置の信頼性を向上させる。 【構成】本発明の情報記録再生装置は、DMAの各セク
タ毎の良否を保持するDMA管理レジスタ4と、DMA
のデータを保存するDMAデータバッファ回路7と、情
報記録再生装置3全体を制御するマイクロコントローラ
1を備える。マイクロコントローラ1は、先ず全DMA
を消去するフォーマット制御手段と、DDSが不良のと
きDMA全体を不良とし、PDLあるいはSDLの識別
子やリスト長が不適当なとき各PDLあるいはSDL全
体を不良とするDMA再生制御手段と、各DMA領域毎
にSDLを更新するSDL更新制御手段とを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定長のセクタ単位に
分割して記録される情報記録媒体を用いて情報の記録再
生動作を行う情報記録再生装置であり、特に多重記録さ
れる管理情報の不一致や誤検出の発生を防止する機能を
備えたことを特徴とする記録情報再生装置である。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量で交換可能な情報記録媒体
を扱う情報記録再生装置が普及し始めている。特に光デ
ィスク装置は、レーザ光を用いて光ディスク上に微少な
ビットを形成することによって記録再生を行なうので、
大容量で交換可能な情報記録に適している。交換可能で
あるために、情報記録媒体には、ディスクの管理情報を
納めたDMA(Defect Management
Area)領域が複数あり、同じ内容が多重記録されて
いる。各DMA領域は、ディスクの構造を定義したDD
S(Disk Definition Structu
re)と欠陥管理リストからなっている。
【0003】以下図面を参照して説明する。図7は、9
0mm書換型光ディスクで使用するユーザ領域の領域構
成図である。図7において、書換領域を挟むように、内
周と外周の各2箇所、合わせて4箇所のDMA領域が割
り当てられている。各DMA領域は、1セクタのDDS
と複数セクタのPDL(Primary Defect
List:一次欠陥リスト)と複数セクタのSDL
(SecondaryDefect List:二次欠
陥リスト)とダミーセクタから構成されている。図8は
DMA領域のデータ構造を示すものであり、図8(a)
はDDSのデータ構造図で、図8(b)と(c)はそれ
ぞれPDLとSDLのデータ構造図である。図8(a)
において、DDSの先頭には、このセクタがDDSであ
ることを示す識別子が納められ、続いて書換領域の分割
情報などが納められている。最後に、欠陥リストの位置
情報が納められている。図8(b)と(c)において、
PDLとSDLの先頭には、それぞれこのセクタがPD
LとSDLの先頭であることを示すために識別子が納め
られ、続いてリスト長と欠陥リストが納められている。
PDLの欠陥リストは、1エントリーが4バイトで表現
される欠陥セクタの位置情報を持つ。SDLの欠陥リス
トは、1エントリーが8バイトから構成され、欠陥セク
タと欠陥セクタを代替する代替セクタの位置情報を持っ
ている。DDSとPDLはディスク初期化処理において
のみ記録され、SDLはディスク初期化処理および記録
再生処理において欠陥セクタが検出された場合に更新記
録される。90mm書換型光ディスクのDMA領域の詳
細は、ISO/SC23 WG2 CD10090 に
記述されている。
【0004】フォーマット動作とは、ディスクの初期化
を行うことを指す。このときDDSと、サーティフィケ
ーション(ディスク検査)時に検出された欠陥セクタが
登録されたPDLと、欠陥セクタが登録されていないS
DLが各DMA領域に記録される。フォーマット処理の
パラメータ設定によっては、サーティフィケーションが
省略されて、欠陥セクタが登録されていない空のPDL
が記録されたりPDL自体が記録されないこともある。
【0005】起動動作とは、リセット時やディスク交換
時などにおいて、ディスクに対するデータの記録再生動
作を開始するために、DMA領域から欠陥管理情報を含
めてディスクの管理情報を読み出すことである。
【0006】SDL更新動作とは、ディスクに対するデ
ータの記録再生動作において新たな欠陥セクタが検出さ
れたとき、検出された欠陥セクタの管理情報が追加登録
されたSDLをディスク上に更新記録することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報記録再生装置は、DMA領域自体に欠陥セクタがあ
る場合、あるいはフォーマット処理や欠陥リストの更新
記録処理における不慮の電源切断などによって多重記録
されるべきDMA領域の記録内容に不一致が生ずる可能
性がある。したがって、各DMA領域に記録された情報
に不一致が発生すると、情報記録媒体における領域管理
や欠陥セクタ管理が正常に行なわれなくなる、誤った情
報が記録あるいは再生されるという問題点を有してい
た。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、DMA領域の記
録内容に不一致が発生しないようなフォーマット処理を
実行し、電源中断によってDMA領域が再生不能となら
ないような欠陥リストの更新記録処理を実行し、さらに
は電源中断などによりDMAの記録内容に不一致が生じ
ている情報記録媒体に対して正常な情報記録再生動作を
実行することが可能な情報記録再生装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホストコンピ
ュータに接続されて、欠陥管理情報が記録されるための
DMA領域を複数個備えたディスク状の情報記録媒体を
用いてセクタ単位でデータを記録再生する情報記録再生
装置であり、DMA領域におけるセクタ単位の良否を示
すDMA管理手段と、DMA領域におけるセクタデータ
を保存するDMAデータバッファ手段と、DMA領域に
おけるセクタデータを保存するDMAデータバッファ手
段と、全てのDMA領域に対する消去動作を実行した後
に各DMA領域に対する記録動作とベリファイ動作を実
行するとともに、欠陥セクタを含むDMA領域の個数が
所定数を越えたときにフォーマットエラーをホストコン
ピュータへ通知するフォーマット制御手段とを備えたこ
とを特徴とする情報記録再生装置である。
【0010】本発明は、ホストコンピュータに接続され
て、ディスク全体の領域管理情報を持つDDSと欠陥セ
クタの管理情報をもつPDLとSDLが複数のDMA領
域に多重記録されたディスク状の情報記録媒体を用いて
セクタ単位でデータを記録再生する情報記録再生装置で
あり、DMA領域におけるセクタ単位の良否を示すDM
A管理手段と、DMA領域におけるセクタデータを保存
するDMAデータバッファ手段と、全てのDMA領域か
らデータ再生を実行し、DDSが不良であるときにDM
A領域全体を不良と見なし、PDLあるいはSDLの識
別子やリスト長に不適当な値が記録されているときにP
DLあるいはSDL全体を不良と見なすとともに、欠陥
セクタを含むDMA領域の個数が所定数を越えたときに
メディアエラーをホストコンピュータへ通知するDMA
再生制御手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生
装置である。
【0011】本発明は、ホストコンピュータに接続され
て、ディスク全体の領域管理情報を持つDDSと欠陥セ
クタの管理情報をもつPDLとSDLが複数のDMA領
域に多重記録されたディスク状の情報記録媒体を用いて
セクタ単位でデータを記録再生する情報記録再生装置で
あり、DMA領域におけるセクタ単位の良否を示すDM
A管理手段と、DMA領域におけるセクタデータを保存
するDMAデータバッファ手段と、DMA領域における
SDLの消去動作と記録動作を連続して実行し各DMA
領域毎にSDLの更新記録を実行するSDL更新制御手
段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置であ
る。
【0012】
【作用】上記の構成により、本発明の情報記録再生装置
はフォーマット制御手段が全てのDMA領域に対する消
去動作を実行した後に各DMA領域に対する記録動作と
ベリファイ動作を実行することから、フォーマット処理
が完了する前に停電などによって処理が中断してもアン
フォーマット状態のディスクとして識別されるため、サ
ーティフィケーションに使用したテストデータなどが誤
って再生されることは防止される。また、多重記録され
るDAM領域から内容の異なるデータが再生されことも
ない。
【0013】また、DMA再生制御手段が、全てのDM
A領域からデータ再生を実行した後、DDSが不良であ
るときにDMA領域全体を不良と見なし、PDLあるい
はSDLの識別子やリスト長に不適当な値が記録されて
いるときにPDLあるいはSDL全体を不良と見なすこ
とから、処理が完了する前に停電などによりデータ記録
動作が中断されても、正しく記録されなかったDMA領
域から不適当なデータが読みだされることは防止され
る。
【0014】さらに、SDL更新制御手段が、DMA領
域におけるSDLの消去動作と記録動作を連続して実行
し各DMA領域毎にSDLの更新記録を実行することか
ら、停電などにより処理が途中で中断しても、更新記録
前あるいは更新記録後のSDLが少なくとも1個記録さ
れている。したがって、多重記録された全てのSDLが
失われるような致命的なエラーの発生を防止される。
【0015】
【実施例】本発明の情報記録再生装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら以下に説明する。なお、情報記
録再生装置が使用する情報記録媒体は、従来例で述べた
ものと同様の構造を持つものとする。
【0016】図1は、本発明の一構成例を示すブロック
図である。マイクロコントローラ1はその内部に格納さ
れた制御プログラムを用いて、内部バス2を介して情報
記録装置3全体を制御する回路である。DMA管理レジ
スタ4は、DMA領域においてセクタ単位に良否を保持
するレジスタで、DMA管理レジスタ書き込み信号5に
よって更新され、DMA管理レジスタ読み出し信号6に
よって読み出される。DMAデータバッファ回路7は、
DMA領域にあるセクタのデータを保持するメモリ回路
である。データバッファ回路8は、ホストコンピュータ
9と送受されるデータとDMA領域以外のセクタのデー
タを一時的に保持するためのメモリ回路である。インタ
フェース制御回路10は、SCSIのようなホストイン
タフェースバス11を介してホストコンピュータ9と接
続され、ホストコンピュータ9との間のコマンドやユー
ザデータやステータスなどの転送動作を制御する。ドラ
イブ装置12は、ESDIのようなドライブインタフェ
ースを介して、内部に装着された情報記録媒体(図示せ
ず)に対してセクタ単位でデータの記録再生動作を実行
する。エラー訂正回路13は、DMAデータバッファ回
路7とデータバッファ回路8に保持されたセクタデータ
に対して、データ記録動作ではエラー訂正符号を付加
し、データ再生動作ではエラー訂正処理を行なうととも
に訂正不能なエラーが検出されたときには訂正不能エラ
ー信号14を出力する。セクタ制御回路15は、再生デ
ータ16からアドレスを復調し、ターゲットアドレス信
号17で指定されたアドレスが復調できない場合にID
エラー信号18を出力し、一致した場合に起動信号19
を出力し再生制御回路20もしくは記録制御回路21も
しくは消去制御回路22を起動する。再生制御回路20
は、再生ゲート23を出力し、再生データ16を受け取
る。記録制御回路21は、記録データ24と記録ゲート
25を出力する。消去制御回路22は、消去ゲート26
を出力する。
【0017】次に図1を用いて、ディスクに対する消去
動作、記録動作、再生動作に従って、処理の流れを説明
する。
【0018】書換領域の消去動作の場合を説明する。ホ
ストコンピュータ9は、ホストインタフェースバス11
を介してインタフェース制御回路10に消去コマンドを
送る。インタフェース制御回路10は、受けたコマンド
を内部バス2を介してデータバッファ回路8に格納す
る。マイクロコントローラ1は、内部バス2を介してデ
ータバッファ回路8を読み出して、消去コマンドを受け
たことを解釈する。マイクロコントローラ1は、セクタ
制御回路15にターゲットアドレス信号17を介して消
去するセクタのアドレスを設定する。セクタ制御回路1
5は、ドライブ装置12から送られる再生信号16から
アドレスを復調して、消去するセクタのアドレスと一致
したときに、起動信号19で消去制御回路22を起動す
る。消去制御回路22は、ドライブ装置12に消去ゲー
ト26を送る。ドライブ装置12は消去ゲート26に従
って、セクタを消去する。
【0019】DMA領域の消去動作の場合を説明する。
マイクロコントローラ1は、DMA領域の消去が必要で
あると判断する。マイクロコントローラ1は、消去する
DMA領域に相当するDMA管理レジスタ4をDMA管
理レジスタ書き込み信号5を介して初期化する。マイク
ロコントローラ1は、セクタ制御回路15にターゲット
アドレス信号17を介して消去するセクタのアドレスを
設定する。セクタ制御回路15は、ドライブ装置12か
ら送られる再生信号16からアドレスを復調して、消去
するセクタのアドレスと一致したときに、起動信号19
で消去制御回路22を起動する。消去制御回路22は、
ドライブ装置12に消去ゲート26を送る。ドライブ装
置12は消去ゲート26に従って、セクタを消去する。
【0020】書換領域の記録動作の場合、ホストコンピ
ュータ9からホストインタフェースバス11を介してイ
ンタフェース制御回路10に記録コマンドと記録データ
が送られる。インタフェース制御回路10は、ホストコ
ンピュータ9から受けた記録コマンドと記録データを内
部バス2を介してデータバッファ回路8に格納する。マ
イクロコントローラ1は、内部バス2を介してデータバ
ッファ回路8を読み出して、記録コマンドを受けたこと
を解釈する。マイクロコントローラ1は、エラー訂正回
路13を起動して、データバッファ回路8に格納された
セクタ単位のデータにエラー訂正符号を付加する。マイ
クロコントローラ1は、セクタ制御回路15にターゲッ
トアドレス信号17を介して記録するセクタのアドレス
を設定する。セクタ制御回路15は、ドライブ装置12
から送られる再生信号16からアドレスを復調して、記
録するセクタのアドレスと一致したときに、起動信号1
9で記録制御回路21を起動する。記録消去制御回路2
1は、ドライブ装置12に記録ゲート25を送るととも
に、データバッファ回路8から内部バス2を介して読み
出したデータを記録データ24でドライブ装置12に送
る。ドライブ装置12は記録データ24と記録ゲート2
5に従って、セクタを記録する。
【0021】DMA領域の記録動作の場合、マイクロコ
ントローラ1は、DMA領域の記録が必要であると判断
する。マイクロコントローラ1は、エラー訂正回路13
を起動して、DMAデータバッファ回路7に格納された
DMA領域にエラー訂正符号を付加する。マイクロコン
トローラ1は、セクタ制御回路15にターゲットアドレ
ス信号17を介して記録するセクタのアドレスを設定す
る。セクタ制御回路15は、ドライブ装置12から送ら
れる再生信号16からアドレスを復調して、記録するセ
クタのアドレスと一致したときに、起動信号19で記録
制御回路21を起動する。記録消去制御回路21は、ド
ライブ装置12に記録ゲート25を送るとともに、DM
Aデータバッファ回路7から内部バス2を介して読み出
したデータを記録データ24でドライブ装置12に送
る。ドライブ装置12は記録データ24と記録ゲート2
5に従って、セクタを記録する。
【0022】書換領域の再生動作の場合、ホストコンピ
ュータ9からホストインタフェースバス11を介してイ
ンタフェース制御回路10に再生コマンドが送られる。
インタフェース制御回路10は、内部バス2を介して再
生コマンドをデータバッファ回路8に格納する。マイク
ロコントローラ1は、内部バス2を介してデータバッフ
ァ回路8を読み出して、再生コマンドが受けたことを解
釈する。マイクロコントローラ1は、セクタ制御回路1
5にターゲットアドレス信号17を介して再生するセク
タのアドレスを設定する。セクタ制御回路15は、ドラ
イブ装置12から送られる再生データ16からアドレス
を復調して、再生するセクタのアドレスを一致したとき
に、起動信号19で再生制御回路20を起動する。再生
制御回路20は、ドライブ装置12に再生ゲート23を
送るとともに、ドライブ装置12から送られる再生デー
タ16を内部バス2を介してデータバッファ回路8に格
納する。エラー訂正回路13は、データバッファ回路7
に格納された再生データに対してエラー訂正を行なう。
マイクロコントローラ1は、インタフェース制御回路1
0にデータ転送を命令する。インタフェース制御回路1
0は、内部バス2を介してデータバッファ回路8から再
生データを受け取り、ホストインタフェースバス11を
介してホストコンピュータ9に再生データを転送する。
【0023】DMA領域の再生動作の場合、マイクロコ
ントローラ1は、DMA領域の再生が必要であると判断
する。マイクロコントローラ1は、セクタ制御回路15
にターゲットアドレス信号17を介して再生するセクタ
のアドレスを設定する。セクタ制御回路15は、ドライ
ブ装置12から送られる再生データ16からアドレスを
復調して、再生するセクタのアドレスを一致したとき
に、起動信号19で再生制御回路20を起動する。再生
制御回路20は、ドライブ装置12に再生ゲート23を
送るとともに、ドライブ装置12から送られる再生デー
タ16を内部バス2を介してDMAデータバッファ回路
7に格納する。エラー訂正回路13は、DMAデータバ
ッファ回路7に格納された再生データに対してエラー訂
正を行なう。マイクロコントローラ1は、セクタ制御回
路15からIDエラー信号18もしくはエラー訂正回路
13から訂正不能エラー信号14を監視してエラーの発
生したDMA領域のセクタに対応するDMA管理レジス
タ4をDMA管理レジスタ書換信号5を介して更新す
る。マイクロコントローラ1は、DMA管理レジスタ4
をDMA管理レジスタ読み出し信号6で読み出して、最
終的にDMA領域が正常に再生できたかを判断する。
【0024】ベリファイ動作は、再生動作と同様であ
る。図2は、DMA領域の各セクタについて記録内容の
正常/異常を示すDMA管理レジスタ4の構成図であ
る。DMA管理レジスタ4は、各DMA領域に対応して
4つのレジスタ群(DMA1,DMA2,DMA3,D
MA4)を持つ。さらに各レジスタ群は、DDS、PD
L1〜9、SDL1〜17のレジスタからなる。PDL
レジスタが9個存在するのは、90mm書換型光ディス
クは1024個までの欠陥セクタが許容されているの
で、1エントリー4バイトのPDLリストは最大409
6バイトとなりPDL識別子とPDLリストを合わせる
と9セクタになるからである。但し1セクタは512バ
イトの情報を格納できる。SDLレジスタが17個ある
のも同様な理由で、1エントリーが8バイトであるから
である。各レジスタは、対応するDMA領域のセクタが
正常に記録再生できた場合は”OK”(論理値1)が設
定され、正常に記録再生できなかった場合は”NG”
(論理値0)が設定される。
【0025】図3は、各DMA領域から読みだされるデ
ータを保存するためのDMAデータバッファ回路7の領
域構成図である。図3において、DMAデータバッファ
7の内部は各DMA領域からのデータに対応して4つの
領域に分割される。各DMA領域から読みだされるデー
タの容量は、例えばPDLに1個の欠陥セクタが登録さ
れSDLに1023個の欠陥セクタが登録されたとき最
大となり、DDSを含めた容量は19セクタ相当とな
る。したがって、DMAデータバッファ7には、各DM
A領域から読みだされた19セクタ分のデータが保存で
きるように領域が割り付けられる。
【0026】次に、本発明の情報記録再生装置が実行す
るフォーマット処理の動作について、図4のフローチャ
ートを参照しながら以下に説明する。 (401)ホストインタフェースとして例えばSCSI
が使用されるとき、ホストコンピュータ9はフォーマッ
ト処理の制御パラメータを予め設定するために、MOD
E SELECT コマンドを発行する。このコマンド
実行中にホストコンピュータ9から転送されたフォーマ
ットパラメータは、インタフェース制御回路10を介し
てマイクロコントローラ1の内部に保存される。このフ
ォーマットパラメータには、サーティフィケーション実
行の有無の指定および欠陥セクタを有するDMA領域の
許容数とが含まれる。ホストコンピュータ9からMOD
ESELECT コマンドが発行されないとき、マイク
ロコントローラ1は、内部に格納された制御手順にした
がってフォーマットパラメータのディフォルト値を設定
する。 (402)次に、フォーマット処理を実行するために、
ホストコンピュータ9がFORMAT UNITコマン
ドを発行すると、マイクロコントローラ1はすべてのD
MA管理レジスタの内容を”NG”に設定した後、以下
の動作を実行する。 (403)マイクロコントローラ1は、DMA1、DM
A2、DMA3、DMA4の順で全てのDMA領域のデ
ータを消去する。 (404)DMA領域のデータ消去処理中にアドレス再
生不能となるようなIDエラーを持つ欠陥セクタが検出
された場合、処理(411)へ分岐する。一方、正常終
了した場合、処理(405)へ分岐する。 (405)フォーマットパラメータによりサーティフィ
ケーションの実行が指定された場合、書換領域全体に対
するテストデータの記録処理とベリファイ処理を実行
し、これらの処理において検出された欠陥セクタの管理
情報はDMAデータバッファ回路7のPDLに登録され
る。 (406)マイクロコントローラ1は、サーティフィケ
ーションの内容に対応したDDSおよびSDLを生成し
てDMAデータバッファ回路7に保存する。次にマイク
ロコントローラ1は、DMAデータバッファ回路7に保
存されたデータをDMA1、DMA2、DMA3、DM
A4の順で全てのDMA領域に対して記録する。 (407)DMA領域のデータ記録処理でIDエラーを
持つ欠陥セクタが検出された場合、処理(411)へ分
岐する。一方、正常終了した場合、処理(408)へ分
岐する。 (408)マイクロコントローラ1は、DMA1、DM
A2、DMA3、DMA4の順で全てのDMA領域に対
するベリファイ処理を実行する。このとき、IDエラー
およびデータのベリファイエラーが検出されない正常な
セクタに対応するDMAレジスタを”OK”に設定す
る。 (409)各DMA領域の管理レジスタ群(DMA1,
DMA2,DMA3,DMA4レジスタ)の内容を検査
し、”NG”を有する管理レジスタ群が、フォーマット
パラメータで設定された欠陥セクタを有するDMA領域
の許容数を超える場合、フォーマットエラーと判断して
処理(411)へ分岐する。一方、欠陥セクタを有する
DMA領域の個数が許容数を超えない場合、処理(41
0)へ分岐する。 (410)マイクロコントローラ1は、コマンドの正常
終了をホストコンピュータ9に報告する。 (411)マイクロコントローラ1は、フォーマットエ
ラーの発生をホストコンピュータ9に報告する。
【0027】以上のような手順からフォーマット処理が
実行される。このフォーマット処理では、処理(40
5)が完了する前に停電などによって処理が中断して
も、全てのDMA領域は既に消去されていることからア
ンフォーマット状態のディスクとして識別されるため、
サーティフィケーションに使用したテストデータなどが
誤って再生されることはない。また、多重記録されるD
AM領域から内容の異なるデータが再生されこともな
い。なお、相変化光ディスクのようにオーバライト記録
可能な情報記録媒体を使用する場合、処理(405)で
は、例えばデータ全体がFFhであるようなダミーデー
タをDMA領域の各セクタに記録することによって、既
に記録されているデータを再生不能とすることにより同
様な効果を実現することができる。
【0028】また、各セクタのアドレス部に複数のID
が記録されたディスクを使用する情報記録再生装置で
は、データ消去動作やデータ記録動作においてターゲッ
トセクタから検出されなければならないIDの個数が、
データ再生動作において検出されなければならないID
の個数うよりも多く設定することによってユーザデータ
の信頼性を保証するような制御が行なわれる。しかしな
がら、処理(405)におけるDMA領域のデータ消去
では、検出されなければならないIDの個数がデータ再
生動作と同一レベルに設定される。このことによって、
IDエラーによりデータが消去されなかったDMA領域
のセクタから、フォーマット処理前の古いデータが誤っ
て再生されることは防止され、DMA領域から読みださ
れたデータの内容が不一致となるような状態が発生する
ことも防止される。
【0029】さらに、処理(401)では、欠陥セクタ
を有するDMA領域の許容数の設定がフォーマットパラ
メータを用いて変更可能であるため、ディスクの歩留ま
りや装置の使用環境などに対応して適切に設定すること
により、信頼性の確保と適当なコストダウンを実現しな
がら様々なユーザの要求に容易に対応することが可能と
なる。
【0030】次に、本発明の情報記録再生装置がリセッ
ト時やディスク挿入時などにおいて実行するDMA領域
のデータ再生処理について、図5のフローチャートを参
照しながら以下に説明する。 (501)マイクロプロセッサ1は、DMA管理レジス
タ4内の全てのレジスタを”NG”に初期化する。 (502)全てのDMA領域からデータを再生し、正常
に読み出されたデータはDMAデータバッファ回路7の
対応する領域に保存される。また、このデータ再生動作
において、正常にデータが再生されたセクタに対応する
DMA管理レジスタにはセクタ単位で”OK”が設定さ
れる。 (503)DDSセクタが正常に再生されたDMA領域
をDMA1から順に検索する。このとき、DDSセクタ
が正常に再生されていないDMA領域のPDLとSDL
を管理するDMA管理レジスタには”NG”が設定され
る。また、正常に再生された2番目以降のDDSセクタ
については、最初に再生されたDDSとの間でパーティ
ション情報の一致も確認され、不一致が検出されるとこ
のDDSには対応するPDLとSDLを管理するDMA
管理レジスタには”NG”が設定される。次に、DDS
が正常に再生されたDMA領域のPDLセクタとSDL
セクタを対象として識別子とリスト長が正しいことを確
認する。もし、識別子の値が定義と異なるとき、リスト
長に対応した個数のエントリーが登録されていないと
き、さらにDDSと同様に先に読みだされたPDLある
いはSDLと内容が異なるときには、PDLあるいはS
DL全体が不良であると判断して対応するPDLとSD
Lを管理するDMA管理レジスタには”NG”が設定さ
れる。最後に、不良セクタが含まれるDMA領域の個数
をカウントし、この個数が予め設定された許容数以下で
あれば処理を終了する。一方、不良セクタが含まれるD
MA領域の個数が許容数をこえるときには、処理(50
4)へ分岐する。 (504)マイクロプロセッサ1は、不良セクタを含む
DMA領域の個数が許容数をこえることを意味するメデ
ィアエラーをホストコンピュータに報告する。
【0031】以上で説明した手順から、多重記録された
DMA領域に対するデータ再生処理が実行される。この
ようなDMA領域からのデータ再生処理では、処理(5
03)においてDDSが不良であったり内容が不適当で
あるときにDMA領域の全体を不良と見なすとともに、
PDLやSDLに記録された識別子やリスト長が不良で
あったり内容が不適当であるときにはPDLあるいはS
DL全体を不良とみなすことにより、多重記録されたD
MA領域から信頼性の高いPDLあるいはSDLを再生
することが可能となる。例えば、フォーマット処理にお
いて全てのDMA領域を消去する前に一部のDMA領域
を更新記録するようなドライブ装置では、フォーマット
処理が完了する前に電源が中断すると一部のDMA領域
に不適当な内容が消し残されるために、多重記録される
DMA領域からはデータの不一致が検出される可能性が
ある。しかし、本発明の情報記録再生装置では、このよ
うな不完全なDMA領域をもつディスクが装着されたと
きにも、不適当なデータの使用を排除して信頼性の高い
データだけを使用することが可能となる。
【0032】また、処理(503)において不良セクタ
が含まれないSDLが、例えば1個しか存在しないと
き、マイクロプロセッサ1はディスクカートリッジに設
けられたライトプロテクトタブがプロテクト状態に設定
されたことを検出した場合と同様にライトプロテクトフ
ラッグを内部に設定して、ディスクに対する一切のデー
タ記録動作を禁止することができる。1個のDMA領域
だけに正常なデータが記録されているとき、データ記録
動作中において実行されるSDLの更新記録がエラーや
電源不良などにより中断されると全てのSDLは不良と
なる。したがって、正しいSDLがDMA領域に記録さ
れていないディスクでは、欠陥セクタの代替処理も不可
能となり、正常なデータの再生動作は保証されない。つ
まり、正常なSDLが1個しか記録されていないディス
クに対するデータ記録動作を禁止することによって、代
替処理が不可能となるような致命的なエラーの発生を未
然に防止することが可能となる。
【0033】次に、本発明の情報記録再生装置が実行す
るSDLの更新記録処理について、図6のフローチャー
トを参照しながら以下に説明する。なお、ディスクに記
録されるSDLは既に生成されて、DMAデータバッフ
ァ回路8の内部に保存されているものとする。また、D
MA管理レジスタ4には、図5にしたがって説明したD
MA領域の再生手順にしたがって、SDLが記録される
各セクタの正常/不良が既に設定されている。 (601)SDLが記録される全セクタに対する消去処
理に続いてSDL全体の記録処理とベリファイ処理を実
行する。そして、これらの処理においてID不良または
ベリファイエラーを持つ欠陥セクタが検出されると、D
MA管理レジスタ4の対応するレジスタに”NG”が設
定される。一方、正常に記録されたセクタに対応するレ
ジスタには”OK”が設定される。 (602)SDLの更新記録が終了すると、DMA管理
レジスタの内容から不良セクタが含まれるSDLの個数
を確認し、欠陥セクタを有するSDL領域の個数がMO
DE SELECTコマンドなどにより予め設定された
許容数を越える場合には、処理(609)へ分岐する。 (603)次に、DMA2領域のSDLについて処理
(601)と同様な処理を実行する。 (604)SDLの更新記録が終了すると、処理(60
2)と同様に不良セクタが含まれるSDLの個数を確認
し、欠陥セクタを有するSDL領域の個数が予め設定さ
れた許容数を越える場合には、処理(609)へ分岐す
る。 (605)次に、DMA3領域のSDLについて処理
(601)と同様な処理を実行する。 (606)SDLの更新記録が終了すると、処理(60
2)と同様に不良セクタが含まれるSDLの個数を確認
し、欠陥セクタを有するSDL領域の個数が予め設定さ
れた許容数を越える場合には、処理(609)へ分岐す
る。 (607)次に、DMA4領域のSDLについて処理
(601)と同様な処理を実行する。 (608)SDLの更新記録が終了すると、処理(60
2)と同様に不良セクタが含まれるSDLの個数を確認
し、欠陥セクタを有するSDL領域の個数が予め設定さ
れた許容数を越える場合には、処理(609)へ分岐す
る。一方、欠陥セクタを有するSDL領域の個数が許容
数以下であれば処理を終了する。 (609)マイクロプロセッサ1は、不良セクタを含む
SDL領域の個数が許容数をこえることを意味するメデ
ィアエラーをホストコンピュータに報告する。
【0034】以上のような手順から欠陥セクタの検出に
ともなうSDLの更新記録処理が実行される。このよう
なSDLの更新記録処理処理では、図4にしたがって説
明したフォーマット処理におけるDMA領域の記録処理
と同じようにDMA1から順にSDLが更新される。こ
のことから、停電などにより処理が途中で中断しても、
更新記録前あるいは更新記録後のSDLが少なくとも1
個記録されている。したがって、多重記録された全ての
SDLが失われるような致命的なエラーの発生を未然に
防止することが可能となる。
【0035】また、SDLの更新記録処理では、フォー
マット処理で説明したDMA領域の消去処理と同様に、
データ消去において検出されなければならないIDの個
数がデータ再生動作と同一レベルに設定される。このこ
とによって、IDエラーによりデータが消去されなかっ
たSDLのセクタから、更新記録処理前の古いデータが
誤って再生されることは防止され、読みだされたSDL
のデータ内容が不一致となるような状態が発生すること
も防止される。
【0036】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の情報記
録再生装置はフォーマット処理が完了する前に停電など
によって処理が中断してもアンフォーマット状態のディ
スクとして識別されるため、サーティフィケーションに
使用したテストデータなどが誤って再生されることは防
止される。また、多重記録されるDAM領域から内容の
異なるデータが再生されこともない。
【0037】また、DMA領域の再生処理においては、
処理が完了する前に停電などによりデータ記録動作が中
断されても、正しく記録されなかったDMA領域から不
適当なデータが読みだされることは防止される。
【0038】さらに、SDLの更新記録処理において
も、停電などにより処理が途中で中断しても、更新記録
前あるいは更新記録後のSDLが少なくとも1個記録さ
れている。したがって、多重記録された全てのSDLが
失われるような致命的なエラーの発生を防止される。
【0039】本発明の情報記録再生装置は、上記のよう
な処理を実行することによって多重記録されるDMA領
域に内容の異なるデータが記録されることを未然に防止
するとともに、正しく記録されなかったDMA領域から
不適当なデータが読みだされることは防止ことによっ
て、情報記録再生装置の信頼性を高めることが可能とな
り、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報記録再生装置の
ブロック図
【図2】DMA管理レジスタの構成図
【図3】DMAデータバッファの領域構成図
【図4】フォーマット制御手段の動作を示すフローチャ
ート
【図5】SDL更新制御手段の動作を示すフローチャー
【図6】DMA再生制御手段の動作を示すフローチャー
【図7】情報記録媒体のユーザ領域の領域構成図
【図8】(a)はDDSのデータ構成図 (b)はPDLのデータ構成図 (c)はSDLのデータ構成図
【符号の説明】
1 マイクロコントローラ 2 内部バス 3 情報記録再生装置 4 DMA管理レジスタ 5 DMA管理レジスタ書き込み信号 6 DMA管理レジスタ読み出し信号 7 DMAデータバッファ回路 8 データバッファ回路 9 ホストコンピュータ 10 インタフェース制御回路 11 ホストインタフェースバス 12 ドライブ装置 13 エラー訂正回路 14 訂正不能エラー信号 15 セクタ制御回路 16 再生データ 17 ターゲットアドレス信号 18 IDエラー信号 19 起動信号 20 再生制御回路 21 記録制御回路 22 消去制御回路 23 再生ゲート 24 記録データ 25 記録ゲート 26 消去ゲート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータに接続されて、欠陥管
    理情報が記録されるためのDMA領域を複数個備えたデ
    ィスク状の情報記録媒体を用いてセクタ単位でデータを
    記録再生する情報記録再生装置であり、DMA領域にお
    けるセクタ単位の良否を示すDMA管理手段と、DMA
    領域におけるセクタデータを保存するDMAデータバッ
    ファ手段と、全てのDMA領域に対する消去動作を実行
    した後に各DMA領域に対する記録動作とベリファイ動
    作を実行するとともに、欠陥セクタを含むDMA領域の
    個数が所定数を越えたときにフォーマットエラーを通知
    するフォーマット制御手段とを備えたことを特徴とする
    情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】オーバライト記録が可能な情報記録媒体を
    使用されるとき、前記フォーマット制御手段は、消去動
    作においてダミーデータを全てのDMA領域に記録する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】各セクタのアドレス部に複数のIDが記録
    された情報記録媒体を使用するとき、前記フォーマット
    制御手段は、DMA領域に対する消去動作において正常
    に検出されなければならないIDの個数を再生動作と同
    一レベルに設定することを特徴とする請求項1記載の情
    報記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記フォーマット制御手段は、ホストコン
    ピュータから送出されるフォーマットパラメータを用い
    て欠陥セクタを含むDMA領域の許容数を変更可能とす
    ることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】ホストコンピュータに接続されて、ディス
    ク全体の領域管理情報を持つDDSと欠陥セクタの管理
    情報をもつPDLとSDLが複数のDMA領域に多重記
    録されたディスク状の情報記録媒体を用いてセクタ単位
    でデータを記録再生する情報記録再生装置であり、DM
    A領域におけるセクタ単位の良否を示すDMA管理手段
    と、DMA領域におけるセクタデータを保存するDMA
    データバッファ手段と、全てのDMA領域からデータ再
    生を実行し、DDSが不良であるときにDMA領域全体
    を不良と見なし、PDLあるいはSDLの識別子やリス
    ト長に不適当な値が記録されているときにPDLあるい
    はSDL全体を不良と見なすとともに、欠陥セクタを含
    むDMA領域の個数が所定数を越えたときにメディアエ
    ラーをホストコンピュータへ通知するDMA再生制御手
    段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記DMA再生制御手段は、2番目以降に
    読みだされたDDSやPDLやSDLが最初に読みださ
    れたものとそれぞれ比較して内容が異なるとき、DD
    S、PDLあるいはSDLを不良とみなすことを特徴と
    する請求項5記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記DMA再生制御手段は、正常なSDL
    の個数が所定数以下のとき、情報記録媒体に対する全て
    のデータ記録動作を禁止することを特徴とする請求項5
    記載の情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】ホストコンピュータに接続されて、ディス
    ク全体の領域管理情報を持つDDSと欠陥セクタの管理
    情報をもつPDLとSDLが複数のDMA領域に多重記
    録されたディスク状の情報記録媒体を用いてセクタ単位
    でデータを記録再生する情報記録再生装置であり、DM
    A領域におけるセクタ単位の良否を示すDMA管理手段
    と、DMA領域におけるセクタデータを保存するDMA
    データバッファ手段と、DMA領域におけるSDLの消
    去動作と記録動作を連続して実行し各DMA領域毎にS
    DLの更新記録を実行するSDL更新制御手段とを備え
    たことを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】前記SDL更新制御手段は、欠陥セクタが
    含まれるSDLの個数が所定数を越えたとき、ホストコ
    ンピュータへメディアエラーを通知することを特徴とす
    る請求項8記載の情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】各セクタのアドレス部に複数のIDが記
    録された情報記録媒体を使用するとき、前記SDL更新
    制御手段は、SDLの消去動作において正常に検出され
    なければならないIDの個数を再生動作と同一レベルに
    設定することを特徴とする請求項8記載の情報記録再生
    装置。
  11. 【請求項11】前記SDL更新制御手段は、ホストコン
    ピュータから送出される制御パラメータを用いて欠陥セ
    クタを含むSDLの許容数を変更可能とすることを特徴
    とする請求項8記載の情報記録再生装置。
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