JPH05283227A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JPH05283227A
JPH05283227A JP9518591A JP9518591A JPH05283227A JP H05283227 A JPH05283227 A JP H05283227A JP 9518591 A JP9518591 A JP 9518591A JP 9518591 A JP9518591 A JP 9518591A JP H05283227 A JPH05283227 A JP H05283227A
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JP
Japan
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coil
iron core
movable iron
housing
field
Prior art date
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Pending
Application number
JP9518591A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takada
雅弘 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Univance Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Univance Corp filed Critical Fuji Univance Corp
Priority to JP9518591A priority Critical patent/JPH05283227A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3ポジションに制御が可能なアクチュエータに
関し、小型でかつ低コストで3ポジションに制御するこ
とを目的とする。 【構成】フィールド内に収納され励磁電流の極性の切り
換えが可能なコイルと、該コイルと同軸内に配置される
可動鉄芯と、該可動鉄芯の両側に所定の間隔をおいてか
つ該可動鉄芯に面した側の磁極が同極となるように配置
される永久磁石と、前記可動鉄芯を中立位置に保持する
保持手段とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3ポジションに制御が
可能なアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の3ポジションに制御するアクチュ
エータとしては、図8および図9に示すように、ダブル
ソレノイド型のものがある。図8に示すダブルソレノイ
ド型のものは、いわゆるスプリングセンタ式といわれる
もので、ケース1内に2つのコイル2,3を備え、ま
た、2つのスプリング4,5を設けたスプール6を備え
ている。
【0003】コイル2,3に対する非通電時には、スプ
ール6は、スプリング4,5により中立位置に保持さ
れ、一方のコイル2に通電すると、スプール6は一方向
に移動し、他方のコイル3に通電すると、スプール6は
反対方向に移動する。こうして3ポジションに制御する
ようにしている。また、図9に示すダブルソレノイド型
のものは、いわゆる直動型といわれるもので、スプール
7の周囲には2つのコイル8,9が配置される。
【0004】コイル8,9に対する非通電時には、スプ
ール7は、中立位置に保持され、コイル8、またはコイ
ル9に対する通電により、矢印に示すように、左右方向
に移動する。こうして3ポジションに制御するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のダブルソレノイド型のアクチュエータは、い
ずれも、コイルを2個配置しなければならないため、大
型となり、小型化が困難であるという問題点があった。
また、2つのコイルに通電するための配線が多いため、
コストも高くなるという問題点もあった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、1つのコイルへの励磁電流の
極性を変えることにより、小型でかつ低コストで3ポジ
ションに制御可能なアクチュエータを供給することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フィールド内に収納され励磁電流の極性
の切り換えが可能なコイルと、該コイルと同軸内に配置
される可動鉄芯と、該可動鉄芯の前後に所定の間隔をお
いてかつ該可動鉄芯に面した側の磁極が同極となるよう
に配置される永久磁石と、前記可動鉄芯を中立位置に保
持する保持手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、コイルを励磁しない非励磁
状態では、可動鉄芯は保持手段により中立位置に保持さ
れる。コイルを励磁すると、可動鉄芯の一方の端面は永
久磁石に吸引され、他方の端面は永久磁石に反発し、可
動鉄芯は移動する。また、励磁され可動鉄芯が移動して
いる状態で励磁を切ると、保持手段により中立位置に戻
される。一方、極性を切り変えてコイルを励磁すると、
前記とは逆の作用が行われる。
【0009】このように、コイルに対する励磁電流の極
性を切り換えることにより3ポジションに制御すること
ができる。本発明では吸引力と反発力の相乗作用によ
り、移動力の向上を図ることができると共に、コイルは
1つだけ設ければよいので、小型化を図ることができ
る。また、配線が簡単となり、コストも低減することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は本発明の一実施例を示す図であ
る。まず、構成を説明すると図1において、11は磁性
体のフィールド(フレーム)であり、フィールド11内
にコイル12が収納されている。
【0011】フィールド11の外部にはコイル端子1
3,14が設けられ、これらのコイル端子13,14を
介して励磁電流がコイル12に供給される。コイル端子
13,14に印加されるプラス、マイナスの極性を変え
ることにより、励磁電流の逆性を切り換えることができ
る。コイル12と同軸内で、非磁性体のハウジング15
内には可動鉄芯16が移動可能に収納される。
【0012】ハウジング15内であって、可動鉄芯16
の前側(図中左側)および後側(図中右側)には所定の
間隔をおいて、一対の永久磁石17,18が配置され、
かつ、可動鉄芯16に面した側の磁極は同極となるよう
に配置される。すなわち、SN(前側)とNS(後
側)、または、NS(前側)とSN(後側)になるよう
に永久磁石17,18が配置される。
【0013】19は可動鉄芯16を中立位置に保持する
保持手段としてのリターンスプリングであり、リターン
スプリング19は永久磁石17と18と可動鉄芯16に
形成した凹部20の間に介装される。保持手段として
は、コイルスプリングに限らず、板ばねなどの弾性体で
あれば良い。
【0014】次に、動作を説明する。まず、コイル端子
13,14に通電しない非励磁状態においては(図2
(A)、参照)、永久磁石17,18の磁力により、可
動鉄芯16の前側および後側の端面がそれぞれS極に磁
化され、A,B部において、永久磁石17,18と可動
鉄芯16との間に互いに吸引する吸引力が発生する。
【0015】力のバランスが少しでもくずれると、可動
鉄芯16は前後どちらかに動くが、リターンスプリング
19の力によって動くことがなく、中立位置に保持され
る。次に、図2(B)に示すように、コイル端子13に
プラスの励磁電流を、コイル端子14にマイナスの励磁
電流を流すと、右ねじの法則に従って、矢印Cで示す磁
束が発生する。
【0016】A部では、永久磁石17の磁力と、フィー
ルド11の磁力により、可動鉄芯16の前側の端面がS
極に磁化され、永久磁石17との間で吸引力が発生す
る。B部では、フィールド11の磁力により、可動鉄芯
16の後側の端面がN極に磁化され、永久磁石18との
間で反発力が発生する。こうして、可動鉄芯16は、矢
印Dで示すように、吸引力と反発力の相乗作用により、
前側(図中左側)に移動する。
【0017】次に、図2(C)に示すように、コイル端
子13にマイナスの励磁電流を、コイル端子14にプラ
スの励磁電流を、流して、励磁電流の極性を切り換える
と、磁束の流れが矢印Eで示すように、逆方向になる。
A部においては、フィールド11の磁力により、可動鉄
芯16の前側の端面がN極に磁化され、永久磁石17と
の間で反発力が発生する。
【0018】B部においては、永久磁石18の磁力とフ
ィールド11の磁力により、可動鉄芯16の後側の端面
がS極に励磁され、永久磁石18との間で吸引力が発生
する。こうして、可動鉄芯16は矢印Fで示すように、
吸引力と反発力の相乗作用により、後側(図中右側)に
移動する。
【0019】図2(B),図2(C)において、励磁電
流を流すのをやめると、リターンスプリング19によ
り、図2(A)に示すように、可動鉄芯16は中立位置
に戻る。こうして、1つのコイル12で3ポジションの
制御を行うことができる。コイル12は1つだけ配置す
れば良いので、小型化を図ることができ、配線も多くな
らないので、コストを低減することができる。
【0020】次に、図3は本発明の第2実施例を示す図
である。本実施例は飽和型の例を示す。図3において、
15Aはハウジングであり、このハウジング15Aは強
磁性体で形成されている。ハウジング15Aに磁束短絡
路15Bを形成し、有効磁束21を増やし、短絡磁束分
流22を減らすようにしている。
【0021】本実施例においても、前記実施例と同様な
効果を得ることができる。次に、図4は本発明の第3実
施例を示す図である。本実施例は非飽和型の例を示す。
図4において、15Aはハウジングであり、ハウジング
15Aは前記第2実施例と同様に強磁性体で形成されて
いる。
【0022】ハウジング15Aに非磁性体の磁束しゃ断
リング15Cを設けて、有効磁束21を増加させてい
る。本実施例においても、前記実施例と同様な効果を得
ることができる。次に、図5は本発明の第4実施例を示
す図である。図5において、フィールド31,コイル3
2および可動鉄芯33は、それぞれ横長となるように構
成されている。
【0023】前記実施例のハウジングがなく、フィール
ド31がハウジングを兼ねている。可動鉄芯33にはス
プール33Aが一体に形成されている。フィールド31
に対して所定の間隔をおいて、永久磁石34,35がそ
れぞれ配置されている。動作は、図1,図3および図4
と同様である。なお、第1実施例〜第4実施例とも、フ
ィールドと可動鉄芯の位置関係は、図6に示すように、
可動鉄芯41がフィールド42の内側になるように配置
する必要がある。
【0024】すなわち、可動鉄芯41の端面の磁束密度
が大きいことが必要である。なお、図中43はコイル、
44,45は永久磁石を示す。図7に示すように、可動
鉄芯41がフィールド42の外側になると、コイル43
の励磁による可動鉄芯41の両端面の磁束が非常に小さ
いため、3ポジション制御を行うことができない。
【0025】すなわち、コイル43の励磁による可動鉄
芯41の両端面の磁束密度が小さいため、両端面がN極
となり、3ポジション制御を行うことができない。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、1つのコイルへの励磁電流の極性と切り換えること
により、3ポジションに制御するようにしたため、小型
化を図ることができ、配線も多くならないので、コスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図
【図2】動作説明図
【図3】本発明の第2実施例を示す図
【図4】本発明の第3実施例を示す図
【図5】本発明の第4実施例を示す図
【図6】フィールドと可動鉄芯の位置関係を示す図
【図7】3ポジション制御ができない例の説明図
【図8】従来例を示す図
【図9】他の従来例を示す図
【符号の説明】
11,31,42:フィールド 12,32,43:コイル 13,14:コイル端子 15,15A:ハウジング 15B:磁束短絡路 15C:磁束しゃ断リング 16,33,41:可動鉄芯 17,18,34,35,44,45:永久磁石 19:リターンスプリング(保持手段) 20:凹部 21:有効磁束 22:短絡磁束分流 33A:スプール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィールド内に収納され励磁電流の極性の
    切り換えが可能なコイルと、該コイルと同軸内に配置さ
    れる可動鉄芯と、該可動鉄芯の前後に所定の間隔をおい
    てかつ該可動鉄芯に面した側の磁極が同極となるように
    配置される永久磁石と、前記可動鉄芯を中立位置に保持
    する保持手段とを備えたことを特徴とするアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】前記フィールドと前記可動鉄芯との間に非
    磁性体のハウジングを備えたことを特徴とする請求項1
    のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記ハウジングを強磁性体とし、前記ハウ
    ジングに磁束短絡路を形成したことを特徴とする請求項
    2のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】前記ハウジングを強磁性体とし、前記ハウ
    ジングに非磁性体の磁束しゃ断リングを設けたことを特
    徴とする請求項2のアクチュエータ。
JP9518591A 1991-04-25 1991-04-25 アクチュエータ Pending JPH05283227A (ja)

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