JPH05282993A - X線管陰極構体組立装置 - Google Patents

X線管陰極構体組立装置

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JPH05282993A
JPH05282993A JP4076788A JP7678892A JPH05282993A JP H05282993 A JPH05282993 A JP H05282993A JP 4076788 A JP4076788 A JP 4076788A JP 7678892 A JP7678892 A JP 7678892A JP H05282993 A JPH05282993 A JP H05282993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
filament
cathode
holder
sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP4076788A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
幸二 増田
Minoru Shida
稔 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4076788A priority Critical patent/JPH05282993A/ja
Publication of JPH05282993A publication Critical patent/JPH05282993A/ja
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、X線管用陰極構体のスリ−ブとタ
−ミナルとの間に不要な応力を生じさせず、しかも集束
電極に対するスリ−ブ、タ−ミナルの組立精度を向上さ
せるX線管用陰極構体組立装置を提供する。 【構成】この発明のX線管用陰極構体組立装置は、集束
電極1eのフィラメント収納側端部1fを当接載置する
陰極用ホルダ−3と、このホルダ−3に形成されたフィ
ラメント支持部3aと、タ−ミナル1d上端部に接離自
在に微小加圧力を負荷するウエイト機構2と、タ−ミナ
ル1dとスリ−ブ1cを実質的に非加圧状態で溶接する
機構を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、線管用陰極構体の組
立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線管は、陰極と陽極との間に高電圧を
負荷し、強エネルギーの電子ビームを発生させこれをタ
ーゲットに衝突させる事によってX線を生じさせる。と
ころで、この陰極部は以下の様な構体で構成されてい
る。
【0003】すなわち集束電極と、この集束電極の底面
に構成されたフィラメント収納用凹部と、この凹部から
集束電極の上端に向けて垂直に形成された少なくとも一
対の貫通孔と、この貫通孔内に固定された絶縁端子及び
この絶縁端子内に固定されたスリーブと、このスリーブ
内部に挿通固定された少なくとも1対のターミナルと、
この1対のターミナル間にあらかじめ電気的に接続され
たフィラメントを有している。
【0004】通常、X線管陰極構体の組立てに重要なこ
とは所望のX線発生の為、正確に組立てることである
が、従来スリーブとターミナルの結合方法は測定機器及
び治具等を用いて調節した後、フィラメントとターミナ
ルをかしめによって仮止めし、その状態で溶接を行ない
結合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】X線管の特性に直接か
かわる集束電極の底面とフィラメント先端との距離はオ
ペレータが治具や測定工具等を用いて調節しているた
め、組立精度にばらつきが生じる。
【0006】また、固定方法は、スリーブとターミナル
をかしめによって仮止めを行い、その後に溶接を行なっ
ているため、このスリーブとターミナルの間には無用な
応力が発生し、変形を生じ、所望のX線発生に支障を来
たす恐れがあった。
【0007】この発明は、以上のような不具合を解決す
るものであり、スリーブとターミナルの間には無用な応
力を生ぜず、結合強度が一定でかつ陰極構体の組立精度
も向上し、また、組立作業効率が向上するX線管用陰極
構体の組立装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、集束電極の
フィラメント側の端部を当接載置する陰極用ホルダー
と、このホルダーに形成されたフィラメント支持部と、
ターミナル上端部に接離自在に微小加圧力を負荷するウ
エイト機構と、ターミナルとスリーブを実質的に非加圧
状態で溶接する機構とを具備する事を特徴とするX線管
用陰極構体の組立装置である。
【0009】
【作用】この発明は、陰極用ホルダーとウエイト機構と
の組合せによりフィラメント頂部と集束電極基準面との
距離が無調整で常に一定になるとともに、非加圧状態で
結合が行われるためターミナルとスリーブとの間に無用
な応力を生じない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してその実施例を説明す
る。なお同一部分は同一符号であらわす。図3に示す実
施例は、次の構成を有する。
【0011】すなわち、装置全体のベースとなる基台4
と、その基台4上には水平面内及び垂直方向に移動自在
なステージを有する市販のX・Y・θステージ5が載置
されている。X・Y・θステージ5上面端部には回転テ
ーブル状のワークステージ6が載置されX・Y・θステ
ージ5と連動する。また、このワークステージ6はX・
Y・θステージ5上に設けた回転テーブル5aの回動に
同期して回動する。
【0012】このワークステージ6上部には陰極用ホル
ダー3が着脱自在に設置されている。ワークステージ6
上部には陰極用ホルダー3に載置されている陰極構体1
に向け微少加圧力を負荷するウエイト機構2が設備され
ている。
【0013】このウエイト機構2の両方向には1対のレ
ーザ集光レンズ7が設置されている。このレーザ集光レ
ンズ7の周辺には、陰極構体のスリーブICとターミナ
ル1dとの溶接時に酸化を防止する不活性ガスを供給す
る不活性ガス供給機構8が設置されている。また、ウエ
イト機構2の上部にはCCDカメラ9が設置され、この
カメラを固定するCCDホルダー10も設置されている。
また、基台4の前方端部にはレーザ溶接を適切な条件で
行うためのレーザコントローラ11が設置されている。
【0014】更にワークステージ6,CCDカメラ9,
レーザ集光レンズ7,不活性ガス供給機構8の周辺に
は、安全対策上レーザ光を遮光するための遮光カバー12
が取付けられている。この遮光カバー12の上部にはCC
Dカメラ9によって得られた画像を再現するモニター13
が設置されている。この様な装置は以下の様にして使用
される。
【0015】陰極用ホルダー3上には、陰極構体が載置
されウエイト機構2によってターミナルへ一定の加圧力
がかけられる。この時、集束電極1には、フィラメント
収納用凹部1fに形成された2対の貫通孔1g,1gに
予め2対の絶縁端子1b,1b、スリーブ1c,1cが
固定されており、さらにスリーブ1c,1c内には2対
のターミナル1d,1dが挿通されている。この様な準
備段階を経て次に陰極構体1の位置決めが行なわれる。
【0016】まず、陰極構体1はX・Y・θステージ5
の移動調整によって所定の位置へ位置決めされ更にワー
クステージ6は回転テーブル5aに取付けたハンドル5
bの操作によって同角度に回転し、陰極構体1の回転方
向が定められる。この位置決めの為にはCCDカメラ9
によりモータ13上に表示された画像を利用する。この位
置決めされた状態でレーザ集光レンズ7からレーザ光が
出射され、スリーブ1cターミナル1dの結合が行われ
る。このレーザ光の出力は、レーザコントローラ11によ
って制御される。尚、レーザ溶接の際、酸化防止のため
窒素ガスが供給される。更に、図1及び図2を参照して
発明の要部構成を詳細に説明する。陰極構体1を位置決
めする陰極用ホルダー3にはフィラメント1a頂部を位
置決めするフィラメント支持部3aが形成されている。
また、ターミナル1dの上端部にはウエイト機構2が設
置されている。
【0017】このウエイト機構2は、フィラメント1a
を変形させずにターミナル1dの位置決めが精度よく設
定されるようにターミナル1dに10〜50gr程度の微小な
力を負荷するウエイト2aと、ウエイト2aをターミナ
ル1dとが接離自在になるためのスライダー2b及びス
ライダー2bを案内するレール2cと、それらを固定す
るブラケット2dで構成されている。さらに、ターミナ
ル1dとスリーブ1cの溶接固定部に対しレーザ光を出
射するためにレーザ集光レンズ7が陰極構体1の近傍に
設置されている。この様な装置は以下の様に使用され
る。フィラメント支持部3aにはフィラメント1aを固
定するV形の凹部が形成されており、この部分にフィラ
メント1aの頂部が接触する様に載置される。
【0018】フィラメント1aはターミナル1dにあら
かじめ固定されており、一方、集束電極1eには貫通孔
内にあらかじめ絶縁端子1b及びスリーブ1cが固定さ
れている。
【0019】このスリーブ1cの中に前記ターミナル1
dが挿入された状態でウエイト機構2のウエイト2aが
ターミナル1dの突出端部に軸心に沿って微少な加圧
力、例えば50grの負荷をあたえる。この時、ウエイト2
aはスライダー2bにより上下に移動しこのスライダー
2bはレール2cに沿って移動する。このレール2cは
ブラケット2dに固定ネジを介して固定されている。フ
ィラメント1aの両端にはそれぞれターミナル1dが固
定されており、この場合2対のフィラメント1aが用い
られている。また、ウエイト機構2はターミナル1d1
本につき1本独立に設けられ、個別に加圧力が加わる機
構を備える。
【0020】ウエイト2aの重量はターミナル1dに荷
重をかけた時、フィラメント1aの頂部全体がフィラメ
ント支持部3aによって基準面である集束電極1eの底
面に対し均一,一定に位置決めされるよう予め調節され
ている。
【0021】上記ウエイト機構2と陰極ホルダー3によ
ってフィラメント1aの頂部全体が基準面に対して均
一,一定に位置決めされた状態の時、レーザ集光レンズ
7と図示していないレーザ発振器,光ファイバーによっ
てレーザ光がスリーブ1cとターミナル1d間に集光さ
れ両者を溶接する。
【0022】上述の様な装置で陰極構体1を組立てるこ
とにより、フィラメント1a頂部と基準面との距離が無
調整で常に一定になるとともに実質的に非加圧状態で結
合されているため、ターミナル1dとスリーブ1cとの
間に無用な応力を生じない。また、例えば陰極構体1個
に対して1個のフィラメントを構成する様な上述とは異
形状の陰極構体に対しても、ウエイト機構1と陰極用ホ
ルダー3の形状を変更する事によって上述と同様の溶接
を行う事ができる。尚、本実施例では陰極ホルダー3の
フィラメント支持部3aが逆V時形状について述べた
が、陰極構体の形状に応じて任意に選定できる。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、X線管用陰極構体のスリーブとターミナルの間に無
用な応力を生ぜず、結合強度が一定でかつ、組立精度も
向上しかつ、組立作業効率も格段と向上する効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本説明のX線管用陰極構体組立装置の一実施例
の使用状態を示す一部切欠正面図である。
【図2】図1の線A−A' に沿って切断して示す側面図
である。
【図3】図1及び図2の組立装置の全体を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 陰極構体 1a フィラメント 1b 絶縁端子 1c スリーブ 1d ターミナル 1e 集束電極 1f フィラメント収納凹部 1g 貫通孔 2 ウエイト機構 3 陰極用ホルダー 3a フィラメント支持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集束電極と、 この集束電極の底面に形成されたフィラメント収納用凹
    部と、 この凹部から集束電極の上端に向けて垂直に形成された
    少なくとも一対の貫通孔と、 この貫通孔内に固定された少なくとも一対の絶縁端子及
    びスリーブと、 このスリーブ内に挿通固定され一端部が集束電極の上端
    部より突出したターミナルと、 この一対のターミナル間にあらかじめ電気的に接続され
    たフィラメントを具備するX線管用陰極構体の組立装置
    において、 集束電極のフィラメント収納側端部を当接載置する陰極
    用ホルダーと、 このホルダーに形成されたフィラメント支持部と、 ターミナル上端部に接離自在に微少加圧力を負荷するウ
    エイト機構と、 ターミナルとスリーブを実質的に非加圧状態で溶接する
    機構を具備する事を特徴とするX線管用陰極構体組立装
    置。
JP4076788A 1992-03-31 1992-03-31 X線管陰極構体組立装置 Pending JPH05282993A (ja)

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JPH05282993A true JPH05282993A (ja) 1993-10-29

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