JPH03230885A - レーザ溶接装置 - Google Patents
レーザ溶接装置Info
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- JPH03230885A JPH03230885A JP2026883A JP2688390A JPH03230885A JP H03230885 A JPH03230885 A JP H03230885A JP 2026883 A JP2026883 A JP 2026883A JP 2688390 A JP2688390 A JP 2688390A JP H03230885 A JPH03230885 A JP H03230885A
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Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本願発明はレーザ溶接装置およびレーザ溶接方法に関す
る。
る。
近年の電子技術の発達により、電子装置の小型化、高集
積化が促進され、より微細な加工技術を開発する必要が
生じている。 電子装置製造工程において、半導体装置等を基板等の所
定位置に接合するために、従来からハンダ等を利用した
接合方法が用いられている。しかしながら、上述のよう
に、上記半導体装置がきわめて小型になり、また、集積
度を高くするためには基板と半導体装置との間で大きな
接合部分をとることができず、上記ハンダ等による接合
方法は限界に達している。 上記問題を解決する加工技術としてレーザ溶接加工が注
目され、実用化されている。レーザ光線は高いエネルギ
密度を有する光線であり、また、指向性および集束性が
よく、非接触で溶接加工を行うことができるため、その
利用範囲はきわめて広い。 上記溶接加工を行うために、第4図に示すように、いわ
ゆるYAGレーザを利用したレーザ溶接装置1がよく用
いられる。上記YAGレーザは固体レーザの一種であり
、ランプ2による光励起作用によりレーザ光線が発振さ
れるため保守が容易であり、また、大出力を得ることが
できるとともに、集束性がよいため、精密溶接加工に適
している。 上記YAGレーザを利用したレーザ溶接装置1は、レー
ザ光線の発振源であるYAGレーザ発振装置3と、上記
YAGレーザ発振装置3よって発振されたレーザ光線を
ワーク4に照射する照射装置5とを備える。ところが、
上述したように、上記YAGレーザ発振装置3によって
発振されるレーザ光線は、エネルギ密度が大きく、また
非接触の熱源であるため、上記ワーク4におけるレーザ
光線の被照射部6を正確に規定しないと、ワーク4の加
工精度を一定にすることができない。 従来、上記ワーク4の上記被照射部6を規定するために
、上記レーザ溶接装置1において、上記溶接加工に用い
るレーザ光線とは別途に、上記ワークの被照射部6に影
響を与えない位置調節用光線を発生する位置調節用光線
発生装置7を設け、上記位置調節用光線発生装置7から
発せられる位置調節用光線をワーク4に照射して、レー
ザ光線の被照射部6をあらかじめ検出し、ワーク4ある
いは照射装置5の位置調節をして、精度の高い加工を行
えるようにしている。通常、上記位置調節用光線として
、ヘリウム−ネオンレーザ等の小出力の可視レーザ光線
が用いられる。上記位置調節用光線は、上記照射装置5
を介して上記ワーク4上に照射され、その被照射部6a
を肉眼で検出し、ワーク4あるいは照射装置5の位置調
節等を行ったのち、上記YAGレーザ発振装置3から発
振される高出力のレーザ光線を照射して溶接加工が行わ
れている。
積化が促進され、より微細な加工技術を開発する必要が
生じている。 電子装置製造工程において、半導体装置等を基板等の所
定位置に接合するために、従来からハンダ等を利用した
接合方法が用いられている。しかしながら、上述のよう
に、上記半導体装置がきわめて小型になり、また、集積
度を高くするためには基板と半導体装置との間で大きな
接合部分をとることができず、上記ハンダ等による接合
方法は限界に達している。 上記問題を解決する加工技術としてレーザ溶接加工が注
目され、実用化されている。レーザ光線は高いエネルギ
密度を有する光線であり、また、指向性および集束性が
よく、非接触で溶接加工を行うことができるため、その
利用範囲はきわめて広い。 上記溶接加工を行うために、第4図に示すように、いわ
ゆるYAGレーザを利用したレーザ溶接装置1がよく用
いられる。上記YAGレーザは固体レーザの一種であり
、ランプ2による光励起作用によりレーザ光線が発振さ
れるため保守が容易であり、また、大出力を得ることが
できるとともに、集束性がよいため、精密溶接加工に適
している。 上記YAGレーザを利用したレーザ溶接装置1は、レー
ザ光線の発振源であるYAGレーザ発振装置3と、上記
YAGレーザ発振装置3よって発振されたレーザ光線を
ワーク4に照射する照射装置5とを備える。ところが、
上述したように、上記YAGレーザ発振装置3によって
発振されるレーザ光線は、エネルギ密度が大きく、また
非接触の熱源であるため、上記ワーク4におけるレーザ
光線の被照射部6を正確に規定しないと、ワーク4の加
工精度を一定にすることができない。 従来、上記ワーク4の上記被照射部6を規定するために
、上記レーザ溶接装置1において、上記溶接加工に用い
るレーザ光線とは別途に、上記ワークの被照射部6に影
響を与えない位置調節用光線を発生する位置調節用光線
発生装置7を設け、上記位置調節用光線発生装置7から
発せられる位置調節用光線をワーク4に照射して、レー
ザ光線の被照射部6をあらかじめ検出し、ワーク4ある
いは照射装置5の位置調節をして、精度の高い加工を行
えるようにしている。通常、上記位置調節用光線として
、ヘリウム−ネオンレーザ等の小出力の可視レーザ光線
が用いられる。上記位置調節用光線は、上記照射装置5
を介して上記ワーク4上に照射され、その被照射部6a
を肉眼で検出し、ワーク4あるいは照射装置5の位置調
節等を行ったのち、上記YAGレーザ発振装置3から発
振される高出力のレーザ光線を照射して溶接加工が行わ
れている。
ところで、効率の高い溶接加工を行うためには、上記被
照射部6におけるレーザ光線のエネルギ密度を高くする
必要がある。通常、上記照射装置5に集光レンズ8を設
け、レーザ発振装置3によって発振されたレーザ光線を
ワーク4上の所定位置に集束させ、上記被照射部6にエ
ネルギ密度の高いレーザ光線を照射できるように構成さ
れている。 上記ワーク4の所望の溶接位置にレーザ光線を集束させ
るためには、上記集光レンズ8が設けられる照射装置5
とワーク4との間のレーザ光線の光軸方向の距離をも調
節しなければならず、レーザ光線を所望の溶接部位に照
射するには上記ワーク4あるいは照射装置5を三次元的
に位置調節する6 必要がある。 ところが、第3図に示すように、位置調節用光線発生装
置7から構成される装置調節用光線と、上記YAGレー
ザ発振装置lから発振される加工用レーザ光線は、同一
光路を通ってワーク4に照射されるように構成しても、
それらの波長が互いに異なるため、上記集光レンズ8を
通過する際の屈折率の相違に起因して焦点位置にずれが
生じる。 このため、上記位置調節用光線がワーク4上に集束する
ように照射装置5とワーク4の相対位置を調節しても、
そのままの状態でレーザ光線を照射したとき、レーザ光
線がワーク上で集束するとは限らず、位置調節用光線に
よって規定された上記被照射部6aにエネルギ密度の高
いレーザ光線を照射して適正な溶接加工を行うことがで
きない。 また、レーザ光線の被照射部6の面積が太き(なり、ワ
ー4の溶接部位以外の部分にレーザ光線が照射された場
合には、製品の品質上問題が生じる恐れがある。 本願発明は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、上記従来の問題を解決し、レーザ光線の被照射部
を正確に規定するとともに、レーザ光線を被照射部にお
いて集束させ、高いエネルギ密度のレーザ光線を照射す
ることのできるレーザ溶接装置およびレーザ溶接方法を
提供することをその課題とする。
照射部6におけるレーザ光線のエネルギ密度を高くする
必要がある。通常、上記照射装置5に集光レンズ8を設
け、レーザ発振装置3によって発振されたレーザ光線を
ワーク4上の所定位置に集束させ、上記被照射部6にエ
ネルギ密度の高いレーザ光線を照射できるように構成さ
れている。 上記ワーク4の所望の溶接位置にレーザ光線を集束させ
るためには、上記集光レンズ8が設けられる照射装置5
とワーク4との間のレーザ光線の光軸方向の距離をも調
節しなければならず、レーザ光線を所望の溶接部位に照
射するには上記ワーク4あるいは照射装置5を三次元的
に位置調節する6 必要がある。 ところが、第3図に示すように、位置調節用光線発生装
置7から構成される装置調節用光線と、上記YAGレー
ザ発振装置lから発振される加工用レーザ光線は、同一
光路を通ってワーク4に照射されるように構成しても、
それらの波長が互いに異なるため、上記集光レンズ8を
通過する際の屈折率の相違に起因して焦点位置にずれが
生じる。 このため、上記位置調節用光線がワーク4上に集束する
ように照射装置5とワーク4の相対位置を調節しても、
そのままの状態でレーザ光線を照射したとき、レーザ光
線がワーク上で集束するとは限らず、位置調節用光線に
よって規定された上記被照射部6aにエネルギ密度の高
いレーザ光線を照射して適正な溶接加工を行うことがで
きない。 また、レーザ光線の被照射部6の面積が太き(なり、ワ
ー4の溶接部位以外の部分にレーザ光線が照射された場
合には、製品の品質上問題が生じる恐れがある。 本願発明は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、上記従来の問題を解決し、レーザ光線の被照射部
を正確に規定するとともに、レーザ光線を被照射部にお
いて集束させ、高いエネルギ密度のレーザ光線を照射す
ることのできるレーザ溶接装置およびレーザ溶接方法を
提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段]
上記課題を解決するために、本願発明では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、レーザ光
線によってワークの溶接加工を行うレーザ溶接装置であ
って、 レーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記照射装置を介して、上記ワークに位置調節用光線を
照射しうる位置調節用光線発生装置と、上記ワークにお
ける上記位置調節用光線による被照射部を光学的にモニ
タしうる検出装置と、上記ワーク上に照射された上記位
置調節用光線による被照射部がワーク上の所望の部位に
おいて最小径となるように上記位置調節装置が駆動され
た後において、ワークと照射装置とのレーザ光軸方向の
距離を所定量補正する補正手段と、を備えることを特徴
とする。 また、本願の請求項2に記載した発明は、レーザ発振装
置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記照射部を介して、上記ワークに位置調節用光線を照
射する位置調節用光線発生装置と、上記ワークにおける
位置調節用光線による被照射部を光学的にモニタしうる
検出装置と、を備えるレーザ溶接装置によって行われる
レーザ溶接方法であって、 ワーク上に照射された位置調節用光線による被 9 照射部を上記検出装置によって検出する第一のステップ
と、 上記位置調節用光線による被照射部がワークの所望の部
位において最小径となるように上記位置調節装置が駆動
される第二のステップと、上記ワークと照射装置とのレ
ーザ光軸方向の距離を所定量補正する第三のステップと
、上記照射装置から上記ワークにレーザ光線を照射して
溶接加工を行う第四のステップと、を含むことを特徴と
する。 【発明の作用および効果】 本願発明は、位置調節用光線と溶接用レーザ光線の波長
の相違に基づく焦点距離のずれを補正し、ワーク上の所
望の部位に溶接用レーザ光線を正確に集束させようとす
るものである。 本願発明に係るレーザ溶接装置は、照射装置を介して、
上記ワークに位置調節用光線を照射しうる位置調節用光
線発生装置と、上記ワークにおける位置調節用光線によ
る被照射部を光学的にモニタしうる検出装置と、上記照
射装置のワークに対10− する相対位置を調節しうる位置調節装置とを備える。上
記検出装置により位置調節用光線の被照射部の位置およ
び形状等が検出され、その情報に基づいて上記被照射部
の位置を調節するとともに、その径が最小となるように
、すなわち、ワーク上の被照射部において上記位置調節
用光線が集束するように、位置調節装置が駆動させられ
、ワークおよび照射装置の相対位置が規定される。 上記位置調節装置によって、上記照射装置とワークの溶
接部位とのレーザ光軸方向の距離も一応規定されるが、
上記レーザ光軸方向の距離はあくまで位置調節用光線が
ワークの所望の溶接部位に集束するように規定される。 ところが、上記位置調節用光線とレーザ光線の波長の相
違から照射装置内の集光レンズの焦点距離にずれが生じ
、上記の位置関係のままでは、レーザ光線を上記位置調
整用光線で規定した被照射部に集束させて溶接加工を行
うことはできない。 本願発明は、上記問題点を解決するため、上記位置調節
用光線によって一応の位置調節を行った後、上記ワーク
と上記照射装置とのレーザ光軸方向の距離を補正する制
御手段を設ける。 上記補正手段は、たとえば、上記照射装置をレーザ光軸
方向に移動させうる補正装置を別途に設けてこれを駆動
させるように構成できるほか、装置全体の制御をつかさ
どる制御手段により、上記位置調節用光線にもとづく位
置調節につづき、上記ワークと照射装置との三次元的相
対位置を変化させて、ワークと照射装置との距離をレー
ザ光軸方向に上記焦点距離の差分だけ移動させるように
構成することもできる。 本願発明においては、上記補正手段によって、レーザ光
線をワーク上の所望の溶接部位に集束させることが可能
となり、しかも、上記照射装置等の調節作業を自動的に
に行うことが可能となるため、溶接作業の作業能率が飛
躍的に向上する。 また、上記構成によって、加工用レーザ光線の被照射部
の位置精度が格段に高まることによりレーザ溶接加工の
加工精度を飛躍的に向上させることができ、また、レー
ザ光線の焦点のずれによって生じる溶接ミス等を防止す
ることもできる。 しかも、従来のレーザ溶接装置を利用して構成すること
もできるため、設備コストが増加するといったこともな
い。
手段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、レーザ光
線によってワークの溶接加工を行うレーザ溶接装置であ
って、 レーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記照射装置を介して、上記ワークに位置調節用光線を
照射しうる位置調節用光線発生装置と、上記ワークにお
ける上記位置調節用光線による被照射部を光学的にモニ
タしうる検出装置と、上記ワーク上に照射された上記位
置調節用光線による被照射部がワーク上の所望の部位に
おいて最小径となるように上記位置調節装置が駆動され
た後において、ワークと照射装置とのレーザ光軸方向の
距離を所定量補正する補正手段と、を備えることを特徴
とする。 また、本願の請求項2に記載した発明は、レーザ発振装
置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記照射部を介して、上記ワークに位置調節用光線を照
射する位置調節用光線発生装置と、上記ワークにおける
位置調節用光線による被照射部を光学的にモニタしうる
検出装置と、を備えるレーザ溶接装置によって行われる
レーザ溶接方法であって、 ワーク上に照射された位置調節用光線による被 9 照射部を上記検出装置によって検出する第一のステップ
と、 上記位置調節用光線による被照射部がワークの所望の部
位において最小径となるように上記位置調節装置が駆動
される第二のステップと、上記ワークと照射装置とのレ
ーザ光軸方向の距離を所定量補正する第三のステップと
、上記照射装置から上記ワークにレーザ光線を照射して
溶接加工を行う第四のステップと、を含むことを特徴と
する。 【発明の作用および効果】 本願発明は、位置調節用光線と溶接用レーザ光線の波長
の相違に基づく焦点距離のずれを補正し、ワーク上の所
望の部位に溶接用レーザ光線を正確に集束させようとす
るものである。 本願発明に係るレーザ溶接装置は、照射装置を介して、
上記ワークに位置調節用光線を照射しうる位置調節用光
線発生装置と、上記ワークにおける位置調節用光線によ
る被照射部を光学的にモニタしうる検出装置と、上記照
射装置のワークに対10− する相対位置を調節しうる位置調節装置とを備える。上
記検出装置により位置調節用光線の被照射部の位置およ
び形状等が検出され、その情報に基づいて上記被照射部
の位置を調節するとともに、その径が最小となるように
、すなわち、ワーク上の被照射部において上記位置調節
用光線が集束するように、位置調節装置が駆動させられ
、ワークおよび照射装置の相対位置が規定される。 上記位置調節装置によって、上記照射装置とワークの溶
接部位とのレーザ光軸方向の距離も一応規定されるが、
上記レーザ光軸方向の距離はあくまで位置調節用光線が
ワークの所望の溶接部位に集束するように規定される。 ところが、上記位置調節用光線とレーザ光線の波長の相
違から照射装置内の集光レンズの焦点距離にずれが生じ
、上記の位置関係のままでは、レーザ光線を上記位置調
整用光線で規定した被照射部に集束させて溶接加工を行
うことはできない。 本願発明は、上記問題点を解決するため、上記位置調節
用光線によって一応の位置調節を行った後、上記ワーク
と上記照射装置とのレーザ光軸方向の距離を補正する制
御手段を設ける。 上記補正手段は、たとえば、上記照射装置をレーザ光軸
方向に移動させうる補正装置を別途に設けてこれを駆動
させるように構成できるほか、装置全体の制御をつかさ
どる制御手段により、上記位置調節用光線にもとづく位
置調節につづき、上記ワークと照射装置との三次元的相
対位置を変化させて、ワークと照射装置との距離をレー
ザ光軸方向に上記焦点距離の差分だけ移動させるように
構成することもできる。 本願発明においては、上記補正手段によって、レーザ光
線をワーク上の所望の溶接部位に集束させることが可能
となり、しかも、上記照射装置等の調節作業を自動的に
に行うことが可能となるため、溶接作業の作業能率が飛
躍的に向上する。 また、上記構成によって、加工用レーザ光線の被照射部
の位置精度が格段に高まることによりレーザ溶接加工の
加工精度を飛躍的に向上させることができ、また、レー
ザ光線の焦点のずれによって生じる溶接ミス等を防止す
ることもできる。 しかも、従来のレーザ溶接装置を利用して構成すること
もできるため、設備コストが増加するといったこともな
い。
以下、本願発明の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て具体的に説明する。 第1図は、レーザダイオードユニット9を基板10に溶
接するためのレーザ溶接装置lに本願発明を適用した場
合の概略構成図である。また、第2図は第1図における
要部の側面図である。なお、これらの図において、従来
例と同一または同等の部材には同一の符号を付しである
。 第1図に示されるレーザ溶接装置11は、YAGレーザ
発振装置12と、上記YAGレーザ発振装置12によっ
て発振されたレーザ光線を所定の加工位置まで伝送する
光ファイバ13と、上記光ファイバ13の先端に設けら
れ、上記レーザ光線をワーク4上の所望の溶接部位に照
射するための照射装置14と、上記照射装置14のワー
クに対13− する相対位置を調節する位置調節装置15と、上記照射
装置14を介して、位置調節用光線を照射しうる位置調
節用光線発生装置7と、上記位置調節用光線の被照射部
6aを光学的に検出しうる検出装置16とから大略構成
される。 上記YAGレーザ発振装置12は、両端に反射鏡17を
有する固体状の光共振器18と、上記光共振器18両側
に配置され、光エネルギを上記光共振器18に注入する
フラッシュライト19.19と、上記フラッシュライト
19に電力を供給し、発光をコントロールする電源部2
0とを備えている。 上記光ファイバ13は、上記レーザ発振装置12と上記
照射装置14とを光学的に連結し、上記レーザ発振装置
12側の一端に設けられた入射端21に集束レンズ22
で集光して入射されたレーザ光線を所定の加工位置まで
伝送する。 上記照射装置14は、上記光ファイバ13の他端に連結
されており、上記光ファイバ13によって伝送されたレ
ーザ光線を取り出す出射端23と、4 上記出射端23から出射されるレーザ光線を集束させ、
ワーク4上に照射する集光レンズ8とを備え、上記ワー
ク4における被照射部6の位置を調節できるように、可
動アーム25を介して位置調節装置15に連結支持され
ている。 本実施例における位置調整装置15は、上記可動アーム
25を介して上記照射装置14を三次元方向(矢印X+
y+ Z方向)に移動制御可能に支持する照射装
置支持部15aと上記ワーク4をXy力方向移動制御し
うるXY子テーブル5bとから構成されている。上記位
置調節装置15は上記検出装置16によって検出された
情報に基づいて駆動され、上記照射装置14とワーク4
との相対位置を調節できるように構成されている。 上記位置調節用光線発生装置7は、本実施例においては
、ヘリウム−ネオンレーザ発振装置が採用されており、
位置調節用光線としてヘリウムネオンレーザ光線が用い
られる。上記位置調節用光線発生装置7は、上記光ファ
イバ13の入射端21近傍に設けられ、上記溶接用レー
ザ光線の光 15− 路に、その途中から上記位置調節用光線を入射しうるよ
うに構成されている。 上記検出装置16は、上記照射装置14の上部に固定さ
れ、上記ワーク4の溶接部位近傍に位置するカメラ部2
6と、上記カメラ部26によって検出される位置調節用
光線の被照射部6aの映像を映しだすモニターテレビ2
7とを備える。上記カメラ部26は、内部に電荷結合素
子を備えており、検出端28を上記ワーク4の被照射部
6aに向けることにより、上記被照射部6aからの反射
光を上記電荷結合素子上に結像させ、位置調節用光線に
よる上記被照射部6aを画像情報として検出できるよう
に構成されている。そして、上記カメラ部26によって
検出された被照射部6aの画像情報は、上記電荷結合素
子によって電気信号に変換され、上記モニターテレビ2
7に送信されるように構成されている。上記モニターテ
レビ27は、上記カメラ部26から送信された電気信号
を映像に変換し、画面29に映し出すとともに、上記被
照射部6aの位置および形状等を画像認識し、16− その情報にもとづついて位置調節装置15を駆動しうる
ように構成されている。 本実施例においては、上記可動アーム25の先端部に、
上記照射装置14のレーザ光軸方向の位置を調整しうる
補正装置30を設ける。上記補正装置30は、上記照射
装置14を、レーザ光軸方向に摺動可能に保持する台部
31と、上記台部31に内蔵され、上記照射装置14を
上記台部31の上縁に沿って摺動させる駆動装置32と
を備える。そして、上記照射装置14は、上記位置調節
装置15によって、上記ワーク4に対する一応の位置が
調節された後、上記補正装置30によってレーザ光軸方
向の距離が補正されるように構成されている。 次に、上記構成のレーザ溶接装置9を用いた溶接方法に
ついて、第1図ないし第3図に基づいて説明する。 まず、基板10の上にレーザダイオードユニット9が図
示しないコレット等により載置保持されたワーク4が、
XY子テーブル5bによってレー17 ザ溶接装置11の所定の位置に移送される。次に、上記
位置調節用光線発生装置7から位置調節用光線を発振さ
せる。上記位置調節用光線は、入射端21から光ファイ
バ13に入射され、上記光ファイバ13によって照射装
置14に伝送される。上記照射装置14内の出射端23
から出射された位置調節用光線は、集光レンズ8によっ
て集束され、ワーク4の溶接部位に照射される。上記ワ
ーク4上の被照射部6aからの反射光は、検出端28か
ら上記カメラ部26に入射し、画像情報として電気信号
に変換される。そして、上記電気信号がモニターテレビ
27に送られ、上記モニターテレビ27の画面29に、
映像として映し出される。作業者は、上記モニターテレ
ビ27の画面29に映し出される上記被照射部6aの位
置および大きさ等を見ながら、上記位置調節装置15を
駆動させることにより、位置調節用光線の被照射部6a
を所望の溶接位置に調節するとともに、上記被照射部6
aが最小径となるように、上記照射装置14の位置を規
定する。なお、上記位置調節用光線の被照射部の設定は
、上記画面29を見ながら作業者が手動で位置調節装置
15を操作することによって行ってもよいし、また、上
記モニターテレビを利用した画像認識情報に基づいて、
上記照射装置14とXY子テーブル支持されたワーク4
との三次元的な相対位置を自動調節することにより行っ
てもよい。 本実施例においては、上記位置調節用光線の被照射部6
aを規定した後、加工用レーザ光線が上記位置調節用光
線によって規定した被照射部6aに集束するように、上
記ワーク4と上記照射装置14の光軸方向の距離を補正
装置30を駆動して自動的に補正する。 なお、この補正は、ワーク4の搬入、位置調節用光線に
よるワーク上の被照射部6aの規定、ないし加工用レー
ザ光線による溶接作業にいたる一連の動作を制御するべ
くプログラムされたマイクロコンピュータ等からなる制
御手段に、次の補正ステップを挿入することにより行う
ことができる。 すなわち、第3図に示すように、上記位置調節用光線に
基づく上述の手動もしくは自動による位置調節の終了後
、制御信号が発せられ(ステップA)、上記制御信号に
より上記補正装置30が駆動され、第2図に示すように
、上記照射装置14がレーザ光軸方向に摺動させられる
ことにより、ワーク4と照射装置14との距離が所定量
補正される(ステップB)。上記照射装置14の補正量
は、上記位置調節用光線と溶接用レーザ光線との焦点距
離の差であり、上記補正装置30の駆動装置32内、ま
たはマイクロコンピュータの記憶装置内に予め設定して
おく。そして、再び上記検出装置16によって上記位置
調節用光線によるワーク4上の被照射部6aの径および
位置等が確認された後(ステップC)、加工用レーザ光
線を上記ワーク4上に照射して溶接加工を行う(ステッ
プD)。 本願発明においては、加工用レーザ光線をワーク4上の
所望の溶接部位に正確に集束させることが可能となり、
しかも、上記補正作業を自動的に行うことが可能となる
。このため、溶接作業の作業能率が飛躍的に向上する。 また、上記構成によって、レーザ光線の被照射部6、す
なわち溶接部位の位置精度が格段に高まり、レーザ溶接
加工の加工精度を飛躍的に向上させることが可能となり
、また焦点距離のずれ等による溶接ミス等を防止するこ
とができる。 しかも、従来のレーザ溶接装置を利用して構成すること
ができるため、設備コストが増加するといったこともな
い。 本願発明は、上述の実施例に限定されることはない。実
施例においては、レーザ発振装置10として、YAGレ
ーザ発振装置を用いたが、炭酸ガスレーザ等地のレーザ
発振装置を採用することもできる。また、図に示した実
施例においては、照射装置14を支持する可動アーム2
5の先端部に照射装置14をその光軸方向にスライド可
能に支持する補正装置30を別途設け、この補正装置を
駆動することによりワーク4と照射装置14とのレーザ
光軸方向の距離を補正できるように構成したが、装置全
体を制御する制御手段により上記位置調節装置15を直
接駆動させて、ワークと照射装置との三次元的な相対位
置を調節し、これにより、上記光軸方向の補正を行うよ
うに構成することもできる。また、上記補正手段は、上
記照射装置14内の集光レンズ8を複数のレンズ系で構
成し、上記レンズ系の焦点距離を可変させるように構成
してもよい。
て具体的に説明する。 第1図は、レーザダイオードユニット9を基板10に溶
接するためのレーザ溶接装置lに本願発明を適用した場
合の概略構成図である。また、第2図は第1図における
要部の側面図である。なお、これらの図において、従来
例と同一または同等の部材には同一の符号を付しである
。 第1図に示されるレーザ溶接装置11は、YAGレーザ
発振装置12と、上記YAGレーザ発振装置12によっ
て発振されたレーザ光線を所定の加工位置まで伝送する
光ファイバ13と、上記光ファイバ13の先端に設けら
れ、上記レーザ光線をワーク4上の所望の溶接部位に照
射するための照射装置14と、上記照射装置14のワー
クに対13− する相対位置を調節する位置調節装置15と、上記照射
装置14を介して、位置調節用光線を照射しうる位置調
節用光線発生装置7と、上記位置調節用光線の被照射部
6aを光学的に検出しうる検出装置16とから大略構成
される。 上記YAGレーザ発振装置12は、両端に反射鏡17を
有する固体状の光共振器18と、上記光共振器18両側
に配置され、光エネルギを上記光共振器18に注入する
フラッシュライト19.19と、上記フラッシュライト
19に電力を供給し、発光をコントロールする電源部2
0とを備えている。 上記光ファイバ13は、上記レーザ発振装置12と上記
照射装置14とを光学的に連結し、上記レーザ発振装置
12側の一端に設けられた入射端21に集束レンズ22
で集光して入射されたレーザ光線を所定の加工位置まで
伝送する。 上記照射装置14は、上記光ファイバ13の他端に連結
されており、上記光ファイバ13によって伝送されたレ
ーザ光線を取り出す出射端23と、4 上記出射端23から出射されるレーザ光線を集束させ、
ワーク4上に照射する集光レンズ8とを備え、上記ワー
ク4における被照射部6の位置を調節できるように、可
動アーム25を介して位置調節装置15に連結支持され
ている。 本実施例における位置調整装置15は、上記可動アーム
25を介して上記照射装置14を三次元方向(矢印X+
y+ Z方向)に移動制御可能に支持する照射装
置支持部15aと上記ワーク4をXy力方向移動制御し
うるXY子テーブル5bとから構成されている。上記位
置調節装置15は上記検出装置16によって検出された
情報に基づいて駆動され、上記照射装置14とワーク4
との相対位置を調節できるように構成されている。 上記位置調節用光線発生装置7は、本実施例においては
、ヘリウム−ネオンレーザ発振装置が採用されており、
位置調節用光線としてヘリウムネオンレーザ光線が用い
られる。上記位置調節用光線発生装置7は、上記光ファ
イバ13の入射端21近傍に設けられ、上記溶接用レー
ザ光線の光 15− 路に、その途中から上記位置調節用光線を入射しうるよ
うに構成されている。 上記検出装置16は、上記照射装置14の上部に固定さ
れ、上記ワーク4の溶接部位近傍に位置するカメラ部2
6と、上記カメラ部26によって検出される位置調節用
光線の被照射部6aの映像を映しだすモニターテレビ2
7とを備える。上記カメラ部26は、内部に電荷結合素
子を備えており、検出端28を上記ワーク4の被照射部
6aに向けることにより、上記被照射部6aからの反射
光を上記電荷結合素子上に結像させ、位置調節用光線に
よる上記被照射部6aを画像情報として検出できるよう
に構成されている。そして、上記カメラ部26によって
検出された被照射部6aの画像情報は、上記電荷結合素
子によって電気信号に変換され、上記モニターテレビ2
7に送信されるように構成されている。上記モニターテ
レビ27は、上記カメラ部26から送信された電気信号
を映像に変換し、画面29に映し出すとともに、上記被
照射部6aの位置および形状等を画像認識し、16− その情報にもとづついて位置調節装置15を駆動しうる
ように構成されている。 本実施例においては、上記可動アーム25の先端部に、
上記照射装置14のレーザ光軸方向の位置を調整しうる
補正装置30を設ける。上記補正装置30は、上記照射
装置14を、レーザ光軸方向に摺動可能に保持する台部
31と、上記台部31に内蔵され、上記照射装置14を
上記台部31の上縁に沿って摺動させる駆動装置32と
を備える。そして、上記照射装置14は、上記位置調節
装置15によって、上記ワーク4に対する一応の位置が
調節された後、上記補正装置30によってレーザ光軸方
向の距離が補正されるように構成されている。 次に、上記構成のレーザ溶接装置9を用いた溶接方法に
ついて、第1図ないし第3図に基づいて説明する。 まず、基板10の上にレーザダイオードユニット9が図
示しないコレット等により載置保持されたワーク4が、
XY子テーブル5bによってレー17 ザ溶接装置11の所定の位置に移送される。次に、上記
位置調節用光線発生装置7から位置調節用光線を発振さ
せる。上記位置調節用光線は、入射端21から光ファイ
バ13に入射され、上記光ファイバ13によって照射装
置14に伝送される。上記照射装置14内の出射端23
から出射された位置調節用光線は、集光レンズ8によっ
て集束され、ワーク4の溶接部位に照射される。上記ワ
ーク4上の被照射部6aからの反射光は、検出端28か
ら上記カメラ部26に入射し、画像情報として電気信号
に変換される。そして、上記電気信号がモニターテレビ
27に送られ、上記モニターテレビ27の画面29に、
映像として映し出される。作業者は、上記モニターテレ
ビ27の画面29に映し出される上記被照射部6aの位
置および大きさ等を見ながら、上記位置調節装置15を
駆動させることにより、位置調節用光線の被照射部6a
を所望の溶接位置に調節するとともに、上記被照射部6
aが最小径となるように、上記照射装置14の位置を規
定する。なお、上記位置調節用光線の被照射部の設定は
、上記画面29を見ながら作業者が手動で位置調節装置
15を操作することによって行ってもよいし、また、上
記モニターテレビを利用した画像認識情報に基づいて、
上記照射装置14とXY子テーブル支持されたワーク4
との三次元的な相対位置を自動調節することにより行っ
てもよい。 本実施例においては、上記位置調節用光線の被照射部6
aを規定した後、加工用レーザ光線が上記位置調節用光
線によって規定した被照射部6aに集束するように、上
記ワーク4と上記照射装置14の光軸方向の距離を補正
装置30を駆動して自動的に補正する。 なお、この補正は、ワーク4の搬入、位置調節用光線に
よるワーク上の被照射部6aの規定、ないし加工用レー
ザ光線による溶接作業にいたる一連の動作を制御するべ
くプログラムされたマイクロコンピュータ等からなる制
御手段に、次の補正ステップを挿入することにより行う
ことができる。 すなわち、第3図に示すように、上記位置調節用光線に
基づく上述の手動もしくは自動による位置調節の終了後
、制御信号が発せられ(ステップA)、上記制御信号に
より上記補正装置30が駆動され、第2図に示すように
、上記照射装置14がレーザ光軸方向に摺動させられる
ことにより、ワーク4と照射装置14との距離が所定量
補正される(ステップB)。上記照射装置14の補正量
は、上記位置調節用光線と溶接用レーザ光線との焦点距
離の差であり、上記補正装置30の駆動装置32内、ま
たはマイクロコンピュータの記憶装置内に予め設定して
おく。そして、再び上記検出装置16によって上記位置
調節用光線によるワーク4上の被照射部6aの径および
位置等が確認された後(ステップC)、加工用レーザ光
線を上記ワーク4上に照射して溶接加工を行う(ステッ
プD)。 本願発明においては、加工用レーザ光線をワーク4上の
所望の溶接部位に正確に集束させることが可能となり、
しかも、上記補正作業を自動的に行うことが可能となる
。このため、溶接作業の作業能率が飛躍的に向上する。 また、上記構成によって、レーザ光線の被照射部6、す
なわち溶接部位の位置精度が格段に高まり、レーザ溶接
加工の加工精度を飛躍的に向上させることが可能となり
、また焦点距離のずれ等による溶接ミス等を防止するこ
とができる。 しかも、従来のレーザ溶接装置を利用して構成すること
ができるため、設備コストが増加するといったこともな
い。 本願発明は、上述の実施例に限定されることはない。実
施例においては、レーザ発振装置10として、YAGレ
ーザ発振装置を用いたが、炭酸ガスレーザ等地のレーザ
発振装置を採用することもできる。また、図に示した実
施例においては、照射装置14を支持する可動アーム2
5の先端部に照射装置14をその光軸方向にスライド可
能に支持する補正装置30を別途設け、この補正装置を
駆動することによりワーク4と照射装置14とのレーザ
光軸方向の距離を補正できるように構成したが、装置全
体を制御する制御手段により上記位置調節装置15を直
接駆動させて、ワークと照射装置との三次元的な相対位
置を調節し、これにより、上記光軸方向の補正を行うよ
うに構成することもできる。また、上記補正手段は、上
記照射装置14内の集光レンズ8を複数のレンズ系で構
成し、上記レンズ系の焦点距離を可変させるように構成
してもよい。
第1図は本願発明の実施例の概略構成図、第2図は第1
図における要部の側面図、第3図は本願発明の制御手段
の作動を示すフローチャート、第4図は従来例の概略構
成図である。 4・・・ワーク、6・・・被照射部、7・・・位置調節
用光線発生装置、11・・・レーザ溶接装置、12・・
・レーザ発振装置、14・・・照射装置、15・・・位
置調節装置、16・・・検出装置、30・・・補正装置
(補正手段)。
図における要部の側面図、第3図は本願発明の制御手段
の作動を示すフローチャート、第4図は従来例の概略構
成図である。 4・・・ワーク、6・・・被照射部、7・・・位置調節
用光線発生装置、11・・・レーザ溶接装置、12・・
・レーザ発振装置、14・・・照射装置、15・・・位
置調節装置、16・・・検出装置、30・・・補正装置
(補正手段)。
Claims (2)
- (1)レーザ光線によってワークの溶接加工を行うレー
ザ溶接装置であって、 レーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記照射装置を介して、上記ワークに位置調節用光線を
照射しうる位置調節用光線発生装置と、 上記ワークにおける上記位置調節用光線による被照射部
を光学的にモニタしうる検出装置と、 上記ワーク上に照射された上記位置調節用光線による被
照射部がワーク上の所望の部位において最小径となるよ
うに上記位置調節装置が駆動された後において、ワーク
と照射装置とのレーザ光軸方向の距離を所定量補正する
補正手段と、を備えることを特徴とする、レーザ溶接装
置。 - (2)レーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記照射部を介して、上記ワークに位置調節用光線を照
射する位置調節用光線発生装置と、 上記ワークにおける位置調節用光線による被照射部を光
学的にモニタしうる検出装置とを備えるレーザ溶接装置
によって行われるレーザ溶接方法であって、 上記ワーク上に照射された位置調節用光線による被照射
部を上記検出装置によって検出する第一のステップと、 上記位置調節用光線による被照射部がワーク上の所望の
部位において最小径となるように上記位置調節装置が駆
動される第二のステップと、 上記ワークと照射装置とのレーザ光軸方向の距離を所定
量補正する第三のステップと、上記照射装置から上記ワ
ークにレーザ光線を照射して溶接加工を行う第四のステ
ップと、を含むことを特徴とする、レーザ溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2026883A JPH084950B2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | レーザ溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2026883A JPH084950B2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | レーザ溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03230885A true JPH03230885A (ja) | 1991-10-14 |
JPH084950B2 JPH084950B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12205678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2026883A Expired - Fee Related JPH084950B2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | レーザ溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084950B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7767318B2 (en) * | 2006-11-21 | 2010-08-03 | United Technologies Corporation | Laser fillet welding |
JP2014213348A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 株式会社アマダ | 画像処理システム及びその方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63278692A (ja) * | 1987-05-07 | 1988-11-16 | D S Sukiyanaa:Kk | レ−ザ−加工装置に於ける自動焦点機構 |
-
1990
- 1990-02-06 JP JP2026883A patent/JPH084950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63278692A (ja) * | 1987-05-07 | 1988-11-16 | D S Sukiyanaa:Kk | レ−ザ−加工装置に於ける自動焦点機構 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7767318B2 (en) * | 2006-11-21 | 2010-08-03 | United Technologies Corporation | Laser fillet welding |
JP2014213348A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 株式会社アマダ | 画像処理システム及びその方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH084950B2 (ja) | 1996-01-24 |
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