JPH03210985A - レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

Info

Publication number
JPH03210985A
JPH03210985A JP2005794A JP579490A JPH03210985A JP H03210985 A JPH03210985 A JP H03210985A JP 2005794 A JP2005794 A JP 2005794A JP 579490 A JP579490 A JP 579490A JP H03210985 A JPH03210985 A JP H03210985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
workpiece
irradiated
laser
irradiation device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005794A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotaro Nakada
直太郎 中田
Tadashi Aoki
直史 青木
Wataru Kubo
渉 久保
Haruo Tanaka
田中 治夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2005794A priority Critical patent/JPH03210985A/ja
Publication of JPH03210985A publication Critical patent/JPH03210985A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本願発明はレーザ溶接装置およびレーザ溶接方法に関す
る。
【従来の技術】
近年の電子技術の発達により、電子装置の小型化、高集
積化が促進され、より微細な加工技術を開発する必要が
生じている。 電子装置製造工程において、半導体装置等を基板等の所
定位置に接合するために、従来からハンダ等を利用した
接合方法が用いられている。しかしながら、上述のよう
に、上記半導体装置がきわめて小型になり、また、集積
度を高くするためには基板と半導体装置との間で大きな
接合部分をとることができず、上記ハンダ等による接合
方法は限界に達している。 上記問題を解決する加工技術としてレーザ溶接加工が注
目され、種々の加工技術が実用化されている。レーザ光
線は高いエネルギ密度を有する光線であり、また、指向
性および集束性がよく、非接触で溶接加工を行うことが
できるため、その利用範囲はきわめて広い。 上記溶接加工を行うために、第3図に示すように、いわ
ゆるYAGレーザを利用したレーザ溶接装置1がよく用
いられる。上記YAGレーザは固体レーザの一種であり
、ランプ2による光励起作用によりレーザ光線が発振さ
れるため保守が容易であり、また、大出力を得ることが
できるとともに、集束性がよいため、精密溶接加工に適
している。 上記YAGレーザを利用したレーザ溶接装置1は、レー
ザ光線の発振源であるYAGレーザ発振装置3と、上記
YAGレーザ発振装置3によって発振されたレーザ光線
をワーク4に照射する照射装置5とを備える。ところが
、上述したように、上記YAGレーザ発振装置3によっ
て発振されるレーザ光線は、エネルギ密度が大きく、ま
た非接触の熱源であり、上記ワーク4におけるレーザ光
線の被照射部6を正確に規定しないと、ワーク4の加工
精度を一定にすることができない。 従来、上記ワーク4の上記被照射部6を規定するために
、上記レーザ溶接装置lにおいて、上記溶接加工に用い
るレーザ光線とは別途に、肉眼で認識することができ、
かつ、上記ワークの被照射部6に影響を与えない照明光
を発生する照明装置7を設け、上記照明装置7から発せ
られる照明光をワーク4に照射して、レーザ光線の被照
射部6をあらかじめ検出し、ワーク4あるいは照射装置
5の位置調節をして、精度の高い加工を行えるようにし
ている。通常、上記照明光として、ヘリウム−ネオンレ
ーザ等の小出力の可視レーザ光線を発振させ、上記照射
装置5を通して、上記ワーク4上に照射することにより
、その被照射部6を肉眼で検出し、ワーク4あるいは照
射装置5の位置調節等を行ったのち、上記YAGレーザ
発振装置3から発振される高出力のレーザ光線を照射し
て溶接加工が行われている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、被照射部6において効率の高い溶接加工を行
うためには、上記被照射部6におけるレーザ光線のエネ
ルギ密度を高くする必要がある。 通常、上記照射装置5に集光レンズ8を設け、レーザ発
振装置3によって発振されたレーザ光線をワーク4の所
定位置に集束させ、上記被照射部6にエネルギ密度の高
いレーザ光線を照射できるように構成されている。上記
ワーク4の所望の溶接位置にレーザ光線を集束させるた
めには、上記集光レンズ8が設けられる照射装置5とワ
ーク4との間の距離をも調節しなければならず、上記ワ
ーク4あるいは照射装置5を三次元的に位置調節する必
要がある。 ところが、第3図に示すように、上記ヘリウムネオンレ
ーザを用いた位置調節用レーザ発振装置7aから構成さ
れる装置調節用レーザ光線と、上記YAGレーザ発振装
置1から発振される加工用レーザ光線は、同一光路を通
ってワーク4に照射されるように構成しても、それらの
波長が互いに異なるため、上記集光レンズ8を通過する
際の屈折率の相違に起因して焦点位置にずれが生じる。 このため、上記位置調節用のレーザ光線がワーク4上に
集束するように照射装置5あるいはワーク4の相対位置
を調節しても、そのままの状態で加工用レーザ光線を照
射したとき、加工用レーザ光線がワーク上で集束すると
は限らず、上記被照射部6にエネルギ密度の高いレーザ
光線を照射して適正な溶接加工を行うことができない。 また、加工用レーザ光線の被照射部6の面積が大きくな
り、ワーク4の溶接部位以外の部分にレーザ光線が照射
された場合には、製品の品質上問題が生じる恐れがある
。 本願発明は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、上記従来の問題を解決し、レーザ光線の被照射部
6を正確に規定するとともに、加工用レーザ光線を被照
射部6において集束させ、高いエネルギ密度のレーザ光
線を照射することのできるレーザ溶接装置およびレーザ
溶接方法を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願発明では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、レーザ光
線によってワークの溶接加工を行うレーザ溶接装置であ
って、 出力調整可能なレーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記ワークにおけるレーザ光線による被照射部を光学的
にモニタしうる検出装置とを備え、上記照射装置からワ
ーク上に小出力のレーザ光線を照射し、上記検出装置に
よって上記レーザ光線によるワーク上の被照射部を検出
することにより、上記照射装置の位置調節を行うことが
できるように構成したことを特徴とする。 また、本願の請求項2に記載した発明は、出力調整可能
なレーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
置調節装置と、 上記ワークにおけるレーザ光線による被照射部を光学的
にモニタしうる検出装置とを備えるレーザ溶接装置によ
って行われるレーザ溶接方法であって、 上記照射装置からワーク上に小出力のレーザ光線を照射
し、上記検出装置によって上記レーザ光線によるワーク
上の被照射部を検出する第一のステップと、 上記第一のステップによって検出された被照射部の位置
に基づき、上記位置調節装置によって上記照射装置の位
置調節を行う第二のステップと、上記照射装置から上記
ワークの被照射部に大出力のレーザ光線を照射して溶接
加工を行う第三のステップとを含むことを特徴とする。
【発明の作用および効果】
本願発明は、レーザ発振装置を出力調整可能に構成し、
加工を行うレーザ光線を発振するレーザ発振機と同じ発
振機から小出力のレーザ光線を発振させ、上記小出力の
レーザ光線を通常の加工用高出力レーザ光線の光路と同
し光路を通してワークに照射し、上記ワークの被照射部
を光学的にモニターしつる検出装置によって検出するこ
とにより、照射装置およびワークの位置調節を正確に行
おうとするものである。 本願発明においては、ワークあるいは照射装置の位置調
節を行うための小出力の位置調節用レーザ光線が、加工
を行う高出力のレーザ光線を発振する発振機から発振さ
れ、しかも、上記高出力の加工用レーザ光線と同じ光路
を通ってワーク上に照射される。このため、上記ワーク
に照射される上記位置調節用のレーザ光線と加工用のレ
ーザ光線とは、出力のみ異なり、波長等の光学的特性が
ほぼ同じレーザ光線となる。したがって、溶接加工時と
全く同じ状態で位置調節用レーザ光線をワーク上に照射
することが可能となり、上記位置調節用レーザ光線によ
って検出される被照射部に基づいて、ワークあるいは照
射装置の位置調節を行えば、高出力の加工用レーザ光線
の被照射部をきわめて正確に規定することができる。ま
た、上記加工用レーザ光線と位置調節用レーザ光線の集
光レンズを通過する際の屈折率も同じとなるためその焦
点距離も等しくなり、上記位置調節用レーザ光線の被照
射部の大きさ等に基づいてワークと照射装置との間の距
離調節を行えば、加工用レーザ光線を上記ワークの所望
位置に容易に集束させることが可能となる。 また、上記位置調節用レーザ光線は、小出力で発振され
るため消費エネルギが少なく、ある程度連続的に発振す
ることができるため、ワークあるいは照射装置の位置調
節をするにはきわめて好都合である。また、ワーク上の
被照射部を溶融させたり、変質させない程度の小出力に
調整されるため、位置調節の際にワーク表面に悪影響を
与えることはない。 しかしながら、上記小出力の位置調節用レーザ光線をワ
ークの表面に照射するのみでは、ワークあるいは照射装
置の位置調整を行うことができない。これは、上述のよ
うに、ワークの被照射部に悪影響を与えないように、位
置調節用レーザ光線の出力が小さく押さえられるととも
に、上記位置調節用レーザ光線の波長が人間の肉眼では
認識できない波長域にあるためである。 本願発明においては、上記位置調節用レーザ光線の被照
射部を検出するために、上記構成に加え、さらに上記被
照射部を光学的に検出しうる検出装置を設ける。上記検
出装置として、たとえば、シリコンCCD等の電荷結合
素子を採用したTVカメラを使用することができる。上
記電荷結合素子は、シリコンチップ上に多数の感光画素
が配列されたもので、画像を電気信号に変換するもので
ある。上記電荷結合素子は、人間の肉眼では認識できな
い波長をもつ光、あるいは、非常に微弱な光を画像とし
て検出することができる。このため、上記小出力でしか
も人間が認識できない波長を有する上記位置調節用レー
ザ光線の、上記照射部からの反射光を画像として検出し
、電気信号に変換することが可能となる。 上記検出装置によって、上記被照射部を検出し、その検
出情報に基づき照射装置あるいはワークの相対位置を調
節し、所定の位置に正確に大出力の加工用レーザ光線を
照射することが可能となる。 また、上記光電子検出装置は、被照射部の形状を画像情
報として検出することができる。このため、位置調節用
レーザ光線の上記被照射部の面積形状を検出し、上記被
照射部に加工用レーザ光線を集束しうるように、ワーク
の被照射部と照射装置との間の距離をあらかしめ調節す
ることも可能となり、上記被照射部に容易にエネルギ密
度の高いレーザ光線を照射することができる。 上記構成によって、加工用レーザ光線の被照射部の位置
精度が格段に高まり、レーザ溶接加工の加工精度を飛躍
的に向上させることが可能となる。 また、従来のように、加工用レーザ光線発振機と別途に
、照光用の光源等を設ける必要がなくなり、装置が簡単
となりレーザ溶接装置の小型化を図ることも可能となる
【実施例の説明】
以下、本願発明の実施例を第1図および第2図に基づい
て具体的に説明する。 第1図および第2図は、レーザダイオードユニット27
を取付は基板28に溶接するためのレーザ溶接装置9に
本願発明を適用した場合の概略構成図である。なお、こ
れらの図において、従来例と同一または同等の部材には
同一の符号を付しである。 第1図に示されるレーザ溶接装置9は、出力調整可能な
YAGレーザ発振装置10と、上記YAGレーザ発振装
置10によって発振されたレーザ光線を所定の加工位置
まで伝送する光ファイバ11と、上記光ファイバ11の
先端に設けられ、上記レーザ光線をワーク4上の所望の
部位に照射するための照射装置12と、上記レーザ光線
の被照射部6を光学的に検出しつる検出装置13とから
大略構成される。 上記YAGレーザ発振装置10は、両端に反射鏡14を
有する固体状の光共振器15と、上記光共振器15の両
側に配置され、光エネルギを上記光共振器15に注入す
るフラッシュライト16と、上記フラッノユライト16
に電力を供給し、発光をコントロールする電源部17と
を備えている。 本実施例のレーザ発振装置IOは、上記電源部17にお
いて、上記フラッンユライト16の発光をコントロール
し、上記光共振器15で発生するレーザ光線の出力を調
節して小出力のレーザ光線を発振できるように構成され
ている。 上記光ファイバ11は、上記レーザ発振器lO側の一端
に、上記レーザ光線の入射端18が設けられ、集束レン
ズ19によって集束されたレーザ光線が上記光ファイバ
11に入射され、上記レーザ光線を、所定の加工位置ま
で伝送する。 上記照射装置12は、上記光ファイバ11の他端に連結
されており、上記光ファイバ11によって伝送されたレ
ーザ光線を取り出す射出端20と、上記射出端20から
射出されるレーザ光線を集束させ、ワーク4に照射する
集光レンズ8とを備え、上記ワーク4における被照射部
6の位置を調節できるように、可動アーム21によって
三次元方向(矢印x、y、z方向)に移動可能に形成さ
れている。 上記検出装置I3は、上記ワーク4の被照射部6近傍に
位置するカメラ部22と、上記カメラ部22によって検
出された被照射部6の映像を映しだすモニターテレビ2
3とを備える。上記カメラ部22は、内部に電荷結合素
子を備えており、上記カメラ部22の検出部24を上記
ワーク4の被照射部6に向けることにより、上記ワーク
上の被照射部6からの反射光を上記電荷結合素子上に結
像させ、上記被照射部を画像情報として検出できるよう
に構成されている。そして、上記カメラ部によって検出
された被照射部6の画像情報は、上記電荷結合素子によ
って電気信号に変換され、上記モニターテレビ23に送
信されるように構成されている。上記モニターテレビ2
3は、上記カメラ部22から送信された電気信号を映像
に変換し、画面25に映し出すように構成されている。 次に、上記構成のレーザ溶接装置9の使用方法について
説明する。 まず、基板28の上にレーザダイオード27が載置され
たワーク4が、XY子テーブル6によってレーザ溶接装
置9の所定の位置に移送される。 次に、上記レーザ溶接装置9のレーザ発振装置IOから
小出力のレーザ光線を発振させる。上記小出力のレーザ
光線は、入射端I8から光ファイバ11に入射され、上
記光ファイバ11によって照射装置12に伝送される。 上記照射装置12内の射出端20から射出されたレーザ
光線は、集光レンズ8によって集束され、ワーク4の溶
接部位に照射される。上記ワーク4上の被照射部6から
の反射光は、上記検出装置13のカメラ部22に入射し
、画像情報として電気信号に変換される。そして、上記
電気信号がモニターテレビ23に送られ、上記モニター
テレビ23の画面25に、映像として映し出される。作
業者は、上記モニターテレビ23の画面25に映し出さ
れる上記被照射部6の位置および大きさ等を見ながら上
記照射装置12あるいはワーク4の位置調節を行い、加
工用レーザ光線の被照射部6を規定する。上記被照射部
6を規定した後、レーザ溶接装置9の電源装置17を操
作し、大出力の加工用レーザ光線を発振させ、上記被照
射部6に照射して溶接加工を行う。 本実施例においては、上記レーザ発振装置10から、ワ
ーク4あるいは照射装置12の位置調節を行うための小
出力の位置調節用レーザ光線が発振されるとともに、溶
接加工を行う場合と全く同じ光路を通ってワーク4に照
射される。上記小出力の位置調節用レーザ光線は、被照
射部6に影響を与えない程度の出力に調整されているが
、他の光学的性質は上記溶接作業に用いる大出力の加工
用レーザ光線と同じ性質を有する。したがって、大出力
の加工用レーザ光線を照射して溶接作業を行う場合と全
く同じ状態で、上記位置調節用レーザ光線をワーク4上
に照射することが可能となり、上記ワーク4上に大出力
の加工用レーザ光線と全く同じ被照射部6を形成するこ
とができる。このため、上記位置調節用レーザ光線によ
って検出される被照射部6に基づいて、あらかじめワー
ク4あるいは照射装置12の位置調節を行えば、上記被
照射部6に大出力の加工用レーザ光線を正確に照射する
ことができる。 また、上記位置調節用レーザ光線は、小出力で、ある程
度連続的に発振させることができるため、ワーク4ある
いは照射装置12の位置調節をするには、きわめて好都
合である。また、ワーク4上の被照射部6を溶融させた
り、変質させないように小出力に調整されるため、位置
調節の際にワーク4の表面等に悪影響を与えることはな
い。 また、上記小出力の位置調節用レーザ光線は肉眼では認
識することができないが、本実施例においては、シリコ
ンCOD等の電荷結合素子を採用したカメラ部22を備
える検出装置13を設けているため、上記位置調節用の
レーザ光線による被照射部6をモニターテレビ23の画
面25上で画像として検出することができる。このため
、上記被照射部を画像として検出し、上記位置調節用レ
ーザ光線の、上記被照射部6からの反射光を肉眼で検出
するのと同様に3次元の位置調節が可能となる。 上記構成によって、ワーク4の所定の位置に正確にレー
ザ光線を照射することはもちろん、上記照被射部6の面
積形状を検出することにより、上記被照射部6に加工用
レーザ光線を集束するように、ワーク4と照射装置6と
の間の距離を調節することが可能となる。その結果、上
記被照射部6にエネルギ密度の高いレーザ光線を照射す
ることが可能となり、加工精度を飛躍的に向上させるこ
とが可能となる。 さらに、従来のように、加工用レーザ光線発振機と別途
に、照光用の光源を設ける必要がなくなり、装置が簡単
となり小型化することも可能となる。 第2図に本願発明の他の実施例を示す。この図に示す実
施例は、照射装置29から被照射部6に照射された位置
調節用レーザ光線の反射光を、上記照射装置29を利用
して検出しようとするものである。 被照射部6に照射された位置調節用レーザ光線の反射光
は、上記照射装置29に再び入射され、レーザ発振装置
lOから発振されたときと同じ光路を逆進する。本実施
例においては、上記光路の途中に、ダイクロイックミラ
ー30を設置し、逆進する上記被検出光線を別の光路に
分岐させ、検出装置31に伝送する。ように構成される
。 第2図に示すように、本実施例においては、上記照射装
置29が反射光線の入射端となっており、被照射部6に
おいて反射された光線は、上記照射装置29から光ファ
イバー11に入射され、光ファイバ11を通って、レー
ザ光線の発振装置lO側へ出射される。上記逆進光線を
伝送する光ファイバ11の端部と上記レーザ光線発振装
置10との間には、逆進する上記被検出光線のみを通過
させるダイクロイックミラー30が設けられており、上
記ダイクロイックミラー30によって、上記被検出光線
が、位置調整用レーザ光線の光路から分岐される。上記
分岐された被検出光線は検出装置31の電荷結合素子を
備えた検出部22aに導入され、電気信号に変換されて
モニターテレビ23に送られる。そして、上記モニター
テレビ23の画面25に上記被照射部6が映し出され、
上述の実施例と同様に、照射装置29あるいはワーク4
の位置調節が行われる。本実施例においては、上述の実
施例のように、上記照射装置29と別途にカメラ112
2を設ける必要がなく、装置をより小型化することが可
能となる。 本願発明は、上述の実施例に限定されることはない。実
施例においては、レーザ発振装置10として、YAGレ
ーザ発振装置を用いたが、炭酸ガスレーザ等地のレーザ
発振装置を採用することもできる。また、本願発明は、
ワーク4を溶接するために用いるレーザ溶接装置に関す
るものであるが、本願発明と同一の溶接装置を他のレー
ザ微細加工、たとえば、穴開は加工あるいは切断加工等
に用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の実施例の概略構成図、第2図は本願
発明の他の実施例の概略構成図、第3図は従来例の概略
構成図である。 4・・・ワーク、6・・・被照射部、9.32・・・レ
ーザ溶接装置、lO・・・レーザ発振装置1.12.2
9・・・照射装置、 1 3゜ 3 l・ 検出装置、 ■・・・位置調 節装置 (可動アーム)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光線によってワークの溶接加工を行うレー
    ザ溶接装置であって、 出力調整可能なレーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
    ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
    置調節装置と、 上記ワークにおけるレーザ光線による被照射部を光学的
    にモニタしうる検出装置とを備え、 上記照射装置からワーク上に小出力のレーザ光線を照射
    し、上記検出装置によって上記レーザ光線によるワーク
    上の被照射部を検出することにより、上記照射装置の位
    置調節を行うことができるように構成したことを特徴と
    する、レーザ溶接装置。
  2. (2)出力調整可能なレーザ発振装置と、 上記レーザ発振装置によって発振されたレーザ光線をワ
    ークに照射する照射装置と、 上記照射装置のワークに対する相対位置を調節できる位
    置調節装置と、 上記ワークにおけるレーザ光線による被照射部を光学的
    にモニタしうる検出装置とを備えるレーザ溶接装置によ
    って行われるレーザ溶接方法であって、 上記照射装置からワーク上に小出力のレーザ光線を照射
    し、上記検出装置によって上記レーザ光線によるワーク
    上の被照射部を検出する第一のステップと、 上記第一のステップによって検出された被照射部の位置
    に基づき、上記位置調節装置によって上記照射装置の位
    置調節を行う第二のステップと、 上記照射装置から上記ワークの被照射部に大出力のレー
    ザ光線を照射して溶接加工を行う第三のステップとを含
    むことを特徴とする、レーザ溶接方法。
JP2005794A 1990-01-11 1990-01-11 レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 Pending JPH03210985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005794A JPH03210985A (ja) 1990-01-11 1990-01-11 レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005794A JPH03210985A (ja) 1990-01-11 1990-01-11 レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03210985A true JPH03210985A (ja) 1991-09-13

Family

ID=11620989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005794A Pending JPH03210985A (ja) 1990-01-11 1990-01-11 レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03210985A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012119A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 トヨタ自動車株式会社 溶接装置
JP2019162644A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 溶接方法及び溶接接合体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163091A (ja) * 1983-03-03 1984-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レ−ザ加工方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163091A (ja) * 1983-03-03 1984-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レ−ザ加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012119A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 トヨタ自動車株式会社 溶接装置
JP2019162644A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 溶接方法及び溶接接合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2720744B2 (ja) レーザ加工機
US6355908B1 (en) Method and apparatus for focusing a laser
JP3706302B2 (ja) 高エネルギー密度のレーザー光線により少なくとも2個の素子を加熱する方法と装置
JP2001096386A (ja) レーザーの焦点位置を決定するための方法および装置
KR20060111374A (ko) 레이저 용접방법 및 레이저 용접장치
KR20130079148A (ko) 레이저 납땜 시스템
US7795560B2 (en) Apparatus for processing work-piece
CN112828448A (zh) 基于振镜的三维扫描成像加工设备及加工方法
JP2007167936A (ja) 金メッキ剥離方法及び金メッキ剥離装置
JP2009178720A (ja) レーザ加工装置
KR20080113876A (ko) 피가공물의 홀 드릴링/다이싱 가공장치 및 가공방법
KR20010104254A (ko) 레이저 용접 헤드 제어시스템과 레이저 용접 헤드 및 그제어방법
JP2006116570A (ja) レーザ集光ユニット及びレーザ加工装置
JP2006007257A (ja) レーザ加工装置
JP2016103506A (ja) 透過レーザービームの検出方法
JPH03210985A (ja) レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法
KR100660111B1 (ko) 광센서부 및 빔 제어수단을 구비한 레이저 가공장치
JPH11347766A (ja) レーザドリル装置及びレーザ穴あけ加工方法
JP2852190B2 (ja) 微小位置測定装置
JPH106064A (ja) レーザはんだ付け方法およびその装置
JP3926087B2 (ja) グリーンシートの穴あけ加工装置
JP3259695B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JPH04237589A (ja) レーザ加工装置
JPH05150145A (ja) 光フアイバへのレーザ光入射方法
JPH03230885A (ja) レーザ溶接装置